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労使関係と人間関係 : ホワィトの所論を中心に

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(1)

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ホ ワ イ ト の 所 論

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  米 菓 の 先 進 国 に お い て 一 九 二 〇 年 ご ろ に 生 成 を み た 近 代 的 な 企 業 の 労 務 管 理 は 、 今 次 大 戦 後 に 大 き く 変 化 し た 。 能 率 を 指 導 原 理 と し た 労 働 力 管 理 が 後 退 し て 、 人 間 感 情 な い し 動 機 づ け (ヨ 。 二 ≦ ま コ ) を 指 導 原 理 と す る 人 間 関 係 管 理 が ク ロ ー ズ ア ッ プ さ れ る よ う に な っ た σ で あ る 。 例 え ば デ ィ ビ ス (凶 ① 与 ∪ 9< 一ω ) は 一 ア メ リ カ 産 業 の 発 展 を 、 投 資 時 代 (51 < ① ω§ Φ 三 ・・σq 。 ) 、 販 売 時 代 ( 絶 。。。 螢 σ・ ①) 、 技 術 時 代 (。 コ σ・ 募 ①身 σq 勢 σ・ 。) 、 人 間 関 係 時 代 (・・ σq ・ 象 含 ∋ 昌 邑 巴 。 楊 ) に 区 分 し 、 一 九 四 五 年 に 始 ま る 戦                                               (1 ) 後 の 時 代 こ そ ま さ に 人 間 関 係 の 時 代 で あ る と 断 じ て い る 。 周 知 の 通 り 、 企 業 の 労 務 問 題 に 対 す る 人 間 関 係 的 ア プ ロ ー チ の 源 流 は 、 メ ィ ヨ ー (田 8 口 ζ 婁 。 ) ら の 有 名 な ホ ー ソ ン ・ リ サ ー チ ( 山 霧 チ 。 ヨ ・ ヵ 。 羅 剛筈 ) に 溯 る こ と が で き る 。 こ の リ サ ー チ は 、 戦 前 の 一 九 二 七 年 か ら 一 九 三 二 年 に か け て 行 な わ れ 、 そ こ か ら い わ ゆ る ハ ー バ ー ド 学 派 ( メ ィ ヨ ー 学 派 ) の 人 間 関 係 論 が 生 ま れ た の で あ る が 、 し か し そ れ が 一 般 に 知 ら れ る よ う に な り 、 か つ 労 務 管 理 の 実 践 に も 適 用 さ れ る よ う に な っ た の は 戦 後 の こ と で あ る 。   技 術 時 代 を 生 み だ し た 科 学 的 管 理 法 の 祖 テ そ う ー ( " ≦ ・ 6 p≦ 。 ﹁) に と っ て は 、 ﹁ 人 間 問 題 は 生 産 の 障 害 で あ り 、 除 去 さ           労 使 関 係 と 人 間 関 係                                                               二 三                                                           ⇔

(2)

伊                                                           '           労 使 関 係 と 人 間 関 係                         ・        .                      ,    二 四 る べ き も の で あ っ ﹂た 。 .し か る に メ ィ ヨ ー に と っ て は 、 人 間 問 題 は 経 営 の 領 域 ( ⇔ ㊤ H8 象 含 ω冨 ω 。・) で あ り 、 研 究 の 広 範 な 新 分 野 と な っ た 。 ⋮ ⋮ メ ィ ヨ ー と か れ の 門 下 の 人 び と は 、 人 間 問 題 を 人 間 的 に 処 理 す る こ と に よ っ て ( 9 言 § 膏 5。 σQ ) 生 産 を                 (2 ) 増 加 さ せ よ う と し た L の で あ る 。 こ の こ と は 、 テ イ ラ ー と メ ィ ヨ ー の 労 働 観 ・ 人 間 観 に お い で お い で 大 き な 相 違 の 存 す る こ と を 示 唆 し て い る 。 