• 検索結果がありません。

JAIST Repository: 急増し始めた日本のカレッジ・ハイテクベンチャー : 産学連携から産学クロスオーバーヘ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "JAIST Repository: 急増し始めた日本のカレッジ・ハイテクベンチャー : 産学連携から産学クロスオーバーヘ"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

急増し始めた日本のカレッジ・ハイテクベンチャー :

産学連携から産学クロスオーバーヘ

Author(s)

近藤, 正幸

Citation

年次学術大会講演要旨集, 16: 416-419

Issue Date

2001-10-19

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/6652

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

2A16

急増し始めた 日本のカレッジ・ハイテクベンチヤ

一 一産学連携から 産学クロスオーバー へ一

0

近藤正幸 (

構図大環境情報研

) 1. 日本でも脚光を 浴び出したカレッジ・ハイテクベンチャー 最近、 日本でもカレッジ・ハイテクベンチャーが 注目を浴びてきている ,。 2001 年 6 月の政府の産業構造改革・ 雇用対策本部の 中間取りまとめでも、 3 年間でカレッジ・ハイテクベンチヤ 一を 1,000 社創出するという 目標を 掲げて。 る 。 本稿では、 2000 年度に初めて 実施されたカレッジ・ハイテクベンチヤ 一の実態調査に 基づいて日本のカレッ 、 ジ ・ハイテクベンチで 一の現状と課題について 論じる 2 。

2.

急増し始めた

日本のカレッジ・ハイテクベンチャー 日本のカレッジ・ハイテクベンチャーは 1980 年代までは無いに 等しいような 状況だった。 1990 年代に入っ ても当初 は ほとんど 皿く 1993 午から出始めた。 それでも 1997 午にはドイツの 635 社に対して日本はわずか に 12 社にすぎなかった 3 。 そして 1990 年代末になって 1998 年の 11 社から 1999 年には 26 社、 2000 年には 51 社と倍々の勢いで 増 加し出した ( 図 1) 4 。 2000 年 4 月からは、 産業技術力強化法。 こより、 国立大学の教官が 自分の研究成果を 実用化する場合は 企業の 役員を兼業することも 認められるとうになったことも 景 j 饗 している。 ようやく日本でもカレッジ・ハイテク ベ ンチャーが動き 出した感があ る。 3. 国立か私立か カレッジ・ハイテクベンチャーが 私立大学から 生じているのか 国立大学から 生じているのかを 見てみると、 確 かに最も多くのカレッジ・ハイテクベンチヤ 一 を輩出しているのは 私立大学であ る 龍 谷大学であ るが、 総じて 国立大学からの 起業が従来から 多い ( 表 lL 。 トップ 10 のうち、 私立大学は 3 校、 国立大学は 7 校であ る。 全体で見ても 私立からが 35.5% 。 、 国公立からが 64.5%( 公立からは 2%) であ る。 1990 年から 2000 年を見ても 国公立からが 67% 、 私立からが 34% と全体を見た 場合とほとんど 同じ割合になっている ( 図 2L 。 国公立から は私立からの 2 倍になっている。 制度的には自由であ る私立よりも 国公立の方が 明らかに多くなっている。 大学の起業への 取り組みを見ても、 国立大学の積極的な 姿勢が伺える。 起業関係の講義があ るのは国立大学 では 57% 、 私立大学では 20% 。 であ る。 起業の相談機関が「あ る」のも、 国立大学では 47% 。 、 私立大学では 11% にすぎない。 関連のべンチャーキャピタルについても 国立大学で 5 校が、 私立大学で 2 校が「あ る」と回答し ている。 カレッジ ハイテクベンチヤ 一の意義・類型などについてほ 近藤 (1999) を参照。 ,菊本筑波大学教授と 筆者が共同して 実施した。 集計の概要は 筑波大学先端学際領域研究センター (2001) を参照。 ,ドイツについては 近藤 (2000) 、 近藤 (2001 年刊行予定 ) を参照。

