学校体育におけるボール運動・球技の教材に関する研究 : バスケットボールのトラベリングに着目して
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(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第 6 5巻 第 2号 J o u r n a lo fHokkaidoU n i v e r s i t yo fE d u c a t i o n( E d u c a t i o n ) Vo . l6 5,N O . 2. 平成 2 7年 2 月. 0 1 5 Fehruary,2. 学校体育におけるボール運動・球技の教材に関する研究 バスケットボールのトラベリングに着目して. 中道荊央. 北海道教育大学札幌校保健体育科教育学研究室. As t u d yont e a c h i n gm a t e r i a lo fb a l lgamesi ns c h o o lp h y s i c a le d u c a t i o n Fromt h eviewpointo f“t r a v e l i n g "o fb a s k e t b a l l. NAKAMICHIR i o Departmento fPedagogyo fP h y s i c a lE d u c a t i o n .Sapporocampus.HokkaidoU n i v e r s i t yo fE d u c a t i o n. 概要 Thisstudyi sf o c u s e donB a l lh a n d l i n g,i np a r t i c u l a r “ ,t r a v e l i n g ",whichi snowoneo f r a v e l i n g "i sjudged v i o l a t i o n si nt h er u l e s .P u p i l shavet h eknowledget h a tt h ev i o l a t i o no f“t a i s m i t hd e v i s e dt h e w h i l eh e / s h ep r o c e s s e st h eb a l li nagame.Asi ti swell-known,JamesN l a y e rc a nn o trunw i t ht h eb a l l " 1 3r u l e swhenhec r e a t e dt h egamei n1 8 9 1andi n c l u d e d“P T r a v e l i n g "wasr e s u l t e dfromt h i sA r t i c l e 3 .Andi na d d i t i o n “ ,p i v o t "wasd e a sA r t i c l e -3 .“ r a v e l i n g "ande v e n t u a l l y“d r i b b l e ",t o o . r i v e dfrom“t. I ti sveryexpectedt h a tt h ef i n d i n g sthrought h i sstudyw i l lbea b l et obeu t i l i z e di n t e a c h i n g l e a r n i n gp r o c e s so ft h egameo fb a s k e t b a l lf o rp u p i l sa ts c h o o lp h y s i c a le d u c a t i o n .. 1.はじめに. あるものにすることが求められているといえる。 このことに関連して,鈴木 ( 2 0 1 0 )は 1 1 1 動き方」. 今日の学校体育においては,スポーッを文化と. を習得させることには大きな努力が払われる一方. してとらえ学習することが重要視され,実技授業. で,当の「動き方」はどのような運動課題に対す. においても文化としてのスポーッを学習し実践. る合理的解決方法として出立しているのか,ひい. 知として身に付けていくことがより一層求められ. てはその『動き方」にどのような文化的価値や意. るものと考える。つまり,体を動かし技術を習得. 味が埋め込まれているのか,等々に照射されるこ. するだけでなく,技術や運動について「なぜ、そう. とは稀である」と指摘している。このように,体. なのか」という思考や認識を深め,運動を意味の. 育の中核的な学習である運動技能の向上を歴史. 291.
(3) 中道利央. 的,文化的な視点からアプローチすることはこれ. こでは,バスケットボール)がどのような歴史を. までにあまり行われておらず,ルールや技術の変. もち,今日まで発展してきたのかを確認する必要. 遷から運動課題を合理的に達成する技術発展の必. があるのではないだろうか。. 然性を探り出し,それらを教材を再構成する論理. 8 9 1年に 周知のように,バスケットボールは 1. としては追究されてこなかった(後藤・日高,. J.ネイスミスによって創案され,このとき定め. 2 0 1 2 )。子どもたちに文化としてのスポーツを継. 3条であった注2)。その られたルールは,わずか 1. 承・発展させていく資質や能力を身に付けさせる. なかに,「ボールを保持したまま走ってはならな. ためには,このような視点で教材化された実技授. P l a y e rcannotrunwithbal l )J という一条 い (. 業の構想は必要不可欠であろう。. 0 1 1 ),その後この条項は, が含まれており(水谷, 2. ところで,体育のなかで,もっとも子どもに好. 現在の「トラベリング」に相当する「コート内に. かれ,また子どもたちの生活に根をおろしている. ボールがあるとき,ボールを持ち運ぶこと(歩い. 教材の筆頭はといえば,「球技」を挙げることが. たり,走ったりすること)を禁止する」へと変更. できる(呉, 1 9 9 9 )。同領域に関する先行研究は,. された ( N a i s m i t h,1 9 8 2 )。これを受け,プレイヤー. 集団スポーツの基礎的・基本的技能の指導につい. はボールを床に転がしたり,弾ませたりして,. て検討した藤島 ( 1 9 8 6 ) をはじめ,授業方法の検. 「ボールを保持して移動」するのではなく,「ボー. 討を試みた黒後ら ( 2 0 0 1 ),教師のマネジメント. ルを移動させる」ことを編み出し,これが後のド. に着目した福ケ迫ら ( 2 0 0 5 ),戦術学習に関する. 9 9 7 )。