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ホルン型張力膜構造の基本的力学性状と単一膜パネルの構造実験 : 張力膜構造の研究(その1)

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(1)

1

論  文】 UDC :624

074

42 日本 建 築 学 会 構 造 系論 文 報告 集 第404 号

1989 年 10 月

型 張 力膜

構造

基 本 的 力学

性 状

ル の

造実 験

張 力

構 造

研 究 (

その

1

正 会 員 正 会 員

公    男

* 二 三

**  

1.

序  大き な広 がりを もっ た空 間あ るいは軽快で明るい屋根 架構に対するニ

ズは近 年

層の高ま りを み せて い る

そ して そ の実現に最 適な空 間 構 造の

つ と して

力 学と 造 形の 両特性にす ぐ れ た膜 構 造へ の注 目は顕 著といえ よ う

中で も 空 間 形状や 形態の 自由 度が高く

良好な室 内 環 境 やメ インテ ナン スが容 易な構 造 方 式 として張 力 膜 構 造にす る期待は大きい

しか しなが ら大ス パ ン恒 久 建 築を可能 と し た空気膜 構 造に比べ る と

力 学

施工にわ た るこの分 野の技 術 的 完 成 度は低く

未だ十 分や検 討が 行わ れて い ない のが 現 状で あ ろ う。  膜 構 造に おい て現 在 最 も

般 的に用い ら れている織 布 (

fabric

)は, 高 比 強 度, 透 光 性

柔 軟 性とい っ た基 本 的 特 徴に加え

次の よ うな 3っの力 学 的お よび材 料 的 特 性が あげられ る

すな わ ち

第 1に顕著な異 方性と低 剛 性, 第 2に応 力レ ベ ルおよび直 交 繊 維の応 力 比に よ り変 化す る著しい 応 カ

歪 関 係の非 線 形 性

そ し て第

3

に経 時お よび荷 重 履 歴に伴う応 力 弛緩で あ る。 こ の内

特に 第

2,

3

の点 を構 造 解 析 上 評 価 することは困 難であ る。 し た がっ て この こ とを考 慮し た解 析 手 法やモデルの単純 化

解 析 精 度の バ ラン スに対する検 討が必 要と思わ れ る

さ らに第

3

点は膜剛性の線 形 仮 定 とい う基 本 条 件を成 立 さ せ る点で も

また張 力 膜 構 造の構 造 原 理を確保す る点 か ら も極めて重 要で あり

施工法や構 造シ

ステム に 深 く か か わ る課題でもある。 なぜ な ら

張 力 膜 構 造の剛性と 安 定 性の確 保の ためには初 張 力の存在は不可欠で あ り, 建 設 後の応 力 弛 緩に対 応す るディテ

ルや維 持 管 理 法が 準備さ れて初 めて安 定し た膜 曲 面が形 成され て い く か ら である

現 在まで の ところ

この問題に関す る資料や研 究は極めて少な く

また有効な構造 方式の 提 案 も望 まれ て い る

 こ こで張 力 膜 曲 面の基 本 形 をガウス曲率で分類し て み る

(図

1

1), ガ ウス 曲 率が零の平 面 膜等は変形後の 曲率に よっ て外力とつ り合うという抵 抗 形 式を示し

い わゆる骨 組膜 構造と して利 用さ れ ることが多い。

本大 学 助教授

工修 * * 日本 大 学 助手

工修   〔1989 年 4 月 IO 日原 稿 受理

1989年7月27日採用 決定 )

骨 組 膜      ガ ウス 曲 率 。 ,。

. 。。1

σ

   サ スペ

1

1 膜 構 造の分 類 正

   ↓

β

  空 気 膜 初 期 形 状の もつ曲 率に依 存し た抵抗機 構を示す ガ ウス曲 率 負のサ ドル HP >型や ホル ン型はい わ ゆ るサスペ ン シ ョ ン膜タイ プと呼ぶこ と がで き よ う

従 来の研 究は 平 面 膜につ い ては

植 村ら1} よ り , ま た

HP

曲 面 膜に つ い ては坪 井 町こよ り基本的 力 学 的 挙 動の解 明 がな され て お り

さ らに張 力 曲 面 を中 心 とした膜 構 造 問 題は石 井 ら3L4 〕 報告され て い る

。一

方, 非 等 張 力 曲 面と しての ホル ン型 膜 構 造に関する研 究は極め て少な い のが現状であ る

 以 上の諸 点 より

本 研 究 (その 1 )ではまず張力膜 構 造にとっ て不 可 欠であ る初 張 力の導入 お よび再導入を容 易 な ら し め

本 質 的な形態抵抗を意図 し た ホル ン型ハ イ ブリッ ド張 力 膜 構 造の提 案を試み る。 次に この構造シス テム の基 本 形につ い て曲面形 成や附加荷重 時の応 力, 変 形と い っ た基 本 的 力 学性状を把 握す ること を 目的 として 数 値 解析および単

ル の造 実 験 (ハ ンガ

式およ びユ 三ッ ト式)を行っ た

張 力 膜 構 造の課 題である応 力 弛 緩 現 象と張 力 導入の相 関

解 析モ デル にお け る要 素 設 定と剛 性 評 価につ い て も理 論と実 験の両 面か ら検 討を 加 えて い る。  2

ホル ン型ハ イブ リッ ド張 力膜の提 案  低 ラ イ ズ ケ

ブル補 強空 気 膜 構 造のすぐ れ た耐 風 性 能 は 負 圧に対 する張力場 抵 抗と膜パ ネル の大き な曲 率 確 保の 2点に基づい て い る

。一

支 柱 式 サス ペ ン シ ョ ン 膜構造では 外 周ま た は中央支柱の強制変位に よ る初張 力 導入法および正 圧 風 荷重や積 雪 荷重に対す る リッ ジ ケ

ブル の抵 抗につ い て各々 その有 効 性が評 価され てい       L る

こ の両 者の特 徴を無柱式 張力膜 構 造に適 用し提 案さ れた のがハ ンガ

式お よびユ ニ ト式のハ ド膜

115

(2)

ブル補 強 空 気 膜  支 柱 式サス ペ ン シ ョ ン膜

         

1

      ’

       噸 ユ ニ

2

1 ホル ン型ハ イブリッ ド張 力 膜 構 造5)

6)

2

1

す な わ ち 者は ア

ム等 を形 成 するフ レ

ムより点状に膜 体をつ りげ, 状 況に応じて峰部ま たは谷 部補 強 ケ

ブル を配 置す る。 リフ トブップによ る建 方の 迅速 化が図れ る とと もに室 内 か ら は支 持フ レ

ムが感 知さ れず 軽快な表 現が可能と な る

後者は外 周フ レ

か ら伸 びス ト リン グで 支え ら れ た束 材で膜 体が点 支 持さ れてお り

大き な膜ユ ニ に よる大 空 間が可 能に な る と と もに

相 互の東 上 下 端 をワイヤ

で結 合す ることによ り剛 性の高い 全 体 構 造 を得ることが期 待で きる。  こ の 2つ の シ ス テ ム に共 通な構 造 概 念とし て以 下の諸 点が あげら れ る。   (

1

) ホル ン型曲面の初 期 曲 率に依 存し た強 度と剛 性   (2 )膜 頂 部の強 制 変 位に よる応 力 制 御 式 張 力 導 入 法   (

3

) 膜 強 度に見 合っ た荷 重 負 担 ま たは応 力伝 達の領       域 化   (4) 支 持フ レ

ム と膜 体との共同抵 抗によ る混 合 系   (

5

) 膜 曲 面の もつ造 形性の積極的利用  

3.

