滋賀縣における勢働力構造.し勢働者意識
西
川
達
雄
われわれはこれらの牧歌的な村落共同体がbそれがいかに無害なものにみえようとも、つねに東洋的專制主義の強固な基礎を形成し、 入聞の精神を、もっとせまい四界にとじこめ、この入間精神ク迷信の柔順な道具にし、これを傳統的な習慣の奴隷にし、そしてこの人聞 ① 精神からすべての偉大さと、歴史的に創造的ないっさいのエネルギーとを奪いとったということを忘れてはならぬ。 脛濟的條件は先ず﹁國の大衆を螢働者に簿化せしめた。資本の支配はこの大衆に題して、 一の共通地位、共通利害を創り出した。故に この大衆は、資本に麗しては既に一の階級であるが、然しそれ自身のためには未だそう︹階級︺ではない。闘争一吾々はたゴその二. 三の段階を暗示したに過ぎないのだが一の申に於τこそ、この大衆は相結合し、それ自身の爲めの階級を構成する。それ︹階級︺の防 ② 衛する利害は階級利害となる。然るにし階級掛階級の岡争は一の政治翻雪である, 勢働者にもっとたびノ\こういうことができるようにするには、勢働者の意識水準を全体としてたかめるように極力心をつかうことが 必要である。そのたあには、勢働者は、入植的にせまくされた﹁螢働者むき文鰍﹂のわく内にとじこもらないで、ますます多く︸般的な ③ 文献を囁取するこ乏をまなぶ必要がある。 , ④ 日本の職工が賃の意昧における同盟罷工をするようにならなければ我工業は眞の護展は墓めない。 滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 四七滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 四八 よく云われることだが日本の努働組合はニッの大きた使へ明をになっている。一ゾは日本に残る封葎性の打破︵民圭化︶、
一ソは盗本主義企業形態での纒濟的地位の向上、從ってわが國の勢働組合は、先進資本宅義諸國の勢働組合などよりも、
⑤より強力で、そのためにはそれ自身民主化されなければこの大きな使命を途行出來ない、にも拘わらす、逆に、わが國勢
働組合は非常に臆弱で、組合自覚が叉極めて封建的でさえあり、且つ勢働者の意識は極めて封建的であると。即ち発働組
合の日本的特性として、.賃勢働者の崩墨型、牛勢牛農型などがあげられ、定着性の歓如、從業員組合的性格、雇傭關係的勢働︵契約く①昌鑓箔ヨ器ω圃でない︶などいろくと読かれ、それらは叉結局の所、日日農村の封建性に原因していると
⑥ される。そのことは叉わが國に中小企業を妙工せしめる所以ともなっているのである。 ﹁農村になお封建的諸關係の痩存する 限り、彪大な農村人口は﹃中世的隷属の遺物﹄︵レーニン︶につながれて常に孤立分散的な小規模総督のうちに停滞せしめられること、な りb他方それらがそのま、の形で商晶純濟にまきこまれつ、貨幣の支配のもとに窮遽せしめられていくのにともない、いわゆる﹃牛農奴 隷的過剰入口﹄の互聖なる暦を形成するにいたる。これらの入口が資本制的諸關係のもとにおいて、その生産性の低さにもか、わらす、 その勢働條件の劣悪さによってのみわすかに存幽することを許される家内勢働や中小町彫など、さまざまな形態の孤立的分散的生琵のた めに不断に澗れることなき低廉袴働力の給源となるのである。この意思において、小生産が資本主義的環境のもとに資本制生産とならん で、なお、とくにおびたゴしく存製しつすけ再生琵されていくことの根源は、ひとえに封建的懸章係の根強い残存においてのみ求められ⑦
るものと云うべきであろう。﹂所で滋賀縣は農業縣として自他共に認める通り、農家数が極めて多く叉小生産者の占める割合も大きい。而も生活構造
は之亦極めて封建的で意識も低いと云われる。わが國勢働組合の特質、賃勢働の封建性の由來が以上の如しとすれば當に
日本製勢働組合の培養に事歓かないわけである。そのことは夫3の表を一瞥すれば充分に伺い得よう。一九五〇年世界農
業センサスの結果からみた滋賀縣の農業によれば、農家が総世帯数に占める割合は五五・八%で、全國の三七・二%に比
・ ●
総農家数の攣遷
第1表
縣 賀 滋総農家藪1鮮「三二響驚講1
6(Lrme, 51 .:S 戸1 ユ4779631 1 14{9,/j;M) 100 ∂ユ.壬 178.991 97 1031 魯 S9. ,497j S6,9291i 91,9. 96 昭和7年目16年
21年 間 r)/)..f) 182,学3(1 旦09 {3C,702 年 螺 同 55.1 IL 7S,t]st1 1 11 9 9. ,7L) S 25年 同 國 1惣世轡敷にtl・±「 稽数 1ずる農家の割3 含 f] 96:継
総農家勲川代
IOC,司
97 戸 t’ j,642,509r 5, ,t198,826 昭和7年 回 16年 、跡 。7 爲「 り73 1og 14,7:ll,(;(19i 105n lt”’),S7(),Sllli 5,69, 7,9・!,R 21年 同 :Yj,909,227 22年 回 同 25年 G,176,494 1(]9, 」 T(;,582r::fir り■tり1 ゆ‘・幽」 一九五〇年世界提厚着ンザスの結果から見喪ぬ賀駆の農業 詑賀暫緕務部調査裸農家人口の
第2表
農家常住三三員 農塞1戸常滋賀縣全國1
滋賀豚…杢圃 1 籔 實室川
y].主 r,fl.si L sS.f) E,llrrll.ll %,1 K[ 6・O1 6.II 人肌 昭 人 ・主71,966 50cV),9. 77 昭和21年同22年
鯛、 .r).3 526,t”,:一)6 2〔・年 同 回して甚しくそ の二合は多いの である。 ︵第1表・第2 表参照︶ ①マルクス﹁インドにおけるイギリスの支配しマル・エン撰集第八雀上一八三一四買。 ② ﹁哲墨の貧困﹂岩波版 二五五f五六頁 螢働者階級は生繭關係が生産力の性格に必ず適愛するという法則を利用して、ブルジョア 生産關係を打破し、新しい就會主義的蝦藻闊係をつくりだし、己れを生葉力の惟格に適鷹きせた。勢働者隅級がうれをなしえたのは 彼らに特別な才能があったためではなく、彼らがそれに切實な面心をもつていたからである。プルジヨァ革命の初期には進歩勢力だ つたが、やがて反革命勢力になりさがったプルジヨァジーはこの法則が實現されるのをふせぐため糖力抵抗した。一かれらが非組 織的であったからでも、また経学過程の盲目的性格がブルジ蜜7ジーを抵抗へとかりたてたのでもなくて、宅として彼らがこの法則 の實現に反嫁することに切蜜な専心をもつていたためである。つまりこういうことである。・::階級肚會ではbいつどこで経濟法則 滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 四九 ●@@