すなわち, リブルにつながった(水谷, 1. 2 0 0 9 ),技能習得と 事例的検討を試みた高瀬ら (. ドリブルは,「ボールを持ったまま歩いたり,走っ. コミュニケーション能力に着目した池田ら ( 2 0 1 2 ). たりしてはならない」という禁止行為を回避する. など,多様な視点から報告されている。しかしな. ための窮余の一策として生まれたのであって,. がら,運動技能の向上を歴史的,文化的な視点か. ゲームの創案当初から定められていた技術ではな. らとらえ,報告したものはわずかに留まっている. かった。. (宗野, 2013;福田, 2 0 1 4 )。. このことから,. ドリブルはトラベリングという. そこでまず,球技系領域の代表的な教材である. ルールと深;い関イ系をもっていることカミわかり,「な. 0 バスケットボールを対象に取り上げ,現職教員 3. ぜ,ドリブルなのか」を考える前提として,「なぜ,. 名に対し,「日頃のバスケットボールの指導にお. トラベリングなのか」を考えることが不可欠であ. いて困難を感じていることや,子どものつまずき. ると考える。すなわち,「なぜ¥ トラベリングと. として多くみられること」について,調査を行っ. いうルールが定められたのか」を明らかにする必. た注 1 )。その結果,「ドリブルができない/ドリ. 要がある注 3)。. ブルの技術/ドリブルが苦手な子が多い/ドリブ. 1 9 7 2 ) は,「運動素材のもつ歴史は,教 佐藤 (. ルが高く鞠っきになる/ドリブルで走るとボール. 育教材としてふさわしい意味や内容をもっている. を蹴る」など,ボール操作のなかのドリブルに関. ものである。したがって素材の歴史が明らかにさ. することが多く挙げられた。このことを「運動や. れることは,素材のもつ生命がいったい何かをひ. スポーツを文化として追究し,運動を意味あるも. もとくことになる」と指摘している。ここでいう. のにしていく学習」という観点でとらえるならば,. 素材を「トラベリング」に置き換えれば,. 既成のルールや技術などをそのまま学習者に教え. リングのルールの移り変わりについて考察するこ. るのではなく,「なぜ,そのルール・技術なのか」. とは,. を学習者が身体活動を通じて経験していく授業を. ルなどのボール操作技能の意味を再確認すること. 展開することが求められる。そこで,「なぜ,. につながるのではないだろうか。. ド. リブルなのか」を考えるためには,運動素材(こ. 2 9 2. トラベ. トラベリングのもつ意味,ひいてはドリブ. そこで,本小論では,. トラベリングのルールを.
(4) 学校体育におけるボール運動・球技の教材に関する研究. 経年的にとらえた先行研究や資料を手がかりに,. い。たとえば,それが走っている者へのパスなら. 子どもたちにバスケットボールを指導する際の指. ば,キャッチした者はその場にすぐ止まろうとす. 導者側の教材研究という視点から,若干の考察を. るだろうが,ただちにその場に止まるのは不可能. 試みる。. な状況もあるだろう。だから,例外もつくってお こう」と考えた ( N a i s m i t h,1982;1 9 8 4;1 9 1 4 )0. I I . トラベリングの発想とルールの移り変わり ネイスミスがバスケットボールを考案した 1 8 9 1. そして,「走っているとき,ボールをキャッチし た者はすぐに止まるように,精一杯努力しなけれ ばならない。また,そうしているとみなされたと. 年当時のアメリカの人気ボールゲームは,アメリ. きは,ただちにファウルとしない」というルール. カンフットボール,サッカー,ラクロスであった。. を第 3条として設けた ( N a i s m i t h,1 9 8 2 )。. これらは,激しい身体接触をともなう強烈なラフ. ここまで述べてきたような,ネイスミスのバス. プレイが珍しくない屋外ゲームであった。ネイス. ケットボールの考案からトラベリングのルールを. ミスはこれらの屋外ゲームをラフプレイが発生し. 考え出すまでに至る思考過程をまとめて,図 1に. 難い屋内ゲームに作り変えることができないかと. 示した。. 考えた。しかし,既存のゲームの激しい身体接触. 第 3条によって,かなりのスピードで、走ってい. を回避するよう手直しするだけでは,プレイヤー. るときにボールをキャッチした場合などでも,そ. たちは長く行われてきたゲームの先入観が強く,. の場に踏み止まろうとすればただちにファウルに. やがてはプレイしなくなるだろうと想像し,「既. はならないので,ボール保持者は必死に止まろう. 存のゲームにはない,まったく新しい特徴」を作. とした。ところが,そのことがわかっている相手. ろうと考えた。彼は,既存のスポーツの面白さは. デイフェンスはボールを奪い取ろうとボール保持. どこにあるのか,もっとも人気のあったアメリカ. 者に向かつて殺到し,これが両チーム間でボール. ンフットボールはなぜ危険で,なぜ屋内でプレイ. の所有が変わるたびに繰り返され,ラフプレイの. するのには向かないのだろうかと考えを巡らせ. 応酬戦と化してしまった。上述したように,ネイ. た。その結果,「もし,広いグラウンドと行うの. スミスが「ボールを保持したまま走ってはならな. と同じようにプレイしたら,狭い屋内では相手. い」というルールを考え出したのは,「アメリカ. チームからボールを奪うときは酷いラフプレイの. ンフットボールで起きるラフプレイの原因である. 応酬戦になるかもしれない時なぜ¥そうなって. タックリングを回避するため」であったが,結果. しまうのか時ボール保持者に対するタックルが. 的にバスケットボールでは「ボール保持者がその. 許されているからではないか時なぜ,タックル. 場にとどまらなければならない」ことがラフプレ. が許されているのか吟ボール保持者は走りなが. イの原因となってしまった。しかしながら,ネイ. ら思うように位置を変えることができるからだ. スミスは「ボールをキャッチした位置でできるプ. 吟アメリカンフットボールではボール保持者を. レイはパス以外にない」ことを前提に,オフェン. 止める方法はタックルしかない時ならば,ボー. ス側の禁止行為としてのトラベリングのルールを. ル保持者が走って位置を変えることを禁止した. 設けた。その後の移り変わりをまとめ,表 1に示. ら,タックルは要らなくなるはずだ」という結論. した注4) 。. に至った ( Naismith,1982;1 9 8 4;1 9 1 4 )。そし て,「ボールを保持したまま走ってはならない。 これを犯した場合はファウルとする」という既存 のスポーツにはない新しい特徴を考え出した。さ らに,「ボールを保持した者はパスをするしかな. 2 9 3.
