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地域企業(製造業)の存立構造と将来展望

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(1)

地域企業 (

製造業)の存立構造 と将来展望

Considerations and Prospects on the Subsistence Structure

of Local Companies (Manufacturing Industry)

は じ め に

近年、経済 の国際化 ・円高な どの進展 に伴い、 わ が国経済 は構造転換 を迫 ま られてい る。 と くに、 地方経済 は、製造業 の比重 が高 く、 「モ ノ」づ く りにかかわ る国内産業 の空洞化がいわれ るなかで 大 きな影響 を受けてお り、地域企業を取 り巻 く経 営環境は厳 しさを増 してい る。 上 田市 ・浅間 テ クノポ リス圏域は本州 の内陸部 に位置す ることか ら、鉄鋼 ・石油化学 な どの臨海 型 の大規模装置産業はみ られず、電気枚械 ・輸送 横桟 ・一般機械 な どの部品製造を主体 と した加工 組立業種に特化 してい る。 これ らの産業 は、昭和 50年代 の低長成期下において も、製品の軽薄短小 化 ・多品種少量化、マイ クロエ レク トロニクス等 の技術革新 に よって急成長を とげ、いわゆ る 「地 方 の時代」 の牽引車 となった。 この時期、坂城町 にみ られ るよ うな旺盛 な企業家精神に支 えられ、 工業集積や技術集積が進行 したO ところが、昭和60年代 に入 り,経済 の国際化 ・ 円高が進行す るなかで、地域企業 も重大 な局面 に 突入 した。 その直接的理 由は、 円高 ・空洞化 のな かで仕事量 が減少 した り、大幅な コス トダウンを 強 い られた ことであ るが、 この点は以前か ら地域 企業 が宥 していた根本的脆弱性に起因 していた。 つ ま り、地方経済 は環終生産物 を産 出す るメ-カ -ではな く、大企業 の手足 とな って部品を作 る中 小下請企業が主体 とな って構成 されてい る。 しか も、電機機械 ・輸送機械 ・一般校桟 の加工組立業 種 は、 内陸 に立地 してい るに もかかわ らず、輸 出 型製造業であ る。 その結果、付加価値生産性 が低 いだけ でな く、円高や空洞化の影響を もろに受け るとい う弱点を露呈 して しまったのであ る。

山 崎

匡 毅

Masaki Yamazaki

この よ うな地域経済 の現状を踏 まえ、本稿では、 第1に上 田市の製造業の現状 と役割 を概 観す ると 同時 に、浅間 テクノポ リス構想におけ る上 田市の 位置づけ を若干論述す る。第2に、浅間 テ クノポ リス圏域 の主 な製造企業 に対 して ア ンケー ト調査 を実施 し、企業 の存立基盤 を考察 しなが ら、地域 企業 が抱 え る問題点を指摘 した。 さらに、 国際化 ・円高 ・空洞化のなかで、地域企業 は どの よ うな 生 き残 り戦略 を とろ うとしてい るのか、そ の将来 展望 を概 観 し,その うえで、政策的視点 を 含めて、 地域企業 が志 向すべ き道を示唆 した。

上 田市 の 産 業 と製 造 業 の 特 徴 1.産業の概要 と製造業の特化状況 昭和60年 におけ る上 田市の就業 人 口は、総数で 59,003人であ り、人 口の約半数が就業 してい る。 その うち、第1次産業 の就業人 口は5,645人(9.6 %)、第2次産業 の就業人 口は25,484人(43.2%)、 第3次産業 の就業者は27,874人(47.2% )とな っ てお り、全 国の産業括道に比較 して、第2次産業 の比 率が10ポイ ン トほ ど高 くなってい る (表 1)0 本 研究 の 目的は上 田市の第2次産業、 と りわけ 製造 業 の存 立基 盤 と将来 を展 望す るもの であ る が、製造業 の就業 人 口は昭和60年 で20,982人とな って お り、全産業 に占め る割合は35.6%である。 つ ま り、全体 の 1/3以上 の従業者 が製造 業 に従事 しているわけであ り、上 田市全体 に占め る役割 は 非常 に大 きい。 しか も、表1か らもわか る よ うに、 最近 の10年間において、製造業 の就業人 口はかな り増 加 してお り、その比率 も上昇 してい る。

(2)

表1 上田市の産業別就業人口 (15歳以上)

(

60年 10月1日現在) 区 分 総 数 構 成 比 産 次 l 農 業 林 業 漁 業 第 二 次 産 業 鉱 業 建 設 業 製 造 業 第 三 次 産 業 電気 ・ガス ・熱供給 ・水道業 運 輸 ・ 通 信 業 卸 売 ・小 売 業 ー 飲 食 店 金 融 ・ 保 険 料 不 動 産 業 ●サ ー ビ ス 業 公 務 分 析 不 能 の 産 業 人 人 人 人 54.790 5

2

,

2

7

3 56.092 59.003 ♂ ル o OO HH

♂ル

o

OO

-♂β

O 脚 1

bq・

. 0 OO l ll,813 8,095 6.725 5,645 21.5 ll.684 7,975 6.587 5,530 21.3 88 86 100 85 0.1 0 7 2 2 1 (U l 1 5 3 1 5 5 人U 1 1 41

3

4

38 30 0.1 0.1 20,770 2

0

.

5

5

2 23,029 25,484 38,0 39.3 28 21

2

4

33 0.1 0.1 2,850 3,529

4

,

1

3

5

4.469 5.2 6.7 17,892 17.002 1

8

,

8

7

0 20,982 32.7 32.5 22,20 7 23,626 2

6

.

3

3

8 27,874 40.5 45.2 282

2

8

2

3

3

6

325 0.5 0.5 2,491 2,376

2

,

3

7

9

2,262 4.5 4.5 9,774 10,98

1

1

2

,

0

7

5 12,293 17.8 21.0 830 98

8

1

,

1

5

0

1,407 1.5 1.9 119 188

2

1

5

256 0.2 0.4 7.490 7,484 8,881 9,975 13.7 14.3 1.201

1

.

2

3

2 1

,

2

9

1

1.288 2.2 2,4 20 95

1

1

68 0.1 0.2 0 1 0.1 41.1 43.2 0.1 0.1 7.4 7.6 33.6 35.6 46.9 47.2 0.6 0.6 4.3 3.8 21.5 20,8 2.1 2.4 0.4 0.4 15.8 16.9 2.3 2.2 0.0 0.1 資料 :国勢調査 (荏)60年は上田市地方集計の結果による。第 3次に分析不能の産業を含む。 上 田市は、かつて東信地域 の 「商都」 と して栄 えた ところであ り、人 口比 に比較 して広範囲な商 業圏を右 していた。現在 で も上 田市 の商業 人 口吸 引力は、全 国的に高い水準にあ るが、最近ではそ の吸引力に陰 りがみえて きた。反面、上 田市 の第 2次産業は製造業 を中心 に集積が進みつつあ る。 上 田市の製造業 の概 要を中分類別に示す と表 2 とな る。 この裏か ら従業老比率の大 きい順か らな らべ ると、電機 29.4%、輸送機械 (輸送) 16.6 %、食料 ・飲料 12.1%、楼械 12.0%、精密 4.1 % とな ってい る。 それ に関連 して、製造 品出荷額 等は総額 3.752億 円であ り、業種的 には電機 25.0 %、食料 ・飲料 21.0%、輸送 20.1%、横桟 13.4 %、精密 3.1%の順 にな ってい る。 この ように、上 田市 の製造業は食料 ・飲料 を除 くと電機、輸送、機械、精密 な どの加工組立業種 (広義 の機械工業)に著 しく特化 してお り、いわ ゆ る内陸型 の工業 の特徴を右 してい る。 もちろん、 この点は長野県全体 と していえ ることであ る。昭 和60年 の長野県におけ る産業別製造品出荷額 等の 構成比をみ ると、電機 37.1%、精密 12.4%、機 械 12.1% と、やは り加工組立業種 に特化 してい る (図 1)。 上 田市 の場合、長野県に比較 して食料、 輸送枚概の比重が大 き く、その点が上 田市 の製造 業 の特徴 にな ってい る。 製造業 の構造変化を10年前 と比較 してみ ると、 次 の点 が注 目され る。 第1は、按 維産業 は明治 ・大 正 ・昭和 の初期 に おいて、生 糸を中心 に長 野県 の花形 産業 で あ った が、 今 で はほ とん ど姿 を消 し、現在 はほぼ産業 としての比 重は失われて しまった.第 2は、加工組立業種の 中で も、電横 の成長 が 目覚 しく、後 に示す よ うに,雇用吸収 の 面 で も大 きな役割を担 った こ一とであ る。 この よ うな産業構造 の変化 の主要 因は、マイ ク ロエ レク トロニクス (M E) 技術革新 の進行 に よ るものであるが、長期的にみれ ば、 わが国の工業 が軽工業か ら重化学工業-、 さらに先端技術型産 莱- と推移す る構造変化に対応す る ものであ る。 さて、最近 の10年間において、従 業者 と製造品 等出荷額 が どの ように変化 したかを示 した ものが 図 2であ る。 この図で、上 田市 の軽工業 の実態 も 知 るために、産業 としての比重 は低 いけれ ども、 代表例 と木材 と家具 を加えた。 図 2か らわか るように、 まず、織 経、木材、家 具 の ような軽工業 の従業者数は大幅 に減少 し、 出 荷額 の伸 び も減少 または若干増 に とどまってい る。 もちろん、 この ことは長野県全体、全国的趨勢 で もあ る。次に、機械、精密は、従業 者数 ほほ とん

