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A-1【演題3】
訪問リハビリ利用者の生活空間狭小化に関するアンケート調査
うつのみや訪問看護リハビリステーション にこっと 〇早坂 裕 キーワード:訪問リハビリ,Life space assessment,精神健康状態
【はじめに,目的】 在宅の現場において,十分な身体機能を有しているのにも関わらず閉じこもった生活を 送る利用者を担当し,QOL拡大に苦渋するケースが多々ある.本研究は当事業所の訪問リ ハビリ利用者に対しアンケート調査を実施し,生活空間狭小化の原因が身体機能に限らず, 精神面や環境面に起因すると仮説を立て調査分析を行った. 【方法】 当事業所の訪問リハビリを利用している利用者の内,医師より提供された訪問看護指示 書を基に障害高齢者の日常生活自立度A以上,認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上の24 名を対象とした.対象者に対しアンケート調査を実施し,生活空間の評価としてLife space assessment,精神面の評価としてWHO-5精神健康状態表,環境面の評価として自宅から主 な外出先までの距離を聴取した.収集されたLife space assessmentの平均値を基準に対象者 をLife space assessment高得点群と低得点群の2群に分け,精神健康状態と外出先までの距 離を群間比較した.統計処理はMann-WhitneyのU検定を用いた.なお危険率は5%未満を もって有意とした. 【倫理的配慮,説明と同意】 本研究はヘルシンキ宣言に基づき,対象者本人に対して書面にて研究の意義,目的を十 分説明し同意を得た上で実施した. 【結果】
Life space assessment高得点群と比較し低得点群の方が,有意に精神健康状態が良好とい う結果が得られた.主な外出先までの距離には群間で有意差は認められなかった. 【結論】 生活空間が狭小化している対象者の方が精神健康状態が不良で,外出先までの距離が遠 いのではないかと仮説を立て調査を実施したが,仮説に反した結果が得られた.生活空間 の狭小化には精神面や外出先までの距離という環境面以外に他の要因がある可能性が示 唆された.