平成 21 年 8 月 21 日 各 位 国際物流戦略チーム 関空国際物流効率化推進協議会
関西国際空港の貨物便就航路線ニーズ調査結果について
関西国際空港の航空物流ネットワークは、昨年後半よりの世界不況の影響を受け て縮小傾向にありますが、関西圏に事業拠点を置く企業のグローバルな生産・販売 活動に適切に対応する航空物流ネットワークが求められております。 「大阪湾パネルベイ」など関西に集積しつつある大規模生産拠点が本年度後半よ り順次稼働を開始し、関西と海外との間を往来するモノの流れも活発化してゆくこ とが予測されており、このためには、関西国際空港からの国際貨物便がよりワール ドワイドに拡大就航し、地域の企業の望まれる路線が24時間を通じて効率的、緊 密かつ適切なコストで提供される航空物流ネットワークの構築が不可欠であります。 このような課題を受け、関西の産学官で組織する国際物流戦略チームでは、この 度、関西企業が必要とする関西国際空港の貨物便路線に関するニーズ調査を行い、 今般その結果を取りまとめましたので下記のとおり発表いたします。 今後、この調査結果を「関西企業の真のニーズ」として航空会社各社に伝え、新 規就航や増便の検討を強く要請したいと考えています。 1. 調査期間 平成 21 年 6 月 25 日∼7 月下旬 2. 調査対象 関西に生産拠点を有する主要企業・物流拠点を有する主要企業等 3. 回答企業数 156社(荷主企業107社、物流企業49社) 4. 調査結果 別紙のとおり 本件のお問い合わせ先: 国際物流戦略チーム・関空国際物流効率化推進協議会 関西国際空港株式会社 お客様本部航空営業部 笹部 ℡ 072-455-2038 社団法人 関西経済連合会 国際物流戦略チーム 地域連携部 平岡 ℡ ホームページ:http://www.pa.kkr.mlit.go.jp/kbutsuryu/top.html 06-6441-0107関西国際空港の航空物流ネットワーク拡大について
貨物便就航路線ニーズ・ご要望調査結果
1.方面別ニーズ・ご要望の結果 ・ 関空から欧米方面への就航・増便要望がほぼ半数を占め、次いで中国、東南アジア、東 アジアなどアジア地域へのニーズが寄せられた。 ・ 欧米方面には関空からの出発便への要望が多く、アジア方面は発着双方比較的均等な要 望が寄せられた。 ・ 全体的には関空の24時間運用を活用した深夜早朝時間への就航ニーズが高く、運航頻 度は欧米方面については週3便∼デイリー運航、アジア方面はデイリー運航を望む声が 多くあった。 方面 要望数 出発 到着 企業数 1.北米 125 94.5 30.5 66 2.ヨーロッパ 121 94 27 74 3.中国 104 58.5 45.5 56 4.東南アジア 71 38.5 32.5 45 5.東アジア(中国除く) 42 36.5 5.5 33 その他 32 22 10 27 合計 495 344 151 - 東南アジア 71件 14.3% 中国 104件 21.0% ヨーロッパ 121件 24.4% 北米 125件 25.3% その他 32件 6.5% 東アジア (中国を除く) 42件 8.5%2.都市別ニーズ・ご要望の結果 ① 北米路線 ・ 最も要望が多い都市はロサンゼルス。次いでシカゴ、ニューヨーク、サンフランシスコ。 ・ 日本出発便への要望が多く、出発と到着の割合は約 3.1:1。 ・ 時間帯は深夜発便の就航、運航頻度は週3便∼デイリー運航の要望が多い。 ・ 関空に便がないため成田空港まで陸上輸送しており、関空から便があればリードタイム短縮 に結びつくので北米直行便の就航が必要。(ご意見) ・ 保冷コンテナ輸送を増やすためにアメリカからにダイレクトに入ってくる便が必要。