JICA いちおし 2 月号
(2019 年 2 月 1 日発行) ジャマイカ *国名にはリンクを張っております。あわせてご確認ください。 グアテマラ いちおし 大分発の「オンパク」が グアテマラで羽ばたく! いちおし 2 月に第 4 回 JCC 開催予定 エクアドル① いちおし コロンビアの協力で OVOP セミナーが 開催されました! エクアドル② いちおし JICA 日系社会ボランティア 16 名の着任 いちおし ペルー国移住 120 周年記念 野球大会を開催 いちおし 4000mの高地で心肺蘇生法研修を 開催(民間企業との連携) ペルー ボリビア ブラジルエクアドル① いちおし! 2 月に第 4 回 JCC 開催予定 クリスマス・年末新年の休暇を終え、2019 年も早 2 ヶ月目に突入いたしました。エクア ドル国民も日本人と同じように、「今年こそは良き 1 年にしたい!」と新年へ託した願いも まだ新鮮な時期です。JICA 技術プロジェクト「地震と津波に強い街づくり」の活動では、 中間レビューを受ける時期となりました。また、昨年 8 月に行われた第3回 Joint Coordination Committee(JCC:合同調整委員会)に続き、2 月 15 日には第 4 回 JCC を 開催予定しています。本プロジェクトでは、JCC 会議をプロジェクト実施機関の所在地で ある 2 大都市(キト・グアヤキル)で交互に開催しています。今回の開催都市は、標高 2850m のエクアドルの首都キト市で開催します。前回は ECU911 という公安局の会議室 にて、日本人専門家をはじめ、関係省庁・パイロット市関係者、オブザーバー機関等の 参加により、毎回 50 名を超す参加者となりました。今回は、調査団のレビュー結果発 表、プロジェクト 2 次パイロット市の選出など重要な議題について、協議・議論されます。 エクアドル事務所の情報はこちらから↓ https://www.jica.go.jp/ecuador/ https://www.facebook.com/JICA-Ecuador-1449678225354548/ 表紙へ 成果 2.加藤専門家 Working Group 会議風景 第 2 回 JCC 会議風景(2018 年 2 月) 成果1西村・脇田専門家によるパイロット市での会議風景(2018.年 11 月)
エクアドル② いちおし! コロンビアの協力で OVOP セミナーが開催されました! エクアドル北部国境地域は国内でも極めて社会・経済・政治的な開発の必要性が高い地域と 言えます。JICA がエクアドルに拠点を設置してから四半世紀以上経ちますが、その間、治安等 の状況により少しの課題別研修等を除き協力の実施を見合わせてきました。 JICA エクアドル事務所では北部国境地域への協力の必要性を再認識し、治安の理由から JICA 関係者の立ち入ることのできないこの地域への支援をどうするべきか日々考えています。 1 月 22 日から 25 日までの4日間、この北部国境地域の県庁の職員を対象として、JICA 関係 者の立ち入りが可能なインバブラ県にて OVOP セミナーが開催されました。本セミナーにはコロ ンビア OVOP 推進プロジェクトからコロンビア人専門家がファシリテーターとして2名参加しまし た。2 人のダイナミックなファシリテーションにより、セミナー参加者の地域経済開発のモチベー ションは大きく高まった状態です。 非常に大きなポテンシャルを有するこの地域にどのような協力ができるか、引き続き考えて行 きます。 表紙へ コロンビア人ファシリテーターのお二人により、参加者が自分の地域を誇りに 思うようになりました。地域開発の第1歩ですね。 セミナー2 日目にはアンゴチャグア地区を訪問しました。
グアテマラ いちおし! 大分発の「オンパク」がグアテマラで羽ばたく! 大分県発祥として知られる一村一品運動(OVOP)と、その発展形であるオンパクを活用し て、グアテマラの自治体と生産者が 2 月 21 日、国内西部のサンファン・コマラパ市にて「オン パクフェア」を開催する予定です。 「オンパク」とは大分県別府市が発祥の「温泉博覧会」を発展、モデル化した地場産業振興 手法であり、世界的に普及する一村一品運動と連携して実施されます。現在、オンパクに取 り組むのは、グアテマラの他エルサルバドルやホンジュラス、タイが挙げられます。 一村一品運動は「ローカルにしてグローバル」「自主・自立・創意工夫」「人材育成」と言う抽 象的三原則を理念化し、地場産業振興、地域おこしの「コンセプト」を担います。一方オンパ クは、「住民自身による地域資源の再発見」「参加・分散型見本市の開催」「地域おこしマップ 作り」を標榜、一村一品運動を基にした地場産業振興の「具体化」と「ツール化」を果たしま す。 今回のオンパクフェアは、一村一品運動のパイロットプロジェクト地域に選定されたサンフ ァン・コマラパ市の一村一品運動委員会が企画し、当国で一村一品運動を推進する JICA と 経済省(MINECO)が支援して開催にこぎつけました。 同フェアでは、地場産品、伝統衣装の実演、製造体験や、マヤ文明ゆかりの伝統食提供、 歴史的建造物や地域に埋もれた資源を再発見する路地裏散策などが企画されています。フ ェアを支援する経済省一村一品担当官は、「このフェアを通じて地元の住民が地域資源や 文化の再発見と価値を認識し、地域アイデンティティの確立と地域特産品の商業化に繋が れば」と期待を込めています。 表紙へ フェア参加者が伝統織を体験 関係者との集合写真 地場特産の炭火焼きパン
