特集:日本の精神保健と福祉の課題と展望
日本医療最後の暗部に光を求めて
長谷川敏彦
国立保健医療科学院 政策科学部
Shedding the Light on the Last Area of Health Care in Japan: Mental Health Care
Toshihiko H
ASEGAWADepartment of Policy Sciences, National Institute of Public Health
第1 回の保健医療科学セミナーの企画は,私の方で考えさ せていただきましたが,精神の問題というのは保健,医療, 福祉,3 つの側面が入り組んだ大きな課題で,最初のセミナー にふさわしいテーマだと考えております. 本日は,2 年半前,国立医療・病院管理研究所時代から取 り組んでまいりました精神医療並びに保健に関する研究結 果を発表させていただきます.全部で8 項目と多岐にわたる 内容です.「国際比較」からはじめ,「現状分析」「歴史分析」 「供給と資源の適合分析」「県別評価」「将来予測」「退院曲線」, 最後にこれらを踏まえて「政策提言」をいたします.
1.国際比較
不思議なことに,世界中の精神病床数は減っていますが, 日本だけが唯一増えてきました(図1).大変ショッキングな ことは,フィンランドやいくつかの国々は,かつては現在の 日本よりも病床数が多かったのに,ところが,20 年かかっ て日本よりも下がっているということです.よく見ますと, 幾つかのグループに分かれます.非常に高い国のフィンラン ド,ルクセンブルク,こういう国々が今や大体人口1000 人 に1 にまで減ってきている.あるいは,もともと低かったグ ループがありますし,もちろんかつて多くて,アメリカ,オー ストラリアのように,次第に下がってきて現在は低い国もあ ります.結果としてはどこの国も今は低いということで,日 本だけがはずれ値です.いえ,病床数だけじゃありません, 平均在院日数も大変長く,退院票,患者調査からとったもの ですが,殆ど平均1 年間入院しているということになってお ります.スペインとかイタリアとかが少し長いのですけれど も,それも近年はもう大体4~50 日にまで下がってきていま 0 1 2 3 4 5 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 0 1 2 3 4 5 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 日本 日本を除く平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差OECD Health Data2000
OECD Health Data2000
フィンランド アイルランド スウェーデン 米国 オーストラリア 独 ルクセンブルグ 日本 0 1 2 3 4 5 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 0 1 2 3 4 5 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 日本 日本を除く平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差
OECD Health Data2000
OECD Health Data2000
フィンランド アイルランド スウェーデン 米国 オーストラリア 独 ルクセンブルグ 0 1 2 3 4 5 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 0 1 2 3 4 5 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 日本 日本を除く平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差
OECD Health Data2000
OECD Health Data2000
フィンランド アイルランド スウェーデン 米国 オーストラリア 独 ルクセンブルグ 日本 図1 精神病床数年次推移 (人口1000 対,OECD30 ヶ国 1960-2000) 〒351-0197 埼玉県和光市南 2-3-6
0 100 200 300 400 19 60 19 62 19 64 19 66 19 68 19 70 19 72 19 74 19 76 19 78 19 80 19 82 19 84 19 86 198 8 19 90 19 92 19 94 19 96 19 98 200 0 日数 0 100 200 300 400 19 6 0 19 6 2 19 6 4 19 66 19 68 19 7 0 19 7 2 19 7 4 19 7 6 19 78 19 80 19 82 19 84 19 8 6 19 88 19 9 0 19 92 19 94 19 9 6 19 98 20 00 日本 日本を除く平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差
OECD Health Data2000 日本 イタリア スペイン ギリシャ 0 100 200 300 400 19 60 19 62 19 64 19 66 19 68 19 70 19 72 19 74 19 76 19 78 19 80 19 82 19 84 19 86 198 8 19 90 19 92 19 94 19 96 19 98 200 0 0 100 200 300 400 19 60 19 62 19 64 19 66 19 68 19 70 19 72 19 74 19 76 19 78 19 80 19 82 19 84 19 86 198 8 19 90 19 92 19 94 19 96 19 98 200 0 日数 0 100 200 300 400 19 6 0 19 6 2 19 6 4 19 66 19 68 19 7 0 19 7 2 19 7 4 19 7 6 19 78 19 80 19 82 19 84 19 8 6 19 88 19 9 0 19 92 19 94 19 9 6 19 98 20 00 日本 日本を除く平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差 0 100 200 300 400 19 6 0 19 6 2 19 6 4 19 66 19 68 19 7 0 19 7 2 19 7 4 19 7 6 19 78 19 80 19 82 19 84 19 8 6 19 88 19 9 0 19 92 19 94 19 9 6 19 98 20 00 日本 日本を除く平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差
OECD Health Data2000 日本 イタリア スペイン ギリシャ 図2 平均在院日数 年次推移 (OECD25 ヶ国 1960-2000) 図3 疾病別入院患者数 すし,世界標準では2~30 日ということです.したがって, 国際比較からいえることは,日本は驚くべきはずれ値だとい うことです(図2).