⑤ ⑥ ⑦ 滋賀縣における螢働力⋮構造と勢働者意識 五〇 ● を利用しようとも、必ず階級的な裏面があり、また纒濟法則を肚會のために利用する旗手は、いつどこでも先進的階級であり、これ し も に反して死滅しつ、ある諸階級はこの事業に抵抗するものである。︵スターリン﹁ソ同盟における赴會主義の輕濟的諸問題ア・イ・ ノートキンへの回答﹂︶ レーニン﹁なにをなすべきか9乙﹂村m国魍吻一澤 詣ハ六百バQ 宇野利右衛門編蓮﹁職工問題資料﹂第一輯 感冒 二頁、﹁質の意味における同盟罷工﹂なる意昧が今日、官聴や経管者側が宅張す る﹁民主的健全な﹂勢働組合の﹁昆業的健全な﹂同盟罷工を意味したかどうかは別として、纒霜融でさえ、⋮進歩的な者はこう去った ものである。然るにわが國では驚くべきことには、勢働者の中から﹁勢便休⋮戦﹂、ストライキは悪いことだとの愚見が吐かれ、文相 常なインテリでさえそんな考えに近い人が極めて多いのである。今日でも、貸本圭古京會とはどんな原理で動いているかを資本宅義 的に把握した専管者は、或いは資本主義の再生壼を考える纒懸者は、勢働運動か、ストライキが行なわれることをそれ程否定し⊂い ない︵尤もそう云ったからとて纏螢者側で勢働蓮動を出迎すると云うことがあり得ないことは説明する迄もない︶。 企業精神に富む 三管者は、勢働者が身分的に隷属させられでいるようなことでは、何時何時勢働者が反動化するやも知れぬのを恐れて、又は組合が 御用化することは、一時逃れの安易な、然し結局敗退せざるを得ない隆落した企業家を作りあげるだけだ。繭戟のない所に進歩はな いと考えているのである。然るに闘ったこともない勢働組合が卒翻して﹁専使体験﹂や﹁勢使協調﹂などを唱えるのは、宇聾利右衛 門をしてまさに長嘆息せしめすにはおかないだろう。 他の團体が民宅化ざれないのに勢働組合だけは民室化されることはあり得ない。尤も扇島羅合のみが民応化の先湿たり得るのだから 勢働組合自体の民主化が要請されることは生蜜であるが、何故なら自らが民主化されすして民器化の先蓬たり得ないからではある。 けれどもその要請が極めて非民主的な申から叫ばれる時、それは御読教ではあっても論理ではない。そして先ず何よらも我が國で民 至化さるべきは封建的家族關係と意識である。 筒、宋弘嚴太郎﹁日本勢働組合蓮動史﹂蓼照、 大河内一男教具﹁日本資本宅義と鋳働序題︵勢働運動の日本的析.P格、日本糠働溜合論など︶﹂・﹁黎明期の日本勢石器動︵序読ご・ ﹁勢働組合における日本約なもの﹂︵至愚政策とその背景所牧︶。隅谷三喜男﹁資本と勢働福祉會政策、画道問題に闘凶する著書。論文 は凡てこのことを強張する。 淺出光輝﹁申小企業者の階級構造﹂勢働向題研究 第﹁二二号 三六頁。 9二
わが國字指力構造を高度の資太主翼國アメリカと封比する時、わが國のそれの後進性は岩窟である。例えば開業大類介
別、就業者激の比較においてアメリカは僅かに=一・八%の農業就業者構成比に過ぎないのにわが國では四五・三%の多
きを占める︵第3表︶。而も33女就業者敏の農業における型番はアメーーカは一〇・五倍となっているに蓋しわが國では逆に ○・九と女子の方が多い︵第4表︶。 一九五〇年一〇月の総理府統計局、國勢調査一%調査集計の就業者数は三・五五七万 産業大分類別就業老数の比較 (195e)第3表
本 米 國 琵比 就業者{構成比 1生5籔 7,酬 12怨 ! . 1調叢iii
1.7 6.2 日 就業者}構成比 干人 16,132 業 農 576 1,379 業 鑛 業 設 建 L) 5,3 7.6 1S.f; L)1.6 14,11e .1,一C),:}一“ 10,3Y2 1L),03C1 1,r).9 .r},646 .r}.1 io.s 89. 1, R. 06 3,S35 :1,156響準⊥茎1
運輸通信及その1 他の公盒事菜 町費及小弓業旨 4.7 L,,005 8.3 2,9, 63 1.Jr 8.r)f) O.2 82 1oo.e IOO.Oj 55,s空3 35,57Jrサ・一ビス業
その他の産業
分類不詳
合
計 1.底蹴傾向第 3S號 就働大臣官房勢働統計器量部 滋貰縣における勢働力構造と勢働者意識五千の内農業勢働者は一・六=二目二千を占め、内女子は
⑧
七=二万八千の多きに蓬する︵第5表︶。次ぎに全濠業就業別、野業上の地位別分布︵同じく一九
五〇年︶を見ると︵第6表︶、家族從業者は三四・四%で雇
用者の三九・三%と大して攣らない。之をアメリカの家族
從業者二・二%、雇用者八○・七%に比するとわが國では
如飼に多くの家族從業者があるか、從って叉濁酒小生産者
が存在しているかを知り得るのである。女子の家族從業働者と雇用者の比も亦わが國前者六一・三%、後者二六・二%
に封しアメリカは、前者僅かに三・慌%、後者九〇・七%
の比を示すのである。叉猫立小生産者が如何に多いかは、從業者一入乃至四九入の事業所が製造業全体の事業所にお
五一第4表 産業大分類別、男女別就業者籔の比較(1950)
H 本
米 國男子庭中辮蜘好騨繕
農 人G 千51 ら 賠か ・0 人壬 . 干31 8 人9 干思 P’ 右 肩 土 建 設 業 slll 6t一)1 7.g. 9−19 人2 チご 6 製 造 業 蓮輪通信及その他の公 朝事婁卸費及小費業
21 IL・iiilOil=,7FU,」)1一2’1?IEI・3−t,」1=O;} “,)L’」[1mxt’2il一”,,,)lmbot)t;611’}lflil}1),’.“・is ユ,6・)[s; ig71 s.L’1 3,r)5,1 6981
・岬諏一雨3・卜・・5・
、。肇 り一 口r 4 ;}L).1 :}.o 1 胃ひ し’.O サー・喋1・…,,li;1・Ek・S6」1帯”・・11刈1・・その他の琵業
分類不詳
訓…;卑・{・1
9’ りり t・,.“ @.”1 :))o i,71 ・2ysl b) e]i 三春31・中嵩・631…i蝿1・「・櫛
IA
2.6 第5表 日米醜國、生悟年令入口の構成状況 (195e)1男女計
霞本 米國男子1女子
・本!綱i・本…梱、
14歳以上人口
勢働力入ゴ
就 業 者 失 業 者非勢働力人口
姓歳以上人口
勢鋤力人口
就 業 者 失 業 者非勢働力人口
画人1 千人i 予勺 〒人1 −F人1 千人 55,53Sl 111,:it:一} 2E;,7,一,Sl tt}tl,c.」21一 2,9,,g;OOI s6,g8tuL ・・軏ハ・…6;・3騨・}・…9・・4 5EtiilFln,t,?」・}1pt’;7(n,1’E’llll’i s−ii 73tll L},,sgel .r,oJ 19,2コ91 52,:32:] 4・,r主3ユ1
10U.O/o 6.一一}.4 61.0 10【〕%i100% E“ p3.L)1 S3.Ll .r)e.7 Sl.,’,’, A・…煙
」 L),1 SI71 230 11,“,:,tV}i]{,79S 100% 78.8 T,L.9. 1(Y.lte一 4S.6 a7.s 16,321 1.3 3,1,t’; 2.C; 1.91
46.8i 16.6L
1,r),.ri5,8 763 .1 o,f;{}・g 3.9 100.Oo/ 3S.6 2 7”D, o・8、・3
21.c.,P sl.11 71.4 {媒齢霧響囎13羅Ψ葺臨霧疑翻羅轟籍滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 五二
いて九七・四%、從業者数において、五二・九%をしめているのでも之を知ることが出來る︵アメリカは夫々八二.一%、一五・九%である︶︵第7表︶。以上から零細な皇族縄螢と豊村における勢働力糖造が、わが國鱒働力瀧造︾、隣働閣係を