よ く 知 ら れ て い る マ グ レ ガ ー ( 9 ・σ・ 奮 ζ 。O H。 σq 。 目) の ﹁ X 理 論 ﹂ 対 ﹁ Y 理 論 ﹂ が 、 ほ ぼ こ れ に 符 合 す               .  (3 ) る も の と み て よ か ろ う 。 . 経 営 者 の 労 働 観 ・ 人 間 観 の い か ん は 、 企 業 の 経 営 活 動 の あ り 方 、 な か ん ず く 労 務 管 理 の あ り 方 を 左 右 す る 根 本 要 因 で あ る 。 そ れ ゆ え 、 新 し い 労 働 観 ・ 人 間 観 を 基 礎 に し た 人 間 関 係 的 ア プ ロ ー チ の 導 入 は 、 労 務 管 理 の 全 般 に 亘 る 質 的 変 革 を も た ら し 、 こ こ に 近 代 労 務 管 理 に 代 わ る 現 代 労 務 管 理 の 登 場 、 す な わ ち 人 間 関 係 の 時 代 の 幕 あ け を み る に 至 っ た の で あ る 。 し か ら ば 、 こ の 意 味 で の 労 務 管 理 の 変 革 は 価 具 体 的 に は ど の よ う な 形 で 展 開 さ れ た で あ ろ う か 。 こ の 問 い に 対 す る 解 答 と                                                                             -                      (4 ) し て 、 わ れ わ れ は 、 例 え ば ハ ー バ ー ド 学 派 の 一 人, で あ る レ ス リ ス バ ー ガ ー (" 旨 ヵ 8 邑 冨 邸 σq ①﹁ ) の 所 論 や 、 現 在 ア メ リ カ に お け る 代 表 的 な 労 務 管 理 の テ キ ス ト と し て 知 ら れ て い る ピ ゴ ー ル ス と マ イ ヤ ー ズ の ﹁ 労 務 管 理 論 ﹂ (℃ き 一 国 σq 。 ﹁。。 ・。 巳 9 。・ ︻一 ① ω } ζ 旨 .・。 ㌔ ① .8 目 9 > α ヨ 5。 陣ω 欝 ま p ち 8 ) な ど を 挙 げ る こ と が で き る 。 た だ し 注 意 す べ き は 、 こ れ ら の ﹁ 労 務 管 理 論 ﹂ は 、 い ず れ も わ れ お れ が 以 下 に お い て 取 り 上 げ 謂 う と 考 え て る 労 使 関 係 ( 一帥 8 ﹃ 邑 註 。 コ 。・∵ § 喜 -暮 雪 σq ① ヨ ①碁 邑 m ま 邑 を 労 務 管 理 ・                                                       唱 の 対 象 に 含 め て い な い こ と で あ る 。                 ・   周 知 の 通 り 、 初 期 の 人 間 関 係 論 に お い て は 、 小 規 模 な 職 場 の イ ン フ ォ ー マ ル 組 織 (一 三 。 ﹁壽 一 費 σ・ m 言 詮 。 コ ) が 主 な 対 象 で 、 労 働 組 合 と の 関 係 は 体 系 の な か に 入 っ て い な い 。 メ ィ ヨ i 学 派 の 人 間 関 係 論 が 、  ﹁ ア メ リ カ 社 会 の よ り 大 な る 制 度 的 枠 組                                                                   (5 ) (夢 ① 一9 .σq ①. ぎ 、け ぎ 飢 。 コ 貸 = 冨 ヨ ⑦ぎ 穿 。 h 。 員 § 団。 一団 ) に つ い て の 理 解 を 欠 い て い る ﹂ 、 ﹁ メ ィ ヨ ー ・ グ ル ー プ は 労 働 組 合 を 無 視 す       ・                                (6 ) る と い う 重 大 な 誤 ヶ を 犯 し て レ る ﹂ な ど 批 判 さ れ た の は 、 ぎ さ し く こ の 点 に つ い て で あ る 。 そ も そ も 人 間 関 係 的 ア プ ロ 謡 ■ ● 、

(3)