(3)

表2 上 田市の製造業の概要 (中分類別、昭和60年) 市 君G 別 事 業 所 数 従 尭 音 数 現金給与 原 材 料 左に含れてい るま 宅l付 加 鑑

鼠段別 鑑顎 常用労齢蕃 抵 額 ttB .u)u 加工

理杓 個人 10-19 児 玉頁 使 用宙 等 出荷 五霞 収

入15 内E税E消費額 価 値 額 上 田市Ag丑 12 食 料 ,2232.530.441 一. 733 一.314 292 13 飲 料 481 3,573 860828119337705200 14 位 鑑 5a 297,331 ーl 142 374 15衣 Ea 767 8 628 18865 127 16 木 材 303 141.623 24 483087853 211892403 別 学 油

3 鉄 尽

拭操

送密

19印 20 化 21 石 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 3 2 33 34 対 皮 の 乃 コ 土 鉄 非 金 枝 貫 指 摘 武 そ 叫ー 加 ● 和 8 ∝ 畑 詔 細 胞 瓜 M Ei 払 ' t 1 2 5 . EYi l -l l l -l l l 1 3 3 1 1 1 3 1 -6 1 1 1 1 2 6 11 加 1 0 2 -4 3 l l 4 l -1 2 2 は 15 3 l l 3 4 1 ) 7 1 -4 1 3 9 1 7 認 7 2 -7 佃 3 1 sS 3 1 .F' 2 日 髄 論 0 3 山 S] l R 5 1 -_7 3 1 4 3 3 伯 貼 別 田 t I g L 別 3 l ㌘ 2 1 6 1 15 胡 82 餌 R 1 3 1 1 盟 4 1 3 5 2 相 一

1

8 ぬ F= 糾 折 釘 l 砿 161 位 ■ 317 3 tt 加 4 m 捕 t 耽 31 エ ・・5 5! 211 124 387 210 脚 働 2 印 恥 L 2 432 醐 534 267 訂 エ L .31 3 t1 3 3 4 SS S 7... 4t 1 1 3 S . -S: 畑 35 . 臥 脳 は 恥 軌 個 S . 1 ? . 汎 p F . ∼ 176.509 151.149 200498 530870 I.062.03) 966.105 56,41639.509 10 531150 14.803 53.846 77064 75534 1530 - - 23.21A X エ 3: 三r . :E - 3' 2 12.365 1 1011浴0 21 177.782 47 809.827 43 I.623.316 241.088,537 6 2%.800 ■l.177 723604 267.876 2.708.919 6.196.273 5.953.259 581.236 85.55・l I137.009 675.233 5.015.425 9,366,079 7,760807 1.181.197 = = 旧 ︰ 二 二 朗 t 粥 川 捌 二 1 8 . L ■ 9-2 朔 既 淵 隅 田 ■ よ si M 仏 鵬 m Si 掛 即 納 脚 弧 附 脚 二 t 85 臥 5 ' m 72 氾 畑 1 .t 8 t1. 1 61605 41.377 413.405 407.∫17 2.306.506 2.867,767 I807.548 599.961 資料 ;「=菓統

果報告書」 (長野県定着 証情撮統 計課)昭和 60年版 図1 産業別製造品出荷顔等構成比 絢 (上田

昭和50

昭和 60年 く長野 県 〉

扱 経 横 桟 電位 輸 送

精密

I.1

3

.

1

21.0 13.4 25_0 20.1 2

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7 ¢カ 昭 和 60

の 数 字 に は 食

に 入 れ た . Eg)2 従業員数 と製造品出荷甑等増減率の関係 (昭和50- 60年) 貼

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木村家具 F.7密′ノ′′′輪送 ′′/′'

ー 50 0 50 100(% 罰fl: 「長野9.1.-のユニ菜

(昭 和50年 ) 「」工業 統計 結果報告百」 (昭 和60咋 )

(4)

ど変化 していないのに、 出荷額は増加 してい る業 種である。つ ま り、 この ような業種 では雇用創出 力はほ とん どなか った のに反 し、後に示す付 加価 値生産性が上昇 してい る。三番 目として、食料、 輸送、電機 のグループであ り、従業者数 と出荷額 の両方が増 加 し、次節 で述べ るように、雇用創 出 力が大 きか った業種 で ある。 図2か ら明 らかな よ うに、統計的にみれば右上 が りの集合にな ってい るか ら、 出荷額 が増加すれ ば従業者 も増加す る傾 向にあ る。 しか し、それ ら が正比例す るわけでは ない。機械、精密 の よ うに、 出荷額 の増加が必ず しも従業者数増加につなが ら ない場 合 もあ り、雇用創 出に寄与 しない こともあ る。 2.雇用の創 出 と付加 価値生産性 前節 で述べた ように、最近10年間におけ る上 田 市の製造業の雇用は、主 として食料、電機、輸送 の 業種 で創 出 された もので ある。 この点,代表的業 種 を例に とって示す と図3とな る。 図3 昭和50.-60年における従業員の増減状況 印 弊料 :「長刑 r'.Iの工 業」 (lhTf和5

O

) 「1-_業統計結果 紬仕出」 (lm l1601I:・) 図か らわか るように、製造業におけ る全体 の従業 老数 の増加は10年 間で3,009人であ り、年間平均 にす ると約300人であ る。 この間の上 田市の就業 人 口は6,730人増加 したので、製造業 での雇用創 出 は全産業 の45%である。 この値 が大 きいか小 さい か の評価 は別 として、現在、経済 の ソ7 日 と・サ ー ビス化がいわれ る中で、地域の製造業 の雇用創 出の比率はか な り大 きな もの となってい る。 この 点は、わ が国の生産拠点が地域に依存 してい るこ とにかかiっってい る。 10年間で生 じた約3,000人の雇用増加を業種別 にみ ると、食料、電校、輸送 の3者 でほ とん どを 占めてい る。特に電機 において約2.300人増 加 し てお り、全体 の77%を占めてい る。電機 におけ る 従業老数 の大幅増 加は、長野県全体 について いえ るこ とであ るが、上 田市 の特徴 としてほ、食料 に おけ る従業者数がか な り増加 してい ることで ある。 さて、成長す る産業 もあれば衰退す る産業 もあ るわけで、按経、木材、家具 な どの軽工業は、従 業者数 の減少 はそれ ほ ど大 き くない として も、そ の減少率は30%を こえてい る。特に、かつて上 田 市工業 の中心的役割 を果 した祷維産業は、 この10 年 間だけ で も1/3に縮少 して しまったO この よ うな産業構造 を変化 させ る駆動力は、通 常技術革新 に求 め られ る。つ ま り、 軽工業-重化 学工業- 先端技術産業 とい う時代 の潮流 の中で、 労働力構成 も変化 してい くわけであ る。 しか し、 個 々の労働力の移 動は、純粋 な技術 革新 に依 るも のではな く、その成果 としての高い所得 を求 めて 行われ るものであ る。企業側 として も、技術革新 が労働力需要を高め なが ら利潤 の増大が見込 まれ るときのみ雇用を拡大 しよ うとす る。 とい うこと は、別の見方をすれば、技術革新 がそれ ほ ど生 じ な くて も、何 らか の原因 (需要増、集積効果 等) で企業 の利潤率 と労働力需要が上昇す るな らば、 そ こへ向 って労働力移動が行われ る。上 田市 の食 料へ の特化 は、そ の一例 といえ るだ ろ う。 一般的に言 えば、技術革新や経営 努力 の成果、 その他 の原因に よる企業利潤 の増加は、付加価値 生産性の上昇 につ なが る。そ こで過去10年間 の業 種別の付加価値生産性 の推移 をみ ると図4となる。 この図か らわか るよ うに、付加価値生産性の高い 業種 として食料、機械、精密があげ られ る。逆に、

(5)

低い業種は給経、家具な どの業種である。 図4 業種別付加価値生産性とその推移 (75m) 10m 00 00 謝 れ 付 加 価 値 生 産 性 ( 名 目 ) 905 10 9」8 0 .相川 150年 oW紬 160年 食 扱 木 家 城 JJZ 柏 手,LJ 全 料 維 材 具 拭 機 送 解 体 約日:「J・.帥打のPT芙] (_J二lt仙 絵妨 跳企IljW ) llli和 50年 . IV捕 160il: -図3と図4を比較す ると興味あることがわかる。 通常、付加価値生産性が高 くかつその伸び率が高 いほ ど労働力の吸収力が大 き く、生産性 の低い業 種か らほ労働力の退出が生ず ると考 え られ るが、 このことはあ る意味で妥当す るが、他面 では妥当 しない。た とえば、食料では付加価値生産性が高 く、労働力の吸収 も大 きい。級経,木材、家具な どほ付加価値性産性が低 く、労働力の退出が生 じ た。 ところが、校拭、精密では付加価値生産性は 高いが、労働力の吸収 も退出もほ とん ど生 じてい ない。 この ような業種別に よる差異は、業種に よって 労働力の吸収の仕方がかな り相違す ることに起因 す るであろ う。食料品の製造 は、 どち らか といえ ば労働集約的 であ り、付加価値生産性 の上昇は労 働力需要を増大 させ る。他方、機械や精密な どの 業種 は資本集約的な面が強 く、 自動化 ・合理化が 促進 しやす く、 また、技術の高度化に伴 って高付 加価値製品の開発 も行われ る。 したが って、労働 力の合理化を進めなが ら、付加価値生産性を高め ることが可能である。 さらに注 目すべ きことは、最 も雇用吸収力の大 きか った電校 である。電機の付加価値生産性は全 体に比較 して も低い水準にあるのに大 きな雇用創 出が行われたわけである。昭和50年代においてM E技術革新 の進展に伴 って竃楼産業が大 き く成長 した が、長野県の ような内陸部 においては、最終 生産物の メーカー としてではな く、む しろその部 品を供給す る企業群が成長 し、立地 も行われた。 電枝(千)部品産業は細い仕事が多 く、意外 と労働 集約的で ある。そのため、女性を中心 とした若年 労働力の雇用が促進 された。 したがって、付加価 値生産性がそれほ ど高 くな くて も、労働力需要は 高 まってい き、大 きな雇用 の創 出がな された と考 え られ る。恐 らく、今後は較械産業の ように、各 種の合理化の努力が行われ ると予想 され るか ら、 電機産業 におけ る従業者数は従来 の ようには増加 しないであろ う。 3.中小零細企業主体の構造 と相互依存性 上 田市 の製造業 (長野県の製造業 も同様 )には 鉄鋼、石油化学 な どの装置産業はほ とんどない こ とか ら,何千 人 とい う事業規模を もつ巨大企業は な く、食料を除けは、ほ とんど部品加工業種を主 体 とした中小零細企業の集合体 として形成 され る。 この点を具体的に示す と図5にな る。 図5 従業者規模別事業所数 (昭和50年、60年) lLIT) BCO S 莱 所 603 に 4∝) 2tXl 9人u下 10-19人 2t)∼29人 30-299人 300人u上 従 業 員穎摸 更科 :「上田市の統計」昭和 50年、昭和60年。 図5か らわか るように、70%以上が9人以下の 事業所であ り、10年前 と比較す るとこの構造はほ とん ど変わ っていない。上 田市に存在す る主な事