基本 的力学性状  ホル ン型 張力膜構造の基 本 的 問 題点と して本 研 究で は

(1) 曲 面 形 成 手 法 (2 )数 値 解 析モ デル の設 定 (3)抵 抗 機 構の把 握

 

(4 >応 力 弛 緩 と張 力 導 入の相 関

の 4項を とりあ げる

本 章で は ホ ル ン型の典 型とし て角 錐 型 張 力 膜を選び

主と し て数 値 解 析 ある い は材 料 試 験 を基に して各々 の問 題 点に対す る提 案

比 較あ るいは推 定 を試み た。 さ らに 4 章以 降の実験との対 応を踏ま えて これ ら の諸 問 題の整 理と検 討 を行 う。   膜 構 造の形 状および応 力 変 形 解 析 手 法は既に多くの研 究により ほ ぼ確 立 し て おり

本 研 究で採 用した解 析 手 法 は特に新 しい もので は ない

有 限 要 素 法による幾 何 学 的 非 線 形 解 析で は

膜材

ブルは弾性材かつ 非 抗 圧 材 と仮 定し,

Newton−Raphs

。n法 に基づ く荷 重 増 分 法あ る い は変 位 増分法を用い る が

その方 法は周 知であり

こ こ では省 略 する

な お解析モ デルは単

膜パ ル実験(ハ ンガ

式お よ びユ ニ ッ ト式)と 同様の

1

辺 5m

吊 点 高 さO

 635 rn の角 形 境モ デし た 。  

3.

1  曲 面 形 成につ いて

116

 任 意の膜 張 力の指 定の み に よっ て容易に等張 力つ り合 い曲 面が得られるサ ドル型 膜 構 造等と異な り

,一

般に

膜 中央 部で点 支 持され るホル ン型 張 力 膜構造では

膜 面 に リッ ジ ケ

ブル等 を挿入 する か あるいは口部 と高さの比に制 限 を設ける か の いずれ かの方 法に よっ て 初めて張 力曲面 を得る ことが で き る

リッジ ケ

ブル を伴わ ない任 意の形 態 を選 択した い場 合あ るい は リッジ ケ

ブル を附 加 荷 重 用 補 強 材 とし て考え初期つ り 合い 形状に は積極 的に参 加さ せ な い場 合に はあ ら た な 解 析 手 法が 必要と な る。 こ こ で は リッジケ

ブル の無い ホ ルン型膜曲面の形 状 解 析に対 して

次の手 法 を 提 案す る

 

(図

一3−1

)。 す な わ ち吊点お よ び境 界 部の平 均 応 力σt

abは各々       σ婁

(aoLt 十

Tal

L

,      σb

幅L、+ TO/

L

、 と表さ れる か ら応 力集 中度a ; a,/e

b よ り次 式の ダミ

ブル張 力 を 得る

     T

(1/n)

1

(a

1}/(1

a

L

,/

L.

b)} 

Lta。・

一 …

1 こ こ で

T

:ダミ

ブル張 力, a。:指定 膜張力

 n : ダミ

ブル本 数,

L

,:頂 部周 長

 

L

,:周 辺 長 つ に これらの ケ

ブル および 膜 張 力 を指 定して等 張 力 曲面 (仮 曲 面 )を求めた後

ダミ

ブル を除 去す れ ば所 定のつ り合い形 状すな わ ち非 等 張 力 曲 面が得 ら れ る。

 

実際の形 状 解 析におけるダミ

ブル本数の設 定に 関 する資 料 を得る ため, 図

3

2す よ う な n

=O,

1

2,

4の モデル につ い て解析 を行っ た

石鹸膜に相当 する n

0 で は解の収 束が み られ な かっ た がほかは収 束 性は 良 好 (

3

 

Step

程 度)で あ り各々のつ り合い形 状に ほ と んど差異が見ら れ な かっ た。 し た がっ て以 降の形 状解析 で は n ; 2 と して い る

ま た 膜 の 初 期 張 力は σ。

4 kgcm とし た

ま た膜 材の剛性 等につ い て は後 述 する二 軸 評 価 法に基づ き表

一3−2

の引張実験結果 等よ り     二

卞     設   計   条  件 よ晃模 :ス バ ン

ラ イ ズ 形 状 ;サグ比

ラ イズ比 外 力 :風

雪 荷 亟 リッジ ケ

プル         た          石 鹸 瞋

      ユ

、,

1

         

形 1κ 「桙  祈 し ない   ダミ

ブル       採 月1       す る ヅ ミ

プルの 設定

△ △δ 張 力指 定(仮 曲面置 膜 張ノ」 ケ旨定 リリジ ケ

プ ル 膜 張 力 指 定 段 階 的 強 制 変 「立 ダ ミ

プル除 去 非 等 張 力 1山面

1

・ ・ 力

3

1 形状 解析フロ

(3)

z[cm ] 63

5   50     0   0z 〔cm] 53

5   5e       図

一3−2

 ダミ

ブル の設定

ilii

・       A 50

      1DO      150      200     250〔om〕 a

 ダ ミ

ブル 有  (等 張 力 曲 面) ノ Z

4

Ocm O                                        A O     50     100     150    200    Z50[cm ]     b

 ダミ

ブル 除 去   (非等 張 力 曲面 )   図

3

3 応 力 集 中 度の違いに よ る 形状比較  i 匚tSfcm] 15 10       〆        ¢

γ

       

    

ノ        3

   /   

π     ノ      /

ンジ

π

 

