熟練訪問看護師が療養者と関係を作るために実施している初回訪問時の言動とその意図
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(2) Ⅰ.緒言 在院日数の短縮による医療依存度の高い療養者の退院や高齢化による高齢者世帯の 増加に加えて、社会環境の変化により生活習慣や価値観が多様化している。そのよう な中、訪問看護師は療養者のニーズに合わせた療養支援を行っていくことが求められ ている。 訪問看護は、療養者の自宅で在宅生活に応じた看護ケアを実施することや家族の介 護力を見極め、家族の介護力に合わせた介護方法を指導している。その中で訪問看護 師は、原則単独で訪問するため、一人で訪問し判断することへの責任の重さや不安を 感じている。また、訪問看護師は単独で訪問しているため、他の訪問看護師の対応を 同伴して学ぶ機会が乏しい状況にある。特に初回訪問では、一人で訪問する責任や不 安に加えて、療養者に受け入れてもらえるのか緊張感をもって訪問していることが推 測される。 加藤,高砂(2008)は、訪問看護導入時期では、看護師は専門職として信頼を得るこ と、利用者・看護師関係をつくる「気づかい」をしていることを報告している。島村 (2012)は、訪問看護師が訪問時の異和感を感じる瞬間に着目し、訪問看護師がどの ように療養者と家族の場の空気を感じ取っていたのかを言語化することが課題である と述べている。また、松井,岡田(2003)は、利用者と良好な人間関係を形成するには、 援助関係形成技術つまりコミュニケーション技術が必要であること、王ら(2007)は、 訪問看護師に求められる能力について報告をされているが、訪問看護師の初回訪問の 実践や関わりに関する研究はほとんど見当たらなかった。 そこで、初めて療養者に出会い、生活の場を体感した熟練訪問看護師がこれから療 養者と関係を作ろうとする時、どんなことを意図して療養者に接しているのか初回訪 問の場面に焦点をしぼり、熟練訪問看護師の語りから実施している言動を明らかにし たいと考え実施した。 Ⅱ.目的 本研究の目的は、熟練訪問看護師が初回訪問において療養者との関係を作るために 行っている言動とその意図を①初回訪問の想起、②初回訪問の状況設定事例から明ら かにすることである。 Ⅲ.用語の定義 1.訪問看護 本研究における訪問看護とは、訪問看護ステーションから、病気や障害を持った人 が住み慣れた地域やご家庭で、その人らしく療養生活を送れるように、看護師等が生 活の場へ訪問し、看護ケアを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援するサー ビスである(一般社団法人全国訪問看護事業協会)。.
(3) 2.初回訪問 本研究における初回訪問とは、在宅で訪問看護サービスを希望する療養者の自宅へ 初めて訪問することをいう。 3.熟練訪問看護師 本研究における熟練訪問看護師とは、日本看護協会認定看護師「訪問看護」認定審 査に合格し、現在も活動している訪問看護師のことをいう。 4.関係を作る 『大辞林』において「関係とは、物事の間に何らかの関わりがあること」を記載さ れている。本研究における「関係を作る」とは、訪問看護師が療養者に対し、継続し て訪問できるように関わることをいう。 Ⅳ.研究方法 1.研究対象者 近畿地区に所属する訪問看護ステーションの訪問看護認定看護師に研究協力の依頼 を行い、同意の得られた初回訪問経験のある熟練訪問看護師 15 名を対象者とした。 2.対象者への依頼手順 依頼手順は、近畿地区の認定看護師が所属している訪問看護ステーションの管理者 へ連絡を取り、研究協力候補者へ連絡をしてよいという許可を得た。その後、研究対 象候補者へ電話で協力依頼を行い、研究対象者の所属している訪問看護ステーション の管理者宛てに依頼文、研究協力依頼文書と研究協力承諾書を郵送した。さらに、研 究協力依頼電話で研究参加の意思があった研究対象者に、研究協力承諾書を記入後返 信用封筒に入れ郵送で回答してもらった。回答のあった研究対象者に研究者が再度電 話で連絡し、研究の趣旨を口頭で説明した。協力の承諾を口頭で得た後、インタビュ ー日時の調整を行った。対象者が指定した日時に対象者の所属しているステーション へ研究者が赴き、文書及び口頭で再度研究参加の説明をし、文書で同意を得た。 3.調査方法と内容 研究対象者に属性(性別、年齢、看護師歴、訪問看護経験年数、勤務形態) を面接 開始前に調査用紙に記入してもらった。その後、初回訪問において関係を作るために 意識して行っている言動とその意図についてインタビューガイドに沿ってインタビュ ーを行った。 インタビューは 1 人 30 分~60 分程度とし、対象者の精神的負担がないように、事 前に調査項目を伝えた上で、プライバシーが確保できる個室でインタビューを行った。.