(5) 中道利央. ノ. 当 時 時 人 気 … jレ ザー“ム. サッカー. │. タックJ レ. しー 壁内競技にできないか. j. 護王手事のゲーム i こi まな 議礎的意識から既存の スポーツを議室守しよう. タックルを撲繰すれ廷で予フプレーはなく主主る. ポ-Jレを諜持した ポーんを様持したまままをった番地ファウ そうするとボーん穣持者は パスをするしかない. 叢っていて,*…んをキャッチした者 i ますぐに止まるように a 精一軒努力しえよければ ならないそうしているとみ註されたと警は,ただちにファウルとしない. 図 1 バスケットボールの考案から第 3条制定までの思考過程. 294.
(6) 学校体育におけるボール運動・球技の教材に関する研究. 表 1 卜ラベリングのルールの移り変わり ルール. 変更の理由. その後の影響. ボールを保持したまま位置を変えることを禁. ゲーム中のラフプレイを抑止するた. 後々,ピボットをに思いつくヒント. ずる.ボールをキャッチした地点に踏みとど. め.また,全力で走っているときにボー. になった.. まり,そこからパスしなければならない.か. ルをキャッチしでも,その場にすぐに. なりのスピードで走っているときにボールを. 止まるのは不可能だから.. 1 8 9 29 3 年度 幽. キャッチした場合は,もしその地点でストッ プしようと努力していれば,ただちにファウ ルとされないこともある.. 1 9 0 3 0 4 年度 ボール保持者はディフェンスの当た. ボールがコート内にあるとき,ボールを持ち. コート外からコート内にボールを持ち. 運ぶこと(歩いたり,走ったりすること)を. 運ぴ入れたり,コート内でボール保持. りをかわそうと,とっさにボールを. 禁止する.. 者が歩いたり走ったりするのを許せ. 床に転がしたり,弾ませたりするよ. ば,デイフェンスが必死にタックルす. うになった.これが後のドリブルに. るなどして,それを阻もうとするから. つながった.. 1 9 0 40 5 年度 幽. ボールの持ち運び、は絶対に行ってはならない. ボール保持者が相手にボールを奪い取. 片足を同地点に着けた状態で,もう. が,左右どちらかの片足を同地点に着けた状. られない手段が必要となったから.あ. 片方の足を踏み出すことをピボット. 態でもう片方の足を踏み出すことは,持ち運. るいは,ボールを保持し続けたいとき. と呼び,ピボットが公認されたこと. びとはみなさない.. に,ボールを相手に奪い取られない手. によって,さまざまなピボットブレ. 段が必要になったから.. イが考え出された.. 1 9 0 9 1 0 年度 ピボットからパスをするときは,ピボット. ボール保持者の“やり得"を黙認せず,. 審判がピボットに対する統ーした理. フットが床から離れる前に手からボールが放. ピボットの「限界」をルールで明確に. 解と判定を共有できるようになっ. れていなければならない.また,シュートの. 示す必要性が生じたから.. た.ジャンプをともなうトラペリン. ときのジャンプは,どちらかの足が床に触れ. グを的確にジャッジするようになっ. るまでに手からボールが放れていなければな. たので,ジャンプシュートを防ごう とする力ずくのラフなデイフェンス. らない.. が減った.これにより,ボール保持 者もジャンブをする前に安定した構 えの姿勢がとれるようになった.. 1 9 1 51 6 年度 幽. ドリブルを始めるときは,ピボットフットが. ピボットからドリブルに移るときを具. ドリフゃルが終わった後のピボットに. 床から離れる前に手からボールが放れていな. 体的なルールで明確に示す必要が生じ. 対し,審判は統ーした判定ができる. ければならない.. たから.. ようになった.ボール保持者のフッ トワーク(足の動き)の重要性が強 調されるようになった.. 1 9 1 9 2 0 年度 ボールをキャッチして両足を床に着けている とき,パス,. ドリプル,シュートをするため. 両足を床に着けたままの状態で効果的 に , ドリフゃル,シュートをすることが. 動きの正確さ,動き易さが増した.. に,どちらかの足をどの方向にも踏み出すこ と カτできる.. できなかったから.. ボールを保持したまま走ることを従来のテク. トラベリングがとくに初心者に多く,. 違反罰が軽減されたので,. ニカルファウルから,バイオレーションとす. そのたびにテクニカルファウルと判定. ングが減少し,ゲームの中断時間も. る.. されて気落ちし,プレイの積極性も薄. 短くなった.. 1 9 2 1 2 2 年度 トラベリ. れたから.. 1 9 2 2 2 3 年度 ドリブルが終わった後のシュートやパスは,. ドリブルからジャンブシュートやジャ. ジャンブした後,床に足が触れるま. 両足が床から離れる前に手からボールが放れ. ンブパスをするために両足を床から離. でに手からボールを放すシュート. ていなければならない.. すことが許されていなかったから.. や,パスをしようと高く跳ぶように なった.. 2 9 5.