(6)

業所 として、従業 員300人以上、または従業 員100 人以上 で資本金1億円以上 の ものを抜 き出 して表 1に示す。 この表か ら、食料 と機械工業 (広義) に比較的大 きな事業所がみ られ るが、 この点は既 に述べた特化状況 に符合す る。 蓑 3 上田市の主な事業所 (従業員3X)人以上、 または従業員1(刀人以上で賀寿金1億円以上) 菜 種 事 業 所 名 主 要 製 品 名 区分 機 械 アー ト金属工業㈱上田工場 ピス トン 2 上 田 日 太 無 線 ㈱ 無線通信俵ー超音波診断装置 2 ㈱ オ ル ガ ソ 針 ミシン針,メリヤス針 2 鐘 通 工 業 ㈱ マグネ,ト工具 4 山 洋 電 槙 ㈱ 上 田事 業所 精密モーターー配電盤制和語 2 シナ /ケソシ㈱上田工場 チ-プチ ,辛_通信器製造 1 金 属 ㈱ 城 南 製 作 所 自動車部品 4 (広義) 多摩 電横I 業㈱上 田工場 抵抗器 3 東京 特殊 電線㈱上田工場 各種電線_OA操器 2 ㈱ 長 野 計 器 製 作 所 圧力計、温度計 2 日 信 工 業 ㈱ 自動車用プレ-キ、ビス トソ 4 ㈱ 宮 野 鉄 工 場 自動旋盤 2 放 維 笠 原 工 業 ㈱ 上 田工 場 製糸ナイロソ 1 カ ネ ボ ウ絹 糸京 美 人㈱ 絹紡糸、ナイロソ 4 食 料 エ ス ビー食 品㈱上 田工場 香辛料信明 信 乳 業 ㈱ 上 田 工 場 扮字L J{タ-州 - ム ㈱ 43 3 ㈱ 穂 高 弁当tす し_謂哩J{L/ 4 資料 :浅間 テ クノポ 1)ス開発構想(秦)(昭和60年). (注1)区分は_ 1-製糸関係か らの転換企業ー2-戦争中rこ疎開 した 企業ー 3-高度成長期の工業進 出企業、 4-上田市で成長 した 自 前企業。 (江 2)笠原工業掛 土その後捉雄部門か ら撤退 し_電子部品組立な どに 進出 した。 表3の区分 の欄であるが、 この点は上 田市工業 の発 展の歴史に深 くかかわ ってい る。 明治 ・大正 ・昭和初期においては、絹糸を中心 とした製糸関 係の企業 が産業 の主力であった。 しか し,今 日で はほ とん ど姿を消 して しまった。注 目すべ きこと は、戦争中に疎開 した企業が7社 あ り、すべて機 械工業 (広義 )である。 戦争中に疎開 した企業 の割合は、表1以外の中 小零細企業 においては ぐっと少な くな るが、それ に して も戦時中の工場疎開がいか に地方工業 の振 興に寄与 したかを物語 ってい る。す なわ ち、戦争 に よる工場分散が地方に技術移転 を もた ら し、地 方工業 の活性化につなが った のである。 さて、上 田市周辺 の企業 の多 くは中小零細規模 であ るのにかかわ らず、技術 水準 は高 く、後に述 べ るよ うに、独 自の技術 を持 ってい る企業 も少な くない。 したが って、加工組立業種 を中心に企業 間相互 の取 り引 きも密接 であ り、相互依存関係 も 強い。 上 田市 におけ る企業相互 の取引状況 を調査 した 公式 な資料 はないが、浅間テ クノポ リス田城 (吹 節 で述べ る3市6町1村で構成 、 人 口約33万 人) におけ る企業相互 の取 引状況 をア ンケー ト調査 し た結果 を図6に示す。 図6 地元企業相互の取引状況 受 注 先 質料 :浅 間 テクノTt'lJス開発構想(塞) (昭和 60年) 図6か らわか るように、受注先 と して一番比率 が高 い地方 は関東 で約40%、その次 は浅間テ クノ ポ 1)ス圏域の

2

4

%

、閑西地区約

1

1

%

、その他県内

1

1

%

とな ってお り、受注面 では関東 圏に大 き く依 存 してい る。 ところが、外注先 と してほ浅間テ ク ノポ 1)ス圏 域 で67% を 占めて い る. つ ま り、 当圏域の技術 水準 はか な り高 く、特殊 な加工 な ど を除けば、受注 した大半 は当圏 域で処理 しうる能 力を持 ってい ることにな るo Lた が って、 この圏 域では、次節に述べ るように、組立加工業種を中 心 と した中小零細企業群の ポテ ンシ ャルは高 く, 先端技術型のテ クノポ リスと して発 展す る素地が 備 ってい るといえ よう。 チ. 浅間テク /ポ リス構想における上田市の位置 既 に述べた ように、上 田市を中心 と した長野県 の東信地方 の工業 の技術力 とポテ ンシ ャルはかな り高 いのに もかかわ らず、大 きな問題点 も存在す る。 その最大 の ものは、最終生産物 (商品)の メ ーカーが少 な く、部品加工 の企業 が多いため、付 加価値生産性が全 国 レベルに達 していない点であ

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表4 浅間テクノポ リス圏域の概況 (生産 ・出荷 ・販売額 ・単位百万円) 市 町 村 両kra石 (5人 口9.10.1)就業人口(59.10.1) 農業粗生産節(58)事業者数 従業員数 出 荷 額 商 店 数 従業員数 販 売 額工 業 (58) 商 業 (57) 上 田 市 176.48 114,644 56,092 10,060 1.065 19,654 301.412 3.263 13.794 349,731 小 諸 市 94.01 43.430 21.674 8,759 342 5,629 80.689 1.163 4.278 79,895 佐 久 市 193.15 59.256 29,758 8.611 467 8,983 22B.006 I.734 5.718 215,331 白 EEl町 83.41 16,336 8,136 2,493 97 1.894 17,362 326 1,017 14,527 軽井沢町 155.69 14,943 7,392 1.554 39 226 2.479 492 1.603 23,393 御代田町 61.54 10.833 5,260 3,732 44 2,790 40.183 204 561 8.781 北御牧村 25.95 5,353 3,178 2.574 29 471 3,265 48 141 1,994 丸 子 町 105.62 26.009 13.375 2.468 301 5.386 74.330 540 1,670 22,211 東 部 町 89.98 22,132 ll,589 5.038 200 3,423 88,164 483 1.555 26,543 坂 城 町 53.20 16.794 8,880 2,673 321 5,951 112.292 279 888 ll,567 田域計

A

1,039.03 329.959 165,334 47,962 2.905 54,407 928,183 8.532 31.225 753,974 長 野 市 404.08 333.523 162.645 23,442 1.790 30.820 490.583 8,512 40.413 1,379.802 長野県

