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看護短大で得たもの

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Academic year: 2021

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看護短大で得たもの

著者

黒崎 祐也

雑誌名

新潟県立看護短期大学紀要

10

ページ

62-62

発行年

2005-03

URL

http://hdl.handle.net/10631/540

(2)

62 新潟県立看護短期大学紀要 第10巻 2∝姓年12月

看護短大で得たもの

看護学科8期生 黒 崎 祐 也

平成16年度、看護短期大学の閉学にあたり、このよ うな原稿を執筆させていただきありがとうございま す。いま学生時代を振り返るとお世話になった方々と の出会いや、勉学・学校行事を通して得た思い出・経 験の一つ一つが貴重で、そのような環境で三年間過ご せたことがとても恵まれていたのだと実感していま す。そして毎年の卒業式で、先輩方の卒業される姿を 見て寂しさと共に、自分にはまだ先のことかなと考え ているうちに自分が卒業する立場になり、いま臨床で 多くの経験を積んでいることを考えると本当に三年間 という時間は短く、あっという間に過ぎたように思い ます。 そんな中で、思い出深いことの一つに自治会活動が あります。一学年の時から自治会活動に関わり、皆さ んと共に桜桃祭や卒業式後の祝賀会等、学校行事の運 営を行いました。桜桃祭では毎年地域の方々に来てい ただき、各学年やサークルで考えた企画を通してふれ あいの場を持つことで学校のことを知ってもらえるよ う思案し、毎年楽しい桜桃祭を開催できたことはとて もいい思い出でした。さらにそのような機会で得た経 験や思い出は、今後生かせる場が多くあるのではない かと考えています。また、三年間を共に過ごし、実習 や勉強など支えあった友人も大切な存在です。現在は 骨、各地で自分たちの道を目指すところに向かい進ん でいますが、何かの時にはこれまでのように助けあっ ていけるよう大切にしていきたいと思います。特に今 年度は新潟県中越大震災が起こり、私の住んでいる小 千谷市は、一瞬にして大きく姿を変えてしまいまし た。そして多くの方々が自宅を失い避難されていたよ うに、私も自宅を失い避難生活を送りましたが、そん な状況下でも多くの友人やお世話になった方々から励 ましの言葉や、直接現地まで来て励ましてくれたこと でとても勇気付けられました。この場を借りてご支援 いただいた方々にお礼を申し上げたいと思います。 いま私は臨床に出てまだ一年経っておらず、毎日が 新しい経験や驚きの連続です。そして学生時代と同じ ように患者様から様々なことを教えられ、考えさせら れることが多い毎日です。そんな状況ですがいつかご 指導いただいた先生方や、第一線で活躍されている本 学の先輩方のような看護師になることができるよう、 より一層の努力を積みたいと考えています。 このように学生時代は言い表せないほど多くのこと を学び、得ることができました。その新潟県立看護短 期大学が平成16年3月をもって看護学科が終了し、平 成17年3月で専攻科を終了してしまうことはとても残 念でなりません。しかし本学の学生であったことを誇 りに思い、学んだことを現場で深め、実践の場で生か して行きたいと思います。

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