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OFの意味

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Academic year: 2021

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全文

(1)

OFの

意味

!.は

じめ に

我々は次の文 を何の困難 もな く正 しく理解す ることがで きる。

(1)the rise οF the sun

(2)a statement οF the facts

これは(1)の 基 底 にはThe sun rises.,(2)に は SOmebOdy states the facts. という文 があり,(1)の ofは 主格関係 を,(2)の ofは 目的格関係 を表 しているこ とを直感的 に理解するからである。 ここでは ofは 語(句 )と語(句 )と を結 びつ けるいわゆる虚語

(empty word)と

して機能 している。反面,

(3)the door οF the r00m

(4)a beautiful dress οF silk

において ofは それ独 自の意味内容 を伝達 し

,そ

れぞれ所属

,材

料の意 を表 し ている。 このよ うにofには具体 的意味 を失 い単 なる機能語 として機能す る 場合 と

,そ

れ以外 に何 らかの意味内容 を伝達す る場合 とがあるが

,本

稿 では 文法的意味 を表す場合は一応除外 して

,ofが

本質的 にどのような意味 を持 っ ているかとい うことを探 りその特質 を考えてみたいと思 う。 2。

ofの

分 類 ofは前置詞の中でも最 も意味的価値の希少な前置詞であり

,か

つ その意味

(2)

Ofの

意味 は互 い に交錯 す るため明確 な分類 は困難 だが, 何 らかの共通的 な意義 を持 つ と考 え られ る項 目 ofの意味 を調 べ てみ た い と思 う。1) ここでは現代英語の観点 から をまとめ

,そ

の分類 に従 って (5)関 練

k.

θ 文法的意 味

:

根 源・ 起源 原因・理 由・動機 材料・ 構 成要 素 所属・所 有 記述 同 格 部 分 時 の部 分 関練 主 格関係 目的格 関係 動作主

田分

l鮒

奪。

(2)根源 (3)所 有 (4)音6分 3。 1。 分 離 の of

ofは元来 は分離 (separatiOn)の意味 を表 し

,古

代 英語 で単糸屯属 格形 (sim_

ple genitive form)に 代 わ るもの と して生 まれた。

Curme(1931:75)に

よ よれば,

1)He walks in the strength οF Gοd.

において

,ofを

用 いた表現 の ほ うが ‐

S属

格 を用 いた in GοJ's strengthよ

りも

,よ

り高 い次 元 か らの力 を得 て歩 くとい う観 念 が生 き生 きと表現 され る

1)(6)は

ofが

具体的意味 を失 い単 に文法的意味 を表す場 合 で

,本

稿 では扱 わな い ことにす る。 また(1)b.は,ア メ リカ英語 で,It's ive minutes tθ six。 のtO

に代 わって

ofが

用 い られ るよ うになった もので ここでは扱 わない。

関連 関連

(3)

と述べ ている。このようにof属格 は表現 をより具体的 。分析的 なものに し

,分

離・根源の意味 を一層 はっきり表現す るもの として ―

s属

格 に代 わって用 い ら れ るよ うになった。 この分離の意味のofは今 日次のような慣用表現 において 残存 している。

north(south,east,west)ο

√;within¨・ο

F;upwards

ο√

;Wide

οF; back ο√;in front ο√; irrespective O√;independently oF

このofはまたclear,cure,ease,heal,deprive,relieve,robな どの除去・ 剥 奪・ 救済 な どの意味 を表 す動 詞 とともに用 いて その除去 されるもの を示す。

また

bare,clear,destitute,devoid,empty,free,rid,shortな

どの形容

詞 と用 いて欠如 0分離 の意 を表 す。

2)On the afternoon of Harry Barnfield's funeral the wind rose

greyly, Inild in sudden rainless squalls, acrOss a landscape bα γθ

θF leaVes.一一―

H.E.Bates, Deα

ιんοF α〃zπtsπ aπ

3)When it did end he turned helplessly on the f100r,arms still outstretched, very much like a child learning to walk and sud―

denly deprJν θd οF a pair of helping hands. ――――fbガ.

