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高度医療への貢献か、地域社会への貢献か!? 革新を続けるメキシコの看護教育

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Academic year: 2021

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高度医療への貢献か、地域社会への貢献か

?!革

新を続けるメキシコの看護教育

メキシヨの大学看護学部 はいつも工事 中

!?

メキシヨ各地の大学看護学部を訪ねるたびに驚かされることの一つに、その都度、敷地に新たな施設が増築さ れたり、改築されている点がある。メキシヨ自治大学大学看護師・助産師校 (UNAM―

ENEO)で

は、それまで研究 室だった部屋が分娩室を模した助産実習室に改築され、専門的な

DVD教

材や参考書を販売するショップも規 模 が拡大されていた。屋上を見上げると、

1年

の間にガラス張りのモダンな大学院研 究棟が新築され、いつの間 にかフロアには教員たちがパソコンや電話を使う活発な音が鳴り響いていた。

ENEOの

周辺 は高度専門医療施 設 が集 中するいわば「病院地 区」である。教員の多くは

1日

の半分を臨床の看護師として勤務し、学生の多くも そのような専門的な治療センターヘの就職を希望する。

ENEOと

並びメキシヨの看護教育において歴史の深い国立理工大学看護師・助産師校(IPN一

ESEO)で

は、大 学構 内に市民が簡単な診療や健康相談 に来 る ことができる施設 を敷地内 に増設 中で あった。新 しい施設 は一般市民に広 く開放 され、学生がよ り実践的な学習 を行 い、かつ市民に貢献できるプロジェク トとし て

2010年

にはオープンす る。来診 した市民へ の対応は、それ らを学課 として課せ られた看護学生たち が行 う予定であるという。 メキシコの看 護 学 生 はい つ も地 域 社 会 貢 献 型

?'

メキシヨの大学は 7月が年度末であり、教員も学生も休暇をとる。IPN―

ESEOで

はこの休暇 中、地方の州 との 協定に基づき、看護、医学、歯科 、社会福祉 、心理な どの多学科 の学生による「学際的グルー プ」 を結成 し、地方での活動 プログラムを伝統的に実施 してきた。学生たちは派遣 された地方の教会や公民館な ど に泊 ま り込み、3-4週 間にわたるボ ランティア診療 を行 う。毎年30名程度 の学 生が参加 し、参加 した学 生 には単位が与え られ るという。対応 は主 に内科疾患の来診者 とな り、予防接種、健康教育、家族計画、 子供 の健康診断 (体重や身長のチ ェック)、 歯科検診な どが求 め られ るために、

2年

生以上で単位 を取得 して いる ことを参加条件 とす る。教員 もボ ランテ ィアで 1名が監督 として参加す る。 改築工事の音が響く中、地域 の特徴や伝統 に基づ いた各校 の実践 に驚 きなが ら

ESEOの

学生ホール に足 を向けてみると、そこでは 2009年 度 にメキシヨ州での社会奉仕に参加 した学生 30名 への修 了記念式典が行 われ 、1年間 に 100件 の分娩介助 を達成 した実習修 了生が表彰 されて いた。実習修 了生は地方で リスク の高 い妊婦の分娩介助 を通 して、怖 さや危険を乗 り越え、母子への共感 を学び、それ らの死亡率の低下 に貢献できた と発表 していた。最後 には大学校歌の大合唱 とシュプ レヒコール !教 員 と学生が一体 とな って何度 も何度 も唱和す る声に、いつ しか 自分 もこぶ しを振 り上げ、大きな声をあげて いた。 次 に

ESEOを

訪れた時 には、間違 いな く構 内で生き生き と市民に対応す る学 生たち に出会 えるだ ろう。 そ して、その時 にはそ の次 の どんな準備 が各校 で始 まって いるだ ろうか。

参照

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