(4) インタビュー内容は対象者の了解を得て IC レコーダーに録音を行った。インタビュー での調査内容は、今までの経験から、通常どのようなことに配慮して初回訪問を行っ ているのか実際に行っている初回訪問場面を想起してもらい、①自宅に到着するまで に意識して準備していること、②自宅に到着し療養者に対面するまでに意図して観察 するところ、またその理由、③療養者に対面した時、意識して五感でみるところ、④ 今後のサービス継続や療養者と関係を作るために意図して行っていることを語っても らった。 次に、初回訪問時の状況の設定とともに、療養者が住んでいると仮定した住居写真 を提示し、今までの経験から実際に行っている初回訪問場面と同様に、①自宅に到着 するまでに意識して準備していること、②自宅に到着し療養者に対面するまでに意図 して観察するところ、またその理由、③療養者に対面した時、意識して五感でみると ころ、④今後のサービス継続や療養者と関係を作るために意図して行っていることを 語ってもらった。 <状況の設定> カンファレンス後または訪問看護の契約後に療養者と自宅で初顔合わせになる初回 訪問場面である。 1)属性 ①年齢:80 歳代 ②性別:男性 ③病名:糖尿病 ④同居家族:配偶者(80 歳代) ⑤日常生活自立度: A2 ⑥認知症の状況:Ⅱ 2)訪問看護依頼内容 最近薬の飲み忘れが増えてきた。筋力低下、膝痛あり移動も不安定になっている。 食欲はありよく食べるが、動かなくなったため体重も増えてきている。妻は自分のこ とで精一杯で夫のことまで気にすることが出来ないと話している。そのため、病状悪 化防止、服薬状況確認、リハビリテーション等、これからも悪くならずに自宅で過ご すために訪問看護へ依頼した。 4.インタビュー期間 平成 29 年 4 月~6 月に実施した。 5.分析方法 分析方法は、面接内容から作成した逐語録から初回訪問において関係を作るために 意識して行っている言動とその意図について関する内容を抽出した。.
(5) 本研究では語ってもらった内容を①自宅に到着するまでの言動と意図、②自宅に到 着し療養者に対面するまでの言動と意図、③療養者に対面した時の言動と意図の 3 つ の時期に分類して、分析を行った。また、状況設定事例も同様に、3 つの時期に分類 して、分析を行った。 対象者が語った内容が忠実に残るようにして、生データを 3 つの時期に分類し、言 動と意図の文脈について語った内容ごとに意味のあるところを切り取り、要約した(コ ード化)。さらに、コードの類似と相違の観点から比較分析を重ね、コードの内容を表 現できるものを集めて命名した(サブカテゴリー化)。それらの意味内容から関係性が 同じ意味のあるものを集め抽象度を上げカテゴリーを命名した(カテゴリー化)。分析 途中で、たびたび逐語録に戻り、対象者が語った内容の意味を正しく捉えているか、 不足がないかを確認した。分析の過程において、筆者と研究協力者である在宅看護学 研究者 2 名で討論を重ね、データの整合性や妥当性、分析の信用性の確保に努めた。 Ⅴ.倫理的配慮 本研究は、武庫川女子大学・短期大学部研究倫理審査委員会の承認を得て実施した (承認番号 No.16-109)。 対象者に対して口頭および文書で、研究への参加は自由であり、参加を拒否しても 不利益は生じない事、参加することに同意した場合でも、データ分析前であればいつ でもその同意を撤回することができることを説明した。さらに個人情報の保護の原則 を踏まえ、個人が特定できないように、対象者から得られたデータは対象者の氏名を 使用せず ID で管理すること、データを研究目的以外に使用しない事について説明し、 個人を特定することがないことを保証した。個人データは本研究以外には使用しない こと、パソコンへのデータ入力、分析、公表の過程において個人が特定されないよう に配慮すること、データを破棄する場合は復元不可能な形状にして処理すること、そ して、研究の成果を学会で公表することを文書で説明し同意を得た。 対象者が語る事例について、事例のプライバシー、職業上の守秘義務を逸脱しない 範囲で話すことを伝えインタビューを実施した。事前に研究の概要を説明した上で、 研究対象者にとって答えたくない質問については話さなくてよいことを説明した。 インタビュー内容は研究対象者の許可を得て、IC レコーダーで録音した。逐語録作 成を依頼する業者と守秘義務に関する誓約書を交わした。データ収集および分析は ID を用いて行い、音声ならびに逐語録のデジタルデータが入った USB メモリ、紙媒体の データは鍵のかかる研究室の保管庫に保管した。 Ⅵ.結果 1.対象者の概要 熟練訪問看護師 15 名の性別は全員女性で、平均年齢は 49.2(SD4.6)歳、看護師経.