・ 5 _ ab 0  2

Iff

 

a4 σb 「 σb

n

Ob σ            

      5  

! ゴ p α

        σ 1 4              8

a 図

3

4 応 力 集 中度の比 較 lst 

loading

のσ とε を用い て算定し た。  頂点と周辺 を結ぶ 直 線 状の仮 定 曲 面に おいて ダミ

ブル を 設 け

応 力集中 度 a の仮 定に基づ く張 力を 変 化さ せ初 期形状へ の α の影 響 を 調べ る

等 張 力 仮 曲 面は 図

3

3に示す ご と くa が大きい ほど当 然

偏 平に な る (a

ダミ

ブル あり〉がダミ

ブル除 去 時 (

b

>のっ り合い形 状に は大 きな差が認 め られ ない。 しか し こ の非 等 張 力 曲 面にお け る膜 応 力

す な わ ち頂 点 部の最 大 値 の  .と周 辺部の最 小 値σ bmin よ り実 際の応 力 集 中 度 〆

σtmn [/σ bmin を算 定 して み る と

い ずれも 当 初の仮 定 値 より か な り小さ く

例え ば α

8で は約

1/2と なっ て い る

ちな み に頂点部と

辺 部の平 均 応 力 at

 abお よび両者の比 trが 図

3

4に示され て いる

し た がっ て

1

)式の補 正 と 共に膜 面の高さや 取 付 け 長 さ (頂点部お よび境界 部)に対す る適切 な α の推 奨 値 お よ び α の範 囲の設定が 必要と 思 わ れ る

な お以下の 解析で は すべ て a

4 を採 用し ている。  3

2 解析モ デル の比較  

般に膜 材 (織 布 )に は顕 著な異 方 性と応 カ

歪 関 係 の非線 形 性が あ り

有 限 要素法で解 析す る場 合

その モ デル化

特に材料剛 性を ど う設定する かが重要と なる

異 方性の膜 要 素 を適用する場 合

,一

軸および二軸 試 験 等 か ら縦 糸 (warp )と横 糸 (

filling

>の 引張 剛 性や ボ アソ ン比を独 立に求め る方 法が南等7) さ れ て い

 

方 坪 井z}著 者 a)

L°)膜 構 造力 学挙 動 理 解する最 適なモ デル と して

2

方向ケ

ブル ネッ トの妥 当 性 を 明 らかに してい る。 こ の よ うに膜 材を繊 維の メ ッ シュ と して と ら え

面内せ ん断力を無視す る解析手法の 立場にてば

,一

軸 引張試 験の みで引張剛性を設 定する ことも可 能と な る。 この 2つ の立 場か ら み た膜 材の 剛性 評 価 法をこ こ では各々, 二軸評 価 法お よ び

軸評価法と 呼ぶ ことにする

本研究ではこれ ら2つ の評価法に基づ く膜 要 素モデル に加え

,一

軸 評 価モ デル を拡 張さ せ た ケ

ブル置 換モ デルに よ る解析 も併せ て行い 比 較 検 討 を行う

  次に膜 面を ど の よ う な構成要素でモ デル化する か は第

2

の ポ イン トで ある

特に ホル ン型 張 力膜の場 合

中 央 部の開ロ部を考 慮す る と 吊点 近 傍の要 素 分 割は著しく細 く な る傾向に あ り, 屋 根 面 全 体の構 造モ デル では膨 大な 要 素 数の処 理が要 求さ れる ことにな る。 裁 断 図 製作の た めの施工時 解 析 を 除き

形 状 解 析お よ び応 力 解 析で は開 ロ部 を無 視し た要 素 分 割に より全 体モ デル の簡 素 化が可 能 となる

さらに こ の膜 要 素 分 割 法は ケ

ブル要素に も 敷 衍する こ と が で き る

以上 述べ た剛性評価と構 造要素 を組み合わ せ た解 析モ デル を表

3

1に示 す例えば

1−

a は

軸評 価 法によ る開口有 りの モデル に相 当 する。 ま た

縦 糸

横 糸の応 力 比 を変え て行っ た 5組の引 張 試 験 結 果 よ り採閉し た応力

歪のを 表

一3−

2に示 す

これを用 い て南の剛性 算 定 法 (二軸 評 価 法 )よ り得 られ た各 要 素 表

3

1 解析モ デル

膜 要 素 ケ

ブル 要 素   分     副 剛 性 評 価 a

開口有

 

1

   

 L. 111

b

開口無         w

     −

      f

   − r−.

c

開口無

     }

    一 一

1 白 1

a 工

b L

c ワ  量

2

a 2

b

        rケ

3

2  引張 試験結果 (3rd Loading NORatio σ σ ε卩 ε「 11 :015 D9

333×1D

36

43Xl ザ 3 20 :1015LO67 ×10

21

920XlO

2 31 :128282

03窪XlO

21

940× 10

2 42 :126134

700× 1r35

733x10

3 51 ;2 工3263

933XlO

31

313× 10

2 (kg/c田) (FGT 800)

117

(4)

一3−3

膜 およびケ

ブル の剛性 胃 :wa:

P(縦 糸}

r二fHh 鵡s (繊派 冫 要 素 膜

ル 評 価 法 2軸 1軸 3rdLoadingEwEr

しヒ

1400kg920kg/cm/cm c

t

  50Kg/cmE

t

00kg /c旧 Er

昼00kg c

G亡30

Okg /c田 εAジ 98000kg εAr

49000kg EAb

2200kg ン

o

5 〃 F

08 〃uF  O

0  

ρ

o o (Ett:弾 性凶1性

〔H:堕黎断剛 性1 レ;ボ アソ ン比) モ デル の 附 加 荷 重 時の応 力解析用剛性等を表

3

3に 示 す。  剛 性と要 素の相 違による力 学 的 挙 動 を 比較す る た め

3

1の各モデル す な わ ち膜 要素で 吊点 開口 を考慮 し たモ デル a と考 慮しない モデル

b

ブル要素で開 口 を考慮 し ない モデル c

さ らに a

,b

両モデルにっ い ては

軸 評 価と二軸 評 価に よ る剛性の違うモデル で解 析 を行っ た。 附 加 荷 重 として は最 も

般 的で かつ支配的な 風荷 重 (

W

160kg/m2 を 対 象と す る

まず初 期曲面 時の形状を比較すると図

一3−5

で は

各モ デル による相 違は ほとんど見ら れ ない, 次に初 期 形 状 時および風 荷 重 時における縦

横の膜 応 力 (図

3

6)

吊点反 力 (図

3

7)