4)I'm beginning to believe they can caγ

e yOu

οノ anything and everything.―一一

S.Be1low,ス

Fα ιんer― Tο―Bθ

このよ うに今 日では分離の意 を表すofの用法 は比較的限 られているべ この 意味 は次 の根 源 (source)の 意へ と受 け継 がれて い る。 2。 根 源 の of 2。

1.起

Potter(1950:23)は

今日残存 している化石化 した表現の中に

JOhn

οF Salisbury(ソ ールスベリーのヨアンネス

)の

ofを

あげているが

,こ

の起源を 表す ofは

NWDが

men

ο

F Ohioの

例 をあげていることからも明らかなよう に今日でも用いられるが

,通

例地名と用いて出所 を表す場合は

fromが

よく

3   3

(4)

用 い られ る。

5)With them had gone the two American ladies,sch001_teachers

ルοπ

Ohio, whO had become ill, as Miss Bentley had firmly

predicted they would, fronl living too much on ice‐ water, green salad and uncooked pears.―――H.E. IBates, A Mο π″ん by ιんc Lα んο

一方

,ofは

,

6)I knew my friend's daughter‐ in‐law, a delightful young woman

ο

F impeccable breeding.― Po McGinley,Mα

ππθrs Arc MογαJs 7)She was herself German,penniless but oF nOble birth;.…

Wo So Maugham, 7ん

e SπππJη

g

υρ

8)She came

οF a nOble family.[AD]

などの例 に見 られ るよ うに血筋・血統・家柄 な どを表す場合 に用いられる。

つ まり

frOmが

単 に場所 を起点 ととらえて「・・・か らやって来た」 とい う意味

を表すのに対 し

,ofは

内在的・本質的なもの をとらえて「土地・家系の血 を 受け継 いでいる」 とい う意味 を合意 していると言 えよ う。 この ことは次の例

において 一層明 らかである。

9)The yOung Japanese men

οF Hawa五,together with some frOm

the “relocatiOn centers," also formed an all ηJscJ rrlilitary unit, which fOught for the United States with extraordinary herOisln, suffering the highest rate of casualties and winning the most decorations of any American unite Eo o. Reischauer, Tん c

Jαραπesc

ここでthe young Japanese men of Hawaliは「ハ ワイ出身の 日系青年」の 意味 で

,文

意 か ら彼 らは二 世 で あ る。 つ ま り

frOmで

は な くofを用いたこと によって単 に出身地 と しての場 所 だけでは な く

,そ

こで生 まれ育 った とい う 内容 まで言及 して い るわけで あ る。 この よ うに根 源・起 源の

Ofは

出 身 を表

(5)

す意 味 に お い て内 在 的 な もの を表 す こ とは注 目 され る。次 の例 において

come

ofは “arise frOm"の 意味 で

,上

の よ うな ofと

fromの

差 異 は な い。

10)On the Other hand,mOst Westerners that l have met in Japan find Japanese methods of discussion long‐ winded, and cannot be‐

lieve that anything construct市e can cοπc oF them.一―一

A.Turnery,

ス ″ογ′

J

οF DJ〃creπce

今 日ではこの起源 を表すofは

ask,beg,demand,expect,inquire,re‐

quire,requestな どの動詞と用いて動作の起こる起源

,い

いかえれば動作の 及ぶ対象を表す。

11)“

DO you knOw hOw 10ng ago that was?"Jacques dcπ

αη

dcJ

οF

me.“

It was two years ago。 "―一―_N.Mailer,Tん c Pαιγοπ Sα″ο√

MαcJοagα′スノ′θy

12)“I beg οF yOu,"Adam's brother said to the maggid,“ to pray for my sick son."―一一一No Mailer, Tん θ Lοcast Cry

3。 2.2。 原 因・ 理 由・ 動 機

起 源 を表す

ofが

die,perish;tast6,smellな どの動詞 やafraid,prOud,

ashamed,glad,sickな

どの形 容詞 と結 びつ いて, その行為 や動作 の原因・

理 由 を表 す。 ここではdた との関練 でofの特 質 を考 えてみ た い。 手 元 にあ る英英辞典 を調べ てみ ると

,ofの

場 合 には,

grief, hunger,・ an iliness, a disease, a fever, thirst, a malady, old

age, shame

frOmの

場 合 には,

a wound, inattention

2)θ

ED,θ

LD,LDCE, Mab3

(6)

Ofの

意味 の目的語 を与えている。このことから一般に言われているように

, ofは

直接 的原因

,frOmは

間接的原因を表す場合に用いられると言 うことができよう が

,Cowie&Mackin(1975:79)は

以下に示すように上に述べたとは全 く 逆 と考えられる実例 をあげている。

13)Climbing parties marooned in the Open can easily dJc oF exposure unless they knOw the proper precautions to take.