(6) 験年数は平均 24.6(SD5.6)年、訪問看護経験年数は平均 15(SD3.8)年であった。勤 務形態は全員常勤であった。 2.熟練訪問看護師が想起した初回訪問で関係を作るために実施している言動と意図 ①自宅に到着するまで、②自宅に到着し療養者に対面するまで、③療養者に対面し た時の 3 つの時期において熟練訪問看護師が想起した初回訪問で関係を作るために実 施している言動と意図は以下のとおりであった。 以下、カテゴリーは【. 】 、サブカテゴリーは<. >で表す。. 1)自宅に到着するまでの言動と意図 自宅に到着するまでの言動と意図は、51 のコード、10 のサブカテゴリーを含む【療 養者の状況を知るために療養者の全体像を捉える】、【今後のケアを組み立てるために 支援内容の見通しを立てる】、【訪問看護サービスを受け入れやすくするために初回訪 問の調整をする】、 【好感を与えられるように準備する】の 4 カテゴリーが抽出された。 【療養者の状況を知るために療養者の全体像を捉える】ために、熟練訪問看護師は、 <療養者の健康状態を紙面から情報収集する>ことや<療養者の生活状況を紙面から 情報収集する>ことをしていた。さらに<紙面から伝わらない情報はケアマネジャー に直接訊く>ことや<療養者の情報を得るために医師に直接訊く>ことをしていた。 【今後のケアを組み立てるために支援内容の見通しを立てる】ために、<事前内容か ら療養者をイメージする>ことや<訪問看護サービスを入れるためにサービス内容を 確認する>ことをしていた。 【訪問看護サービスを受け入れやすくするために初回訪問の調整をする】ために、< 初回訪問に配慮したスケジュール調整をする>や<迷惑がかからないように事前に訪 問場所を確認する>ことをしていた。 【好感を与えられるように準備する】ために、<不快を与えないように訪問時のマナ ーを念頭におき準備する>ことや<好感を与えられるように訪問先への配慮をする> ことをしていた。 2)自宅に到着し療養者に対面するまでの言動と意図 自宅に到着し療養者に対面するまでの言動と意図は、50 のコード、14 のサブカテゴ リーを含む【療養者の生活状況を知るために暮らしぶりを捉える】、【家族の状況を知 るために家族の特徴を捉える】、【家族への印象が悪くならないように働きかける】の 3 カテゴリーが抽出された。 【療養者の生活状況を知るために暮らしぶりを捉える】ために、<生活状況を知るた めに自宅周囲を見回す>ことや<生活状況を知るためにさりげなく室内を見る>こと、 <室内を見て家屋構造を感じ取る>、<室内を見て転倒のリスクを感じ取る>ことを.
(7) していた。そして、<室内を見て生活状況を感じ取る>、<室内のにおいから生活状 況を感じ取る>ことをしていた。 【家族の状況を知るために家族の特徴を捉える】ために、<家族の見た目から健康状 態を感じ取る>ことや<室内を見て家族の雰囲気を感じ取る>こと、<家族の関わり から家族関係を感じ取る>ことや<家族の雰囲気から訪問看護師への反応を感じ取る >ことをしていた。 【家族への印象が悪くならないように働きかける】ために、<家族の印象も考え訪問 時のマナーを念頭に置き行動する>ことや<印象が悪くならないように職業人として の振る舞いをする>、<家族を不快にさせない振る舞いをする>、<話しやすい雰囲 気づくりをする>ことをしていた。 3)療養者に対面した時の言動と意図 療養者に対面した時の言動と意図は、122 のコード、29 のサブカテゴリーを含む【療 養者の健康状態から心身の特徴を捉える】、【療養者の生活状況を知るために療養者の 暮らしぶりを捉える】、【受け入れてもらうために訪問看護師に対する距離感を測る】、 【療養者に認めてもらうために働きかける】、【療養者の気持ちに添っていくために療 養者が気持ちよく話ができる相手になる】、【訪問看護サービスの利用開始のために訪 問看護のアピールをする】、【ケアを組み立てるために今後の訪問計画を具体化する】 の 7 カテゴリーが抽出された。 【療養者の健康状態から心身の特徴を捉える】ために、<療養者の見た目から健康状 態を感じ取る>こと、<事前情報の内容を療養者に直接確認をする>ことをしていた。 【療養者の生活状況を知るために療養者の暮らしぶりを捉える】ために、<療養者の 見た目から清潔度合いを感じ取る>や<生活状況を知るためにさりげなく室内を見る >、<室内を見て療養者の生活状況を感じ取る>ことをしていた。 さらに、<室内を見て療養者の価値観を感じ取る>ことや<室内のにおいから生活 状況を感じ取る>ことをしていた。 【受け入れてもらうために訪問看護師に対する距離感を測る】ために、<療養者の態 度から訪問看護師への反応を感じ取る>や<訪問看護師が歓迎されているかを感じ取 る>ことをしていた。 【療養者に認めてもらうために働きかける】ために、<職業人としての振る舞いをす る>や<不快にさせない振る舞いをする>ことをしていた。また、<療養者に関心を 寄せた態度を示す>ことや<今までの療養生活を肯定>したり、<療養者を優先した 態度を示す>ことをしていた。さらに、<訪問看護サービスを押しつけない態度を示 す>ことをしていた。 【療養者の気持ちに添っていくために療養者が気持ちよく話ができる相手になる】た めに、<話がしやすいように看護師から会話の流れを作る>や<会話の中で困りごと.