B

13,584.62 2.118,213 1.111.605 333,494! 16,930 279.985 4.281.651 51.761 197,135 5,033,236 る。 この状況 を踏 まえ,工業 の集積 と高技術化を 志 向 しなが ら総合的 「まちづ くり」 を 目指 して、 昭和59年 に上 田市、小諸市、佐久市、白 田町、軽 井沢町、御代 田町、丸子町、東部町、坂城町、北 御牧村 の3市6町1村が浅間テ クノポ リス推進協 議会 を設立 し、テ クノポ リス法 (通称)に基づ い て国に認可を求 めていたが、最近 (昭和62年12 月)認可 とな った。 浅間 テ クノポ 1)ス計画の詳細は他 の資料 に譲 る として、 当圏域の概況 を表 2に示す。た だ、母都 市 は当圏域にな く (母都市は人 口15万 人を満たす ことが必要)、 北信地区の長野市 とな ってい る。 蓑 4か らわか るように,浅間テクノポ リス圏域 の長野県 に占め る人 口比率は15.6%であ るが、工 業 出荷額 に占め る比率は21.7%とな ってお り、 当 圏域の高い工業集積度を物語 ってい る。 また、坂 城町 にみ られ るように、企業家精神 も旺盛 な地域 で もあ る。 浅間 テ クノポ リス構想 では、現在 の工業集積や 技術蓄積 を活か し、企業 が 自前で技術開発力を発 揮 で きる水準、す なわ ち自主技術開発型企業 の育 成を しなが ら、付加価値生産 性の向上 を 目指 して い る。 さらに、 テ クノポ リス構想では、単な る先 端技術へ の対応ではな く、各地域の特性 に合iっせ て都市機能のあ り方、住環境 の促進、学術 ・研究 校能 の強化な ど、総合的 「まちづ くり」 を志 向 し (資料 :長野県勢要覧) てい ることが特徴 となってい る。 上 田市 は浅間テ クノポ リスの最大 の都 市 であ り、 人 口は約12万 人である。上 田市は古 くか ら東信地 域において文化 ・教育 ・商業 ・工業 の中心的役割 を占め、浅間テ クノポ リスにおいて も副母都市 と して位置づけ ら九、母都市の機能を補完す ること にな ってい る。 テ クノポ リスにおいてほ、その性格か らして特 に研究 。学術横能の強化が大 きな課題に な るが、 そのために浅間テ クノポ 1)スでは 3つの 1)サーチ パ ー ク- 上 田 1)サ ーチパー ク、浅間山麓 1)サー チパーク、佐久 リサーチパー ク- の形成 が予定 されてい る 上 田 リサ ーチパ ー クはその中で最 も 立 地条件 が優れてお り、その機能整備が期待 され る.本学 もその 1つ として学術 ・研究の一 翼を担 うことにな ってい るわけであ り、今後、 地域 との 密接 な連携が求め られてい る。

I

I

地 域 企 業 の 存 立 基 盤 と将 来 アンケー ト調 査 を 踏 ま え て -1.問題意識 と調査 日的 本 研究 の 目的は地域企業 (製造業)の存立基盤 を技術革新や経営革新 との関連 で探究 し、 さらに

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その将来 を展望 しようとす るものであ る。今 日、 M E (マイ クロエ レク トロニクス)を中心 とした 技術革新 が急速 に進行 し、国際経済 が激変す る中 にあ って、地域企業を取 りま く経営環境は厳 しさ を増 してお り、 日本経済 の構造変化 とい う大 きな 渦巻 の中で地域企業 は21世紀を 目指 して苦 悶 して い る。 そ こで、 ここでは地域企業の過去 の実績を踏 ま え、現在 の状況、 さらには将来 展望 とい う時系列 的軌跡を調査す ることに よって、地域企業が何を よ りどころに存立 してい るのか、いかに技術開発 に力をスれてい るか、 さらに 自社の将来 に対 して どの ような展望を もってい るのか、 とい う点を明 らかに してい きた い。 そのために、以下 に述べ る 3項 目を重点課 題 と して調査を行 った。 (1)地域企業 の過去5年 間の実績 戦後、順調に成 長 していた 日本経済 も、1970年 代に入 ると大 きな経済変 動 の嵐に見舞われ るよう になった。 1ドル- 360円 とい う固定相場制が崩 壊 した ドル ・シ ョック (71年)、中東戦争を契機 とした第1次オイル ・シ ョック(73年)、 さらに 第2次 オイル ・シ ョック (79- 80年)と大 きな経 済変化が続発 した。 しか し、わが国経済 は もち前 の機動性 と勤勉性 を発揮 し、 これ らの危機 を乗 り越 えて きた。 その 原動力は何 とい って もM E技術革新の進行であ り、 それに伴 う省エネルギー化、製品の軽簿短小化、 高品質化であ った。 同時 に、 国民 のニーズが多様 化 し、企業においてほ多品種少量生産へ と移行 し たが、 この面 で もわが国の企業は迅速 に対応 して きた 。 1981- 85年 の5年間は、景気 の好 ・不況はあ ったにせ よ,為替相場 の安定 とい うこともあ り、 総体 とすれば経済 は比較的順調に推移 した。ME 技術革新 は一層進 み、わが国の国際競争力がます ます強化 された時 期で もあ る。 もちろん、当圏域の ような地方において も、各 種 のME技術が浸透 し、製造工程 の自動化、新製 品の開発、精度 ・品質 の向上 な どがな された。 こ の意味で、 この5年間は地域企業 の技術革新 が急 速 に進 んだ時期 といえ よ う。 そ こで、過去5年間において地域企業 で行 った 具体的成果 - 精度 ・品質の向上、製品開発 、 コ ス トの引 き下げ、製造工程 の 自動化、納 期の短期 化、 レイア ウ トの変更 な ど- を調査 した。 また、 それ に関連 して新製品や高付加価値製品の出荷 状 況、技術開発の状況 な どを調査 し、 当圏域の企業 の実績を概観す ることに した。 (2)地域企業の現状 について 企業 の現状 を考察す る際大切 なこ とは、その企 業 の存立基盤が何 であ るかを知 るこ とである。従 来 の二重構造 に代表 され る考 え方に よれは、地方 の下請的中小零細企業 は、低賃金労 働名に よって 支 え られて い るとの見方が強 く出 され ていた。 今 日において も、 もちろんその ような部分が残存 し てい るに して も、現在 の地域企業 は、中小企業 と いえ ども、 もっと技術的な ものに依拠 してい るの ではないか。 地域企業 の将来 に も関連 して、 この ことが特に重要であ るとの視点か ら、企業 の販売 面 と生産面 か ら存立基盤を調査 した。 具体的には、製 品価格や工賃、品質 ・精度独 自 製品の有無、納期 の正確 さ、市場開発力、組織 力 な どの問題にかかわ ってい るが、それ らを各企業 が どの よ うに評価 してい るかが重要 である。 また、 生産基盤 と関連 して、従業 員の熟練度、パー トや 高齢名 の存在 、製品開発 の技術力、製造工程 の 自 動化、工程管理 の改善、取引先 とのつ きあいの問 題な どを調べ ることが重要 であ る。 さらに、現実問題 と して、地域企業 が現在 どの ような問題に直面 してい るか、一 番困 ってい るこ とは何かを把握 してお くことも重要 であ る。 当然、 企業が直面す る問題は、その時 々の企業環境に大 き く左右 され る。本調査 は、為替相場 が1ドルあ た り155円 く・らいに上昇 した時期の ものであ る。 その意味 では、かな り特殊な状況下 での調査 とも いえ るが、現時点での企業 の悩みを知 る上 では重 要な資料 を提供す る。 (3)長期的将来 の展望 について 地域企業 を研究す る際、そ の長期的存立基盤 に ついて展望す ることも重要な課 題で あ る。 しか し、 半年先、 1年先がわか らない今 日の経済環静 こあ って、長期展望は可能 であろ うか。 また、その よ うな試みは,意義が あるだ ろ うか。

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この ような疑問に対 して、われわれ は明快な答 は与 え られ ないが、次の ことはいえ るのでほない か。つ ま り、将来 お きるであろ う変化は、現時点 では明確な形 と して現れていない として も、その 前兆は必ず あるはずであ る。 そ して、その前兆を -早 く察知 して、来た るべ き事態に備え、経営 の 軌道修正の準備 を行 うことが重要 であ る。 将来 は、過去 と現在 の延長上 にあ るか ら、将来 を語 るためには過去 と現在 の状況 を十分認識 し、 その中か ら来た るべ き時代 の予兆を兄い出 さね ば な らない。 この よ うな点を念頭において、本調査 において ほ、 まず中長期 (5- 10年)的将来について、企 業 の存立基盤の不安 の有無を調べ ると同時に、そ の不安 の理 由について も質問 した。次に、将来生 き残 り発 展す るための企業戦略 として最 も重視 し てい るものを調査 し、多 くの企業がいかに して生 き残 りをかけてい るかを知 る手がか りに した。 さ らに、浅間 テ クノポ リス構想 では、 自主技術開発 企業 の育成 を 目指 してい るので、経営 の活性化に 関連 して、 この点について も調査 した。 2. 調査の概要 と方法 (1)調査対 象 調査対象は、浅間テ クノポ リス圏域に事業所 を もつ製造企業であ る。原則 と して 当圏域の従業 員 30人以上 の企業 としたが、それ よ り小規模の企業 行動の調査 も重要であるとの判断か ら、上 田市に ついては従業 員規模10- 29人について も調査に 組 まれた。表5に示す ように、全部で500社であ る。 (2) 調査 の方法 本調査 の実施時期は、昭和61年9月であ る。但 し、調査票には8月末 日の状況について記入 して もら うよ う依頼 した。 調査 の方法 は、調査対 象500社 に対 して、郵送 法 に よるア ンケー ト調査方式 で行 った (表5)0 また、本調査 では、回答者 を事業主 のみに指定 し た。 とい うのは、本調査 の 目的が将来- の展望 と い う極 めて経営戦略的 な要素にかかわ ってい るか らであ る。 なお、具体的調査項 目の作成 にあた ってほ、全 国 との比較 の点か ら、 F技術 革新下 の中小企業 』 (日本労 働協会、昭和60年) を一部参照 した。 表5.7ンケー ト調査用紙郵送先

・\

2910.人-- 4930.人- 50′99人.- 2t9o9o′^.- 3以 上00人 計 上 臼 市 174 37 27 20 12 270 小 諸 市 10 12 7 2 31 佐 久 市 25 20 ll 3 59 丸 子 町 18 7 6 3 34 東 部 町 18 9 6 1 34 御代EE町 1 3 1 3 8 軽井沢町

