小学校における管楽器活動に関する研究 : 滋賀県の実態調査と授業研究を中心として
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(2) る学校(80校)を対象として、活動状況の詳. 小管活動が円滑に運んでいるときは、以下に. 細について調査した。2種類の調査結果から、. 示す6要因がうまく機能しているときである。. 管楽器活動のあり方を考察した。. これらの条件がフル圃転ずるように、指導者は. 第3章は前章を受けて、小管活動の可能性を. 最善の方法を模索していくことが求められる。 童の意ゐ’. 探る内容となった。授業内管楽器活動を観察す る中で、よりよい授業実践例の構築を模索して. いる。さらに、平成14年度(2002)から創設 小管活動. される「総合的な学習の時間」や社会教育にお ける活動の可能性について論述した。. 4 研究の結果と考察. ’く. 墲フ整i. 滋賀県の小学校は:、管楽器の保有率が高いと. いうことがわかった。しかし、これらの楽器の. 5 今後の課題と展望. 半分は音楽室に眠っている状態である。2回目. 小管活動は、クラブとして行うことが難しい. の調査でも、摺導者の苦労がよくわかる内容で. 状況にある。今後、クラブだけの活動に頼って. あった。小管活動を実践する上において暗い影. いれば先細っていく可能性が高い。そうならな. を落とす調査結果になったことは事実である。. いためにも、以下の普及が望まれる。. とはいえ、積極的に推進していこうとする声. ○音楽授業. も数多く聞くことができ、今後の活動方向を示. すべての児童が、管楽器を経験できることは、. 唆するものとなった。この調査結果から、管楽. 小学校年代にとって貴重であると考える。誰で. 器指導者の葛藤を見てとることができた。小管. も取り組める授業プランの作成を早急な課題と. 活動は、多くの問題が山積しており、厳しい状. したい。. 況にある。一方で、この活動を続けていきたい. ○「総合的な学習の時間」. と考えている指導者も多くいる。実際のところ、. これは教科の枠を越えた横断的・総合的な学. こういつた二律背反的な考えを持った指導者が. 習をする場である。この活動において取り組ん. 多く、複雑な心境を垣間見ることができた。. でいる内容の中に、うまく管楽器を活用させて. 小管活動を行う際、時間的な問題、指導者の 問題、技術摺導的な問題などが大きな障害とな ることはよく言われていたことである。それが この調査によって、より明確となった。. いくことができれば理想的であるといえる。 ○社会教育. 小管活動を社会教育に位置づけようとする声 は、アンケート調査から多くあることがわかっ. 管楽器を活用した授業は、決して特別な活動. た。楽器類や施設面はそのまま学校が請け負い、. ではなく、どこの学校でも実践できるというこ. 活動時間や指導者を学校教育と切り離して考え. とがわかった。この授業を継続して実践してい. ることができればよいのではないか。. くことで、技能面はほとんどの児童が伸びを示 し、意欲面についても減退することなく活動す. 主任指導教官 藤井 一男. ることができた。. 指導教官竹内俊一.
(3) 小学校における管楽器活動に関する研究 一滋賀県の実態調査と授業研究を中心として一. 教科・領域教育専攻. 芸術系ほ一ス音楽 臼井 修一 1 研究の動機と目的. 第2節 教育課程における管楽器活動. 滋賀県の小学校には、必修クラブとして活動. 第3節 学校外における管楽器活動. しているスクールバンドが数多くある。毎年、. 第2章 滋賀県内小学校における管楽器活動の実態. バンドフェスティバルが盛大に行われており、. 第1節 小学校管楽器活動実態調査. たくさんの小学校が参加する。県内小学校にお. 第2節 管楽器活動クラブ実態調査. ける管楽器活動(以下、小管活動とする)は、. 第3節 自由記述回答. 必修クラブという形が一般的に浸透している。. 昭鵜56年(1981)、滋賀県で国民体育大会が. 第3章 小学校における管楽器活動の可能性 :第1節 管楽器を活用した音楽授業. 開催された際、多くの小学校に管楽器が備品化. 第2節 授業内管楽器活動に関する調査. された。これを契機に管楽器活動を始めたとい. 第3節 今後の課題と展望. う学校が多くある。現在においての管楽器活用. おわりに. はどうであろうか。残念ながら、こうした楽器. 主要参考文献及び資料. を活用せず音楽室に眠らせているという学校が 少なくない。. 県内小学校には、いったいどれくらいの管楽 器が備品化されており、どの程度の活用がなさ. 3 研究の概要 本研究は、小管活動の実態と可能性について まとめたものである。. れているのであろうか。これまでのところ、全. 第1章は、教育課程の改訂を受けて、管楽器. 県的に調査した前例がなく、管楽器活動の実態. 活動の位置づけについて論述した。活動の位置. がつかめていない。. づけには、先述した必修クラブや特設クラブ、. そこで、県内小管活動の実態を網羅的に調査 しようと考えるに至った。さらに、音楽授業に. おける管楽器活動の可能性を探るため、授業観 察も試みることとした。. 音楽の授業、社会教育、そして、「総合的な学 習の時間」などがある。. さらに、指導要領の器楽活動に関するくだり を紐解きながら、管楽器活動の歴史に触れた。. 第2章は、滋賀県内小管活動の実態について. 2 論文の構成. アンケート調査を中心にまとめた。県内すべて. はじめに. の小学校(234校)に、管楽器保有の有無、そ. 第1章 教育課程の改訂と小学校音楽科教育. の台数、活動状況などについての調査を実施し. 第1節 教育課程改訂の概要. た。そして、クラブ活動や運動会で活動してい.
(4) る学校(80校)を対象として、活動状況の詳. 小管活動が円滑に運んでいるときは、以下に. 細について調査した。2種類の調査結果から、. 示す6要因がうまく機能しているときである。. 管楽器活動のあり方を考察した。. これらの条件がフル回転するように、指導者は. 第3章は前章を受けて、小管活動の可能性を. 最善の方法を模索していくことが求められる。. 愈. 探る内容となった。授業内管楽器活動を観察す る中で、よりよい授業実践例の構築を模索して. いる。さらに、平成14年度(2002>から創設. ’校の支而. される「総合的な学習の時間」や社会教育にお. 小管活動. ける活動の可能性について論述した。. 4 研究の結果と考察 滋賀県の小学校は、管楽器の保有率が高いと いうことがわかった。しかし、これらの楽器の. 5 今後の課題と展望. 半分は音楽室に眠っている状態である。2回目. 小管活動は、クラブとして行うことが難しい. の調査でも、指導者の苦労がよくわかる内容で. 状況にある。今後、クラブだけの活動に頼って. あった。小管活動を実践する上において暗い影. いれば先細っていく可能性が高い。そうならな. を落とす調査結果になったことは事実である。. いためにも、以下の普及が望まれる。. とはいえ、積極的に推進していこうとする声. ○音楽授業. も数多く聞くことができ、今後の活動方向を示. すべての児童が、管楽器を経験できることは、. 唆するものとなった。この調査結果から、管楽. 小学校年代にとって貴重であると考える。誰で. 器指導者の葛藤を見てとることができた。小管. も取り組める授業プランの作成を早急な課題と. 活動は、多くの問題が山積しており、厳しい状. したい。. 況にある。∼方で、この活動を続けていきたい. ○「総合的な学習の時間」. と考えている指導者も多くいる。実際のところ、. これは教科の枠を越えた横断的・総合的な学. こういつた二律背反的な考えを持った指導者が. 習をする場である。この活動において取り組ん. 多く、複雑な心境を垣間見ることができた。. でいる内容の中に、うまく管楽器を活用させて. 小管活動を行う際、時間的な闇題、指導者の 問題、技循:指導的な問題などが大きな障害とな. ることはよく言われていたことである。それが この調査によって、より明確となった。. いくことができれば理想的であるといえる。 ○社会教育. 小管活動を社会教育に位置づけようとする声 は、アンケート調査から多くあることがわかっ. 管楽器を活用した授業は、決して特別な活動. た。楽器類や施:悲心はそのまま学校が請け負い、. ではなく、どこの学校でも実践できるというこ. 活動時間や指導者を学校教育と切り離して考え. とがわかった。この授業を継続して実践してい. ることができればよいのではないか。. くことで、技能面はほとんどの児童が伸びを示 し、意欲面についても減退することなく活動す. 主任摺導電宮 藤井 一男. ることができた。. 指導教官 竹内 俊一.
