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いろいろなふね

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Academic year: 2021

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第1学年 国語科学習指導案

1 単 元 のりもののことをしらべよう「いろいろな ふね」 2 指導観 ○子どもの実態から(児童観) 本学級の子どもたちは、絵と文を比べて読んだり、読みの視点にそって大事な文に線を引いたりする ことを通して、書かれている内容を読み取ろうとすることができる。また、体験したことや観察したこ とを、友だちに話したり簡単な絵と文に書いたりすることができるようになっている。 そこで、文章をまとまりごとに読むことができるようになるこの期に、本単元を取り上げる。そし て、写真と文章をつなげながら、叙述に即して正しく読みとるとともに、説明のための基本的な文型 の使い方を身につけることができるようにしたい。このことは、豊かに読む子どもを育てる上からも 意義深い。 ○教材解釈の面から(教材観) 本単元の教材は、素材として、客船やフェリーボートのように、特徴的な機能を持った船が例として 取り上げられており、それぞれの役目を構造や装備と関連づけながら、楽しく読み進めることができる 説明的な文章になっている。 また、この文章は、「話題提示の段落」、「四つの例示」、「話題提示に対するまとめを述べている段落」 というように、分かりやすい文章構成になっている。四つの例それぞれについても、「役目」「構造や装 備」「機能」という段落で構成されており、読みの視点を生かし繰り返し読みとっていくことができる 文章である。 さらに、繰り返し読んでいくことで、説明のための基本的な文型を学ぶことができ、自分で調べた乗 り物について書いていく学習へ発展させていくことができる。 ○単元の指導にあたって(指導観) 《本教材で特に重視する「読みの視点」》 本単元の指導にあたっては、写真と文を結びつけたり、「役目」を「構造や装備」と関連づけながら 読みとったりすることができることをねらいとする。そのために、主語と述語の関係に着眼し、「役目」 「つくり」「できること」の読みの視点をもとに内容を読みとっていくようにしたい。具体的には、そ れぞれの船について、3つの読みの視点ごとにノートにまとめ、写真と照らし合わせながら、正確によ みとることができるようにしていく。そして、学習した説明文の書き方を生かして、いろいろなのりも のについて調べて、図鑑を作る活動に発展させていきたいと考える。 3 目 標 (1)いろいろな乗り物に関心を持ち、進んで説明文を読んだり、調べたことを友だちに伝えたりしよ うとする。 (2)写真と文を結びつけたり、読みの視点に沿ってまとめたりしながら、書かれている事柄を正しく 読みとることができる。 (3)「やく目」「つくり」「できること」の3つの視点から内容をとらえたり、「~ための」や「~たり、 ~たり」「~や~」の言語の使い方を理解したりすることができる 1学年1学期 なにかな なにかな 「どうぶつの はな」 ○文章のまとまりを意識しなが ら、書かれている事柄を正しく 読みとる。 1学年2学期 のりもののことを しらべよう 「いろいろな ふね」 ○説明の順序や段落相互の関係に注 意しながら、説明されている事柄を 正確に読み取る。 1学年3学期 いろいろな じゃんけんについて はなしあおう 「じゃんけん」 ○文章から読みとったことや調べた ことを手がかりにして、話し合う。 ○「やく目」を読み取る言葉・・・・・「~ため(の)」 ○「つくり」を読み取る言葉・・・・・「このふねの中には、」「~があります。」「~います。」 ○「できること」を読み取る言葉・・・「人は、」「~(し)ます。」

