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超音波を用いた被曝のない骨年齢推定法の検討と顎骨成長ポテンシャルの予測

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Academic year: 2021

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全文

(1)

超音波を用いた被曝のない骨年齢推定法の検討と顎

骨成長ポテンシャルの予測

著者

佐藤 亨至

(2)

超音波を用いた被曝のない骨年齢推定法の

検討と顎骨成長ポテンシャルの予測

1 6592037

平成16年度∼平成18年度科学研究費補助金

(基盤研究(C) )研究成果報告書

平成19年4月

研究代表者 佐藤亨至

東北大学病院講師

(3)

はしがき

Tanner-Whlt。house(TW)2法は,世界的に標準的な骨成熟評価法となっていたが,正 確な評価にはトレーニングが必要であること,テキストの表現があいまいでわかりに くいこと,算出は煩雑で時間がかかること,日本人の骨の形態は白人と異なることな どの欠点があった).そして何より,連続的に変化する骨の形態を各段階に分類するこ とは無理があると考えられた. そこで,研究代表者の佐藤が中心となって1996年より自動評価法-の取り組みを骨

成熟研究グループ(代表 村田光範、東京女子医科大学名誉教授)の中で検討を開始

した.これはコンピュータを利用してより客観的にそして誰にでも評価が可能なシス テムを目指していた.原理としては第三指末節骨,中節骨,基節骨に着目し,骨幹端 と骨端骨U)それぞれの骨幅と両者の重なり幅を自動計測し,計測値の比をパラメータ として回帰式から骨年齢を算出するものである.これはCASMAS(Computer Alded

skeletal Maturlty Assessmeflt System)と名づけられ, 1999年よりソフトウェアとし

て発売されることになった. CASMASとTW2法の相関は0.95であった.レントゲンをス キャナーによってコンピュータに入力する手間はかかるが,今後デジタルレントゲン が普及すればますます便利になることが予想される 成長障害を有する患児-の評価 も行われている.現在はデータベースエンジンを搭載してverslOn 2となっている・ さらに,オプションとして骨密度計測ソフトウェアも作られた・ 骨成熟の研究は一定の成果を得て,ひと区切りを迎えたように思われたかも知れな い.しかし,研究代表者oF)佐藤は次のテーマを持っていた.それは被曝のない,より 非侵襲的に手法への挑戦である.筆者が学位を取得した頚椎については,筆者が学位 指導をしていた当時大学院生である水戸智憲先生が椎体U)形態を元に「頚椎年齢」を 考案した.しかし,これは歯科矯正臨床でしか利用できない・また,血中や尿中で測 1

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定可能な骨代謝マーカーについても検討していたが,採血に伴う痔痛があり,尿では 測定できるマーカーに限界があるなどの問題があった. そこで,超音波で骨成熟段階を評価できないかと考えていた.ちょうどその頃イス ラエルより超音波で骨年齢が算出できるという装置が開発され,独協医科大学小児科 と共同でいち早く試す機会を得た.しかし,骨年齢算出のアルゴリズムはブラックボ ックスになっている部分もあり,日本人を対象として測定するには,やはり独自に作 成しなければならないと感じて本研究に取り組むこととなった.まだ試行錯誤の最中 であり,研究成果としてもまだまだ当初の研究目標にまで到達していないところがあ るが,今後も超音波法による骨年齢測定の確立と矯正歯科臨床-の応用について継続 して検討していきたいと考えている. 2007年4月 研究代表者  佐藤 亨至

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研究組織

研究代表者.佐藤 亨至(東北大学病院 講師) (研究協力者.松浦 路子(東北大学大学院歯学研究科 大学院生))

交付決定額(配分額)

直接経費 亊I ィニ N 合計 平成16年度 テ テ 冷 0円 テ テ 冷 平成17年度 鉄 テ 冷 0円 鉄 テ 冷 平成18年度 田 テ 冷 0円 田 テ 冷 総計 テ テ 冷 OrI] テ テ 冷

研究発表

口頭・ポスター発表 1.松浦路子,佐藤亨至,志村直^,小山さとみ,今高麻理子,有阪 治 超音波を利用した骨年齢測定装置と従来の評価方法との比較 第15回AUXOLOGY(成長学)研究会,平成16年11月20日,仙台

2 MatsuuraM, SatoK, Shimura N, Oyama S, ImatakaM,Arisaka 0

N。n-invaslVe evaluation of the skeletal maturatlOn using ultrasound method

5thAPOC,2005年3月31日-4月2日,BelJing,中国

3. Shlmura N, Koyama S, ArlSaka 0, Kanazawa S, Imataka M, Matsuura M, Sato

K

Assessment of measurement ofchlldren-s bone age ultrasonlCally with Sunllght

BonAge

(6)

ESPE/LWPES 7th JolntMeeting,平成17年, Lyon,フランス

4・ MatSuura M, Sato K, Shimura N, Oyama S, Imataka M, ArlSaka 0

Non lnVaSlVe eValuatlOn Of the skeletal maturatlOn and clinical application

6thlnternationalOrthodonticCongress,平成17年9月10-14日, ParlS,フラン ス 5,松浦路子,佐藤亨f,山本照子,志村直人,長谷川英之,金井浩(学術大会優秀演 題賞)

超音波を利用した非侵襲的な骨年齢評価法

第65回日本矯正歯科学会,平成18年9月13-15日,札幌市 6.松浦路子,佐藤亨至,芹沢玖美,劉 琳,山本照子(若手優秀演題賞) CASMASを用いた日本人と中国人の骨成熟パターンの比較 第17回日本成長学会,平成18年11月25日,東京

(7)

目  次 ページ 1・これまでの骨年齢研究を振り返って・-・---  7 2・新しい骨年齢測定法の開発・・--・--- 13 3・ CASMASを用いた日本人と中国人の骨成熟パターンの比較・ -  28

4・超音波骨年齢評価装置"BoDAge"による骨年齢評価の誤差と従来の評

価方法との比較-・-・--・・-・---・ 39 5・超音波を用いた骨年齢評価方法確立のための基礎的検討- -  49

6・附録 矯正歯科臨床-の応用 一上顎骨・下顎骨の残余成長量の予測法

について--・ --・・・-・・・・ ・・・・-・・ 61

(8)

TOUR : Tohoku University Repository コメント・シート 本報告書収録の学術雑誌等発表論文は本ファイルに登録しておりません。なお、このうち東北大学 在籍の研究者の論文で、かつ、出版社等から著作権の許諾が得られた論文は、個別にTOUR に登録 しております。 TOUR http://ir.library.tohoku.ac.jp/

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