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利谷信義教授退任記念号の発刊に寄せて

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Academic year: 2021

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利谷信義教授退任記念号の発刊に寄せて

現代法学部長

島 田 和 夫

利谷信義教授は 2004年 3月に本学を退職されました 先生は本 学経済学部の専任教員として 1998年 4月に着任されました そし て着任後ただちに 本学の現代法学部創設準備委員長として新学部 設立に取組まれ 学部設立後の 2000年 4月に初代学部長に就任さ れ 本学部の礎を築くためにご尽力いただきました 本学において 学部運営と教育・研究にご尽力されたことに対し 深く感謝申し上 げます ただ 先生が本学着任時に陪審制度研究の集大成をめざし ておられたことを知りながら 新学部設立のために先生の研究時間 を大幅に割いてしまいましたことをおわび申しあげます 利谷先生は 1932年に韓国釜山でお生まれになり 1955年東京大 学法学部を卒業された後 同大学大学院社会科学研究科に進まれま した 先生は 1957年に同研究科を修了された後 同大学社会科学 研究所助手 東京都立大学法学部助教授 そして東京大学社会科学 研究所教授を歴任され 1993年定年により東京大学を退職された 後 お茶の水女子大学を経て 本学教授に就任されました 2003年 4月から 1年間は引き続き現代法学部特任教授として 2000年 4月 に入学した本学部第一期生の卒業まで教育・研究にご尽力いただき ました 先生の教育・研究 そして大学運営のご功績に対し 本学 より 2004年 6月 名誉教授の称号が授与されています ところで 利谷先生のご専門は法社会学・民法で 歴史的アプロ ーチと現代社会の分析から 家族 土地法 司法制度 そして ― ―

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日本近現代法史 という幅広い領域で 数多くの貴重な研究を進め て来られました 学会においても その学識の広さと人望から 日 本法社会学会理事長 日本学術会議副会長 比 家族史学会会長を 歴任され 現在は 日本農業法学会会長でいらっしゃいます また 政府の各種審議会委員を歴任され 総理府男女共同参画審議会では 会長代理として 男女共同参画社会基本法 の策定・成立にご尽力 されました 少子高齢化社会を展望し 社会システムが男女の共同 参画を機軸としたものに転換されることを展望しての法制定準備作 業にかかわられたことは 先生が進めてこられたご研究の 貴重な 法実践であったということができましょう そして現在 社団法人 農山漁村女性・生活活動支援協会会長として 男女共同参画という 法の理念・目的の社会での実践にもご尽力されています 先生は 本学退職後においても ドイツの友人が贈ってくれたと いう 永遠に生きるかのごとく研究せよ 明日死すがごとく生き よ という言葉を座右の銘とされて ご研究を続けておられます そのかたわら 本学大倉学術芸術振興会副会長として 引き続き本 学のために貢献しておられます 今後もご健康に留意され 益々ご活躍されることを祈念いたしま す 利谷信義教授退任記念号の発刊に寄せて ― ―

参照

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