2.現状分析
次に,かつて精神分裂症と呼ばれた統合失調症というのは どういう病気かを中心に,精神疾患全体の現状を見てまいり ましょう(図3). まず統合失調症の精神疾患の中での位置づけについてで す.現在精神疾患で入院しておられる方は約30 数万人おら れます.そのうちの20 数万人が統合失調症,そして,もし 精神病床だけに限りますと,統合失調症以外の疾病は減りま すし,1 年以上入院だけを見ますと,ほとんどが統合失調症 です.統合失調症だけを,外来と入院で見てみますと,大体 入院で20 数万人,そして外来で約 6~70 万人,合わせて 8 ~90 万人の方がおられる. ちなみに, 外来総患者数は外来 6 人数×―×外来の通院回数の方法で計算したものでありま 7 す.その大半が診療所でなく病院に通っておられる.1 番驚 くべきことは,これは入院ですけれども,5 年以上入院され ている方が12 万人おられる.10 年以上でも 8 万人.現在, 終身刑を受けますと,それでも終身刑の途中で出てこられる ため,平均10 年間ぐらい,15 年間ぐらいで出所となるのだ そうです.つまり,日本には終身刑を受けた方のような長期 0 50000 100000 150000 200000 250000 300000 350000 400000 合計 精神病床 精神病床 1年 以上入院 1999 患者調査 その他の精神作用物質使用による精神及び行動の障害 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害 精神遅滞 その他の精神及び行動の障害 その他の精神及び行動の障害 アルコール使用 アルコール使用<<飲酒飲酒>>による精神及び行動の障害による精神及び行動の障害 気分 気分[[感情感情]]障害障害((躁うつ病を含む躁うつ病を含む)) 血管性及び詳細不明の痴呆 精神分裂病、分裂病型障害 及び妄想性障害 0 50000 100000 150000 200000 250000 300000 350000 400000 合計 精神病床 精神病床 1年 以上入院 1999 患者調査 その他の精神作用物質使用による精神及び行動の障害 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害 精神遅滞 その他の精神及び行動の障害 その他の精神及び行動の障害 アルコール使用 アルコール使用<<飲酒飲酒>>による精神及び行動の障害による精神及び行動の障害 気分 気分[[感情感情]]障害障害((躁うつ病を含む躁うつ病を含む)) 血管性及び詳細不明の痴呆 精神分裂病、分裂病型障害 及び妄想性障害 0 50000 100000 150000 200000 250000 300000 350000 400000 合計 精神病床 精神病床 1年 以上入院 1999 患者調査 その他の精神作用物質使用による精神及び行動の障害 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害 精神遅滞 その他の精神及び行動の障害 その他の精神及び行動の障害 アルコール使用 アルコール使用<<飲酒飲酒>>による精神及び行動の障害による精神及び行動の障害 気分 気分[[感情感情]]障害障害((躁うつ病を含む躁うつ病を含む)) 血管性及び詳細不明の痴呆 精神分裂病、分裂病型障害 及び妄想性障害 0 50000 100000 150000 200000 250000 300000 350000 400000 合計 精神病床 精神病床 1年 以上入院 1999 患者調査 その他の精神作用物質使用による精神及び行動の障害 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害 精神遅滞 その他の精神及び行動の障害 その他の精神及び行動の障害 アルコール使用 アルコール使用<<飲酒飲酒>>による精神及び行動の障害による精神及び行動の障害 気分 気分[[感情感情]]障害障害((躁うつ病を含む躁うつ病を含む)) 血管性及び詳細不明の痴呆 精神分裂病、分裂病型障害 及び妄想性障害入院
3 3ヶ月未満ヶ月未満2.12.1万万 1 1年未満年未満2.52.5万万 1年以上5年未満5.2万 5年以上10年未満 3.4万 10 10年以上年以上3.93.9万万 20 20年以上年以上4.44.4万万 0 100000 200000 300000外来
0 100000 200000 300000 400000 500000 600000 700000 診療外来 診療外来 12.9 12.9万万 病院外来 51.1万 1999 患者調査入院
3 3ヶ月未満ヶ月未満2.12.1万万 1 1年未満年未満2.52.5万万 1年以上5年未満5.2万 5年以上10年未満 3.4万 10 10年以上年以上3.93.9万万 20 20年以上年以上4.44.4万万 0 100000 200000 300000外来
0 100000 200000 300000 400000 500000 600000 700000 診療外来 診療外来 12.9 12.9万万 病院外来 51.1万外来