(8) がないかを訊く>ことをしていた。 また、<療養者の思いを知るために希望をストレートに訊く>や<話したい思いを 意識して語る時間をとる>ことをしていた。それから、<安心を与えるための言動を する>、<印象を考え言いたいことがあってもその場は抑える>こと、<場に溶け込 めるようにコミュニケーションの取り方を合わせる>ことをしていた。 【訪問看護サービスの利用開始のために訪問看護のアピールをする】ために、<訪問 看護サービスの利用について説明をする>ことや<介入が必要だと感じたことは初回 から行動する>ことをしていた。また、<次の訪問につなげる行動をとる>ことをし ていた。 【ケアを組み立てるために今後の訪問計画を具体化する】ために、<今後の支援の方 向性を見極める>や、<支援の方向性を療養者に提示して共に考える>、<今の生活 を尊重した訪問調整を行う>ことをしていた。 3.熟練訪問看護師が状況設定事例から初回訪問で関係を作るために実施している言 動と意図 ①自宅に到着するまで、②自宅に到着し療養者に対面するまで、③療養者に対面し た時の 3 つの時期において熟練訪問看護師が状況設定事例から初回訪問で関係を作る ために実施すると語った言動と意図は以下のとおりであった。 1)状況設定事例から自宅に到着するまでの言動と意図 事例をみて自宅に到着するまでの言動と意図は、51 のコード、9 のサブカテゴリー を含む【療養者の全体像を捉えるために事前に情報収集をする】、【訪問看護サービス の開始のために訪問先への配慮をする】、【予測される状況から事前の準備を行う】の 3 カテゴリーが抽出された。 【療養者の全体像を捉えるために事前に情報収集をする】ために、<療養者の療養状 況を紙面から情報収集をする>や<家族の生活状況を紙面から情報収集をする>こと をしていた。 また、<療養者の情報を得るためにケアマネジャーに直接訊く>ことや<療養者の 情報を得るために医師に直接訊く>ことをしていた。 【訪問看護サービスの開始のために訪問先への配慮をする】ために、<印象を考えて 時間に遅れないように気を配る>や<印象を考えて訪問先との関係づくりに気を配る >ことをしていた。 【予測される状況から事前の準備を行う】ために、<予測される状況から療養者をイ メージする>や<予測される状況に対し事前に持参物の準備をする>、<予測される ケアに対し事前に協力依頼をする>ことをしていた。.
(9) 2)状況設定事例から自宅に到着し療養者に対面するまでの言動と意図 状況設定事例から自宅に到着し療養者に対面するまでの言動と意図には、70 のコー ド、12 のサブカテゴリーを含む【療養者の状況を知るために室内から現状を捉える】、 【家族への印象が悪くならないように働きかける】、【家族の状況を知るために話ので きる状況を作る】の 3 カテゴリーが抽出された。 【療養者の状況を知るために室内から現状を捉える】ために、<事前情報で得た療養 者の身体状況と照らし合わせて家屋構造を見る>や<室内を見て生活動線を感じ取る >ことをしていた。また、<室内を見て療養者の ADL をイメージする>や<室内を見 て転倒のリスクをイメージする>こと、<さりげなく室内状況を見る>ことをしてい た。そして、<室内を見て生活習慣を感じ取る>、<室内のにおいから生活状況を感 じ取る>こと、<室内を見て家族の関わりを感じ取る>ことをしていた。 【家族への印象が悪くならないように働きかける】ために、<家族の態度に合わせて 行動をする>や<家族を不快にさせない振る舞いをする>ことをしていた。 【家族の状況を知るために話のできる状況を作る】ために、<話しやすい雰囲気づく りをする>や<介護状況を知るために家族に直接訊く>ことをしていた。 3)状況設定事例から療養者に対面した時の言動と意図 状況設定事例から療養者に対面した時の言動と意図には、157 のコード、29 のサブ カテゴリーを含む【療養者の生活状況を知るために言動から心身の特徴を捉える】、 【療 養者を知るために暮らしぶりから価値観を捉える】、【受け入れてもらうために不快を 与えない態度をとる】、【療養者に認めてもらうために働きかける】、【療養者の気持ち に添っていくために療養者が気持ちよく話ができる相手になる】、【訪問看護サービス の利用開始のために訪問看護のアピールをする】、【ケアを組み立てるために今後の訪 問計画を具体化する】の 7 カテゴリーが抽出された。 【療養者の生活状況を知るために言動から心身の特徴を捉える】ために、<療養者 の見た目から健康状態を評価する>や<療養者の周囲の環境から転倒のリスクを評価 する>ことをしていた。また、<療養者の見た目から療養者の ADL を評価する>こと や<実際の生活動作を見て確認する>、<見ているだけではわからない情報は療養者 に直接訊く>ことをしていた。 【療養者を知るために暮らしぶりから価値観を捉える】ために、<室内を見て療養 者の生活習慣を感じ取る>こと、<室内を見て療養者の ADL を評価する>ことをして いた。また、<室内を見て療養者の価値観を感じ取る>や<室内を見て仏壇から価値 観を感じる>ことをしていた。 【看護師を受け入れてもらうために不快を与えない態度をとる】ために、<職業人 としての振る舞いをする>や<控えめな態度で接する>ことをしていた。また、<訪 問看護サービスを押しつけない態度を示す>ことや<療養者の態度から訪問看護師へ.
