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炭酸化反応による有機・無機複合材の研究 (II) : 木毛炭マグボードのポリマー溶液処理

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Academic year: 2021

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(1)Title. 炭酸化反応による有機・無機複合材の研究 (II) : 木毛炭マグボードの ポリマー溶液処理. Author(s). 芝木, 邦也. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. A, 数学・物理学・化学・工学編, 30(2) : 221-225. Issue Date. 1980-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6055. Rights. Hokkaido University of Education.

(2)    . 北海道教育大学紀要 (第2部A) 第30巻 第2号 lo fHokka idoUn ive i fEduca i Sec i l J t t 0 r na t ou r s on( IA)Vo on l yo .3 .2 ,No. 昭和55年3月 Ma 980 r ch ,1. 炭酸化反応によ る有機・無機複合材の研究 (1 1) 木毛炭マ グボー ドの ポリ マー溶液処理. 芝. 木. 邦. 也. 北海道教育大学旭川分校木材加工学教室. Studies on the organic N1atter lnorganic Nlat ite ter Compos ‐ ion.1 1 ハ1aterialby Carbonatat . l i The Ef fectof polyr S h エ ーer outon on t e Performance of Tanmagu board Kun iya SHIBAKI VV。od Techno l ikawa c。nege ido Un i i fEduc i to tyo ogy Labor a ry ver s at on ,Asah ,H0kka , Asah ikawa070. abstract. l n order to improve the performance of Tanmagu boa ia l l ing strength and rd y bend ,espec ist ing qual i fectsof po lystyrene‐benzene s mo lstureres ty,the ef l ion( l o ut rconcentration of po yme. 15 %)wereinvestigated. The resu1 tsobt ≧ =ned are asf l 1 o ows: ion wa 1) The ロnear relat ined between polymerl ta i sob oad ng and modulus of rupture in. bend ing( MOR) . 2) At moisture content of30%,the decrease o f MOR of Tanmagu board prepared wi th. ‐)ofo014 wasredu dt lymervo lume f ion( ract V l ftha po l tofcont ce ooneha ro p .. .. 1. 緒. 言. 複合という言葉は,素材を組み合わせて新しい材料を生みだすこととして理解さ れている そして , . 素材を組み合わせるためには何かの意図をもっ て構成, 設計されなければならず 決められた構成 , には少なくともメリ ッ トがなければならない. また, 複合という形式工程は単体の構造 では必要 で ない工程 であり, 生産工程上はトラブルの原因 であり, 生産性向上には逆行するものである そこ . で, 複合化実現への必要かつ可能な条件としては, 単体の材料 では決して期待できない性能をもつ 新しい材料 の開発 である. (221 ).