(7) 中道利央. 1 9 2 32 4 年度 削. ボールをキャッチした後のピボットは許され. ボール保持者に対し,複数の相手が. ピボットが巧みなプレイヤーは,全集. るが,ピボットフットが床から離れる前に手. デイフェンスしてきたときでも,ボー. 数の相手にデイフェンスされても. からボールが放れていなければならない.. ルを奪われないようその地点から逃れ. ボール保持を続けることができるよ. る動きが必要になったから.. うになった.. 1 9 2 5 2 6 年度 ドリブルを終えた後のピボットを認める.. 速いドリブルから急にストップしたと. ドリプルの後のストップが巧みに. き,止まり切れずに身体のバランスを. なった.. 失い,パスやシュートができない状況 が生じたから.. 1 9 2 9 3 0 年度 動きながらボールをキャッチして止まり切れ. 激しく動いていたとき,完全にストッ. ないとき,審判は判定を酪酌する.. プするのは非常に困難だったから.. ボールをキャッチした後の片足着地 (ストライドストップ)が認められ るようになった.. 1 9 3 23 3 年度 剛. ピボットフットは左右どちらの足になっても. ゾーンデイフェンスを攻めるときな. 構わない.片足着地(ストライドストップ). ど,パスを中心とした攻撃の際に,ボー. ゲーム中に個々のプレイに一層集中 できるようになった.戦術面でも,. の場合は,後ろ足(最初に床に触れた足)が. ルをキャッチした後のストップの規制. 相手デイフェンスに対し,状況に. ピボットフットとなる.両足着地(ジャンプ. を緩和する必要性が高まったから.ま. よっては守り方を変えさせる作戦を. ストップ)の場合のピボットフットは,左右. た,片足着地(ストライドストップ). とることができるようになった.. どちらでもよい.. をルールとして明確に示す必要性が生 じたから.. 表 1から,. トラベリングのルールの改正・増補. できないときに唯一できることは,できるだけ. は何度も繰り返されてきたことがわかる。 1892-. ボールを保持し続けるか,ボールを意図的に手放. 9 3年度は,既存のスポーツにはない新しいゲーム. すことしかなかった。そこで,ボール保持者は,. の特徴として,「ボール保持者は,ボールをキャッ. 床にボールを転がすか,あるいは弾ませて空中に. チした地点に踏みとどまり,そこからパスしなけ. ボールがある聞に移動して,自らからそのボール. ればならない」と非常に厳しく適用された。しか. を保持し直すことによってボールを保持し続ける. し実態は,「キャッチした後,止まり切れずに. ようになった(水谷, 1997)。つまり,「ボールが. 思わずー,二歩足を踏み出してしまう」場合も生. バウンドしている聞に位置を変えることは,ルー. じたので,「その場に止まろうとしているときは. ルに抵触せず,この動作を連続すれば,そう簡単. 酪酌され,すぐにテクニカルファウルとならず手. にボールを奪われない」と,当時のプレイヤーや. 加減される」ことを付けくわえたものと考えられ. 指導者がひらめき,その後ドリブルは驚異的な速. る。この「ー,二歩程度の酪酌」が,後にピボッ. さで普及・発展していった(日本バスケットボー. トを生み出すヒントとなった。. ル協会, 2002)。このようにして,手でボールを. 1903-04年度の変更をもって,新しいゲーム特. 徴という位置づけから,ルールとして明文化され. 弾ませるドリブルが「トラベリングを回避する」 ために生み出された。. たと解釈できる。ボールの持ち運び,すなわちボー. 1904-05年度には,相手デイフェンスにボール. ルを保持したまま歩くこと,走ることが禁止され,. を奪われないようボールを保持し続けるために,. 依然としてボール保持者は,キャッチした地点か. 「ボールの持ち運び(歩いたり,走ったり)をし. らボールを保持したまま他には移動できず,味方. てはならないが,片足を同地点に着けた状態でも. にパスする(あるいはシュートする)ことしかで. う片方の足を踏み変えるときは持ち運び、とはみな. きなかった。つまり,ボール保持者が相手デイフェ. さない」と,ルールが変更された。すなわち,図. ンスに接近されて味方にパス(あるいはシュート). 2に示すように,「ピボットフット ( p i v o tf o o t )J. 2 9 6.