周 辺 境 界 反 力 (図

3

−8

)につ い て は共 通した 2 つ の傾 向が見 られる

すな わち第

1

に初期形状時では

要 素

剛 性に か か わ ら ず応 力

反 力 等は ほぼ同

であ る こと

第 2 に風 荷 重 時で は 要 素の異なる モ デル a

,b,

c はじ剛性評 価 法を採 用し た場 合

一・

の値 を示し て お り全体と して

2

つ のグル

プすな わ ち (1

a>

(1

−b

), (1

c)と (2

a

2

−b

に大 別さ れ る。 換 言すれ ば要 素お よび 分割方 法を変えても 同

の解 析 結 果 を得る が, 剛性評価 方法の相 違によっ て附 加 荷 重 時の変 形 と応 力に は若 干の差 異が み られる

 剛 性の相 違に よる解 析 結 果 を詳 細に比較す る た め

要 素モ デル a につ い て 風 荷 重 時の 膜面変を図

3

9に

また膜 応 力 を図

3

10に示す。 初期 状 態はほ ぼ同

で あ る が風 荷 重 時で は

軸 評 価 (

1−

aモ デルが 二軸評 価 (

2−

aモ デル より最 大で約4

2cm 変 形が大きい

応 力を 比較す る と特に風 荷 重 時に周辺境界付近の 縦 糸 (warp でか な りのが みられ る。 周 辺 部の縦 糸 方 向は完 全に拘束さ れて いるに もか か わ らずボア ソ ン比 を 考 慮 し た 二軸評 価モ デルで は aw が 大 き く算 定 さ れ る も の と考え られ る

 

以 上の解 析

果 より簡素化さ れ た要 素モ デル

b

c の 妥 当性が明らかと なっ た が, 特に 全モ デル の吊 点 反 力が

致 する こよ り , 開口部周 辺の局部応 力の算 定 が 容 易 とな る点は注 目さ れ よ う

ま た膜剛性の評 価 法の相 違に よる応 力

変形へ の影 響の度 合いが確 認さ れ こ れ に よ り

軸試験のみによ る簡 素 化さ れた 剛性 評 価 法の可 能性す る示唆と検討 課 題が得ら れ た

 

3.

3

抵抗の メカニ ズムの相 違

 

リッ ジ ケ

ブル の存在の有 無に よる ホル ン型 張 力膜 構

118

z[cm]   T553

5   50 00

σ[kg/c口] 15 10 5 ,一 一

一一

一3−5

要 素

剛 性の相 違に よ る形 状比較 EEpm初 期形 状 時

匸 =1 風 荷 重 時

0   i

a)     2

a     1

b )     (2

b:}    (1

c》   図

3

6 要 素

剛性の相 違によ る膜 応 力の比 較 v〔  1EOOO OO O

ζ … q

、}{2

、)II

b,(

b)(卜c)    ド ノ L\ eilEil ”期形 状時 匚 =1 風 荷重 時

3

7 要 素

剛 性の相 違によ る吊点 反 力 (V}の比較 Rx[Ie1200 teo

tei

Σ

n

’ 團 初 期 形 状 時 匚 :コ

3

8 要素

剛 性の相 違による境 界反力 〔ΣRs:の比較 Z[cm ] E3

  5e M [cm} 図

3

9 剛性の相違 に よ る形 状

変 形 比 較 (モデル a ) 造の応 力 伝 達メ カニ ズム の相 違を把 握す る た め

初 期 曲 面 時お よ び附加 荷 重 (風お よ び雪 )時の主 応 力 図 を 図

3

11 に示す。 こ こでリッジ ケ

ブル有り を

MODEL

 

I

無しを

MODEL

 

ll

と す

初期曲面 時で はMODEL  

I

(5)

σ 藍[kg〆cm】 H

arp Filiing

σ

t[kg/副

5

風 荷重 一

8■

匸h

−一

圃 σb[kg /cm] Warp    初 期曲面 1 軸

211 由

一一

Filling   5P

  ’

     

一一

一一一

「 }      

一一

{⊃

一一

     

 

     

「 口

 

一’

o1 2 3          4         5 5     9   n  

ユ 匸}

丶、

  、

『、

 

 

LO9 /cm]

       ’

α

_一一一

〇 ’ 図

3

10 剛 性の相 違による膜 応 力の比 較 〔モデル a MODEL I(ケ

ブル あ り)   十 十 十 十 十 十 十 十   十 十 十 十 ÷ 十 十 十   十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十

十 十 十 十 MODEL I[(ケ

ル な し) (1} 初 期 曲 面 時 (2) 風 荷 重 時

 

 

r

  ’

rr1   〆 / 〆

〆 /

(s)  雪 荷 重 時 図

3

11 主 応 力 図の比較 は等 張力曲面であ り

方 ”は吊 点に応 力が集 中し た非 等 張力 分 布 がみ られ応 力レベ ルも低 下し てい る

風荷 重 時 (吹上 げ)では両 MODEL 共に膜 面 中央で ア

チ ア クショ ンに よ る縦 糸

横 糸の抵抗システムが み ら れ, 吊 点 近 傍で は応 力は消 失 し て い る

雪 荷 重時で は

MOD −

ELI

が リッ ジ ケ

ブル を介して比 較 的

様な応 力の 流 れ を示し て い るの に対して 膜 面のサス ペ ン ショ ン効果 h

占 V θ

ゼ {

L

解 析 図

3

12  略 算モデル 構 造 計 画

1』

 

     

 

糊 編

1二   伽 の設 定

二∫

L錫_P岬,

_

岬、「

形 状 解 析

L

舞  初 期釣 合 形 状 萋      

   にじ二

 

  ・

 

膜 材 特 性 試 験

rrr

、 r 、

   ε

     r

rLLr

っP

の 設定 懿 製 作

Lヒ

  裁 断 図

b−・

     

∫蠏

 

’   1’

施 工 解 析 壁

iil

  膜 の取 付け   εOP の吸 収 隷

ii

i

… PS 導 人 靉 建 方 施 工

 」

…’

111

b

1 ’

1 ’

 

1

 

 

 

w 」

 

 

 

 

1、

鰓   載 荷+除 荷 li嚢

r「

LL

 

   

 

笳、

 

 

騨雛 応 力 解 折 舞 簸   εoりの吸収

靉 維 持 巍

 「

簿 雍

  安 定 山 面

P川

,槲、粘

      膜

面形 成 図

3

13  解 析と施工の相 関 の み で抵 抗する 皿では吊 点に向かっ ての大き な応 力 集 中 が発 生してい る

以 上の こと より リッジ ケ

ブル は積 雪 荷重に対し て極めて有 効であ るこ と

ま た膜構造に と っ て支 配的な吹上 げ 荷 重に対し ホル ン型曲面が本 来もっ て い る全 体 的な曲率が有効に作 用し いわ

る形態抵 抗シ ステムが成立し ていること が 認め ら れ る。 比 較的フ ラッ トな ホ ル ン型 形状に対し て

附 加 荷 重 時の最 大 膜 応 力を 形 状 変 化を無 視 して略算する場 合, 図

3

12の モ デル より次 式が得ら れ る

   

風荷重 時

 

 

σw

t尹

L2

8

一・

 

一・

 

9…

 

2

   

雪荷 重 時

 

