ERDAS APOLLO ESSENTIALS
2014
リリースノート
Release Notes
February 25, 2014
このリリースについて
2
目次
このリリースについて
... 3
システム要件
... 4
サーバー
... 4
ECW ブラウザプラグイン ... 4
新技術
... 5
NITF 画像ストリーミング ... 5
管理者コンソール:
Administration Console ... 6
ERDAS 画像圧縮機能 ... 7
ECW ブラウザプラグイン ... 8
性能
... 8
その他
... 9
変更履歴・利用管理
... 11
このリリースについて
3
このリリースについて
この文書ではERDAS APOLLO Essentials v14 の新機能について解説します。本書の情報は製品リリース時点 で最新ですが、もっとも新しい情報についてはIntergraph のサポートウェブサイトをご覧ください。
このリリースでは新機能と修正点の両方を掲載しています。このリリースでERDAS APOLLO Essentials に適 用された修正点の詳細については、Intergraph サポートウェブサイトの各製品に関する Issues Resolved レポー トをご参照ください。
本書はあくまで概略であり、製品の機能について細かいところまで網羅しているわけではありません。詳しく は、オンラインヘルプか、ERDAS APOLLO Essentials の付属文書をご参照ください。
Intergraph®の ERDAS APOLLO Essentials は先進的な地理空間画像サーバソフトウェアで、テラピクセルサイ ズの画像モザイクを他の市販製品より確実に、効率的に、かつ非常に高速に提供するための製品です。 ERDAS APOLLO Essentials は Intergraph Geospatial Server や SDI などのソリューションにとって不可欠な構 成部品であり、お客様はこの製品を導入することで、13 年間培われた画像圧縮・ストリーミング技術を活かし てエンドユーザーにこれまでにないスピードで画像データを提供できるようになります。
システム要件
4
システム要件
サーバー
プロセッサ 4 コア、2.0 GHz Intel Xeon (または上位) メモリ 8 GB (以上) ストレージ インストール容量500 MB データストレージ用に高速ランダムリード I/O オペレーティングシステム Windows Server 2008 (x64 のみ) Windows Server 2008 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2012 R2 Red Hat Enterprise / CentOS Linux 5.x Red Hat Enterprise / CentOS Linux 6.x
ソフトウェア IIS 7 IIS 7.5 IIS 8 Apache 2.2 Apache 2.4
ECW ブラウザプラグイン
オペレーティングシステム Windows XP Windows Vista Windows 7 Windows 8新技術
5
ソフトウェア Internet Explorer v8 Internet Explorer v9 Internet Explorer v10 Mozilla Firefox (最新版) Google Chrome (最新版)新技術
ERDAS APOLLO Essentials v14 は v13 での大幅なアーキテクチャ再編を土台にして、重要機能やワークフロ ー、性能を向上させています。
NITF 画像ストリーミング
2014 の主な新機能は、NITF ファイルを、APOLLO Essentials の ECWP および JPIP 通信プロトコルを利用し て、埋め込みJPEG2000 コードストリーム (JP2 または JPC) でストリーミングする機能です。
ERDAS IMAGINE の NITF 認定フォーマットリーダーでメタデータを検索、コードストリームを検出 既存のNITF ファイルから直接読み取り。変換や補助ファイルは不要。
非圧縮・圧縮のサブデータセットタイプを判別し、ユーザーにシンプルに提供できるように提示 1 ファイル内複数コードストリームをサポート
JPIP 対応クライアントすべてをサポートする ISO JPIP 準拠ストリーム
NITF ファイルは、業界でサポートされている非ストリーミングプロトコルの WMS、WMTS 経由でも
新技術
6
地理参照のフルサポート
新しいGet UUID Box 機能により NITF メタデータが ECWP 経由ですべてアクセス可能
UUID Box 解析による NITF 固有または一般的な RPC のメタデータ取得例(新しいメタデータ取得用
web サンプル)
管理者コンソール:
今までのコンソールがさらに強化され、レイアウトが豊富になり、ワークフローが改善されました。 Windows のエクスプローラから管理コンソールへ直接ドラッグ&ドロップできるようになりました。非 効率的なファイル追加の手順がなくなり、サポートされるフォーマットのファイルをコンソールにド ロップすればAPOLLO Essentials 側で必要な処理がすべて行われます。 名前、タイトル、尺度でデータセットを並べ替えできる新しい機能。大規模なデータセットの管理タス クが楽になるだけでなく、ユーザーがデータを検索するのも簡単にできるようになります。新技術
7