(8) 学校体育におけるボール運動・球技の教材に関する研究. 図 2 ピボッ卜フットの発想. ( A l l e ne ta l .1 9 7 5 ). といういわば「定点足」の考えが生まれた。つま. るときは,ピボットフットが床から離れる前に手. り,両足を床に着けた状態でボールをキャッチし. からボールが放れていなければならない」と変更. た場合は,どちらかの一方の足を床に着け,その. された。これにより,. 足をあたかもコンパスの針のような軸とすれば,. 則が厳密化された。ボール保持者のボール操作技. ドリブルからピボットの規. 「ボールをキャッチした地点から移動したとはみ. 能として,「キャッチ→ピボット→ドリブル」. なされない」ことになり,もう片方の足を思う方. の動きが一連の動きとして認められるようになっ. 向に踏み出すことが許されるようになった。これ. た 。. p i v o t )J と名付けられ,さまざま が「ピボット (. 1 9 1 9-2 0 年度には,両足着地(ジャンプストッ. なピボットプレイが考え出された。 1 9 0 3-0 4 年度. プ)からのパス,. の変更によってパスとキャッチというボール操作. に,どの方向にも片足を踏み出すことが認められ. 技能が, 1 9 0 4-0 5年度の変更によってピボット. た。つまり,両足でのキャッチ後のパス以外の攻. フットを巧みに動かすピボッテイングを含めた. 撃につながる踏み出しが容認された。 1904-0 5年. ボール操作技能に変わった。. 度は,ボールを奪取されないための防御の手段と. ドリブル,シュートをするため. 1 9 0 9-10年度には,ピボットの発展により,オ. して片方の足を踏み出すこと(ピボット)が許さ. フェンスの“やり得"を規制するためにピボット. れたが, 1919-2 0 年度は攻撃の手段として容認さ. の限界を示す必要が生じた。すなわち,ピボット. れた。これにより,両足着地(ジャンプストップ). の有効性に制限が設けられた。そこで,ピボット. 後の動き易さや,動きの正確さが増し,効果的な. からのジャンプや,シュートをするためにジャン. プレイが展開されるようになった。. プをするとき,どの時点でボールを手放さなけれ. 1921-2 2年度には,「ボールを保持したまま走. ばならないかがルールで示された。これにより,. る」という禁止行為が,従来のテクニカルファウ. ピボットに対する見解と判断を共有することがで. ルからバイオレーションへとその反則度が軽減さ. き,正確なピボット技能がある程度確立されたと. れた。これにより,初心者がトラベリングを恐れ. 推察できる。また,審判がジャンプをともなうト. ず積極的にプレイできるようになった。また,ボー. ラベリングを的確に判定できるようになったこと. ル保持の切り替わりが速くなり,ゲームの中断が. で,デイフェンスの粗暴な防御行為が減って,攻. 短くなった。. 撃側の安全性が増し,ボール保持者は安定したプ レイカミできるようになった。. 1 9 1 5-16年度には,ピボットからドリブルに移 るときのルールが必要となり,「ドリブルを始め. 1 9 2 2-2 3年度には,「ドリブルが終わった後の シュートやパスは,両足が床から離れる前に手か らボールが放れていなければならない」と変更さ れ ,. ドリブルの後のジャンプが容認された。これ. 2 9 7.
(9) 中道利央. により,ボール保持者がドリブルの後にジャンプ. 踏みとどまった地点からパスをする以外の手段は. をし,床に足が触れるまでにシュートやパスをす. なかったこと,抵触した場合はファウルとなった. るために高く跳ぶようになり,垂直方向の動きの. が , 1 9 2 9-3 0年度はキャッチ後のプレイ選択(パ. 9 0 9-10 年度の変更は,キャッチ 幅が広がった。 1. ス,ピボット,. やピボット後:のジャンプシュートやジャンプパス. り,抵触した場合もバイオレーションとなる点が. を可能にさせたが, 1 9 2 2-2 3年度の変更は,. 異なっている。. ド リ. ブル後のジャンプシュートやジャンプパスを可能 にさせた。. ドリブル,シュート)の幅が広が. 1932-3 3年度には,両足着地(ジャンプストッ プ)および片足着地(ストライドストップ)から. これまでのルールの移り変わりによるオフェン. のピボットが明確に示されるようになった。より. スのボール操作能力(またはボール保持能力)の. 効果的なストップが容認されたことにより,個人. 向上から,デイフェンスは 1対 1の状況下では容. の技能だけでなく,チームの戦術にも影響を与え. 易にボールを奪取できなくなった。そこで,デイ. るようになった。. フェンスがボール保持者に対し,複数でプレッ. ここまで概観してきたように,第 3条からはじ. シャーをかけるようになった。このような状況を. まるトラベリングにかかわるルールの移り変わり. 打破するために,複数のデイフェンスに対して. をみていくと,バスケットボールのゲーム特有の. ボールを保持する動きが必要となり, 1 9 2 3-2 4 年. 技能を生み出し,その発達の一助となっているこ. 度には,「ボールをキャッチした後のピボット」. とがわかる。それは,今日呼ばれている「トラベ. が許されるようになった。これにより,ピボット. リング」の名称の変容をみても明らかである。ネ. が巧みになれば,複数のデイフェンスをかわすこ. イスミスは第 3条において,「“Playercann ot. とができ,不利な状況下から脱し,逃れることが. runwithb a l l " (プレイヤーはボールを持って走. 可能となった。 1 9 0 4-0 5年度は,「片足を同時点. ることはできない ) J と示した。その後,この考. に着けた状態でもう片方の足を踏み出すことは持. え方は,「ボールを持ったまま走る (Running. ち運びとみなさない」とされていたが,ここでは. l l )J, iボールを持ち運ぶ (Carrying witht h eba. じめて「キャッチの後のピボットを許す」という. theb a ll )J, iボ ー ル を 持 っ た ま ま 移 動 す る. 積極的な解釈・表現に変わった。. 9 2 5-2 6年度には,「ドリブルを終え さらに, 1. ( T r a v e l i n gt h eb a l l )J, iボールを持ったまま進 行する ( P r o g r e s s i n gt h eb a l l )J など,統一され. た地点でのピボット」も許されるようになった。. ることなくさまざまな名称で表現されてきた。し. これによって,ボールをキャッチした後は,パス,. かし, 1 9 7 3年以降は今日のように " T r a v e l i n g ". ピボット,. ドリブル,シュートを自由に組み合わ. で表わし,意味するところは,「ボールを持った. せることができ,ボール保持者のプレイの選択肢. まま進行する ( P r o g r e s s i n gt h eb a l l )J で一貫し. が増した。. ている (FIBA,2 0 0 0 )。このようにトラベリング. 1 9 2 9-3 0年度には,激しく動いていたときに,. の名称の変容からも,第 3条当時の「ボールを保. ボールをキャッチしでも完全にストップするのは. 持したまま走る」という表現が適切ではなくなり,. 非常に困難であることから,「動きながらボール. 技術やゲームの様相が発展していることがわかる。. をキャッチして止まり切れないときは,判定を酪 酌する」ことが示された。これにより,片足着地 (ストライドストップ)によるキャッチカt認めら れるようになった。 1 8 9 2-9 3年度の酪酌はピボッ. i l l . 卜ラベリングの意義 これまでみてきたように,. トラベリングのルー. トを生み出し, 1929-30 年度の酪酌では片足での. ルの移り変わりを確かめることは,佐藤 ( 1 9 7 2 ). ストップを可能にした。なお, 1892-9 3年度では. のいう「体育において技術を習得していく際の「技. 2 9 8.