(ご意見) ② ヨーロッパ路線 ・ 全方面中最も多い 74 社からの要望があった。 ・ 最も要望が多い都市はフランクフルト。次いでロンドン、アムステルダム、ミラノ。 ・ 特に日本出発便への要望が多く、出発と到着の要望割合は約 3.5:1。 ・ 北米方面と同様、深夜早朝時間、週3便∼デイリー運航への要望が多い。 ・ 欧州向けは製品の性質上、貨物専用機でなければ輸送できないものが多い。(ご意見) ・ 欧州路線が成田に集約されて、自社のサービスに支障をきたしている。(ご意見) モスクワ:1 ポーランド:2 ヘルシンキ:1 ヴァーサ:1 オーフス:1 オスロ:1 ストックホルム:1 ミラノ:18 アムステルダム:20 フランクフルト:25 ロンドン:24 パリ:10 リヨン:1 ロッテルダム:1 ブリュッセル:4 プラティスラヴァ:1 ウィーン:1 プラハ:1 ミュンヘン:1 チューリッヒ:3 ジュネーブ:1 イスタンブール:1 アンカレッジ:1 ロサンゼルス:37 サンフランシスコ:11 シアトル:5 ダラス:3 アトランタ:6 ニューヨーク:22 シカゴ:26 トロント:2 バンクーバー:2 ポートランド:1 サンアントニオ:1 ヒューストン:1 マイアミ:1 ミネアポリス:1 デトロイト:3 ワシントンDC:1 ロサンゼルス 37 シカゴ 26 ニューヨーク 22サンフランシスコ 11 アトランタ 6 シアトル 5 ダラス、デトロイト 各3トロント、バンクーバー 各2 各1 アンカレッジ、サンアントニオ、ヒューストン、ポートランド、マイアミ、ミネア ポリス、ワシントンDC など フランクフルト 25 ロンドン 24アムステルダム 20 ミラノ 18 パリ 10 ブリュッセル 4 チューリッヒ 3 ポーランド 2 各1 イスタンブール、ヴァーサ(フィンランド)、ウィーン、オ スロ、オーフス(デンマーク)、ジュネーブ、ストックホル ム、プラティスラヴァ(スロバキア)、プラハ、ヘルシン キ、ミュンヘン、モスクワ、リヨン、ロッテルダム など ミラノ 18件 14.9% パリ 10件 8.3% その他 24件 19.8% フランクフルト 25件 20.7% アムステルダム 20件 16.5% ロンドン 24件 19.8% サンフランシスコ 11件 8.8% アトランタ 6件 4.8% その他 23件 18.4% ロサンゼルス 37件 29.6% ニューヨーク 22件 17.6% シカゴ 26件 20.8%
③ 東アジア ・ 要望が多い都市は順に上海、香港、台北、ソウル。 ・ 欧米と比較するとご要望に発着の格差が少なく、出発と到着の割合は約 1.9:1。 ・ 時間帯は深夜発便の就航、運航頻度はデイリー運航の要望が多い。 ・ 取扱貨物の高さ制限のため、貨物専用機を使用しなければならない。(ご意見) ・ 関空発成田経由の運航でもあれば便利。(ご意見) ・ 国内線との接続が上手くいけばリードタイム短縮にもっと繋がる。(ご意見) ④ 東南アジア ・ 要望が多い都市は順にバンコク、ホーチミンシティ、シンガポールなど。 ・ 出発便と到着便の割合は約 1.2:1 とあまり差がない。 ・ 時間帯は夕方∼夜間・早朝、運航頻度はデイリー運航の要望が多い。 ・ 物量の多い仕向地であり毎日出荷するので週2便、3便では使えない。