σx

ωLワπ7sin θ

……tt…・

(3>  た だ し w :風

雪の鉛 直 等 分布 荷重  3

4 膜 面へ の張 力 導入 につ い て  初 張 力 (プレ ス トレス :以下

PS

とい う)の存 在は張 力膜 構 造 を 支え る原 理で あ り 「特定 膜 構 造 技 術 基 準 」に も応 力 弛 緩およびPS 再導入 に対す る配 慮の必 要 性がう た わ れている

こ こ で張 力 膜 構造 にお け る応 力 解 析, 施 工時解析 とPS 導 入 問 題との 相 関を図

3

13, お よ び

119

(6)

σ1   ク   び σ   ε。P     eoeb 頃 σ o: 初 期 膜 応 力 σt: 最 大 膜 応 力 εOP : 設 定 初 期 歪 εew吸 収 載 荷 歪 εo: 安 定 全 体 歪       図

3

14 膜要素の モデル σ

ε) (横 糸 ) ユ4に示 す。 まず初 期 応 力 σ。の設 定に よ り形状 解析が行 わ れ る

次に初 期つ り合い曲 面に基づ い た応 力解析で は 線 形 化 された膜 剛 性として通 常, 引 張 試 験に お け る

2nd

loading

以 降の安 定 し た値が用い ら れる。 しか し な が ら 初期 曲面 時お よ び

附加荷重時の応 力 弛 緩 を 考え ると

附 加荷重に対 する応 力 解析の妥 当 性 を 得るには, 膜材の 伸び の吸 収は不 可 欠であ る。 したがっ て, 膜 曲 面の形成 法 (建方)や維 持が問 題とな り

さ らに裁 断 時でのび 歪の設 定 が重 要 とな る

 図

一3−14

に おい て

建 方 時の

PS

導入

完 成時の再

PS

導入 に よっ て 吸収す る膜 材の伸 び 歪 を 各々 ε。ρ r ε。w と す る

ε。,の設定が裁 断図を 決 定する上での ポ イン ト で あるが 所 定の 初 期 応 力σ 。 を条 件とし た時

次の ご と き設 定 法が考え られ る

すな わち (1)a。 より高い レベ ル の PS 導 入 値と ε。p を設 定し取 付 け後の応 力 弛 緩 に よりσ。を得る方 法。 (

2

)σ。近 傍の応 力レベ ル を維持 し なが ら繰 り返 し

PS

導入 を 図る方法

(3 )上 記 2者 を 組み合わ せ た方 法。   (

1

)と (

2

)を比較す る と, 前 者は取 付 時の作業性, 後者は作業日数が各々 問 題と なり

した がっ て建 方時の 伸び歪 ε。p の除 去 を大き くするに は両者の適切な組み合 わ せ が有 効 と 思わ れ る。 いずれ に しろε。ρの設定の大小 が経 年 後の膜 面 引 込 量と再PS 作 業量を支 配す ることに な る。   以 上の 諸 点 を 実 際の膜 材で検 討す る た めの 二 軸 応 力 (σ

ω

:at

1 :1)リ ラク セ

シ ョ ン試 験を行っ た

各 応 力レベ ル におけ る48時 間 後の応 力 低 下はいずれも 著し く

通 常 用い られる σ。

2

5kg/cm で は約 50% と なっ て い る (図

3

15 )。 ま た

横と もに σ。= 4kg /cm (

定)と し た時の伸び歪の繰 り返 し吸収試験 (図

一3−16

) で は, 応 力低 下 率はス テッ プご と に徐々 に低 下して い る ものの ε。に対す るε。ρ は小さい

こ の 程 度の低 応 力レ ベ ル で

吸収 効 果を期待す る た め に は横 糸方 向のみ を 先行さ せ る等の 工夫が 必要と思わ れ る

。一

方, 載荷後の 伸び歪を吸 収す ることに よ り除荷後の残存応 力が認め ら れ, 膜 面 安 定 化に対 する再 PS の有 効 性が示 唆さ れて い る

streSS (kg/C鵬)  

25

20 工5 10

 

o0

02

3

15 streSS kgcm)  O

04   0

06   0

08  0

10       Sl

raln リ ラクセ

ショ ン試 験 (σ変 化

1

O    O

el 図

3

16 I n OrO2  0

03  1)

04  

D

05  0

06 リラ ク セ

ション試 験 (σ

定)  本 研究で は 以 上 述ぺ れ た点, す な わ ち膜材 特性 に基 く縮 少 率の設 定 と

PS

導入 とによ る初 期 曲 面の形 成 法および載 荷 後の

PS

再 導入に よる膜 面の安 定 化につ い て 以 下に述べ ハ ンガ

式お よびユ ニ ッ ト式の単

膜 パ ルの実験を通し て確 認, 検討を行う。  

4.

ハ ンガ

式単

膜パルの実験   前 章1

2

,3

で指 摘さ れ

検 討さ れた基

本 問 題 を前 提 と して次の事項を確 認ま た は検 証 する目 的で まずホル ン 型張 力 膜の最も単 純な リッ ジ ケ

ブル な し のハ ンガ

式単

膜パ ル につ い て

実 験を行っ た。   (

1

) ハ ンガ

式張 力膜の基本 的特性であ る張 力 導入      シス テムお よび風荷 重に対す る形 態 抵 抗メカニ ズ      ム の効性  (2 )初 期 曲 面 時に発生す る低 応 力レベ の応 力弛      緩と 風 荷 重 時での高 応 力レベ ル での応 力 弛 緩現      象   (3 )各 応 力レベ ルでの応 力 弛 緩に対し て行わ れ る張      力 導 入 (膜 歪の吸 収)に よ る膜 剛性の定 化   (4 ) ホル ン型 膜の形状解 析 手 法および非 等 張 力      曲面に対す る膜 面 裁 断法の妥当性

(7)

 (5) 膜 剛 性の評価法の相 違に よ る解 析モ デル の比 較  4

1 実験概要  試 験 体は実 物とほ ぼ同 じ規 模 を想 定し, ス パ ン

5m ,

ライズ

ス パン比

O.