(10) 学校体育におけるボール運動・球技の教材に関する研究. 術の習得段階=学習過程JJ を明らかにしていく. 立の絶対的前提条件』を学習させるものであろう。. 1 9 7 9 ) が指 ことにほかならない。つまり,藤田 (. とくに,後者について言えば,「トラベリングを. 摘するように,初めてボールを手にしたプレイ. 犯さないことを学ぶ」と言い換えることができ. ヤーがバスケットボールの個人的技術をどのよう. るI主5)。. な過程で習得していくか,どのように変容するか を考えあわせたとき,歴史的な変移を繰り返して. N .結. いく面が多いならば,史実のなかに系統的,段階. 論. 的な学習内容が存在するといえる。別な言い方を. 1 . トラベリングは,「既存のスポーツにはない. すれば,教材を歴史的な視点で見つめ直すことは,. 新しい特徴」として,ネイスミスの工夫から. i t 旨導内容の系統性」を明らかにすることと同義. 「ボールをもって走ってはならない」と定めら. 7 5 ) が指摘す ではないだろうか。また,石村(19 るように,バスケットボール教材を設定した場合, 「基礎技術(パス,. ドリブル,シュート)を個別. れた禁止行為のーっとして生み出された。. 2 .トラベリングは,バスケットボールというゲー ムを成立させる絶対的前提条件である。. に練習するのではなく,個々の基礎技術の有機的. 3 . トラベリングは,バスケットボール技能にお. 関連を明らかにし,指導内容が系統化されなけれ. けるパス・ピボット・ドリブル・シュートなど. ばならない」ことからも,看過できない視点と考. の基礎的ボール操作技能の形成過程と密接に関. えられる。. わっている。. 現行の学習指導要領において,ボール操作技能. 4 . トラベリングのルールの移り変わりからみた. は「攻防のためにボールを制御する技能」とされ,. ボール操作技能の発展は,指導内容の明確化・. 具イ本的にはシュート,パス,キープなど,ボール. 体系化(運動の系統性)を示すものであり,史. を投げる,受ける,運ぶ技能と示されている(文. 実のなかに段階的に指導すべき技能が存在する. 部科学省, 2 0 0 8 )。佐藤(19 7 2 ) は,「運動素材の. ことが確認できる。. もつ歴史は,教育材料としてふさわしい意味や内. 5 . したがって, トラベリングを回避するストッ. 容をもっている」と指摘しているが,現行の学習. プやピボットを学習することは,バスケット. 指導要領には,「トラベリング、」につながるよう. ボールという「教材」を〈運動文化〉としてトー. な表現はなされておらず,またピボットやストッ. タルにとらえ,運動が有する特性や魅力に触れ. プという言葉も見受けられない。ある意味,子ど. ることにつなカまる。. もたちにバスケットボールを学ばせる観点が大ま かで,特性のとらえ方が高難度過ぎる印象をうけ. 注. る。子どもたちの確かな技能の定着をめざし,「指 導内容の系統性」をとらえる意味でも,個人技能. 1) 2 0 1 3年 8月に,北海道 S市の小学校に勤務する現職. としてのピボットやストップを学ばせることが重. 教員 30名に聞き取り調査を行った。結果は,次の通り. 要ではないかと考えられる。. Garstang ( 1 9 6 1 )は,「初心者にバスケットボー ルの主な原則,それもとくに「ファウルと判定さ. である(含・複数回答)。 日頃のバスケットボールの指導で困難を感じているこ とや,子どものつまずきとして多くみられること 3 ) ・ドリ ドリブルの技術・ドリブルできない,苦手 (. れてしまうほどのからだの接触を避ける』という. ブル,ボールが高い ( 2 ) ・ドリブルで走ると蹴る・ド. こと,『ボールを保持したまま場所を移動しない』. リブルすると周囲が見えなくなる・ドリフ守ル,シュー. という二つの原則を徹底したパスだけのゲームを. ト練習では上手くなるが,ゲームで生かされない・. 行わせることが望ましい」と述べている。これは. ボールを触る経験が少ない・ボールが怖い,ボール から逃げる ( 5 ) ・ボールに遊ばれている・ボールの方. 創始当初からあるバスケットボールの「ゲーム成. 299.