(ご意見) マニラ:4 ダバオ:1 ホーチミンシティ:13 バンコク:14 シンガポール:13 ペナン:7 クアラルンプール:8 ジャカルタ:8 スラバヤ:1 ハノイ:2 上海:38 香港:25 大連:10 青島:7 北京:4 広州:3 成都:2 昆明:1 南京:1 瀋陽:1 厦門:6 深セン:2 煙台:1 天津:2 ソウル:11 釜山:2 台北:21 高雄:1 東京:4 福岡:3 杭州:1 中国 韓国・台湾 日本国内 上海 38 香港 25 大連 10 青島 7 厦門 6 北京 4 広州 3深セン、成都、天津 各2 各1 煙台、杭州、昆明、南京、瀋陽 台北 21 ソウル 11 釜山 2 高雄 1 東京 4 福岡 3 バンコク 14ホーチミンシティ 13 シンガポール 13 ジャカルタ 8クアラルンプール 8 ペナン 7 マニラ 4 ハノイ 2スラバヤ、ダバオ 各1 香港 25件 17.1% 台北 21件 14.4% 上海 38件 26.0% 青島 7件 4.8% 大連 10件 6.8%ソウル11件 7.5% その他 34件 23.3% バンコク 14件 19.7% ホーチミンシティ 13件 18.3% シンガポール 13件 18.3% ジャカルタ 8件 11.3% その他 8件 11.3% ペナン 7件 9.9% クアラルンプール 8件 11.3%
⑤ その他地域 3.貨物便就航路線ニーズ・ご要望調査ご回答企業名※ (50音順) ※企業名の公表をご承諾いただきました企業様のみを掲載いたしております。 旭化成せんい株式会社、岩谷産業株式会社、株式会社 インテリックス、株式会 社 オーシャン・ライフ、オムロン住倉ロジスティック株式会社、オルボルグ・インダ ストリーズ株式会社、オンキヨー株式会社、オンキョーエレクトロニクス株式会社、 オンキヨーエンターテイメントテクノロジー株式会社、海外新聞普及株式会社、株 式会社 カイト、キヤノン株式会社、京セラ株式会社、ケイラインロジスティックス株 式会社、航空集配サービス株式会社、国際空輸株式会社、株式会社 寿精密、三 洋電機株式会社、JPサンキュウ グローバル ロジスティクス株式会社、株式会社 ジェー・エイチ・ビーエクスプレス、株式会社 島精機製作所、島津インターナショナ ル株式会社、株式会社 島津製作所、シャープ株式会社、新明和工業株式会社、 住友電気工業株式会社、西濃シェンカー株式会社、ダイキン工業株式会社、大日 本スクリーン製造株式会社、株式会社 辰巳商会、株式会社 テクノアソシエ、東 京航空貨物株式会社、東洋化成工業株式会社、鳥取オンキヨー株式会社、ナカ ムラ エアー エクスプレス株式会社、株式会社 南海エクスプレス、株式会社 日 新、日本通運株式会社、日本電産株式会社、日本電産コパル株式会社、日本電 産サンキョー株式会社、日本電産シバウラ株式会社、日本電産トーソク株式会社、 ノーブルトレーダース株式会社、パナソニック株式会社、パナソニック電工株式会 社、株式会社 阪急エクスプレス、株式会社 バンテック、パントスジャパン株式会 社、阪和電子工業株式会社、日立造船株式会社、富士通株式会社、プラス産業 株式会社、古野電気株式会社、株式会社 ブレビニジャパン、株式会社 堀場製作 所、株式会社 マリンテック、丸石製薬株式会社、三菱倉庫株式会社、三菱レイヨ ン株式会社、村田機械株式会社、株式会社 村田製作所、株式会社 メタルワン、 ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社、株式会社 ユーシン精機、郵 船航空サービス株式会社、株式会社 ユタカ、ユナイテッド航空貨物株式会社、株 式会社 レザック ほか 全156社 以 上 テルアビブ:1 ヨハネスブルク:1 シドニー:3 グアム:2 ポートモレスビー:1 メキシコシティ:1 サンパウロ:5 デリー:6 ドバイ:1 カラチ:1 ムンバイ:5 チェンナイ:2 バンガロール:1 メルボルン:1 デリー 6 ムンバイ 5 サンパウロ 5 シドニー 3 グアム 2チェンナイ(インド) 2 各1 カラチ(パキスタン)、バンガロール(インド)、テルアビブ(イスラエル)、ドバ イ、ヨハネスブルク(南アフリカ)、ポートモレスビー(パプアニューギニア)、 メルボルン、メキシコシティ など