呉方言の形容詞 "AAX" 形式における "X "について--分布状況と類型化
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(2) 近 畿 大 学 語 学 教 育 部 紀 要2巻1号(2002・11). ①現代昊培 的研究 ②北片昊沼 内部 的昇 同 ③漸江昊悟分 区 ④ 当代昊培研究 ⑤昊is方. 1.語. 言研究. 形 分 類 と地 理 的 分 布. 本 稿 で は,"AAX"が. 連 用 修 飾 語 に な る際 に現 れ る"X"の. で は"几"や"地"と. 方 言 形 式 を対 象 に扱 った 。 北 京 語. 表 記 され る もの で あ る。 こ こで はそ の"X"を. 便 宜 上 「語 形 」 と称 してお. く。基 礎 資料 に は"好 好 几 走"と い う調 査 項 目が あ るが,こ の"几"の さ ま ざ まで あ る 。 音声 的特 徴 に着 目す る と これ ら はお お む ね9種 で呉 方 言 との 関 連 が 薄 い と思 わ れ る"点,地"は に み ら れ る"X"を. 部 分 に現 れ る語 形 は実 に. に分 類 で き るが,分 布 が 散 発 的. 考 察 の 対 象外 と した 。 よ って 本稿 で は,呉 方 言. 以 下7種:"叫,里,能,介,之,ホ,几"に. 分 類 す る こ と にす る。 まず は. 形 態 上 同類 と見 なせ る語 形 を挙 げ そ れ ぞ れ の分 布 概 況 を述 べ た 後,文 法 面 で の特 徴 もあ わ せ て 観 察 して い く。. 1.1``叫"類 ① 語 形:叫 "叫"は. 交. 郊. 上 海 で は[t. 韻 母 は"叫"と. Giっ],蘇. 州 で は[tGi胡. と発 音 す る2)。"交"を. 同 じ くす る 。 ま た"郊"は"交"と. 用 い る 地 点 が あ る が,声. 母,. 同音 字 で あ る。. ②分布 "叫"は. 呉 方 言 の な か で 最 も 多 く見 ら れ. 地 点 も あ る が,お. ,北. 部 地 域 に 集 中 し て い る 。 中 に は"叫"を. そ ら く実 際 は 存 在 す る と 思 わ れ る 。 例 え ば 薫 山 で は"里"の. 他"叫"も. 用い ない 用 いる. (大 西 博 子1999147)。 ③ 説明 "四"は. 主 に 単音 節 形 容 詞 の重 ね型 に 付 随 し. ,"AA叫"は. 時 に 述 語 に な っ た り,単 例 え ば 上 海 語 で は(括 (1)依. 多 く 連 用 修 飾 語 と し て 機 能 す る が,. 用 し て 命 令 の 語 気 を 表 し た りす る(杵. 弧 内 は 北 京 語 で の 表 現 。 以 下 同 様):. 慢 慢 叫 走 。(弥 慢 慢 几 走). ... 宝?r,湯. 珍 珠 ユ.,.426,429)3)。.
(3) 呉 方 言 の 形 容 詞"AAX"形 (2)倣. 事 体 要 慢 慢 叫,勿. (3)慢. 慢 叫1(慢. 一見. ,"叫"に. 後 ろ に"奈"を. 要 心 急 。(倣 事 情 要 慢 慢 几 的,不. は 北 京 語 の"地/的"に. が 北 京 語 の"地/的"に. 要 着 急). 相 当 す る 機 能 が あ る よ う に 見 え る が,(1)や(2)で"叫"の. 慢 叫ノ ト走""倣. 事 体 要 慢 慢 叫 全"と. も 表 現 で き る こ と か ら,こ. の"介". 相 当 す る成 分 とみ なせ る。. 構 成 さ れ るAの. 数 は. ,蘇. 州 語 で は40近. くあ る が(刻. 半 が 北 京 語 に も 見 ら れ る 形 容 詞 で あ る 。 そ も そ も 呉 方 言(例 重 ね る と い っ た 用 法 は 見 ら れ な い た め(徐 式 と は 考 え 難 く,北 "AA"に. ついて. 点 几1). 伴 っ て"慢. "AA叫"に. 式 に お け る"X"に. 烈 燗,郡. 丹青. ・:・10),そ. え ば 上 海 語)に. 敬 敏 ユ99&25),"AA"自. の う ちの 大. は,単. 音節形容詞 を. 体呉 方言 固有の形. 京 語 や 他 方 言 の 影 響 で 受 け 入 れ ら れ た も の と 推 測 で き る 。 た だ,こ. 付 随 す る"叫"の. 語 源 に 関 して は 未 だ 解 明 さ れ て い な い. の. 。. 1、2"里"類 ① 語 形:里. 哩. "里"は"哩"と. も表 記 す る が. ,い. ず れ も[1i]と. 発 音 す る。. ② 分布 北 部 地 域 で は,上 紹 興)に. 海,蘇. 州 を は じ め 常 州 周 辺(無. 分 布 す る 。 南 部 地 域 で は,漸. 錫,江. 江 省 南 西 部(松. 陰,沙. 陽,遂. 州)や. 昌,衛. 杭 州 周 辺(瀟. 州)に. 山,富. 陽,. 分布 して い る 。. ③説 明 "AA里"は"AA叫"の. 的 に"AA里"で. 交替 形で あ る. "AA里"は. 。 薫 山 で は"好. 言 い 表 せ る が,"AA叫"が 用 い るが. ,そ. 好 里""慢. 慢 里"な. ど"AA叫"は. 多 用 さ れ る 傾 向 に あ る 。 一 方,上. の 数 は ご く わ ず か で"白. 白 里""暗. 暗 里""特. 基 本. 海 や蘇 州 で も. 特 里 馳 故意"な. ど数 種 見 ら. れ る程 度 で あ る。. 1.3"能"類 ① 語 形:能 "能"は. 当. 宣 平 で は"南"を "尤"は. 南. 上 海 で は[. 浦 江 で[l. 尤. 槍,一.T. ngn],温. 用 い る が,お an],上. 州 で は[nab]と. そ ら く北 京 語 の 音 形([nan])に. 海 近 郊 の 嘉 定(湯. と 発 音 す る 。 呉 方 言 で は 泥 母 字 声 母 を[1-]で は 同 類 と 見 な せ る 。 ま た"守"は. 発 音 す る 。"当"は. 珍 珠,隊. 武 義 で は[nab]と. 発 音 す る4}。. 近 い もの を意 味 す るの だ ろ う。. 息 敏19938ユ)に. 分 布 す る"沿"も[lan]. 発 音 す る こ と は よ く あ る 現 象 な の で,[lan]と[nan]. 金 華 で[頂],湯. 渓 で[項n]と. .i. 発 音 す る が,音. 韻 学 的 に[in].