0

坂 城 町 14 10 5 6 35 白 田 町 18 6 1 25 北御牧村 2 2 4

(

F長野県工場 名鑑 FL(昭和60咋版 )よ り 1)ス ト7 ノブ) (3) 回答企業の概略 Q) 回答率 と事業規模 まず、回答企業は対象500社 中178社 であ り、 回答 率は35.6%であ る. した が って、 この回答率 で調査結果 を考 え る必要があ る。 とい うのは、サ ソプルには偏 りがつ きものであ り、 しか も通常 は 比較的良い方 に偏 ってい ると考 え られ るか らであ る。 回答率が低か った理由 としてほ、第1に調査 の 性格上回答者 を事業主 に限定 した こと、 第2に経 営 に関す る微妙な点や将来戦略 まで尋ねた ことが あげ られ よ う。 次 に、回答企業の規模を資本金別、従 業 員数別、 年 間売上 高別に表6に示 した。 表6 回答企業の事業規模 区 分 現 萩 の 内 容 ㍗ 安 東金 500IL- 1000- 3000-500万円 未 済 万円未満1.000万円未満3.000万円未満 5.5.0001万円未満抑 万一 以l尼 円上 l企 業 監 (】4ー250多)(1629.3%)(29,522芳)(15.272%)(ll2,28%)(14_205芳)(ー178005G) 従 業 員 鼓 10-2g^ 30-49人 50-99^ 100.299人 300-- 999人 以100 0人上 r企 業 数 (25.43%5)(18_335%)l 41I(23,0芳)(193.7m5 (9,1763:) (3_9%)7 (l1oos)78 年rE'1]売上品 万円未満5.000 :い危円未満l l- 35.000万-倍円未芯 時円未満3- 10 10- 50 以50鮭円上 この表 と蓑 5を比較すれば、従業 員規模 別の回 答 率が出 るわけであるが、実 際は調査 台帳に載 っ てい る従業 員数 と現 実の従業 員数 では異 ってい る

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場合 もあるので、従業 員規模別の正確な回答率は 算出で きないO小規模企業ほ ど回答率が低い傾 向 があるのほ、小規模企業 ほど事業主は 日常業務に 追iっ九、将来展望を もちに くい こと、 またテクノ ポ リス構想などに比較的関心が薄い ことに よると 考 えられ る。 e) 産業分類 業種 の分類は、 日本標準産業分類を参照 してい るが、同 じではない。 当圏域で比較的多い業種に 限定 した (参考資料 ). プラスチ ック加Zは、調 査票のその他の菜種か ら抜き出 して-項 目を設け た。 また、木工 には、木材 ・製材を含めた。 ③ 回答企業の業種 お よび業態 蓑 7に業種お よび業態 の状況を示す。 この表か らもわか るように、当圏域の特色を反映 して、電 気機械の業種の回答数 が最 も多い。業態 として一 番多いのは、 「他社か らの発注品の殆 どは自社内 で一貫生産 している」 企業であ る。 このことは、 当圏域では比較的部品 の加工 ・製造が多 く、 しか も自社内でそれ を殆 ど製造 しうることを示 してい る。 表7 回答企業の業種および業態 菜 種 食 料 JI 木 工 .木材 鉄 鋼 .非鉄 金 属 -般故紙 企 業数 (7.133%) (3.9%)∫ (3.79%) (3,79%) (6.127%) (8.154男) 菜 種 電文鎖鞍 輪送壊鞍 措 否決残 加ブラスチ タ工ク そ の 他 汁 業 態 企 業 数 58 (31.9%) 86 (47.3男) 9 (4.9〆) ll (6,0芳) の重要 さを示 してい る。 表8 回答企業の創業年と経営者

- 昭和年 以 前19 昭和年 20代 昭和年 30代 年昭和40代 昭和 50年 代 年昭和 6代0 汁 創 共 著 5 12 22 29 14

0

(46.1芳)82 創業者と血椋粥係にある後徒者 23 15 10 6 I 0(30.9%)55 創 業 者 の 共 同 昆 官 署

0

3 1 1 1

0

(3.4%)6 創業者 と血長 的 係 が な い 6 6 4 4 2 1 (12.9%)23 そ の 他 1 1 2 3 5

0

(6,7%)12 匪) その他の多 くは.親会社oD派iLや合弁企業であ る。 旺I 媒敷lこ回答 している企菜があ るため合計が178社 とならない. ④ 回答企業 の創業年 と経営者 創業年 と経営者の関係を表8に示す。 この裏か ら、創業者 ない しその血縁関係にあるものが経営 権を握 っている場合が多 い。つ ま り、地域企業 は オーナー経営者が多いわけである。 また、創業年 が古いほ ど息子などの代替わ りが進 んでい ること は当然 として も、全体 としてほそれほ ど代替わ り は進 んでいない。 この ことは、今後 の後継者作 り 3.調査結果- 地域企業の現状 (1)他社に比較 して優れてい る点、劣 ってい る 点は何か 地域企業は、 自社の優れてい る点 を どの ように 評価 してい るであろ うか。販売面か らみた結果を 表9に示す。 この裏か ら一番多い ものは、 「製品 の品質 。精度が高

」が44.4%であ り次いで 「独 自の製品を もってい る」が25.3%となってい る。 一方、 「製品価格や工賃の安 さ」を売 りものに し ている企業はわずか4.5%にす ぎない。 本調査の数字は、若干の相違 はあ るものの全国 的な調査 (前掲の F技術革新下の中小企業

』)

と ほ とん ど同 じである。つ ま り、今 日の中小企業の 多 くは、製品や工賃 の安 さではな く、製品の品質 ・精度の高 さ、独 自の製品の保持に 自社の優れて い る点を兄い出 してお り、それは多分に技術的な ものに関連 してい る。 従業 員規模別にみ ると、 「製品の品質 ・製度が 高い」、 「独 自の製品をもっている」 とい う回答 比率は、規模が大 きな企業ほ ど高い傾向を示す。 反対に、小規模な企業ほ ど 「製品の価格や工賃が 安 い」や 「納期の正確 さ、短い納期」を売 りもの に している。 さて、今度は他社に比較 して劣ってい る点であ るが、一番多いのが 「独 自の製品を もっていなし」 の38.2%である。 と くに この比率は小規模 な企業

(11)

ほ ど高 く、下請けが多い地域企業 の弱点 とな って い るようである。 次に多い ものが、意外に も 「組綴力が弱い」 と す る企業の21.9%である. この点は、経営著 と直 接話をす るとわか るが、粗放を円滑に維持す るた めの中間管理者や社 員の教育にかな り苦労 してい るようであ る。第3位が 「製品の価格や工賃が高 い」 とす る企業の20.2%であ り、 この悩みは企業 規模にかかわ らず現われてい る。 他社 よ り劣 ってい る点で、 「その他」の比率が 多い。 と くに、従業 員300人以上 の企業で 目立 っ てい る。 この点を若干補足す ると、技術者 ・管理 者 な どの人材不足、市場開拓力や販売力の弱 きを あげ る企業 が比較的多 くみ られた。 また、少数で はあるが、輸送網や立地条件の悪 さ、従業 員の高 齢化、受注量 の変動に よる生産出荷の変動な どを あげ る企業 があった。 J表9 販売面からみて優れている点、劣っている点 (従業 EIBL段別 )

蕊-

竿 10-:9人30-49人 50- 99^1(X)299人 3- 00-9}9人 1以 上000^ 汁 也 社 lこ 比 較てし 特lこ すれていちく 点 封品佃格や安い工liが Jl 1 .1 I 1 0 (-LS芳)8 魁品の品fi.桁度 が高い .23 12 19 ll 7 7 (41r4多)79 日の魁iL.いる,> 8 3 2 15 7 0 (25.453%) 納朋の正確い納さ,伝朋 lO 9 6 3 0 0 (15.287%) iriu開発 力がある 0 1 1 1 1 0 (2.2m4 生し托力が ある 0 4 1 3 0

0

(4_5ガ)8 その他 0 3 1 1 1 0(3.4%)6 也 礼 に 比 較し てJ; て いち 点 魁晶価格J高いP_Ⅰ攻が 7 6 ll 4 7 l (20,362ヌ) 品の品・拐庇 恋い 1 l 1 0 1