14)The disease Frοπ which he dJed was at that time incurable.

こうしてみると ofと

fromの

差異は単に表面的 にみた目的語の種類 によって 決定 されるのではな く

,む

しろ文脈の中でその 目的語がどの よ うにとらえら れているかとい うことによっていると考えられる。 このofと

fromの

異同 を考えるにあた り

,小

西友七著『英語 シノニムの語法』(P。 198)の中に適切

な用例 が載せ られているのでそれ を借用 させていただ く。

15)“I haven't made a complete examination yet, but she doesn't seem physicaHy iniured in any way.There may be some internal iniuryo Might be shock,I suppose:'“But you can't Jje oF shock,''

I said。

A.Christie,

翻 ′ess Nligλ″

16)She'd start warning EHie and frightening her,making her feel that she was in dangere l thought it might make it seem more

possible then that Ellie had dJca Frο π shOck。

― fbJd.

2例

ともshockという同 じ目的語 を取 りなが らofと

fromが

使 い分 けられ ている。 ここで文脈か ら判断 されることは

,ofを

用いた15)の 例 ではshock は内部的 (internal)な もの として とらえられているの に対 し

,16)で

は あ く まで もタト部 か ら加 えられたもの としてとらえられているとい うことである。 この ことを敷行 (充え)して言 えば

,die ofで

は死亡の原因 を本質的・近因的 なもの と考 えているの に対 し

,die frOmで

は外部 的・ 遠因的 なもの として いることである。 したがって

,た

とえば

woundは

通例 外部的 なものである ためにdie rrο

m a woundと

表現 されるが,その外傷 も死 に直接結びつ くも

(7)

のである場合には

die

ο

F woundき )の

ように

ofを

用いて表現されるのである。

以上の ことか ら

,ofは

「外部的なものではな く内部の本質的なもの を表す」

と言 うことがで きるであろ う。この原因 。理由 を表すofは oF necessity,oF one's own will,oF one's own accordな どの成句表現 においては行為の動

機 を表す意味 で用い られる。

17)On her mOther's birthday, Betsy did the dishes oF her Own

accord.[DAI]

18)I can only approve the man who makes an end of himself

ο√ his own will when life has nothing to offer hirn but pain and

misfortune.― W.SO Maugham,動

eS“

ππJηg 1/p

3。 2。 3。 材料・ 構 成 要素

ofは「作 る」 を意味す る動詞 と用いて材料 を表すが,この場合

,厳

密 には, (1)構成物 を作 り上げている成分 (constituents),(il)材 料 (material)を 表

す場合 とがある。 それぞれの場合 を実例で示す と,

19)We

παde sandwiches οFthe baloney and French bread and began to eat。

― Wo SarOyan,Tん crんree Sッ励 crs απd ιんθ Grο

ccrル

Oπ yαe

20)The cups Were oF thin china,fancily flowered, with high han‐

dles.一一一

H.E.Bates,Njgん

ιR“πιοιんcl「cst

19)で

はofはサ ンドイッチを作 り上げている構成物 としての成分 を表 し,20) では コ ップとい う製品の材料 を表 している。特 に問題 となるのはこの(li)の

場合で

fromと

の比較 においてである。 よく取 り上げられ る例 に,

21)The bridge is made oF steel。

22)Wine is madeル

οπ grapes。

(8)