⑨ 大きく左右することを知り得るのである。所で滋賀縣では前蓮の如く、農家数並びに農家入口が極めて多いのであるが、農家一戸常耕地面積は杢國雫均八反三畝
第6表 全産業就業者男女別、從業上の地位別分布 (1950> 滋賀縣に診ける勢働力構造と勢働者意識 :全工業就業者 業 主
瀬頭從業者
1 ト1雇 用 者
1全産業就業者
i業 主家族從業者
雇i 用 者
日 本 米 國三際男子女子魔釧発奮女子
チ 35,57らP q. ,297 ユ2,218 ユ3,967 1oo.ot・e’ 26.1 31.421,贈1誠1創
7,6ey 1,691 3,SIL3 8,主36 10,3tt7 IC;O.O.O./一 3,210 1rmioo”log).1’ 3L.91 12.3 39’:,} 17.oL i, 6L3 4V’.5i 26.2
s
モ モノし 55,843 40,317 9. ,:] 631 8,6 5 9 干人 15,526 904 1 ,2 0 g, i c, (i .r)蜻1
k塑男
4 窪 5 1馬078 ieo−o.o/ol ioo・ofz・eRoo・o%1 16.g 2.2i 21.5唱 5.8 1.?1,1一.s 80.7 7{}.9 907 第7表 製造業事業所、從業者敷規模別分布状況1計,・一・・「・G一癖G−99人1…謡1一遠鳴0(’全
目本 事業功〒婁文 495,332 從業者数5,50壬,607 米國 廓業所敷 24e,8Sl 從業者数i1駄3σ1 日本鞠薇l
t
…痂
」墜者撒1100
壬01,207 1,2・ 77,loS 117,0吃15 81.362 1,584,078 80,66L) 47/,8871ら80隅2 81.O堰@16.4 2 1.1] EL’ ,R.S7・33514・58G 49.3,15Sl CJO4,7S2, IS,6721 19,S7S 43S ;}ol,o,r)6 40垂 94−L,425 ’,72g
堰@1樋
1’300,719 m1’1G{、981G1卵:1・46 9. it{,671・4ユllエ・5[ ・ユ 0・・
陣業所数…・。・i
米國ii
1
じ從業者勲 10e】 3・3 12・6 5 3 り0 只‘ 4 9..O 垂 7.S 9. .1 y”1 1i・ii−it1 7.8 5.r, 1.1 17.2 9ユ O.8 13.21 3L).7 よりも一反四畝少なく 六反九畝となっている ︵第8表︶。叉昭和二二 年の臨時農業センサスの結果から生産年令贋
一人當耕地面積は、全國に比してその規模小
さく、その後の農家数
の増加は更にその規模
を零細化しているもの と思われる ︵第1表蓼 ⑩ 照︶。農家一戸當入口は 全國六二入に封し五・三入であるのは経螢規
模が総体的に狭小で主
として家族出撃が中心
となって維螢される面
@
が多いためとされる。滋賀縣における螢働力構造と螢働者意識 五四
次ぎに繧螢規模別に幽稼者の割合をみると︵出稼者のある豊熟は六・六二八戸−総農家の六・六%一で出稼者総数
は八・〇七八入となり一戸當り約一・二入の禺稼者を持っている︹第9表︺︶、 出稼者のある農家の割合も、 一戸當りの出 稼人員も共に規模の小さいものに多い。 耕地面積の三遷第8表
國 全 新 字 滋属地噸羅響戸嘉言三一1聡窪溜藷
反セ 10 7 矧59,32・,7調 % 100.e %f 10V.Ul fZ 792,097 昭和7年 10.7 g. rt .t) 5S,e69,1,ILt g.e 9, 7.5 772,.r)g,’・“) 8.R, 84.1 i19,SsY,997 7.s} 9L}.(] 7L)8,t121同1C年
同21年
8..F, 81.{ 7./1 t”)O,l l e,,R. cJc; S−1.S 671 3e,o ’ 8.i 8,E}.8 i,o,ot}J),67e 87..’,’) 692,8ご2同22年
同25年
規模別世帯員
第9表
者 稼 出 出塚旨の いる農家 一11 asり 出稼音敏 家す梅農 農射毘の 纏にる者審騰員釧
常住世帯員 一農家 當世帯1購
誇
論
,家 幽帯出騨咄稼者
.諜二1総藪
賦振7病73尉・櫛今
尺 37,,9;1 O,9, ,ji’1 全脳 1.L) 6.6 S,{j7S 鵬 曝 r).:1 瀦師
52 滋賀縣 総数駕爲
1.2 7.:S 7.3 6.6 1,5}7(; 1,es1 2,9S3 1.2欝
エ,218 」1.1 e) ,R,8{ lt ) 1,30“.1 4.7 1,{30 2,垂9θ 1,L一 L’$湿
S6,199 L)02, L, : 7 6.0 170,S783反未滴
3反tV 5反 5反’》1町 ユ町(・15叉 1.1 6.e 346 b・061 6.7 1.1 8.6 Jre, 一 { … 49 @﹁把硲
3:S,836 4,IL9. エ77 15反∼2町 2町∼3町 1町刈5町 このことは滋賀縣が日本的勢働組合の特質
をいよく濃厚ならし
める地般皿をもつている ことを如實に示すもの と副えよう。零細農からの出稼入は所謂紺稼
型下働を形成し、山田
盛太郎氏の云う﹁印度
以下的螢働賃銀及び肉
@
体的消磨四温働條件﹂ に甘んずる賃勢働者を産み出すのである。
﹁出稼型勢働と鼓われる 理由は日本の賃銀勢働, が農家輕濟から最絡的に放逐されることなく、むしろそれと結びついたま、、過剰入口放出の一形態として、または窮迫した農家の家計 を補充する冒的で、賃銀勢働看として、暫定的に勢働市場に牽91されるし という.基にある..肉依としてもb意識としても、この出稼型 は、日本の血止階級の特性を形作っている。賃銀勢働者の直接の動因が、量る場合には出身機家の家計を補充するためのものであり、ま た象る場合には農村における過剰人口の放禺のためであるという事情は、常然に勢働條件をその本來のあるべき水準以下に引き下げる作 ⑬ 用をいとなむ﹂ のである。叉出稼型の一鍵型と兇られる﹁同勢牛農﹂例えば農村と密接に結びついている遣道の從業員、
通信法係の窯業員、地方工場の勢働者などがわが國で極めて大きな部分を占めていることが、わが國の賃桜島の封建性を
特徴づける。彼等も亦零細農から吐き出された者なのである。尤も極めて劣悪な勢働條件にのみ頓らざるを得ない申・小
企莱は︵﹁その足場を封建制の上におき、その頭部を資本主義の進化につかまれたものとしτまさに封建的諸尊崇と資本制的諸關係との ⑭ 矛盾の結節点として考えられるもの﹂ ﹁ブルジョアジーのために没落させられた者、近世のブルジョア瀧曾の中にその生活條件を萎微凋落 させられたものは,封建貴族階級ばかりではなかった。中頃の城外市民と小農階級とは近代ブルジョアジーの先驕であったが、工商業の 護達のおくれた國々では、これらの階級がやはりまだ新興のブルジョアジーとならんで生きながらえている﹂︶、それ自体のたえざる分 ● 化によって、或者はプロレタリアートとなり、或蒋は資本家に近づくと難も、・所詮大資本の前にその筆立性を喪失せざるを得ないのであるけれど、然しその低い生産性にも拘わらす劣悪な勢働業平にたえるものとして濫存せしめられる中・小
