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バウムテストの個別指標の発達的変化における性差 ― 文献的検討 ―

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Academic year: 2021

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(1)いわき明星大学人文学部研究紀要 第 28 号 2015 年. バウムテストの個別指標の発達的変化における性差 文献的検討 . 滝 浦 孝 之. 背景 滝浦(2014)は、発達に伴うバウムテストの 33 個の個別指標(以下指標と略記する)の出現 率の変化を文献により検討し注1・2)、 (1)各指標の出現率は、被検者の所属学年(年齢)の変化に伴いその指標に特有の変化パターン を示す傾向があったが、同一の指標でも出現率自体は研究毎に大きく異なる場合があった (2)いくつかの指標を除き、データ収集の行われた時代の新旧が指標の出現率に影響するとはい えなかった 高校1年生男子のみから収集された青木(1980, 1982)のデー 等の結果を得た注3)。しかしそこでは、 タを除き、研究内で男女の結果を込みにしたデータのみが検討対象とされ注4)、男女による結果 の違いは検討されていなかった。また検討対象とされた研究での被検者は幼稚園年少児から高校 3年生までであり、大学生のデータは扱われていなかった。本研究では大学生を被検者とした研 究まで文献検討の対象を拡げ、バウムテストの指標の出現率における男女差について検討した。. 目的 本研究の目的は、文献に基づき、 (1)発達に伴うバウムテストの指標の出現率の変化における 性差について検討すること、および(2)バウムテストの実施された時代が指標の出現率とそれ における性差とに及ぼす影響について検討すること、の二つだった。. 方法 本研究では、文献に基づき、幼稚園年少組注5)から大学生までの日本人被検者のバウム画の指 標の出現率における性差について検討した注6)。 本研究では高校の次の学校段階として大学を設定したが、高校3年生の次の学年として大学1 年生を設定することはしなかった。この措置は、多くの場合大学1年生にはいわゆる現役入学の 者と過年度生として入学した者とがおり、一般に入学時の年齢にはある程度の幅があるため、 “高 校3年生の次の学年”として大学1年を考えることは実状にそぐわないと考えられたためであっ た。大学生には四年制大学の学生の他に短期大学生と専門学校生とを含めた(大学受験予備校生 は除外した) 。本研究で検討対象とされた研究での被検者の大学生は、論文中の記述から 20 歳前 ― 186 ―.

(2) いわき明星大学人文学部研究紀要 第 28 号 2015 年. 後の者が中心であったと考えられる。従って本研究で取り上げられた大学生のバウム画の指標の 出現率は、大学生特有の環境と経験の影響を無視するなら、20 歳前後の者のそれと理解できよう。 以下では本研究で検討対象とされた資料に関して説明する。 1.検討対象とされた研究とデータ 本研究で検討対象とされた研究とデータの選択基準および被検者に関する特記事項のうち、滝 浦(2014)の表1の項目と重複しないものを表1に示す。また本研究で検討対象とされた研究の 一覧を表2に示す。なお幼稚園年少-高校3年のデータを報告している研究は、全て滝浦(2014) で検討対象とされた研究に含まれていた。 2.検討対象とされた指標 本研究では、滝浦(2014)で検討対象とされた 33 個の指標のうち、幼稚園年少組-高校3年 生を被検者とした研究に対しては、それらにおいて実際に取り上げられていた指標の種類との関 係から、全枝先直と一部枝先直を除いた 31 個の指標(本研究では中島 , 2008 に従い(全+一部) 枝先直を枝先直と表記した)が、また大学生を被検者とした研究に対しては、同様に二線幹・水 平枝・直交分枝・直線枝・全枝先直・一部枝先直・(全+一部)枝先直・根元までの枝・枝のは み出し・空間倒置の 10 個の指標を除いた 23 個の指標がそれぞれ検討対象とされた。指標とその 出現率に関する特記事項のうち、滝浦(2014)の注2および表3・5の項目と重複しないものを 表3に示す。 3.バウムテストの実施時期 テストの実施時期の記載を欠いた研究では、便宜上論文公刊年(度)をテスト実施時期とみな した。テストの実施時期の記載がある研究では、図1・2の凡例において、論文公刊年(度)に 続けて論文に記載されているテスト実施時期を記載した。また大学生を被検者とし、テストの実 施時期が複数年に渡る研究では、図2においてテスト実施期間の最終年のところに結果をプロッ 表1 検討対象とされた研究とデータの選択基準および被検者に関する特記事項 1.本研究では筆記用具として黒色鉛筆を使用した研究のデータのみを検討対象とした。 2.青木(1982)の大学生女子の結果では、保母群・銀行群・美術群の結果を込みにして指標の出現率を算出した。 3.木村(2010)での被検者は3歳児-5歳児クラスの幼稚園児だったが、データは被検者の所属学年毎ではな く年齢層毎に集計されていた。データ収集が年度の比較的早い時期の5・6月に実施されていたことから、 本研究では彼女の被検者のうち、年齢が4歳1ヶ月-5歳0ヶ月の者を二年保育の年少組、5歳1ヶ月以降 の者を年長組所属とみなした。ただし彼女の論文では個別指標の出現率はグラフとしてのみ報告されていた ため、本研究ではディジタルコピー機により拡大複写されたグラフのデータポイントの読み取り値に基づき データの値を推定した。これらの理由から、結果の考察の際には彼女のデータは参考値として扱い、他の研 究のデータとの区別のため、結果の図示の際にはデータポイントを表示しなかった。 4.森谷(1983)では枠なし条件での被検者のデータのみを検討対象とした。 5.永家他(1996)では、論文中の記述から短大生女子 618 名のデータが文珠他(1995)の大学1年女子のもの と重複している可能性が考えられたため、四年制大学生(男女込み、男女比約 1:3)と大学生男子のデータの みを検討対象とした。 6.佐藤他(1978)の被検者群のうち、京都大学文学部1年生男子・法学部1年生男子・理学部1年生男子・工 学部1年生男子に京都工芸繊維大学1年生男子を加えた群を大学1年生男子群とした。また彼らは京都大学 1年生女子と京都第一赤十字高等看護専門学校1年生とを女子群として扱っているため(p. 83)、後者は女 子学生のみより構成されていた(仮に男子学生が含まれていたとしても、その割合は無視できる程度)と判 断し、本研究ではこれらの二つの被検者群を大学1年生女子群として一括した。 7.丹治(2001)同様、津川・斎藤・松下(1995)でも同一の被検者に春夏秋冬のそれぞれの季節にテストが実 施されていたが、本研究ではともに1回目(春に実施)のデータのみを検討対象とした。. ― 187 ―.