(10) の反応を感じ取る>ことをしていた。 【療養者に認めてもらうために働きかける】ために<療養者に関心を寄せた態度を 示す>や<安心を与えるための言動をする>ことをしていた。また、<今までの療養 生活を肯定する>ことをしていた。 【療養者の気持ちに添っていくために療養者が気持ちよく話ができる相手になる】 ために、<話のネタを探す>や<話がしやすいように看護師から会話の流れを作る> ことをしていた。また、<療養者の思いを知るために希望をストレートに訊く>こと、 <会話の中で困りごとがないかを聞き出す>ことや<場に溶け込めるようにコミュニ ケーションの取り方を合わせる>こと、<話したい思いを意識して語る時間をとる> ことをしていた。 【訪問看護サービス利用開始のために訪問看護のアピールをする】ために、<訪問 看護サービスの説明をする>や<介入が必要だと感じたことは初回から行動する>、 <次の訪問につなげる行動をとる>ことをしていた。 【ケアを組み立てるために今後の訪問計画を具体化する】ために、<今後の支援の 方法を探りながら室内を見る>や<今後の支援の方法を探りながら話を進める>こと をしていた。また、<今後の支援の方向性を共に考える姿勢を見せる>や<次に訪問 するスタッフとの相性を考える>ことをしていた。 Ⅶ.考察 1)熟練訪問看護師が想起した初回訪問で関係を作るために実施している言動と意図 熟練訪問看護師が療養者と関係を作るためにしていた言動と意図の特徴は、紙面か らだけでなく、不足していると感じた情報は医師やケアマネジャーへ直接連絡を取っ て訊くなど、療養者の状況を知るために訪問前から情報収集を入念に行っていた。こ のことは、得た情報からどのようなケアが必要なのか考え全体像を作り、訪問前から 療養者のイメージ化を図っていたと考えられる。鈴木ら(2012)は、介護サービスの 導入を困難にする問題として生活変化に対する抵抗、親族の理解・協力不足であるこ とを報告しているように、他人を家に入れたくないこともあり、訪問看護サービスを 契約するかどうかは療養者本人の選択となる。訪問看護サービスの契約を結ばなけれ ば、訪問看護師がサービス提供をできないため、いかに訪問看護サービスの利用につ なげるかが重要な課題となる。熟練訪問看護師は、初回訪問時に療養者のニーズから 訪問看護師ができることを示し、療養者の気持ちを掴むためにも訪問前から療養者の 状況を知り、今後のケアを考え備えておく必要があると考えられる。このため、事前 に得られた情報から療養者がどんな人なのか、どのようなケアが必要なのかと全体像 を作り、訪問前からイメージ化を図っていたと考えられる。また、身だしなみやマナ ーに気を配り、自宅に入ることができる相手になることを心掛け、訪問看護サービス が開始できるように準備を行っていたと考えられる。.