企業の、弊働力の給源は專らこれを零細なる出稼勢働に依存せざるを得ないのは.4う迄もないが、黒道の從業員、通信關
係の從業員、小桜校の教師などがやはり孚勢三農的に農村に結びつけられた者によってみたされるのは、どんな仕事でも
無報酬で奉仕することに憤らされた農村出身者が、 ﹁印度以下﹂的艸労働條件に甘んずるからであり、叉農村協同体の家父堅雪支蹴になれたその低い意識を要求するからである。これらの賃榮働者は僅かでも耕作して、家計の補充目的で掌るも
のでなければ採用されない。わが國に近代的な勢働者はその点極めて少なからしめられ、眞の失業者はルンペンにつき落
滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 五五滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 五六
⑭の2
されてゆくのである。今一つ農村に足場をもつた出稼型の一驚型が存在する。それは農村に菓喰う申農︵一町歩以上︶層以上のボス︵農業協
同組合の役付、役場の吏員、忍野議員︶の農家から出てくるサラリーマンである。彼等も亦、黒道從業員、通信關係の從
業員、税吏、警官、小・中子校の先生などになるが、彼等は、生家に生活の保証を得つ、或いは極端な封建的主星意識の
第10表非商品
直轄農業 業 革 産 生 品 商 複合商贔 合 計 生産農業 箪一商品生産農業淫乱X]その他 計
総農家
49.7 一〇〇’ S7.,lj一) .r}O.3 %’ 4−9.55 1 47.9, %1 2・4.0..一 31.49 1 11.06 1.0 % 6.9, O 46・9 90V 24..r,g 滋賀縣全的
培養に寄興し、或は低賃銀は輩なる小遣鏡かせぎと見なされ、利己的勢働者意識の育威に
寄幽する。勢働者意識の獣如は又彼等を闘孚に無面心たらしめる﹁闘宰に樹する無關心と
は、学際において決して闘争からの隔在抑制、または中立の謂いではない。無關心とは強
いもの、支配櫨をもつているもの、暗獣の支.持である。⋮⋮無開心な態度を一片のパジに封してとるものは飽き足っている者のみである。⋮⋮一片のパンに封ずる﹃無關心・無頓
着﹄は心入がパンを必要とせないことを意味するのでなく、この男はパンを充分與えられ
⑮ておる﹂ことを意味する。この種の出稼賃勢働者が低賃銀に影響を與えるのは、とにもか
くにも余りにも貧しい零細農に比し、充分にパンを與えられているからである。
資本主義耽禽は商晶交換の場であり、帥労働力も亦商晶として費買されるのだがこ︾では專ら雇傭關係として意識される。このようなわが國の封建的雇傭關係、出稼型賃勢働者の
特質は、勢働者が資本制吐露軸重の内部で再生産されないことに基くのである。イギリス
においても賃勢働者の重要な部分が農村、とりわけ零細農民の流出に求められたのである
けれども、日本のように羅紋として土地に縛られないで、彼らの傳來の土地や耕作樺をと
りあげられて、農村から流出し、さまざまな維路をたどって、都市の勢働入口を形成した
規模別事業所数
第11表 50人 1 99人}91交il:1駕1無oo全
120人30入IR
29人49入 10入 1 19人 2’》4入15∼9入1人
総籔 49一
。)り 50 126 生67313 1 14,g421 2,4;?.5] 1,333 14,652 3生,253 全訴訟 滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識⑯
が、わが國の勢働者は依然としてその根を農村にもっているのである。では何故彼等は農村に結びつくか﹁一切の人聞的存在の、それ故にまた一切の歴史の第一の前提
を、即ち、 ﹃歴皮を作り﹄得るためには入賜は生きてゆくことが出來ねばならぬという前提を、確認することをもって始めなければならない。しかるに生きてゆくには、何はさておき、食うことと
飲むこと、住うこと、着ること、その他なむ若干のものが必要である。從って最初の歴史的行爲
は、これらの慾望を満足するための手段の生産、即ち物質的生活そのもの、生産である。しかもこ
れは人間の命だけをつなぐために、今日もなお、数千年前と同様に、日々刻々途行されねばならぬ
⑰
ひとつの歴史的行爲であり、日々刻々充足されねばならぬ一切の歴史のひとつの根本條件である﹂
⑱こと、即ち﹁歴史における最後の決定的要件が直接なる生活の生産及び再生産である﹂ことが、そ
のための生産手段が、ほそぼそながら自給されると云うこと、農業殊に水田農業に於ては土地生産
物の主要な部分が自然によって保証されると云うこと﹁水田適作農法・は、⋮⋮水の問題さえ解決すれば﹃自然の保証﹄のみでも一篇は脛濟的に存立し得る自己完結体として、勢働力と諸生産手段の
⑲輩なる再生産く同一規道への定置旺循環Vには、まことに、あつらえむきの農法である﹂というこ
とが、低い生産握力のもとで、たえす深刻に潜在しているけれども、顯在化することなく、農村に
⑳ 彼等を結びつけるのである。土地生産物の主要な部分が自然によって保証されていることと、既耕地は今でさえ國土の一五・
八%であるということが、 ﹁水まかせ﹂﹁自然まかせ﹂となって、勢働力を輕んぜしめ﹁生旋の非有機的條件として、自然のその弛の諸存左物と同列に、家畜とならんで、あるいは土地への附鴎物
五七滋賀縣における勢働力栂造と勢働者意識 五八 ⑳
としておかれ﹂それが、入尚の入格的甲立を非常におくらせ馬偏崎にさせたのでもあった。勢働力は、土地の道具︵ぎ甲
貫鐸ヨΦづ窪迂論ロ9︶ とみなされて、惜しみなく耕地に濫費されて來たのである。自然の保証と﹁物質的生活の夏着件がた とえますく切下げられても,断食宅義というエネルギー源とし︵異化作用には役立ち得てもき同作用は、おそろしく不完全た撮取着質 ⑳の2 の駆血的部分を湊水化物系食物にあむぐ、粗悪で、安あがりの不當な食生活﹂が、とにもかくにも生命の再生陛をもたらすことが、彼等を農村に結びつけるのである。實質的には勢働者よりも安い牧入でも。そしてこれらの入々が、農業経濟の商晶
化のもたらす相撃的過剰入口となって勢働市場に現われる時、それは賃勢働者の勢要害件を引き下げ奇にはおかない。從
って.零細農の存在は、資本主義の下で、安い、おとなしい、馬車馬の如く働く産業予備軍の養成所たる役割を果し、それ が叉、ブルジョア就奢の補足的部分とならざるを得ない運命,をにないながらも、猫立小生産者を多士に存在せしめ、叉不 断に再生産せしめる所以ともなっているのである。 滋賀縣は第鱒表の如く、約乱数の四九・七%が自給農・莱で、商晶生産農業のうち碧く少数の複合商晶生産興業を除いた大部分は穀物農業をセ捧として運管され、専尖業別に分類した場合專梨農の商品生産渠は七一・二%で、全野雫均に比し
⑳
甚だしく軍純である。叉産業の規模別事業所敏三万四千二五三の内︼入が︼万四千六充こ、二入乃至四入が哺万四千八四
二の多きを堪え一〇〇入以上は僅かに八五に過ぎないと云う︵第−一表︶二.のことは、今迄蓮ぺて來た所から、農業縣滋賀縣の勢働の性格を規定づけることが出來るであろう。