(3) 滝浦孝之:バウムテストの個別指標の発達的変化における性差 文献的検討 表2 検討対象とされた研究 青木健次(1980).投影描画法の基礎的研究(第1報) 再検査信頼性 心理学研究,51(1),9-17. 青木健次(1982).投影描画法の基礎的研究(第2報) 態度統制実験 京都大学学生懇話室紀要,12, 55-74. 深田尚彦(1959).学童の樹木描画の発達的研究 心理学研究,30(2),107-111. 福島 章・今井由美子・横山 剛・石塚真理子・西川泰夫(1982).青年期心性の心理測定学的研究 第2報:3 年間の変化を中心として 上智大学心理学年報,7,41-57. 平山 皓・岡庭 武・沢崎俊之(1988).バウム・テストの統計学的検討 大学精神衛生研究会報告書,10,9297. 市川珠理(2004).描画法テストバッテリーにおける順序効果の検討 統合型 HTP 法(S-HTP)とバウムテ スト 明治学院大学 心理学紀要,14,47-56. 一谷 彊・林 勝造・津田浩一(1968).樹木画テストの研究 Koch の Baumtest における発達的検討 京都教育大学紀要,Ser.A,33,47-68. 木村香代子(2010).幼児の樹木画テストにおける発達的な検討 創価大学大学院紀要,32,309-332. 三船直子・倉戸ヨシヤ(1992).バウムテスト2回施行法-試論Ⅰ 基礎的調査資料 大阪市立大学生 活科学部紀要 人間福祉学,40,313-327. 文珠紀久野・永家美代子・羽田野慶子・日高潤子(1995).Baum Test からみた青年女子の特徴に関する研究 (1) Scoring の作成基準 鹿児島純心女子短期大学 研究紀要,25,247-260. 森谷寛之(1983).枠づけ効果に関する実験的研究 バウム・テストを利用して 教育心理学研究,31(1), 53-58. 永家美代子・文珠紀久野・日高潤子・羽田野慶子(1996).Baum Test からみた青年女子の特徴に関する研究(2) 鹿児島純心女子短期大学 研究紀要,26,133-137. 中田義朗(1982).バウムテストの基礎的研究(Ⅱ) 西宮市立教育研究所研究紀要,214,36-47. 小川芳子(1995).樹木画テスト 17 年の経年変化 共立薬科大学研究年報,40,5-17. 小川芳子・大丸三恵・大森 郁・早川千恵子(1986).集団実施のバウムテストにみる学生気質 第1報 共立薬科大学研究年報,31,17-33. 佐渡忠洋・松本香奈・田口多恵(2013).バウムテストにおける再検査信頼性の見なおし 岐阜女子大学紀要, 42,29-39. 佐渡忠洋・坂本佳織・伊藤宗親(2009).バウムテストの幹先端処理に関する基礎的研究 大学生のバウム より 心理臨床学研究,27(1),95-100. 佐藤正保・青木健次・三好暁好(1978).大学生に集団的に実施したバウムテストの量的分析の試み(第1報) 臨床精神医学,7(2),207-219. 清水健司・清水寿代・川邊浩史(2014).自己愛傾向と対人恐怖心性がバウムテスト指標に及ぼす影響 信州大学 人文学論集,1,117-125. 高橋雅春(1974).描画テスト入門 HTP テスト 文教書院 田邊敏明(2007).教師による児童の行動評定とバウムテストの特徴との関連 学校適応のあるべき姿を求め て 山口大学教育学部研究論叢 第3部 芸術・体育・教育・心理,57,169-184. 丹治光浩(2001).バウムテストの投影性に関する研究 キャンプと季節の要因を通して考える 花園 大学社会福祉学部研究紀要,9,77-82. 津田浩一(1994).児童の人格と社会的変遷[Ⅰ] 幼稚園児のバウムテストからみた 24 年間の変化 ―― 小 児の精神と神経,34(4),195-206. 津川律子・斎藤高雅・松下昌雄(1995).バウムテストにおける四季の影響 こころの健康,10(2),77-83. 綱島啓司(1992).描画テストの基礎的研究 バウム指標と Y-G 尺度 川崎医療福祉学会誌,2(2), 87-96. 山中康裕・中井 幹(1970).学童の精神医学的追跡調査と学校内力動 Baumtest(Koch)および人物画テ ストを中心に 名古屋市立大学医学会雑誌,21(1),70-83. 山野 保・武田正己・橋野廸夫・大池千尋・藤原謙三・阿部淳子(1970).Baum Test の研究 調研紀要 , 17, 5781.. トした。なお山中・中井(1970)では、同一の被検者に対して、1967 年(小学 1 年次)、1968 年 (小学 2 年次) 、1969 年(小学3年次)の3回テストが繰り返されていた。. ― 188 ―.

(4) いわき明星大学人文学部研究紀要 第 28 号 2015 年 表3 指標とその出現率に関する特記事項 1.枝に関する指標 1)枝の分類対象を樹幹内部のものに限定すると明記はしていないものの、樹幹を構成する枝に重点を置いた分 類を行っていることが明らかな研究のデータは検討対象から除外した。 2)滝浦(2014)では丹治(2001)の一線枝を全一線枝に分類したが、不適当な処置であったと考え、本研究では(全 +一部)一線枝に分類した。 3)滝浦(2014)では、中田(1982)の「枝先直」を枝先直に含めたが、不適当な処置であったと考え、本研究 ではこれを枝先直から除外した。 2.実・葉・花に関する指標 1)実の出現率でなく実なしの出現率を報告している研究では、100 から後者の値を引いた数値を前者の値とみ なした。 2)樹幹内のものに限定されていることが明らかな実・葉・花の出現率のデータは検討対象外とした。高橋(1974) の「果実」、 「葉」、 「花」は、木から離れていない・離れる寸前のものでないという意味で「樹冠の中にあるもの」 との表現がなされていた可能性があるが(p.169)、樹冠内に限定されたものだけを指していた可能性が排除 できないので、本研究ではこれらの指標を検討対象外とした。 3.根に関する指標 指標名が「根」となっていても、根の他に根元の表現をも広く含んでいると判断されたデータは検討対象外 とした。 4.樹木以外の指標 1)一谷他(1968)では小学 6 年女子(34 名)において「地平描写」のあるバウムを描いた者が 32 名いたとさ れているが、同時にこの指標の出現率が 35% と記載されている(これは津田,1973 でも同じである)。少な くともいずれか一方の値は誤記と思われるが、本研究では後者(35.3%)が正しく、前者が 12 名の誤記であ るとみなした。 2)滝浦(2014)では地平に田邊(2007)のデータを含めたが、不適当な処置であったと考え、本研究ではこれ を検討対象から除外した。. 結果と考察 1.幼稚園-高校の各学年と各指標の男女別出現率との関係 幼稚園から高校までの学年の変化に伴う各指標の出現率の変化を図1に示す。図1では指標毎 に男子の結果(左)と女子の結果(右)とが対として示されている。いずれのグラフでも研究間 でのデータの統合は行わず、データは研究毎に示した。これは大学生におけるテスト実施年と各 指標の男女別出現率との関係を示した図2でも同じだった。 実の出現率のグラフでは、被検者に「実のなる木」の描画を求めた研究のデータが黒塗りのシ ンボル(実線のライン)で、また単に「木」の描画を求めた研究でのデータが白抜きのシンボル (破線のライン)でそれぞれ示されている。 1. 1.性差 個々の研究内では特定の指標の出現率において統計的に性差の存在が検出される場合があると しても注7)、複数の研究のデータを同一座標上に表示したこれらのグラフの視察による限り、幼 稚園から中学校までは、同一学年の男女間で例えば数十 % あるいはそれ以上といったはっきり した出現率の違いを示す指標は殆どなく、例外的な指標でも男女間で出現率に差がある学年は狭 い範囲にとどまっていた。従って中学以前ではバウムテストの指標の出現率に性差はないと考え てよかろう。ただし高校生については非常に限られたデータしか報告されていなかったため、性 差の問題については今のところ不明といわざるを得ない。 指標によっては同一学年における出現率の変動が研究間でかなり大きい場合もみられたが、学 ― 189 ―.