(5) 平成12年度. 学位論文. 小学校における管楽器活動に関する研究 一滋賀県の実態調査と授業研究を中心として一. 兵庫教育大学大学院 学校教育礒究科 教科・領域教育専攻 芸術:系ロース音楽. 学籍番号 M99651D 臼井 修一.
(6) 属 次 凡例 はじめに 4 第1章 教育課程の改訂と小学校音楽科教育…一…・一…・……一…・…一……7. 第1簾 教育課程改訂の概要一. 昌7. 1 薪教育課程と「総合的な学習の時間」・……一一………一・一…・……・一7. 2 音楽科改訂の趣旨. 玉◎. 第2節 教育課程における管楽器活動・…・一一一………・………………一・…弓3. 1 音楽科教育の変遷と器楽指導の考え方・一一……一・一……一一一……弓3 2 必修クラブとしての管楽器活動一・……一…・・……一一…一……一・・18. 3 その他の管楽器活動・・ 第3節 学校外における管楽器活動. 21. ・24 ・24. 1 社会教育としての管楽器活動 黛 公民館活動. ・25. 第2章 滋賀県内小学校における管楽器活動の実態……一一……一……28 第1節 小学校管楽器活動実態調査 ∼ .『 ・ 28. 1 調査目的及び方法・ 28 盆 調査結果・ ・30 3 考察 34 第2節 管楽器活動クラブ実態調査 4◎ 1 調査目的及び方法一 ・40 2 調査結果 ・45 3 考察 59 第3飾 自由記述回答・ ・84 1 集計・分析… 84 盆 考察 85. 第3章 第1飾. 小学校における管楽器活動の可能性……・………一一…・…・一・一つ1. 管楽器を活用した音楽授業. …. 91. 1 ・96 2 授業プラン 授業内管楽器活動に関する調査・…………一一・一一………一一…1◎5 第2節 至◎5 1 調査目的及び方法 ・1◎7 2 調査結果及び考察 123 3 調査結果と授業との相関関係・ 奈良県橿原市立K小学校の実践・……………・…一一…一一…・・…一…・・つ1. 第3飾. 今後の課題と展望. 玉29. 1 全体的考察 2 これからの管楽器活動 おわりに 主要参考文献及び資料・ 謝辞・. ・129 ・・. a5 137. ,戸. 14G ・142.
(7) 【凡例】. ○(注)は節の最後に掲載する。. ○アンケート用紙の選択項目を引用する場合は、r jで囲んで表すこ ととする。. ○アンケート用紙に寵述された内容を引用する場合は、、『 』で囲んで 表すこととする。. ○アンケート用紙から記述した内容は、全体の意味が変わらない範囲で 語尾を変えているところがある。 ○本小論の中で使用する楽器の略記号1ま以下の通りとする。 ヒ。. c諏ロ. フルート クラリネット サツクス オーボエ 識ルネット トランペット. ァルトホルン フレンチホルン トロンボーン ユーホニューム チューバ バリトン. 瓢P量ccド =F璽.. 謹C1.. =Sax。. =Ob. =Cor。 ==Tp.. コAHr. 業}致、. 礪Tb,. 訟Euph. 露Tub. 轟Bar,. プリューゲルホルン綴F.猛,. パーカッション. 篇P¢r..
(8) はじめに. 平成14年度(20◎2)から教育課程の改訂に伴って、薪しい学校教育 演はじまる。平成玉董年(1999)に発行された『小学校学習指導要領解 説』のまえがきによると、「今回の改訂は、完全学校週5濤制の下、各 学校が『ゆとり』の中で『特色ある教育』を展開し、児童に豊かな人關 性や自ら学び自ら考える力などの[生きるカコの育成を図ることを基本. 的なねらいとして行ったものである」幟Pとある。竹野学校週5β制と ありながら、ゆとりの中で特色ある教育とうたっている。授業時数が減 るにもかかわらず、ゆとりを持たせるとはどういうことか。矛盾ともと. れる言い干しの中に、21世紀に進む歳き学校教育の真の姿が見えるの ではないであろうか。. 今回の教育課程改訂において、最も重要視されることの1つとして「総. 合的な学習の時間」(以下、「総合的学習」とする)の創設があげられ る。特色ある教育課程づくりを進めることが各学校の差し迫った課題と いえる。地域や学校の実態などによって、独自の教育課程を組んでいく. 必要があり、まさに移行期である今、各学校の対応が問われるところで ある。さらに、各校が従来まで行っていた行事や特別活動などをいかに. 効率よく削除、精選して実践していくことができるかということも極め て重要と考えられる。. そんな中で、微妙な位置づけにあるのがクラブ活動(以下、必修クラ ブと呼ぶ)である。平成元年(1989>に公示された小学校学習門門要領 (以下、指導要領とする)では、「:主として第4学年以上の三好の児童 をもって緯織し、共通の興味や関心を追求する活動を行うことま{注2)と. 一4一.
(9) いうねらいを述べ、必修クラブを学校教育の中に厳然と位置づけている。. 年間授業時数も35時問とし、週1時間の活動が保障されていた。しか し、今回の改訂では、「特別活動の授業のうち、児童会活動、クラブ活 動及び学校行事については、それらの内容に応じ、年間、学期ごと、月 ごとなどに適切な授業時数を充てるものとする」(齢)とあることから、. 必修クラブとしての確固たるものがぐらついてきたと解釈することがで きる。. 本小論の題目にある小学校における管楽器活動(以下、小管活動とす る)、滋賀県においては、そのほとんξが、この特別活動の申にある必 修クラブで行われている。ということは、必修クラブが縮小される今園 の改訂により、管楽器活動は大いに打撃を受けることになる。単純に、. 管楽器活動自体が縮小されるのではと考えることができる。これは、憂 うべき問題ではないか。. 筆者は、小学校において8年間、必修クラブとしての金管バンド指導 にあたってきた。その問、地域の音楽会や校内音楽会、運動会など、学 校内外の行事に前向きに参加し、活動の幅を広げてきた。滋賀県には、. このように、必修クラブの位置づけで行われているスクールバンド(本 小論では、学校内において活動しているバンドのことを指す)が数多く ある。毎年、北部と南部に分けて、金管バンドを主体としたジ識エアミ. ュージックフェスティバルが盛大に行われており、たくさんの小学校が 参加している。そういう意味では、管楽器はかなり浸透しているといえ る。しかし、このような活動は一部の児童だけのものでしかなく、すべ ての児童が管楽器に親しむには、ほど遠い状況にある。. 本小論は、以上述べたような小管活動の可能性を探る内容とタってい る。筆者は、必修クラブの活動だけにとどまらず、音楽の授業や「総合. 一5一.
(10) 的学習」においても管楽器活動が積極的に実践されることを願ってやま ない。しかし、社会の情勢は必ずしも我々の望む方向には進んでくれる とはいえない。せめて音楽室の楽器庫で眠っている楽器たちを、何とか 眠りから覚まさせたい。そのためには、どうずればよいのか。 まずは、滋賀県小学校の管楽器に関する実態調査を実施することから、. 事実認識を深めることとしたい。そして、調査結果から見えてきた内容 に応じて、今後の進むべき方向性を探っていきたいと考える。. (注1)文部省『小学校学習指導要領 総花編』東京書籍,肺労まえがき (油2)文部省『小学校据導書 特別活動編丑東山書房,19舘R44 (注3>文部省『小学校学習指導要領解説 特別活動編』東洋慮版社.1999P,玉00. 一6一.
(11) 第1章 教育課程の改訂と音楽科教育 第1節 教育課程改訂の概要 1 新教育課程と「総合的な学習の時間」. この度、改訂された教育課程は、平成14年度(2002)から完全実施 されることになっている。「これからの学校教育の在り方として、〔ゆ とり]の中で自ら学び自ら考えるカなどの[生きるカコの育成を基本と し、教育内容の厳選と基礎・基本の徹底を図ること、一人∼人の個性を. 生かすための教育を推進すること、豊かな人聞性とたくましい体をはぐ くむための教育を改善すること、横断的・総合的な指導を推進するため. 『総合的な学習の時聞』を設けること、完全学校週5日制を導入するこ となどが提言された」(注Pと改訂の経緯が述べられている。急激に変化. する社会に呼応するかのように教育のあり方も変わってきている。明治 初頭以来12◎年あまり続いた、いわゆる追いつき型近代化の教育から等 しい国際化、情報化、科学技衛の発展等の時代に対応する教育への転換 が求められている。 指導要領は、. 「①豊かな人問性や社会性、国際社会に生きる臼本人としての自覚を 育成すること. ②自ら学び、自ら考える力を育成すること. ③ゆとりのある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着 を図り、個性を生かす教育を充実すること. ④各学校が創意工夫を生かし特色ある教育、特色ある学校づくりを 進めること」幟2). 上記4つの方針に基づき改訂されている。とりわけ、③の「ゆとりの中. 一7一.