(3)    . 芝. 木・ 邦. 也. ) によっ て多数報告されている. その方法とし プラスチッ クとの複合化については, 村山 (1978 て, モノマー含浸一 重合法とポリマー溶液含浸−固着法とがある. 本研究 では, 木毛炭マ グボー ドの 1. 強度向上 2. 耐水性付与 さらに 3. 難燃性の維持 という点から後者の手法を用い性能向上を検討した. この ポリマ÷ 溶液処理は材料の表面層にポリ マーの付着が多いの で, 表面硬度, 耐水性に良好な材料が得られること, 材料中に占める ポリマー の絶対量を少なく できるため難燃性への影響が少ないこと, 廃棄ポリマーが使用 できること, 製造 装置も重合という複雑 なもの でなく, 加 熱により溶媒回収という 簡単な装置 でよいことな どのメ リ ッ トがあると考えられる.. 2. 験. 実. 2ー1. 原料およ び試験体. ) のものと全 979 ボー ド作成に用いた木毛, 水酸化マ グネシウムおよび炭酸ガスは前報 (芝木, 1 く同様 である.. 試験体は, 前報 で得られた最適製造条件により実験室製造したサイ ズ1 .81cm×5 cm ×20cm,. 2 k ポリ ス チ レ ンーベ ン ゼ ン 溶 液 で 生 成 ポリ マ ー ボー ド比 重 0.50 , 曲 げ 強 度 33.4 g/cm の も の を 15% 率 0.5 , 2.5 , 2.9% に 処 理 し て 用 い た. , 1.5 , 2.0 , 1.0. 2ー2. 曲げ試験. 試験方法は前報と全く同様 である. 2−3. 定義. 生成ポリマー率 生成ポリマー率 (%) =. 処理後重量−処理前重量 山 処理前重量. ×・00. 3, 結果およ び考察 3−1. ボー ド比重への影響. 5∼2 F i ,9% では, 重量は0. g .1に生成ポリマー率とボー ド比重の関係を示す. 生成ポリマー率0. 45∼2.58 g しか増加せず比重はほとんど変化しない.. 3ー2. 曲げ強度. そ こ で, ボー ド比 重 と 曲 げ強 度 の 関 係 を Fig .1 に 示 し た よ う に ボー ド比 重 は ほ と ん .2 に 示 す.Fig. ig ど変化しないにも拘わらず, 曲げ強度は基材強 度に対して最高62%上昇した. また, F .3に生成 直線的に増加 ポリマー率と曲げ強度の関係を示す. 曲げ強度は, 生成 ポリマー率の増加にともない して い る.. ig この考察のため, ポリ マー体積分率と曲げ強度の関係を F .4に示す. 体積分率で表わす理由は, ) (2 22.

(4)   .  . 炭酸 化 反応に よ る有機・ 無機 複 合 材 の 研 究. 60 oo o. 50. o. 05 0. 0. 0. 0. 0. ( 40 N 巨  . 0. 0. ,. (    . 3 o 蚕 20. 10. 0. I. 2 3 Po l i d rl o a ng(%) yme. 4. 0. 艶・ 。 40 ,. ‐ 0 60 .. ち 0 .o Spec i f i t cg r av l y. 距 g・1 Relat ionship between po l ] nerl oad‐ yr. Fig.2 Re l ionshiP between t i賃C a sPec ty and 宜 ー odmusofrupture gravi ,. i f ic gravi ty lng and spec . 6 0. 5 0 EU商工︶ 出0≦ ︵ N 4 0. 3 0. r o. 【 i. を. 3. o. 4. 2. 4. 6. 8 Vp. Po l i d rl o yme a ng(%) Fig.3 Re l ionsh ip between po lymerl t a oad‐ l ・ng andr ・ ÷ l odu usofrupture .. b 1. を l. 1 4 ‐ 3 l o x. F i ig。4 Re l ionship be t tween Vpand modu‐ a l usofruptur e . Vp:po lymervo l ion umef ract. 23 (2 ).