0

(2,2弟)4 独EIの出 品をもっていない 24 12 18 14 0 0 (3B_682楚) 納期の不 正三播き_ 長い納期 0 2 I 3 0 0 (3.JI%)6 軒械力が uL. 12 8 7 9 2 I (21.399%) 業種別の表は、紙幅の都合で省略す るが、若干 注 目点だけ述べ ると、他社に比較 して 「製品 ・精 度が高い」 の回答は、金属、機械、電機、輸送機 械、精密機械に多 くみ られ る。 この理由 として, この分野は製品の高度化-の要求が高 まってお り、 それ らの部品を生産 している企業が、その要請に 沿 って行動 したか らであろ う。 また、 「独 自の製 品を もってい る」 と回答 した企業の比率は、食料、 絞経、木工の業種に多いが、 この分野は最終生産 物の製造に関す る企業が多 く、製品の差別化が し やすい分野であ ることに よると考 え られ る。 一 方、他社に比較 して劣 ってい る点では、 「独 自の製品を もっていない」 とい う回答が金属、電 機,精密機械の業種に多 くみ られ る. この点は、 部品製造が中心の加工組立型業種の特徴 である。 上述の優れている面 と重ね合わせれば、当圏域 の主力産業である加工組立型企業の強 さと弱 きが 浮び上 って くる。つ ま り、製品の品質 ・精 度には 自信を もってい るが、最終生産物 の産 出 まで到 っ てい るところが少ないのである。 この点は、後に 触れ る製品の付加価値 の問題に深 く関連 している。 (2) 地域企業の生産基盤を支え る要因は何か 生産面か らみた存立基盤は何であろ うか。従来、 地域の中小企業は、二重梼道の下請け的役割 と し て捉 えられ、低賃金労働に よって支え られ てい る との見方が強か った。確かに現在で もそ の ような 面があることは否定 しえない。 しか し、前節 で も 触れた ように、今 日の多 くの経営者は、 もっと技 術的 な面に存立基盤を求めてい る。 事実、表10をみてわか るように、 「パ ー ト、高 齢者 などの賃金の安い労働者」に生産 の存立基盤 を求め る経営者は全 くいない。全国的調査 で もこ の比率は非常に低 く (3- 4%)、 低賃金 に存立 基盤を求めている中小企業はほ とんどない。 一番比率の高い ものは、 「取引先 との長いつ き あい」の31.5%である。 この点 も全国的調査 と同 じであるが、当圏域では全国の数字 より4ポ イ ン トほ ど高 くな っている。 このことは、 当圏域の企 業相互の密着力の強 さを物語 っているといえ よう。 この傾 向は、当然のこととして、小規模企業ほ ど 大 き く、業種別には食料、絃経、木工な どの どち らか といえば高技術にかかわ らない分野 が多い。 二番 目に多い ものは 「製品の開発 を行 う技術力

で20.8%であ り、企業規模が大 きくなるにつれそ の比率は高 くなる傾 向がある。業種的には、機械、 電按、精密な どに多 くみ られ るが、 この分野で技 術革新が急速に進行 した ことを物語 ってい る。

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三番 目の 「自動化 .省力化機械 の導入」 の比率 は19.1%で、全国的数字 よ り5ポイ ン ト以上 も上 回 ってい る。 この ことは,調査時点の相違 に も起 因す るが、やは り当圏域の企業 の 自動化- の熱意 であろ うo と くに注 目すべ きことは、小規模企業 においてその比率が高いことである。 表10 生産基盤を支える要因 (従業員規模別)

10--29人30--49人 50- 99人 10029-9人 3009-99人 l以OW 人上 三一 従業Aの軌捷度 やHb'.高い 9 3 lO 5 0 I(15.27%)8 バーT..市約着 IEどの珪金の安 い従業Ei 0 0 0 0

0

0 (a.03)0 封品の開先を行う仕的I) I 3 6 13 9 2 (20.38ヌ)7 放牧の尋入 10 7 5 5 4 3 (19.13%)4 工程管理 .作業コスト1ウ1/ 5 3 5 5 2 0(IL22S)0 取引先との長い おつきあい 16 16 15 6 2 1(31.55%)6 (3) 現在直面 している問題点は何か それ では、地域企業 が現在直面 してい る問題点 は何 であろ うか。第3順位 まで尋ねた結果を グラ フに示す と図7とな る。業種 別にみた結果 は表11 表11 現在直面している問題点 (業種別) 図7 現在直面している問題点 製.冒.がt多種中止とfL:り工 程管PRがうまくいかない 仕叫の丘がf='んだん沌少 してきている 別品工程の自動化 ・践

化rこついていけTrい 円高IJ:どにより製品価格 の引きTげ要求が厳 しい 土地 ・交通などの立地条 件 が悪い 従

ElのtL齢化などに上 もfi的旺ド 取引先からの瓜田の指皮 要求ILどが叔しい 独白の製品をもっていな いので錯けが少ない 納期が短 くなり厳しくな ってきた 取引先からの受注が不安 定 抜雪に役立つ捕鞭が不足 している 宍金調達力が弱い その他 企業 数 0 20 `10 60 80 100 120 に示す。 最 も比 率が高いのは、 「円高な どに よ り製 品価 格の引 き下げ要求 が厳 しい」 とす る ものであ り、 調査時点 (昭和61年9月)の状況を よく物語 って い る。す でに述べた ように、当圏域 は最終生産物 としての直接輸 出す る企業が少ない として も、部 品 として間接的に輸 出 してい る企業 が多いO当然、 (第1順 位 ) 業 種 食料品 龍 雄 木 工 . 鉄 鋼 . 金 属 一 般 電 気 輸 送 精 密 プラスチ そ の他 計 内 容 木 材 非 鉄 横 桟 扶 接 汝 棟 攻 枕 ツク加工 製 品が 多種 小量 とな り工 程 管理 が うま くいか ない 5 2 1

0 0

2 3 2

0

1 5 (12.5%)21 仕事の畳 が だ ん だ ん接少して きて い る

0

3 2 4 5 5 5 2 5 2 8 (24.4ヲ417.) 製造工 程 の 自動 化 .畿械 化 につ いて いけ な い

0 0 0

1

0 0

1

0 0 0

1 (1.8プ3芸) 円高 な どに よ り製 品 価格 の引 き下げ 要求 が鼓 しい

0

1

0

2 3 4 26 9 ll 8 2 (39.l66370) 土地 .交 通 な どの立 地 条 件 が悪 い 2

0 0 0 0 0

1 1

0

1 0 (3.075.) 従業 員 の高 齢化 な どに よる質的 低下 4

0 0 0

1

0 0

1

0 0

1 (4.27%) 取 引先か らの晶 質 の精 度要求 な どが厳 しい 1

0 0 0 0 0

1 1

0 0

0 (1.8730) 独 自の製 品 を もって いないので儲 け が少 な い 1 1

0 0 0

2 2 1

0 0

0 (4.2%)7 納 期が短 か くな り厳 し く な って きた

0 0 0 0 0 0

1

0 0 0

3 (2.474.) 取 引先 か らの受 注 が不 安 定

0 0 0 0

1 1 1 1

0 0

3 (4.277乙) 経 営に役立 つ情 報 が不 足して い る

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

1 (0.67l.L) 資金調 達 力 が 弱 い

0 0 0 0 0 0

1

0 0 0

0 (0.6%)1 旺) 無 回 答 が あ るの で 合計 が178社 とは な らな い (以下 の 国表 に つ いて も同様 で あ る)。

(13)

それ らに密接に関連す る業種 - 電機、輸送横桟、 精密、プラスチ ック加工な ど- ほ円高問題が当 面 の重要課題にな ってい る。 さて、 2番 目は 「仕事 の量がだんだん減少 して きてい る」 とい うものである。 この問題に直面 し てい る業種 としてほ、一つには絞経、木工な どの 軽工業 であ り、後進国に席 を譲 りつつある分野で あ る。他は、鉄鋼 ・非鉄、金属な どの重厚長大産 業に関す るもので、産業構造転換 の波を受けてい る分野であ る。 紙幅の都 合で従業 員規模別の結果 は省略す るが、 仕事 の量が減少 して困 ると答 えた企業は、小規模 な ものほ ど多い。つ ま り、小規模企業ほ ど受注量 が減少す る傾向があ り、今後零細な企業が生 き残 ることの厳 しさを示唆 してい る0 3番 目は 「製品が多種小量 とな り工程管理が う ま くいかない」 とす るものであ り、最近の製品の 多様化 と少 ない ロッ ト管理に企業が悩んでいるこ とがわか る。 以下、 目立 った もの として、 「取引先か らの受 注 が不安定 である」、 「納期が短 く厳 しくなって きた」、 「独 自の製品を もっていないので もうけ が少ない」 があ り、 この点 も地域企業の大 きな問 題 とな ってい る。 取引先か らの受注の不安定 さは、 ときとしてそ の企業の存立基盤を揺が しかねない問題である。 経営名 の問で も、 「取引先はできれば集中 し効率 よ くした

」 とす る経営者 と

「いや、で きれば 分散 して リスクを避けたい」 とす る経営者 の意見 の不一致がみ られ、受注の安定的確保に腐心 して い る様子が うかがえた。 どちらの意見が妥当であ るかは一概 に言えないが、 この問題の本質は、つ まるところ取引先 とどの程度信頼関係を築け るか、 そ のた めには どの ような経営努力を しなければな らないかに依存 してい る。 また、納期が短期間で厳 しさを増 してい ること は、円高に よるデ ィスインフ レ (物価下落) と無 縁 ではない。つま り、企業はできるだけ在庫は持 た ない ように して、製品を早 く売 って しまお うと す る。 したがって、下請先 などには極力短い納期 を要求す るようになる。 この傾向は、デ ィスイン フ レが続 く限 り厳 しくな るであろ う。そ して、そ れ に対応で きない企業は生 き残 ることがむづか し くな ってい くと考え られ る。 4. 地域企業の過去 5年間の推移 (1) 地域企業が最 も力を入れた点は何か 企業が過去5年間で最 も力を入れた点は何か。 第3順位 まで尋ねてみた。その結果 を図8に示す。 第1順位 と第3順位 まで 含めた ものでは、若干回 答順位が異なるが、 とくに多か った ものは、 「製 品の品質 ・精度の向上