0 100000 200000 300000 400000 500000 600000 700000 診療外来 診療外来 12.9 12.9万万 病院外来 51.1万 1999 患者調査 図4 統合失調症患者数 図5 統合失調症人口割合 1999 1 歳階級別 の在院が8 万人,5 年以上入院されている方が 12 万人おら れるということであります(図4). 年齢階級別に見ますと,入院が多いのは,中年期以降であり まして,若年期では相対的に外来が多い.両方合わせまして, こういうカーブを描いておりますが,このピークは,通常い われております人口の1%が大体精神障害者だといわれてお るのに,一致しております(図5).これは,先ほど申し上げ ました外来の数は7 分の 6 掛ける外来通院期間数で算出した ものであります.これを実は微分をしますと,発生頻度が出 てまいります.先ほど 1 歳階級別にとりました患者数を 10 年間で移動平均いたしますと,発生率がわかってまいりまし て,こういうようなカーブがわかります.つまり,2 つピー クを持っている.15 歳から大体 40 歳ぐらいまでの間のピー クで,ピーク自身は27 歳ぐらいになる(図 6).2 つ目のピー クは50 歳から 55 歳までのピークで 50 歳ごろにピークがあ る.この2 つがどうも発生しているようであります.患者調 査はばかにならなくて有用です.結構,普通の臨床的な印象 と合うんじゃないでしょうか. 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
入院
外来
外来
総数
総数
患者調査1999 年齢人口 1 %
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
入院
外来
外来
総数
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患者調査1999 年齢人口 1 %
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
入院
外来
外来
総数
総数
患者調査1999 年齢人口 1 %
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
入院
外来
外来
総数
総数
患者調査1999 年齢人口 1 %
統合失 調症 各 歳発生 率
患者調査 患者調査19991999 17 25 33 41 49 57 65 - 5000 - 4000 - 3000 - 2000 - 1000 0 1000 2000 3000 4000 m f 10 区間移動平均 (m) 10 区間移動平均 (f )年齢
第1ピーク
27歳頃
第2ピーク
50歳頃
統合失 調症 各 歳発生 率
患者調査 患者調査19991999 17 25 33 41 49 57 65 - 5000 - 4000 - 3000 - 2000 - 1000 0 1000 2000 3000 4000 m f 10 区間移動平均 (m) 10 区間移動平均 (f )年齢
第1ピーク
27歳頃
第2ピーク
50歳頃
図6 統合失調症 各歳発生率 図7 病床種類歴史変遷 人口10 万対,病床種別3.歴史分析
かつての統合失調症がどのような歴史的経緯を経たかと いうことをちょっと見てまいりたいと思います.戦後の病床 数はこのように変遷してまいりました.当初,結核病床がた くさんあり,一般病床と半々ぐらいで,そして次第に結核病 床は精神病床に変わり,そして精神病床もやっと近年減少の 傾向にある(図7). それでは,精神病床の微分をとってみましょう.この数が1 年間にふえた精神病床のパターンであります.戦前期には精 神病床は非常に少なくて,大正から昭和の初期にかけて少し, いわゆる精神医学の黎明期があって,戦争ですべてが破壊さ れた後,やっと55 年ごろにクロルプロマジンが発見されま して,積極的に病院で治療をして安定させて家に帰そうとい うことで病床が増えたと聞いております.そのタイミングに 一致しております.実は,ライシャワー事件が同時に起きて 大きな増床ピークを迎えますが,病床数はライシャワー事件 -400 -200 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 感染関連 精神病床 精神病床 結核病床 結核病床 一般病床一般病床 診療所病床 診療所病床 医療施設調査 医療施設調査 国民皆保険医療計画
-400 -200 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 感染関連 精神病床 精神病床 結核病床 結核病床 一般病床一般病床 診療所病床 診療所病床 -400 -200 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 感染関連 精神病床 精神病床 結核病床 結核病床 一般病床一般病床 診療所病床 診療所病床 医療施設調査 医療施設調査 国民皆保険医療計画
-400 -200 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 感染関連 精神病床 精神病床 結核病床 結核病床 一般病床一般病床 診療所病床 診療所病床 医療施設調査 医療施設調査 国民皆保険医療計画
-400 -200 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 感染関連 精神病床 精神病床 結核病床 結核病床 一般病床一般病床 診療所病床 診療所病床 -400 -200 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 感染関連 精神病床 精神病床 結核病床 結核病床 一般病床一般病床 診療所病床 診療所病床 -400 -200 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 感染関連 精神病床 精神病床 結核病床 結核病床 一般病床一般病床 診療所病床 診療所病床 医療施設調査 医療施設調査 国民皆保険医療計画