(11) 中道利央. に集まってしまう,群がる ( 5 ) ・パスを回せない ( 2 )・. になりたければ,ボールを保持しているときにトラベリングに. パスを止まって待つ・もらってすぐにパスしてしま. ならないように,どのように行うのかを学ばなくてはいけない。. 2 ) ・シュートするときにト う・シュートが入らない ( ラベリングをしてしまう・空間を見つけられない, ボールを持っていないときの動き ( 3 ) ・捕る,投げる. また,柳田・星野 ( 1 9 3 1 ) の次の言説は,. トラベリン. グを回避するピボットを指導する上で,参考となる。. 2 ) ・能力の差,意欲の差 ( 3 ) ・うまい児童だ の基本 ( 1人で進める ( 2 ) ・ルールが難. バスケットボール創始以米種々な型のピボットが例人的に用. しい,理解していない児童がいる・役割を決めてゲー. いられてきた。しかし,止維に組織立つた攻撃上の主要な一部. けで行われてしまう. として使用され出したのは, 1 9 1 2年頃からである。初めの頃は,. ムをする (括弧内の数字は,回答数を示す). 2)この経緯については,水谷豊著の「バスケットボー ルその起源と発展~. (YMCA出版, 1980) に詳しい。. 3) 2013年 1 0月に,北海道内 H 大 学 の 男 子 学 生 150名 , 5名,計 235名を対象に, 女子学生 8. トラベリングに関す. る調査してみたところ,次のような回答結果を得た。. J Jいた動作に過ぎなかっ ピボットは競技者が時折偶然個人的に J た。ところがピボットを加えたショートパスのプレイがム般に 採川されて以来,ピボットはム般にJI1いられ,ノ〉や熟練した競 技者の技術中攻撃卜必、須の根本的技術と考えられている。ピ ボットの 般的使川はゲームの用論及び戦 i 去を実質的に変化さ せた。. 表 2 トラベリングに関する調査 トラベリングを知った時期はいつか. 文献. 就学前. 2名. 1%. 小学校. 1 5 5名. 66%. 中学校. 6 5名. 28%. 高等学校. 5 名. 2%. 大学. 8名. 3%. 体育の授業. 1 7 6名. 75%. 学校内の運動部部 i 舌. 2 2名. 9%. 学校外のスポーツクラブ. 1 3名. 6%. その他. 2 3名. 9%. トラベリングがなぜあるのか,その理取を知っているか 知らない. 1 5名 2 2 0名. S t e r l i n gP u b l i s h i n gC o "I n c, :NewYork, USA . Ashrey,W,D,(1941)Theo r i g i nandDevelopmento f o u i s i a n aS t a t eU n i v e r s i t y& A g r i B a s k e t b a l LT h e s i s,L c u l t u r a landM e c h a n i c a lC o l l e g e,USA: 4 7 4 9 _. トラベリングをどのように知ったか. 生日っている. A l l e n,C .F "F o s t e r,E .H "H i c k e y,S,E .( 1 9 7 5 )b a s k e t b a l L. 6% 94%. C o l b e c k,A .L .(1958)ModernB a s k e t b a l LN i c h o l a sKaye L td,:London,UK .p,16,. FIBA (2000) THERULES1931-2000, Munich:Germany 藤島仁兵 ( 1 9 8 6 ) 小学校体育におけるボール運動の指導 に関する研究:集団的スポーツの基礎的・基本的運動 の考察をもとに.鹿児島大学教育学部研究紀要教育科. 7 7 6 . 学編, 38:4 小学校の体育の授業でトラベリングのルールを知っ た者は,全体のおよそ 70%に上る。ところが. iなぜ,. 定められたのか」という理由を知らない者は 94%にも 達し,多くの者が「なぜ,. トラベリングがあるのか」. までは学んで、いないことがわかった。. 4)アメリカにおけるバスケットボールの国内ルールは, スボルデイング社 ( TheAmericanS p o r t sP u b l i s h i n g. Company,N, Y,)が『公認ルールブック ( O f f i c i a l B a s k e t b a l lR u l e s )~として編集を行い,刊行する時代 が 続 い た 。 表 1は,その 1 905年 か ら 1941年 度 版 及 び. Ashrey (1941) を参考にして作成した。 5)これを首肯するような N e a l (1966) の次のような言 説は注目に値する。. 藤田修一 ( 1 9 7 9 ) バスケットボールの基礎技術の歴史的 考察.新潟大学教育学部高田分校研究紀要, 24:1 3 5 . 福田純 ( 2 0 1 4 ) サッカー・ルールの学習方法の研究.日 本体育学会第 65回大会予稿集:300-301 . 福ヶ迫善彦・鄭ジュ赫・米村耕平 ( 2 0 0 5 ) 小学校体育授 業における教師のマネジメント方略に関する検討:特 にボール運動単元の分析から.スポーツ教育学研究, 25. ( 1 ) :2 7 4 2 .. Garstang,G, ] .( 1 9 6 1 ) Basketbal !TheModernWay, S t e r l i n gP u b l i s h i n gCo,I n c, :NewY ork, US , Ap,1 7 . 後藤幸弘・日高正博 ( 2 0 1 2 ) 教材づくりについて.後藤 幸弘・上原禎弘編,内容学と架橋する保健体育科教育 論.晃洋書房.京都,. pp,95-127.. 池田勉・石川英志 ( 2 0 1 2 ) 小学校体育科における系統性. 300. バスケットボールでは,ボールを保持した後はピボットやパ. を考慮した技能習得とコミュニケーション能力の育成. スをするし,ピボットからシュートにいく . t f Y j1 fもある。あるい. :ボール運動(ネット型)における実践を通して.岐. は,走りながらボールをキャッチしたとき,ピボットしてパス. 阜大学教育学部研究報告教育実践研究,. をするか,ドリブルしないでシュートにいく。優れたプレイヤー. 1 1 9 1 3 4 .. 1 4( 2 ):.