(12) での基礎・基本」とはどんなことなのかということが、今改訂の数字上. 大きく変わった点を表しているといえる。完全学校週5目制が実施され ることにより、新教育課程では、週あたりの授業時数が現行より2時間. 削減され、各学年とも年間で7◎時間(1年生は68時閤)減ることにな る。各教科等の年間授業疇数は35週で割り切れないものが多く、今ま でのように1年闇を通して同じ時聞割表で進めることが難しくなる(表 1.1.1参照)。これからは学期ごとに時間割を変えるなど、学校の創意工. 夫が必要となり、1単位蒔問45分の扱いも、場合によっては3◎分にし たり60分にしたりと弾力的に運用する工夫が出てくるであろう。. 表しU 現行と薪教育課程の年間授業時数の比較 学年. 国語. 社会. 現行. 現行. 改訂. 改訂. 算:数. 理科. 現行. 改訂. 現行. 道徳. 音楽. 改訂. 現行. 改訂. 現行. 総合的 w習. 特活. 改訂. 現行. 改訂. 現行. 改訂. 合計 現行. 改訂. 1. 306 272. 136. Il4. 68. 68. 34. 34. 34. 34. 850. 782. 2. 315. 175. 155. 70. 7◎. 35. 35. 35. 35. 9藍o. 840. 3. 280 235. 105. 70 175. 15◎. 105. 70. 70. 60. 35. 35. 35. 35. 105. ,80. 9ユ⑪. 4. 280 235. 105. 85. 175. 150. 玉05. go. 70. 60. 35. 35. 70. 35. 105. 1015. 945. 5. 210. 180. 1◎5. 9⑪. 175. 15◎. 105. 95. フ0. 5◎. 35. 35. 70. 35. 11◎. 1015. 舛5. 6. 2夏0. 五75. 105. 1◎o. 至75. 150. 105. 95. 7Q. 50. 35. 35. 70. 35. 110. 1015. 945. 28◎. (生活、図画工作、体育は省く。ただし、合計数には含まれる). 新指導要領は、年間授業時数が1劇弱、教育内容が3割程度醐減とな る。ゆとりの中で基礎・基本の確実な定着を図ることを重視し、必要な 時間をかけて十分に指導することがねらいとされている。. また、②の「自ら学び自ら考えるカ」、④の「特色ある教育、特色あ る学校づくり」との関連性から「総合的学習」が創設された。第3学年. 一8一.
(13) 以上において、週あたり3時間(年間で3・4学年が各105時間、5・ 6学年が各110時間)実平することになる(表しL1参照)。この「総合 的学習」に関しては、教科の枠を越えた横断的・総合的な学習をするこ とになるが、この時間で具体的に何をするのかは、それぞれの学校裁量 にゆだねられている。つまり、各教科、道徳、特別活動のように具体的 な冒標や内容は述べられておらず、地域や学校の実態に応じて創意工夫 して学校独自のカリキュラムをつくり、特色ある教育活動を展開してい くことが必要となってくるのである。. また、ギ総合的学習」は、児童の興味・関心を大切にし、追究してい く意欲をわき立たせる課題を設定することが重要となってくる。そうす ることによって、児童自身が自分で計画し、調べ、追究していく学習方. 法を学んでいくことができると考えられる。さらに、直接的な体験活動 によって、多面的・実感的な知識を学んでいくことができるのではない であろうか。. 「総合的学習」では、各教科を通して児童が身につけた力を生かすこ とが重要である。その逆に「総合的学習」の中で身につけた学習方法は、. 教科の学習を進める上において役立つものとなる。例えば、国際理解を 中心にして“世界の楽器を知ろう”という単元を実践した場合、音楽科 と密接に関わることになる。世界各国の楽器を調べていくことで、普段、. 音楽科で使っているリ灘一ダーや鍵盤ハーモニカの音の出し方を再発見 することもあると考えられる。. 本題目に掲げている管楽器をこの「総合的学習」にもつてくることは 可能なのであろうか。前述した通り、「総合的学習」は各教科と密接な 関係を保ちながら、独自の色合いを出して運営していくことになる。地 域や学校の実態などに応じて、国際理解、情報、環境、福祉・健康など. 一9一.
(14) テーマを決めて取り組むスタイルとなり、テーマ設定に関しては、教科 の側から発想されたことでは決してない。すなわち、管楽器を「総合的 学習」の枠内にはめ込むという発想ではなく、「総合的学習」において. 取り組んでいる内容の中にうまく管楽器を活用させていくことができれ ば理想的であるといえる。. 2 音楽科改訂の趣旨 今日の小学校音楽科の教育課程は、文部省より皆示される指導要領に よって、法的に規定されている。臼本の教育を決定する最高法規は、日. 本国憲法に則り制定された教育基本法である。この法律の中で、指導要 領の法的意味を決定する条項は、第十条(教育行政)「教育は、不当な 支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべ きものである。教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行する に必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない」㈱〉 である。. 教育基本法は学校教育法、学校教育法施行規則、指導要領の順に、法 の委任によって、具体化、詳細化されている。そして、この指導要領に よって教科書検定が行われる。この中で小学校音楽科の存在が明確に規. 定されているところは、学校教育法第十八条である。ここには、「生活 を明るく豊かにする音楽、美術、文芸等について、基礎的な理解と技能 を養うこと」磁}とある。この規定及び学校教育法施行規則第二十五条. r小学校の教育課程については、(申略)教育課程の基準として文部大 臣が別に公示する小学校学習指導要領によるものとする」(注5}が、音楽 科指導要領を定める法的な根拠である。. 今改訂の音楽科改善の基本方針は、次の3点に要約して示されている。. 一10一.
(15) 1つ目は、音楽科のねらいとして、情意面と能力面のバランスのとれた 音楽教育が一層進められるようにすることを重視するとしている。2つ 揖は、児童と音楽の望ましいかかわりとして、児童が自分のよさを発揮 しながら主体的で創造的な学習活動をより活発に行うことができるよう. にするとしている。3つ目は、これからの国際祉会に生きる児童に必要 とされる資質・能力を育成する観点として、諸外国の音楽文化と我が国 の伝統的な音楽文化を昧わい尊重する態度の育成を一層重視するととも に、国歌「君が代」の指導を充実することとしている。. 上記の改善の基本方針と具体的事項に基づいて、目標及び内容につい て改訂を行った。まずは目標について、現行のものとくらべてみること にする。 [現行](齢}. 表現及び鑑賞の活動を通して、音楽性の基礎を培うとともに、音楽を愛 好する心情と音楽に対する感性を育て、豊かな情操を養う。 [薪](注7}. 表現及び鑑賞の活動を通して、音楽を愛好する心情と音楽に対する感性 を育てるとともに、音楽活動の基礎的な能力を培い、豊かな情操を養う。. 文言の順序が変わっているという点をのぞいては、そんなに大きな違 いは見られない。「音楽性」から「音楽活動」という言い回しになった ところが最大の変更点といえる。. 各学年の目標及び内容については、全体的な大綱化を一層推進すると. いう趣旨に従って、[第1学年及び第2学年][第3学年及び第4学年〕. [第5学年及び第6学年]のように2学年まとめて示している.内容の 領域構成は、現行と同じく、「表現」と「鑑賞」の2領域となっている。. 主な改訂点として、音符や休符、記号などについては、その種類を30 に減らし、全学年を通じて弾力的な指導ができるようにしたとある。. 一u一.