(11) 自宅に到着してからは、自宅内外の環境や対面した家族も五感を使ってさりげなく 情報収集し、療養者、家族の暮らしぶりを捉えようとしていた。特に、室内状況を感 じ取ることやさりげなく見るといった言動は、プライベートな空間に初対面の人が入 る家族の精神的な負担に配慮された言動であったと考えられる。そして、出迎えてく れた家族に対して印象が悪くならないようにコミュニケーションスキルを駆使し、家 族にも訪問看護師を受け入れてもらえるような言動をしていたと考えられる。 療養者に対面した時は、すでに集めていた情報をもとに、療養者の気持ちに添いな がら、訪問看護師がどんなことをするのか、訪問看護サービスの内容を具体的に説明 していた。療養者が訪問看護サービスの契約をして、訪問看護師が継続して家に入れ てもらうことの難しさについて、松下(2016)は、サービス開始時における一人暮ら し認知症高齢者に対する訪問の継続を図る看護師の働きかけとして、関係づくりがま だ十分に形成されていない段階で、長期的な関係維持を目指すため「拒否されないよ うに配慮する」ようにしていたことを報告している。また、訪問看護師と同様、訪問 を行う保健師の訪問技術に関して、岡本,我澤,小出(2017)は、保健師の家庭訪問技 術で、いかに拒否されずに家に入り、信頼関係の構築に向けた一歩を踏み出せるかで あると述べている。熟練訪問看護師は、訪問看護サービスを選んでもらえるように訪 問看護の内容やメリット、利用料金を具体的に示し、理解が得られるように意図した 言動であると考えられる。このことは、療養者、家族が訪問看護サービスを利用した 生活がイメージでき、訪問看護師を次に訪問しても良い人として迎え入れてもらえる ように意識した言動であったと考えられる。 2)熟練訪問看護師が状況設定事例から初回訪問で関係を作るために実施すると語 った言動と意図 事例をみて自宅に到着するまでの熟練訪問看護師の言動と意図の特徴は、想起した 時と同様に、療養者の全体像を捉えるために紙面やケアマネジャーから事前に情報収 集を行っていたこと、得られた情報を基に予測される状況を導き、事前の準備を行っ ていたことである。訪問看護は家族を対象とすること、訪問看護師は生活の場で看護 を行うため、家族の生活や介護状況を知ろうとする視点が重要であることから、協力 してくれる人がいるのか、奥さんの工夫していることをフェィスシートで見るなど、 家族の生活状況も詳しく知ろうとした語りがあったと考えられる。また、今回は事例 の中で妻の言葉が書かれていたこともあり、家族の状況が意識付けられ語られた内容 であったと考えられる。 そして、紙面から予測されることを導き、事前の準備を行っていたことについては、 事例にあった薬の飲み忘れについてどのように対応しようかを考え、薬カレンダーを 準備するような語りがあった。訪問看護は療養者の自宅に訪問して看護実践すること、 療養者の都合に合わせて訪問していくこと、訪問すると料金が発生することがあり、.
(12) 訪問する時間や回数は療養者、家族との相談が必要となる。また、訪問前は次の訪問 がいつになるかわからない状況だと考えるため、初回の訪問から次の訪問するまでに 療養者、家族が困ることがなく生活できるように療養環境を整えること必要だと考え 語られた内容であったと考えられる。原,林(2015)は、経験を重ねることによって、 経験によって得た学びが知識となり状況把握や行動にも一貫性が見られ、いつ介入す るのが適切か、その場や周囲の状況を把握した上で判断しており、その判断も個別性 に応じて行われていると述べている。熟練訪問看護師は、その場の状況から判断して きたこと、今までの日々の行動が積み重なり、その繰り返しが先読みできる力となり、 訪問する前から訪問した時に解決できるような準備を行っていたと考えられる。 自宅に到着し、療養者に会うまでの熟練訪問看護師の言動と意図の特徴は、療養者 の状況から現状を捉えるために玄関や家屋構造を感じ取るとしていたことである。事 例の室内の写真で家屋構造を見ていることで、入浴やトイレの位置、移動動作等の情 報収集の内容は具体的な表現であったと考えられる。また、身体状況の事前情報と室 内を見て得た情報をすり合わせて、より看護実践を想定した言動であったと考えられ る。 自宅に到着し療養者に対面した時の言動と意図の特徴は、実際の動作を直接訊くこ とをしていたこと、室内においてある仏壇に着目していたことである。訪問看護師が 事前情報から考えていることを実際に聞くことは、介入が必要なことはあるのか、問 題の解決に向けて何が必要かを新たに考えるために、実際の動作を見せてもらうこと や直接訊くことをしていたのではないかと考えられる。そして、室内をみて仏壇に着 目していたことについては、療養者の価値観を受け入れるための 1 つのツールであっ たと考えられる。そして療養者の価値観に添って行けるように意識された言動であっ たと考えられる。 熟練訪問看護師は自宅に到着するまで、自宅に到着し療養者に対面するまで、療養 者に対面した時の 3 つの時期で情報収集を行い、訪問看護サービスの開始に向かって、 療養者のニーズに合った関わりができるように準備をしていた。そして、療養者や家 族との人間関係や信頼関係を作ることを初回訪問の目的としているのではなく、まず は継続して訪問することができる関係を作り、訪問看護サービスの開始につながるよ うな関係を作っていたと考えられる。 Ⅷ.看護実践への示唆 本研究によって、熟練訪問看護師が行う初回訪問時の言動と意図が明らかになり、 熟練訪問看護師が初回訪問時に療養者と関係を作るために実践している言動と意図を 見える化することができ、熟練訪問看護師の関わりを具体的に示すことができたと考 える。2025 年にむけて在宅医療、在宅看護が推進される現在、高齢者や介護者のいな い療養者、医療依存度が高い療養者への訪問看護サービスの需要が多くなることが予.