(5) 滝浦孝之:バウムテストの個別指標の発達的変化における性差 文献的検討 . 出現率 (%). 学年. 出現率 (%) 出現率 (%). 高3. 高2. 高1. 中3. 中1. 中2 中2. 中3. 高1. 高2. 高3. 中2. 中3. 高1. 高2. 高3. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小1. 年長. 小2. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 出現率 (%). 学年. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年 丹治 (2001)-1998年. 出現率 (%). 80. 60. 40. 図1 幼稚園から高校までの学年の変化に伴う各指標の出現率の変化. 学年. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 0. 学年. ― 190 ―. 年長. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 年少. (全+一部)一線枝(女子). 20. 年長. 出現率 (%). 年長. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2 中2. 中1. 小6. 小5 小5. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年 丹治 (2001)-1998年. 年少. 高3. 高2. 高1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 高3 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1 中1. 小6. 小5. 小4 小4 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 高3. 高2. 高1. 中2. 中3 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 0 小4. 40. 0. (全+一部)一線枝(男子). 40. 0 小3. 60. 学年. 60. 20. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年 田邊 (2007). 20. 80. 20. 小2. 小6. 小5. 小4. 小2. 小1. 小3 小3 小3. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1 中1. 小6. 40. 小1. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 0. 60. 年長. 20. 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年. 全一線枝(女子). 80. 学年. 一部一線枝(女子). 80. 出現率 (%). 40. 小5. 小4. 小3. 小2. 年少. 0. 年少. 60. 40. 0. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年. 80. 100. 学年. 一部一線枝(男子). 学年. 60. 20. 学年. 0. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 津田 (1994)-1990年 田邊 (2007). 80. 20. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 0. 40. 小1. 20. 60. 40. 全一線枝(男子). 100 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 中田 (1982)-1980年 福島他 (1982)-1982年 津田 (1994)-1990年 木村 (2010)-2009年. 年長. 出現率 (%). 40. 枝なし(女子). 80. 60. 学年. 出現率 (%). 100 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 中田 (1982)-1980年 福島他 (1982)-1982年 津田 (1994)-1990年 木村 (2010)-2009年. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 中田 (1982)-1980年 福島他 (1982)-1982年. 20. 学年. 60. 100. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 0. 小2. 0 小1. 0 年長. 20. 年少. 20. 80. 年長. 40. 幹上縁出(女子). 80. 60. 20. 枝なし(男子). 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 福島他 (1982)-1982年. 小2. 40. 学年. 幹上縁出(男子). 80. 小1. 60. 学年. 0. 年長. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年 田邊 (2007). 出現率 (%). 出現率 (%). 40. 幹下縁立(女子). 80. 40. 学年. 年長. 100. 60. 100. 年長. 年少. 学年. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 津田 (1994)-1990年 田邊 (2007). 60. 20. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 0. 年長. 0. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 中田 (1982)-1980年 福島他 (1982)-1982年 丹治 (2001)-1998年 田邊 (2007). 80. 40. 0. 幹上開(女子). 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 福島他 (1982)-1982年 丹治 (2001)-1998年 田邊 (2007) 出現率 (%). 60. 40. 学年. 年少. 60. 20. 幹下縁立(男子). 0. 年少. 出現率 (%). 年少 80. 20. 80. 40. 幹上開(男子). 100. 20. 100. 小1. 高3. 高1. 中3. 中2. 高2. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 平行幹(女子). 80. 出現率 (%). 40. 60. 学年. 中田 (1982)-1980年 田邊 (2007). 出現率 (%). 60. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 福島他 (1982)-1982年 津田 (1994)-1990年 田邊 (2007). 80. 20. 小2. 100 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 田邊 (2007). 年少. 出現率 (%). 小4. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 平行幹(男子). 学年. 出現率 (%). 小3. 0 小2. 0. 学年. 80. 出現率 (%). 40. 幹上直(女子). 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 青木 (1980)-1978年 青木 (1982) 福島他 (1982)-1982年 津田 (1994)-1990年 田邊 (2007). 60. 20. 学年. 学年. 幹上直(男子). 80. 20. 0. 出現率 (%). 中1. 40. 小1. 出現率 (%). 20. 60. 年長. 40. 40. 0. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 津田 (1994)-1990年 木村 (2010)-2009年. 80. 60. 学年. 幹下直(女子). 年長. 出現率 (%). 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 津田 (1994)-1990年 木村 (2010)-2009年. 津田 (1994)-1966年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年. 80. 20. 学年. 幹下直(男子). 60. 100. 小6. 小5. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 小4. 0 小3. 0 小2. 20. 学年. 80. 40. 20. 0. 100. 60. 年長. 40. 20. 80. 出現率 (%). 60. 40. 小1. 60. 100. 津田 (1994)-1966年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年. 小1. 80. 出現率 (%). 出現率 (%). 80. 二線幹(女子). 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年 木村 (2010)-2009年. 年少. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年 木村 (2010)-2009年. 二線幹(男子). 一線幹(女子). 100. 一線幹(男子). 年長. 100.