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4 単元計画(12時間) 学 習 活 動 と 支 援(※) 評価規準 つ か む さ ぐ る ふ か め る ひ ろ げ る 1 教 材 文 に 出 合 い 、 本 単 元 の 学 習 の 見 通 し を 持 つ 。 (2時間) ○ 写真を見て、いろいろな船に関心をもつ。 ○ 初発の感想から学習のめあてをつくり、学習計画をたてる。 ※ 様々な種類の船の写真を提示し、教材文への関心を高める。 2 読みの視点に沿って、4つの船の説明文を読み、内容を正し く理解する。(5時間) (1)写真と文章を手がかりにして、「客船」の役目や構造、機 能を読みとる。 (2時間) ○「~ため」から、役目を読むことを理解し、読みの視点を 生かして、ノートにまとめる。 ※言語理解のため、「~たり、~たり」を使って文を作る活動を取り 入れる。 (2)写真と文章を手がかりにして、読みの視点を生かしながら 「フェリーボート」の役目や構造、機能を読みとる。(1) ※言語理解のため、「~や~」と「~と~」の違いを考える活動を取 り入れる。 (3)写真と文章を手がかりにして、「漁船」の役目や装備、機 能を読みとる。 (本時 4/5) ※魚群探知機等の装備の写真を提示し、理解を深める。 (4)前時までの学習を生かして、「消防艇」についてノートに まとめながら自分で読み進める。(1時間) ※既習学習を活用できるように、板書や掲示を工夫する。 3 4種類の船の役目や構造・装備と、機能についてまとめ、説 明文の書き方についてまとめる。(1時間) (1)4つの船について、表をもとに振り返り、読みの視点を 再確認するとともに、いろいろなのりものについて調べる 意欲を持つ。 ※読みの視点と4種の船について振り返ることができるように、 流れ図を掲示しておく。 4 学んだ視点を生かして、「のりものしょうかいカード」を作 り、発表し合う。(4時間) (1)好きなのりものを選び、読みの視点に沿って調べて、紹介 カードを作る。(3時間) (2)「のりものしょうかいカード」を交流し、いろいろなのり ものがあることを理解する。(1時間) ※乗り物の資料を準備し、紹介カード作りに活用できるように しておく 【関・意】 「どんな船がでてくるだ ろう」と、関心をもって 範読を聞き、分かったこ とや思ったことを書いて いる。(ノート・行動) 【読む】 読みの視点について理 解し、それを生かしてま とめている。 (ノート・行動) 【言語】 「~や~」と「~と~」 の違いや、「~たり、~た り」について理解し、文 を作ろうとしている。 (ノート・行動) 【読む】 読みの視点に沿って調 べ、紹介カードを書いて いる。 (ノート・行動) いろいろな ふねの やく目や つくりを よもう。 「やく目」を読み取る言葉・・「~ための」 「つくり」を読み取る言葉・・「ふねの中には、~あります。」 「できること」を読み取る言葉・・「人は」「~(し)ます。」

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5 主 眼 (1)「漁船」は、魚を捕る役目を持つため、「さかなのむれをみつけるきかい」や「あみ」を装備して いること、その網で魚を捕ることを読みとることができる。 (2)「役目」「つくり」「できること」という読みの視点をもち、漁船の役目や装備、機能についてノ ートにまとめたり、「人は」や「このふねは、~います。」の表現のちがいを考えたりすることが できる。 6 準 備 学習ノート、流れ図、写真 7 本時の展開(45分) 学 習 活 動 と 支 援(※) 評価規準 つ か む 5 さ ぐ る 20 ふ か め る 15 ひ ろ げ る 5 1 前時までの学習を振り返り、本時学習のめあてをつかむ。 ○「客船」や「フェリーボート」の役目や機能について振り返り、め あてをつくる。 ・「フェリーボート」は、たくさんの人とじどう車をはこぶためのふ ねだから、きゃくしつや車をとめておくところがあったよ。 2 「読みの視点」をもとに、漁船の役目や装備について読みとる。 (1)「やく目」「つくり」「できること」の3つの読みの視点から、教 材文を読み、ノートにまとめる。 やく目 つくり できること さかなをとる さかなのむれをみつ けるきかいや、あみ をつんでいる みつけたさかなをあ みでとる。 ※前時までのノートや流れ図を掲示し、意欲的に活動できるように する。 (2)写真や教材文をもとに、読みとったことを交流し、理解を深める。 ・「このふねの 中には、~ や ~ があります。」 ・「このふねには、 ~ や ~ をつんで います。」 ※魚群探知機等の装備の写真を提示したり、「~や~」の言葉について 考えさせたりすることで、理解を深める。 3 「つくり」や「できること」を説明している文章について考え、読 みを深める。 (1)「さかなのむれ」や「つんでいます。」の意味を考え、動作化し ながら、魚を捕る様子を読み取る。 ※「さかなをあみでとります。」から、「さかなのむれ」という言葉に 着目させたり、動作化を取り入れたりしながら理解を深める。 4 本時学習を振り返り、次時の学習の見通しをもつ。 ○本時場面を音読する。 ○読みの視点を振り返り、次時は、「消防艇」の役目とひみつにつ いて読むことを確認する。 【読む】 「やく目」「つくり」「で きること」の視点から 読み取り、ノートにま とめている。 (ノート・行動) <B 達成に向けた個に 応じた支援> 前時までのノートを提 示し、読みの視点に沿 っ た 読 み 方 を 助 言 す る。 「ぎょせん」のやく目や つくりを よもう。 きかいでさかなのむれをみつけて、 そのちかくにいってから、あみでつ かまえるのかな。大きなあみでたく さんさかなをとるんだね。 ぎょせんは、さかなをとるために、ひつようなどうぐをたくさんつ んでいる。(きかい、あみ、れいとうこなど)

漁船

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参照

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