図8 精神病床数の歴史推移 図9 統合失調症入院率(対総人口)と年間増床数との対比 の前にもう既に増えていたということに気をつけてくださ い.その後,宇都宮事件が起こりましたから,病床の増床が 減りまして,近年は減に転じています(図8). このパターンを積分しますと,全病床数になります.この 病床増加率を先ほどのパターンと逆向きに99 年との相対年 齢にしました.病気の発生率が27 歳でピークでしたね.そ のピークのときにふえた増床の形に描きました.これが全患 者,そして1 年以上入院している人,そして 5 年以上入院し ている人,10 年以上入院している人,20 年以上入院してい る人,いかがでしょうか.27 歳のときに増床した増床ピー クの図,パターンと,現在入院されている入院患者のパター ンが極めてうまく一致しております(図9). 1975 年と 1999 年の患者数を使いまして 1 歳階級別に入院 患者数,それから外来患者数,先ほどの外来掛ける7 分の 6 掛けるは平均外来通院日数で算出しました総患者数を見ま した.これが年齢階級別総患者数です.これが外来患者数, これは入院患者数,足したものが総患者数です(図10). 99 年は特徴があるのは入院患者がずっと右に寄っている ということで,若年層では入院患者は少ないということであ りまして,そして先ほど見ましたよね.外来患者が多い,両 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90-0.004 -0.002 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 全入院 1年以上 5年以上 10年以上 20年以上
病床増加率
病床増加率
入 院 率 (対 総 人 口 )年齢
患者調査 1999医療施設調査病
床
増
加
率
0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90-0.004 -0.002 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 全入院 1年以上 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90-0.004 -0.002 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 全入院 1年以上 5年以上 10年以上 20年以上病床増加率
病床増加率
入 院 率 (対 総 人 口 )年齢
患者調査 1999医療施設調査病
床
増
加
率
0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90-0.004 -0.002 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 全入院 1年以上 5年以上 10年以上 20年以上病床増加率
病床増加率
入 院 率 (対 総 人 口 )年齢
患者調査 1999医療施設調査病
床
増
加
率
0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90-0.004 -0.002 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 全入院 1年以上 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90-0.004 -0.002 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 全入院 1年以上 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90-0.004 -0.002 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 全入院 1年以上 5年以上 10年以上 20年以上病床増加率
病床増加率
入 院 率 (対 総 人 口 )年齢
患者調査 1999医療施設調査病
床
増
加
率
0 50000 100000 150000 200000 250000 300000 350000 400000 1915 1925 1935 1945 1955 1965 1975 1985 1995 0 3000 6000 9000 12000 15000 18000 21000 24000 医療施設調査 昭 和 四 〇 年 改 正 ( 65) 精 神 保 健 法 成 立 ( 87〕 精 神 保 健 福 祉 法 改 正 ( 95) 精 神 病 院 法 施 行 ( 23) 精 神 衛 生 法 施 行 ( 49) 宇 都 宮 病 院 事 件 ( 82) 精神病床総数 年間増床数 ラ イ シ ャ ワ ー 事 件 ( 64) 戦 争 に よ る の 破 壊 薬 物 療 法 の 幕 開 け 施 設 か ら 地 域 へ 、 ク ロ ル プ ロ マ ジ ン 発 見 ( 52) 精 神 科 医 療 黎 明 期 病 床 数 増 加 精神病床総数 年間増床数 0 50000 100000 150000 200000 250000 300000 350000 400000 1915 1925 1935 1945 1955 1965 1975 1985 1995 0 3000 6000 9000 12000 15000 18000 21000 24000 医療施設調査 昭 和 四 〇 年 改 正 ( 65) 精 神 保 健 法 成 立 ( 87〕 精 神 保 健 福 祉 法 改 正 ( 95) 精 神 病 院 法 施 行 ( 23) 精 神 病 院 法 施 行 ( 23) 精 神 衛 生 法 施 行 ( 49) 宇 都 宮 病 院 事 件 ( 82) 精神病床総数 年間増床数 ラ イ シ ャ ワ ー 事 件 ( 64) 戦 争 に よ る の 破 壊 薬 物 療 法 の 幕 開 け 施 設 か ら 地 域 へ 、 ク ロ ル プ ロ マ ジ ン 発 見 ( 52) 精 神 科 医 療 黎 明 期 病 床 数 増 加 精神病床総数 年間増床数(一歳階級,入院期間別,27 歳時での年間増床数) 図10 統合失調症人口割合 1 歳階級別 図11 全入院患者割合 対1 歳階級別人口 方合わせてこういうピークをなしている.