(16) 他の内容に関しても、大幅に精選している点が多くある。とりわけ、. 鑑賞領域や器楽領域において、大幅な変更が打ち出された。鑑賞共通教 材は、まったく指定をなくし、自由に曲目を選択することができるよう になった。器楽においても、現行の鍵盤ハーモニカやり諏一ダーといっ た楽器平定が完全に取り払われ、自由に楽器を選択することができるよ うになった。このことは、小管活動をする上において、たいへんやりや すくなったと解釈することができる。つまり、学校や教師の裁量により 楽器を選択できるのであれば、音楽授業の申に管楽器を取り入れること が今まで以上に容易であると言い切ることができる。. そう考えると、この度の改訂によって、小管活動はプラスに作用され る可能性が出てきた。筆者は、各学校において、備品化されたまま眠っ. た状態になっている管楽器をもっと積極的に活用すべきであると考えて いる。しかき、音楽授業において活用できれば、児童すべてが平等に使 うことができるという点からも、最も理想的な活用法ではないであろう. か。本小論の2章、3章においても、音楽授業における活用の方法を探 っていきたいと考える。. 《注1)文部賓『小学校予習指導要領解説 総劉編』東京書籍,19勢P.1. (注2)前掲書(注1)P.2 (注3)文部省大臣官房総務編(国法編・例規編)『教育法令集「教育基本法第十条(教育行 政)瑚第一法規,2◎00P.1244. 1注4)前掲書(注3)「学校教育法第十八日目八」PJ253−3 (注5)前掲書(注3>「学校教育法施行規劉第二三五条jR1278 (注6)文部省『小学校撰導書 音楽編』教育芸術社:,1989P.4. (注7)文部省『小学校学習摺導要領解説 音楽編£教育芸衛社.1999P.8. 一12一.
(17) 第2節 教育課程における管楽器活動 1 音楽科教育の変遷と器楽指導の考え方. 戦後初の指導要領が試案という形として示されたのは、昭和22年 (1947)6月である。器楽指導に関しては、この指導要領において、楽 器名を示したものとして明確にうたわれている。なかでも、この時期と. しては異例ともとれる楽器名が示されている。第5学年において「バイ オリンのような弦楽器、フルート・クラリネットのような管楽器男鹿P とあり、第6学年において「各種の弦楽器、各種の木管楽器、トランペ ットのような管楽器」(注2)というところである。続いて、器楽指導の考 え方として「器楽教育においては(中略)合奏を盛んにしたい。そして、. できれば各学校に学校合奏団ができるようにすることが望ましい」㈱) と記述されている。戦後間もないこの頃、指導要領の中に、こうも堂々 と管楽器が明記されていたとは想像もしなかったことである。ただし、. 物資が不足していた時代ということもあってか、管楽器を実際に扱って いた学校は少なかったようである。. 続いて、4年後の昭和26年(ig51)12月には第1回の改訂が行われ た。これも試案という形である。音楽科教育は、目的観の転換、いわゆ る、それまでのような徳育中心の教育からの脱皮を図った。また、戦後 占領下の諸事情も含めて、当時アメリカを中心とする」.デューイの進歩. 主義による教育思想の反映が色濃く、児童の生活経験を重視することが あげられる。. 器楽指導に関しては、その意義について「声以外のものによる自己表 現の一つの手段である」「楽器の演奏や合奏によって、リズム・旋律・. 和声・その他副次的ないろいろな音楽の要素をよりょく理解し、表現す. 一13一.
(18) る力が養える」f楽器の演奏を通じて、よい意味の鑑賞能力が養える」 「膏楽に関する理論や歴史などの知的な理解を発達させるための背景に. なる」(劇などがあげられている。管楽器については、3年生「鑑賞3 の目標の申に「見ても、音を聞いただけでも、何の楽器かわかる能力を 伸ばす(トランペット・フルート)」<注5>と記述されている。また、5. ・6年生において「目本楽器やオーケストラ・吹奏楽などで用いる楽器 のうち、児童に身近なものを適宜加える」(酬と記述されている。. 昭和33年(1958)1◎月には、第2回目の改訂が行われ、告示の形淋 とられた。戦後10年余りが経過し、科学や産業、文化の面においてそ の発展はめざましく、それと連動して教育水準が向上してきた。学校は 知識を広め、技能を身につけるところだという気運が盛り上がり、知識 志向の指導要領となった。教育課程審議会の答申を受けて、これを具体 的に指導要領に示すことも、この時期から始まった。最大の特色は、前 回までの試案とは違って、我が国が主体的に作成したという点である。. さらに、この指導要領から、法的拘束性を生ずるとした。最も大きな 改訂点は「教育課程は、各教科、道徳、特別教育活動、学校行事等の4 領域をもって編成する」としたことであった。音楽科については、共通. 教材が示され、領域も「鑑賞」と駿現」の2領域となった。また、1 年生の音楽の時間が、それまでの週2時間から3時間に増加されたのも この時期である。. 器楽指導に関しては、第1学年から第6学年までの全学年に具体的な 楽器名が記述されることとなった(次ページ表1ユ1)。また、「学級の 普通授業における器楽指導と、クラブ活動としての器楽指導とは混同す べきでない。特に楽器の編成や教材の選択、編曲の程度などについては、 じゅうぶん注意を払うことが必要である」(注7)とある。この当時におい. 一14一.
(19) て、以上のような記述をしたことが、今日までの音楽授業とクラブ活動 の楽器活用においての隔絶感を生んだといっても言い過ぎではない。つ まり、現在において特別な児童(クラブ員)だけが管楽器を扱っている 状況をつくったルーツ的なものがあるということがいえる。 表し2.1各学年の楽器名(昭和33年版) 学年 1. 楽. 器. 名. リズム楽器(大太鼓、タンプ卯、トライアングル、鈴、カスタネット、小太鼓、シンバル、拍子木). 律楽器(木琴、台糖、ハ唖功、オルガン). 2. リズム楽器 律楽器(木琴、鉄琴、ノいモ功、オルガン〉. 3. 第2学年に同じ. 4. リズム楽器 律楽器(木琴、鉄琴、ハ嘩功、勲ガン、ア距デ構ン、たて笛〉. 5 6. 第4学年に問じ リズム楽器 律楽器(木琴、鉄琴、ハ畷助、細かン、ア距ディオン、たて笛). 昭稲43年(1968)7月には、第3圓目の改訂指導要領が告示された。 基礎学力の重視ということを中心とした教育思潮が世界的な広がりとな ったのがこの時期である。その影響を受けて、指導要領は、「基礎」を 領域として位置づけることとした。音楽科は、「歌唱」、「器楽」、「創作」、. 「鑑賞」に「基礎」を加えた、いわゆる5領域となった。. この指導要領からは、器楽指導について、より具体的に明記されるこ. ととなった。第1学年及び第2学年において「打楽器jfオルガン」「ハ ーモニカ」をあげ、第3学年から第6学年までは「打楽器」「オルガン」 「笛」をあげている。さらに、「各学年において示した楽器については、. 学校の実状や児童の能力に応じて、他の嗣種の楽器に代替してもさしっ かえないこと」(注8>としている。その他にも、「各学年において示して. 一15一.
(20) いない楽器、たとえば笛以外の管楽器、弦楽器などについても、学校の 実鋳や児童の能力に応じて、適宜指導してもさしっかえないこと」幟9》 となっており、管楽器に関して触れられている。. 昭和52年(19フ7)7月には、第4回目の改訂が行われ告示された。 学校嫌いの児童が急増しつつあったこの時期、その打開策として本改訂 の目玉的存在といえる「ゆとりと充実」が登場した。端的にいうと、学. 習領域の整理統合、内容の精選、教師の主体性と創意工夫を進め、必要 最小限度の基礎・基本の定着化を図ったということである。同時に、個 性を尊重するということも命題とした。音楽科では、5領域から「表現」 と「鑑:賞」の2領域に戻り、内容の精選を大幅に敢行した。目標に「音 楽を愛好する心情の育成」が加えられ、申心的な課題となった。. 器楽指導については、「表現」領域の中に、歌唱指導とともに記述さ. れている。第1学年から第6学年までにおいて、具体的に示された楽器 名は以下の通りである。. 表し2.2各学年の楽器名(昭和52年版) 楽. 学年. 器. 1. 打楽器、ハーモ功. 2. 打楽器、ハーモ幼、勲ガン. 3 4 5 6. 名. 打楽器、齢ガン、笛. 旋律楽器、打楽器 旋律楽器、打楽器 碇律楽器、打楽器. 平成元年(1989)3月、第5回目の改訂指導要領が告示された。この 改訂は、社会の変化に主体的に対応できる心豊かな人間の育成を目指し. て行われた。最も注目すべき点は、第1学年及び第2学年において、社 会科と理科が廃止され、「生活科」が新設されたことである。. 一16一.