15を設 定

境 界フ レ

ム に固定さ れ た膜パ ネルの中 央吊点 を 交 差ア

チで支持す る構 成と し た (写真

4

1)

膜 材 料に は四 フッ化エ チ レ樹 脂

ティン グガ ラス繊 維 布 (ス カイ トップ

FGT −

800 )を使 用し た

吊点お よび周 辺境界部にお け る膜 面へ の 張 力 導 入装置 を図

一4−1

に示す。 図

一4−2

に は測 定 内容および 写 真

4

1 実 験 状 況

      

ズ ホ

   

      (

§

測定点

吹 上風荷重を 想定し た内圧式 載 荷 装 置が示 され てい る

歪 測 定 点 は境 界引 込 み ボル ト全数40点

また 膜 面上の

21

はスケ

ル で変位 測 定し た。

 実験は曲面形成実 験と静的載荷 実験とを 行っ た が

そ の 内の曲面形 成実験フ ロ

を 図

4

3に示す。 こ こ で は 設 定し た膜 形 状と膜 応 力 分 布を得る た めに

3

4で述べ た張 力導入時に発生す る初期 伸びによ る膜 材の応 力 弛 緩 に対 して境 界 引 込みと吊

引上 げ を段 階 的に行っ た

ま た張 力膜 構 造におい て支 配 的 荷 重となる風 荷 重 を対 象 と し

全 面 吹 上 げ状 態 を想 定し た荷 重160kg/m2 を載 荷し た

風荷 重 時に発 生する膜 材の伸びを 吸収する ことに よ り応 力弛 緩 を除 去 し, 所 定の膜 応 力の 回復

維 持 を計る た め, こ こ で も吊 点の引 上 げに よる張 力再 導 入 を行いそ の効果 を検 討し た

4

4に解 析お よ び裁断モ デル を 示す

膜 材 料 特 性につ い て は

形 状 解 析では 3

1と 同

の値 を 用い

応 力 解 析に は表

3

3に示 す

軸 (

Case

 1 およ び二軸 (Case 2)評 価 法に よる値を用い る

裁 断 図 を製 作 する ための膜 材 縮み量 (初 期 歪 )の決 定に際して !1「

1

1

4

1 張 力 導入装 置 膠

 ドセ丿レ      1己点 弓1き

[二げ20c口 「

1

き。。 、。

リ ラク セ

ショ ン1時 闘 境界引き込み5m冊

L

 

s

 

L

         平ftiiax1 甑 吊 点 反 力   (ロ

 ドセ丿レ 。:鉛 直 変 位 ▲:境 界 反 力   (ス トレ イ ン       ゲ

ジ)   断面 図 図

4

2 測 定および載荷装置 リ ラ ク セ

_

シ,,ン ユ

WtUt

 

l

 

I

境 罪引き 込み5min

L

_ _

 

     

ll

_  

1

       A 一

 

「さ

1

 リ ラ ク セ

シ≡星ンコ0分 リ ラク セ

シ コン16

5時1田 4回 吊 点引 き上げ 「

1

吊 点 引 き 上 げ

1

 

1111

 リ ラ ク セ

シ ョン 〜畤1凱

IlIl

リラク

シ;1ン17

51嗣Ill 吊 点引き 」

げ    リ ラ ク セ

シ ョン211乏

1

L

_ _

       

_

    」         1ノ川 liM 静的 載 荷 霙験 図

4

3  曲面形成 実 験フロ

 

z

   

器 茹 点数35 要 素 数4s

warp (縦 糸) X

1

、     仮 定 形 状

’・

x ;    等 張E

・ ・詳 繍 鯵 照 ・       図

一4−4

解 析モデル と裁 断モ デル 材 料 定 数 CASE

 

I1 軸 評 価 CムSE

 

22軸 評 価

121

(8)

ホル ン型の特

で ある非等張 力 性 を考 慮 して

特に 各 膜 幅の横 糸に対して は初 期 曲 面 時の各々 の応 力レベ ル に対応し た 歪 量 を設定し てい る。 膜 要 素は両モ デル共に 開口部 を考 慮 し

一3−

1の モデル a を採 用した

  4

2 実験結果お よび考察  a 形 成  初 期 曲 面に対す る形 状 解析に おいて

ダミ

ブル (n=

2

膜 応 力

σ。

4kg /cm , 応力集 中度をa

4と設定し た。 図

4

5に最 終 的な初 期曲面の実験 値と解析値 (

Case

 2)との比 較 を 示す

こ こ で は吊 点 反 力 を 主 とし た応 力 制 御に よ り曲面形成を 行っ ており

吊 点 位 置におい て実 験 値が解 析 値よ り約

4

cm 高 目とな っ て い るが

全 体 的な曲 面 形 状はほ ぼ

致 して い る。 図

4

7および図

4

8に初 期 曲 面 時 (最終 段 階 )と風 荷 重 時 (5回 目 )に関 する境 界 反 力 (

H

:引 込み ボル ト

本分の軸力

膜 負担幅は 40cm )の分布を 示す。 膜 固定金具の調 整が不 十 分で あっ た境 界 隅 部 を 除 いて全体的な バ ランスが確保さ れ て お り

解 析 値にほ ぼ

し た実 験 結 果 と っ ている

初期 曲面時お よ び風 荷 重 時に発 生す る応力弛緩に対処 し た張 力 導 入ある い は張 力再導入 に よっ て膜面に安 定し た応 力分布が与え られて い る もの と考え られ る。  こ の応 力弛 緩と張 力 導 入の相 関 をまず 初 期 曲面 時につ い て図

4

6に示 す。 膜 応 力 を 直接 反 映 する吊点反 力

V

と境 界 反 力H に注 目し

i回 目の 吊 点 引上 げ (A‘)と 境 界 引 込み (

B

,)に よる張 力 導 入 時の 各々 の反 力 上 昇 と その後の時 間 経 過 T に伴う反 力 減 少 率が示さ れて い る

曲面形成時の境界 引込 み (

Bl− B

,)で は

吊点

Z[c 閥350

°

535 境 界 反 力と もに増 加す るの に対し

吊点 引 上げ(ん

一41。

) では境 界 反 力の化は な く, 吊点 周 辺の膜張力の み が増 大 する傾 向がみ ら れる。 各 反 力 制 御 後に発 生する反 力 減 少は膜 材の応 力 弛 緩を表し て い る が

そ の弛 緩 量は張 力 導入回 数が増 すご とに著 しく減 少して い る ことがわ か る。   b )静 的 載 荷 実 験  風 荷 重 実 験は計 5回 行っ たが 各 載 荷ご とに, 膜 面の伸 亠 呂 亠 口 囚 00 54B21 ひ

L 「   2010 班  

四 10 圀 1

  寄 1 囹 10

iSlz

        10 H [

i

吊 点 反 力    H[ng〕 Vn1

744kg       Ioo v

xp

、=

719kg 1  2   3   4   5   5   7    呂   9  10       圄 解 折 値

   一

“}

Isじ2 旺 2010OO

≡ヨ

6   7   S   9  10 実 験値

一r

・ ・

調

       !  2  3  4  5  6   7  8  9  ユo       回 図

4

7 初 期 曲 面時の境 界反力    

lv

    H[} ユ

_

ノ \

M lo 団 一I  ZDO

ll

逸 柵 12345678910       囚 4・・ “・

聲 声

吊 点反力   H[  l Venel

393kg   dOO v

P

,・

11:kg  zoo 解 栃 値

   o冒

Or1 1SE 2 ユ   2   3   4   5   6  T    呂   9  !D       四 図

4

5  初 期曲面時の形状

ヨ三

1   2  3  4  5  5  T       団

_

_

_

_

_

」 一

亜 ヨ

_

8   曾  10 実 旦1

广「

一一

H〔

li

冫心

 