では,外来患者を 今の3 年間,75 年,87 年,99 年の患者数を使いまして見ま すと,年齢階級別で見ますと,こういうふうになって,だん だん高年期に行くほどふえる形をとっております. 同様に入院はこうなっております.入院は75 年,87 年, 99 年,この 24 年間.12 年間,12 年間,24 年間の間にこの ようなピークが右に移動する形をとっております(図11). そこで,入院もコホートで12 年生年をずらしました.12 年 間ずらしてもピークが変わりません.87 年と 99 年は同じ人 です.何と日本の入院患者は24 年間の間に変わらなかった (図 12).ずっと入院していたんです.ちょっと不思議です よね.患者数と入院を見ますと,さっき1 年間,5 年間,10 年間入院の方がいましたね.これがすべて1 年以上,5 年以 上,10 年以上,20 年以上と,恐らくご本人ないしは病院の 都合で少しずつ転々とされておられるけれども,一度入院し たら,特にかつての増床期に入院された方はそのままずっと 入院してとらわれているということを意味しているんでは ないでしょうか. 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢
1999
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
外来
総数
患者調査 患者調査 年齢 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢1999
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
外来
総数
患者調査 患者調査 年齢1975
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢1999
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
外来
総数
入院
外来
総数
患者調査 患者調査 年齢 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢1999
50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢1999
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
外来
総数
患者調査 患者調査 年齢 0 0.002 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢1999
50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢1999
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
外来
総数
患者調査 患者調査 年齢1975
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 50 55 60 65 70 75 80 85 入院 外来 総数 年齢1999
0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84 0 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.012 0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 78 84入院
外来
総数
入院
外来
総数
患者調査 患者調査 年齢 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 年齢 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 年齢 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 年齢 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 年齢 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 年齢 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 年齢0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 1999 1994 1989 1984 1979 1974 1969 1964 1959 1954 1949 1944 1939 1934 1929 1924 1919 1914 1909 1904 生年 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 1999 1994 1989 1984 1979 1974 1969 1964 1959 1954 1949 1944 1939 1934 1929 1924 1919 1914 1909 1904 生年 0 0.0005 0.001 0.0015 0.002 0.0025 0.003 0.0035 0.004 0.0045 1975 1987 1999 患者調査 患者調査19751975、、19871987、、19991999 1999 1994 1989 1984 1979 1974 1969 1964 1959 1954 1949 1944 1939 1934 1929 1924 1919 1914 1909 1904 1999 1994 1989 1984 1979 1974 1969 1964 1959 1954 1949 1944 1939 1934 1929 1924 1919 1914 1909 1904 生年 図12 全入院患者割合 同一コホートに合わせるため12 年づつずらしたもの 10093 単科標榜4106 病院7151 内科564 二科標榜3803 大学教官818 神経科263 三科標榜1636 研修医848 その他308 その他548 診療所1276 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000
