• 検索結果がありません。

水溶性圧縮酸素による殺菌・消毒・脱臭効果の研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "水溶性圧縮酸素による殺菌・消毒・脱臭効果の研究"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成 30 年度学長裁量研究成果報告(様式2号)その2 1

水溶性圧縮酸素による殺菌・消毒・脱臭効果の研究

研究年度 平成31 年度 研究期間 平成31 年度 研究代表者名 倉橋 拓也 共同研究者名 1.はじめに 気体を加圧して圧縮すると、高密度に分子が凝縮していき、一定圧力以上になると液 体に匹敵する密度を持つ特殊な流体に連続的に変化していく。この流体は「超臨界流体」 と呼ばれ、気体状態や液体状態とは全く異なる反応性を示すことが知られている。例え ば、水を 374℃以上、22.1MPa(218 気圧)以上で加熱・加圧して生じる超臨界水は、ダ イオキシンをも酸化分解することが知られている。 しかしながら超臨界状態を実現するために必要な高温高圧状態や超臨界流体の高い 腐食性から、装置が大掛かりで高価なものとなり、実用的に活用する上での大きな障害 になっている。 本研究では、水中に気泡として分散させた酸素ガスを水圧で圧縮することで、気泡内 に限定して超臨界酸素を生成させる。酸素ガスは常温常圧でも反応性が高いのでそのま までは加圧圧縮すら困難であるが、水を支持媒体として利用することで超臨界酸素の反 応性を制御することを目指す。 2.研究内容 酸化除去したい物質を、酸素ガスの微細気泡で水溶液に分散させる。得られたエマル ジョン様の溶液を静水圧加圧して、酸素ガスのみを用いる酸化反応を進行させる。 本研究で計画している手法は、液体物質でも固体物質でも適用可能であると考えてい るが、従来法では特に反応させることが困難な気体物質に焦点を絞って研究を進めるこ とにした。この目的のため、メタンガスを基質にして部分酸化を行ってメタノール生成 を試みた。 3.研究成果 本研究では、静水圧加圧装置を自前で準備できない状況にあって、製造メーカーの東 京支店に出向いて装置をレンタルして実験を行った。具体的な実験方法として、メタン と酸素の混合ガスからファインバブル水溶液を調製して、速やかにアルミパウチに移液 して熱シーラーで封印した(図1)。このようにして得られたアルミパウチ封入ファイ ンバブル水溶液を東京に輸送して、静水圧加圧して酸化反応を実施した。なおサンプル

(2)

平成 30 年度学長裁量研究成果報告(様式2号)その2 2 封入方法に関して、予めファインバブル水溶液の寿命やアルミパウチのガス透過性を実 験的に調べて、問題のないことを確認している。 図1 ファインバブルサンプルの調整方法 東京に輸送したアルミパウチ封入のサンプルを静水圧加圧装置に入れて、100Mpa ま で加圧して反応させた。アルミパウチ内に空隙が大きいと加圧できないことが危惧され たが、今回の封入方法で加圧不可のサンプルはなかった。さらに加圧中にアルミパウチ が破損する等の問題も見られなかった。また将来的に自前で静水圧加圧装置を用意でき た際には、アルミパウチに封入してから加圧するまでの時間が重要なファクターになる。 今回の計測では数分以内に加圧操作が可能であることがわかった。 図2 サンプル加圧の方法 サンプル溶液はアルミパウチに封入したまま持ち帰って、ガスクロマトグラフィーで 成分分析を実施した。100MPa で5時間加圧しても原料のメタンの残存が確認された。 このことから溶液の pH や加熱等の操作が必要であることが示唆された。 4.おわりに 本年度は装置レンタルの都合上、実験時間を十分に確保することができず、反応条件 を満足に検討することができなかった。その中でも実験手法を確立して、反応実験が可 能であることを実証できた点を成果としたい。

参照

関連したドキュメント

 :Bacillus gigasの溶血素に就ては、Zeissler 4)の 記載に見へなV・.:Bacillus sordelliiに關しては

特に、その応用として、 Donaldson不変量とSeiberg-Witten不変量が等しいというWittenの予想を代数

〔付記〕

「地方債に関する調査研究委員会」報告書の概要(昭和54年度~平成20年度) NO.1 調査研究項目委員長名要

注)○のあるものを使用すること。

※短期:平成 31 年度~平成 32 年度 中期:平成 33 年度~平成 37 年度 長期:平成 38 年度以降. ②

東京都船舶調査(H19 推計):東京都環境局委託 平成 19 年度船舶排ガス対策効果の解析調査報告書 いであ(株) (平成 20 年3月).. OPRF 調査(H12

※短期:平成 30 年度~平成 32 年度 中期:平成 33 年度~平成 37 年度 長期:平成 38 年度以降. ②