      崖 2

345618910       回 図

4

8 風荷重 時 (5回 目}の境界 反力  vH ,

 

1r

  3 2         膜 体取付 境 罪 引 き込み及び リ ラ クセ

シ ョ ン        吊点 引 き上 げ 及び [丿 ラ クセ

シ ョ ン      へ1臼LB2                   B3 

 A2A344                 A5 A6 A7 A8       図

4

6 曲 面 形 成実 験に お け る反 力の推 移 し

_

J L

_

_

___

_

__

______一

_尸

_

.一 一

AgAlD

122

(9)

v

日[  50 4D 20 [1回目 ] Z目コ [3回 目] ▼彊力PJ導 入   「ワラクセ

シ ョ ン」 巳 1     

1                     13x

       

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  邇

_

_

L

_

_

L

_

_

i

_

_

_

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L

一 」 0  4 S I2 15 0      160      D [徊 目 ] v[  /  〕

   

畤 闘 [膕 w【  / } 図

4

9 風荷 重 時

張 力 再導 入によ る吊 点反 力の推移 び歪 を 除 去し設 定し た初 期 曲 面 時の応 力レベ ルを維 持す る た めに吊 点引 上 げに よ る 張 力 再導入 を行っ た (図

4

−9

)。 除荷後の 吊点反力

y

の弛緩量は,

風荷重載荷と 張 力 再導入 を繰り返す回数を追う ご と に著し く小さ く な る傾 向がみ ら れ る

ま た境 界反 力

H

の弛 緩 量は初 回の 張 力 再 導入時よ り効 果 的に除去 さ れて お り

4回 目の載 荷で は応 力低下は ほ と んどみ られ ない

 この現 象 を よ り具 体 的 な 風 荷重

吊点反 力の関 係で調 べ て み る

4

0

に示す載 荷回数 国

国につ い て の 吊 点 反 力

V

をみ ると

荷 重 増 加に伴 う減 少 量は少なく な り その曲 線は次 第に解 析 値に近づく傾 向にある

さ ら に最 終 的に安 定 し た膜 挙 動 国に近い の は 二軸 評 価法 を

4

10 風荷 重

吊点反 力 の関 係

Z

[c皿

1

 

100

50

嬉 Il       H

    ウH 用いた

Case

 2よ り

軸 評 価 法に よ る

Case

 

l

で あ る と うこと は注目 さ れ る

境界 反 力

H

につ い ては吊点 反 力 とな り載荷回数に よ る荷 重

反力曲線のは み ら れ ない

む し ろ解析 値と の差 異が顕著で あ る が

これ は解 析モ デル と試験体との構 成要 素 (横 糸 方 向の分 割 数 )の 相 違に起因 している もの と考え ら れ る。  次に風 荷 重 時 (第

1

回)の膜 面変形

Z

お よ び変形 △Z を 図

4

11に示 す

膜の 全 体 的 変 形 挙 動 を 代 表する

A −B

C −D

断 面の形 状 態 (第ユ回最 大変形 12

7cm ) より吹 上 げ 荷 重に対し て効 果 的な ア

チ ア ク シ ョ ンが作 用し て い る こ と が明 確で あ り

ホル ン型の形 態 抵抗シ ス テ ムが 理解さ れ る。 ま た膜の伸び歪が残 留す る た め除 荷 後の変 形が やや高 めに なっ て い る

ちなみ に 第 5回 目の膜 面の最 大 変 位 δ

8

7cm (

C −D

の 中間点

E

)を解 析 値と比 較し て み る と

Case

 lは IL3 % と大 き く

逆に

Case

 2は 30% 小さ く なっ て お り

こ こで も二軸 評 価 法に比べ

軸 評 価 法に よる解 析 値が実験値に 近い値となっ てい る

 さ らに載 荷 回 数 と膜 変 形の関 係 をみ ると (図

一4−12

> 張 力 再 導入 を重ね る につ れ て膜の剛性が高めに安 定 して おり

解 析 値 (

Case

 1お よ び

Case

 2)に近づ く向が み られ る。  以上の結 果よ り

張 力膜 特にホル ン型膜 曲 面におけ る 張 力再 導入の重要 性が確 認さ れ た

 

5.

ユ ニ ト式 単

パネル の実 験  ユ ニ ッ ト式 張 力 膜 構 造の基 本 形で あ る 四角形パ ル を Y[ i50

A

     

Be

E

D

leo 05 A 図

4

11

 

BC

     

E      D

変 形モ

ドおよび変 形 (第1回 ) o      

5 図

4

12 風 荷 重

膜 面 変 位の関係 Ol

(10)

対 象 として

曲 面の形 成 手 順や初 張 力の 入法を確認す る ための曲 面 形成 実験

風荷重に対す る静 力学 的特 性の把 握を目 的と す る 載 荷実験 お よ び 膜材 料の応 力 弛 緩 に対 する再 緊張 実 験を行い析と比較 検討する

  5

1

実 験 概要  試 験体は

境界フ レ

ム間に張 られ た膜 をフ レ

ム隅 部 より斜め下方にびたサスペ ン ドロ ッ ドの 中 央 交 点 上 に立て た束材で押し上 げ, さ らに隅 部 より膜の下 面に 沿っ て リッ ジ ケ

ブル を配 置し た四角 錐状の単

パ ネル で あ る (写真

5

1, 図

5

1

試 験 体寸 法想 定 デ ルの

1

2

とし, ス パ ン 5m , ライ ズ

サグを 共 に

0.

75m

と し た

膜 材は四フ ッ化工

レンコ

テ ィ ン

ガ ラス繊 維 布 (

SHEERFILL

 

m

で ある 曲 面 形 成お よ び張力再導入実験の た め に

部 材 長 を調 整できる機 構 (ナッ トま た は タ

ンバ ックル を束

リッジ ケ

ブル

サス ペ ン ドロ ッ ドに設け たQ  測定項目 お よび 測 定 点 を 図

5

2に示す

変 位 測 定に は 膜 面 上 に 取付け たス チ

ル ワイヤ

とスケ

部 材 応 力の測定はすべて歪ゲ

ジ を用いた

 図

5

3お よ び表

5

1に

各々載 荷 装 置および載 荷 パ タ

ン を示す

雪 荷重は等 価な節 点荷重に置 換し て ト

ナメ ン トを用い て載 荷 し

風 荷 重は膜 面の低ライ ズ ◎   ◎

  ◎ 

     

  ◎  

   N K ◎ 刀 N   K ◎   コ

 5 Sls tl5 6t5 61s Gzs SI5 E卍s         5000       rt リッヅ ケ

 