48 ofの

意味 があるが

,21)で

はbridgeは steel(鋼鉄

)と

い うもとの形 をとどめており, 22)では

wineは grapes(ぶ

どう

)の

原形 をとどめていないことから一般 に 「材料がもとの形状 をとどめている場合はofを用い

,材

料が全 く姿 を変えて しま う場合はfrom」 と説明 されるが

,

どこまで形状 をとどめているかとい う問題 は絶対 的 なものではな く明確 にその基 準 を示す ことは困難で あ る。 事実

, Shoes are madeル

οπ(Or OF)leather。 のよ うにどちらとも判別

がつかない場合は

frOm,ofの

両方 が区別 な く用 い られているのが現状 のよ うである。ただ し Ofと

frOmの

基本的 な意味 を理解す ることは重要である。 Ofは その根底 に根源の意味 を持 っていることか ら材料は変化 を受けてもその 実体・特性 は失 わないで維持 されるもの と考 えられる。 それに対 してfrOm は起点 をもとに して分離 を表す ことから材料は変化 した りカロエ された りす る ものと理解 される。 このことが上のような用法上の差異 となって現れるの ではないかと考えられる。ただし下の例のように

fromが

もとの材料 をその まま表 している場合もある。

23)Now Second Avenue is a dismal street,made Fγ

ο

π

scraps and ends; part cobblestone, part asphalt,part cement; and its at― mOsphere of desertion is permanente ――――Te Capote, 動rJγ Jαπ

この材料・構成要素 を表すofは比喩的 に

a man

οF steel(鉄 のように固い 人),a heart OF stone(石 の よ うな心

)の

ようにも用い られる。 もちろんこ

の場合

fromは

用い られない。

3。 3。

1.所

有・ 所属

所有 を表すofは もともと単糸屯属格形 に代わるものとして生 じた もので

,今

日では原則 として ―

S属

格は有生物

,of属

格は無生物 に用いるとい うふ うに 区別 されている。しかしながら

,有

生物の場合で もthe hero's cour,ge,the

(9)

岸 野 英 治

49

courage oF the hero;my father's house,the house οF my fatherの よ う に 一

S属

格 と併 存 してof属格の形 も用 い られ,それぞれの用法 に何 らかの相 違 があ ると考 え られ る。 まず音 声の面 か らみ る と

,the herO's courage

を 例 に とれば,イ ン トネー シ ョンは原則 と して

the harO's c6urage, the

cδurage of the h6rOと な り

,強

勢 は 一

S属

格 では

courageに

,of属

格 で

heroに

置 かれ る。 また この ことは情 報 の焦 点 も原 則 と して そ れ ぞ れ

courage,heroに

置 かれることを意味 す る。 したがって

,文

脈 に応 じて 一

S属

格 かof属格 かの選択 が行 われ るこ とにな る。意味 的 には

,通

例 ―

S属

格では 強 い所 有の観 念 を表す ため

herO(英

)と courage(勇

)は

一体的なもの と して と らえ られ る。 これ に対 しof属格 のofは “in the sphere of, in

the nature of"の意味 を持 ち,「 英雄 とい う人の中 にあ る勇気 」 ぐらいの意

味で

,い

わば部分と全体という

2つ

の概念を同時に表現したものと言えよう。

それ だけ に 一

S属

格 と比べ ると所 有の観 念 は薄 い とい うこ とにな る。 次 に

2重

属 格 (double genitive)と 呼 ばれ る構 造 について考 えてみたい。こ れはa friend οF my father'sに 見 られ るよ うに

of属

格 にさらに 一

S属

格 が用 い られたため に一般 にこの よ うに呼 ば れ る。 この構造 につ いての特徴 は まず最初 に不定 の名詞 が きて その あ とに定 指示 を表す名詞 が くるとい うこと で あ る。 ただ し ιんαι wife Of yoursの よ うに最初 にthis,thatが用 い られ るこ とがあ るが

,こ

のthis,thatは親密 さ・嫌 悪 な どの感情 的色 彩 を添 える 働 きを し

,厳

密 な意味 では限定指 示 の働 きをす る指示代名 詞 では ない。 この

ofの意味 につ いては諸説 が あ るが

,Jespersen(MEG.Ⅲ

。1。53)は ,この

ofは

直 接 に結 びつ け ることが困 難 なあ るいは不可能 な語 を結 合 す る文法的 装 置

,つ

ま り虚 語

(empty word)と

解 して い る。 そ して このofにはっ き りと した意味 を与、え るな らば “who is"“which is"と して,

a friend of mine=a friend who is mine(my friend)

no money of mine=no money which is mine

that nOse of his==that nOse which is his

(10)

