講座の目標
児童生徒の「読む力」を高めるための実践的な研修を通して、導力の向上を図る。
通読【構成・構造分析】
味読【文章吟味(評価・批評)】1
精読【論理・ことがら分析】
味読【文章吟味(評価・批評)】2
「読む力」を高める国語科の授業づくり
講師:秋田大学
大学院教育学研究科 阿部 昇
令和2年度のC-2講座
R2.9.24 総合教育センター1階大研修室
①
②
●「優れた点と不十分な点」を明らかにする1
【次のような方法・指標を身に付けながら吟味
していく。】
①語彙や表現を吟味する。
②事実と現実の対応を吟味する。
③事実の取捨選択を吟味する。
④根拠・解釈・推論の妥当性を吟味する。
④
③
●
「優れた点と不十分な点」を明らかにする2
⑤ことがら相互・推論相互の不整合を吟味す
る。
⑥表現・事実選択・推論などの裏にある考え
方・ねらい・基準を吟味する。
※以上の吟味に基づいて,リライト指導や批
評文指導などの「書くこと」の指導を行う。
●段落,文,語句相互の論理関係を分析
①「柱の段落」に着目しつつ,その他の段落
の関係を明らかにする。
②(柱の段落の)「柱の文」に着目しつつ,そ
の他の文の関係を明らかにする。
③(柱の文の)「柱の語句」を明らかにする。
→結果として各部分の「要約」も得られる。
受講者の感想より
柱になる段落・文章を子どもた
ちが読んでいけるように「構成・
論理・評価」を意識していきたい。
「評価・吟味」の読みを体験し、
生徒の読みがただの「批判」で
終わらず、叙述を元に、筆者の
意図と構成の関係について「批
評」していかなければならないこ
とが分かった。
「通読」「精読」「味読」の三つの
ポイントの重要性を実感した。
一つ一つの言葉や表記の仕方
によって意味が変わり、捉え方
も変わってくることを念頭に、三
つのポイントを教材研究に生か
していこうと思う。
説明文・論説文でどのように論理的思考力を育てるか
●説明的文章の典型構成を指標として
【典型構成】
①はじめ(序論)②なか(本論)③おわり(結論)
「なか」を可能な場合小見出しを付けながらい
くつかに分け,相互の関係を検討する。
その関係は「並列型」「展開型」に分けられる。