主診療科
標榜科数
場所
3師調査 1996 10093 単科標榜4106 病院7151 内科564 二科標榜3803 大学教官818 神経科263 三科標榜1636 研修医848 その他308 その他548 診療所1276 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000主診療科
標榜科数
場所
3師調査 1996 10093 単科標榜4106 病院7151 内科564 二科標榜3803 大学教官818 神経科263 三科標榜1636 研修医848 その他308 その他548 診療所1276 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000主診療科
標榜科数
場所
10093 単科標榜4106 病院7151 内科564 二科標榜3803 大学教官818 神経科263 三科標榜1636 研修医848 その他308 その他548 診療所1276 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000主診療科
標榜科数
場所
3師調査 1996 図13 精神科医分類 医療界は一般に情報が供給側に偏在しており,供給が需要 を生み出す傾向があるといわれてきましたが,精神病床はそ の好例といえましょう.4.供給資源
それでは,現在の精神病に対する資源がどうなっているか を分析しましょう.まず精神科医ですが,さすがに精神科医 は,精神科医を標榜している医者のうち,大半が自分は精神 科医だというふうに標榜している方が多いようであります. 約1 万数千人おられる.ところが,単科で精神科,私は精神 科医だけだといっている方は少なくて,やはり2,3 同時に 他の診療科を標榜しておられる方が多いようであります.一 番特徴的なのは,これらの先生方は基本的には病院におられ て診療所の方は非常に少ない.1 割以下で 1200 名ぐらいし かおられないということであります(図13). また,同様に医療施設調査から調べました診療科ですけれ ども,精神病院あるいは診療所は,精神病院のところは精神 病院ですので,1000 しかありませんし,診療所の方も約 1000 弱ということで大変に数が少ない. 人口10 万,私は平均的な人口をもとに標準市町村圏分析 というのを以前から開発して使っておりまして,日本の国の 平均で人口10 万にどれぐらいの患者さんや医療資源がある のかを分析してきました(図14).これを使うと地域の平均 的需要が把握しやすく,かつ供給側は保健医療福祉を超えて とらえられます.これを先ほどの患者数とその資源でみます と,まず患者は670 名ぐらいおられます.そのうち 170 人図14 標準市町村圏分析(精神ケア) 人口10 万人対 全国平均,回数は年間,1999 年
ストレス状態
発症
長期化
重症化
死亡
遺伝素因
ストレスコー
ピング資源
ストレスイベント
ストレッサー
軽症
診療所外来
病院短期入院長期入院
自殺
事故
発見の
遅延
第一次予防
(保健)
第二次予防
(医療)
第三次予防
(福祉)
図15 が入院していて,約600 名ぐらいが外来通院をしておられる わけでありますけれども,先ほどおっしゃっておられました ように,170 人のうち 35 人までが 20 年間入院されているん ですよ.そして,570 人のうち,残念ながら 176 人,20%ぐ らいしか診療所でかかっておられなくて,残り大半は病院に かかっておられる. さて,供給側ですけれども,精神病院が人口10 万に 1 個 ぐらいの割合で存在しておりまして,診療所は大体3 カ所ぐ らいしかないんですね.ですから,176 人しかいないといえ ばいないんですけれども,外来患者に対する診療所の数なり, 精神科医に至っては2 名ぐらいしかおられないということで, 大変に数が少ない.保健所の活動もこういう形で決して十分分裂病
674人
206床
精神科医
8人
170
170
人
人
576
576
人
人
入退院
247回
80床
精神科医2人
(主たる1人)
9人定員 復帰施設2990回
199回
139回
229回
訪問指導155回
デイケア494回
相談 90人 24人 363人 訪問者数 0.4ヶ所 デイケア 0.5ヶ所 訪問看護 0.5ヶ所 福 祉 施 設 保 健 所 診 療 所 他 病 院 精 神 病 院1
3
1
1
20 20年以上年以上 入院 入院 35 35人人 診療所 診療所 外来 外来 176 176人人入院
外来
分裂病
674人
206床
精神科医
8人
170
170
人
人
576
576
人
人
170
170
人
人
576
576
人
人
入退院
247回
80床
精神科医2人
(主たる1人)
9人定員 復帰施設2990回
199回
139回
229回
訪問指導155回
デイケア494回
相談 90人 24人 363人 訪問者数 0.4ヶ所 デイケア 0.5ヶ所 訪問看護 0.5ヶ所 福 祉 施 設 保 健 所 診 療 所 他 病 院 精 神 病 院1
3
1
1
20 20年以上年以上 入院 入院 35 35人人 診療所 診療所 外来 外来 176 176人人入院
外来
とはいえない.福祉施設も定員は9 名ということでありまし て,ここに入院されている方が退院されて収容されるには大 変数が少ないということがわかります.
5.県別評価