(21) 音楽科については、音楽に対する豊かな感性を培うことに重点を置き、. 創造的な学習活動が活発に行われるよう改善を図り、その一層の充実を. 期すものであった。また、学年の目標を第1学年及び第2学年、第3学 年及び第4学年、第5学年及び第6学年のようにまとめて示し、弾力的 な指導計画を作成することとして、学校や児童の実態に応じた指導が効 果的に行われるようにした。. 内容の構成は、各学年で身につけるべき内容の系統性を重視し、摺導 項目及び指導事項の整理・区分を行った。具体的には、歌唱共通教材に. おいて、その並数を現行の3曲から4曲に増やし、その中から3曲を指 導することとした。器楽指導に関しては、二二年ごとに楽器があげられ ている。. 表1.2.3 各学年の楽器名(平成元年版) 楽. 学年 1. ハ桶功、打楽器. 2. ’いモ功、舳ガン. 3 4 5 6. 器. 名. 鍵盤楽器、打楽器、弛一ダー 鍵盤楽器、打楽器、リコーダー. 旋律楽器、打楽器 旋律楽器、打楽器. そして、平成10年(1998)12月に学校教育法施行規則の一部改正と 指導要領の改訂が行われた。新指導要領等の新しい教育課程の基準は平 平14年度(20◎2)から実施するこ.ととしている。器楽指導に関しては、. 前項において述べたように、各学年の楽器名を具体的に明記することが なくなった。移行期間である今、各学校は音楽授業の中において、どの ような楽器を選択していけばよいか模索している状態であるといえる。. 一17一.
(22) 2 必修クラブとしての管楽器活動 クラブ活動については、現行の指導要領において次のように示されて いる。「クラブ活動においては、学年や学級の所属を離れ、主として第 4学年以上の同好の児童をもって組織するクラブにおいて、共通の興味 や関心を追求する活動を行うこと」幟ゆ。共通の興味や関心を追求する 異学年児童が一堂に会し、各自の能力や特性を十分発揮し、のびのびと 楽しく、豊かな集団活動を自主的に展開するのがクラブ活動である。. ここで、小管活動の位置づけについて触れておくことにする。クラブ 活動というと、通常は上記のような授業として行われている活動のこと を指す。しかし、学校によっては、中学校のように授業外として放課後. などに活動をしているところもある。それも、クラブ活動と呼ばれてい ることが多い。一口に、クラブ活動といっても2通りの意昧に受け取る ことができる。そこで、その位置づけをわかりやすく以下に図示するこ とにする。. 図L24 小学校における管楽器活動の位置づけ. 小学校外活動\=黎辮. この図からもわかる通り、学校の授業時間内に行われるクラブ活動の ことを、特に「必修クラブ」といい、授業時間外に行われるクラブ活動. 一18一.
(23) のことを「特設クラブ」ということにする。. 滋賀県の小学校は、管楽器活動をしている学校(以下、スクールバン. ドとする)の半分以上(57%、詳しくは次章において述べる)が必修 クラブとして活動している。. 特別活動の授業時数は、4年生以上70時間と示されている.そのう ちの35時間が原則として必修クラブにあてられる時間ということにな. る。35時間と示されているこの1時間は、いわゆる一単位時間45分の. ことであり、通常は1週間に1回配当されるものである。ただし、45 分では活動が困難な場合もあることから、学校によっては15分程度延 長して時間をとるなど、弾力的に運用する配慮をしているところがある。. その場合は、1ヶ月に4回あるクラブを3回にするなどして、時間的な 帳尻を合わす工夫もしている。. 例えば、筆者の勤務帯(以下、1校とする)における時間の取り方を ここ3年分紹介してみることにする。. 図L2.5 必修クラブ時却の取り方. 月4回実施45分 委員会は別枠で確保. 平成12年度(2000). 平成II年度(1999). 平成10年度(1998) →. 月3國実施60分 月1圓は委員会. →. 月2回実施60分 教育課程の移行措置. ここ3年だけをとってみても、実施の仕方が見事に変わってきている。 とりわけ、今年度の時間の取り方に関しては、教育課程の改訂を見こし. たものとなっている。実に、2年前のクラブ活動時間豆8◎分(1ヶ月合 計)から、今年度は120分(同様)となり、たった2年の間でまるまる 1時間分の活動時間が消失したことになる。教育課程改訂のあおりを受 けて、多くの学校で必修クラブの活動時間が減る傾向にあるのではない. 一19一.
(24) であろうか。このことについては、次章のアンケート調査結果において 検証する。. 次に、必修クラブとしての管楽器活動年間謙画を紹介してみる。これ も同じく1校の例示である(次ページ表1.2.6参照)。必修クラブとして. 活動しているスクールバンドの多くは、表し2.6で示すような年間計画 になっていると考えられる。ただし、前述したようにクラブ活動の時数 は減少気味ということから、活動内容に関しても練習の効率化、行事な どの参加の絞り込みなどが行われていると考えられる。. 表し2.6 金管バンドクラブ活動年間計画 月 4. 5. 普段の活動. 6. 行事などの参加. 月. 普段の活動. 入学式. 10. 音楽会に向けて. U. 個人練習強化. 12. ナ音質アップ. 基礎練習. 7. 8. 9. 行事などの参加 校内音楽会. 運動会に向けて. 1. ミニコンに向けて. ト季休業中練習. 2. 発表会に向けて 校内ミ諏ン砺ト. 音楽会に向けて 運動会. 3. 1年のまとめ クラブ発表会. 新指導要領によると、クラブ活動は「特別活動の授業のうち、児童会 活動、クラブ活動及び学校行事については、それらの内容に応じ、年間、 学期ごと、月ごとなどに適切な授業時数を充てるものとする」(湘1)と示. されている。従来のように、年間35時間がクラブ活動に充当されてい るわけではない。. 拡大解釈をすれば、必修クラブ自体の存在が危うくなってきたという こともできる。もっとつっこんで考えれば、必修クラ.ブの中でも、活動. 時間をたくさん要する管楽器活動に関しては、存在意義が問われるかも. 一20一.
(25) しれない。これらの点についても、次章の調査結果などから検証してい きたいと考える。. 3 その他の管楽器活動 1)特設クラブ 特設クラブとは、授業外において行われるクラブ活動のことをいう。 いわゆる、中学校や高等学校において行われている部活動のようなもの. である。主な活動時間は放課後である。その他は、休み時間や夏季休業 中に時間をとっているようである。. 滋賀県の小学校には、特設クラブとして活動しているスクールバンド が6校ある。必修クラブの活動とくらべると、指導者数や活動時問は多 くなっている。行事などの参加も多くあり、活動の幅広さがうかがえ、. 校内から校外に至るまで実にさまざまである。しかし、練習時明や行事 などの参加が多ければ多いほど、特設クラブにおいて活動していくこと の困難さがでてくるようである。. 例えば、位置づけについて。学校の中において活動していくには、同 僚である教職員の協力なくしては成立が難しい。実際、特設クラブの指 導者は次のように言っている。『火曜臼の放課後、クラブの練習に向か うとき、他の先生方の視線が冷たいように感じる』である。活動の輻を. 広げれば広げるほど、クラブの存在は突出したものになり、教職員の間 で不協和音が生じてくるのである。こういう点が、特設クラブの難しさ であるといえる。. 2)学年バンド 滋賀県には、学年バンドとして活動している小学校がいくつかある。. 一21一.
(26) そのほとんどの学校は、運動会において発表するということが主たる昌. 標のようである。学年バンドであるということから、たくさんの指導者 が関わることになる。練習時間は、必修クラブとして活動をしている学 校とほぼ同じぐらいである。しかし、運動会の発表ということに重点を 置いていることから、その直前になると、練習時間が結構割かれること が多い。. 問題点としては、大勢の教職員が指導者として関わることから、管楽 器活動に関する理解を求めることの難しさがあげられる。ある学校では、. 毎年、年度始めの教職員会議において、学年バンドの持ち方についても めるそうである。他に、地域からの強い依頼があり、地元であるだけに. 断りにくい、ということがあげられる。学校としては、学年バンドとい う形式を縮小する方向に持っていきたいと考えていても、地域とのかね. あいから即決できない状況にある。以上のようなことから、学年バンド は、児童にとっても指導者にとっても厳しい状況に立たされているとい える。. 3)運動会だけの活動 必修クラブや特設クラブ、学年バンドでもない活動として、運動会だ けの活動がある。運動会だけにおいて発表するもので、滋賀県において は、このパターンをとっている学校は案外多い。指導者数、活動人数は、. ともに少なくなっている。だいたいの学校は、有志を募って活動してお り、児童の希望が少ない場合は活動自体が消滅してしまう可能性もある ようである。ただし、学校にある金管楽器を何とかして活用したいとい う強い希望がこういう活動を続けている要因となっていることは確かで. ある。運動会だけの活動をしている指導者は管楽器活動に対して並々な. 一22一.