⑧こ∼に就業者籔三・五五七三五千と云うは勢働尋人P三・六三〇万九干から、失業者七三万四千を除いた数であるが、それは同じ時期 に行なわれた﹁螢働力調査﹂の結果得た四一万とは凡そ三三万の差があり﹁失業統計が奈く信用できないものであることをばくろし た﹂としてむ上杉正一郎氏はその著﹁マルクスセ義と統計﹂︵青木文庫 七〇頁︶の中で次のように違べられる。﹁だが、國勢調査一 %抽出集計による完全失葉右数七四万というのも賓さいの失業者数のほんの一部分を示すにすざない。というのはく昭和二五年國勢 調査Vでく完歪失業者﹀というのは﹃仕事もしなかったし仕事も持っていない者で、調査遍間中じ實さいに仕事をさがした者。また・ は前に就職口・申込んでおいた結果を待っていた者﹄だけのことで﹃調査週間中、樽入をともなう仕事に三〇分以ヒ從塾した者﹄はす べて就業者であり、しかも﹃喜入をともなう仕事には、無給の家族從業をふくむ﹄ことになっているからである。だから調査のあっ た臼の前のM邊聞に、三〇分だけ家でたゴぱたらきをした者でも、失業者とはみられないわけである。それだけではない。この調査 を實施するにあたって、統計局人口部長は、調査員にたいして、﹃就業は失業に優先する﹄という原則をあた亥、﹃ふだ済は職業をも つていない者におきましては、調杏仁間中に就業した時世敷が仕事タ.みつけるだけについやした時間敷よbみじかくても、失業者と しないで就業者とする﹄︵友安亮一﹁國勢調査の趣旨と調査方法﹂統計 ﹁九廻○年七月号︶と指示している。か61たんにいうと仕 事をした時間より仕事をさがしていた憂慮の方が多いような、しかもムだんは失業しているような者でも、失業者のうちにふくめな いで就業者にかぞえるというのだから、失業者の籔が、實さいよりひじようにすくなく出るのはbあたりまえである﹂として官騨統 計の偲欄性を痛烈に批判される。上杉氏の前掲書は統計調査は﹁支配階級の道具としての國家、またはそのほかの諸機關によって一 定の肚會的關係の下におかれている被調査者をとおしておこなわれてきたし、また、いまもおこなわれている﹂のであるから、それ がっくられた歴史的過程を槍玉し批判することなしにけ利用してはならないことを刺継して、現在の統計學バ資本主義をべんごする ための道具であることを徹底的に追求された名著である。氏が著.書の﹃まえがき﹄に記されでいる次の言葉は﹂称めて示唆に富むもの と云わねばならない﹁ある足早が殿檬の手紙︾後生だいじにか∼えて、渡船にのったとた6川の申におとし、舟べりで心配そうにか わかしている。そばにいた坊さんが何氣なく好んでみると﹃先日お約束した新刀のためしぎりに、この足輕をやるからbえんりょな く殺してくれ﹄とあるのにおどろいて、足輕に﹃中味を承知で手紙をとゴけにゆくのが﹄とたすねると、 ﹃とんでもない、わたしは あきらめくらですよ﹄﹂。而も吾々は官臆と云う充分な筆算と人手をもつた所にしか大がかbな統計結果︾持ち得ないのである。そこ に知らしてはならないことの秘められた統計結果が示されることになるのであろう。籔の戦術上瓦利用して。﹁プルジヨァ的畢者や評 論勢家たちは、帝國宅義の完至な支配および、その深い根底を薩蔽し、その代りに個々の文中や附随的な細目に電きをおいて、注意 を本質約なものから逸らせることによって、普通には稽々娩曲た形をとった帝国龍美韓謹者として現われる。帝國室義の根太的特徴 を﹃改革﹄しょうとすることが如何に無意味であるかを語るだけの勇氣のある厚顔しい四聖圭義者はめったにないものである﹂ ︵レ ーニン﹁帝即諾義﹂岩波版 長谷部諜 一五七頁︶。﹁現代護国はその形態はどうあろうとも、本質上資本家的機開であり、資本家の 國家である。総資本の観念約言化である﹂︵エンゲルス﹁塞想よb科學へ﹂岩波版 八∩頁︶。 ﹁資本翠黛樹心の税制には⋮⋮一方で 資本家的細密の理念が貫かれ、他方ではこれに封優し、 これを修正緩和するものとして杜會政策乃至小市民約公正の理念が存在す 滋賀縣における螢働力構造と勢働者意識 五九
⑨
@@@@
滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 六〇 る。然るに猫占資本主義の時代では、租税の資本家的公事原則も耐曾政策的、小市民的公正埋念も、次第に抹殺される傾向にある。 例えば資木家的公不を實現する比例税ほ⋮・利潤の均等化をもたらす、自由な資本の運動に由籍していた。謙るに夜寒資本は利潤寧 均等化法則を破り、濁占利潤を短身的政治的手段を以て確保し上昇させる。没落しつ、ある中小産業の側から﹃紅會正義﹄の名を以 てこの猫占利油溝ばその異れる形態たる戦時利得、インフレ利得に封ずる諜税が叫ばれる。併し雨垂の叫びはいよ一高く、輕濟的 現實はいよ一不馬煙である。⋮:勉方で経濟的闘孚の場から逃れて、溝費生活、﹃人聞生活﹄の領域で租税の公平を追求してみる。 こ、では公李負担の原則はある限界藤下實現出來そうに思われる。累直税、軸重家族の撲除、最低生活費の免税、保瞼料の捧除、奢 丁重課等々。併しこの頭域で租税の構造、配分そのものはいよ2\精緻且つ前門で、それを麦える所得の分配はますく不公不であ るという奇怪なる事實が現われる﹂︵島恭彦﹁財政學概論﹂九二一九三頁︶り﹁國家は決して外部から砒會に押しつけられた罐力では ない。同檬にそれはハーゲルの主張する如く﹃道義的理念の現實﹄﹃理性の映傑及び現實﹄ではない。 それは寧ろ﹁定の酸蓬段階に おける肚曾の生琵物である。それは、この筆陣が自家撞漬に陥り、自ら除去し得ざる融和しがたき細思に分裂したことの告白であ る。然しこの封立が、相野抗する経濟的利害を有する諸階級が自己及び冠曾を無釜な闘孚のうちに滅亡させないために、この軋礫を 抑留し、且つ﹃秩序﹄の長内に抑制すべき外患上瀧會の上に立つ心力タ必要とするに至った。そしてこの、杜會から出でて、而もそ の上に位し、それから釜々分離する漣力が勢家である﹂︵エンゲルス﹁家族・私有財産及び國家の起源﹂岩波版 二三三頁︶。 農村における相心的過剰入口の比量的把握、さらにそれが具体的にはいかなる形態で存在しているかについては、部分的な調査以外 には正確な統計も調査もないのでほと61ど推定によらねばならない。総理府の﹁瞥働力調査﹂もこの点では全く不+分であることを 認めざるを得ない。 ﹁日本勢働年鑑﹂大原肚會問題研究所 一九五二年版﹁農村における相野的過剰人口﹂一六五頁蓼照。 ﹁滋賀縣の農業﹂二七−二八頁。 革剛揚書 二五頁。 山田盛太郎﹁日本資本主義分析﹂五八頁、 大河内一男﹁黎明期の亘本二心薄行﹂﹁○頁、﹁出稼型の賃銀勢働はごつの面をもつている。一つは縁故を通しての就職が、おのずか ら身分的な勢働蘭係や隷属二戸毒心係をつくり出しやすく、また、勢働者自身を輕督の中に、肉体的にも精神的にも呪縛してしまう ばかりでなく、勢働者組織そのものを、全体として、縄瞥に融合せしめてしまう。一種の皇帝的な組合が出來上る。これと並61で、他 面では、同じ出稼帯働とそこから生する低い定蒼性は、H本の石竹働に特殊な流動性と高い移動傘とをもたらすのであるが、この事 .實は、瞥働組合の恒常的な活動に⋮了しては不蜘の摺乱的要素として作用することはいう海もない﹂︵固氏 前聞書 一キ頁︶ 集灘資 本主義國においても流動性は高いのであるが、然しその流動性は、緕働力の費買煮識の高いことに照すくのである。