(4) 近畿 大 学語 学教 育 部紀 要2巻1号(2002・11) と[an]韻. 母 が 同 一 韻 部 内 で 現 れ る 可 能 性 は 十 分 に 考 え ら れ る の で5),こ. の と 見 な し た 。 そ の 他,平 部 分 に[net]と ら,"能"に. 陽 方 言 の 報 告 に"慢. あ る が(隊. 慢 口 能 吃"("慢. 承 融197273),近. れ も"能"と. 慢 几的吃口 阿1")が. 隣 地 の 青 田 でJI能"を[net]と. 同類の も. 見 ら れ,口. の. 発 音 す る こ とか. 由 来 す る もの と 解 釈 した 。. ② 分布 "能"と. 同類 の 表 記 も併 せ て 見 る と. 海 を 中 心 に,南. ,分. 布 範 囲 は呉 方 言 全 域 に わ た っ て い る。 北 部 地 域 で は 上. 部 地域 で は温 州 を 中心 に 分 布 して い る 。. ③説 明 上 海 で は"能"は"叫""里"に 427)。 一 方,温 "破 険". 代 わ る 成 分 と し て 老 年 層 で 多 く用 い る(杵. 州 で は 北 京 語 の"地/的"に. 根険),"AXX"("白. 修 飾 語 に な る 以 外,述. (5)粥. 壷 捺 捺 能,祢. (6)飯. 吃 底 炮 登 登 能,走. 髪 吃 喉?(稀. 祥 子,…. 代 詞 に,上. 海 で は"↑. 貌"(…. 併 用 し て"…. 宝 隼,陶1997.262)。. 表 記 を 使 う 地 点 が あ る(播. 他 に"AX"(例. えば. ど の 形 容 詞 に も 附 加 し,連. 用. 例 え ば:. 都 走 不 幼). の よ う に/よ. 似 的,像. 悟 云,陶. 簑 ユ99926)。. 能",温. 形 で あ る ゆ え,"AAX"の"能"と. う な)の. … 祥 子"(ま. ま た 呉 方 言 の 中 に は,方. 能""哀. 珍 珠198&. 飯 粘 粘 糊 糊 的,'GJ,喜 炊 吃 喝?). は,"…. 多 く"像"と. 鱒)な. 汝1)11,易 乾 明199&315)。. 也 走 否 劫 。(飯 吃 得 炮 炮 的,走. 上 海 語 で 用 い る"能"に. 表 す(杵. 埣 八 末"鰐. 語 や 補 語 に も な れ る(游. 慢 能 吃 。(慢 点 几 吃). (銭 乃 菜 ユ997.68)。. 相 当 す る 成 分 で あ り,``AA"の. 雪 雪"),"ABXY"("零. (4)慢. 宝 隼,湯. るで …. の よ う だ)の. 意味 を. 式 を 表 す 指 示 代 詞 と し て"能"と. い う. 例 え ば 北 京 語 の"逮. 州 で は"居. 能""杵. 意 味 も含 ま れ て い る. 能"(那. 祥/那. 祥""那 広)と. 祥"に. あたる指示. 表 記 す る。 表 記 上 同. 関 連 性 が あ る と考 え る 。. 1.4"介"類 ① 語 形:介 "AA"に. 介. 干. 挟. 格. 付 随 す る"介"は. と発 音 す る 。 ま た"AAX"に. ,寧. 波 で は[kgu]或. 後 続 す る"挟""格""ノ. い は[ku],燥 ド. ず れ も"介"や"介"が. "介"と"几"が. 合 わ さ り一 音 節 化 し た 合 音 形 式(ka+n>ka:n>kan="干")と 好 介 几"(邦. 表 記 し[ka]. は,[ka固[k調[gad[fia?][fio?]な. 発 音 す る が,い. の 解 釈 は 温 州 に"好. 県 で は"介"と. どと. 促 音 化 或 い は 弱 音 化 し た も の と 見 な す 。 尚,"干"は. 張 尚 芳 ユ979.223)が. 'i. あ る こ と か ら も頷 け る 。. 考 える. 。 こ.