(6) いわき明星大学人文学部研究紀要 第 28 号 2015 年. 出現率 (%) 出現率 (%) 出現率 (%). 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 丹治 (2001)-1998年 田邊 (2007). 60. 40. 図1 幼稚園から高校までの学年の変化に伴う各指標の出現率の変化(続き). 学年. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 0. 学年. ― 191 ―. 小4. 小3. 小2. 年長. 小1. 小2. 年長. 小1 小1. 年長. 小2 小2. 小1. 花(女子). 80. 20. 年少. 学年. 年長. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 小5. 100 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 丹治 (2001)-1998年 田邊 (2007). 20. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小5. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 花(男子). 0 小4. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小5. 小4 小4 小4. 小3. 小2. 中1. 学年. 40. 0 小3. 40. 0. 出現率 (%). 出現率 (%) 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 中田 (1982)-1980年 福島他 (1982)-1982年 小2. 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 木村 (2010)-2009年. 60. 20. 小1. 出現率 (%). 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 木村 (2010)-2009年. 年少. 高3. 60. 40. 小1. 年少. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 高3 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小1. 小2 小2. 小3 小3. 年少. 高3. 高1. 高2 高2. 高1. 60. 年長. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 中3. 80. 年少. 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 福島他 (1982)-1982年. 中2. 100. 20 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年. 中1. 葉(女子). 実(女子). 80. 学年. 80. 小6. 出現率 (%). 80. 0. 小6. 小5. 小4. 年少. 0. 100. 40. 100. 学年. 葉(男子). 60. 実(男子). 40. 20. 学年. 学年. 60. 0 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 0. 0. 80. 20. 小3. 20. 40. 小2. 40. 60. 小1. 60. 年少. 中3. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年. 年長. 出現率 (%). 80. 年少. 中2. 枝のはみ出し(女子). 80. 40. 学年. 年長. 100. 60. 20. 学年. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年. 学年. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 年長. 小3. 0. 小2. 0 小1. 0 年少. 20. 20. 小1. 40. 20. 枝のはみ出し(男子). 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 80. 60. 20. 根元までの枝(女子). 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 80. 小2. 40. 学年. 根元までの枝(男子). 小1. 60. 学年. 0. 年長. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 丹治 (2001)-1998年 田邊 (2007). 出現率 (%). 出現率 (%). 40. 枝先開(女子). 80. 40. 学年. 年長. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 丹治 (2001)-1998年 田邊 (2007). 60. 100. 年長. 年少. 学年. 枝先開(男子). 60. 20. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 年長. 小5. 0. 小4. 0 小3. 0 小2. 20. 小1. 20. 100. 年長. 40. 20. 80. 小4. 出現率 (%). 60. 40. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 田邊 (2007) 木村 (2010)-2009年. 80. 出現率 (%). 60. 枝先直(女子). 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 田邊 (2007) 木村 (2010)-2009年. 年少. 80. 学年. 年少. 出現率 (%). 年少. 80. 学年. 0. 枝先直(男子). 100. 出現率 (%). 出現率 (%). 40. 100. 小3. 年少. 高3. 高2. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 直線枝(女子) 中田 (1982)-1980年. 60. 40. 学年. 小6. 100. 60. 20. 小6. 直線枝(男子). 年少. 出現率 (%). 中1. 小6. 小5. 小4. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 小3. 0 小2. 0 小1. 20. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 津田 (1994)-1990年 丹治 (2001)-1998年 田邊 (2007). 80. 40. 20. 枝立体描写(女子). 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 青木 (1980)-1978年 青木 (1982) 津田 (1994)-1990年 丹治 (2001)-1998年 田邊 (2007). 学年. 80. 出現率 (%). 高1. 60. 40. 中田 (1982)-1980年. 出現率 (%). 中3. 60. 学年. 出現率 (%). 中2. 80. 0. 学年. 枝立体描写(男子). 100. 80. 年長. 20. 100. 中1. 直交分枝(女子) 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年. 出現率 (%). 出現率 (%). 40. 0. 学年. 小6. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年. 60. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年少. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 直交分枝(男子). 80. 20. 0. 学年. 学年. 40. 20. 0. 0. 100. 60. 40. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年. 20. 60. 小2. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年. 80. 80. 小1. 40. 20. 出現率 (%). 40. 水平枝(女子). 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年. 年長. 60. 出現率 (%). 60. 水平枝(男子). 100. 80. 80. 出現率 (%). 二線枝(女子). 100. 二線枝(男子). 年長. 100.

