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(1)

2016年1月27日

情報システム部 共通基盤G

グループ長

米田 徳幸

継続的改善によるフルキットプロセスの改善

Project Flow2016 in Japan

プロジェクトマネジメント事業部

事業部長 竹添 芳孝

(2)

本日の内容

1. CCPM取り組みの経緯

2. 昨年までのCCPMによる成果

3. 2015年度の情報システム部の組織改革

4. ワークショップ事前準備

5. FWEST/Realization社コンサルによるワーク

ショップ

6. 具体的実行プランの策定と実行

7. 2016年1月中旬までの成果

8. 今後の取り組み

12

20

27

44

49

(3)
(4)

CCPM取り組みの経緯

2010年1月

に開始した経理・人事の基幹システム(SAP ERP)の開発プロ

ジェクトに、CCPMを採用する。一時は計画が延伸し、暗礁に乗り上げかけ

ましたが、CCPMで25%以上の期間短縮を実現し、予算通り、計画通りにサ

ービスインを果たしました。

■この成功を機に、情報システム部は全てのITプロジェクトをCCPMでマネ

ジメントする方針を打ち出しました。

2012年10月

には、情報システム部は、部内にプロジェクトマネジメント

室(約30名体制)を新設し、開発の全体最適チェックを行うとともに、

ITプロジェクトを運用チームから新設したPM室に移管する構造改革を行い

ました。

(5)

InfoWorld誌

記事

日経

ITpro誌記事

メディアでの取り上げ

(6)

継続的改善プロセス

富士通システムズウエスト(FWEST)、Realization社コンサルによるサンノ

ゼワークショップと、ゴールドラット・リサーチ・ラボCEOのAlan Barnard博士に

よるワークショップを定期的に実施。

2011

2012

2013

2014

2015

2012/8

・構造改革

・SAPロールアウト

2014/8

・再学習

・Large Project

2015/10

・Win

-Win-Win

・FK2改善

2015/11

Dr. Alan

2014/11

Dr. Alan

2014/2

Dr. Alan

本日の発表

■FWEST 、Realization社コンサルによるワークショップ

■ゴールドラット・リサーチ・ラボCEOのAlan Barnard博士によるワークショップ

2011/7

・SAPロールアウト

2011/12

Dr. Alan

Dr. Alan

2012/5

2012/12

Dr. Alan

Dr. Alan

2013/5

2010

2010/8

・1

O1教育

・CCPM

(7)
(8)

今期上期までのスループット

342

505

800

898

425

2011年度

2012年度

2013年度

2014年度

2015年度上期

プロジェクト完了数(TP)の推移

+48%

+58%

プロジェクト完了件数は大幅に向上

'12/10~ 構造改革

+12%

(9)

27

%

8%

11

%

22

%

21

%

11

%

年度毎プロジェクトのバッファ消費状況

2013年度

26

%

12

%

17

%

31

%

14

%

2014年度

39

%

12

%

7%

22

%

15

%

5%

2015年度上期

46%

55%

58%

今期上期までの工期短縮

黒>200%

茶≦200%

オレンジ≦150%

赤≦100%

黄色<93%

緑<83%

【バッファ消費率】

【工期短縮率】

25%以上工期短縮

25%未満工期短縮

工期遅れ

55%

49

%

51

%

参考:2011年度

51%

(10)
(11)

インターネットB

ECM

ソリューション

次のステージへ 組織改革

グループ経営戦略

大阪

情報システム部

東京

情報システム部

商品IT業務部

プロジェクトマネジメント

事業部

開発1部

開発2部

開発3部

開発4部

情報企画室

情報技術管理

共通基盤

技術系基盤

管理系基盤

住宅事業S

集合事業S

建築系事業S

多角化事業S

ネットビジネスS

企画設計

集合設計

生産設計

生産情報管理

部品管理

IT戦略

IT基盤

セキュリティ

ユーザー窓口

IT企画・運用

設計CAD

開発・運用

プロジェクトマネジメント

事業戦略

商品戦略

全社IT戦略

大和ハウス工業 情報システム部門

(株)メディアテック

(12)

社内の開発プロセス

ソリューションG

マネジメント室

プロジェクト

大和ハウス工業 情報システム部

プロジェクト

マネジメント室

ソリューションG

(ユーザ部門)