(5) 呉 方 言 の形 容 詞"AAX"形. 式 にお け る"X"に. つ いて. ② 分布 "AA'1`"を. 用 い る地 点 は. ,主. に漸 江 省 北 東 沿 海 部 な らび 中心 部 に点 在 して い る。. ③ 文法 寧 波 で は"AA介"で. 言 い 表 せ る 語 は"慢. れ ら は す べ て"AA叫"で "AAX"に. "全"を. 弩 介""静. 言 い 表 せ る が,"AA叫"が. 付 随 して 現 れ る 場 合 が 多 く. ,描. "慢 慢 叫 走"と. 慢 企""径. 静 ノ1"な. ど 数種 に限 られ る。 こ. 多 用 さ れ る 傾 向 に あ る 。"介"は. 写 性 を 明 らか に させ る 機 能 を持 つ 。 例 え ば 蘇 州 語 で. 言 う と 「気 を つ け て 帰 り な さ い 」 と い う命 令 の 意 に 解 釈 す る が. 付 加 す る こ とで. 「ゆ. む しろ. ,"慢 慢 四 介 走"と. っ く り と 歩 く」 の 意 味 に な り 動 作 の 描 写 性 が 明 確 化 さ れ る(刻. 丹 青. ・:・1ユ) o ま た[ka]と よ う だ)の. 発 音 し通 常"介"と. 表 記 す る"介"に. 意 味 も含 ま れ て い る 。 そ の 他,北. 能 も有 す る(湯. 珍 珠 等 ユ997.66)。. い う表 記 を 用 い る が(漕. は,比. 京 語 の"達. 況 を 表 す"…. く ム"や"那. 呉 方 言 で は 多 数 地 点 で,程. 悟 云,陶199941),"AAX"に. 似 的"(…. の よ う に/. く 名"に 相 当 す る 指 示 代 詞 の 機. 度 を 表 す 指 示 代 詞 に"介"[ka]と. 後 続 す る"介"と. 関連 性 は あ る と考 え. る。. 1.5ii之/則"類 ① 語 形:之. 仔. "之""仔""把"は. 泥. 則. 鍾. す べ て 中古 音 の之 韻 に属 す るが. と 発 音 す る の が 一 般 的 で あ る 。"則"は し た 形 と見 な せ る 。 ま た 雲 和 で は"鍾"を >tsiり>t∫iヨ)と. ,"之"は"仔"と. 丹 陽 で は[ts紀?]と 用 い る が,こ. 同 音 で[tS1],"妃"は[tai]. 発 音 す る が,こ. れ は[ts1]が. れ は"之"と"几"の. 促音化. 合 音 形 式(tsユ 切. 解 釈 で きる 。. ②分布 "之"と"仔"は み で あ る 。"則"は. 散発的 で. ,現. 時 点 で は 杭 州 近 辺(薫. 山,諸. 江 蘇 省 南 西 部 に 集 中 し て い る 。 ま た"}己"は. 畳)及. び上 海 で 確 認 さ れ て い る の. 多 く"全. 祀"の. 形 で 用 い ら れ,. 漸 江 省 北 東 沿 海 部 に 集 中 して い る 。 ④ 説明 "之"と"仔"は"慢. 慢 之""好. 好 仔"`'明 明 仔""静. 静 仔"な. ど個別 の語 に用 い るのみ で. や"里"を. 用 い た 形 と 意 味 上 何 の 変 わ り も な い 。 しか し"則"は"AA"以. も 現 れ,北. 京 語 の"地"に. "之"と. 外の形容詞 や語句 に. 相 当 す る 役 割 を 担 う 。 よ っ て 音 声 的 に は 同 類 と み な せ る が,文. 区別 して述 べ る こ とにす る. 。. 一91一. ,"叫". 法上.
(6) 近畿大学語学教育部紀要2巻1号(2002・11) 丹 陽 で は"AA則"は 291)例. 連 用 修 飾 語 と して,ま. た単 独 で 用 い られ 命 令 の 語 気 を表 す(察. 国.,.h;ユ995.. え ば:. (7)慢 慢 則 走 。(慢点 几 走) (8)好 好 則!弗 要 慌 。(好好 几 的1不 要 着 急) この"剰"は. 北 京 語 の"的/地"に. 相 当 す る成 分 と見 なせ るが,丹. 用 い な い 。 しか し常 州 で は,"AA"以. 末尾 に しか. 外 の 形 容 詞 や 語 句 に も用 い る(趨 元 任192689)。. 丹 陽:好 好 則 走i高 高 巣 巣 介倣1一. 例 え ば:. 介 字 一 介 字 介 念1悦 弗 出 ↑ 高 巣. 常 州:好 好 則 走1和 和 代 代 則 説!杁 真 則倣i出 そ の他"則"に. 陽 で は"AA"の. 人 意外 全 可 悪. は,状 態 の持 続 や動 作 の完 了 ・進 行 を表 す 機 能,ま た程 度 ・様態 補 語 を導 く機. 能 も有 す る(藥 国瑚199529ユ)。. 例 え ば丹 陽 で は:. (9)手 里 掌 則 一 本 需(手 里 掌 着 一 本 需) ⑩. 吃 則 飯 再 悦 。(吃 了飯 再 悦). GD放. 則 格 里 。(放在 返 里). ⑫. 我 身 体 好 則1&。(我 身体 好 得 恨). ⑬. 弥 悦 則 太 快(弥 悦 得 太 快). 1.6"示"類 ① 表 記:ホ. 氏. "ホ"は[. Z1]と. は"氏"や"是"と. 日 寸. 忌. 是. 発 音 し,"氏"や"肘"と. 同 音 で あ る 。"忌"は[dpi]と. 同 音 で あ る6)。 慶 元 で は"是"は. 清 音 化 さ れ て[Gi]と. 発 音 す る が,永. 康 で. 発 音 す る。. ②分布 南 部 地 域 に し か 分 布 せ ず,温. 州 を 中心 に漸 江 省南 東 部 に 集 中 して い る 。. ③説 明 温 州 で は"慢 る 。 そ の 他,"慢 あ る が,そ [?dia?]"が. 慢 ホ"や,そ ホ 旦慢"や"硬. あ る(曹. 伴 っ た"慢. 強 ホ 媚,強行"("硬 ホ 強"と. の 数 は 限 ら れ て い る 。 ま た 慶 元 に"慢. 音 声 的 特 徴 か ら,こ "几"は. の 後 ろ に"几"や"能"を. も 言 う)な. 慢 几 地 吃"に. 慢 ホ 几"や"慢 ど"AA"以. 慢 ホ 能"が. あ. 外 に付 随 す る形 も. 相 当 す る 表 現 と し て"慢. 慢几是口. 志 転 等200α422)。. 生 産 性 が 低 い た め,詳. の"ホ"は"几"の. 文 言 音 を 表 す 表 記 で は な い か と考 え られ る。 呉 方 言 の. 多 数 地 点 で文 白異 読 が あ り. ,文 言 音 は[z]声. 一92一. し い 文 法 機 能 は 分 か ら な い が,. 母 で 発 音 す るの が 一 般 的 で あ る。.