ペルー いちおし! ペルー国移住 120 周年記念野球大会を開催 2019 年はペルー国への日本人移住が始まって 120 年目にあたります。ペルー日系人 の数は現在、約 10 万人と言われており、ペルー社会の各分野で活躍されています。ま た、日系人が好むスポーツの一つが野球。日本人の移住者によって始められたこの球 技は現在も若い世代に引き継がれ、まだまだ数は少ないものの、現在は日系人に止ま らず、広く全国各地でペルー人にも親しまれるようになってきました。JICA はこれまで、 1981 年から 10 名の長期ボランティアが派遣され、2013 年からは大学連携が始まり、こ れまでに 65 名の短期ボランティアが、野球指導に当たってきました。今年も、2 月 6 日か ら 3 月 7 日まで、大学連携案件として近畿大学野球部 10 名がペルーに派遣される予定 です。 表紙へ 2017 年度近畿大学メンバー 近畿大学指導活動風景 JICA ペルー事務所およびペルー日 系人協会(APJ)は、ラ・ウニオン総合 運動場(AELU)、在ペルー日本大使 館、さらにはその他共催団体と協力 しながら、「ペルー国移住 120 周年記 念野球大会」を開催することとなりま した。日系社会から選抜 2 チームが 参加し、これにペルー国ナショナルチ ームと近畿大学チームの計 4 チーム が競います。開会式 2 月 9 日(土)か ら決勝戦 2 月 17 日(日)まで、連日、 AELU にて熱い戦いが繰り広げられ ることになります。
ボリビア いちおし! 4000mの高地で心肺蘇生法研修を開催(民間企業との連携) 2018 年にボリビアでの協力 40 周年を迎えましたが、最初の協力は病院建設でした。 その後も保健医療分野で資金協力による病院建設や、技術協力による人材育成に取 り組んできました。現在実施中の「オルロ県母子保健ネットワーク強化プロジェクト」で は、シミュレーターを用いた人材育成をしています。 Global Education 社はボリビア国内で唯一の医療シミュレーターを取り扱う企業で す。今般、JICA は同社との協力により、看護師、看護学生や医学部学生を対象として 心肺蘇生シミュレーターを活用した心肺蘇生法研修を実施します。オルロは首都ラパス から東に 230 キロの鉱山の街で標高は 4000mの高地に位置しています。同社は 2019 年に 6 万人に対して心肺蘇生法研修を予定しており、JICA はその一部を協働で開催し ます。近年、交通事故による死傷者が増えており、より多くの方が初期対応を学ぶこと で救命技術の改善と多くの方の命が救われます。 本取組は SDGs ゴール 17 に掲げられるマルチステークホルダー間の連携の下、同社 が持つ機材と研修ノウハウを活用し、SDGs の達成に貢献する取組となります。 ■研修日程 2 月 14 日 ラパス市 日本・ボリビア消化器疾患研究センター 2 月 26 日、27 日 オルロ技術大学(UTO) 【ボリビア社会ネタコラム】 ●ボーナス2倍だけど、一部は現物支給で:ボリビアには経済成長率 4.5%を確保したら年末ボーナスを 2倍にするという法律があります。2018 年はぎりぎり 4.5%の条件をクリア。しかし、ボーナス2倍支払いに ついて、民間セクターからは死活問題と反対意見が噴出しました。そのため、政府は、ボーナスの 15%を ボリビア国内産品の購入で代替(政府が補助)できることにました。ラパスでは国内産品フェアが開催さ れ、買い求める労働者が押しかけていました。 ●内陸国のボリビア、海への出口問題に敗訴し、河川開発を検討:ボリビア政府の悲願であった「海へ の出口問題」について、2018 年 10 月、国際司法裁判所でチリに敗訴し、ボリビアの夢は叶わずとなりまし た。そこで注目され始めたのが、河川開発。ボリビア東部のパラグアイとブラジルの国境に小さな三角形 の飛び出た土地があり、わずか数十キロ、パラグアイ川に面しています。しかし
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そこはジャングルの 中、開発には数百億円が必要といわれ、なかなか壁は高い状況です。太平洋への出口は閉じられました が、はたして大西洋への出口として、独自の国際港を持つことができるのでしょうか。 表紙へブラジル いちおし! JICA 日系社会ボランティア 16 名の着任 1 月中旬に 2018 年度 3 次隊の 16 名がブラジルに到着しました。 着任オリエンテーションやポルトガル語学習を受講し、2 月 1 日に北はパラー州、南は パラナ州までブラジル各地の日系団体に赴任します。 主な職種は従来の日本語教育、高齢者介護、青少年活動、剣道、野球などです。 今回、以下の職種で初めてボランティアが活動を開始します。 活動内容は年間 25,000 トンのキャッサバ加工品生産量を誇る農業協同組合の生産性 向上支援や、アグロエコツーリズム支援を通した地域振興等、各地域の課題を支援し、 日系社会のみならず地域の活性化にも寄与することが期待されています。 ・品質管理・生産性向上(配属先:コパスル‐南マットグロッソ農業協同組合) ・コミュニティ開発(配属先:レジストロ日伯文化協会) ボランティアたちはこれから 2 年間それぞれの分野での経験や知識を生かし、日系社 会の多様な変化に合わせた協力を行っていきます。 表紙へ 以上