ちょっと踏み込みまして,県別にも評価してみました.ス トレスがあって発症して,そして長期になって,最後に,場 合によっては亡くなったりするというふうな自然史を想定 して,当然,保健,医療,福祉.第1 次予防,第 2 次予防, 第3 次予防で介入することによって,この自然史の進行をと め死亡や障害を予防するということが各自治体に求められ ています(図15). そこで,ここにある12 の項目を指標として選定し,定義 をいたしまして,国民生活基礎調査や630 調査から数をとり まして,算定いたしました(図16).そして,この 12 項目 に重みをつけずに順位をつけますと,福井県が1 番トップに 来まして,島根県が最低でございました.そして,その問題 点,これは実は1 番外側が 1 位で 1 番内側が 47 位に並んで おりますが,福井県はどうも医者の数とか統合失調症で5 年 以上入院している方の数が多いという問題点はある.島根県 の場合は総体に悪いんですが,5 年入院している方は比較的 に少ない.社会復帰に努力されているんでしょうかね.事実, 復帰施設に関しては,割合と数が多い.こういうようなこと がわかります.これを見られたらわかりますように,各県ご とに随分ばらついているということがわかるんじゃないで しょうか(図 17). 630調査(1999) デイケア利用者数/県民人口 デイケア利用率 630調査(1999) 社会復帰施設定員数/県民人口 社会復帰施設数 地域保健・老人保健事業報告 保健所への精神保健相談件数/県民人口 精神保健相談件数 三師調査(1999) 精神科を標榜する医師数/県民人口 精神科医師数 医療施設調査(1999) 精神科を標榜する診療所数/県民人口 精神科診療所数 人口動態統計(1999) 男性自殺死亡者数/男性県民人口 男性自殺率(年齢調整) 患者調査(1999) 統合失調症で5年以上入院患者数/県民人口 統合失調症長期入院率 患者調査(1999) 統合失調症で診療所外来に通う患者数/県民人口 統合失調症診療所外来 率 患者調査(1999) 統合失調症患者数/県民人口 統合失調症有病率 国民生活基礎調査(1998) ストレス・悩みがある人口/県民人口 ストレス保有率資料
定義
指標
630調査(1999) デイケア利用者数/県民人口 デイケア利用率 630調査(1999) 社会復帰施設定員数/県民人口 社会復帰施設数 地域保健・老人保健事業報告 保健所への精神保健相談件数/県民人口 精神保健相談件数 三師調査(1999) 精神科を標榜する医師数/県民人口 精神科医師数 医療施設調査(1999) 精神科を標榜する診療所数/県民人口 精神科診療所数 人口動態統計(1999) 男性自殺死亡者数/男性県民人口 男性自殺率(年齢調整) 患者調査(1999) 統合失調症で5年以上入院患者数/県民人口 統合失調症長期入院率 患者調査(1999) 統合失調症で診療所外来に通う患者数/県民人口 統合失調症診療所外来 率 患者調査(1999) 統合失調症患者数/県民人口 統合失調症有病率 国民生活基礎調査(1998) ストレス・悩みがある人口/県民人口 ストレス保有率資料
定義
指標
630調査(1999) デイケア利用者数/県民人口 デイケア利用率 630調査(1999) 社会復帰施設定員数/県民人口 社会復帰施設数 地域保健・老人保健事業報告 保健所への精神保健相談件数/県民人口 精神保健相談件数 三師調査(1999) 精神科を標榜する医師数/県民人口 精神科医師数 医療施設調査(1999) 精神科を標榜する診療所数/県民人口 精神科診療所数 人口動態統計(1999) 男性自殺死亡者数/男性県民人口 男性自殺率(年齢調整) 患者調査(1999) 統合失調症で5年以上入院患者数/県民人口 統合失調症長期入院率 患者調査(1999) 統合失調症で診療所外来に通う患者数/県民人口 統合失調症診療所外来 率 患者調査(1999) 統合失調症患者数/県民人口 統合失調症有病率 国民生活基礎調査(1998) ストレス・悩みがある人口/県民人口 ストレス保有率資料
定義
指標
図16 評価項目47位島根県
ストレス 男自殺率 分裂有病率 分裂5年入院 分裂診療所外来 デイケア 復帰施設 相談件数 医師数 診療所1位福井県
ストレス 男自殺率 分裂有病率 分裂5年入院 分裂診療所外来 デイケア 復帰施設 相談件数 医師数 診療所47位島根県
ストレス 男自殺率 分裂有病率 分裂5年入院 分裂診療所外来 デイケア 復帰施設 相談件数 医師数 診療所1位福井県
ストレス 男自殺率 分裂有病率 分裂5年入院 分裂診療所外来 デイケア 復帰施設 相談件数 医師数 診療所47位島根県
ストレス 男自殺率 分裂有病率 分裂5年入院 分裂診療所外来 デイケア 復帰施設 相談件数 医師数 診療所 ストレス 男自殺率 分裂有病率 分裂5年入院 分裂診療所外来 デイケア 復帰施設 相談件数 医師数 診療所1位福井県
ストレス 男自殺率 分裂有病率 分裂5年入院 分裂診療所外来 デイケア 復帰施設 相談件数 医師数 診療所 ストレス 男自殺率 分裂有病率 分裂5年入院 分裂診療所外来 デイケア 復帰施設 相談件数 医師数 診療所 図17 県別ベンチマーク6.退院曲線
将来予測をするために,退院曲線を分析いたしました.以 前から私日本の患者の退院分析をやっておりまして,2 つの 同位性元素が崩壊していくカーブと似ているなと思ってお りました(図18).つまり,入院患者は急速に退院するグルー プの人と疾病の構造に入院が長期になってしまう方,その典 型は脳卒中と筋骨格系の病気じゃないでしょうか.実は精神 病もそれの典型になると思っております.これは私の悲願で ありまして,老人保健課の課長補佐した時代から,この絵を かきたいと思って,皆さんのおかげでこれを準備するために 研究いたしまして,年齢階級ごとにかきました実測の退院 カーブです.分母を入院患者,分子を退院患者にとりまして, 何%ずつ退院していくかということをプロットしたのがこ の図でありまして,これで大体5 年間ぐらいにプロットして おります.それとワイルドモデルで2 コンポーネントモデル でフィットさせようとしました.ワイルドモデルはもしこの 係数が1 であればそのままポアソン分布になりまして,2 つ患者調査 1993