(7) 呉 方 言 の 形 容 詞"AAX"形. 式 にお け る"X"に. ついて. 1.7"几"類 ① 語 形:几 "几"を. 伴. っ た"几. 尾 洞"は,北. 部 地 域 で は 杭 州 を 除 い て あ ま り顕 著 に 見 ら れ な い が,南. 域 で は 非 常 に 多 く見 ら れ る 。 杭 州 で は"几"を[al]と 音 で 発 音 し,圏 例 え ば 長 興,余 ie]と. 発 音 す る の み で あ る が,呉. 方 言 で は 白話. どの声 化 韻 母 で 読 ま れ る の が. ゜.的で あ る 。. 声 母 で 始 ま る 形 か[n]や[ヵ]な 杭 では. 回,温. 州 で は[η],龍. 部地. 泉,衡. 州 な ど で は[瓦i],松. 陽. 遂 昌 な ど で は[n.. 発 音 す る。. ②分布 北 部 地 域 で は 長 興 と余 杭 の2地. 点 だ け に 分 布 す る が,南. 部 地 域 で は温 州 や 漸 江 省 南 西 部 一 帯 に. 広 く分 布 し て い る 。 ③説明 "AA"に. 付 随 す る"几"に. "慢 慢 几 走"で. 2.観. は. ,同. は. ,程. 度 や 語 気 を 緩 和 さ せ る 働 き が あ る 。 例 え ば"慢. じ意 味 で も後 者 の ほ うが 語 気 は柔 らか い 。. 察 結 果 と類 型 化. 以 上"X"の は"AAロ. 語 形 を7タ. イ プ に 分 類 した が く 表1>に. 月"の よ う に単 音 節 で 現 れ る場 合 と"AA叫. こ う した 複 合 型 の 語 形(複 合 形 式)も く 表1>に し,"干""鍾"な. そ の 結 果 と分 布 概 況 を ま とめ た。"X". 介"の. よ う に二 音 節 で 現 れ る 場 合 が あ るが,. 示 した 。 複 合 形 式 は各 類 の 代 表 語 形 を用 い て 表. どの合 音 形 式 は二 音 節 に分 け て示 した 。. <表1>. 分類 叫. 里. 属 する語形 明交 郊 里 哩. 主要分布方言 区. 複合 形式 叫介 里↑. 北 部(太 湖 片) 北 部(砒 陵,価 招 小 片) 南 部(尤 衙 小 片). 能. 能沿 守 当 南尤. 能介 能能. 北 部(弥 沖 嘉 小 片) 南 部(匝 江,婆 州 片). 介. ノト 格 挟 介 干. 北 部(価 第,雨 江 小 片). 介介 介几. 南 部(台 州,婆 州 片). 之 ホ 几. 慢 走"と. 之 仔 況 則鐙 ホ 氏 吋 忌是 几. 北 部(砒. 陵,杭. 州,惰. 招,雨. 南 部(台 州 片,処 州 小 片). 之几. 南 部(台 州,匝 江 片). ホ能 几能. 南 部(処 州 片). 一93一. 介之. 江 小 片). ホ几 几ホ.
(8) 近 畿大学 語学教 育部紀 要2巻1号(2002・11) 2.1分. 布状況. 呉 方 言 は北 部 と南 部 と に大 き く二 分 され るが,南 北 間 の境 界 線 を ど こ に定 め るか,音 韻,語 彙, 文 法 の 各 方 面 で 微 妙 に異 な る。 本 稿 で は,北 部 を太 湖 片 と称 され る方 言 区 域,南 部 をそ れ 以 外 の 方 言 区域 とみ な した 。 各語 形 の 分 布状 況 は南北 間 で 大 き く異 な る。 北 部 で は"叫"が. ほ ぼ 全域 に分 布 し,北 部 を代 表. す る語 形 とな っ て い る 。北 部 に お け る呉 方 言 は,内 部 間 の 一 致性 が 高 い こ とで 知 られ て い るが, "X"の. 語 形 に 関 して も 同様 の こ とが 言 え る. 。 一 方 南 部 で は,様 々 な語 形 が あ り主 要 語 形 は 定 め. 難 い。 各 方 言 区 内 で も,複 数 の語 形 が用 い られ複 雑 な様 相 を呈 して い る。 各 語 形 は,そ の分 布 状 況 か ら大 き く3つ の タイ プ に分 類 で きる。 ① 北 部 特 有 の語 形:叫 ② 南 部 特 有 の語 形:几. ホ. ③ 南 北 共 有 の 語 形:里. 之. 2.2複. 能. 介. 合形式. 7タ イプ の 語 形 に複 合 形 式 が 見 られ る こ と は先 に述 べ た が,そ の 分 布 状 況 に も南 北 間 で 違 い が 反 映 され て い る(<表2>)。. 各 形 式 の 構 造 に着 目す る と,第 二 成 分 と して 用 い る語 形 が 南 北 間. で 大 き く異 な る こ とが わ か る(<表3>)。 "能. ,ホ,之,几"と:複. 北 部 で は"ノ ド. しか 用 い な い の に 対 し,南 部 で は. 数 用 い る。. <表2>. 北部 南部. 四介 几能. 里介 几ホ. 能介 能能. 介介 之几. ホ几. ホ能. 介几. 全之. <表3>. 北部 南部. x+介. x+能x+ホx+之x+几. 複 合 形 式 は北 京 語 で は"几 地"と 表 記 され るの み で あ るが,呉 方 言 で は"几"を に2つ の タ イ プ が 見 ら れ る。 一 つ は"几 勾ぐ'"几 能"な も う一 つ は"之 几""介 几"な. ど"几"の. ど"几"に. 伴 う複 合 形 式. 他 の 語 形 が 後 続 す る タ イ プ,. 前 に 他 の 語 形 が 置 か れ る タ イ プで あ る(<表4>)。. 者 は構 造 上 北 京 語 と同 じで あ る が,後 者 は 呉 方 言特 有 の構 造 と言 え る 。. 一94一. 前.