チ は 、 労 使 関 係 の 諸 問 題 に 対 し 、 無 方 な い し 無 縁 な 存 在 な の で あ ろ う か 。 も し く は 、 労 使 関 係 に 対 し て も 、 人 間 関 係 は 有 効 な 分 析 の 武 器 と 管 理 の 用 具 を 提 供 し う る だ ろ う か 。 一 九 四 九 年 か ら 五 〇 年 に か け て 展 開 ざ れ た ダ ン ロ ッ プ (雪 ぎ ↓ ・ U § δ ") 対 ホ ワ イ ト ( ≦ ≡ 餌 目 明 。 。 け. 噸 ξ ρ。 ) を 中 心 と す る 労 使 関 係 論 争 は 、 こ の 問 題 に 対 す る 対 蹠 的 な 見 解 を 浮 き 彫 り に し た も の と し て ま こ と に 興 味 深 い 。 こ れ を 機 に 、 初 期 の 人 間 関 係 論 は 大 き く 修 正 さ れ 、 労 使 関 係 を も 含 む 人 間 関 係 論 へ と 発 展 し た 。 事 実 、 最 近 の 人 間 関 係 論 な い し 人 間 関 係 的 労 務 管 理 論 の 多 く は 、 な ん ら か の 形 で 労 使 関 係 を そ れ ぞ れ の 体 系 の な か に             (7 )                                                                                  組 み こ ん で い る 。 ま た 、 人 間 関 係 的 視 点 に 立 っ て の 労 使 関 係 の 実 証 研 究 も 少 な く な い 。 ホ ワ イ ト は こ う し た 理 論 的 ・ 実 証 的 研 究 の 先 駆 的 か つ 指 導 的 な 学 者 の 一 人 に 他 な ら な い 。     .              9   現 代 労 務 管 理 に お い て 労 使 関 係 は そ も そ も ど の よ う な 他 位 を 与 え ら れ 、 い か に 処 理 さ る べ き で あ ろ う か ゆ わ れ わ れ は 、 近 代 労 務 管 理 と 区 別 さ る べ き 現 代 労 務 管 理 の 特 質 は 、 な に よ り も ま ず 、 人 間 関 係 的 ア プ ロ ー チ の 導 入 に よ っ て も た ら さ れ 一 た と 考 え る 。 か く し て 、 人 間 関 係 的 労 務 管 理 に お け る 労 働 組 合 の 位 置 な い し 労 使 関 係 の あ り 方 が 問 わ れ る こ と と な る 。 ホ ワ イ ト の 労 使 関 係 論 は 、 ま さ に こ の よ う な 問 い に 対 す る 一 つ の 解 答 を 示 唆 し て い る 。 本 稿 で は 、 ダ ン ロ ッ プ 対 .ホ ワ イ ト の 論 争 で 提 示 さ れ た ホ ワ イ ト の 見 解 を 明 ら か に す る と と も に 、 さ ら に 進 ん で 、 こ の 見 解 が そ の 後 に 発 表 さ れ た 労 使 関 係 の 実 証 的 研 究 に お い て ど の よ う に 具 体 化 さ れ 適 用 さ れ た か 、 か れ の 理 論 枠 組 は 具 体 的 な 労 使 関 係 の 分 析 に お い て い か に 有 効 で あ っ た か を み て み た い 。   ( 1 )   国 ⑦ 団匪 ∪ ロ≦ ρ = 鋸 目 口 口 閃 Φ ﹃ ユ o 易 鋤 け ≦ o ﹃ぎ ち O N噂 7 ¢ .   ( 2 )  ∪ 。 く 一ρ o ℃ . 9 二 ℃ . O 。 例 え ば メ ィ ヨ ー 学 派 の 一 人 で あ る レ ス リ ス バ ー ガ ー は 次 の よ う に 述 べ て い る 。 ﹁ 人 間 開 題 は 人 間 的 な 解 決 を 要 求 す る 。 ⋮       ⋮ わ れ わ れ は 、 言 葉 の う え で は し ば し ば 人 間 要 素 の 重 要 性 を 強 調 し て は い る が 、 具 体 的 な 行 動 の 段 階 で は 、 人 間 問 題 を 正 し く 理 解 し 、 人 間 問 題 と し       て 取 扱 う と い う こ と は き わ め て ま れ で あ る 。 人 間 問 題 が そ れ に ふ さ わ し い 人 間 的 解 決 を 与 え ら れ る に は 、 人 間 的 資 料 と 人 間 的 用 具 が 必 要 で あ る ( o       ゴ ヨ ・ コ 胃 。 三 。 ヨ δ げ 。 耳 8 αq 耳 8 。。 9 § = ω9 g ざ 昌 冨 ρ 三 器 ω ざ § 磐 魯 3 ・ 己 ピ ヨ 。 昌 8 9 の) 。﹂ ( , ↑ 即 。 卑 ≡ 。・σ ① 薦 聲 記 。。 雷 鳴 ∋ ① 諺       o 昌 戯 ]≦ o ﹁ 巴 o . 一漣 一-. 質   ㊤ ・)           労 使 関 係 と 人 間 関 係                                 .                          二 五 、 .

