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本学における留学生受入数および受入国、留学生の推移について ─ 今後の展望について ─(I 特集:桜美林への留学生の学びと生活)

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Academic year: 2021

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本学における留学生受入数および受入国、

留学生の推移について ─ 今後の展望について ─

国際学生支援課 長岡篤史  本学が掲げる「キリスト教に基づくこと。そして語学を身につけた国際人を育成するこ と」に則り、留学受入と派遣を促進している。受入れについては、中期長期目標にも掲げ られている留学受入派遣数 25% を 2021 年までに達成するミッションが掲げられており、 受入れについては、キャンパス内のグローバル化が主に取り上げられ、多言語が飛び交う キャンパスを目指すことから留学生受入れ人数を増やす必要がある。また、多くの留学生 が学内に在籍し、学ぶことにより、海外で学ぶ必要性を在校生にも波及させ留学派遣促進 にもつなげたいと考えている。  本学の留学生受入れについては、留学生受入表(図 1)にあるように、過去、5 年間(2009 年~ 2013 年)、の正規留学生、交換留学生、日本語別科の総数は、東日本大震災前の 2009 年が 597 名、2010 年が 649 名と 600 名台の留学生受入れ数を保っていた。東日本大 震災後は、516 名~ 518 名と 500 名前半まで人数を減らしている。しかしながら、各留学 の内訳で見ると、正規留学生数では、震災後でも大幅な減少は見られなかったが、交換留 学生および日本語別科生については震災後、大幅な減少が見られる。理由としては、震災 後の放射能漏れが大きな問題となっており、本学へ留学を考えていた新規交換留学生と日 本語別科生の辞退が相次いだ、短期滞在の留学生にとっては、日本留学を見合わせる結果 となり、結果、2011 以降、500 名の推移となっている。  2013 年度の単年では、留学生受け入れ者数が 5 月 1 日付の 518 名となっているが、10 月 1 日付の留学生受入人数では 536 名と徐々にではあるが留学生受入れ数は回復の兆しを 見せており、交換留学生は震災前の人数に回復しつつあり、日本語別科についても震災前 の人数に回復をしつつある。    受入れ国については、過去 5 年、19 カ国から 21 カ国から受け入れをしている。震災後 も受入れ国については、むしろ、東日本大震災放射能漏れの問題があったとしても受入れ 国の減少は見られず変動はない。    留学生数推移については、国別に見て行くと、中国の留学生が大半を占めており、2009

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図 1 各年度 5 月 1 日付留学生数 2009 2010 2011 2012 2013 留学生別合計 正規留学生(学群・大学院) 352 361 363 355 353 1784 交換留学生 126 134 72 98 121 551 日本語別科生 111 148 71 54 40 424 聴講生・科目等履修生・研究生等 8 4 10 11 4 37 合計 597 647 516 518 518 2796 国別/年度 2009 2010 2011 2012 2013 国別合計 中国(香港、マカオ) 387 457 368 357 359 1928 韓国 98 86 68 71 50 373 アメリカ 46 35 24 37 54 196 台湾 19 18 14 9 9 69 タイ 18 9 7 2 4 40 モンゴル 2 4 8 13 12 39 ミャンマー 6 9 7 7 29 ベトナム 4 6 4 4 7 25 マレーシア 2 6 3 2 3 16 イギリス 5 2 3 2 3 15 アイスランド 1 2 2 2 2 9 オランダ 2 1 3 3 9 オーストラリア 2 2 1 3 8 インドネシア 1 3 2 1 7 トルコ 1 1 1 1 4 スウェーデン 1 1 1 3 ドイツ 1 1 1 3 ラオス 1 1 2 カナダ 1 1 2 ニュージーランド 1 1 2 チェコ 2 2 フィンランド 1 1 2 ブラジル 1 1 2 バングラディシュ 1 1 スリランカ 1 1 スロバキア 1 1 メキシコ 1 1 スロバキア 1 1 エジプト 1 1 ノルウェー 1 1 ポルトガル 1 1 セネガル 1 1 サウジアラビア 1 1 パキスタン 1 1 国別合計 597 647 516 518 518 2796

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年が 387 名、2010 年が 457 名、2011 年が 368 名、2012 年が 357 名、2013 年 359 名となっ ている。韓国も中国に次ぎ 2009 年から 2012 年までは、二番目に多く受け入れをしていた が、2013 年に関しては、アメリカが二番目に多い留学生受入れとなった。アメリカから の正規留学生数はいないに等しい状態であるが、交換留学生数が大幅に増加している。要 因としては、2010 年よりアメリカのカリフォルニア州サンフランシスコに「桜美林学園ア メリカ財団(通称 OGFA)」設置し、アメリカにおける留学受入派遣プログラムの構築をお こなった成果といえる。特にアメリカ南部における新規提携校を増やすことに成功。従前 は、1 提携校に対して、1 プログラムといった展開をしてきたが、複数のプログラムを相 互に提供する方法に切り替えてからアメリカからの交換留学生数、本学からの在校生派遣 数の増加に大きく貢献をしている。  2012 年度日本学生支援機構(JASSO)の留学生調査(図 2)にあるように中国と韓国から の留学生は徐々にではあるが減ってきており、中国や韓国から受入れは継続するとして、 今後は、ベトナム、ネパール、インドネシア等、東アジアの学生の確保をしていくこと、 英語圏からの留学生が増えていることからアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ からの留学生の確保をしていく必要がある。    もう一方では、今後の留学生受入方法が課題になってくると思う。現在、本学が行って いる中国現地試験は、入試・広報センターが学群と大学院と連携をして行っており、近年 では、中国の高校生が本学の一年次入学をできるように選抜を拡大している。このような 取り組みは、中国以外でも需要が見込める国に対して現地試験の展開をする必要があると 思う。また、日本の日本語学校で学んでいる留学生の確保も重要であり、優秀な留学生が 在籍している日本語学校においては、指定校枠のような仕組みを設け、留学生受入をおこ なう必要があると考える。    入試を強化して留学生受入れを拡大するにあたり、英語や中国語で学べる専門科目準備 や日本語クラスの充実を図る必要もある。昨年から発足をした「留学生・国際交流委員会」 においては、国際センターの畑山浩昭センター長より International Institute Program に よる英語と中国語の専門科目の提供が立案されており、専門科目を英語や中国語で教える 体制を整えることができれば、今後の留学生の確保に大きな役割を果たすと考える。専門 科目を増やしていく上で重要なのは、留学生がどのような科目に興味を持っているかとい う点である。英語圏で言えば、ビジネス系はもちろんであるが、アート系も人気が高い。 本学においては、リベラルアーツ学群、ビジネスマネジメント学群、健康福祉学群、芸術

