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表皮におけるSyntaxin3の分泌と機能発現

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Academic year: 2021

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表皮におけるSyntaxin3の分泌と機能発現

著者

宮崎 貴文

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2012年度 修士論文要旨

表皮におけるSyntaxin3の分泌と機能発現

関西学院大学大学院理工学研究科 生命科学専攻 平井研究室 宮崎貴文

Syntaxin3 は t-SNARE に分類される Syntaxin family に属するタンパク質のひとつであり、種々 の細胞内で小胞輸送に関与している。また、同じ Syntaxin family に属し、アミノ酸の類似性が非 常に高い Epimorphin は、必要に応じて、一部が細胞外に分泌されシグナル因子として種々の細 胞の分化誘導、及び細胞生存力の増強を行うことが知られている。私は Syntaxin3 も細胞外に分 泌されうるタンパク質であること、紫外線刺激で細胞外の存在量が増加することを示した。また、 Syntaxin3 の分泌挙動解析から、この分子は他の Syntaxin family と違い、疎水性ドメインを有し たまま細胞外に分泌され、この際に Epimorphin とは異なる分泌機構を利用している可能性を示 唆することができた。これにより、分子構造の酷似した family 分子間での差別化の一端を見出 すことができた。さらに、細胞外に分泌された Syntaxin3 は、紫外線によって発生する細胞毒性 物質の一種である過酸化水素から表皮細胞を保護するということを発見した。この現象を担う分 子に関して解析を行ったところ、分泌された Syntaxin3 は effector caspase の一種である caspase3 のプロセシングを阻害することでアポトーシスを抑制していることが明らかになった。今後は、 分泌された Syntaxin3 による caspase3 の活性化阻害機構の解明が必要となる。

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