(9) 呉 方 言 の 形 容 詞"AAX"形. 式 にお け る"X"に. ついて. <表4> ノL+x. 几ホ. 几能. x+几. 之几. ノ1几 ホ 几. 2.3文. 法機能. "X"を. 状 語 助 詞 とみ なす か接 尾 辞 とみ な す か は 資 料 に よ. 節 で は,状. 語 助 詞,接. に 相 当 す る 成 分 で,接 前 節 で 分 類 し た8つ て は 複 雑 で,接. っ て 分 か れ る と こ ろ で あ る が7),本. 尾 辞 の い ず れ に も 属 す る も の が あ る と 考 え る 。 状 語 助 詞 は 北 京 語 の"地" 尾 辞 は"几"に. 相 当す る成 分 で あ る。. の 語 形 の う ち"全""能""則"は. 状 語 助 詞 と 見 な せ る が,"介""能"に. 尾 辞 と して の 機 能 も併 せ 持 つ 。 こ の 場 合,状. え ば 寧 波 で は"慢. 慢 余"の"介"は[kau]と. [fio?]と 発 音 す る 。 一 般 に"AA"に 尾 辞 で[ka][603]が. 語 助 詞 と異 な る 音 声 で 発 音 す る 。 例. 発 音 す る が,"慢. 慢 叫 介"の"全"は[ka]或. いは. 直 結 す る 形 で 現 れ る の を 接 尾 辞 と 見 な す の で,[kau]が. 状 語 助 詞 を 表 す 音 声 と 言 え る 。"全"と"能"の. 表 記 は く 表5>の. 関 し. 接. 接 尾 辞 と状 語 助 詞 と の 音 声. 通 りで あ る 。. <表5>. \. 介. 能. 接尾辞. [kau][ku]. 状語助詞. [ka][ka?][ka3][ga3][fia?][fio?] [nab]. ま た 状 語 助 詞"X"に と"能1"8)に "則"に. [n・nコ[net][n,in]. は,助. は比 況 を 表 す"似. は状 態 の 持 続. ,動. 詞 や 接 尾 辞 以 外 に も 複 数 の 文 法 機 能 が み られ 大 変 興 味 深 い 。"余1" 的"(…. の よ う に/よ. う だ)の. 意 味 や 方 式 を 表 す 指 示 代 詞 の 機 能,. 作 の 完 了 ・進 行 を 表 す 機 能 や 程 度 ・様 態 補 語 を 導 く機 能 が 含 ま れ て い. る。 一方. ,接. 尾 辞 と み な せ る の は"明,里,之,ホ,几,介,,能,"で. 着 目 す る と,"AA"に. し か 用 い な い タ イ プ と"AA"以. あ る が,そ. れ らの 生 産 性 に. 外 の 形 式 に も用 い る タ イ プ が あ る こ と が. 分かる。 ①"AA"に. し か 用 い な い:叫. ②"AA"以. 外 の 形 式 に も用 い る:ホ. ま た ① の タ イ プ の 中 に は,ご 言 う よ りか は"AAX"で こ れ は"X"の. 里. 之. 全,能. 、. 几. く限 ら れ た"AA"の. 末 尾 に し か 現 れ な い 成 分 も あ り,接. 尾辞 と. 確 立 した語 彙 の 語 彙 素 と見 な した ほ うが 妥 当 で あ る。. 複 合 形 式 を 見 て も言 え る 。複 合 形 式 は 形 態 上. 一95一. 「 接 尾 辞+助. 詞」 と 「 接 尾 辞+接.