(7) 滝浦孝之:バウムテストの個別指標の発達的変化における性差 文献的検討 . 出現率 (%). 高3. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 高2. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 出現率 (%). 年少. 付属物・風景(女子) 福島他 (1982)-1979年 中田 (1982)-1980年 福島他 (1982)-1982年 丹治 (2001)-1998年. 80. 出現率 (%). 60. 40. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 0 年長. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 学年. 年少. 学年. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 高3. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 高2 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 高3. 100. 20. 小1. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 0. 小4. 小1. 40. 0 小3. 学年. 60. 0 小2. 40. 0. 福島他 (1982)-1979年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 福島他 (1982)-1982年 丹治 (2001)-1998年. 年長. 40. 20. 小1. 年長. 出現率 (%). 60. 20. 年長. 60. 付属物・風景(男子). 80. 20. 学年. 中田 (1982)-1980年-一線根 中田 (1982)-1980年-二線根. 20. 年少 100. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 中田 (1982)-1980年 福島他 (1982)-1982年 津田 (1994)-1990年 丹治 (2001)-1998年 木村 (2010)-2009年. 80. 年少. 出現率 (%). 年少. 高3. 高1. 中3. 高2. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 年少. 地平(女子). 一線根・二線根(女子). 80. 学年. 出現率 (%). 40. 100. 出現率 (%). 60. 年少. 出現率 (%). 80. 小4. 0 小3. 0. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少. 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 福島他 (1982)-1982年 津田 (1994)-1990年 丹治 (2001)-1998年 木村 (2010)-2009年. 100. 中田 (1982)-1980年-一線根 中田 (1982)-1980年-二線根. 40. 学年. 地平(男子). 一線根・二線根(男子). 60. 20. 学年. 40. 学年. 80. 20. 0. 100. 中2. 40. 小2. 20. 60. 小1. 40. 年長. 出現率 (%). 60. 60. 0. 100 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 中田 (1982)-1980年 福島他 (1982)-1982年 津田 (1994)-1990年. 80. 一谷他 (1968)-1966年 津田 (1994)-1966年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年 丹治 (2001)-1998年. 80. 学年. 根(女子). 年少. 出現率 (%). 100. 深田 (1959)-1958年 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 福島他 (1982)-1979年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 福島他 (1982)-1982年 津田 (1994)-1990年. 枯木(女子). 20. 学年. 根(男子). 80. 小6. 年少. 小5. 0. 高3. 高2. 高1. 中3. 中2. 中1. 小6. 小5. 小4. 小3. 小2. 小1. 年長. 年少 100. 40. 0. 学年. 100 一谷他 (1968)-1966年 津田 (1994)-1966年 青木 (1980)-1978年 中田 (1982)-1980年 青木 (1982) 津田 (1994)-1990年 丹治 (2001)-1998年. 60. 20. 0. 枯木(男子). 80. 20. 小4. 20. 40. 小3. 40. 60. 小2. 60. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年. 小1. 出現率 (%). 出現率 (%). 80. 空間倒置(女子). 80. 年少. 100 一谷他 (1968)-1966年 山中・中井 (1970)-1967-69年 中田 (1982)-1980年 津田 (1994)-1990年. 中1. 空間倒置(男子). 年長. 100. 学年. 図1 幼稚園から高校までの学年の変化に伴う各指標の出現率の変化(続き). 年の変化に伴う各指標の出現率の変化は、男女とも全体として男女の結果を込みにした場合のも の(滝浦 , 2014)と類似していた。これは前二者と後者とでデータを報告している研究が大きく 重複していたことによる部分が大きい。 1. 2.時代の影響 テストが実施された時代の影響は、 枝なしでの幼稚園児の結果において窺われる程度であった。 この場合、深田(1959)の結果を除き、出現率は 1990 年以降では 50 - 60% 以上と、それ以前 のものよりかなり高かった。これは男女の結果を込みにした場合にもいえる(滝浦 , 2014)。 1. 3.中学2年での幹上開の出現率について 幹上開では丹治(2001)の報告している高校 2 年生での出現率が男女とも著しく高かった。こ れにはテストを春に実施したことによる影響が大きかったが、彼による幹上開の出現率は他の 季節でのものを含め、男子では 48.1 - 72.2%、女子では 54.5 - 80.2% とかなり高かった。高校 3 年生でのデータを報告している研究はなかったが、図 2 に示すように、データ収集時期の近い 文珠他(1995)と佐渡・坂本・伊藤(2009)は、大学生を被検者とした調査においてこれほど高 い幹上開の出現率を報告していない(順に 37.1% と 11.1%)。従って丹治(2001)のこの結果は、 近年の青年期後期のバウム画一般に特徴的なものではなく、高校2年という限定された時期に特 徴的な、あるいはさらに例えば東海地方など特定の地域に居住する高校(2年)生に特徴的なも のである可能性がある。 ― 192 ―.

(8) いわき明星大学人文学部研究紀要 第 28 号 2015 年. 2.大学生におけるテスト実施年と各指標の男女別出現率との関係 大学生にバウムテストを実施した年と各指標における男女別出現率との関係を図2に示す。図 2では指標毎に男子の結果(左)と女子の結果(右)とが対として示されている。また比較のた め、男女の結果を込みにして指標の出現率を報告している研究のデータが“全体”のデータとし て男子の結果と同じグラフの中に示されている(図2の凡例を参照) 。なお大学生を被検者とし た研究では、全て被検者に「実のなる木」の描画を求めていた。 2. 1.性差 出現率の低い指標注8)が少なくなかったが、グラフの視察による限り、ここで取り上げられた 23 個の指標に関しては、枝立体描写を除いて大学生における出現率に性差はないといってよい だろう。枝立体描写では男子での出現率がより高い傾向が認められた。またデータセット同士の 比較が可能な場合、それぞれの指標で、男女別の出現率と男女の結果を込みにした場合の出現率 との間にも違いは認められなかった。 津川他(1995)での「背景」 (本研究では風景・付属物に分類した)の出現率は9% で、他の 研究での値より幾分低かったが、春以外の季節にテストを実施した場合の出現率は 33 - 34% と、 おおむね他の研究での値と大差なかった。なお彼女らの研究での他の指標の出現率は季節により それほど変化しなかった。 2. 2.時代の影響 テスト実施時期の影響に関しては、指標によっては研究数が少なく判断が容易でない場合もあ るが、 (1)さほど出現率の高い指標ではないものの、枝なしの出現率は 1990 年代以降にそれ以前より 高い傾向があった (2)1990 - 2000 年以降での大学生での二線枝の出現率は、それ以前の時代のものよりやや低い 傾向があった。これは中高生のデータ(滝浦 , 2014)と比較するとよりはっきりするように思 われる (3)テストの実施された時代が新しくなるほど葉の出現率が低下する傾向があった の三点を指摘しておく。 (1) と同様の変化は中学2年生のデータにおいても指摘されているが(滝 浦 , 2014)、高校生のデータが乏しいため、1990 年代以降の枝なしの出現率の上昇を近年の青年 期中後期全般におけるバウム画の特徴の一つと即断するのは危険である。また(3)については、 中学生では同様の傾向は認められないが、高校生のデータが殆どなく(滝浦 , 2014) 、これが高 校の段階から生じるのか現在のところ明らかではない。 2. 3.中高生のデータとの比較 大学生のデータでは検討対象とされた指標の種類が少ないため、高校生以下のデータとの比較 には限界があるが、中学あるいは高校の段階で出現率が0を含む一定の水準でプラトーに達して いた指標の多くでは、大学の段階でも出現率がその水準を保っていた。ただし2. 2で述べたよ うに、二線枝と葉は例外であった。また幹下縁立も例外と思われる。滝浦(2014)では幹下縁立 の出現率を、中学と高校ではおおむね 30% 以下の低い水準で推移するものと考えたが、大学生 のデータと比較すると、中学以降学年とともに低下傾向を示し、大学生では 0 - 10% 程度とな ― 193 ―.