(4)

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( 3 )   切 o 信 σq 一器 ︼≦ n Ω 冨 α脅 o き ↓ 密 = ロ ヨ 山 口 匂n 置 ¢ o { 国 艮 ① 嘆 凶器 " 一 り φ ρ 噂 ■ ω ω hh 9 ( 4 ), レ ス リ ス バ ー ガ ー は 冒 m 慈 αq 。 ヨ ① 馨 p 巳 ζ 自 己 o の な か で 、、 謹 言 二 。。 ﹀ α Φ ρ ロ 讐 ① ℃ ① 屋 。 5 ロ Φ 一 記 。。 き びq ① ヨ 。 口 亀 . . な る 表 題 の も と に 、 人 間 関 係 の 視     角 か ら み た 労 務 管 理 の 問 題 点 を 明 ら か に し て い る 。 く わ し く は 拙 稿 ﹁ レ ス リ ス バ ー ガ ー の 労 務 管 理 論 ﹂   ( 彦 根 論 叢 、 第 一 一 九 、 = 一〇 号 、 昭 和 四 十     一 年 八 月 ) を 参. 照 の こ と 。 ( 5 ) U ● ρ ζ ≡ 鐙 o 巳 ≦ ● 甲 閃 o ﹁ ヨ ぎ 匹 易 三 巴 Uα 。 9 0 ざ αq 団 ﹂ 雷 一 も .謹 ● ( 6 )   国 ① 昌 昌 ﹀ ・ い 箕 島 ω び o ﹃ αq 賃 讐 出 国 ≦ 窪 σ ヨ σ 幻 。 く 一の 一言 倉 一⑩ 切 。。 " 掌 念 .  ラ ソ ズ バ ー ガ ー は 同 書 の な か で 、 メ ィ ヨ ー 学 派 に 対 す る 多 く の 学 者 の 批 判 と 、     そ の 検 討 に 多 く の 員 数 を 割 い て い る 。 ( 7 )   例 え ば プ リ ッ ポ ー は 、 労 使 関 係 を 人 間 関 係 と と も に 、 労 務 の 執 行 職 能 ( づ o 話 0 5 器 一 〇 ℃ ① 冨 江 く ① h 口 口 o ま 易 ) の な か の 統 合 ( ぎ 冨 ひa 量 ぼ 0 5 ) 職 能 を     担 う も の と し て 位 置 づ け て い る 。 労 使 関 係 に 対 す る 独 自 の 視 角 を 提 示 し た も の と し て 注 目 さ れ る 。   ( 臣 ≦ ぎ しロ . 固 首 ℃ 9 ℃ ユ 5 0 首 一⑦ ω o 隔 ℃ ① ﹁ 8 弓 9     ζ 雪 国 ゆq ① ヨ 9 8 一霧 ① も . ω 切 N h h ・) ま た ノ ー ル ズ の ﹁ 労 務 管 理 論 ﹂ (零 旨 言 ヨ = ● 尻 5 0 謹 一〇 。・ " ℃ o 円 。・ o 口 葛 一 竃 。 き σq o ヨ ① p ρ 一 Φ 田 ) は 人 間 関 係 的 ア プ ロ ー     チ を 標 榜 し て い る が 、 労 使 関 係 が む し ろ 中 心 主 題 を な し て い る 。 ( 8 )   例 え ば パ ー セ ル の 二 重 忠 誠 (ユ 二 四 = o 騰 包 隠 ) に つ い て の 調 査 -目 ぴ o o α o 掃 く . ℃ 口 ﹁ o ① 冨 矯 切 ご o O o ロ 。。 ﹃ 竃 節 目 ち O O や 、 ダ ー パ ﹂ ら の イ リ ノ イ 地 方     に お け る 企 業 の 労 使 関 係 の 調 査 i ζ 一一 8 口 ∪ 旧 び o ﹃ 醇 餌 一 二 卜 。。 ぴ 0 7 護 睾 巴 鴨 ヨ ① 9 男 ① 一9 鶴 o 易 ぎ ≡ 一 口 o ⋮ω Ω 蔓 b く o 一 碧 一 線 ω ∼ 一 Φ 総 な ど が 有 名 で     あ る が 、 一 会 社 の 労 使 関 係 の 変 転 を 対 象 に し た イ ン テ ツ シ ブ な 調 査 研 究 と し て は 、 後 述 の ホ ワ イ ト の も の が も つ も も 有 名 で あ る 。 ( ≦ ず 旨 ρ ℃ 卑 器 量     h oM ぎ Ω 易 叶 二 巴 勺 0 8 ρ 一 Φ 朝 一 ■ )                                ,                         .                           ・           、 二 つ の               (1 ) 労 使 関 係 論   ア .凶 サ カ に お い て は 、 労 働 組 合 な い し 労 使 関 係 の 問 題 は 、 長 く 労 働 経 済 学 の 学 問 領 域 に 属 す る も の と し て 一 般 に 認 め ら れ て き た 。 ダ ソ ロ ッ プ 対 ホ ワ イ ト の 論 争 に お け る ダ ン ロ ッ プ の 主 張 は 、 こ の 伝 統 的 な 労 働 経 済 学 の 観 点 に 立 つ も の で あ っ た 。 " 他 方 ホ ワ イ ト は 、 一 九 四 三 年 、 シ カ ゴ 大 学 に ﹁ 産 業 人 間 関 係 委 員 会 (o 。 ヨ 邑 藷 Φ 。 口 切 二 日 ロ コ ヵ 。 一四 二 。 ず 、 一口 督 匹 ¢ .一 .翼 ) ﹂ が 設 け ら れ た と き の 有 力 な メ ソ .八 一 で あ り 、 以 来 ア メ リ カ に お け る 産 業 社 会 学 (ぎ 昏 旨 巨 ﹃ 6 巨 。 σq 冤 ) の 指 導 的 な 学 者 と し て 活 躍 を 続 け て い る 。, ホ ワ イ ト は 労 使 関 係 に 関 し い く つ か の 実 証 研 究 を 行 な っ て お り 、 こ の 論 争 に お け る か れ の 主 張 は 、 そ れ ら の 実 証 研 究 の た め の 理 論 的 起 分 析 枠 組 (欝 ヨ 窒 。 斎 h。 犀 屋 一琶 ・。) を 示 し た も の と い っ て よ か ろ う 。     , ●

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﹁ 感 情 と は 、 互 い に 作 用 し 合 っ て い る 人 び と が 、 相 互 に つ い て 、 か れ ら の 組 織 に つ い て 、 お よ び か れ ら の や っ て い る 仕 事 に つ い て 、 気 持 ( h8 ぎ σ・ 。。) を 表 明 す る 仕 方 (≦ ミ ) を 意 味 し 、 そ の 資 料 は 個 人 的 な 面 接 ( 寅 ω8 p 一 団 碧 く ♂ 毛 ) か 、 、も し く は                             (11 ) 質 問 紙 (ρ 二 . ・。ユ 。口 、 .δ 。。) か ら 得 ら れ る 。 ﹂ そ し て 相 互 作 用 は 、 ﹁ 二 人 も し く は そ れ 以 上 の 人 び と の 間 の 一 切 の 私 的 な 接 解 (註 需 ﹁8 5 巴 8 爵 。邑 を 称 し て い る 。 ﹂ 相 互 作 用 な る 概 念 は 、 ホ ワ イ ト ら の 産 業 社 会 学 が 相 互 作 用 理 論 ( 巨 。§ ま p 子 8 H矯 ) 乏 称 せ ら れ る こ と か ら も 明 ら か な よ う に 、 と く に 重 要 な 分 析 用 具 を な し て い る 。 た だ し 、 労 使 関 係 に お い て も 人 び と の 間 の 相 互 作 用 は ま こ ど に 多 種 多 様 で あ り 、 そ の す べ て を つ く す こ と は で き な い 。 ホ ワ イ ト は 次 の 三 つ を 指 標 に 観 察 で き る 相 互 作 用 の パ タ ー ン を 考 え て い る 。 ω

