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バーストのリアルタイム検出・解析手法に関する研究

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Academic year: 2021

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1/3 論文の内容の要旨及び論文審査の結果の要旨の公表 学位規則第 8 条に基づき、論文の内容の要旨及び論文審査の結果の要旨を公表する。 ○氏名 蝦名 亮平(えびな りょうへい) ○学位の種類 博士(工学) ○授与番号 甲 第 997 号 ○授与年月日 2014 年 9 月 25 日 ○学位授与の要件 本学学位規程第 18 条第 1 項 学位規則第 4 条第 1 項 ○学位論文の題名 バーストのリアルタイム検出・解析手法に関する研究 ○審査委員 (主査)小柳 滋 (立命館大学情報理工学部教授) 島川 博光(立命館大学情報理工学部教授) 西尾 信彦(立命館大学情報理工学部教授) <論文の内容の要旨> 近年、大規模データストリームをリアルタイムでマイニングする技術が期待されている。 従来のデータマイニング技術はストレージに蓄積されたデータを対象とするため、データ ストリームにそのまま適用することは困難である。 本論文では、データストリーム中に発生するバーストと呼ばれる現象をリアルタイムで 検出および解析する手法に着目する。バーストとは、データストリームの急激な上昇を表 す。本論文では、バーストのリアルタイム検出・解析のために、以下の3つの手法を提案 している。 第一に、バーストを検出するタイミングをイベントの発生時とし、イベントの到着間隔 に基づいたデータ構造を構成することにより、イベントの発生しないタイミングにおける 無駄な計算やメモリの消費を抑えたアルゴリズムを提案している。これにより、さまざま な時間間隔におけるバーストを、効率よく検出することができる。 第二に、イベントの発生時にバーストを検出する手法の欠点である大量イベントの集中 発生時における計算やメモリ使用量の増加を抑えるために、集中発生したイベント群の圧 縮方法を提案している。これにより、大量イベントの同時発生時においても、リアルタイ ム性を失わずに処理を進めることができる。 第三に、異なるバースト間の重要度の比較を行うための指標としてバーストの重さを定 義し、これをバーストの検出と同時に算出するアルゴリズムを提案している。これにより、 リアルタイムでのバースト解析が可能となる。

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2/3 <論文審査の結果の要旨> 本論文は以下の点において評価することができる。 1. 近年注目されているストリームデータからのバーストの検出と解析についての従来の アプローチを体系的に整理してその長所・短所を明らかにし、それに基づきリアルタ イムでバーストを検出・解析するためのアルゴリズムを提案している。 2. さまざまな時間間隔におけるバーストをリアルタイムで検出するため、イベントの発 生時にイベントの到着間隔に基づくデータ構造を記録し、さらに集中発生したイベン トを圧縮させることにより、計算量およびメモリ消費量を削減するアルゴリズムを提 案している。これにより頻度の異なる多種類のバーストがリアルタイムに検出可能で あることを実証し、提案手法の独創性、および有効性が高いことが示されている。 3. バースト検出アルゴリズムを拡張して、バーストの重みをリアルタイムで算出するア ルゴリズムを提案している。実データを用いた実験により、従来手法と比較して、バ ーストのリアルタイム解析の観点から妥当性の高い結果が得られており、提案手法の 有効性が示されている。 4. 上記の提案はアルゴリズムとして明確に示されており、実データを用いた実験により 従来手法との比較評価がなされている。今後、さまざまなストリームデータの解析へ の応用が期待され、その意義は大きい。 5. 学位申請者は 3 件の論文を執筆しており、その中の 1 件は著名な国際学会の代表論文 として推薦されたものである。博士課程後期課程の早期修了者としてふさわしい研究 業績を有している。 本論文の審査に関して、2014 年 8 月 5 日(火)13 時 00 分~14 時 30 分、 クリエーショ ンコア 6 階情報システム学科会議室において公聴会を開催し、学位申請者による論文要旨 の説明の後、審査委員は学位申請者蛯名亮平氏に対する口頭試問を行った。各審査委員お よび公聴会参加者より、リアルタイム性の意味、従来手法との結果の違い、応用面からの 考察などの質問がなされたが、いずれの質問に対しても学位申請者の回答は適切なもので あった。よって、以上の論文審査と公聴会での口頭試問結果を踏まえ、本論文は博士の学 位に値する論文であると判断した。 <試験または学力確認の結果の要旨> 本論文の主査は、学位申請者と本学大学院情報理工学研究科情報理工学専攻博士課程後 期課程在学期間中に、研究指導を通じ、日常的に研究討論を行ってきた。また、本論文提 出後、主査および副査はそれぞれの立場から論文の内容について評価を行った。 学位申請者は、本学学位規程第18 条第 1 項該当者であり、論文内容および公聴会での質 疑応答を通して、学位申請者が十分な学識を有し、博士学位に相応しい学力を有している

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と確認し、本学学位規程第25 条第 1 項によりこれに関わる試験の全部を免除した。 以上の諸点を総合し、学位申請者に対し、本学学位規程第18 条第 1 項に基づいて、「博 士(工学 立命館大学)」の学位を授与することが適当であると判断する。

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