(27) らぬ熱意を持っている場合が多い。そういう指導者が管楽器活動のすそ 野を広げているのであろう。. (注1)文部雀『学習指導要領 音楽編(試案)』東京書籍,1947P.18. (滋2)前掲書(注1)P.18 (注3)前掲書(注1)P.18 (注4)文部省『小学校学習指導要領 音楽科編(試案)毒教育畠版.珍5王p.1GI. (注5)前掲書(注4)P,53 (注6)前掲書(注4)P.109 (注7)文部省『小学校指導要領(文部雀告示)』大蔵雀印刷局,1958P.10夏 く濾8)文部省『小学校指導要領(文部省告示)』大蔵省印劉局,1968P,13玉 (注9)前掲書(注7)P,131 (注10)文高言『小学校指導書 特別濫三編』東山書房,1989P.44. 〈注11>文部雀『小学校学習指導要領解説 特別活動編3東洋出版社,!999R100. 一23一.
(28) 第3節 学校教育外における管楽器活動 1 社会教育としての活動 学校教育とはまったく切り離した形で管楽器活動が行われているケー スがある。いわゆる社会教育としての活動(以下、この活動のことを特. 別に、灘ミュニティバンドとする)のことである。平目の放課後や土曜 臼、もしくは日曜日に、地域の公民館などにおいて活動することが多く、. わかりやすい例でいえば、サッカーや聾球などのスポーツ少年団活動と 同様なものであると考えてよい。一昔前までは、このようなスポーツ系. の活動も学校のクラブ活動として行われていることが多くあった。しか し、指導者の問題や時間的な問題から、地域の活動へとうまく移行して. いったということを聞く。近い将来は、管楽器活動に関しても、社会教 育に移行していくという可能性がある。. コミュニティバンドは、スクールバンドを行う場合とくらべて、違っ た問題点がある。違った問題点というと語弊があるかもしれない。頴ミ ュニティバンド特有というとわかりやすいであろう。それはなにかとい うと、楽器の問題のことである。活動していくための楽器をどのように して揃えるかということである。先にあげた、サッカーや野球は、活動. するための用具を比較的安価に、しかも個人持ちとして揃えることがで きる。しかし、管楽器活動に関しては、そういうわけにはいかない。最 も安価な楽器であるトランペットでも、最低5万円ぐらいはする。それ を個人として購入することは難しく、ましてや、予算的なバックアップ が見込めない(少ない〉灘ミュニティバンドでは、団体としての購入も 難しい。社会教育としての管楽器活動が普及しないことの原因として、 このことが大きなネックとなっていることは容易に想像できる。. 一24一.
(29) 成人団体として考えた場合でも、おかあさんさんローラスやママさん バレーボールはたくさんあっても、ママさんブラスバンドはほとんどな い。そう考えると、小学校年代において灘ミュニティバンドを運営する ことの難しさは相当なものであるといえる。しかし、スクールバンドの. 活動が頭打ちの状況にある今、その受け皿となる最たるものが出会教育 としての活動ではないであろうか。. 2 公民館活動 滋賀県には、社会教育という位置づけで小学生年代の管楽器活動を行 っている団体がある。ただし、その数は少なく、筆者が掌握しているも. のとしては2団体しかない。2団体というのは、積極的に活動している という意味合いであり、小規模での活動は他にもあるかもしれない。し かし、この点に関しては、網羅的に調査したわけではないので、詳細に ついては皆目見当がつかない。今後、社会教育としての活動が増えるこ とも予想されることから、この点に関しても調査をする必要が轟てきた といえる。早急な課題としたい。. 積極的な活動として取りあげたのが、R公民館ユースブラスバ7ド(以 下、Rユースとする)とN公民館ジュニアブラスバンド(以下、 Nプラ. スとする)という団体である。Rユースは10年ぐらい前から活動をは じめ、ほンスタントに30人前後の団員を集め活動している。毎年11月 に開催される金管バンドを主体としたジュニアミュージックフェスティ. バルをはじめ、地域の行事などに参加している。Nプラスもジュニアミ ュージックフェスティバルに、ここ数年、連続して出場している。今年. で、結成6年目という比較的歴史の浅い団体である。ここでは、このN プラスの活動状況について紹介してみることにする。. 。25一.
(30) 表し3.INプラス活動状況 活動名 N公民館ジュニアブラスバンド 活動場所 N公民館 摺導者数 4人 指導者職業 小学校教諭、会社員、主婦、他 活動人数 16人(4∼6年) Tp. Cod O台 Tb。4台 A.Hr.4台 保有楽器台数 duph.2台 Tub.1台 バスドラム eナードラム. スネアドラム. ク“ロッケン. eィンハ.ニ シンバル 他打楽器. 活動(練習)時間 行事などの参加. 毎週土曜日14;30∼16;30 シ“ユニアミューシ“ックフェスティハ亭ル. h老会 n域の文化祭 ニコンサート. ャ人団体とのジ糾ントコンサート. :Nプラスは、小学校で金管バンドクラブを指導した経験のある教諭が. つくったコミュニティバンドである。現在は、児童の保護者などが指導 に参加し、合計4人のめぐまれた指導体制となっている。 問題としてあげた楽器については、どのようにして揃えたのであろう. か。当初は、ほとんどの楽器をこの教諭個人持ちで賄っていたそうであ る。活動が本格的に動き出すとともに、公民館もある程度の理解を示し、. 楽器数台と譜面台を購入している。そして、実績をつくり、公民館に年. 間3万円の活動費を出してもらえるようにまでなったということであ る。さらに、今年度に歪っては、幸運なことに、ある財団から多額の援. 助金を受けている。その援助金のおかげで、チューバとバスドラム、テ ィンパニという金額の張る楽器を購入することができたということらし い。前述した楽器の問題は、活動を続けていくにしたがって、うまくク. 一26一.
(31) リアしているようである。. この教諭の優れたところは、Nプラス結成と同時に、嗣じ地域に成人 吹奏楽団体(以下、H吹奏楽とする)を結成したことである。そうして、H. 吹奏楽とNプラスの活動を効果的にリンクさせながら、2団体が順調 に成長していくことになったらしい。つまり、Nプラスの練習にH吹 奏楽の団員が指導をつけたり、その逆として、H吹奏楽の練習をNプ ラスの児童が見に行ったりという交流である。きわめつけは、H吹奏楽 の演奏会に賛助出演という形で参加することである。. Nプラス出身の児童が、H吹奏楽に入団するという形ができあがるこ ともそう遠いことではないであろう。管楽器活動の理想的なコミュニテ ィが熱意ある教諭の取り組みから誕生した。社会教育としての管楽器活 動をつくっていく上でお手本になっているといえる。. 騨27一.
(32) 第2章 滋賀県内小学校における管楽器活動の実態 第1節 小学校管楽器活動実態調査 1 調査目的及び方法 全国的に見ると、小学校の約半数に管楽器が備晶化されているという (全国平均:管楽器保有率1996年10月31日現在42%)(注1)。近年だけ. をとってみても、小学校数が減少しているにもかかわらず、管楽器を保. 有している学校は増加している。しかし、こうした楽器を使用せず、音 楽室に眠らせているという学校が数多く存在する。著者の勤務地である 滋賀県においても、『学校に金管楽器があるけど全然使っていない』と いう小学校教諭の声を聞く。滋賀県には、いったいどれくらいの学校に 管楽器が備晶化されており、どの程度の活用がなされているのであろう. か。これまでのところ、全県的に調査した前例がなく、管楽器活動の実 態がつかめていないといった状況にある。. そこで、滋賀県内小管活動の実態を網羅的に調査しようと考えるに至 ったわけである、滋賀県の小学校には、必修クラブとして活動している 金管バンドが数多くある。毎年、北部と南部に分けて、金管バンドフェ. スティバルが盛大に行われており、北部南部合わせて3◎校ほどの小学 校が参加する。その他にも、学校内の行事等で活躍している金管バンド が多い。. そう考えると、「管楽器を取り巻く状況は、非常に複雑な様相を呈し ているといえる。一方では先細り現象が見えるかと思えば、他方、活性 化の様相が見て取れる。もしかすると管楽器活動に対して、熱心な学校 とそうでない学校との両極化傾向」(注2)がますます強まっているのかも. しれない。完全学校週5日制や少子化なども、この両極化傾向の追い風. 一28一.