(13) 測される。今後、初回訪問件数が増加すること、経営面からも利用者の確保は重要で あり、スムーズに訪問看護の導入がされる必要がある。 したがって、本研究で明らかになった初回訪問時の言動と意図を提示することは、 熟練訪問看護師の声かけの方法や観察の視点が具体的にわかり、援助の実際を知るこ とで自らの対応の振り返りやそれを参考にした実践ができ、単独で訪問する訪問看護 師の責任の重さや不安や負担感が軽減する一助になると考える。さらに、スムーズな 初回訪問の導入ができれば、訪問看護サービスの必要な療養者に滞りなく、サービス が提供できると思われる。 Ⅸ.研究の限界と今後の課題 本研究の結果は、療養者の疾患や環境、家族背景は対象者が経験した一般的な内容 を想起してもらって語られたものであり、疾患等を限定していない。そのため、難病 など疾患等による初回訪問の言動と意図の個別性については言及できていない。 今後は、今回得られた複数の言動に関する意図についても分析を行い、熟練訪問看 護師の初回訪問時の言動と意図をさらに深めていきたいと考える。そして、得られた 結果を現場で活用できるように、訪問看護技術の見える化をすすめていきたい。 謝辞 ご多忙な中、研究のご理解と実施の承諾をいただき、ご尽力いただきました訪問看 護ステーションの管理者様ならびにインタビューに協力してくださった訪問看護認定 看護師の皆様に御礼申し上げます。 なお、本研究は公益財団法人 ました。. 在宅医療助成. 勇美記念財団の助成を受けて行われ.
(14) 文献. 一般社団法人全国訪問看護協会. 訪問看護, http://www.zenhokan.or.jp/ (2017 年 11 月 14 日). 岡本玲子, 我澤量子, 小出恵子. (2017). 他者の介入を拒否する一人暮らしの男性 高齢者への保健師の家庭訪問技術. 対象把握から受け入れまで. 保健師ジャー. ナル, 73(5), 422-430. 加藤基子, 高砂裕子. (2008). 在宅脳血管障害者に訪問看護師が行う訪問開始時期 の看護. 日本在宅ケア学会誌, 11(2), 39-48. 公 益 社 団 法 人 日 本 看 護 協 会 . 認 定 看 護 師 , http://www.nintei.nurse.or.jp /nursing/qualification/cn. (2017 年 11 月 14 日). 島村敦子. (2012). 療養者と家族の気持ちを汲み取る訪問看護師の技-場の空気を 読むために-. 公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団 2010 年度一般公募 (後期)報告書. 鈴木浩子, 山中克夫, 藤田佳男, 平野康之, 飯島節. (2012). 介護サービスの導入 を困難にする問題とその関係性の検討. 日本公衆衛生雑誌, 59(3), 139-149. 原明子,林優子. (2015) .クリティカルケア看護領域における看護師の臨床判断と 影響要因との関連.大阪医科大学看護研究雑誌,5,15-27 松井妙子, 岡田進一. (2003). 大阪府内の訪問看護職の burnout に関連する要因- 利用者とのコミュニケーション技術と職務環境を中心に-. 日本在宅ケア学会 誌, 7(1), 40-48. 松下由美子. (2016). サービス開始時における一人暮らし認知症高齢者への訪問の 継続を図る看護師の働きかけ. 日本在宅看護学会誌, 5(1), 124-133..
(15) 表1.【想起した】初回訪問で関係を作るために実施している言動と意図 時期. カテゴリー. サブカテゴリー 療養者の健康状態を紙面から情報収集する 療養者の生活状況を紙面から情報収集する. 療養者の状況を知るために療養者の全体像を捉える 紙面から伝わらない情報はケアマネジャーに直接訊く 自 宅 に 到 着 す る ま で. 療養者の情報を得るために医師に直接訊く 事前情報から療養者をイメージする 今後のケアを組み立てるために支援内容の見通しを立てる 訪問看護サービスを入れるためにサービス内容を確認する 初回訪問に配慮したスケジュール調整をする 訪問看護サービスを受け入れやすくするために初回訪問の調整をする 迷惑がかからないように事前に訪問場所を確認する 不快を与えないように訪問時のマナーを念頭におき準備する 好感を与えられるように準備する 好感を与えられるように訪問先への配慮をする 生活状況を知るために自宅周囲を見回す 生活状況を知るためにさりげなく室内を見る 室内を見て家屋構造を感じ取る. 自 宅 に 到 着 し 療 養 者 に 対 面 す る ま で. 療養者の生活状況を知るために暮らしぶりを捉える 室内を見て転倒のリスクを感じ取る 室内を見て生活状況を感じ取る 室内のにおいから生活状況を感じ取る 家族の見た目から健康状態を感じ取る 室内を見て家族の雰囲気を感じ取る 家族の状況を知るために家族の特徴を捉える 家族の関わりから家族関係を感じ取る 家族の雰囲気から訪問看護師への反応を感じ取る 家族への印象も考え訪問時のマナーを念頭に置き行動する 印象が悪くならないように職業人としての振る舞いをする 家族への印象が悪くならないように働きかける 家族を不快にさせない振る舞いをする 話しやすい雰囲気づくりをする 療養者の見た目から健康状態を感じ取る 療養者の健康状態から心身の特徴を捉える 事前情報の内容を療養者に直接確認をする 療養者の見た目から清潔度合いを感じ取る 生活状況を知るためにさりげなく室内を見る 療養者の生活状況を知るために療養者の暮らしぶりを捉える. 