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. こ の 指 摘 は 明 ら か に 人 間 行 動 に つ い て の 人 間 関 係 論 の 基 本 的 な 理 解 を 示 し て い る 。 周 知 の 如 く 、 メ ィ ヨ ー ら の ハ ー バ ー ド ・ グ ル ー プ が ホ ー ソ ン ・ リ サ ー チ か ら 導 き だ し た 人 間 行 動 に 関 す る 重 要 な 命 題 の 一 つ は 、 ︽ 変 化 に 対 す る 人 び と の 応 答 は か れ ら の 感 情 も し く は 態 度 を 介 し て な さ れ る ︾ と い う こ と で あ っ た 。 例 え ば 、 レ ス リ ス バ ! ガ ー の ﹁ X 図 表 ﹂ (閑 8 邑 喜 q ,                                                    お   σQ 臼 .・ 、.× .、 9 腎 ) は 、 こ の 原 則 を 巧 み に 図 式 化 し た も の で あ る 。 そ し て 、 変 化 を 環 境 要 因 、 応 答 を 労 使 関 係 の 態 様 に お き か え る な ら ば v . こ の 原 則 は そ の ま ま 労 使 関 係 行 動 に あ て は ま る だ ろ う 。 か く し て 、  ﹁ 環 境 要 因 は 観 察 さ れ た 行 動 に つ い て の                               (16 ) 特 定 項 目 へ と 醗 訳 さ れ ね ぽ な ら な い し こ と に な る 。 ホ ワ イ ト の 意 図 し て い る 、   ﹁ 環 境 要 因 を 考 慮 し て ゆ く も っ と も 有 効 な 方 法 ﹂ と は ま さ に こ れ で あ る 。   ま た 、 こ の 論 争 に 対 し て 、 両 者 は 問 題 と し て い る 対 象 な い し 関 係 領 域 が 異 な っ て お り 、 両 立 が 可 能 で あ る 、 相 互 補 足 的 た り う る と い っ た 見 解 も あ っ た 。 た し か に ( ダ ソ ロ ッ プ は 団 体 交 渉 関 係 な い し ト ヅ プ ・ レ ベ ル の 労 使 関 係 を 対 象 に し た                り   ﹁ よ り 大 き な 枠 組 ﹂ を 志 向 し て い る の に 対 し 、 ホ ワ イ ト は 、 工 場 レ ベ ル の 労 使 関 係 な い し ﹁ 小 規 模 の 、 管 理 可 能 な 単 位

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す る の で は な い だ ろ う 。 む し ろ 両 者 の 労 使 関 係 に 対 す る 理 解 の 仕 方 、 つ ま り 外 在 的 な 環 境 要 因 中 心 の 見 方 と 、 内 在 的 な 人 間 関 係 を 重 視 す る 見 方 、 さ ら に は そ の 基 礎 を な す 労 働 観 ・ 組 織 観 の 違 い こ そ よ り 重 要 な 問 題 で あ る ど 考 え る 。 わ れ わ れ が ホ ワ イ ト の 労 使 関 係 論 を 、 現 代 労 務 管 理 の 一 環 と し て の 労 使 関 係 管 理 の あ り 方 を さ ぐ る 一 つ の 手 掛 り と み て い る の も 、 こ の 意 味 に お い て で あ る 。 と も あ れ 、 こ の 論 争 は 、 労 使 関 係 に 対 す る 伝 統 あ る 労 働 経 済 学 の ア プ ロ ー チ と の 対 比 に お い て 、 新 た に 登 場 し た 人 間 関 係 論 の ア ブ ロ ﹂ チ の 特 色 を 浮 き 彫 り に し た も の と し て 大 き な 意 義 が あ っ た と い え よ う 。   ( 1 )  こ の 論 争 は 一 九 四 九 年 二 月 、 プ リ ン ス 添 ン 大 学 で 開 か れ た .﹁ 社 会 科 学 研 究 会 議 (ω 0 9 巴 ω 9 ① ロ 8 男 ① 給 。2言 ず O o § 亀 )﹂   の 労 使 関 係 部 会 で 発 表 さ       れ た も の か ら 発 展 し た 。 そ の 詳 細 は 、雨 量 ∋ ⑦ ≦ o 昇 ho ﹁ 3 0 > 葛 貯 ωぢ o { 一5 身 偉 二 巴 閑 9 舞 δ 霧 " ↓ ≦ o ≦ o ≦ ρ げ 矯 冒 ず ロ ↓ ・ 一) ロ 三 〇 " o 己 ≦ 崔 ﹃ ヨ           労 使 関 係 と 人 間 関 係                                                               一三