(33) となっていることは確かである. 昭和56年目1981)、滋賀県で国民体育大会が開催された際、多くの小 学校に管楽器が備品化されたと聞く。市町村単位で各競技の開始式が行 われ、近隣の小学校がファンファーレ等式典に華を添える演奏をしたと. いう記録が残っている。著者の勤務校1校にも、この国体のために購入 したと思われるトランペット数台が音楽室の棚にひっそりと置かれてい. る。著者が赴任する10ケ年の間、ずっと置きっぱなしにされていたそ うである。これは、1校だけに限ったことではない。県内のたくさんの 小学校が同じような状態であったと予想ざれる。. こうしたことから、当時の楽器の現存状況、また、活用状況を調査す ることが急務であると感じ、以下の要領で滋賀県内小学校の管楽器活動 に関する実態調査を実施した。網羅的な調査であることから、回収率を. 高めるため、調査用紙をはがきサイズで回答できるように簡潔化し、投 函してもらうという方法をとった。. 1)調査対象. 滋賀県内小学校(国・公・私立全234校). 音楽科主任、管楽器指導担当教論. 2)調査内容. 小学校における管楽器の保有台数と活動状況について. 3)調査方法. アンケート調査用紙による. 4)調査項目. ①木管楽器・金管楽器の保有について ②保有している場合、保有楽器名とその台数について ③教育活動における管楽器の活用について ④活用している場合の活動状況. 5)調査時期. 平成11年(1999)10月∼12月. 一29一.
(34) 6・査紙はがサイズ ①あなたの学校に木管楽器・金管楽器がありますか? ある. ない. ②あると答えた方、どんな管楽器が何台ありますか? ※象ったく使ってなくても、学校備晶として 保有しているものはこ寵入ください。 ピッコロ( 〉台 フルート( )台 クラリネット( )台 サックス( )台 オーボエ( 〉台 ファゴット( )台 コルネット( )台 トランペット( )台 アルトホルン( 〉台 フレンチホルン( )台 トロンボーン( )台 ユーホニ訊∼ム( )台 チューバ( 〉台. その他(. )(. )台. ③学校の教育活動で、管楽器を活用していますか?. 活用している. 漕用していない. ④活需していると警えた方、どんな漬動をしていますか? 部活動. 必修クラブ. 音楽の授業. その他く (. 運動会. ). )小学校. お名前く. ). お忙しいところ、ご脇力いただきましてありがとう ございました。. 11月12日. までにご投函いただきますと. ありがたいです. 2 調査結果. 小学校管楽器活動実態調査の結果は以下の通りである。設問④は、複 数回答も可とした。すべての学校から回答を得ている(回収率100%)。. トランペット数に、潔ルネット・ブリューゲルホルンの数が含まれる場 合がある。ユーホニ拡一ム数に、バリトンの数が含まれる場合がある。. ①あなたの学校に木管楽器・金管楽器がありますか? ある. ない ある 173. 総数. ない. 234. 61. ②あると答えた方、どんな管楽器が何台ありますか?(次ページ表2.1ユ参照〉. 一30一.
(35) 表2.1.1 校名. 四〇. 管楽器保有校一覧 Fl.. P隻cc.. Cl.. Ob,. Sax.. Cor.. Tp.. F.Hr.. 八.Hr.. Euph,. Tb,. その他. Tub.. 活用. .合計. 1. A. 30. 15. 7. 6. 6. 2. 66. 2. B. 22. 6. 8. 11. 6. 5 Bar.2Fg, Hr.ユ. 61. ○. 35. 2. 11. 4. 52. ○. 3 c. 4 D 5 E. 2. 6 F 7. G. 8. H. 10. 23. 3. 8. 3. 2. 49. ○. 10. 12. 6. 8. 5. 4. 47. ○. 7. 7. 3. 47. ○. 8. 4. 1. 44. ○. 5. 1. 1. 3. 2. ○. 20. 5. 22. 5. 4. 6. 7. 7. 3. 3. Bar。2. 42. ○. 工. 23. 4. 6. 3. 2 Bar.ユ. 40. ○. 18. 4. 7. 5. 2. 38. 0. K. 4. 21. 5. 5. 2. 1. 38. ○. 12 L. 5. 8. 5. 8. 7. 4. 37. 0. 13 M. 10. 1⑪. 5. 6. 4. 2. 37. ○. 14 N. 3. 20. 3. 4. 4. 2. 36. ○. 15 0. 6. 12. 6. 6. 3. 3. 36. 0. 16 P. 2. 12. 5. 7. 4. 4 Fg, Hr,2. 36. ○. 17 Q. 3. 12. 4. 4. 6. 2 Bar.2 Fg. Hr.2. 35. ○. 18 R. 3. 15. 5. 5. 3. 3. 34. ○. 19 S. 15. 4. 5. 4. 4. 32. 0. 20 T. 20. 7. 4. 1. 32. ○. 9 1. 7. 10 J 1ユ. 2工. u. 4. 1. 22 v 23 w. 8. 24 x 25 Y. 1. 26 z. 1. 4. 3. 2. 30. ○. 2. 8. 2. 2. 30. ○. .14. 5. 3. 30. 18. 8. 3. 29. O 0. 28. ○. 27. O. 10. 4. 6. 2. 1. 10. 4. 5. 3. 2. 5. 2. 5. 4. 20 4. 29 AC. B. 30 AD 31 AE. 2. 32 AF 1. 4. 34 超. 7. 3. ○. 2. 26. ○. 5. 3. 3. 2. 26. Q. 4. 4. 4. 4. 26. ○. 14. 3. 3. 2. 2. 26. Q. 15. 4. 3. 2. ユ. 25. ○. 8. 4. 4. 2. 2. 10. 8 15. 39 削 40 献. 14. 2. 4 4. 4. 3. 20. 41 AO. 27. 3. 12 2. 4. 2. 8. 2. 4. 3. 6. 1. 3. 1. 1. 1. 工. 2. 20 1. 43 AQ. Bar.1Fg. Hr.1. ユ0. 38 AL. 42 AP. 4. 20. 36 AJ 37 AK. 5. 16. 1. 28 娼. 35 AI. 11. 3. 27 麟. 33 AG. 2. 6. 4. 16. 6. 2. 2. 2. 1. 25. O. 24. ○. 24. ○. 22. ○. 22. ○. 22.. ○. 22. O. 22. ○. 20. ○. 20. ○. 20. ○. 44 AR. 3. 5. 3. 3. 3. 2. 19. ○. 45AS 46AT 47AU 48AV. 4. 4. 3. 4. 3. 1. 19. O. 2. 9. 2. 4. 1. 1. 19. 17 3. 49 AW. 2. 19. ○. O 0. 10. 4. 12. 6. 工8. ○. 12. 3. 18. ○. 17. ○ ○. 2. 19. 50. 且x. 51. ハY. 1?. 52 AZ. 12. 2. 2. ユ6. 8. 3. 2. 15. ○. 2. 1. 1. 15. ○. O. 53 BA. 54BB 55BC 56BD 57BE. 3. 2. 9. lo 6 8. 2 1. 2. 1. 1. 15. 2. 2. 2. 2. 14. ○. 2. 2. 2. 14. Q. 一31一.