室内を見て療養者の生活状況を感じ取る 室内を見て療養者の価値観を感じ取る 室内のにおいから生活状況を感じ取る 療養者の態度から訪問看護師への反応を感じ取る. 受け入れてもらうために訪問看護師に対する距離感を測る 訪問看護師が歓迎されているかを感じ取る 職業人としての振る舞いをする 不快にさせない振る舞いする 療養者に関心を寄せた態度を示す 療 養 者 に 対 面 し た 時. 療養者に認めてもらうために働きかける. 今までの療養生活を肯定する 療養者を優先にした態度を示す 訪問看護サービスを押しつけない態度を示す 生活の場に馴染めるよう気を配る 話がしやすいように看護師から会話の流れを作る 会話の中で困りごとがないかを訊く 療養者の思いを知るために希望をストレートに訊く. 療養者の気持ちに添っていくために療養者が気持ちよく話ができる相手になる. 話したい思いを意識して語る時間をとる 安心を与えるための言動をする 印象を考え言いたいことがあってもその場は抑える 場に溶け込めるようにコミュニケーションの取り方を合わせる 訪問看護サービスの利用について説明をする. 訪問看護サービスの利用開始のために訪問看護のアピールをする. 介入が必要だと感じたことは初回から行動する 次の訪問につなげる行動をとる 今後の支援の方向性を見極める. ケアを組み立てるために今後の訪問計画を具体化する. 支援の方向性を療養者に提示して共に考える 今の生活を尊重した訪問調整を行う.
(16) 表2.【状況設定事例から】初回訪問で関係を作るために実施すると語った言動と意図 時期. カテゴリー. サブカテゴリー 療養者の療養状況を紙面から情報収集をする 家族の生活状況を紙面から情報収集をする. 療養者の全体像を捉えるために事前に情報収集をする 自 宅 に 到 着 す る ま で. 療養者の情報を得るためにケアマネジャーに直接訊く 療養者の情報を得るために医師に直接訊く 印象を考えて時間に遅れないように気を配る 訪問看護サービスの開始のために訪問先への配慮をする 印象を考えて訪問先との関係づくりに気を配る 予測される状況から療養者をイメージする 予測される状況から事前の準備を行う. 予測される状況に対し事前に持参物の準備をする 予測されるケアに対し事前に協力依頼をする 事前情報で得た療養者の身体状況と照らし合わせて家屋構造を見る 室内を見て生活動線を感じ取る. 自 宅 に 到 着 し 療 養 者 に 対 面 す る ま で. 室内を見て療養者のADLをイメージする 室内を見て転倒のリスクをイメージする 療養者の状況を知るために室内から現状を捉える さりげなく室内状況を見る 室内を見て生活習慣を感じ取る 室内のにおいから生活状況を感じ取る 室内を見て家族の関わりを感じ取る 家族の態度に合わせて行動をする 家族への印象が悪くならないように働きかける 家族を不快にさせない振る舞いをする 話しやすい雰囲気づくりをする 家族の状況を知るために話のできる状況を作る 介護状況を知るために家族に直接訊く 療養者の見た目から健康状態を評価する 療養者の周囲の環境から転倒のリスクを評価する 療養者の生活状況を知るために言動から心身の特徴を捉える. 療養者の見た目から療養者のADLを評価する 実際の生活動作を見て確認する 見ているだけではわからない情報は療養者に直接訊く 室内を見て療養者の生活習慣を感じ取る 室内を見て療養者のADLを評価する. 療養者を知るために暮らしぶりから価値観を捉える 室内を見て療養者の価値観を感じ取る 室内を見て仏壇から価値観を感じ取る 職業人としての振る舞いをする 控えめな態度で接する 看護師を受け入れてもらうために不快を与えない態度をとる 訪問看護サービスを押しつけない態度を示す 療 養 者 に 対 面 し た 時. 療養者の態度から訪問看護師への反応を感じ取る 療養者に関心を寄せた態度を示す 療養者に認めてもらうために働きかける. 安心を与えるための言動をする 今までの療養生活を肯定する 話題のネタを探す 話がしやすいように看護師から会話の流れを作る 療養者の思いを知るために希望をストレートに訊く. 療養者の気持ちに添っていくために療養者が気持ちよく話ができる相手になる 会話の中で困りごとがないかを聞き出す 場に溶け込めるようにコミュニケーションの取り方を合わせる 話したい思いを意識して語る時間をとる 訪問看護サービスの説明をする 訪問看護サービスの利用開始のために訪問看護のアピールをする. 介入が必要だと感じたことは初回から行動する 次の訪問につなげる行動をとる 今後の支援の方法を探りながら室内を見る 今後の支援の方法を探りながら話を進める. ケアを組み立てるために今後の訪問計画を具体化する 今後の支援の方向性を共に考える姿勢を見せる 次に訪問するスタッフとの相性を考える.
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