即ち宇全に謬村 から離脱した賃螢働者は、賃銀の高い所へと自由に移動するのである。之に反しわが國のそれは近代的滋藤働者になりきっていない 所にその理由を求めることが田來る。恒常性についても同じことが云えるのであって、縁故閥係、業從關係的恒常性が農地と云う移 動し得ない議定物に縛られて生する。從ってわが國瞥働者が流動的で恒常的でないと云っても、その原因を異にすることに特質を求 めねばならない。 ﹁日本の仁山力の供給源が農村特に貧農に求められたことが勢働蘭係の申に特に封建的、身分的蘭係を強力に濫存 し、助長して來た原因であると考えられる。⋮⋮この螢働者はbいわゆる出稼型の勢働者としての株格を有し、都會における生活の 窮乏にあたっては、その逃道を農村に求めることの出來る存在であったQ從って、農村の農民と都市の工場勢務者との交替が常に行 なわれた。﹂︵青木宗也﹁紺織勢働者における市民約規範意識の成長﹂法曽里林 第五〇巻 第二号 五・六頁︶そのことが勢働者の 近代的市民意識の成長を阻またげたのである。
⑭淺田前揚論文三九頁。
⑭の2 家計の補充目的及び申農層から繊る出稼勢働者は、その故に、つまら彼等が賃銀にのみ頼るものではないから履傭されたのであ る。そこから從業員同士の暗然の了解によって斉自、農繁期には自由に交替して床む︵出勤の体裁のま∼︶ことが行なわれる。勢働 生歯性は低からざるを得ない。耕地をもたぬ賃勢働者は彼等﹁牛勢墨画﹂の利己宝義に依って排斥されるGサーヴィス︵奉公の精神︶ がないのは當然の露結である。 ⑮レーニン﹁勢働甜合論﹂關東地方勢働組合協議會誰三八頁。 ⑯大河内前掲書ご○頁.隅谷三喜男﹁資本と隣働−賃勢働躍係におけ冬封建制一﹁封建遣制﹂日宏人文科毘會編一二四・=一五 頁しイギリスにおいて賃勢働老が形成されていくのはエンクロージャーの結果であった。 マルクスは、事業予備⋮軍の存在形態として流動的過剰人n[、潜在的過剰入口.停滞的過剰人口の三つをあげた。流動的渦劉人口と は勢働者の︸部が﹁時的に失業者となるその入口を云い、渦剣人口の停滞的形態とは、現役勢働者軍の一部を膨成しているが、その 就業がまったく不規則であるような過剰入口であり、そしで潜在的形熊とはまさに資本制約農業の特殊性から生する。そしてこの潜 在的遍剰人口こそは常に勢働君の勢働條件を引き下げる者として存在するのである。 ⑰ マルクス・エンゲルス﹁ドイノチェ。イデオロギー﹂山石波版 五六一−五七頁、 滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 六︸滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 六二 ⑲エンゲルス﹁家族・私有財琵及び國家の起源﹂序言岩波版二頁、 ⑲中島健一﹁封建滋制の歴史地埋樋論考祭一とくに、水出祉會の本源患畜積によせて﹂前掲﹁封建熊鼠﹂農牧二七一頁.この論文は その方法論的反省にも逮べられている如く﹁物質代謝の條件を媒介とする、地域的自然と駆史的愈會との辮証法的統一h生蓬諸力實 現のプロセスにわれく人類枇會の生態更がはじまる﹂と云う考えから、東洋赴會における、停滞性、後遙性、前近代的なもの,封 建的なもの、の残存する根底ク科學約に分析しようとされたものである。 ⑳もろ一の小共同体はたがいにとりあいながらも、濫立して、あたかも植物のように、それぞれが交際なく、ほそぼそながら生活し ていく。それらもろくの小各駅体のそれぞれの丙部におい︵は、個々の人間は、かれのために割當τられた分有地でbその家族と ともに、猫立して働くのである。︵資太・制生産に先行ぜる諸形態︶ ⑳ ﹁資本制生産に先行する諸形能ご及ひ﹁資本論 第三巻下 第三七章﹂蓼照。 ⑳の2 申島薗掲論文 二七三頁。 ⑳ ﹁滋賀縣の農業﹂一四−一五亘、 ・ 商品生窪農七五〇・三%に伍し非商品生塗農桑四九・七%、歪國田均に比し滋賀縣の商品生産農業は七・八%その割合が多い。商 品生琵農業のうち輩よ商品生産農業が四九・七%で杢國に比し一六・四%多い。寧一商口m生産農業と穀物農業とその他に大別してそ の割合をみると九八・一%迄が穀作農業である。 三
では以上のように特徴づけられた農業縣の勢働組合の爆音はどんなものであろうか。先ず一九五二年の勢働組合基本調
査に依れば、所謂民問の勢働組合は、組合数、 一警六、組合員敷、男一八・三三六入、女一五・七四二人、計三四・〇七八人、これに封し地方公務員法、國家公務員沙、公館法に依る組合は計組合数、七一、組合員数、男一二・六〇二人、女
四・=二九入、計一六・七四一人となっている︵第12認め 所でこの一五六組合を五根別にみると第13表の如く五〇入未
浦が六三の多きを占める。叉産業別性別勢働組合負数をみると、紡績關係が三〇を数え、而も一・000入以上の螢働組
合五は全部紡績である。その組含員数は、十七・四一〇入、女=二二二九人、計二〇・六二九入となっている。即ち組
法規別勢働組合
第12表 丁 丁A
口 組 計 女 男副組合歎
xl 項 .oC4,078 15,7壬2 18,33Cs 1.r}6 9. ,602 2,q. T8 3,9, 76 1,149. 6,6.Oi1 2,827 29 25法規別\
螢鋤組合法
地方公務員法 國家公務員法職
12 3,1 ,r)1 17 法 勢 .公 Jr o,,g19, 19, ,881 30,9. 3S 22’t 計 滋賀縣産業別規模別劉下組合 計 2,000 LJ,上 1,,r)ol l L”」,OOO 1,0 tOl l ],500 801 1 1.000 ’ .r}ol l 8Ue 301 1 ,r)oo 151 1 30e 101 1 1 ,r}o es1?・用筆国別…恥柵
遺業別 …三主・ ,扮 6■
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三雲
雲斗
化 垂 無土: :紡 1 1製不製
旨食糧 1その地 ヨエ1一一4
!ガス電・ 商 金融保瞼 蓮楡通信 サービス 業 その他の 團 体 分類不能 六三 計滋賀縣における勢働力構造と螢働者意識 六四
合数一五六の内事〇は紡緒關係で占め、組合員敏、三〇・九三八入のうち過乍敏以上が紡績であると云う事、從って残一
二六組合の組合員数は僅かに一〇・三〇九八に過ぎない。このことは勢働組合運動や帥労働組合の性格に極めて粗きな影響
を興えていると思われる。紡績關係は由來、女工哀史で知られる如く極めて封建的な輝輝關係−一それは農村出身の短期
闘の出稼女子によって構成されることに基づいてーーが支配しているし職後においても﹁健全、民宅的﹂な帥労働組合と
⑳
なっている場合が多いのである︵第12.B・科表︶。次に五入以上工場の組合並びに組合員の、五入以上工場数並びに從業
⑳
男心に卦する組織率をみてみると、工場敏一・一一九の内、組合を持っているもの一一二で、 一〇%に過ぎない。尤も入
員においては、五二・二三二入のうち置○・四九五入が組合に加入しその率は天八%となっている。︵第二表︶。組合の組
⑯
織率が高いと云うことは組合活動が活造であると云うことを少しも示すものではない。こ∼ではたぜ如何に小企業が多い