(10) 近 畿 大 学 語 学 教 育 部 紀 要2巻1号(2002・11) 尾 辞 」 の 両 タ イ プ が 考 え ら れ る が,接 変 わ ら な い 。 例 え ば 温 州 語 の"慢 ま り接 尾 辞 の 中 に は,意 し て い る 。 実 際"X"の. 2.4音 "X"の. 尾 辞 が 重 複 す る タ イ プ は単 独 で 現 れ る 場 合 と実 質 的 意 味 は. 慢 ホ"と"慢. 慢 ホ 几"と. の 問 に 意 味 上 の 違 い は み られ な い 。 っ. 味 が 希 薄 化 さ れ た も の も あ り,"AAX"の 合 音 形 式 が あ る こ と か ら も,同. 形 で 語 彙 化(lexicalization). 様 の こ とが 頷 け る 。. 節構 造 音 節 は声 母 と韻 母 の 両 面 か ら分 析 で き るが. ら の 二 種 の 方 法 で 分 類 で き る 。 ま ず"X"の. ,韻. 母 は さ ら に 介 音 ・主 母 音 か ら と 韻 尾 か. 声 母 に 着 目 す る と,7つ. [1-](里)[n-](能)[k-](介)[ts-](之)[z-](ホ)匝. 一](ノL)と. の 代 表 語 形 は[tG-]側). 表 記 で き,大. き く3タ. イプ に分類. で き る。 ① 舌 音 声 母 で 始 ま る 語 形 …[1-][n-] ② 歯 音 声 母 で 始 ま る 語 形 …[ts-][z-][tG-][b-] ③ 牙 喉 音 声 母 で 始 ま る 語 形 …[k-] 次 に 韻 母 に 着 目 し 介 音 と 主 母 音 を 見 て み る と,"x"の イ プ(斉. 歯 呼 音 節),[u]を. 口 呼 音 節)が. 持 つ タ イ プ(合. 音 節 は 介 音 或 い は 主 母 音 に[i]を. 口 呼 音 節),[i][u][y]以. 持 つ タ. 外 の 音 節 を持 つ タ イ プ(開. あ る こ とが分 か る。 そ れ ぞ れ に属 す る語 形 を示 す と. ① 斉 歯 呼 音 節 …[i]CZ][i司[ie][in]国 ② 合 口 呼 音 節 …[u] ③ 開 口 呼 音 節 …[a][au][a?][o?][o?]医. ヱ][an][e〕][aヨ]. ま た 韻 尾 は 閉 音 節 と 開 音 節 の 両 タ イ プ あ り,閉 [n][η]な. どの 鼻音 韻尾 や. 国. 音 節 は さ ら に 声 門 閉 鎖 を 生 じ る 閉 鎖 音 韻 尾 音 節 と,. な ど の 鼻 化 音 を 伴 う鼻 音 韻 尾 音 節 に 分 か れ る 。. ① 閉 鎖 音 韻 尾 音 節 …[a3][g?][o?]医?] ② 鼻 音 韻 尾 音 節 …[in]国[an][eヨ][a9] ③ 開 音 節 …[i]h][司[ie][u][a][au]. 2.5類. 型化. 以 上 の分 析 か ら,今 度 は状 語 助 詞 と接 尾 辞 の両 タイ プ に見 られ る 文法 的特 徴 と形 態 的特 徴 の類 型 化 を行 う。 まず 文 法 的特 徴 と して,状 語 助 詞 に属 す る語 形 の"介"と"能"に と,接 尾 辞 は さ らに 限 ら れ た"AA"の. 接 尾 辞 の機 能 が 見 られ た点. 末 尾 に しか 現 れ ない 成 分 と"AA"以. 一96一. 外 の 形 式 に も現 れ.
(11) 呉 方 言 の 形 容 詞"AAX"形. 式 に お け る"X"に. ついて. る成 分 とに細 分 で きた点 を 強調 して お きた い。 そ れ ぞ れ に属 す る語 形 は北 京 語 で の 表記 とあ わせ て 〈 表6>に. 示 し た 。 表 中 の"一"は. 該 当語 形 が な い こ とを表 す 。. <表6>. 北京語 地. 状語助詞 接尾辞. "AA"の "AA"以. み用いる 外 に も用 い る. 一. 呉方言 介1能1則 叫. 几. 里. 之'↑. 几. ㌧,能. 、. ホ. ま た各 語 形 の音 節 構 造 に着 目す る と,状 語 助 詞 と接 尾 辞 とで は韻 母 の特 徴 が 微 妙 に異 な る く表 7>o <表7>. \. 状語助詞. 開 口呼. 韻尾 閉鎖音韻尾/鼻 音韻尾/開 音節. 接 尾辞. 斉歯呼/合 口呼/開 口呼. 鼻音韻尾/開 音節. 介 音 ・主 母 音. この 他,状 語 助 詞"X"に 語 の"地"に. 複 数 の 文 法 機 能 が 見 られ る点 も注 意 して お き た い。 状 語 助 詞 は北 京. 相 当 す る 機 能 の他,比 況 を 表 す"似 的",方 式 を 表 す 指 示 代 詞,状 態 の 持 続,動 作 の. 完 了 ・進 行 を表 す 機 能 や 程 度 ・様 態 補 語 を導 く機 能 を表 す 成 分 と同 形 で もあ っ た。 以 下 く表8> に状 語 助 詞"X"の. 文 法 機 能 を列 挙 し,そ れ ぞ れ に該 当す る声 母 を北 京 語 で の 声 母 とあ わせ て示. す。 <表8>. 状語助詞. 北京語 [t-]. 呉方言 [k-][n-][ts-]. "似 的". 状態の持続. [ts-]. [k-][n-] [ts-]. 動作の完了 動作の進行. [1-] [ts-]. [ts-] Cts-]. 程 度 ・様 態 補 語. [t-]. Cts-]. [§一]. _97.