(9) 滝浦孝之:バウムテストの個別指標の発達的変化における性差 文献的検討 . 一線幹(男子・全体). 80. 80. 60. 60. 40. 20. 20. 0. 0. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 0 1968. 2012. 1972. 1976. 年. 40. 20. 1968. 2012. 1972. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 40. 1996. 2000. 2004. 2008. 100. 2004. 2008. 40. 1968. 2012. 1976. 1972. 40. 20. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 80. 60. 60. 40. 20. 0. 0 1968. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 全一線枝(男子・全体). 100. 60. 40. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 100 小川他 (1986)・小川 (1995) 高橋 (1974) 佐藤他 (1978)-1971-77年 綱島 (1992)-1989年 文珠他 (1995) 佐渡他 (2013)-2011年. 60. 40. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 1968. 2012. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. (全+一部)一線枝(男子・全体). 100. 山野他 (1970)-1968年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 80. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 40. (全+一部)一線枝(女子). 100. 80. 60. 60. 0. 0. 1988. 1992 年. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 1968. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 1968. 2012. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2004. 2008. 2012. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1980) 綱島 (1992)-1989年 文珠他 (1995) 佐渡他 (2013)-2011年. 60. 40. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 1968. 2012. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 年. 100. 一部一線枝(女子) 青木 (1982) 文珠他 (1995) 佐渡他 (2013)-2011年. 40. 20. 0 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 1968. 2012. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 年. 二線枝(男子・全体). 100 山野他 (1970)-1968年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 二線枝(女子) 文珠他 (1995) 佐渡他 (2013)-2011年. 80. 60. 40. 20. 0 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 1968. 1972. 1976. 1980. 年. 図2 大学生にバウムテストを実施した年と各指標における男女別出現率との関係. ― 194 ―. 2000. 枝なし(女子). 80. 一部一線枝(男子・全体). 1968. 2012. 年. 2012. 年. 40. 0 1984. 2008. 年. 20. 1980. 1972. 1968. 20. 1976. 2004. 60. 20. 1972. 2000. 40. 80. 40. 1996. 100. 文珠他 (1995) 佐渡他 (2013)-2011年. 出現率 (%). 60. 1968. 1992. 1988. 60. 2012. 出現率 (%). 100. 1984. 年. 年. 2008. 40. 80. 0. 1988. 2004. 60. 山野他 (1970)-1968年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 0 1984. 2000. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 綱島 (1992)-1989年 文珠他 (1995) 佐渡他 (2013)-2011年. 80. 80. 0 1980. 1996. 0. 20. 1976. 1992. 20. 20. 1972. 1980. 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 永家他 (1996)-男子 永家他 (1996)-全体 市川 (2004)-2003年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 20. 1968. 1988. 年. 全一線枝(女子). 80. 1984. 幹下縁立(女子). 100. 枝なし(男子・全体). 1968. 2012. 出現率 (%). 山野他 (1970)-1968年-全体 高橋 (1974)-男子 高橋 (174)-全体 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 佐渡他 (2008)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 80. 1980. 0 1976. 1972. 年. 出現率 (%). 100. 1976. 年. 40. 20. 2012. 1972. 年. 100. 年. 1968. 2012. 20. 1968. 2012. 80. 0. 2008. 2004. 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 市川 (2003)-2004年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982). 出現率 (%). 60. 1976. 2008. 2004. 幹上縁出(女子). 80. 1972. 2000. 1996. 100 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 津川他 (1995)-1992-94年-全体. 2000. 1996. 幹下縁立(男子・全体). 年. 幹上縁出(男子・全体). 1968. 1992. 1988. 出現率 (%). 100. 1984. 1980. 1992. 1988. 40. 0. 2000. 1984. 1980. 60. 出現率 (%). 60. 年. 1976. 1972. 80. 0. 1996. 40. 年. 20. 1992. 60. 0 1968. 2012. 0 1988. 小川他 (1986)・小川 (1995) 高橋 (1974) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 文珠他 (1995). 80. 20. 20. 1984. 平行幹(女子). 100. 0. 20. 1980. 2012. 60. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 平山他 (1988)-1988年 綱島 (1992)-1989年 文珠他 (1995). 80. 出現率 (%). 40. 2008. 2004. 20. 幹上開(女子). 100. 2000. 1996. 高橋 (1974)-男子 高橋 (1974)-全体 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体. 年. 60. 1976. 1992. 1988. 80. 1968. 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 津川他 (1995)-1992-94年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体. 1972. 1984. 1980. 平行幹(男子・全体). 100. 40. 幹上開(男子・全体). 1968. 1976. 1972. 年. 0 1976. 80. 出現率 (%). 2008. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 佐渡他 (2013)-2011年. 年. 出現率 (%). 2004. 20. 1968. 出現率 (%). 2000. 60. 0. 出現率 (%). 1996. 幹上直(女子). 80. 出現率 (%). 出現率 (%). 100. 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 津川他 (1995)1992-94年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 60. 100. 1992. 1988. 年. 幹上直(男子・全体). 80. 1984. 出現率 (%). 100. 1980. 出現率 (%). 1988. 出現率 (%). 1984. 20. 出現率 (%). 1980. 40. 出現率 (%). 1976. 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体. 出現率 (%). 出現率 (%). 出現率 (%). 40. 1972. 幹下直(男子・全体). 100 高橋 (1974) 文珠他 (1995) 佐渡他 (2013)-2011年. 60. 1968. 一線幹(女子). 100. 高橋 (1974)-男子 高橋 (1974)-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 80. 出現率 (%). 100. 1984. 1988. 1992 年. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012.