(5)    . 芝. 木. 邦. 也. 材料の強度は素材料の重量では なく, 体積分率に依存するからである. 図中実線で示したものが ポ リマー加成値 である. 加成値は, 付加 したポリマーの体積に 比例して強度増加すると想定して計算 した値で次の式 で表わされる. ぴc= ぴb・Vb十 op. Vp. ただし oc びわ・vb    Vp. :複合体の強度 (加成値) :木毛炭マ グボー ドの強度 :ポリマー強度 :ポリマー 体積分率. 2 k p は ポ リ ス チ レ ン では 700 g/cm ひ も・vb は 木 毛 炭 マ グ ボー ドの 強 度 測 定 値 を そ の ま ま 用 い た. び. を用いて計算した. 結果はいずれも加成値より高い値を示した. 基材強度に及ぼす因子 として以下のことが考えられる. 1. 空隙量 2. 木毛自身の強度 3. 木毛のからみ合い 4. 木毛間接点の接着強度 4−1 木毛と 炭マ グ界面の接着力 4−2. 炭マ グのせん断力. そして, 基材の曲げ試験片を見ると木毛の破壊はほ とんどみられず, 木毛と 炭マ グ界面で破壊して る また, いる. このことは, 木毛と炭マ グの界面強度が木毛自身の強 度より小さいこと を示してい . 05mm 00 o. 014で約0. 生成 ポリマー率から計 算 で求め た木毛表 面における ポリマー層 の厚さは Vp 度上昇 となるが, ポリマーが各木毛表面に均 一に 分散していることはむずかしい. そこ で, この強 着し強固 は, 基材が非常に ポーラス である ということ も考え合わせて, ポリマーが木毛間接点に付 に接着したためと考えられる. 3−3. 湿潤曲 げ強度. 不可欠 木毛 炭マ グボー ドが平面材料として使用さ れることを考えると, 耐久性について の検討も 方法が最 である. 材料の耐 久性能を評価するためには使用環境に 材料をおき, 材質低下を測定する 処理材 の異なる 基材およびV p 善のものであるが, 今回は含水率30%における曲 げ強度試験を行い, i 4%の強度低下が g .5) の強度低下について常態に おける曲げ強度と比較を行なっ た(F . 基材では5 014 で は あ っ た も の が, vp の 増 加 に と も な い vpo.005 では 30%, vpo.010 では 21%, そ して Vpo. 20% に お さ え る こ と が で き た.. この湿潤時の強度低下の 原因として次のことが考え られる. 1. 応力による木毛と炭マ グ界面の接着力 低下 2. 水分そのものによる接着層の 劣化 1項は, 含水率の変化により木毛 炭マ グボー ドの木毛は膨張をおこし, この動 きが接着層によっ て 拘束されているの でこの木 毛と炭マ グ界面に応力 が発 生し接着力の 低下をきたすということ であ る.. 前述のように, ポリマーが木毛間接点に付着していると考えれ ば耐水性は 向上し, 強度低下を防 ぐことができる. ポリマー溶液処理は, 湿潤強度においても効果であっ た. (2 24 ).

(6)      . 炭酸 化 反応に よ る 有機・ 無機複 合 材 の研 究. △. o. △. O. モ.    . △. 0. △. 晒g.5 Re l ionsh ip between Vpand modu at ‐ l ICond i ion t usofrupturein norma istCond it ion(mo is tureCo止 and mo tentof30 %) . 0 :in norma ICond i ion t. ) (. つ. 4. 6. 8 Vp. 4. 結. 1 0. ・ 2. 1 4 1 03 x. is i ion tCond t △:in mo Vp:Fig 4 ,. 論. 木毛炭マグボー ドの性能向上, とくに曲げ強度, 耐水性を目的としてポリスチレンーベンゼン溶液 で処理 し, 曲げ試験を行っ た. 得られた結果は次の通り である. 1. 生成ポリマー率と曲げ強度の関係 では直線関係が得られた . 2. 湿 潤 時 に お け る 曲 げ強 度 低 下 は, Vpo.014 で 20% であ っ た こ の こ と は 無 処 理 の 54% に 対 , . して 1/2 の 低 下 に お さ え る こ と が でき た.. 以上のことから, 木毛炭マ グポー ドのポリ マー溶液処理は, 単純に計算して生成ポリマー率1% で基材に対して21. 4%の強度増加 があり, 湿潤強度の低下防止にも効果があっ た.. 謝. 辞. 本研究は農林水産省林業試験場 で行っ たものであり, 種々御指導・御便宣を賜っ た林産化学部村 山敏博複合化工研究室長 に深甚の謝意を表します.. 参考 文献 村山敏博 (1 1 i t 97 8 ) 多元複合材料 (4) a s c sAge.Vol ,24 .12 ,No ,103 頁. .P l 芝木邦也 (1 97 9 ) 炭酸化反応による有機・無機複合材の研究 (1) 3頁. .30 .1, 8 ,No . 北教大紀要第2部 A,Vo (225 ).

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参照

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