Ofの

意味

もとになって作 られた構造ではな く

,こ

の種の表現全体の もつ表現力 といっ た ものが直裁 (Lく

)な

表現 を好む英語 国民 の性格 ともうまくマ ッチ し

,ま

た英語の分析的傾向 とも合致 したために

,次

第 に英語国民の中に自然 な英語 として根 をおろすよ うになったのではないかと推察 される。

Shakespeare

か ら

Queen Vた

toria時代 にかけてthお our life,thお sudden death of

5)

hisのよ うな言い方 が平 行 して使 われていた時期 があると言われるが

,後

に なって後者の形式のみが生 き残 ったことからもその ことが うかがえる。 この 種の表現 が現代英語 に占める意義 は次のよ うな点 にあると考 えられる。

(1)最初 に不定の概念 を導入す ることによって直接 的な断定 を避 ける

24)He was the most important person present, and l could see

that his silence bothered our hostess,whO was

α

"ο

d FrJθ"d oF

爾)Jπ

e.―

Eo Seidensticker, Jα pα■ ,O Mθ

この場 合

,特

定 の友人 を表 すmy Old friendと は違 って

,ま

ず最初 に不定

の名詞 句 を導入 したことによって複数人 い る友達 の1人だ とい うことを示 す。

この こ とか ら初 めて話題 にのぼせ る場 合 な どによ く用 い られ る。

25)It might also have seemed,from the snap in her vOice,that she was not very tolerant of forgetfulness. But fOrtunately neither surprise nor forgetfulness were んαbJ,s OFん

Jso He was never

surprised and he never forgot the gin.一 一一

H.E.Bates,Deα

ιんοF

α ″ “■,sπα"

ここでhis habitsと 表現すれば特定の習慣 を表すことになるれ habits Of hisと 言 うことによって習慣 の一部 を表 し

,断

定 を避 けた表現 になっている。 (2)this,that,sOmeと 用いて感情表現 を成す ことがで きる

26)He 10oked round the room to make perfectly sure,for a second

tilne, about its emptiness. “

Has everybody gone?"

(11)

Everybody gone?"

“I thought it was a party."

“Party?" she said。 “

Whoever said it was a party?"

“Valeriee"

“Oh!my little girl,"she saide“Tんαι JJιι′e gJr′οF πJπCo My silly

little girle"一 一一_rbliJ.

上の例 で

,ま

ず最初 に “my little girl"と 言ったあとで “that little girl

of mine"と 言い直 し

,そ

の あとさらに思 い直 したよ うに断定的に “my silly little girl"と 言 っている点

,感

情の山は ちょうどピラ ミッ ド型のよ うにま ん中の表現 にあるよ うである。 そ して,んα″little girl of mineの thatは そ

のあとで発 した言葉か らもわかるよ うに

sily(ば

かな

)と

い う意味 を問接的 に含み

,い

かにも感情 を含めた表現 を成 している。 このよ うに this,thatを

of句

の前 に立つ名詞 に用いることによって驚 き。当惑・賞賛・不快 などの感 情 的 な含み を微妙 にかつ端的 に表現 で きる点 にこの種の

2重

属格の もつ特徴 があると言 えよ う。 3。 3。

2.記

述 ofは所有の意味 を表す ことか ら人または物 に本来備 わっている性 質・特徴 を表す。 このofは通例先行名詞 についてその性 質 を記述 することから一般に 「記述のOf」(oF of description)と 呼 ばれる。

27)Jacques is a gentleman oF considerable culture;as a repre― sentative French intellectual it is somewhat intolerable to hil■ to pass through experience without comprehending it rationally. 一

N.Mailer,Tん

c Pαιrο

"Sα

Jπ,oF MacJο

“gαJ A′たy

28)It was impOssible to say hoW many people, from an sections of society, from villagers to men οF title had come to pay tribute

tO Harry Barnfield,...― 一

H.E.Bates,コ

粍GγαPcs OF ParadJsc ここで重要 なことは,このofは人 または物 に本質的 に存在すると考えられる

(12)