(3)

表 1. カレッジ・ハイテクベンチャー 輩出校 トップ 10 @@ ほィ立 大学 件数 Ⅰ ィ ョ % 熊谷大学 10 2 位 大阪大学 3 4 式 慶応義塾大学 3 ィ立 高知工科大学 「 コニ イ "" L 東京大学 5 4 立 東京工業大学 " コエ ィ上 北海道大学 5 4 立 豊橋技術科学大学 9 位 l 九州大学 9 位 @ 筑波大学 注 ) 、 2 校以上が関係している 場合は重複して 計上した。 出所 ) 、 日本経済新聞 2001 年 4 月 2 日。 4. カレッジ・ハイテクベンチャ 一の起業家 大学 発 ベンチャ一の 担い手について 見ると、 教員が半分 (50%) を占めている。 学生では修士課程の 学生が全 体の 21% で最も多くなっている。 博士課程の学生は 全体の 12% 、 学部学生は全体の 10% であ った。 これは、 ド イ ソ では博士号を 取得したての 30 代前半の起業家が 多いのと比べると 大きく異なる。 株式公開 (1P0) については、 5 年以内に目指すというのが 30% 、 10 年以内に目指すというのが 33% であ る。 合わせると、 10 年 以内に IP0 を目指すのは 63% となる。 これはドイツの 技術系ベンチャーが 10 年以内に lPo を 目指すのが 40 , : というのに比べると 高い。 日本のカレッジ・ハイテクベンチャ 一の方が成長志向が 強い。 業種的には、 製造業が 45% 。 、 研究所が 5% を占め、 日本のカレッジ・ハイテクベンチで 一も底堅い感じが 伺わ れる。 もっともソフトウェア・ 情報サービスも

37%

を占め、 やはりその割合は 高い。 また、 起業時の規模は 当然のことながら 大きくない。 従業員は過半のカレッジ・ハイテクベンチャ 一で 1 円 大 で平均は 5.2 人であ る。 資本金は半数のカレッジ・ハイテクベンチャ 一で 1,000 万円から 3,000 万円であ り、 平均で約 7,700 万円であ る。

5.

今後のあ

り方 カレッジ・ハイテクベンチャーは、 産学の関係について 新しい形であ る。 従来のライセンシングや 技術指導と いう大学から 産業界への技術移転手法はそれぞれの 境界の内に留まってお 互いの領分に 踏み込まずに 行うい わゆる連携であ る。 カレッジ・ハイテクベンチャーは、 大学と産業界の 境界を超えて、 大学関係者が 産業界に 乗り込んで い く産学クロスオーバ 一であ る。 こうした境界を 超えて未知の 世界でゲームをするには 多くの能力 的、 精神的、 制度的な障壁を 越えていかなければならない。 そのためには 支援が必要になる。 それでは日本におけるカレッジ・ハイテクベンチャーを 支援するためには 何が必要なのであ ろうか。

(4)

大きく言って 5 点あ ると考えられる。 1 つは産業化しやすい 技術シーズが 大学でもっと 生まれる仕組みを 作 ることであ る。 企業が本気で 大学に資金を 投入したくなり、 教官が真剣に 産業界の資金を 求める仕組みであ る。 このためには 産業界が境界を 超えて教育・ 研究について 大学側に入り 込んでいくことも 必要であ る。 2 つ 目 は 実業指向の博士課程の 学生を増やすことであ る。 ドイツでは自然科学系で 年間 18,000 人種誕生する が 、 日本では 7,600 人程度であ る。 3 つ 目は大学にインセンティブを 与えることであ る。 起業支援会社、 インキュベータ、 カレッジ・ハイテク ベ ンチャ一などへの 出資、 一定の範囲での 土地・建物、 収益金の自由な 使用、 自由な雇用契約などといったこと であ る。 4 つ 目は教官や若手研究者にインセンティブを 与えることであ る。 発明者であ る教官や技術指導を 行 う 教官 が 未公開株式を 取得したり、 ストックオプションを 得ることが普通に 行われるようになることであ る。 起業を 目指す若手の 研究者には、 ドイツのように 1 年間生活費を 保証した上で、 大学の施設の 無料使用を認め、 コン サルティン グや 特許申請、 法人登記の支援などをしてもよい。 5 つ目は 、 大学教授や学者が 一定のルールの 下でべンチャ 一に関わることも 良しとする起業文化を 日本全体 で 創っていくことであ る。 ドイツやアメリカではノーベル 賞受賞者がべンチヤ 一 を起こして。 る 。 日本でも国 民皆が認めるロールモデルを 早く出すことが 必要であ る。 参考文献 近藤正幸、 カレッジ・ハイテク・ベンチャー ( 試論 ) 、 研究・ 技笏 計画学会第

