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新たな価値創造を競争力とする経営モデルの提案  −管理システム競争力に関する研究(第2報)−

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2001年度日本オペレーションズ・リサーチ学会

秋季研究発表会

2−G−5

新たな価値創造を競争力とする経営モデルの提案

一管理システム競争力に関する研究(第2報)−

01007483 金沢工業大学 石井和克ISHIIKazuyosbi

方向性を持つ。20世紀の産業は主に物と経済の価

値が中心であったが、21世紀は心の価値創造が競

争の重点になって行くことが予想される。また、

価値主体については、ク∼ローハ湖ヒや舜境問題を背景

として企業行動は従来その関心を組織体の内部に

置いていたが、これを外部へ移行する社会トレンド

として競争が展開される時期を迎えていないか。

3.調査方法と訴査結果

3.1調査方法の概要

前述のモデルと科学技術と経済の会の産業技術競

争力調査法t41を基辞にアントト形式でヤネゾメントシステムの

競争力を測定するための調査方式を設計した。図

1の競争力モデルに基づき各競争力の要素ごとに現

行の経営行動の実態などを配慮し、要素を具体化

していく内容項目として12個から18個の因子を

取り上げ、その重要度と競争力を測定する。以上

を含めて調査項目数は417項目になる。

3.2 調査結果

表2は価値創造力、リザシップカ、経営資源化力

及び事業プロセスカの評価結果の平均値とその検定

結果である。表3は価値創造力の価値評価者別重

要度とその競争力評価結果を示す。表4は価値創

造力の特性別重要度と競争力の分析結果である。

4.おわりに

新しい価値創造を競争力とする管理システム競争力

モデルを提案し、日本の産業競争力の評価事例に適

用し、今後、我が国産業がク∼ローハヾルな展開を競争優

位に進めていくために課題となる項目を以下のよ

うに指摘できた。

(1)経営資源化力の中で特に人材資源化力に重点

をおいた競争力向上,

(2閥怯の対象者として株主価値向上を早急

に、将来的には企業外部の対象者への展開とと

もに価値特性面では心の価値創造への展開を図

る。

参考文献

【1】石井和克,管理システム兢争力の原点「標準化と改善」,日本

OR学会春期研究発表会予稿集,2001、176・177

閏猪瀬博、総合的錬争力を求めて、技術と経済,

【謂旛4溜飾の。つの大弱点,紺メントレビュ

ー,Ⅵ)1.7,No.1,pp.24−29,2001

川亀岡秋男,新しい千年紀にむけた産業技術強化戦略を提

案する・産業技術競争力の国際評価と強化戦略の調査

にみる・,マネシヾルトレビュー,Ⅵ)1.6,No.2,pp.18−22,2㈱

1. はじめに

前報【1Iでは20世紀の産業発展を効率価値の創

造とその最大化の歴史と位置づけ、その原点を「合

理化の3S」を追求する「現状維持(標準化)」と

「現状打破(改善)」のサイルを回すPDCAプロセス

と捉えるモデルとして3端子モシヾユールを提案し、これ

を基にISO9(X旧s及び14000sのマネゾルトモデルが現

状維持を指向するクヾローハヾげラットフォームとして有効な

モデルであることを指摘した。

本報では21世紀の産業競争の場を従来の効率

価値に加え、新たな価値創造とその価値最大化を

市場競争を通じて実現していく経営技術力の実験

の場と仮定し、競争力基準として価値創造力とこ

れを構成するリザーシップカ、経営資源化力および事

業プロセスカからなる管理システム競争力モデルを提案す

る。また、このモデルを日本の産業競争力の対アメ摘、

ヨーロツハ○および7ゾアとの相対評価事例に適用した調

査・分析結果を通じて、提案モデルの有効性と間鱒

点を明らかにする。

2. 本研究の提案する競争力モデル

本研究で前提とする競争は猪瀬【2】の総合的競

争力の概念である。すなわち、英語の競争する

‘‘00mpete”はラテン語の‘‘00mPetere’’に由来

し、その意味は“00m”と‘‘鮮血僅’’の合成であ

り、‘00m’は「共に」、‘pe地代’は「求める」で

ある。何を求めるかは「理想」であるとするもの

である。この競争の下では競争するもの同士が互

いを認め合い、相互啓発し、自らが常に学ぶ姿勢

を競争から得ることができる

。 以上の競争を前提に産業での競争を価値創造力

とする申■ルを日本の管理技術の理論化、実践化の

分野における大学などの研究者㈱,企業における

管理・経営者四),およU吋ネゾメントコンサルタント(C)による

討議を通じてまとめたものが図1の管理システム疑争

力の構造モデルである【31。図1は価値創造力はリー

タ∼−シップ九経営資源化九事業プロセスカで構成され、

更にそれぞれが2つの側面から構成要素に展開さ