(10) いわき明星大学人文学部研究紀要 第 28 号 2015 年. 60. 40. 0. 0. 0. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 1968. 2012. 1972. 1976. 1984. 実(男子・全体). 100. 20. 出現率 (%). 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 三船・倉戸 (1992)-1992年-全体 津川他 (1995)-1992-94年-全体 市川 (2004)-2003年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体 清水他 (2014)-全体. 40. 2008. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 20. 0 1972. 1980. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 1988. 1992. 出現率 (%) 1992. 1988. 2000. 1996. 2008. 2004. 2012. 1996. 根(女子). 2004. 2008. 100. 60. 40. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 地平(女子). 100 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 綱島 (1992)-1989年 佐渡他 (2013)-2011年. 80. 60. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 年. 1980. 1992. 1988. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 枯木(女子). 100. 小川他 (1986)・小川 (1995) 高橋 (1974) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982). 80. 60. 40. 1996. 2000. 2004. 2008. 1968. 2012. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 年. 1992. 40. 1968. 1972. 1976. 1980. 1984. 年. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 付属物・風景(男子・全体). 40. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 綱島 (1992)-1989年 文珠他 (1995) 佐渡他 (2013)-2011年. 60. 40. 0 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992 年. 年. 付属物・風景(女子). 80. 20. 1968. 2012. 100 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 津川他 (1995)-1992-94年-全体 永家他 (1996)-男子 永家他 (1996)-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 60. 0. 1992. 1972. 1984. 80. 0 1988. 1988. 年. 20. 1984. 1984. 0. 1968. 2012. 0 1980. 1980. 40. 20. 1976. 1976. 山野他 (1970)-1968年-全体-一線根 山野他 (1970)-1968年-全体-二線根 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体-一線根 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体-二線根. 20. 1972. 1972. 60. 出現率 (%). 80. 出現率 (%). 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 平山他 (1988)-1988年-男子 平山他 (1988)-1988年-全体 三船・倉戸 (1992)-1992年-全体 市川 (2004)-2003年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体 清水他 (2014)-全体. 1968. 2012. 20. 1976. 年. 地平(男子・全体). 2008. 2004. 0 1968. 2012. 2000. 1996. 20. 年. 1968. 1992. 1988. 高橋 (1974)-男子 高橋 (1974)-全体 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 市川 (2004)-2003年-全体. 80. 出現率 (%). 出現率 (%) 2000. 40. 一線根と二線根(男子・全体). 100 小川他 (1986)・小川 (1995) 高橋 (1974) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 平山他 (1988)-1988年 佐渡他 (2013)-2011年. 2012. 60. 年. 40. 0 1984. 1984. 1980. 枯木(男子・全体). 1968. 60. 0 1980. 1976. 1972. 40. 0 1984. 2008. 2004. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 佐渡 (2013)-2011年. 80. 年. 0 1980. 2000. 1996. 0 1968. 2012. 20. 20. 1976. 2008. 20. 20. 1972. 2004. 60. 80. 40. 1968. 2000. 40. 100. 山野他 (1970)-1968年-全体 高橋 (1974)-男子 高橋 (1974)-全体 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 平山他 (1988)-1988年-男子 平山他 (1988)-1988年-全体 市川 (2004)-2003年-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体 清水他 (2014)-全体. 60. 1996. 年. 根(男子・全体). 80. 1992. 100. 1976. 1992. 1988. 20. 60. 1972. 1984. 1980. 葉(女子). 100. 0. 80. 1968. 1976. 1972. 年. 40. 80. 2012. 1968. 2012. 20. 花(女子). 年. 2008. 2004. 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体 佐渡他 (2013)-2011年-全体. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年. 出現率 (%). 40. 2000. 1996. 60. 小川他 (1986)・小川 (1995) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 綱島 (1992)-1989年 佐渡他 (2013)-2011年. 1968. 100. 1984. 1992. 1988. 80. 年. 60. 1976. 1984. 1980. 葉(男子・全体). 100. 40. 2012. 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 佐渡他 (2009)-2006-07年-全体. 1968. 1976. 1972. 年. 20. 花(男子・全体). 80. 0 1968. 2012. 実(女子). 年. 出現率 (%). 2004. 0 1968. 100. 2000. 60. 0. 100. 1996. 80. 60. 100. 1992. 1988. 年. 80. 出現率 (%). 1980. 出現率 (%). 1980. 40. 20. 出現率 (%). 1976. 出現率 (%). 100. 出現率 (%). 60. 40. 20. 年. 出現率 (%). 60. 20. 1972. 青木 (1982) 文珠他 (1995) 80. 20. 1968. 枝先開(女子). 100 市川 (2004)-2003年-全体. 80. 出現率 (%). 40. 枝先開(男子・全体). 100 小川他 (1986)・小川 (1995) 高橋 (1974) 佐藤他 (1978)-1971-77年 青木 (1982) 文珠他 (1995). 80. 出現率 (%). 60. 出現率 (%). 枝立体描写(女子). 100 山野他 (1970)-1968年-全体 高橋 (1974)-男子 高橋 (1974)-全体 佐藤他 (1978)-1971-77年-男子 佐藤他 (1978)-1971-77年-全体 森谷 (1983)-全体 津川他 (1995)-1992-94年-全体 永家他 (1996)-男子 永家他 (1996)-全体. 出現率 (%). 枝立体描写(男子・全体). 80. 出現率 (%). 100. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 1968. 1972. 1976. 1980. 1984. 1988. 1992. 1996. 2000. 2004. 2008. 2012. 年. 図2 大学生にバウムテストを実施した年と各指標における男女別出現率との関係(続き). ると考えた方が適当であろう。. まとめ 本研究では、幼稚園児から大学生までの日本人男女にバウムテストを実施した研究のデータに ついて検討を行い、少なくとも本研究において検討対象とされた指標に関する限り、中学生以下 ― 195 ―.

(11) 滝浦孝之:バウムテストの個別指標の発達的変化における性差 文献的検討 . と大学生では出現率に性差はほぼ認められないと結論づけた。従って中学生以下と大学生の被検 者に実施したバウム画の解釈の際には、その年齢での出現頻度という観点からは、これらの指標 の重みを男女間で変える必要はないと思われる。ただし高校生ではデータが少なく、高校生の場 合も同様に考えてよいかどうかは今後の研究の結果を踏まえた上で判断する必要がある。またテ ストの実施された時代の新旧による出現率の変化は、ある程度出現率の高い指標に関しては、い くつかの指標(枝なし、二線枝、葉)において限られた学年・学校段階においてのみ窺われる程 度であった。男女の結果を込みにした場合に時代による出現率の変化が示唆された指標(幹上開、 枝なし、枝先直など)にはこれらの指標と重ならないものもあったが(滝浦 , 2014) 、いずれに せよバウムテストの指標の出現率の大半は、ここ半世紀程度のうちに目立った変化を示さなかっ たといえる。全ての学年で十分なデータが報告されていたわけではなく、現段階で時代の影響に ついての推測を行うのは容易ではないが、本研究では暫定的ながら上記の通り結論した。 注 1)滝浦(2014)の図 1 では、山中・中井(1970)の「低在水平枝」(滝浦 , 2014 では根元までの枝に分類した) の出現率のグラフとして、彼らの水平枝の出現率のグラフが誤って掲載されている。山中・中井(1970)の「低 在水平枝」の小学 1・2・3 年での正しい出現率は、順に 6.9%、5.8%、3.6% である。 2)中島(2008)は、一部の指標の判定基準、すなわち指標の定義における研究間での混乱について具体的な指 摘を行っている。この混乱は、バウムテストの研究者による K. Koch の判定基準の誤解による部分もあるが、 日本におけるバウムテスト研究の多くが直接あるいは間接的に基づいていた K. Koch のものを含め、指標の 判定基準自体が明瞭性を欠いていた、すなわち指標が十分操作的に定義されてこなかったことにも大きな原 因がある。 指標を操作的に定義することに対しては、心理臨床家から、融通性を欠いた態度であり(佐渡・鈴木 , 2014)、臨床場面で実際に遭遇することの多い非典型例の分類に困難をきたすといった批判がなされるだろう。 しかし分類という行為は、あるものを他のものから明確に区別する必要のある場合に行われるものなはずで ある。非典型例の分類に対して過度に配慮し、敢えて指標の定義に曖昧な部分を多く残したために、研究者 自身や現場の臨床家がかえって指標の判定に困難をきたすことになったり、誤って判定することになってし まっては本末転倒である。多様な非典型例の分類も、典型例が(ある程度の幅を考慮しつつも)言語により 具体的で明確な定義を与えられていなければ、第三者によるその妥当性の吟味が不可能あるいは著しく困難 になるだろう。また指標の解釈仮説は、それを提出した者により採用された指標の内容すなわち定義と切り 離して考えることはできない。勿論バウム画の解釈においては、指標はそれ単独で意味づけられることはなく、 指標の持つ意味は全体的印象を中心としたバウム全姿との関係の中で理解される(青木 , 1986; Bolander, 1977 高橋訳 , 1999)。しかしそうであっても、定義が曖昧なために指標の示す内容の自由度が大きくなり過ぎれば、 それによってバウム画の解釈が歪められる危険性がある(実際には必ずしも全ての指標でそうだというわけ ではないのかもしれないが)。 筆者は指標の定義は操作的であることが目指されねばならないと敢えて主張する。豊富な臨床的経験を有 し、バウムテストに関する理論的立場を共有する複数の人々が合議により慎重に指標の操作的な定義を行う といった試みがなされることを望む。 ところで、バウムテストの実施にあたって個々の心理臨床家が採用している指標は、自らの臨床経験に加 え、特定の理論にも基づいて設定・選定されてきたものなはずである。その理論は臨床家によっては必ずし も体系的なものではないかもしれないが、理論的な背景なしにいわば虚心坦懐にバウムの解釈を行うなどと いうことは、心理臨床の専門家においてはあり得ないことであろう。従って筆者は、指標の整理表の類は一 種類だけではなく、心理臨床家の立脚する理論により異なってよいと考える。また同じ理論に立脚しながらも、. ― 196 ―.