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.  三 二     岡 8 8 ≦ 葺 。 } 巨 。 。・ ﹃ 一。・ ﹁ 。 巳 響 。 島 。 藍 。 話 閑 ・ 馨 ぎ く 鼻 ω ﹄ 9 ω 噂 ﹀ 旦 鯛 箏 ω 。。 ω ∼ ↑ 藁 に 掲 載 さ れ て い る 。 な お こ れ に は 、 国 ・     ≦ ・茜 厚 切 騨 紫 評 o ﹂ ) o ロ αq ﹃ ω < ● しロ ﹁ o ≦ 9 ピ ざ 旨 = . 聞 冨 ず 。 き .O o o ﹁ 慶q o ρ 出 O ヨ ① ロ o。 曽 Ω 9 押 〆 o 霞 噂 男 炉 美 ・ 閃 8 ず o a 8 P 匂 タ・ の 六 名 の 学 者 の コ メ ソ     ト が 含 ま れ て い る 。   な お ダ ソ ロ ッ プ は 、 一 九 五 八 年 に ぎ α β 幹 二 9 図 o 言 口 o 霧 ω 鴇 除 o ヨ 。陰 ( ﹀ = 9 マ ∪ 蔓 匹 ① ロ ω o o 胃 ) な る 著 書 で か れ の 労 使 関 係 論 の     体 系 を 明 確 に し て い る ・ ま た ホ ・ イ ト の 労 使 関 係 論 と し て に 、 さ ・ 9 ≦ 。 鱒 ( 垂 y ℃ 葺 宅 象 。 ・ 之 § σ・ 舞 国 ・・ 口 。 匿 が も っ と も よ く ま と     ま っ て い る 。 し か し 本 稿 で は 、 こ れ ら の 著 書 よ り も 上 記 の 論 争 の 記 録 を よ り 多 く 参 照 し た 。 け だ し こ の 方 が 、 両 者 の 対 立 す る 論 点 を よ り 明 確 に 示 し     ℃ お り 、 か つ 歴 史 的 な 意 味 も み る と 考 え た か ら で あ る 。 ま た こ の 論 争 に つ い て は 、 尾 高 邦 雄 氏 の 紹 介 が あ る 。 詳 し く は 同 氏 著 ﹁ 産 業 に お け る 人 間 関     係 の 科 学 ﹂ (有 斐 閣 ) を 参 照 の こ と 。           ・                   ,           ・ ( 2 )   皆 崔 こ 喝 ・ ω り 0 . ( 3 )   ま 匡 こ ℃ . ω り ① . ( 4 ) 筐 α 二 男 . ω 。。 ㎝ ■ ( 5 )   た だ し 一 巳 島 三 巴 閃 Φ ﹃ け ざ 話 ω ︽ ・。 け 。 日 ω に お い て は 、 ④ 工 場 と 工 場 社 会 の 技 術 的 特 色 、 ◎ 市 場 も し く は 予 算 の 圧 迫 ( 8 コ ω け 冨 剛 暮 ) 、 ◎ よ り 大 な る     社 会 に お け る 権 力 の 位 置 と 配 分 ( 一 〇 8 ω β。 巳 q 葺 ユ げ ロ 二 言 o h 噂 o ≦ 霞 ) の 三 つ に な っ て い る 。 ( o ロ ● 6 ぎ も . ¢ ) 前 二 者 は 両 者 ほ ぼ 同 じ で あ る 。 そ し     て 論 争 に お け る レ0 ω は 整 理 さ れ て ◎ の 一 項 目 と な っ て い る 。 