れる。また、価値創造の対象となる価値について

は表1に示す価値主体となる利害関係者と価値の

特性から創造すべき価値が構成される。価値主体

は組織体を基準にその内部と外部の方向性を持つ。

一方、価値特性は「物」、「経済」、「心」といった

−278一 © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

トレント●創造力 ヒーシ◆わト●メインカ ヒ■シ●わモデルカ トフ●ン型マネシ◆ブントカ 創造的組織力 革新実践力 面 事業側 リーク’−シップ

表1価値モデル

_!トク●−シップカ 側 組織 !トク●−シ 役僧資源化力 人材資源化力 財務資源化力 技術資源化力 顧客資源化 鯉ぜ癒 せ瑳軽 ぜ噂供 せ堅露 せ巾聾eぺ.]⊥ヤ喝議 ぜ振蛙・せ應振 鯉恨惑 せ静痕.・せ職制 ぜ相豆・型板埋 型空 ぜ敏℡ 馴†言、††もヽH 型、︻毒M︻ ぜ.ミ、生↑入n 鯉張獣・ぜ朝お か︶で烹烹融畠振 ポ悩宕猟 鯉丁.会ミh ︽鰯噸豪富長e敲く 仙′只蛸e々 個別資源 価値創造力 (V) 経営資源化力 (R−) 化資源化力 闘資源化力 線資源化力 境資液化力 総合化資 新事業朋発7■叶スカ 研究開発7tロtスカ マーケティンク●ブ叶スカ 生産フ■ptスカ 物流フ●Ftスカ 流通7■ptスカ トヒ◆㍍■Ftスカ タ’トハ●ルアーptスカ (要素*) 対†7●ライ†・ 対従業員 対経営者 対ハ●−トト 対株主 対顧客 対地域社会 対国家 対人類 対地球環境 ノへ●っ/ヨン ●pモス

二 ●

事業フ●ptスカ (Pl) レーシ】ン 7●ロtス (競争力) *要素:競争力の構成要素。この構成要素は更に競争力向上の

具体的方策からなる。

図1管理システム競争力モデル

表2 日本の管理シ符ム競争力(調査期間2㈱年8月∼12月/サげル数100)

経営政争力 対アジア 対ヨヤク/ヾ

対アメリカ

価値創造力M

0.7γ●

心3●● −1ヱγ●

リザヤップ力の

0∬

脚■

−151●● 経営資源活性化力申) 0.71●● 成●●

一皿卯叫

事業プロセスカの

1.14●● 021●● ■鹿■●

●5%有意水準、l%有意水準

表3 価値評価者別重要度と価値創造力評価結果

競争力

‡薫 \ 結果

回書■ 比寧 対7ジ丁 対ヨーOJ∧● 射TJl鵬 工事虞 旦●力水■ l 顧客傭す 08 32.●t 1.02 0.1l −0.ヱ5 5 株主や匿 ‘2 20,lt 0.05 −0.02 −l.丁3 2 往■■■書 ●8 15.5l 1カ5 0.20 0.0†

価値創造力

12 ・止「り「・ 地球覆壇仕血 2I l.8t 1.2ユ −0.IO −0.之3 2l 8.1ヽ 0.52 −0.52 一0.−1 (V) 丁 地域社会優仕 15 5.1t 1.2l −0.5丁 −0.2l 8 日大社食優価 l ユ.0∼ 0.3l −0.13 −0.ユ8 l 人類の知的ホ龍 l 2.0t 0.80 −1.00 −1,00 3 軽警手ず仕 ■ 1★●ヽ −1.00 −l.00 −l.87 ■ ∧■−け−す旗 4 l.1l 0.25 ・・勺.25 ・・■.†5 サフライヤー増す 0.釣 −l,00 −1.0(〉 −1.00

表4 価値創造力の特性別評価結果

価値特性

回答数 比率 対アジア 封】−巾∧− 対TJ冊 1辛正 サ争力水攣 2 虞#性 19 TO.1t 1.1丁 0.13 0.00 ■t性 58 59.2t 1.ユー 0.4l 0.1丁 tl 社食性・ヰ墳性 11 18.仇 1.09 ーl.00 −0.1, 5 トビスと■晶の鏡合性 ■5 15.91 l.16 0.∝) ・・0,15 8 新規性一牡劇性 ●0 40.8ヽ 1.05 」).1¢ −1,05 7 五重性 29 29.仇 l.鵬 0.09 0.OJ 8 ♯責性・鞘鑓性 28 28.1ゝ −0.85 ー0.t8 一一0.脚 ll 心の1かさ 22 22.4∼ 0.89 一乱丁■ 」).ユ2 1 桝優性 2l 21.4■ 1.11 0.■4 0.11 I 快遇性 21 21,lヽ 1.(〉0 ・・0.50 −0.22 エンターテイメント性 り 17.:粍 0,d8 ー0.25 −1.25 15 輌社会システムれ無性 16 18.訴 0.11 −0.●0 ・・0.87 3 安全性 13 13,肪 1.t7 0.18 0.25 13 コンサルティング性 13 13_31 1J2 −8.1丁 −0.58 12 コミュニケーション性 10 10.2ヽ 0.67 ・−0.6? 1).6丁 18 集的正性 ○ 0.れ 0,89 −1.22 −0」1 1− ファンタジー性 8 8.2ヽ 0.50 −0.50 −0.胆 10 ■野性 5 5.1ヽ 1.20 0.00 一・0.20 18 人札的知且贅よ性 3 31ヽ 0.33 −0.33 ・・8,83

−279−

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