ア ル

, 菖   濁 足 形     状   コ 境 界反 張   束  力 1ひずみ 図

5

2 測定 項目 お よび測 定 点 卜

ナ メ ン ト

写 真

一5−1

実 験 状 況 …

i

L

・・」

     

フ ル

ド         断  ff  図        図

5

1 試 験体 sxL3

1 / ン ゴn 荷軍プレ

(a) 雪 荷 重

      

緲 ,

      (b)風荷重 図

5

3 載荷装置 表

5

1  載荷パ タ

ン        *下 段 蟲大 荷重 雪    荷     重 風  荷   重 全 面分 布 1/2分 布 1/4分 布

1

全 面 吹上 げ

i20k9

ハ13

300k8

r

性よ り全 面 吹上 げ状 態を想定し て載 荷に は 二重 式 空 気 膜 構造の原理 を利 用 し た。 な お最 大荷重は それぞれ積雪 荷 重 120 

kg

/mz 風 荷 重300 

kg

m2 と し た

 

実 験フ ロ

お よ び解 析モ デル を そ れ ぞ れ 図

5

4

5

5

 5

2  曲面 形 成 実 験

 

初期曲 面の形 成は所 定の初 期 張 力 導入手 順 (図

5

6) にっ て行っ た

初 期 形 状は膜 面を等張 力 (

Nx=Ny =

2

kg

/cm

  Nx 。

・・

O)

リッ ジ ケ

ブル の初 期 形 状 を放 物 線 と仮 定し

曲 面 形成の準備段階 としてサス ペン ドロ ッ

 

 

   

A

》 、

曲 面 形 成 実 験 D ω そ (

 ゆ ゆ

豊 何 重 実 験 1/4

tt

_

リッジ ケ

プル  

   

    東 サ スベ ン ドロッ ド 〈{

a’2)

:勧 軻 鞦 図d5

4  実験フ ロ

膜    フa ン コ  ティン グ   ラ ス 漿 雎 (S  AF[LL[) リ    ケ

ブ ル     1〔

10Cl

1, 嫺

塵 G t

 99sn!c膕 E

T 55x【0

kslci 図

5

5  解 析モデル

(11)

(1)地 ヱ

  リッジケ

プル材 畏 引 旨定   し 束 下 那のジャッキアップ

K =1

  に よ り 所 定の高 さ と する

(2)[邇   東タ

ン バ

ンクル罸 整

  束 を 所憲の材長にす る

(3)匯   リ

ンジ ケ

プル張 力 稠 整

        形 状 決 定       (初R跚 彡状 )       図

5

6  張 力 導 入 手 順

 ノ

∠ もN

N

、丶

 、

  、 〆’屑

1

ツキア ツ フ

〆 丶

  

 !

丶、_

〆囹

 、

   、

 

,ノ

魎 朿9

ンバックル 甥 整

9

り ソケ  7

ル リッジケ

フル       調 驚 2(en )         r 解 析 値 o

4

   P 日

      

   川

    go 時 問 彳

5

7  曲 面 形 成 時の初 期 形 状 表

5

2 曲面形 成時の部材応 力       単 位 (kg) 1ハ

  ー

束 サ  ヘン  

    ロ

1

 

験 値

   0

537743 材 長 指 定 解 析 値 0

337406 実 験 374

7Bl

ll28 張 力 指定 解 析 埴

i

i2 蒭 i

569

、 .

臼84

力 指定よ り 実 験傾

i1276  i: i

642i : 891

90時 間 後 解 析 値 ドと束の接 合位 置 決め を す る際

束は所 定 材 長の

5

% に当た る

75mm

縮め

リッ ジ ケ

ブル は緩めてお く

まず 曲 面形成の

1

段 階と して

あ らか じ め リッジ ケ

ブル を所定材 長に し て お き

束の長さ が所 定 材 長に 達す る までを伸ばす (材長 指 定)。 次に第2段 階 とし て部 材に てん付 した歪 ゲ

ジの値 をモニ

し な が ら リッジ ケ

ブル張 力 を調 整 する (張 力 指 定)

初 期 曲 面 形 成 後の部 材 応 力および形 状につ いて実 験値と解析値と をそ れ ぞ れ表L5

2, 図

5

7に示す

材長指 定に よ る 曲 面 形 成 実 験で は

リッ ジケ

ブル に張 力が 入 ら な かっ た ため

張 力 指 定 法では応 力弛 緩 を 考 慮 して形 状 解 析 結 果の 1

6倍の張 力を リッ ジ ケ

ブル に導入 し た

張 力 指 定 実 験 後,

90

時間放置 し た状態では

各 部 材 応 力は2

3割 程 度 低下 し

形状解析 結果の 1

2

1

3 倍となっ た。 また形 状は解 析値と最大約

2cm

違 を示し た が

ス パ ン に対す る割 合は

1

250

と な る。   5

3  静 的 載 荷 実 験  風荷重と雪荷重にす る荷重と膜 面 変 位の関 係を図

5−8

に示す

風荷重に対し て鉛直変位の実 験 値は解 析 値 よ り著しい 非線を示し全 体 的に小さい

また雪 荷 重

しては特に リッ ジ ケ

ブル上の

B

点での両 者の差 が 著し く実 験 結 果が大 きい値 を示している

これ は リッジ ケ

ブルと膜 面との接 続 状 況が解 析 上

適切に モデル化 できて いない ためと考えられ今 後の課 題 といえ よ う

変 δ

15  

10  

5   0   5   10  」5  20(  ) aZ em ) 20 10 0

畫0 図

5

8  荷重と変 位の関 係 雪 荷 重 (全 面 )  

実服 恒 1直 ^

250      0       250cm )     雪 荷 重 (全 面 〉

風 荷重 (全 面 )     図

5

9 変形 お よ び変形モ

ド (全 面 載 荷) 初 期 形 状         Z1 B

一一

雪 荷 重 (120k8m (cm > 10050 B

B

353 0 353( 雪 荷 重 (1〆2) △z(  )

5

10 変形お よ び変形モr ド (半面載荷 ) 形モ

ドを風お よび雪荷重の大 値に対して比 較してみ る と

初 期 形 状を は さ んで両者が対 称 的な モ

ドを示し て い る (図

5

9)。 半 面 雪 荷 重時 (図

5

10 )で は変 形 は逆 対 称モ

ドを示 す。 変形性状は ほ ぼ解 析 と 同様の傾 向 を示して い る

なお風

雪荷重は と も に実 験に対 応す る分布荷重 とし て解 析し て お り, 特に風 荷重の解析では 非

圧材であ る リッジケ

ブルを取 り除い て解析し た

 荷

重と リッ ジ ケ

ブル張 力の 関 係を図

5

11に示す

風 お よび雪 荷 重に対 する応 ガ 変 化は実 験値と解析 値と で

参照

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