52

。fの 意味

属性 を示 す こ とで あ る。 たとえば上例 の27)では「親 の血 を受 け継 いで教 養豊 か な紳 士」 とい う含み があ り

,28)で

は「代代称号 を受 け継 いでい る人た ち」

とい うニ ュア ンスがあ る。 これ に対 して同様 な意味 を表 す withと 比 較 す る と, a girl "Jtt an angry loOk in her eyes, a man"Jι んbrown hairの

例 か らもわか るよ うに

,withで

は随伴 とい う意味 が強 い。

この「記述のof」 は限定的 に用いられることが多い力ヽ 叙述的 に用いて人や

物の性 質 0特 徴 を述べ ることがある。 この場合

,現

代英語では

ofが

省略 さ れ ることが多い。

29)He is nOw nineteen and oF average height.一 ―一No Mailer, Tんθ Pαιrοπ SαJπιο√ハイαcごοagα′4 JJey

30)``I've been thinking abOut starting in cOllege lately, even if I

am

ιんJs age:' 一Bo Malamud, Tんθ 4ssJs,α π″

31)Everything abOut him was old except his eyes and they were

ιんc sαπe cοJοr as the sea.

E.Hemingway, 7ん

e θJd“「α2α ηJ ιんe Scα

3。 3。

3.同

ofが

人または物の性 質 を表す ことか ら

ofが

同格の観念 を表すと考えられ る。た とえば

,the City

ο

F YOrkの

ofである。 この表現の発達 の経路につ いて中島文雄氏は,York is a city→ the city is YOrk→the city which is

York→

the City Of Yorkと 説明 されている。

04LDは

このofを特に同格

を表すofと は考 えないで「記述のof」 の項 目で分類 している。 このよ うに

同格の意味 を表すofは人や物事の性 質・特徴 を表す「記述の of」 と緊密 に 関係 している。下の例 なども同格 を表すofと 考 えられる。

the Republic οF KOrea, the county οF Kent,the game οF tennis,

a charge οF murder,the title οF Duke,the crime οF larceny, the virture οF charity,the pleasure οF meeting you

(13)

岸 野 治

53

同格 を導 くと考 え られ るも う1つの構 造

,即

ちan ange1 0f a woman(天

使 の よ うな女性

)の

型 のofにつ いては材料・構成要 素 を表す

of(cf.θ ED)

との見方 もあ るが

,a woman who is an angelの

関係 にあ り

,同

格 を表 す

ofない しは「記述 のof」 (cfo Wood,P。

59)と

も考 え られ る。類例 に,

a palace οF a hOuse, a beast οF a man, a fool οF a person, a

mountain ο

F a wave,a ine ngure oF a wOman,a wilderness

οF a place,a hell οF a day, a devil οF a fenOw

など成句化 した表現 が多い。以上のよ うな点か ら同格の意味 を表す

ofも

そ の根底 において物事の性質・特徴 を表 していると言 うことがで きる。

3。 4。 1。 部分

部分 を表すofは所有 を表す

of,構

成 を表す

of,分

離 のOfと密 接 に関係 している。 この部分の意味のOfは

sOme

οF the meat,part οF the prOble m,

members

οF the team,three οF the bOysな どの例 に典型的にみられるベ

これ以外 に主 として次のよ うな場合に用いられる。 (1)度量・単位0種類 を表す名詞 とともに

a pint οF beer,a piece οF paper,a foot οF water,an acre oF land,a yard oF cloth,a lump οF sugar,a bar οF chocolate,a pound οF butter, a deliciOus kind οF bread, etc.

(2)比較級・最上級のあとで

32)In those days it seemed the less badly damaged οF the tWO.

――――Ee Seidensticker, Jα pαπιο

Mc

33)He is the mOst dangerOus ο

F enemies.[OALD]

(3)強意白勺に

(14)

54 ofの

意味

the Book

οF Books,etce

(4)独立 して副詞的に

34)It surprises me that you,οF an men,should be so foolish.