(36) NO. 校名. Picc.. F1,. Cl.. Ob.. Sax.. 工0. 59BG. 」1. 60 BH. 6. 10. 62 BJ. 14. 63 BK. ユ0. 5. その他. Tub.. 2. 2. 2. 61 BI. 64 BL. F.Hr. Tb. Eup臨.. A,ヨr.. Tp.. Cor... BF. 5β. ○. 14. ○. 1咳. ○. 14. ○. 14. ○. 1. 13. ○. 2. 13. ○ ○. 1. 2. 2. 2. 4. 6. 活用 王4. 2. 2. 合計. 65 畷. jo. 3. 工3. 66 BN. 工1. 2. 13. ○. 67 BO. 10. 3. ユ3. ○. 68 BP. 10. 2. ユ2. o. 69BQ 70BR 71BS. ユ2. 2. 亙0. 10. 1. 12. ○. 12. ○. 11. ○. 11. ○. 11. ○. 10. ○. 72 BT. 5. 73 BU. 玉1. 74 BV. 8. 75 BW. 工0. 10. ○. 76 BX. 9. 9. ○. 77 BY. 9. 9. ○. 78 BZ. 8. 8. ○. 8. ○. 8. ○. 79 CA. 2. 2. 2. 2. 8. 80 CB. 5. 3. 81 CC. 5. 2. 82 CD. 7. 1. 8. o. 7. ○. 83 CE. 5.. 7. ○. 84 CF. 7. 7. ○. 85 CG. 6. 6. ○. 86 CH. 5. 5. 0. ユ. 3. ○. 1. 2. ○. 2. ○. 87 CI. 1. 88 CJ. 1. 1. 89 CK. 1. 90 CL. 30. 91 蝋. 2. 92 CN 93 CO. 1. 5. 94 CP. 4. 95 CQ. 1. 96 CR 97 CS 98.. 1. 3. ユ. CT. 99 CU. 10. 2. 1. 2. 8. 3. 43. 23. 3. 2. 30. 24. 6. ユ0. 4. 4. 11. 3. 7. 16. 1. 7. 18. 4. ユ0. 6. 20. 5. 3. ユ. 4. 5. 30 3. 2. 29. 2. 27 26. 1 3. 1. 26. 3. 1. 25 25. 1. 24. 101 CW. 20. 2. 22. 102 CX. 20. 2. 22. 12. 3. 104 CZ. 30. 105 DA. 2. 106 DB. 10. 2. 108 DD. 10. 6. DF. 8. 111 DG. 10. 112 DH 113. 3. 2. 3. 20. 5. 20. 2. 4. 2. 4. 3. 3. 3. 19. 4. 4. 2. 18. 4. 1. 1. 18. 20 20. 2. 10. 4. 17. 16. D正. 1ユ4 DJ.. 14. 115 DK. 16. 116 DL. 3. 20. 109 DE. 5. 2. 21. 20. 15. 107 DC. 1ユo. 2. 16 2. 16. 16 3. 一32一. 2. 2. 1. 一. 一 一. 一 ㎜ 一. 4. 2. r 一. 一. 20. 2. 一. 24. 100 CV. 103 CY. 一. 15. 一 一. 一 一 一 一 一 .. 一 一 一. 一 一. 一 一 一. 一.
(37) NO. 校名. Fl,. PiCC.. Cl.. Sax.. Ob.. Ccr.. Tp.. F.Hr.. A.Hr,. Euph.. Tb.. その他. Tub.. 合計 活用. 117 田. 15. 15. n8. DN. 15. 15. 1ユ9. DO. 121. 2. 王2. 120 DP. 5. ユ4. 8. ひQ. lG. 2. 1. 13. 10. 2. 1. 13. 3. 13. 123 DS. 10. DT. 】0. 125 DU. 4. 126 DV 127. 13. 3 2. 4. 12. 2. 12. ユ2. 9. DΨ. 12. 3. 128 DX. 6. 129 DY. 11. U. 3. 2. 1玉. 130 DZ. 10. 10. 131 泓. 10. 10. 132 EB. ユ0. 10. 133 EC. 10. 10. 134 ED. 8. EE. 10. 10. 136 EF. 10. 10. ユ35. 10. 2. 137 EG. 8. 138 闘. 10. 10. 139 EI. 9. 9. 14G EJ. 7. 141 EK. 2. 142. 2. 10. 1. 5. 8 8. 1. Eし. 8. 143 ㎝. 5. 2. 144. 巳N. 6. 2. 145 EO. 8. 8. 146 EP. 8. 8. 147 EQ. 8. 8. 148 ER. 8. 8. 149 ES. 6. 2 1. 8 1. 8. 8. 8. 15G ET. 5. 151 EU. 7. 7. 152 EV. 7. 7. 153 EW. 6. 6. 154 EX. 6. 6. 1. 7. 155 EY. 6. 6. 156 EZ. 6. 6. FA. 6. 6. 158 FB. 6. 6. 159 FC. 3. 160 FD. 5. 161 FE. 5. ユ57. 2. 5. 5 5. 162 FF. 5. 163 FG. 1. 1. 3. 165 FI. 4. 4. 2. 4. 1. 4. 166 FJ. 1. 1. 玉67. FK. 2. 1. ユ68. FL. 3. 3. 169 田. 3. 3. 1. 3. 3. 1. 17ユFO. 1. 172FP. 1. 2. 2. 173FQ. 合 ZZ. 2. 1. 1. 正3. 11. 1. 5. 3. 215. 1728. ㎜. 一 一 一 『 一 } } 『 一 』 一 π. 一 一. 一 一 一. } 一 一. 一. 一 一 『 一 一 一 一 一 一 一 一 一. 皿 一 一 一 一. }. 5. 3. 1. 一 一. 5. 164 FH. 1?OFN. 『. 13. 122 PR. ユ24. 一. 『. 187. 一33一. 13. 428. 193. 93. 14 2901. 一. 一 一. 皿 } } 一 } 一 }.
(38) ③学校の教育活動で、管楽器を活用していますか? 活用している. 活用していない. 活用している 89. 活用していない 84. 総数:. 173. (f管楽器がある」173校が回答). ④活用していると答えた方、どんな活動をしていますか? 部活動. 必修クラブ 活動状況. 音楽の授業. 55. 運動会. 20. 音楽の授業. 13. 部活動. 4. ゆとり. 2. 特設クラブ. 1. 課外活動. 1. 総数. その他. 回筈数. 必修クラブ. 6年バンド. 運動会. 1. 99. (「活用している」89校が高高、一部複数回答). 3 考察 前述したように、県内234の小学校すべてから回答を得ることができ た。網羅的な調査を胃指していただけに、100%の回収はたいへん意味 のあるものだといえる。. 調査項目順に考察していくことにする。. ①本管楽器・金管楽器の保有について(次ページ図2.L2参照). 一34一.
(39) 学校備品として、管楽器保有の有無をたずねる設問である。 図2。L2 管楽器の有無 ■ない 26垢. ■ある 74垢. 図2,1.2のグラフから、実に74%もの小学校が何らかの管楽器を保有 していることになる。これは、全国的に見てもかなり高い数字であると いえる。. ②保有している場合、保有楽器名とその台数について 図2.L3 保有楽器名と台数 Cl. Sax. FI.. Ob.. 0.36960.17. 0.10%. 0.43%. Picc.. F.Hr.. 0’03%その他. Tubρ・43%. 0.46%. 3.30% A.Hr. 6.67%. Euph. 6.77%. Cor, 8.82%. Tp.. 57.76% Tb.. 14.70%. 一35一.
(40) 57.76%と圧倒的に「トランペット」数の多いことがわかる。その理 由として、トランペットは児童になじみがある金管楽器ということと管 楽器の中では比較的安価であるということの2つがあげられる。さらに、. 昭和56年(1981)に開催された滋賀国体の開始式において、トランペ ットを中心としたファンファーレ形式の発表が多かったため、その当時、. 大量にトランペットが備品化されたようである。続いて、「トロンボー ン」「コルネット.」「ユーホニューム」「アルトホルン」「チューバ」の. 順となっている。ここまでで、保有楽器のほとんどを占めていることに なる。活動している学校のすべてが金管楽器を主体としたバンドである ということがわかる。小学校においては、メンテナンスや修繕にあまり 手のかからない金管楽器が向いているのであろう。滋賀県においては、. 小学校の段階で金管楽器、木管楽器は中学校からという図式ができてい るようである。. ③教育活動における管楽器の活用について 管楽器を保有している173校がこの設問に回答した。 図2.1.4 管楽器の活用状況1999. ■活用し ていな. い. ■活用し ている. 49%. 51%. 一36一.
(41) 図2.L4のグラフから、51%と半数の学校が管楽器を活用しているこ とがわかる。この数字を多いと見るか少ないと見るか。やはり、少ない と見るのが妥当ではないか。管楽器があるにもかかわらず、まったく活 用していない学校が半数もあるのである。いわゆる、眠っている状態で. ある。どれくらい眠らせているのかは、次の図2⊥5のグラフに示して ある通りである。. 図2.15 楽器別活用状況. (Picc. F1. CL Sax. Ob. H亡。等の楽器はその他に含むこととする). さすがに、すべての楽器で「活用していない」が半数を下回っている が、それでもけっこうな数の楽器が音楽室の棚に眠っていることになる。. 「トランペット」に至っては、757台(約43%)も使われていない。驚 くべき数字である。多くの管楽器指導担当教諭が『楽器が足らなくて困 っている』という嘆きの声をあげている。一方で、こうした楽器の睡眠 状態をつくっている。なんとかならないものであろうか。県内の小学校 において、1066台もの管楽器が冬眠している事実を決して見過ごしては いけないと強く感じる。. ・37一.
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