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文化学群を幅広い分野をもった学群を設置しているので、4 学群から英語や中国で提供し てもらえる体制が整えば、海外から多くの留学生確保をできるツールが出来ると考える。 2012 2011 増加 増加率 中国 86324 87533 −1209 −1.4% 韓国 16651 17640 −989 −5.6% 台湾 4617 4571 46 1.0% ベトナム 4373 4033 340 8.4% ネパール 2451 2016 435 21.6% マレーシア 2319 2417 −98 −4.1% インドネシア 2276 2162 114 5.3% タイ 2167 2396 −229 −9.6% アメリカ合衆国 2133 1456 677 46.5% ミャンマー 1151 1118 33 3.0% モンゴル 1114 1170 −56 −4.8% バングラデシュ 1052 1322 −270 −20.4% フランス 740 530 210 39.6% スリランカ 670 737 −67 −9.1% ドイツ 566 393 173 44.0% インド 541 573 −32 −5.6% フィリピン 497 498 −1 −0.2% 英国 429 364 65 17.9% サウジアラビア 413 336 77 22.9% オーストラリア 338 231 107 46.3% ロシア 333 331 2 0.6% カンボジア 311 326 −15 −4.6% カナダ 302 286 16 5.6% ブラジル 272 272 0 0.0% スウェーデン 244 193 51 26.4% ラオス 223 248 −25 −10.1% イラン 213 229 −16 −7.0% エジプト 213 235 −22 −9.4% シンガポール 211 186 25 13.4% ウズベキスタン 203 191 12 6.3% その他 4409 4082 327 8.0% 合計 137756 138075 −319 −0.2% 図 2 平成 24 年度 JASSO 留学生調査 4.出身国(地域)別留学生数 (1)出身国(地域)別留学生数 中国・韓国・台湾からの留学生を合わせると、前留学生に占める割合は 78.2(前年度 79.5)% となっている。    また、正規留学生においては、本国に帰国をして就職活動を考える学生もいるが、日本 に留まり就職を考える留学生も多いことから、日本語の授業においても日本語能力試験や

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J Test などの資格に特化した授業を設置することで、日本での就職活動をサポートでき るような体制を整える必要があると考える。「留学生・国際交流委員会」では、留学生の 強みを生かすための体系化について検討をおこなっている(図 3)。入口は大きく構え、よ り多くの留学生に機会を与えるようにし、徐々にハードルを上げるような構造にして高い レベルの留学生育成を目指したいと考えている。その中で、日本に留学に来ている留学生 にも他国への留学の機会を与えられること、日本語能力試験や TOEFL®iBT や IELTS な

ど語学の資格を援助できるなど、留学生にも付加価値がつけられるようにしていきたいと 考えている。(図 3) 図 3 基礎科目、日本語教育、外国語教育、 国際寮、キャンプ、現地入試 専攻科目、GO プログラム、短期プログラム、 English passport、キャリア科目 長期留学、 ダブルディグリー、 各種語学試験での高得点 (iBT70 点、日本語 N1) 強みを生かすための体系化(受入) 参加へのハードルを下げて 多くの人に機会提供 参加へのハードルを上げて、 高いレベルの体験を提供  冒頭でも記載したとおり、中期長期目標に則り、留学受入派遣数 25% を 2021 年までに 達成をする意味において、留学生が増えることでキャンパス内のグローバル化が進むこと は在校生にとっての留学促進につながる一つのツールであると考える。  また、レベルの高い留学生を社会に輩出することで、国際性という側面からも本学のブ ランドを構築していきたいと考えている。  対外的な視点からも 2012 年度朝日新聞出版の大学ランキング(正規留学生のみ。聴講 生、研究生、交換留学生は含まない)では、留学生受入者数において 63 位に位置付けて おり、日本における大学数 782 校(平成 25 年総務省統計局政策統括官統計基準)から見て も上位に入っていることから、より多くの留学生確保を目指し、他部署と協力しつつ留学 生受入れを考えていきたい。

図 1 各年度 5 月 1 日付留学生数200920102011 2012 2013 留学生別合計正規留学生(学群・大学院)3523613633553531784交換留学生1261347298121551日本語別科生111148715440424聴講生・科目等履修生・研究生等8410114 37合計5976475165185182796国別/年度20092010201120122013国別合計中国(香港、マカオ)3874573683573591928韓国9886687150373アメリカ4635243754

参照

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