(12) 近 畿 大 学 語 学 教 育 部 紀 要2巻1号(2002・11) 3.ま. と. め. 以 上 呉 方 言 に お け る"X"に. つ い て,地 理 的 分 布 を観 察 し音声 と文 法 面 か らの類 型 化 を行 った. が,分 布 状 況 か らは呉 方 言 の南 北 間 で 際立 っ た違 い が あ り,複 合 形 式 の構 造 に北 京語 に はな い 呉 方 言 の特 徴 もあ る こ とが 分 か っ た。 また文 法 面 と音 声 面 か らの分 析 と類 型 化 か らは 以 下3点 が 考 察 で きた。 (1)"X"の mな. 声 母 は舌 音声 母,歯 音声 母,牙 喉 音 声 母 の3タ. イ プ に属 す る もの で,唇 音(p,b,. ど)に 属 す る もの は見 られ な い。. (2)状 語 助 詞 の 韻 母 の 特 徴 と して,介 音 ・主 母 音 は 開 口呼 音 節 で あ り,声 門 閉鎖 を生 じる ケ ー ス もあ る。 (3)状 語 助 詞 の 中 に は,比 況 の 意 味(∼ の よ う に/よ う だ)が 見 られ るの に対 し,接 尾 辞 の 中 に は本 来 の 意 味 は見 られ ず,生 産 性 もな く,ご え る 成 分 もあ る 。 この こ とか ら"X"の (4)状 語 助 詞"X"と. く限 られ た"AAX"に. あ らわ れ る一 語 彙 素 とい. 文 法 化(grammaticalization)の. 同 形 の 表 記 が 有 す る 文 法 機 能 か ら,"X"の. 過 程 が 窺 え る。. 語 源 は単 一 の もの で は な く,. 複 数 の発 展 ル ー トに 由 来 す る こ とが 考 え られ る 。 そ れ は 指 示代 詞 に由 来 す る もの と他 の 文 法 機 能 (着 ・了 ・得 な ど)に 由 来 す る もの と大 き く二 つ に分 けて 考 え られ る。. 〈注〉. 1)こ. れ らの 資 料 で は,普 通 話 で 言 う"好 好 几 走"の"几"の と な っ て い る 。 調 査 地 点 数 は94そ 残 りの8地. 点 は,ゼ. ロ 形 式 や 変 調 形 式,或. 本 稿 で は,"AAX"形. 式 のX'に. 調 は正 確 な 調 値 が わ か ら な い 場 合 が あ る の で,こ. 3)許. 宝 隼,湯. は,"AA叫"に. に"一 ノi小小 明 介 房 向 とあ る が,ネ. の8地. 査 の対 象. 部 音 声 表 記 あ り)が 示 し て あ る 。. い は他 の 表 現 形 式("走. 着 目す る の で,こ. 2)声. 珍 珠198&429で. 部 分 に現 れ る 方 言 形 式 が,調. の う ち86地 点 に 漢 字 表 記(一. 好"や"好. 祥 走"な. ど)で あ る 。. 点 の 形 式 は 考 察 の 対 象 外 と した 。. こで は 記 さ な い こ と に した 。. さ ら に連 体 修 飾 語(定. 語)と. して の 機 能 が あ り,例 文. イ テ ィ ブ の 中 に そ ん な言 い 方 は し な い と の 意 見 が あ っ た の で,. ここで は除外 して述べ た。 4)武. 義 で は,鼻. 音 韻 尾 を 持 つ 端 母 字 声 母 は[n-]と. 発 音 さ れ る の で,"当"は[nab]と. 読 まれる. (音形 は傅 国 通 等1985に 拠 る 。 以 下 同 様)。 5)例. え ば,"能"と. 同 じ く登 韻 字 で あ る"肯"は,上. 海 で は[an]韻. 母,薫. 山 で は[inコ. 韻母 で現 れ. る。 6)永. 康 で は一 部 の 章 組 字 は[tG]声 (見母)は. 7)超. 伴 に[tGi]と. 元 任 ユ92&ユ18で. 母 で 読 まれ,見. 組 字 と 同音 に な る 。 例 え ば"支"(章. 母)と"基". 発 音 され る。. は,"的"の. 副 詞 的 用 法 を示 す"沼. ・・. 助 洞"と. し て,杵. 宝 隼等. ・・.252で. は{1好.
(13) 呉 方 言 の 形 容 詞"AAX"形. 好 几 走"の"几"に 422で. 相 当 す る"助. は"地"に. 8)"1能"に. 洞",傅. 相 当 す る"A'1"J助. 関 し て は 便 宜 上,状. 国 通 等1985.24で. 洞"(構. 造 助 詞)と. は"洞. 式 に お け る"X"に. 尾"(接. 尾 辞),曹. ついて. 志 転 等2000.. み な して い る 。. 語 助 詞 の 場 合 は"ノ ト1能1"と,接. 尾 辞 の 場 合 は"全,能,"と. 表記 す. る。. 〈参考文献 〉 藥 国1995.《 曹 志 転,秋. 丹 阻 方 言 洞 典 》 南 京:江 谷 裕 幸,太. 隊 承 融1979.〈. 田 斎,越. 弥教 育出 版社. 日新2000『. 大 西 博 子1999.『7p山. 方 言 研 究 』 日本:好. 傅 国 通,方. 勇 茎,鉋. 松 蕪,藝. 刻 丹 青1995〈 播 悟 云,陶. 昊 培 赴 衛 方 言 研 究 』 日 本:好. 文 出版. 士,,,,,傅 佐 之198.《. 漸 江 昊 悟 分 区 》 漸 江 省1p言 学 会. 蒜 州 方 言 重 贅 式 研 究 〉 《1p言研 究 》 第1期,7-28頁. 簑1gga〈. 昊 培 的 指 代 洞 〉 《代 洞 》 州:畳. 銭 乃 柴1992《. 当代 昊培 研究 》上 海教 育 出版社. 銭 乃 茱199Z《. 上海 活 的悟法 》上 海 人民 出版社. 湯 珍 珠,隊. 忠 敏1993《. 湯 珍 珠,隊. 忠 敏,昊. 徐 烈 燗,郡. 敬 敏199&《. 杵 宝 隼,湯. 珍 珠,游. 嘉 定 方 言 研 究 》 北 京:社. 新1997.《. 会 科学 文献 出版 社. 守 波 方 言 洞 典 》 南 京:江. 上 海 方 言ip法 研 究 》 上 海:隼. 汝,?K1984〈. 南 大 学 出 版 社,25-67頁. 亦 教育 出版 社. 奈 師萢 大学 出版 社. 北 片 昊 沼 内 部 的 昇 同 〉 《方 言 》 第4期,247-254頁. 許 宝 隼,湯. 珍 珠 主 編 ユ98&《 上 海 市 区 方 言 志 》 上 海 教 育 出 版 社. 許 宝 隼,陶. 簑199Z《. 游 汝 悉,揚. 乾 明199&《 温 州 方 言 洞 典 》 南 京:江,.教. 趨 元 任1926.〈 越 元 任192&《. 文 出版. 平 阻 方 言 祀 略 〉 《方 言 》 第1期,47-74頁. 上 海 方 言 洞 典 》 南 京:江. 北 京,蒜. 州,常. 育 出版 社. 州 培 助 洞 的 研 究 〉 《方 言 》1992.第2期,85-111頁. 現 代 昊 培 的 研 究 》 北 京:科. 美β張 尚 芳1979〈. 亦教 育 出版社. 温 州 方 言 的"几"尾. 所収. 学 出 版 社,195.. 〉 《方 言 》 第3期,207-230頁. 〈付記〉 本 稿 は,日. 本 中 国 語 学 会 第51回 全 国 大 会(2001/11/4於. 東 京 大 学) に おけ る口頭 発 表の一 部 を加筆 修. 正 し た も の で あ る。. 〈 参 考 資 料 〉"好. 注1.方. 言 区 の 名 称 及 び 区 分 は 《中 国 沼 言 地 図 集 》1987に 拠 っ た 。. 2、 表 中 の1∼5は. 基 礎 資 料(1.現. 漸 江 昊 沼 分 区5.昊 3.表. 好 几 走"のii几". 中 の"一"は"几"に. 代 昊1p的 研 究2.当. 培 如 衙 方 言 研 究)を. 代 昊1p研 究3.北. 指 す 。"そ の 他"は. 片 昊ip内 部 的 昇 同4.. 上 記 以 外 の 資 料 に 拠 る もの 。. 相 当す る語 を持 た ない或 い は他 の表現 を用 い る タイプ を指す 。. 一99一.
