• 検索結果がありません。

コミュニケーション英語Ⅱ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "コミュニケーション英語Ⅱ"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

英語科(コミュニケーション英語Ⅱ)学習指導案

1 単元名 Lesson 5 Amazing Tool Users (Perspective English Communication II 第一学習社)

2 単元設定の理由 ○単元観 本題材は、「動物の道具使用」をテーマとした13 段落構成の英文(929 words)である。生徒にとって全部を一度 に読み通すには、多少長く感じるかもしれないが、語彙を定着させ、段落ごとに区切りながらステップを踏んで 読んでいけば、1 段落 55~100words と短いため、概要を掴みやすい。 また、「動物の道具使用」というテーマは、すでに生徒たちはある程度の内容スキーマ(背景知識)を持ってい るため、読んだ内容を要約したり、自分の意見を追加したり、さらに調べて発表したりする表現活動に重点を置 くことができる単元である。これらは、学習指導要領の中の「まとまりのある文章を読んで、必要な情報を得た り、概要や要点をまとめたりする」言語活動に相当する。本課の学習を通して、パラグラフリーディングをしな がら概要を把握することを通して「理解の能力」を、要約活動や内容に対しての自分の意見を述べる活動を通し て「表現の能力」を育成し、4 技能をバランスよく使いながら英語運用能力を向上させることが期待できる。 ○生徒観 本学級は学習意欲が高い文系クラスであり、授業態度は非常に真面目である。家庭での学習習慣が身に付いて いる生徒が多いが、日々の英語学習法は、単語帳を使って単語を覚える、テキストの新出単語を調べ覚える、テ キストの英文を読んで、ワークシート(英問英答)を事前に使って授業の準備をしてくるという方法がほとんど で、受動的な学習が中心になってしまっていることは否めない。 そのため、授業ではアクティブラーニングを意識した活動を中心に展開するよう試みてきた。しかし、インフ ォメーションギャップを用いた音読活動後、同じように家でも練習するよう促しても、家では十分な時間を音読 活動に確保できていない生徒も多いのが現実で、音声面から英語を学習することの効果について、なかなか意識 を高めることができていない。 また、誰でも自由に発言するように全体に質問を投げかけても、自分の答えに自信を持てていないためか、大 きな声で積極的に発言する生徒も少ない。そのように「大人しい」という印象を受けるが、アンケートによると 実は多くの生徒が、将来、英語を使えるようになりたいと希望している。授業の中で、答えを書いて答え合わせ し、のちに暗記するだけではなく、音読したり、意見を述べたりするなどの口頭練習を通して英語を使うコミュ ニケーションの場を設定することが必要である。 ○指導観 本単元の指導にあたっては、1 パート(1~4 段落)を読んだあと、それぞれの段落について内容を英語でま とめることができるようになること、また、本単元終了後には、他の例を調べて英語で発表することができるよ うになることを目標とする。導入段階では、内容に関するスキーマを活性化させるため、「話す」「聞く」に重点 をおいた活動を行い、テキストを読む動機付けを行う。展開段階では、クラスの半分に異なる1 段落を担当させ、 まずは読んで概要を把握するために、質問に答えさせ、ペアで確認をさせる。次に、話す活動として、キーワー ドを用いながら、同ペアでオーラルサマリーの練習をさせる。次に、インフォメーションギャップを用い、異な る内容を読んだペアで、オーラルサマリーを行う。互いに聞きながら、理解できたことを確認させ、お互いのサ マリーが十分だったか振り返らせる。まとめの段階においては、本単元のテーマを利用して、「動物の道具使用」 について、他の例を調べ、調べた内容について、グループ内で英語発表することを目標とする。ペアによる口頭 活動を多く設定することで、生徒たちに英語を話すことの抵抗感を少しでも払拭し、生徒たちの英語による発信 力を育成していきたい。

(2)

3 単元指導目標(到達目標) ・単元の内容に関する絵、図表を描写させる。(コミュニケーションへの関心・意欲・態度、表現の能力) ・単元の内容に関連する質問についての自分の意見を述べさせる。 (コミュニケーションへの関心・意欲・態度、表現の能力) ・本単元に出てきた新出単語や表現を定着させる。(知識・理解) ・1 段落(約 90words)を 1 分 10 秒(80wpm)で速読し、概要を理解させる。(理解の能力) ・キーワードを使い1 段落の内容を要約する能力を養う。(理解の能力・表現の能力) ・相手がまとめた概要を聞いて、ポイントを理解させる。(理解の能力) ・自分で調べた内容について、写真等を見せながら、発表する能力を養う。(表現の能力) ・ペアでのオーラルサマリーやグループでのプレゼンテーションを通して、聞き手に伝えようとする態度及び 相手の話を聞こうとする態度を養う。(コミュニケーションへの関心・意欲・態度) 4 指導計画(単元の配当時間)

第1次 Warm-up (Key words, Listen-up, Guided Question in Pairs)・・・2時間 第2次 ・・・・・・・・・・・・・・7時間

1 速読、内容把握(part 1)・・・(1時間)

2 語彙、速読、内容把握、オーラルサマリー、Q&A(part 2)・・・(2時間) 本時(2/2) 3 語彙、速読、内容把握、オーラルサマリー、Q&A (part 3)・・・(2時間)