「自前の新製品の開発

「製造工程 の自動化 ・横桟化」 「高付加価値製品 -の移行」「製品 コス トの引 き下げ」 であ るO もちろん、それ らの 目標は相互に密接に関連 し てい る。た とえは、 自前の新製品の開発は、高付 加価値製品-つなが るものであ るし, 自動化 ・機 械化 は製品 コス トの引 き下げにつながっている。 その点ほ ともか く、最近の地域企業の力点が、技 術的 向上を基軸 におかれてい ることは明 らかであ る。 図8 5年間で最も力を入れた点 企業 数 0 20 40 60 80 100 自前の新製品の開先 IfJ'付加ld依製品-の移行 製 品の品 質 ・柄度 の向上 製品 コス トの引 き下げ 納 期の正確化や籍期 化 集注造工 投の 自動化 ・抜放 化 従業員の パ ー ト化などに よる人件 穴のLE指 製造工 程 における段収改 善・レイアウトの変更 販 売机孤 の弘化 ilJ'切開発力の強化 桁 報収張 と活m強化 その他

(14)

それに反 し, 「販売組織 の強化

「市場開発力 の強化」を あげた企業 が意外 と少ないのは、す で に指摘 した ように、 当圏域では最終生産物 を 自分 のブラン ドで販売 してい る企業が少ない ことに よ る。 また、 「情報収集 と活用強化」 もほ とん どみ られない。 この点 も地域企業の特徴 であ るか も し れないが、事業 がむずか しくな りつつ あ る今 日、 経営情報を積極的に活用す る姿勢が求め られ るの ではないか。 さて、企業規模 別、業種別の結果 は紙幅の都合 で省略 し、若干 の注意点を述べてお こ う。 まず、企業規模が大 きいほ ど、 「自前 の新製品 の開発

「高付加価値へ の移行」へ の比率が高 く な る傾 向があ る。つ ま り、 自前 の新製品を開発 し 高付加価値 を生み出すためには、それ な りの技術 力 と資本が要求 され るわけである. これに対 して、 「製品の品質 ・精度の向上

「製品 コス トの引 き 下げ

「製造工程 の 自動化 ・横桟化」- の努力は、 企業規模 にかかわ りた く多 くみ うけ られ る。 また、 「納期の正確化や短期化

「従業 邑のパー ト化な どに よる人件費の圧縮」 な どほ、小規模企業 に多 くみ うけ ら九、 この点は小規模企業 の立場 を反映 した もの とな ってい る。 次に業種別にみ ると、 「自前の新製品の開発」 「高付加価値製品- の移行」 の回答率は、食料 、 鞍経、電機、精密な どで比較的高 くな ってい るo 食料,給経 で高いのは、最終生産物に関す る企業 が多い もの と考 え られ、一方、電機、精密で多 く み られ るのは、部品か ら半完成品-、 さらに完成 品の製造- と志 向 してい るか らであろ う。 「製品の晶質 ・精度 の向上

「製品 コス トの引 き下げ

「製造工程 の 自動化 ・機械化」- の努力 は、すべて の業種で比較的均 等にみ られ る。 規模 別の結果 との点 も考慮す ると、 これ ら- の努力は 企業規模、業種にそれほ ど偏 りな く、企業が全般 的に行 ってい る。 また、 「従業 員のパー ト化な どに よる人件費 の 圧縮」 をあげ る企業 は、食料、給経、木工に若 干 み られ る程 度であ る。 これ らの分野は労 働集約的 な生産方法 に依 らざるをえないか らであろ う。た だ、NICSな どの賃金がわ が国の数分 の1程 度 であ ることを考 えれば、 これ らの分野は ます ます 苦 しくな りそ うであ る。 (2) 技術開発に どの ような努力を したか 高技術 が進 展す る中で、地域企業 は技術開発に どの よ うな努力を したかを尋ねてみた。 そ の結果 を第2順位 まで図9に示す。 図9 5年間における技術開発の力点 技術開発費を大幅に増や しJこ 研究 ・技術者を増や した 研究開発許 ・技術者の両 方を増や した 新たな研究阻技を設置 し 氏 とくに力を入れたことは なか った 下請けなのでその ような 余地がない そ の 他 企業数 0 10 20 30 40 50 60 最 も回答が多いのは 「研究 ・技術者 を増や した」 であ り、以下 「研究開発費 ・技術者 の両方 を増や した

「研究開発費を大幅に増や した

「新た な 研究組成 を設置 した」の順にな ってい る。浅間 テ クノポ リス構想 においては、 自主技 術開発型 の企 業 の育成 を 目指 してい るが、そのた めには、当然 のこととして研究 ・技術者 を増や し、開発費用を 投 じなければな らない。 当圏域では、後 に詳述す るように、か な り自主技術開発 が進 んでお り、企 業の研究開発- の意欲は旺盛であ る。 その一方で、 「とくに力を入れた こ とはなか っ た

「下請 けなのでその ような余地 はな

」 との 回答 もかな りみ られ、地域企業 におけ る技術開発 の二極分化 - 研究開発型に脱皮 してい く企業が ある一方 で、他 に下請けた専念す る企業の存在 --が現まっ九てい るようである. 技術開発 の力点を従業 員規模 別にみ ると、研究 ・技術者や 研究開発費を積極的 に増 加 してい る企 業は、予想 され るように、大規模企 業で多 くな っ

(15)

てい る。 また、注 目すべ きことは、従業 員30-99 人の地方中堅企業 で新たな研究組織 を設置す る動 きがみ られ た ことであ り、その ような企業 の中か ら自主技術開発型企業 が育 ってい くのではないかQ 逆 に、 「と くに力を入れた ことはなかった

「下 請 けなのでその ような余地はない」 とす る回答比 率 は、 これ また当然 であるが、小規模企業ほ ど高 くな ってい る。 (3) コス ト低減 は どの ようにな されたか 製品 コス トの低減- の努力は、地域企業が生 き 残 るた めの最 も重要な条件 であ る

「品質 ・精度 は あた りまえ

「納 期 もあた りまえ」 といわれ る 最近 の状況 にあってほ、最後 に決 め手 にな る要素 は如何 に他社 よ り安 く供給 で きるかであ る。 しか も、円高デ フ レが進む中にあってほ、 コス ト低減 - の圧力は ます ます強 まるであろ う。 まず、過去5年間 におけ るコス ト低減 の有無 を 尋 ねた結果 を表12に示す (従業 員規模 別)。 この 表 か らわか るように、 「コス ト低減があ った」 と 答 えた企業 は、全体 の75.3%に達 してい る。反面、 「なか った」 と答えた企業は、わずか11.8%にす ぎない。全 国的調査 と比較 して も、 「あ る」 と答 えた企業 の割合は24ポイ ン トも上 回 ってお り、当 圏域企業 の努力が うかがえ る。 規模 別にみ ると、 コス ト低減のあ った企業比率 は、規模が大 き くな るほ ど高 くな る傾 向にあ るO このこ とは、次節で述べ る自動化 ・機械化に関係 す る. つ ま り、大規模企業 ほ ど資金的に製造工程 の 自動化 ・椀械化が可能であ り、 コス ト低減が生 じやす いのである。その一方 で、 「コス ト低減は なか った

「どちらともいえない」 は小規模企業 ほ ど高 い比率にな ってい る。 表12 5年間におけるコス ト低減の有無 (従業員規模別)

I

l

tt

J

10-23人30-49人50-99^ loo-299人 300999-人 1以000人上 汁 コス トの低 さ如i なか った 10 3 3 2 I 1 (ll.8%)20 コス トの低 強が あ った 24 22 32 28 16 6 (75.13芳)28 次に、 コス ト低減の理由について第2順位 まで 尋ねてみた。その結果を図10に示す。 その理由で 一番多い ものは、先に触れた 「自動化 ・機械化に よる製造経費の圧縮」 であ り、第1順位で約半数 の企業 が この理 由をあげてい る。今後、製造工程 の機械化は さらに進み、最終的には

CAD/CAM

システ ムの方 向- と進 展 してい くであろ う。 2番 目に多い ものが 「原材料費 の圧縮」 であ り、 これ は企業規模にかかわ らずみ られ る。 と くに、 円高 デ フ レが進行 してい る状況 では、原材料費 の 圧縮 に よるコス ト低減が一層進む であろ う。 もっ とも、その一方 で受注先か らの製 品引 き下げ要求 が ます ます厳 しくな るか ら、企業 はなかなか楽に な らないであろ うが。 3番 目は 「人件費 な どの労務 コス トの圧縮」 で あるが、そ の比率は過去5年 間ではそれ ほ ど大 き くほない。 しか し、 これか らはそ うほい'か ない。 この ままの円高が進む とすれ ば、わが国の賃金水 準はア メ リカと同 じ水準 とな り

、NICS

の 5-6倍 であ る。 当然、国際化 の進 展 と共 に、製 品価 格の引 き下げ圧力を通 じて賃金 の引 き下げ圧力が 一層 強 くな る。事実、多 くの地域企業 の経営者は、 今後 賃金 の引 き上げは非常 に困難 であ る と語 って い る。 「一般管理費用の圧縮」 を理 由にあげた企業は 若干 あったが、 「営業な どの販売管理 コス トの引 図10 コス ト低減の理由 企業数 0 20 40 60 80 100 人件費などの労務 コス トの圧縮 原材料費 (直接材料 ・ 部品など)の圧点 自動化 ・扱枝化などに よる製造経費の圧縮 一般管理費 (冶務な ど の事務費用 )の圧縮 営業などの販売管理 コ ス トの圧縮

(16)

き下げ」 をあげた ものはほ とんどなか った。 この ことは、生産過剰体質のわが国にあって、売 るこ とのむづか しさと重要性を示 してい る。 (4) 自動化 ・較械化は どの ような理 由でな された か す でにみた ように、地域企業に おいて も自動化 ・機械化が急速 に進行 してお り、その役割は今後 ます ます重要にな ることを示唆 した。そ こで、 も う一歩突 っ込 んで、過去5年間の役割を考察 し、 将来 展望の材料 と しよう。 まず、製造工程 の 自動化 ・機械化 の有無 を従業 員規模別に示す と表13にな る

「行 った」 と答え た企業は全体の81.9%であ り、非常 に高 い数値に なってい る。業種別では、機械や電機 な どの加工 組立型 の分野で多 くなってい る。 一方、 「行わなか った」 とす る企業は14%であ り、企業規模が小 さいほ ど高い比 率にな ってい る。 業種的には、綾経、木工 な どの 自動化 しに くい分 野で多 くな ってい る。注意すべ き点は、 「もとも と自動化 の必要はない」 とす る企業比率は3%に す ぎない。つ ま り、業種 を問わず、 ほ とん どの分 野 で製造工程 の自動化が可能 であることを示 して い る。 表13 5年間における製造工程の自動化 ・ 機械化の有無

.

