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IRUCAA@TDC : Influence of Interval Period on Root Resorption Due to Orthodontic Force

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Influence of Interval Period on Root Resorption Due

to Orthodontic Force

Author(s)

永田, 順也

Journal

歯科学報, 118(1): 42-43

URL

http://hdl.handle.net/10130/4452

Right

Description

(2)

論 文 内 容 の 要 旨 1.研 究 目 的 歯根吸収は矯正治療に際して起こる偶発症の一つで,その発現は多くの危険因子によりもたらされている。 臨床的には歯根吸収の生じている歯をさらに移動する必要がある場合が多く,適正な矯正力もしくは弱い力に て歯を牽引する事が提案されている。しかし,歯根吸収後の修復期間の有無が歯根に与える影響について検討 した基礎的論文はない。歯根吸収発現後の修復期間の有無による吸収窩の変化を3D レーザー顕微鏡にて三次 元的に定量解析し,比較検討することを目的とした。 2.研 究 方 法 25匹のラットを用い,5匹を10gf 牽引群として10gf の力にて2週間牽引した。また,20匹を50gf の力で1 週間牽引を行い,その後の処理により,5匹ずつ次の4群に分けた。50gf 牽引群は1週間の牽引のみ行った もの,修復群は50gf 牽引後に牽引後装置を除去し2週間経過したもの,継続牽引群は50gf 牽引後さらに10gf の力にて2週間牽引したもの,修復後牽引群は50gf 牽引後に装置を除去し,2週間飼育後10gf の力にて再び 2週間牽引したものである。そして,牽引時に歯の移動距離を計測し,歯根吸収窩は3D レーザー顕微鏡にて 歯根吸収窩の占める割合,面積,体積の計測を行った。 3.研究成績および考察 歯の移動距離にはいずれの群も有意差は見られなかった。3D 測定レーザー顕微鏡による定量解析におい て,歯根吸収窩の面積は継続牽引群で20.3×104 ±2.6×104μm2 ,修復後牽引群で14.5×104 ±1.1×104μm2 で あった。歯根吸収窩の体積は,継続牽引群で13.5×106 ±1.6×106μm3 ,修復後牽引群で9.1×106 ±0.5×106μm3 であった。面積と体積で50gf 牽引群と修復群間に有意差はなく,継続牽引群と修復後牽引群に有意差が見ら れた。これは,50gf の強い力で広範囲に硝子様変性が起こり,その硝子様変性が除去されず,継続的に牽引 されたため,歯根吸収の増悪を引き起こしたことが示唆される。以上より,歯根吸収後の歯の移動は歯根吸収 のリスクが高く,歯根吸収窩の修復のためには歯の移動の一時的な中断を行う必要が示唆された。 4.結 論 歯根吸収が生じた場合,牽引の休止後,再牽引を行うことの有用性が示された。 氏 名(本 籍) なが た じゅん や

(京都府) 学 位 の 種 類 博 士(歯 学) 学 位 記 番 号 第 1999 号(甲第1240号) 学 位 授 与 の 日 付 平成25年3月31日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 目 Influence of Interval Period on Root Resorption Due to Orthodontic Force

掲 載 雑 誌 名 Journal of Orthodontics & Endodontics 第2巻 1号 2016年 http : //orthodontics-endodontics.imedpub.com/ 論 文 審 査 委 員 (主査) 柴原 孝彦教授 (副査) 井上 孝教授 末石 研二教授 山本 仁教授 森永 一喜准教授 歯科学報 Vol.118,No.1(2018) 42 ― 42 ―

(3)

論 文 審 査 の 要 旨

本論文は,歯根吸収発現後の interval period の有無による吸収窩の変化を3D レーザー顕微鏡にて三次元 的に定量解析し,比較研究したものである。interval period の無い群は interval period を有する群よりも歯根 吸収量は大きくなり,歯根吸収が発現した場合,interval period を設定し牽引を行う必要があることが検証さ れた。 本論文審査は平成25年2月15日に行われ,まず永田順也大学院生より論文概要が提示された後,各審査委員 より本論文に対し次のような質疑応答が行われた。①歯根吸収窩はセメント質に限局したものか,または象牙 質まで波及したものか,② interval period に吸収が生じたのでは,また実験期間が異なることによる吸収量 への影響について,③ラットの週齢と成長量の違いが歯の移動量に与える影響について,④歯根吸収発現後の 装置除去は臨床モデルとして妥当かなどについてであった。これらの質問に対して①2週間の interval period の有無で吸収窩に有意差はなく,また長期間においても吸収窩は完全に回復しなかったと報告されており,象 牙質まで吸収が及んでいる可能性がある。② interval period の有無で吸収状態に有意差はなく,吸収の進行 は認められなかった。また,実験期間の最も長い修復後牽引群に関して,修復群と10gf 牽引群の合計とほぼ 同じ吸収窩の値を示していたことから実験期間による変化はないものと考える。③成長により切歯,臼歯間距 離が変化するが,装置装着前と装置除去直後の計測であり,その影響はないと考える。④矯正装置を利用し歯 の固定を図ることが一般的であるが,本研究では装置の構成上固定することができなかったなど,おおむね妥 当な回答が得られた。また,タイトル,目的,実験方法,考察の記載法,図表など多くの修正点が上げられ, それらの修正が行われた。 その結果,本研究で得られた知見は歯学の発展に寄与するところ大であり,学位授与に値するものと判定さ れた。 歯科学報 Vol.118,No.1(2018) 43 ― 43 ―

参照

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