4 語彙、速読、内容把握、オーラルサマリー、Q&A (part 4)・・・(2時間) 第3次 Post-Activity ( Personalization, Group Presentation )・・・2時間

5 本時 (1) 本時の指導目標(到達目標) ・その場で与えられた絵について描写し、相手に口頭で伝えることができるようになる。 (コミュニケーションへの関心・意欲・態度、表現の能力) ・80wpm で読んだ英文の概要について、キーワードを見ながらオーラルサマリーができるようになる。 (コミュニケーションへの関心・意欲・態度、理解の能力、表現の能力) (2) 本時の手立て ・ペアに異なる絵を与えたり、異なる英文を読ませたりすることで、お互いに分かりやすく伝えなければな らない環境を作る。(information gap) ・絵を描写するために必要なヒントとして適切なguided question を与える。 ・オーラルサマリーをするために必要なkey words を与える。 (3) 本時の授業仮説

・英語表現学習において、guided questions や key words などの表現するために必要な scaffold(足場)を 与えれば、口頭で描写や要約をすることができる生徒が育つであろう。

(4) 教材

(教師)・教科書 Perspective English Communication II(第一学習社) ・ワークシート 3-A, 3-B, 4-A, 4-B, 5-A, 5-B, 振り返りシート ・カラー写真

(生徒)・教科書 Perspective English Communication II(第一学習社) ・ワークシート 3-A, 3-B, 4-A, 4-B, 5-A, 5-B, 振り返りシート

(3)

(5) 学習の展開(学習指導過程 学習内容・活動 教師の支援 指導上の留意点 教 材 時間 配当 学習 形態 評価 導 入 ○各自、写真の下のguided Qsを用い、写真をどのよ うに描写するか考える。 ○ペアの相手に自分の写真 を見せずに、写真の描写を する。 ○聞き手は、聞きながら内容 を絵を描く。 ○ペアでお互いに確認し合 う。 ○全体で確認する。 ○1列ごとにA, Bと異な るワークシーを 配布する。英文を書か ずに、話すことに重点 を置くという目標を明 確に示す。 ○机間指導をしながらう まくいっていない ペ アがいれば、支援す る。 ○モデルを示す。 ワーク シート 3-A 3-B 14分 個人 ペア 一斉 ○その場で与えられた 絵について自分 の言 葉で描写し、相手に 伝えることができ る。(コミュニケー ションへの 関心・意 欲・態度、表現の能 力) ○相手の言っている 内 容を聞こうとしてい る。(コミュニケー ションへの関心・意 欲・態度) 展 開 ① ○各自、与えられた英文を1分 10秒で読む。 ○英文の下のQsに答え、ペ アで答えを確認する。 ○与えられたkey wordsを用い て、英文のサマリーを ペアで作成し、オーラルサ マリーの練習をする。 ○80wpmという目標を明 確に示す。 ○前後のペアで協力しな がら、答えからサマリ ーまでが効果的につな がるようなワークシー トを与える。 ワーク シート 4-A 4-B 15分 個人 個人 → ペア ○指定された時間内に 英文を読み概要の要 約を作ることができ る。(理解の能力、 表現の能力) 展 開 ② ○異なるペアで、key words のみを見ながら、オーラル サマリーを行う。 ○聞き手は、ワークシートに 基づいて、相手が使った key wordsに印をつける。 ○理解した内容について、ワ ークシートに記入し、お 互いに確認する。 ○数名の発表を聞く。 ○オーラルサマリーが目 標であることを明確に 示す。 ○積極的な聞き手になる ためにkey wordsをチ ェックするよう促す。 ○完成された英文を書く 必要はないことを伝 え、心理的負担を軽減 する。 ワーク シート 5-A 5-B 18分 ペア 一斉 ○キーワードのみを見 ながら、英文の内容 についてオーラルサ マリーをして相手に 伝えることができ る。(コミュニケー ションへの関心・意 欲・態度、表現の能 力) ○相手の言っている内 容を聞こうとしてい る。(コミュニケー ションへの関心・意 欲・態度) ま と め ○本日の振り返りをする。ワ ークシートに自分ができた ことをチェックし、自分の 課題を記入する。 ○Self-Assessmentとし てのCan-Doリストを 使い、次の目標を設定 する場を設ける。 振り 返り シート 3分 個人

参照

関連したドキュメント

こうした背景を元に,本論文ではモータ駆動系のパラメータ同定に関する基礎的及び応用的研究を

友人同士による会話での CN と JP との「ダロウ」の使用状況を比較した結果、20 名の JP 全員が全部で 202 例の「ダロウ」文を使用しており、20 名の CN

2 本会の英文名は、Japan Federation of Construction Contractors

この 文書 はコンピューターによって 英語 から 自動的 に 翻訳 されているため、 言語 が 不明瞭 になる 可能性 があります。.. このドキュメントは、 元 のドキュメントに 比 べて

スキルに国境がないIT系の職種にお いては、英語力のある人材とない人 材の差が大きいので、一定レベル以

1 単元について 【単元観】 本単元では,積極的に「好きなもの」につ

基本的金融サービスへのアクセスに問題が生じている状態を、英語では financial exclusion 、その解消を financial

一貫教育ならではの ビッグブラ ザーシステム 。大学生が学生 コーチとして高等部や中学部の