1 10 100 0 03週 06週 09週 12週 15週 18週 21週 24週 27週 30週 33週 36週 39週 42週 45週 48週 51週入院患者割合(l
o
g)
脳卒中
筋骨格系
長期コンポーネント 急性期コンポーネント放射線同位元素類似
放射線同位元素類似
2
2
コンポーネントモデル
コンポーネントモデル
患者調査 1993
1 10 100 0 03週 06週 09週 12週 15週 18週 21週 24週 27週 30週 33週 36週 39週 42週 45週 48週 51週入院患者割合(l
o
g)
脳卒中
筋骨格系
長期コンポーネント 急性期コンポーネント放射線同位元素類似
放射線同位元素類似
2
2
コンポーネントモデル
コンポーネントモデル
図18 退院患者動態分析0.01
0.1
1
0
400
800
1200
1600
0.01
0.1
1
0
400
800
1200
1600
推計式:2コンポーネント、ワイブルモデル
実測値
推計値
(日) (日) 10-19歳 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 10-19歳 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上Y= A * exp ( - B * (在院日数 + 1) ^ C )+ ( 1- A ) * exp ( - D * (在院日数 + 1 ) )
図19 統合失調症 退院曲線(実測,推計)のロジスティック,見事に2 つの放射性同位元素が存在する という形になるわけでありますけれども,かなりそれに近い 状態になっております.このモデルにフィットしてみました 結果,こうなりました(図19). そう考えてまいりますと,宇都宮事件以降,ライシャワー の前後,そしてクロルプロマジン以前の3 つのグループに分 けて患者さんをみると,長期と短期に分かれて,そこから退 院していかれる,特に高齢者では死亡退院が多いパターンに なっております(図20).
7.将来予測
将来予測をやってみました.1 年以上入院されている方の 割合というのは年齢と共に上がってまいります.特に,ライ シャワー事件があった以降は,非常に高い割合を示していま す.40 から 45 歳ぐらい,約 15%から 20%ぐらいに上がっ てくるわけですけれども,私は若い世代ではこのまま15 プ ロぐらいにとどまるだろうというふうに推計いたしました (図 21).これが将来の推計であります.先ほど申し上げま 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85男
女
女
総
総
患者調査 患者調査19991999宇都宮事件以後
ライシャワー
クロルプロ
マジン以前
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85男
女
女
総
総
患者調査 患者調査19991999 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85男
女
女
総
総
患者調査 患者調査19991999宇都宮事件以後
ライシャワー
クロルプロ
マジン以前
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85男
女
女
総
総
患者調査 患者調査19991999宇都宮事件以後
ライシャワー
クロルプロ
マジン以前
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85男
女
女
総
総
患者調査 患者調査19991999 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85男
女
女
総
総
患者調査 患者調査19991999 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85男
女
女
総
総
患者調査 患者調査19991999宇都宮事件以後
ライシャワー
クロルプロ
マジン以前
図21 入院 1 年以上入院割合 統合失調症のみ29.9万
31.6万
2.4万宇
都
宮
以
後
ラ
イ
シ
ャ
ワ
ー
クロール プロマジン前 75歳-外来総患者数 1999年9月 在院総患者数 3ヵ月以内と以上入院 死亡退院患者数 年間 0.9万 3.8万 1.1万 14.7万 0.1万 1.0万 11.4万 6.8万 9.7万 8.5万 0.8万 1万 530 2000 1050 8000 690 3000 患者調査 1999 15-44歳 45-74歳29.9万
31.6万
2.4万宇
都
宮
以
後
ラ
イ
シ
ャ
ワ
ー
クロール プロマジン前 75歳-外来総患者数 1999年9月 在院総患者数 3ヵ月以内と以上入院 死亡退院患者数 年間 0.9万 3.8万 1.1万 14.7万 0.1万 1.0万 11.4万 6.8万 9.7万 8.5万 0.8万 1万 530 2000 1050 8000 690 3000 患者調査 1999 15-44歳 45-74歳 図20 統合失調症患者の流れしたように,長期の若人の方は 15%にとどまるだろうとい うふうに推計いたしますと,こうなってまいります.短期の 方は比較的一定です.1 年以内の入院患者さんの平均在院日 数を見ますと,約180 日で年齢階級にかかわらず一定であり ます.そこで,これは40 歳以上の部分なんですけれども, 日本の普通の生命表を使うとこういうふうに減ってきます. 6 万人から 9 万人の人数は減るということが考えられます (図22).