[OALD]

以上の用法において ofは単に部分の意味のみを表し特 に問題はないれ 語法 上興味 を引くのは drink,partakeな どの動詞と結びついた場合におけるof

の意味である。この場合

,一

般 にofは 部分の意味 をもっていると説明される。 たとえば

,drink

ο

Fの

Ofに ついて

OEDは

“a portion of,one of, some

Of,some"と

みなしていることからもうかがえる。しかし

,常

に部分の意味 だけを表すかといえばそうとは限 らないようである。次の例はペペが疲労困 態(「)した馬に小川の水 を飲 ませてやる場面である。

35)The path went into the stream and emerged on the Other side. The horse sloshed into the water and stoppedo lPep6 dropped his

bridle and let the beast drj"λ

ο

r the running water。 一一‐Jo Steinbeck,F′ligん′

ここで文脈 から判断 されることは

,部

分 という外的規定 として水 をとらえた ものではなく

,水

を「の どの渇 きをいや して くれるもの

,腹

を満た して くれ るもの」 ととらえ

,水

の本質的な特性 を表 した ものではないかと考えられる。 つ まり

ofが

用いられたことによ り水の冷たい舌 ざわ り。その味 など,水 の もつ

微妙 な感 じが表現 されてお り,dγJ"ん the running waterで はこの水が本来

的 にもつ特質は うまく表現 されえないのではないかと思 われ る。 それだけに drink ofは 微細な意味の綾(1)を表 し精密な表現になっていると言えよう。この よ うにofは物事の本質的な特質 を表すことか ら drink ofは 比喩 的にも用い られ る。た とえば drink deep οF natteryの 例のように用いるべ これはお世 辞の内容 をじっ くり考 えるとい う意味 である。partake oFの ofに ついても 同様 に部 分 の意味 のほかに物 事 の性 質・特徴 を表す と考 えられ る。 これは

(15)

RIDCの

“to have something of the nature or character"と いう定義 からも明 らかとなろう。下の例 もこのことを如実に示 している。

36)There would be an of us there一

Jody and Loosh and Ringo and

me on the edge of the bOttoπ l and drawn up into a kind of order… …an

order par,αんJ2g not oF any lusting and sweating for assault or even victory, but rather OF that passive yet dynanlic affirmation which Napoleon's troops must have felt‐ ― . . .

一――¬

W.Faulkner,4π

b“ scα Jθ

このよ うに部 分 を表す と考 えられるofにもその背後 に物 の性 質・特徴 を表 す とい う意味 が潜 んでい ることは注 目に値 す る。

3。 4。 2。 時の部分

37)What do yOu do OF a Sunday?[OALD]

38)I often go and have a swim ο

F a summer evening.[Hil]

この よ うに ofは 不定冠詞 を伴って曜 日・午前・午後 などを表す名詞 ととも に用い られるが

,

この

ofに

ついて θ

EDは

“at sOme time during,in the course of,on"と 定義 し,また

COD6も

οr an eveningに おいて “at some time in the evenings"と定義 していることから,このOfは時の部 分 を表す Ofと 考 えて差 しつかえないと思 われる。 そして上例 からもわかるようにこの 種の表現 は習慣的行為 を暗示す る文脈で用い られることが多いよ うである。 それとい うの も

ofが

部分の意味 を表すため

,時

間 を漠然 とある幅 をもつ もの ととらえ

,

しかもofの次 に くる不定冠詞

aは

通例an夕の意味 を表すためで あると推測 される。ただ し下の例のように1回 限 りの行動・行為 を表す ことも ある力ヽ この場合 不定冠詞

aは

a certainの 意味 を表 していると考えられる。

39)He died OF a MOnday.[Web3]

40)They arrived oF an evening.[RHDC]

(16)

%

3。 5。 関 練 Ofの意味 関練

,つ

ま り「000につ いて

,関

して」の意味 を表す

ofは

根 源の意味 を表 す こ とか ら生 まれたの では ないか と推察 され る。 た とえば

,speak

οF what l experiencedでは「経験 した ことに基 づ いて話 す」 の意味 で

,ま

た,feel guilty οF murderに おいて「罪 を感 じる」 とは,「犯 した殺 人が原因 で罪 を感 じる」 とい うことで あ る。 この関練 を表すofは種 々の動詞・形 容 詞(及びそ れ か ら派 生 した名詞

)と

ともに用 い られ る。 た とえば下 の よ うな動詞・形容 詞 とで あ る。 また(3)のよ うにほぼ固定 した成句的 な表現 と して も用 いられる。

(1) accuse, approve, assure, conceive, convict, dreanl, hear, in―

fOrnl, know, speak, suspect, talk, tell, write, etc。

(2) aware, certain, confident, critical, fond, guilty, ignorant, inno‐ cent, nlindful, renliniscent, sure, true, etc。