拡張されたWMTS カスタムタイル行列セットセレクタ。設定ファイル tilematrixsetinfos.xml から識別 子を探さなくても、カスタムタイル行列がすべてUI からアクセス可能になり、管理がシンプルになり ます。 データセット画像コア、リサンプリングおよび変換のオプションが、ECW と JPEG2000 だけでなく、 すべてのファイルタイプに適用できるようになりました。 数百個のファイルがあるフォルダの追加・削除がAPOLLO Essentials 2013 から 10〜20 倍高速になり ました。 その他UI の見た目が色々なところで改善されました。ERDAS 画像圧縮機能
新しいスタンドアロンの圧縮ツールがERDAS APOLLO 2014 のライセンスにバンドルされました。このツー ルでは次のことが可能です。 既存のラスタフォーマットをECW または JPEG2000 に圧縮する基本的変換 Windows と Linux のプラットフォームをサポート、コマンドラインとシンプルな GUI
フォーマット変換のみ。さらに高機能な圧縮が必要な場合は、ERDAS IMAGINE を強く推奨します。
圧縮ツールは単体では動かず、APOLLO ライセンスが必要です。
この仕組みによってERDAS APOLLO のユーザーは Intergraph のウェーブレット圧縮フォーマットを 活用して簡単に画像のストリーミングが可能になり、パフォーマンスを向上させることも意図されて います。
新技術
8
ECW ブラウザプラグイン
既存のブラウザプラグインに、Hexagon の MyVR mMap ブラウザプラグインが加わり、Geospatial Portal が完 全な3D 機能を持つようになりました。MyVR プラグインには ECWP のフルサポートがあるので、お客様は APOLLO Essentials からのデータストリームを 2D 環境でも 3D 環境でも表示できるようになります。 詳しくは、Geospatial Portal 3D 機能をご参照ください。 3D 表示を有効にするにはプラグインをインストールする必要があります。 新しいMyVR Example が付属します。 バックグラウンド透明化がChrome プラグインに追加され、下に重ね合わせた画像が隠されないように なります。
性能
ベンチマークや使用するハードウェアに関係なく商用製品の中で最高の性能を達成できるよう、APOLLO Essentials を限界まで高速化するよう努力しています。次の一覧は 2013 リリースの最新版 (v13.0.1) と比較し た性能改善点をまとめたものです。 入力フォーマット ALG 1.5 倍高速化 ERS 1.05 倍高速化 IMG 4.0 倍高速化 JPEG2000 1.12 倍高速化 ECW 1.08 倍高速化新技術
9
GeoTIFF 1.3 倍高速化 MrSID 1.2 倍高速化 OTDF 1.05 倍高速化 NITF 2.0 倍高速化 出力フォーマット JPEG 1.13 倍高速化 JPEG-XR 1.14 倍高速化 大規模出力サイズ 15,000 x 15,000px WMS JPEG 出力1.24 倍高速化 サーバー起動時間2.0 倍高速化 スループット改善例:4 コア Xeon W3565 で 1 テラピクセルの ECW インプットから 256px タイルの 生成が1.13 倍高速化 v13 : 1 秒間に平均 603 要求 v14 : 1 秒間に平均 683 要求その他
追加サポート:GDAL VRT、Intergraph Raster および SPOT DIMAP ファイルフォーマット
Geoservices を ESRI Silverlight または Flex API で表示できないバグを解消しました。 European“InspireCRS84Quad”タイル行列をデフォルトサポートに追加しました。 ECW ブラウザプラグインでデータセットのローテーションを壊すバグを解消しました。 APOLLO Essentials Utilities の Linux プラットフォーム版をリリースしました。
インストールが簡単になるよう、Linux インストーラをスタンドアロンの RPM で提供します。 JPEG-XR の画質が標準 JPEG に迫るくらいに大幅に向上し、かつ 30%のファイルサイズ縮小率を維持 しています。 EPSG プロジェクションデータベースを更新し、データセット EPSG コードの検索精度が向上しまし た。 virtualmosaic レイヤのアルゴリズムが改善され、要求されたマップビュー内部のデータセットのみオー プンされるようになりました。これで数百から数千枚のサブレイヤを持つvirtualmosaics の性能が大 幅に改善しました。 virtualmosaic アルゴリズムが改善され、タイルのデータセットの再投影結果の精度が上がりました。状 況によっては、古いアルゴリズムでは変換によっては継ぎ目が出力に現れることがありました。
新技術
10
IIS Dynamic Compression を有効にした場合に Geoservices の不具合につながっていた HTTP ヘッダの
バグを解消しました。
Geospatial Portal のサンプルが更新され、APOLLO Essentials Discovery、WMS および WMTS のデフ
ォルトサービスが事前設定済みになっています。
virtualmosaic 内部で、JPEG2000 をロードした場合のみ発生するリサンプリングコード内部のデッド
ロックを解消しました。
現在APOLLO Essentials 2013 を Windows または Linux でお使いのお客様にシームレスなアップグレ ードプロセスを用意しました。既存のファイルリスト設定をそのままアップグレード可能です。
リサンプリングコード内部にあった浮動小数点の問題を解消し、結果の精度が向上しました。 8 ビットを超えるタイプのデータセットが 99%変換 / クリップに対応しました。以前は変換が使われ
ず、出力画質が伴いませんでした。