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IRUCAA@TDC : ジルコニアのインプラントへの応用の可能性

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

ジルコニアのインプラントへの応用の可能性

Author(s)

吉成, 正雄

Journal

歯科学報, 112(4): 532-532

URL

http://hdl.handle.net/10130/2883

Right

(2)

口腔科学研究センター・コア研究部・口腔インプラント学研究部門は,総合的・集約的な研究活動を推進す る,継続研究が可能な若手研究者を育成する,を主なコンセプトとして2008年4月から研究を開始した。現在 までに,多くの大学院生の参画し,顎骨の生体アパタイト結晶配向性と力学的特性評価,顎骨再生(三次元培 養,スタチン系薬剤の応用),表面化学修飾法による表面改質,ジルコニアの応用,などについて研究を展開 している。今回は,ジルコニアのインプラントへの応用に焦点をあてて考えてみたい。 ジルコニア(正方晶ジルコニア多結晶体,TZP)は強度,審美性,生体適合性に優れることから,可撤性 義歯のみならず,インプラントアバットメントやインプラントボディへ応用すべく研究が進められている。し かし,セラミックスであるが故に長期臨床応用に耐えうるか,インプラントが接する全ての組織と親和性があ るのか,については明らかになっていない。本研究は,ジルコニアの口腔環境における疲労特性を評価すると ともに,骨組織接触部位のみではなく,軟組織接触部位,および口腔内露出部位に適合した表面改質法を開発 することより,長期使用に耐える「生体多機能化ジルコニアインプラント」を開発することを目的とした。 TZP をインプラントボディに応用するためには表面を粗造化する必要があり,また生体環境下で長期間機 能することが求められる。しかし,表面を粗造化した TZP の湿潤下における疲労特性を検討した報告は見あ たらない。表面を粗造化した TZP の疲労特性を2軸曲げ試験法,および臨床環境を模倣した ISO14801準拠法 により臨床的な疲労特性を評価した。その結果,熱間等方圧加圧(HIP)処理を施した Y-TZP,および Ce-TZP

/Al2O3ナノ複合体は,臨床応用に耐える疲労強度を有していることが明らかとなった。 TZP をインプラント材へ応用するための研究は,骨組織接触部位に対しての表面粗造化処理法に集中し, 軟組織接触部位や口腔内露出部位にまで言及した研究は皆無である。本研究では,歯周病関連細菌の付着・増 殖特性,上皮細胞の接着特性,骨芽細胞の接着・増殖・分化特性をチタン(Ti)と比較しながら検討すると同 時に,有効な表面改質法を開発して「生体多機能化ジルコニアインプラント」を創製することを目的とした。 これらを達成するために,表面形状のみならず,低温プラズマ処理など表面性状(物理化学的性質)の影響に ついて検討した。 ≪プロフィール≫ <略 歴> 昭和47年3月 茨城大学工学部電子工学科卒業 昭和55年4月 東京歯科大学歯科理工学講座講師 昭和61年4月 歯学博士の学位受領(東京歯科大学) 平成2年12月 タイ王国チェンマイ大学客員講師 平成4年7月 スウェーデン王国ルンド大学客員講師 平成9年6月 日本歯科医師会 ISO/TC194歯科対策委 員会委員 平成10年1月 東京歯科大学歯科理工学講座助教授 平成10年6月 経済産業省インプラント材料の試験方法 関係 JIS 原案作成委員会委員 平成14年4月 日本歯科材料協議会 ISO/TC194/SC8 (インプラント)歯科対策委員会委員 平成15年1月 日本口腔インプラント学会認定制度によ る基礎系指導者 平成15年8月 日本歯科理工学会認定制度による Den-tal Materials Senior Adviser

平成19年4月 東京歯科大学歯科理工学講座准教授(職 名変更) 平成20年4月 東京歯科大学口腔科学研究センター・歯 科理工学講座教授 現在に至る

特 別 講 演 3

ジルコニアのインプラントへの応用の可能性

東京歯科大学口腔科学研究センター 東京歯科大学歯科理工学講座教授

吉成 正雄

学 会 講 演 抄 録 532 ― 76 ―

参照

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