4

何年次 苧笏 犬芸 講俺 要旨 葉 、 東京、 1999 年 11 月 1 一 2 日。 近藤正幸、 カレッジ・ハイテクベンチャー 創出の ドイ、 ソ モデル、 研究, 技あ ァぢ 計画学会第 巧 何年次学統 牙套講荷 要旨 携 、 pp.358-362 、 東京、 2000 年 10 月 21 一 22 日。 近藤正幸、 大学・研究所 発 ベンチャー創出のドイツモデル ー アメリカを凌ぐ 大学からの起業 一 、 ベンチャー ヌ レビュー ( 日本ベンチャー 学会 学会誌 ) N0.2 、 (2001 年刊行予定 ) 。 筑波大学先端学際領域研究センター、 大学等 発 ベンチヤ一の 現状と課題に 関する調査研究、 平成 13 年 3 月。 日本経済新聞、 「大学 発 VB 」 128 社、 2001 年 4 月 2 日。

(5)

図 1.

日本の大学 究 ベンチャー

2000 50 Ⅰ 999 26 Ⅰ 998 Ⅰ 0 Ⅰ 997 10 Ⅰ 996 6 年 1995 5 Ⅰ 994 1993 2 1992 0 1991@ 0 1990@ 0 0 Ⅰ 0 20 30 40 50 60 起業件数

注 ).2000 年は推計値。

図 2. 国分・ 私 ュ別の大字

ヘンチャー起業件数Ⅱ

発 。 " (1990 年 -2000 年 ) 私 公 国 起業件数

注 ).2000 年の推計値を 含む。

表 1.  カレッジ・ハイテクベンチャー 輩出校  トップ  10  @@  ほィ立  大学  件数  Ⅰ  ィ ョ  %  熊谷大学  10  2  位  大阪大学     3   4  式  慶応義塾大学     3   ィ立  高知工科大学     「  コニ イ  "" L  東京大学     5   4  立  東京工業大学     "  コエ ィ上  北海道大学     5   4  立  豊橋技術科学大学        9  位  l  九州大学            

参照

関連したドキュメント

を軌道にのせることができた。最後の2年間 では,本学が他大学に比して遅々としていた

昭和62年から文部省は国立大学に「共同研 究センター」を設置して産官学連携の舞台と

1 月13日の試料に見られた,高い ΣDP の濃度及び低い f anti 値に対 し LRAT が関与しているのかどうかは不明である。北米と中国で生 産される DP の

学術関係者だけでなく、ヘリウム供給に関わる企業や 報道関係などの幅広い参加者を交えてヘリウム供給 の現状と今後の方策についての

編﹁新しき命﹂の最後の一節である︒この作品は弥生子が次男︵茂吉

ら。 自信がついたのと、新しい発見があった 空欄 あんまり… 近いから。

一貫教育ならではの ビッグブラ ザーシステム 。大学生が学生 コーチとして高等部や中学部の

日中の経済・貿易関係の今後については、日本人では今後も「増加する」との楽観的な見