(3) hard of hearing, nilYlble of wit, quick of eye, s10w of speech, strong of arnl, swift of foot, young of heart, etc。

今 日ではaboutが ofの領域 に進 出す る傾向 がみ られ,た とえばten,speak,

talk,infOrmに

つ いて

Quirk(1972:331)は

Ofを用 いるのは幾 分 まれで文

語 的 と して い る。 しか しこ ういった傾 向 とは別 に

,ofと

aboutは意 味 的 な違 い を伴 って用 い られ るとい うこ とも事実 であ る。 た とえば think ofと think

aboutは次の よ うな意味的 な違 い があ る。

I thought oF the matter.一 I brought the matter to my mind.

I thought αbοπι the lmattere ==I considered the matter.

この意味の相 違の背後 にあるものはも ちろんofと aboutの基 本 義の差 異 で あ る。つ ま り

ofが

周辺 的 な もの は無 視 して その ものの内容 に言 及す るの に

対 し

,abOutは

内容 つ ま り問題 の本 質的 な もの よ りは む しろそれ にか かわ り

あ る周辺 的 なこと を具体的 に表す。 このことが think Ofと think aboutの 意 味 の違 い とな ってあ らわれ ると考 え られ る。 この よ うにofは周辺 的なもので は な く内容 の本質的 な もの を表す ため, しば しば具体的 な意味 を失 い単 に物 事 に軽 く言 及す ることがあ る。 た とえば, さ きほ ど述 べ たthink ofも think

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(17)

岸 野 治

57

of A as Bと い う形 で用い るとofは全 く具体 的 な意味 を失 って単 に考 えると とい う行為の対象 を表 してい るにす ぎない。

41)After leaving the Navy Language Sch001, I stiH

ι

んο

agん

ι

ο

F the

Japanese language as no lmore than a way to get through the war. ― Ee Seidensticker, Jα

pαπιο Mθ

また

ofが hear,knowと

い う動 詞 と結 びつ くと

,aboutと

は違 い具体 的 な意

味 は表 さず単 に「 (直接 では な く間接 に

)聞

いている

,知

ってい る」 とい う軽 い意味 を表 す だけで ある。

42)I did not until laterん θαγ

fused perrnission to have a

(3)の場 合 の成 句的表現 においても と考 え られ る。

οF instances in which a writer re‐

novel published。

― fbJご.

ofは本質的0機能的なものを表 している

43) ..。

he thinks of that riderless Norman steed which ga1loped against the Saracen Emir, who, soん ec"ο√eyc, SO delicate and

strong the wrist which swung the blade, 。 。 。

― Wo Faulkner, Carcassο"πθ

上例のkeen of eye(目 が鋭 い)と,具体的には視 力というそれ本来の機能 を表 している。 ところが単 に場所 を示 して右 目。左 日という場合はofではな くinを用い,keen Jπ the right(or left)eyeの よ うに表現 される。

4.お

わ りに

本稿では取 り上 げなかったがIt's very kind oF yOu tO come.の ofも文法 的 には意味上の主語の働 きをしていると考 えられるが

,意

味的 には人の行為 の特質 (この場合来て くれた とい うこと

)を

表 し

,ま

た同時 に人の性 質 (親

切 であること

)を

表 し

,こ

2つ

の観念 を同時 に表現 したもの と考 えること がで きる。いいかえれば

,ofは

その人の行為 にかんがみて人の性 質 を表現 し

(18)

58 ofの

意1味

ていると言 うことがで きよ う。以上

,ofの

意 味 を分類 し

,そ

の根底 に潜 むof

の意義 を考 えてみたが

,そ

の多岐 にわたる意義の背後 に共通の意味一― いわ ゆ る意義素

(sememe)一

― を見つけることはほぼ不可能であろ う。 しか しな が ら基本義 として多くの場合 (人・物0事柄 のnature・ quality O substance〉 を表す と言 うことはで きると思 う。 この ことによって語法上明 らかになる間 題 も少 な くないはずである。

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参照

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