かを示すためにあげたのである。杢休主義國家の下では、はき違え叉歪曲された意味で、勢働組合の組織率は一〇〇%で
せ サリ ユ さ ロけ りら り りね じ り り い り ユ リピ リ一 瀞 μ 満 唱 .、湖
部 諏35 95 肥 爬皿 11 11 苗
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琵
第14表 琵業芝\項
産業試i総
業 鑛 丁 丁 金 機番 一纏− 化 墨 一E= 迫Iag±石 工1紡紹 1 論判二 業i L直属 あ饗 ガス電工 金融保瞼 述轍通信 寸 話 サ瞬ビス茎 その他の 團 体 分類不能 務 公 計ある。從業員五〇入以
上で未組織の工場敏並
びに從業員数は、前者
四三、後者四・四〇二 入となっている。 (.謔P6表︶ 大企業の支吐なり、工場に支部として組合
が紀成されているのは
業別f’人以上工場の組合並1こ組合員組織 第15表 工場、副業員数
1組合・組合員数1組織傘
工騰湧}剰訓翻三曹副組合剛女旨
ち U f︶ El o e︶ o o %1 % 84.el TO.0 71.01 ,”・’};’}.o 29.01 ,;,c;.O [ :}6.OI 一t7.0 ・… P垂塾 g. o o] st).e , E’j・1,()lt13.0 /r一一 i %1 %TO。08{〕.けE’C;ep.ol t;s.O
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製材
木製晶 食糧品ガス
その他 計 1本工は滋賀縣欝政潜蟄蜻密事の厚慧により作戒され廃宅のてある0 2.商工課.営賀縣工場名鑑により,5人以.ヒ使用の工揚を選び出しto 3.土建業・公務員法・公労法關係は含まない。 滋賀縣における螢働力構造と勢働者意識當然のこと、して、滋賀縣に本擦を有する中企業の多敏
が・一それは企業の上でも大きな力をもつているi今
町組合を持たないことが、企業組合八四%で五〇入未満
の組合が耕牛数と云う滋賀縣では、組合運動を不活濃た
らしめているのである。犬引労働組合の企業組合としてのエゴイズムと小企業の組合の本質的脆弱性、その中間企
業の徹.底した極右關係と二業員の無自麗とが、組合運動をバラくにしている。
次に若干組合の實態を以下に蓮べると、給與古態調査
に依れば、挙均賃金は垂國李均に比し約三・七割方下廻
第16表 専業者5嫉以上で末組織の 工場藪並從業員数む噛從業員
属i il ir) t’,, 73 c’, ;)L.H・,S 127 1 :l1 2,1 :一}O {華 209 126 247 4ジ}02 12 R 0“ 9冨嘱教
金
属機
器 化es ■二業化學肥料
窯土石
18 1 り﹂績夏晶
紡 製 一三 木食
製 1 楡 1 晶 藥 43 計 六五第17表 禧耐厚生費(1ケ年)143工場 (1951.12現在)
譲霧 .
i旧領蓉無口i杢三塁1毒墾i馨乗場人員儀人議i霧叢色聴叢醗墾会 326,616,872・綱艸剛脇
.R,5174,134 143 30,094 11,311 1捻賀轡働No.38 第18表 勢働組合厚生費(1ケ年)勢働組合(100)(1951.12現御1馳費1組合計科斗釧憂人繍圭蓉な継三二二二
1,r)4L,07,r) 60 18,.r):,,D. 931
40] 8,04S!t
26,577・ 1人常 卒二二 58 1.第17表に同じ。第19表專從役職員表
滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 誉 業 別 (】)紡紹 (2) 1一 (3) /1 (41髪雛 (5) /1 Tfi) 11 (7)藥品 lS)竃氣 (9)機械 (10) /1 (フリ化學 ほ2)その他 〈13)乙L建 (;4) // (1δ)電氣 (16)機械 (】7)公勢法 (18)曇務葺1灘千弄
791オま1・ g:w’gegi”7LglL3 _璽・1−L!二 ・25.OL二に
4321 :)1 一1 一 asg[ 11 1 131n−
P 176 gl,ls・el−g’i−i i[一 i 1[ i 1環i肩F
3401 一 S21 一 225型L
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一i 1,200に111=1一 産業別● ・・9)曇務奮 (2e) /1 (21)機械 (22)建築 (23) /1 (f4)斎言 (25)紡結 (26) /1 {(27)二業 (28)電気 (29)建築 (30)紡.績 (3・)饗務資 (32》紡檀 (33)建築 (M)鑛業 (35)建築 (36) /1 從員 專役激 組倉員轍 seo! ) O畠 1 りμ 92_翌L
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1 iFlr二 ]]一 il 一 rl 一一i ii 5301 1窯
1101 一 91 II 一 Ll 1 3 11 1一 一m撃≠s −ilT 産業 射 (37)紡緻 (38)機械 (39)建築 (40)運勢法 く41)紡縦 (4∼)運輸 。43)紡績 幽)建築 (45)窯業 (46》紡紹 (47)建築 (48)電氣 (49)建築 白田員 上常役激 從員 專職敏 從員 專役激 組合員瓢 3691 一 43S 170 ・580 787 正37 81T21
347嘱
140 297 141 −[− ユ一− 1 0畠 1 1 1 1 1 1 1 〇一 1 六六 ている〇三・七 割と云う数字は非常な低賃金を
示すものと云ってよい。組合費
は、最高六八九 円で、最低は五 ⑳円。組合財政に
ついては予算と決算を有する組
合は四四%、決算を有しない組
合一五%、予算
・決算とも有し な・い組合一五で ⑳ ある。福趾厚生 費︵會祉負担︶と隔日組合厚生費
● は第17・18表の如く、前者については鼎が働組合を有する方か多いことに一慮なっている。專從役職員を有する組合は第19
表の如くである。即ち組合徴四九、組合員数三〇・三九五入、専從役員を有する組合二三、組合員徴二一・九四九入、專
從役員籔、三俣人、專從職員敏四五入、専從職員を有する組合三七、上級常駐役呉敬二〇、上級常駐役員を有する組合一
二である。 ⑳@@
