促進的教育効果をもつ叱りの構造と受容過程に関する研究
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(2) 理解」「気づき」「見通し」「行動の喚起」「教. 共分散構造分析によるモデルの検討を行っ. 師信頼感」「感情表出」のカテゴリーに分類さ. た結果、Fig.2に示すモデルが妥当なモデルと. れた。これは「安心感・安全感の確保」が行. して得られた。. われた・うえで、「自己統制感」に働きかけるこ. との重要性を示している。. 第2節高校生の叱り受容の心理的メカニズム 佐伯・柾(2008)は、叱る行為を支える基 盤となるのが、r信頼関係」と叱られる側のr自. 自㈹信服 團国 1鰯㈱\5輯㈱ 他者への信頼 ハ#ヰ. I. 自己を対象化する能力 .価潮. 函. 刊榊 珊榊. 〃 繊信鯛. 函㈱. 己を対象化する能力」であるという。. 教師一生徒間のr吃り」を考えるうえで、基 盤となる「信頼関係」は「教師信頼感」および「(自. 分および他者への)信頼感」であると考えること. 一.69軸 .丁8軸. 顯不麗 不鵠 〆=ll』 側パ001. 座19‡ 1閑R;器、蝋、餅舳. ができる。また、r自己を対象化する能力」を構. 同島2生徒管からの叱リ受容プロセスモデルの分析舘果. 成する要素としては、生徒に「共有されるべき価. 「教師信頼感」と「信頼感」は「自己対象. 値観」が備わっているかどうかを測るものとして. 化する能力」を介してr叱り受容」に正のパ. 社会の中で望ましい自己実現を行うr社会志向. スを示した。しか・し「不信」は「叱り受容」. 性」を、「自己原因性信念」については「内的統. に直接負のパスを示した。叱り受容のプロセ. 制感」を仮定する。そこで、以下の尺度による. スは重層的であるのに対して拒否のプ1コセス. 質問紙調査法を行った. が短輝的であることが、教育現場での吃りを. ①Locus ofcontro1尺度(鎌原ら 1982). 難しく感じさせていると思われる。. ②社会志向性尺度(伊藤 1993). 第4章 総合考察と今後の課題. ③信頼感尺度(天貝 1995). 叱り受容感を高めるには教師と生徒の信頼. ④教師信頼感尺度(中井ら 2006). 関係を基盤とし、「自己を対象化する能力」に. ⑤叱られ受容感(本研究において作成). 働きかける必要性が明らかとなり、その際、. 本章第1節の結果を踏まえ、「動機づけ」の. 「自分への信頼」やr他者への信頼」を脅か. 心理的メカニズムの観点から、 「生徒のロヒり受. すことがないよう配慮すべきであることが示. 容過程」の仮説モデル(Fig1)設定した。. 唆された。「自己対象化能力」を育むためには. 室手. r信頼感」も育む必要があり、ともに対人関 係上の経験により育成されることが示唆され た。これらを育むための取り組みを具現化し. ノ 自己を対象化する能力 信頼感. ていくことが今後の実践的な課題である。. 工. r自己を対象化する能力」の概念的精緻化、 及び「叱り受容感」と親子関係や養育態度・と. 教師信頼感 叱り受容感. の関連についての検討が、今後の課題である。 不信感. Fi厘.1生徒側からの叱り受容のプロセス1:関するパスの予測. 主任指導教員 浅川 潔司. 指導教員 新井 肇. 一83一.
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