∴…

10--29人 30--49人 50-99人 100-299人 300一999人一 1以000上人 汁 行 わ fJ: I.. ll 5 Jl 2 1 1 (14.210茅) 行 っ た 27 25 37 29 16 6 (81l∠.9%)=) もともと自動化

0

2 0

0 0

0 (I,2%)2 次に、 自動化 ・機械化の理由であ るが、第2順 位 までの結果 を図11に示す。最 も多い理由が、「製 品 の品質 ・精度を上 げ るため

「製品 コス トの低 減 を図 るため」 であ り, この二つ の理由でほ とん どを占めてい る。 この事実は、すでに述べた よう に、企業の存立 の重要な要素 として、製 品の品質 ・精 度の良 さとコス トの低 さがあ ることに符合す る。 3番 目の理由 と して, 「人手不足 のため導入 し た」 があ るけれ ども、 この点は過去5年間におけ る当圏域の労働事情 が、中小零細企業を中心 に逼 迫 していた ことに関係す る。今後、 自動化が進む 中で労働事情 が どの よ うに変化す るか、 この点は 地域経済 の重要な課題である。 図11 自動機などを導入 Lた理由 人手不足 のため前人L f二 矧 FJ.のUT,TI・矧 空を上 げ るため 軌 rJ-コス トの托城 を図 7JIこ.Yl 従某月の危険を稲城す るため 注文 が 多 くな って きた ため 特殊 加 工が必 要 とIZ

た:fこLVL7 そ の 他 企業数 0 20 40 60 80 100 4. 地域企業の将来展望 (1) 経営者 は中長期的にみて不安 を感 じてい るか さて、 重 要 な こ とは、 将 来 に向 けて の企業経 営 の展望であ る。 そ こで、中長期(5- 】0年 )的 将来 について、 自社 の存立基盤に不 安を感 じてい るか否かを経営者 に尋ねた。 その結果 を従業 員規 模 別 ・創業年 別、業種別に表14、表15に示す。 衰 か らもわか るよ うに、全体 と して 「全 く不安 を感 じていない」 とす る企業は9.4%にす ぎず, 「時 々不安に感 じることがあ る」 が48.2%、 「不 安を感 じてい る」が32.2%に及 んでい る。 つ ま り、 約86% の企業経営者 が 自社 の将来 の存立 に不安を もってい るわけであ り、現在地域企業がおかれて い る状況を よく表わ してい る。 この よ うな数字にな った背景は、 もちろん、昭 和60年秋か らの急速 な円高に よる不況 にあ る。 も し、本調査が2年 く・らい前 に行われ ていた ら、結

(17)

表14 中長期的将来における存立基盤への不安の有無 (従業員、創業年別)

10-29人30-4従9^5業0--9員9人 l規oo-299人模 300-別999人 以1000年 以前昭和19創昭和 20業昭和30年昭和代 年代以後4別0昭 和 ∽ 計 全 く不安 を感 じていない 1 3 2 4 3 3 3 3 2 7 1 (9.164%) 時 々不安を感 じることがある 17 19 27 18 9 2 15 19 23 23 12 (53.928%) 不安に感 じている 23 9 8 10 3 2 12 12 14 7 10 (㍊_552%) わか らない

0

1 4 1 2

0

3 1 1 3 0 (4ー78ヲg) 表15 中長期的将来における存立基盤への不安の有無 (業種割)

種 食 料 品 殺 推 木 工. 鉄 鋼. 金 属 一 般 電 気 輸 送 精 密 プラスチ そ の 他

木 材 非 鉄 横 桟 板 械 槙 枕 機 械 ツク加工 全 く不安 を感 じていな い 2

0

1

.

0

1

0

6 1 3

0

2 時 々不安を感 じることがある 9 3

0

3 - 6 ll 16 13 7 8 16 不安に感 じている 2 4 3 3 3 3 18 4 6 3 6 }つか らない

0 0 0

1

0

1 3

0

1 1 1 具 は大 き く異 っていたはず であ る。 当時の経営者 は, もっと楽観的 であった し、かな りバ ラ色 の未 来 を措 いていた。 これ ほ ど今 日の経済変動は激 し い のである。 規模別にみ ると、将来 に不安 を感 じてい る企業 比 率は、当然のことなが ら小規模 なほ ど高 くなっ てい る。 もちろん、小規模 で も、不安 を感 じてい ない とす る企業 もあ り、 この点は規模だけの問題 ではない。 創業年別 にみ ると、創立 が50年以後 の ような若 い企業 に不 安を感 じてい る回答比率が若干高いが、 全体 と してみ るとそれ ほ ど極端に表われていない。 社 歴が長 く経営資源 ・資金 の蓄積 のあ る企業 は、 不 安 を感 じる比率が低い と思われがちであ るが、 激変す る今 日の経済環量にあ ってほ、 この点はあ ま り関係がな さそ うであ る。つ ま り、社歴 の長い 名門企業で も、ぼやぼや してい ると、 あっとい う 間 に存立基盤が危 くな るほ ど時代 の潮流は速 い。 業種別にみ ると、すべての業種 に不安を感 じて い る企業が分散 してい る。 これだけのサ ンプル数 では、 は っき りした ことはいえないが、路経、木 工 、鉄鋼 ・非鉄、横桟、 プラスチ ックの業種 で不 安 感が強 く、比較的 明 るい業種は、電機、精密接 枕 の よ うな高技術に関す る分野 といえ るか もしれ ない。 次 に,存立基盤に不安を感 じてい る理 由につい て、第2順位 まで尋ねたoその結果 を図12に示す。 また、第1順位について、従業 員規模別 の結果 を 表16に示す。 不安 の最大 の理由は、 「今 の仕事量 が少 な くな って い くと思 うか ら」 であ り、 この点はす でに述 べ た現在困 まってい る大 きな理由で もあ った (図 7)。 地域企業 の経営者 は、将来 の仕事 確保の見 通 しにかな り厳 しい判断を してい るわけ であ る。 2番 目は、 「円高な どの国際化 の波に対応 で き ないか ら」 の理由であ り、 この問題が将来 も大 き な影響を与 え ると経営老は予想 してい る。以下、 「製 品の開発競 争に追 いつけないな ら

「製品 コ ス トの引 き下げ競 争に勝 てないか ら」 と続 くが、 この ことはわ が国の技術開発競争 と受注 競 争の激 しさを物語 ってい る。 それ に続 く 「従業 員の高齢 化 な ど人的 な質 の低下か ら」 とい う回答 は、わ が 国の高齢者労働力の増 加 と深 くかかわ ってお り、 今後社会全体 の大 きな課題 となろ う。 規模別 では、 「円高な どの国際化の波 に対応 で きないか ら

「製品の開発競争に勝てな いか ら」

表 1 上田市の産業別就業人口 (15 歳以上) ( 昭 和 60 年 1 0 月 1 日 現在) 区 分 総 数 構 成 比 産次 l 農 業 林 業 漁 業 第 二 次 産 業 鉱 業 建 設 業 製 造 業 第 三 次 産 業 電気 ・ガス ・熱供給 ・水道業 運 輸 ・ 通 信 業 卸 売 ・小 売 業 ー 飲 食 店 金 融 ・ 保 険 料 不 動 産 業 ●サ ー ビ ス 業 公 務 分 析 不 能 の 産 業 人 人 人 人54.79052,27356.09259.003 ♂ルoOOHH♂ルo
表 2 上 田市の製造業の概要 ( 中分類別、昭和 60 年) 市 君G 別 事 業 所 数 従 尭 音 数 現金給与 原 材 料 左に含 れてい るま 宅l付 加 鑑 塀 蛭 法 首 人鼠段別個人 鑑顎 常用労齢蕃 抵 額 ttB
表 4 浅間テクノポ リス圏域の概況 ( 生産 ・出荷 ・販売額 ・単位百万円) 市 町 村 両 k r a 石 ( 5 人 口9.10. 1 ) 就業人口(59.10.1 ) 農業 粗生産節(5 8) 事業者数 従業員数 出 荷 額 商 店 数 従業員数 販 売 額工業(58)商業(57) 上 田 市 1 7 6
表 1 4 中長期的将来における存立基盤への不安の有無 ( 従業員、創業年別) 不 安 の 有 無 1 0 ‑ 2 9 人 3 0‑4従 9^5業 0‑ ‑9員 9 人 l規 oo‑ 299人模 300‑別 999 人 以1 000 人 上 昭和 年 以前1 9 創 昭和年 2代 0 業 年 昭和 3代 0 年 昭和年 別4 代 年代以後0昭 和 ∽ 計 全 く不安 を感 じていない 1 3 2 4 3 3 3 3 2 7 1 (9
+2

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