わが國産葉上に占める紡績の歴昊杓地位、文それを母体とする総細蟹系の醇働蓮動の腿史についてはこ∼にふれない。たゴ次のよう な考え方は依然として証言双方の﹁健全なる﹂常識である如くである。 ﹁今日職工の食物悪しきを云々せざるはなし。されど、之と ても絶痛に在りしときの二障と工場に曲りし後の生活とを比較せざれば未だ以て漏せりと謂うべからす・⋮五言工場に於ける職工の 常食とb其の職工が両津に在りし時の食物とを比較すれば、工場に写りし時の方遙かに上等なるは何人も認めざるを得ざる駈なb。﹂ ︵風早八十二﹁日本砒魯政策更﹂ ︸二四頁︶ 第14・15表は,滋賀縣勢政課、山崎宅事の努力に負う。 ・ 一九五 年六月もある大きな繊繊工場に、女工二三名の墜死と云う事件がおこった。これにたいし沓下の螢働組合ば所謂同工場民主 化闘箏を行なったのであるが、同工場の筆記組合︵二千入以上︶は、聲明書を、各新聞に掲載した。その全文ば世にも奇怪なるもの であるが今こ∼にその全文を記すことは煩にたえないので、たゴ毒舌渥動も亦全國螢働者の完全な團結を示すものだと考えることの 済うかさはともかく、世にはころな勢働組合と名のつく組合もあると云うことを示すために、そのうち殊に﹁素晴らしい﹂文句だけ を記すにとぜめる。﹁彼等は協調とか、面出とか云う美しいことを知らないのみならす一にも闘孚、二にも闘孚、玉壷なき膿勢働組 合は死んでいるかのように思っている﹂ ﹁凡そ闘雫の世界は弱肉強食の畜生の道であり、和の世界は菩薩の道であります﹂ ﹁確乎た る信念のもとに會肚と一体になつ︵⋮:人類宇宙に貢毒せんとする大理想を有し、⋮⋮軍なる世利・義務のみを目的とする集團とは 全然其趣きを異にする﹂從って民主化闘雫などとは﹁本葺の如き理想ある工場が榮える時は﹂彼等螢働者のボス共が勢力を失なうた めに行う窮余の策である。この組合も組合負籔も文字に現われる組合並びに組合一.貝歎に堂々と場所を占めると云うことを忘れてはな らない。實態を無古して常に籔で表わされることのマジックを警減することが必要とされる所以でめる。上杉氏の前掲﹁マルクス主 義と統計﹂はこのことを鏡く突いている。 滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 六七⑳
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滋賀縣における幣働力構造︾.勢働者意識 六八 第16表の藥晶一となってい券のぱ、家弟藥ウ業と才乙有名なキリスト脅系の丁場である。同工場の塑難︹ロ貝紋桑部キリスト勲信者︾云 われる。因みに縣地勢委の公釜委員として同工場と極めて深い画趣にある牧師が委囑されているのは皮肉でもあり、⋮滋賀縣的であ る。 ﹁所謂ギリスト教瀧會仁義なるものはそれが杜會紅血約になればなる程非キリスト教的になり、又反封に賃にキリスト教約であ ればある程非就會主義的である﹂と云う、ロバート・フリントの五葉は工めて興喋深い︵一”^シ。㌫達冒け⋮エc9巴ジ葺 ︸︾・轟自︶。 序でに滋賀縣でも地方勢働委員會の公釜委員は大低重任である。 縣民時報勢政版第三号 滋賀勢働 第三五号 四 ⑳次に寝息組合員の意識について、宅なもの二、三について蓮べてみよう。先キ結論的に云い得ることは合法闘孚を力読
し、ストライキは否定的で、極めて﹁公共編証的﹂で殆んどが﹁官製﹂のそれに合格だということである。義理や入情に
は厚いようであるが一面極めて、打算的でエゴイズムである。 ︵つまり何時でも新報的になり得る意識である。横のつながり、言葉を換えれば腔愈意識はなく、たまくそれがあったとしても、それらは何らかの申心がありその中心を媒介と
してつながるのであって、専ら縦の關係一支配と服從の意識が濃い。封建的と云うのは重利意識の薄弱な、それでいて極
めて打算的で非而會的なことを云うのであり、所謂翼の意味における奉公iサービスの意識はなく、公私は常に混澹さ
もれて、奉私でありながらそれが奉公と考えられること恰も私人の輻靴でありながら、まことしやかに公共の福趾とそれが
考えられるのと同じである。大和民族と云いつ、實は小和民族であり、勢働階級としての大和の精榊はなく、小和の精
袖眉、企業別組7合目猜神︵それは何らかの中心を媒介とするが故に常に直接的な横の連帯感ではなく、闘接的なつながりに過ぎない︶であ ⑳り、その底は徹底したエゴイズム即ち卑屈で、自分だけよいこになろうとの精紳が支配する。
而してこうした無自讃的な所こそ最も非論理な御重教が潜入する格好の場所なのである。勢働基準法で態々﹁この法律
も も も も セ で定める⋮労働條件は最低のものであるから、躍が働二種の善事者は、この基準を理爵として勢無電件を低下させてはならな もいことはもとより、その向上を圖るように努めなければならない﹂とされているのに、現在の重三條虫は最高のもので、
も も へ も榮働條件を向上さゼるのは當事者ではなく、経螢者の方でしてくれるのだと思い込み、勢組法第二條で態々﹁柔として政
り の 治活動叉は紅魯運動を目的とするもの﹂は、勢組法上云う勢働組合でない︵所謂法外組合も、帥労働組合たる實.質に鳴くる所はない。たゴ勢働法上のいろんな便宜が意えられないだけのことである。沙律が如何に取締ろうとも、勢働者の結合團
体を勢働組合でないとは云えない。勢働組合は注律がつくるのでなく、法のあるなしに拘わらす必ず追尊てくるものであ
る︶と云って、政治活動を全面的に否定していないのに、政治活動は勢働組合のなすべきことでないと濁り決めに決めて
しまうのである。近代市民法は市民の封書なる立場を是認する前提に立っている。勢働法が云う勤等の立場とはこんな市民法上當然な封
等の立場でなく、圖孚を前礎としての封等の立蝪の獲得なのである。如何なる意味においても闘雫を除いて艸労働法も陣労働⑳
組合も存在し得ない筈である。然るに圏雫と云う抽象的な言葉は、暴力とおきかえさせられて、圖適することによって恰
も自己の現在が破壊されるが如くに風化する。余りに貧しすぎて而もその故にその貧しさは意識されす、却て恰も使用者
と同じような考えが支配する。奴隷の悲劇は奴隷自らが奴隷の悲惨さを自ら意識せざる所にあった。闘孚を否定するその
意識は奴隷が自ら奴隷たりしことを意識せなかったと同じように骨抜きされた貧しい勢働者の悲劇である。﹁階級の分裂し
ている祉曾においては、現存の秩序が輕濟的叢達及びそれによってひきすりこまれた階級斗孚.り影響の下に動揺するにしたがって﹃因襲 的盧偽﹄が増加する。 ::・:⋮:::::・⋮、支配階級の存立條件と進歩せる生塵力との二丁か顯著となるに伴うて、該階級の糖⋮神的 ⑫ 文化は愈々濁善的となり、且つ儒善が、虚儒の生活によって罰せられるに伴うて該階級の立語はいよく具徳的となり神聖となる﹂﹁⋮⋮ 滋貰縣における勢働力構造と螢働者恵識 六九滋賀縣における勢働力構造と勢働者意識 七〇 文明は︸階級にぱ殆ゐどすべての橦利︾.與え、これに反しで他階級には殆んどすべての養務を課することによって、隠者の差別及び封立 を如何なる愚者にも明らかにするのである。だがいつまでもそうであっごはなるまい。支配階級にとって善いことは、 支配階級が自己と 向一観するところの下身會にとっても善いと云わねばなるまい。かくて文明が進めば携むほど、愈々それは、 それによって必然的に作り 出された罪悪を愛の外皮を以て包み、 それを美化し又は否認すること、要するに、以前の七二形態にも又は文明の第一段階にも知られて いなかったところの因襲的な儒善を移入する必要に迫られるのである。そしてこの儒善は結局次の如き宅張においてその極に態する。即 ち被堅迫階級の搾坂は搾取階級によって專ち被搾取階級それ自身のために管まれるのだ。そして若しこのことを洞察しないのみならホ反 抗的にさえたひるとするならば、それは恩入たる搾取者に算する最も卑むべき忘恩なのであると﹂。 ﹁下膨迫階級の搾取は搾取階級によ って専ら被搾取階級それ自身のために螢なまれるのだ﹂との見事な叙述そのま、、 ﹁猫善的﹂な御麻酔が或は生産堀張と