(14) 近畿 大学 語 学 教 育 部紀 要2巻1号(2002・11). 方言 区. 小片. 田比 陵. 方言点. 1. 2. 3. 1宜 巣. 則. 点. 点. 2漂 阻. 則. 叫. 点. 3金f云. 則. 点. 点. 4丹 阻. 則. 地. 則. 5靖 江 小 片. 6江 陽. 哩. 叫. 則. 叫. 哩. 叫. 里. 11券 州. 叫. 叫. 叫. 12常 熟. 能. 叫. 叫. 13昆 山. 叫. 叫. 叫. 一. 能. 叫 能. 17松 江. 片. 叫. 10元 錫. 15南 江. 湖. 能. 則. 14宝 山. 叫 能. 叫. 叫. 叫. 叫 能. 叫. ユ8華庄. 叫. ユ9川沙. 叫. 20奉 賢. 叫. 21金 山. 叫. 22青 浦. 叫. 小. 23太 念. 叫. 片. 24嘉 定. 叫. 25崇 明. 叫. 太 a. 炉 嘉. 26昊 江. 叫. 叫. 叫. 叫. 里 仔. 叫. 叫. 叫. 叫. 29平 湖. 叫. 叫. 30海 盆. 叫. 叫. 31桐 多. 叫. 叫. 32海 守 33湖 州. 若. 里. 28嘉 善. 27嘉ll/-/. その他. 里. 9高 淳. 16上 海. 5. 点. 7沙 州. 8常 州. 4. 一. 叫. 叫. 叫挟. 叫. 34長 巣. 几叫. 几. 渓. 35安 吉. 郊挟. 叫. 小. 36孝 羊. 交. 叫. 片. 37徳 清. 叫格. 叫. 38余 杭. 叫. 几. 一100一.
(15) 呉 方 言 の 形 容 詞"AAX"形. 杭州. 太. 叫. 叫. 40 lw安. 叫. 叫. 41昌 化. 叫. 叫. 42富 阻. 里. 里. 43桐 庚. 叫. ロ月. 叫. 叫. 叫格. 叫. 39杭 州. 叫. 叫. 式 に お け る"X"に. 価. 44分 水. 招. 45招 巣. 小. 46上 虞. 叫格. 叫. 片. 47,,,山. 里介. 里. 48渚 畳. 湖. 哩. 仔. 叫 一. 49蝶 具. 片. 一. 50新 昌. 雨. 叫格. 介 介. 一. 叫. 一. 明格. 叫. 52守 波. 叫. 一. 叫. 叫. 53領 海. 叫. 叫. 江. 54奉 化. 一. 一. 小. 55象 山. 介. 全 介妃. 片. 56定 海. 叫. 叫. 57守 海. 叫. 591価 海. 氏. 60天 台. i全 祀. 州. 61仙 居. 片. 62黄 岩. 匝. 一. 肘. 一. 氏. 63温 雌. 一. 64,1-,清. 氏. 66温 州. 能. 氏 一. 几. 江. 67瑞 安. 氏. 片. 68平 阻. 能. 69文 成. 氏. 70金 隼. 守. 州 片. 守. 72湯 漢 73永 康. 守. 守. 71並 漢. 婆. ・ ↑・ 叫 ・ ↑・. 介 奈妃. 台. ¶曹. 里 之. 祀 介祀. 58三 口. 、. 里 之. 叫 一. 51余 娩. 65水 器. ついて. 列. 忌. 74武 文. 当. 75奈 阻. 干. 76SC. 干. 77浦 江. 尤. 一101一. 能 几.
(16) 近 畿 大 学 語 学 教 育 部 紀 要2巻1号(2002・11). 介. 78雨 水. 一. 79培 云. 処. 80宣 平. 南. 州. 81云 和. 変凋. 小. 82景 守. 変凋. 片. 83青 田. 几. 84庚 元. 祀 介祀. 処. 85泰 順. 変凋. 衙. 86松 阻. 几 里. 片. 87逐 昌. 几 里. 88尤 泉. 几 里. 尤 衝. 89衙 州. 几. 片. 几 几是. 几. 几 几. 几. 91升 化. 几. 一. 92常 山. 几. 93江 山. 一. 90尤 游. 小. 鐙. 一. 94玉 山. 一102一.
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