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中学校における外国人生徒への日本語指導に関する基礎的研究

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Academic year: 2021

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(1)中学校における外国人生徒への日本語指導に関する基礎的研究 教科・領域教育学専攻 言語系(国語)コース. M 0 8 1 2 6 G 高 瀬   祥  目 2 論文の構成. 1 研究の目的.  本研究の目的は、①中学校における外国人. 第1章はじめに. 生徒の日本語習得の実態及び日本語使用によ.  1.1研究の動機. る教科学習の実態と②中学校での日本語指導.  1.2研究の目的と意義. や学校生活に対する外国人生徒の思い、考え.  1.3先行研究. を明らかにすることである。また、教師側の. 第2章研究の背景. 外国人生徒への対応やその思いにも注目し、.  2.1外国人登録者数の推移. ③中学校における学級担任教師の外国人生徒.  2.2外国人児童生徒の流入状況. への教育支援の実態を明らかにする。そして、.   2.2.1全国の状況. 明らかになった実態をもとに④学校としての.   2.2.2栃木県、宇都宮市の公立小中学校. 外国人生徒への望ましい支援について示唆す.      の外国人児童生徒受け入れ状況. る。.  2.3行政における外国人児童生徒教育の.  近年、外国人の子どもの公立学校への就学.    取り組み. が増加している。外国人生徒の中には、日本. 第3章 研究方法. 語が分からないために学校生活に上手に適応.  3.1. 研究の対象者. できない生徒がいる。それらの生徒が孤立し、.  3.2. 調査方法. 一人で悩みを抱える前に外国人生徒の日本で. 第4章 調査結果. の学校生活の困難を教師側が掴んでおくこと.  4.1. は大切である。また、教師側の外国人生徒へ. 外国人生徒に対するインタビューの 結果. の教育支援での悩みを捉えておくことも大切. 4.2. である。これら双方の困難を見出した上で、. 学級担任教師に対するインタビュー の結果. 外国人生徒が求める日本語指導とはどのよう. 第5章 分析と考察. なものかを考える。学校における日本語指導.  5.1. の在り方を、外国人生徒の日本語習得と日本. 日本の学校生活とコミュニケー ション. 語使用の実態から考察し、教師全員での共通. 5.2. 日本語習得. 理解により外国人生徒への教育支援の一定の. 5.3. 目本語使用による教科学習. 視点をもつことは有意義である。. 5.4. _254一. 学習意欲と進路.

(2) 第6章. おわりに. 国人生徒の母語学習についての7つのカテゴ.  6.1. 外国人生徒への日本語指導の実態の. リーに分けて、質問ごとに結果をまとめる。. まとめ. 学級担任教師の回答は外国人生徒とのコミュ. 学校における外国人生徒への望まし. ニケーションと学校生活、日本語指導、教科. い支援と今後の課題. 学習、外国人生徒の進路、外国入生徒の日本. 6.2. 語上達、外国人生徒への教育支援の6つのカ テゴリーに分け、カテゴリーごとに結果をま. 3 研究の概要  第1章では、外国人生徒が日本の公立学校. とめる。. に就学することで起こる教師、外国人生徒そ.  第5章では、回答結果を分析し、浮かび上. れぞれの問題点をあげ、疑問を整理し、研究. がったことを考察する。外国人生徒が学校生. の目的を焦点化している。. 活を送るにあたって、友達は大切な存在であ.  第2章では、外国人の子どもたちが日本の. る。友達との人間関係を築くために日本語習. 学校に通う背景を、外国人登録者数、外国人. 得が不可欠である。日本語習得では、外国人. 児童生徒の流入状況の公的なデータをもとに. 生徒は日本人生徒と積極的に会話をすること. 紹介している。また、現在、実施されている. で社会生活言語を習得し、日本語を話せるよ. 行政による外国人児童生徒への教育支援につ. うになる。教科学習については、学習思考言. いて紹介している。. 語の習得が進まないため、苦悩している。日.  第3章では、外国人生徒の中学校での日本. 本語使用では、書くことが苦手である。また、. 語指導と学校生活等の実態を明らかにするた. 指導者側に学習思考言語を習得させるという. めに、外国人生徒5名、外国人生徒の学級担. 意識が低い。学級担任教師は、会話ができれ. 任教師5名に実施したインタビュー調査につ. ば満足している。学級担任教師は、日本語指. いて述べる。対象校は筆者が勤務する宇都宮. 導に関して日本語指導担当者に任せきりであ. 市の公y中学校3校である。質問項目は、外. る問題がある。外国人生徒は、将来の明確な. 国人生徒が30項目、学級担任教師が12項目で. 目標をもち、進路を見据えることで学習意欲. ある。半構造化インタビューの形式で、発話. が高まり、日本語習得にも意欲的になる。. をテープレコーダーに記録しながら実施した。.  第6章では、学校における今後の日本語指. 記録は、あとで文字起こしをし文字データ化. 導の在り方の示唆をする。教科学習における. した。. 日本語指導が大切である。日本語指導担当者.  第4章では、外国人生徒及び学級担任教師. に任せきりにするのではなく、指導情報の共. に対して実施したインタビューの回答結果を. 有化を図り、教師全員が日本語を教えるとい. 項目に分け、結果をまとめる。外国人生徒の. う意識をもつことが大切である。. 回答は日本の学校生活、日本語習得、日本語 使用による教科学習、学校生活における意思. 主任指導教員  田中 雅和. の伝達、進路、日本語の学習形態と効果、外. 指導教員 寺尾裕子. _255一.

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