(12) いわき明星大学人文学部研究紀要 第 28 号 2015 年 複数の種類の整理表が併存することもあり得るし、またそれはバウムテストの健全な発展という観点からは 望ましい事態でさえあると考えている。佐渡・坂本・伊藤(2010)は、研究者間での指標の統一はバウムテ スト研究を必ずしも良い方向に導かないと述べているが、筆者もその主張に同意するものである。 ただし、一度提出された整理表は、理論的・実証的研究と実践を通じて、その有効性と妥当性とを絶えず 点検され、また必要と判断されれば速やかに改訂されねばならない。池田(1992)は分類するという行為一 般に関して、一旦分類体系ができあがると、人はその体系を通して自然を見るようになり、それが繰り返さ れることで人々の認知パターンが体系整合的になってゆくと考えている。この主張は指標の設定と選定とい う行為にも当てはまるものであろう。一旦できあがった整理表は、長期に渡って多くの心理臨床家に採用さ れることで権威的な色彩を強めないとも限らない。固定化・硬直化し、さらに権威性までをも帯びた整理表は、 それを採用する者の思考を著しく制限し、融通性・批判性を欠いた紋切り型の見方を助長させる危険がある だろう。 3)バウムテストでは被検者の所属学年の変化に伴う出現率の変化パターン(それは研究による差異が大きい場 合が間々あるのだが)が指標により異なるという事実は、このテストの統計的な特性を明らかにしようとす る場合に考慮されなければならない。例えば再検査信頼性の検討を行う際に、被検者の所属する学年では一 般に出現率が極端に低いあるいは極端に高い指標を検討項目に含めることは、その意義を熟慮した上で決定 される必要がある。 4)滝浦(2014)にはこの記載が欠けていた。 5)本研究では滝浦(2014)と同じく幼稚園と保育園(いずれも二年保育)を幼稚園と総称した。 6)日本以外の国籍を持つ被検者が含まれる可能性は皆無ではないが、それぞれの研究での被検者全体に占める 割合は小さいと推測される。 7)異なる被検者群の間でバウムテストの指標の出現率に差があるか否かを統計的に検討した従来の研究では、 検定の多重性を考慮した解析法が用いられておらず(岸本 , 2011; 坂本・佐渡・岸本 , 2012)、性差に関する研 究も例外ではない。そしてついでながらこれはバウムテストの研究のみにとどまらず、ロールシャッハテス トや WAIS(-R)などの他の重要な心理検査に関する研究においてもしばしばみられることを指摘しておきた い。もっとも、これらの研究ではいずれも群間比較の対象とされた指標の数が非常に多く、このようなデザ インの調査の結果を検定の多重性を考慮した統計的検定法により解析しても、明確でかつ臨床的に実りある 結論は引き出しにくいのではないか。 今後は、同様の調査は検討対象となる指標を十分に絞り込んだ上で行われるべきである。そしてその場合、 研究者は、検討対象とした特定の指標群を選択した必然的な理由について丁寧に説明することが必要である。 そのような研究では結論の持つ説得力も大幅に増すであろう。 8)筆者は本論および滝浦(2014)において、指標の出現率を低いとみなすおおよその目安として 20% という値 を設定したが、これは理論的あるいは経験的根拠に基づく判断によるものではなかった。. 引用文献 青木健次(1986).バウムテスト 臨床描画研究,1,68-86. Bolander, K.(1977).Assessing personality through tree drawing.New York: Basic Books. (ボーランダー , K. 高橋依子(訳)(1999).樹木画によるパーソナリティーの理解 ナカニシヤ出版) 池田清彦(1992).分類という思想 新潮社 岸本寛史(2011).指標の意味と記述のレベル バウムテストにおける幹先端処理の検討から 臨床心 理身体運動学研究,13,19-29. 中島ナオミ(2008).コッホのドイツ語原著における 58 指標の判定基準 関西福祉科学大学紀要,12,71-90. 佐渡忠洋・坂本佳織・伊藤宗親(2010).日本におけるバウムテスト研究の変遷 バウムテスト文献レビュー (第一報) 岐阜大学カリキュラム開発研究,28(1),12-20. 佐渡忠洋・鈴木 壯(2014).バウムテストの幹先端処理についてⅠ 原則と諸問題 岐阜大学教育学. ― 197 ―.

(13) 滝浦孝之:バウムテストの個別指標の発達的変化における性差 文献的検討 部研究報告 人文科学,62(2),217-228. 坂本佳織・佐渡忠洋・岸本寛史(2012).バウムテスト研究におけるスポットライト分析 心理臨床学研究,30 (1), 41-50. 滝浦孝之(2014).バウムテストの個別指標における発達的変化 文献的検討 いわき明星大学人文学 部紀要,27,87-102. 津田浩一(1973).樹木画の発達指標の量的検討 林 勝造・一谷 彊(編) バウム・テストの臨床的研究 日 本文化科学社,pp. 27-55. . (たきうら たかゆき/感覚・知覚心理学) . ― 198 ―.

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