な お こ こ で よ り 大 な る 社 会 と い う の は . そ れ ぞ れ の 労 使 関 係 シ ス テ ム の 所 属 す る 社 会 を     い い 、 そ こ で の 各 関 係 主 体 の 威 光 、 地 位 、 最 終 権 限 へ の 近 接 ( 跨 o 霧 8 昏 〇 三 寓 目 。。 8 ω o h 四 三 ﹃ o ﹃ 凶蔓 ) の 度 合 が 労 使 関 係 シ ス テ ム を 形 成 し 圧 迫 す     る と い う の が ダ ソ ロ ッ プ の 見 解 で あ る 。 ( o U ・ o 凶 曽 ` 戸 匡 ) ,    ,                                                      噛 ( 6 ) b § 喜 ﹂. ぎ 含 量 乾 霧 巨 ご 湯 ω 鴫 ω 臼 § ρ 津 。 h 凶 8 ≦ ・ ( 7 ), ︼) β 三 毛 隔 8 ● 〇 一什 こ 娼 ・ 曾                                                                                             覧 ( 8 )   ∪ 口 三 〇 P o ℃ ● o 圃一 こ P一 ¢ ■ ( 9 )   集 団 な い し 組 織 に お け る 人 間 行 動 の 分 析 に お い て 、 こ れ ら 三 つ の 概 念 を 一武 器 と し て い る の は ホ ワ イ ト だ け で は な い 。 例 え ば 同 じ く ﹁ 相 互 作 用 理     論 ﹂ 派 に 属 す る ホ マ ソ ズ も そ う で あ る 。 詳 し く は 曾 o ﹃ oq ω 0 ● 国 o ヨ § ρ ↓ 7 0 出 ` 目 窪 O 月 o ξ 噂 一り ㎝ 9 0 ず p ロ ・ 卜。 . ℃ ● ω 畿 h ・ を み よ 。 ( 10 ) ( 11 )   ↓ ≦ o < δ ≦ ρ づ Ψ ω 詮 ∼ ω ⑩ 9.                                 . ,            ・      ・ 、                                    ・. ( 12 )   ま 二 二 " ・ ω り 切 ・                                            ' ( 13 )   ダ ソ ロ ッ プ は そ の 理 由 と し て 次 の 五 点 を あ げ て い る 。 . ④ 経 営 も し く は 組 合 内 部 の コ ミ ュ ニ ケ ィ シ ョ ソ ・ シ ス テ ム は 薫 れ 自 体 す ぐ れ て 組 織 と そ の 環     境 ㊨ 特 色 の 産 物 で あ る 。 ◎ 人 間 関 係 ア プ ロ ー チ は 団 体 交 渉 に 関 し た ル ら の 分 析 的 枠 組 を 提 供 し て い な い 。   つ ま り 労 使 の ど の 行 動 が い か な る 変 数 に よ     っ て 説 明 さ れ る か の 問 い に 答 え ズ い な い 。 ◎ コ ミ ュ . ニ ケ ィ シ ョ ソ に 関 す る 利 益 や 理 念 は 、 お お む ね 組 合 の 存 在 し な い 組 織 の 研 究 か ら 導 き だ さ れ た も     の で あ り 、 管 理 の 用 具 と し て は 有 用 で あ る が 、 労 使 関 係 の 分 析 枠 組 と し て は き わ め て 限 定 さ れ る 。 ㊥ 人 間 関 係 の ア プ ロ ー チ は 、 各 人 が よ り 多 く の 正    . 確 な 情 報 を 有 す る な ら ぽ 、 労 使 関 係 に お け る 対 立 ( 8 昌 簑 9 )   は 減 少 せ し め う る と の 前 提 に 立 っ て い る が こ れ は 当 た っ て い な い 。 ㊥ 人 間 関 係 論 は 対 ・ 0 ■「 O ,

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