(12) 学校体育におけるボール運動・球技の教材に関する研究. 1 9 7 5 ) バスケットボール教材における基礎 石村宇佐一 ( 技術の構造化.金沢大学教育学部教科教育研究, 8. 3 4 4 4,. O f f i c i a lBasketbal !R u l e s . T h eAmericanS p o r t sPubl i s h i n gCompany: N . Y .,USA . 呉軍 ( 1 9 9 9 ) 球技スポーツ素材の教材化に関する研究:. 黒後洋・小川宏・黒後昭 ( 2 0 0 1 ) 小学校ソフトボール教 材に関する授業方法の検討.宇都宮大学教育学部教育. 学校体育研究同志会の実践を中心に.日本教科教育学. 2( 2 ) :1 1 2 0 . 会誌, 2. 0 7 2 1 4 . 実践総合センター紀要, 24:2 ミーンウェル:柳田亨・星野隆英訳 ( 1 9 3 1 ) 龍球の原理. 三省堂:東京,. p .1 21 .. 水谷豊 ( 1 9 9 7 ) バスケットボールの技術・ルール史抄. 中村敏雄編,スポーツ文化論シリーズ⑧:スポーツ技. I . 創文企画:東京 術・ルールの変化と社会 I. pp.. 付記. 3回大会 ( 2 0 1 3年1 2 本稿は,北海道体育学会第 5 月 8日/於・北海道教育大学函館校)における発. 表をもとに,執筆したものである。. 4 9 7 7 水谷豊 ( 2 0 0 1 ) アメリカにおけるニュースポーツの誕生. スポーツ史叢書 1近代スポーツの超克.叢文社:東京,. (札幌校講師). p .1 3 7 .. 水谷豊 ( 2 0 1 1 )バスケットボール物語.大修館書庖:東京.. 2 0 0 8 ) 小学校学習指導要領解説体育編.東 文部科学省 ( 洋館出版社,東京. 文部科学省 ( 2 0 1 0 ) 学校体育実技指導資料第 8集・ゲーム 及びボール運動.東洋館出版社,東京.. 2 0 0 8 ) なぜ「水泳の歴史」なのか:<:教材の 中村敏雄 ( 歴史〉を教えることの意味.丸山真司編,中村敏雄著 作集 3:体育の教材論.創文企画:東京,. pp. 2 5 31 .. ネイスミス・水谷豊訳 ( 1 9 8 0 ) バスケットボールその起. i 原と発展. YMCA出版:東京, p p .6 2 6 4 . N a i s m i t h . ] .( 1 8 9 2 )BASKETBALL, TheT r i a n g l e, 1 1 0 . TheT r i a n g l eP u b l i s h i n gCompany: Spring. f i e l d .MA .p p .1 4 4 1 4 7 . N a i s m i t h, ] .( 1 9 8 4 )HOWTOSTARTBASKETBALL, P h y s i c a lE d u c a t i o n,1 1 11 . TheT r i a n g l eP u b l i s h i n g. .p p .1 7 9 1 8 0 . Company:S p r i n g f i e l d,MA Naismith, ] .( 19 1 4 )BASKETBALL,APE , R1 3 . The AmericanP h y s i c a lE d u c a t i o nS o c i e t y: NewYork,pp 3 9 9 3 4 0 .. Nea ,l P .( 1 9 6 6 )Basketbal !TechniquesForWomen. TheR o n a l dP r e s sCompany: NewYork,USA ,p .5 7 . 日本バスケットボール協会 ( 2 0 0 2 ) バスケットボール指 導教本.大修館書庖:東京,. pp. 2 6 31 .. 佐藤裕 ( 1 9 7 2 ) 体育教材学序説.禁明書房:東京. 宗野文俊 ( 2 0 1 3 ) 体育授業におけるフラッグフットボー. 7 4 8 . ルの教育内容の再検討.教育方法学研究, 38:3 鈴木理・青山清英・岡村幸恵・伊佐野龍司 ( 2 0 1 0 ) 価値 体系論的構造分析に基づく球技の分類.体育学研究, 5 5. :1 3 7 1 4 6 . 高瀬淳也・高橋健夫・石田譲・吉本忠弘 ( 2 0 0 9 ) 学校体 育におけるボール運動の戦術学習に関する事例的検討. 釧 路 論 集 北 海 道 教 育 大 学 釧 路 分 校 研 究 報 告 , 41:. 1 9 9 2 0 8 .. TheAmericanS p o r t sP u b l i s h i n gCompany ( 1 9 0 5 1 9 4 1 ). 3 0 1.
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