大和ハウス工業

ユーザ部門

各ベンダー

システム

開発要望

FullKit1(FK1)

(要求定義)

FullKit2(FK2)

(概要設計)

Project(PJ)

(詳細設計・開発)

受入検証

運用保守

大和ハウス工業

ユーザ部門

ソリューションG

マネジメント事業部

プロジェクト

大和ハウス工業

情報システム部

プロジェクト

マネジメント事業部

ソリューションG

(ユーザ部門)

大和ハウス工業

ユーザ部門

各ベンダー

システム

開発要望

FullKit1(FK1)

(要求定義)

FullKit2(FK2)

(概要設計)

Project(PJ)

(詳細設計・開発)

受入検証

運用保守

大和ハウス工業

ユーザ部門

(株)メディアテック

■組織改革後の開発プロセス

■組織改革前の開発プロセス

(13)

4.ワークショップ事前準備

(TOC思考プロセス活用)

(14)

今回のワークショップのターゲットを『

D-SMART

システムとしました。

D-SMART

』とは

・探客から引渡後まで各事業を網羅した事業推進システム(2005年運用開始)

・開発保守ベンダー:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様(CTC) ※以降敬称略

ワークショップの対象システム

・開発案件のBacklogに、多くの

D-SMART案件の待ち

がある。

・2014年実績で開発案件の約50%が

D-SMART案件

であった。

・プロジェクトマネジメント室がメディアテックの事業部に移管され、事業部として

売上を増やす必要がある。(TPを上げたい)

(15)

ワークショップの目的・参加者・日程

大和ハウス、CTC、 メディアテックが、プロジェクトのスループットを50%

向上させる目標を共有化し、WIN-WIN-WINの関係を強化する。

大和ハウス工業

ユーザ要望

FK1

FK2

メディアテック

PJ

受入・運用

CTC

大和ハウス工業

ワークショップの目的

ワークショップの参加者

ワークショップの日程

CTC:2名

メディアテック:3名

大和ハウス工業:5名

FWEST:1名

(コンサル支援)

2015年 10月5日~10月9日

Realization社@サンノゼ

(16)

ワークショップ前に準備・検討したこと(TOC思考プロセス活用)

① TP50%UPに向けて各社の主要

UDE(望ましくない現象)

・大和ハウスのUDE 62件

・メディアテックUDE 74件

・CTCのUDE 52件

大和ハウス:概算見積もり・納期(FK2のアウトプット)をもっと早く

ユーザ部門に提示したい

メディアテック:優先度が高い案件からスピーディにFK2リソースを

アサインしたい

CTC:急に求められる開発要員の追加を無理なくフレキシブルに

対応したい。

(17)

② Core Cloudの作成

(18)

17

③ Core Cloudからインジェクションを作成

ワークショップ前に準備・検討したこと(TOC思考プロセス活用)

(19)

ワークショップ前に準備・検討したこと

大和ハウス工業

ユーザ要望

FK1

FK2

メディアテック

PJ

受入・運用

CTC

大和ハウス工業

FK2あたりがボトルネック?

開発プロセス(詳細)

(20)

目的達成に向けて作成したインジェクションをワークショップを通じて

FWEST社、 Realization社のエキスパートと検討するためアメリカ・サンノ

ゼへ旅立ちました。

(21)

5.2015年度のFWEST/Realization社

コンサルによるワークショップ

(22)
(23)

最初に実施したこと(過去のデータ分析)

・過去のスループット、サイクルタイム、WIPの推移を分析

⇒ソリューションを検討する上でのベースラインとなる

FY2013

FY2014

FY2015

TP/Month

14.6

9.3

12.0

CT(days)

3.8

5.5

7.0

WIP

2.7

2.5

4.1

TP/Month

14.6

9.3

12.0

CT(days)

18.5

19.8

15.8

WIP

14.3

9.2

9.7

TP/Month

11.3

7.0

6.8

CT(days)

37.1

40.6

40.5

WIP

21.3

13.7

13.6

FK1

FK2

PJ

(前提)

・D

-SMART以外も含めた全プロジェクトの集計

・FK1,FK2はConcerto管理していないため、管理表Excelから算出

プロジェクト全体

平均18.5

平均4.3

(D-SMART)

(要求定義)

(概要設計)

(詳細設計・

開発)

(24)

最初に実施したこと(現状のデータ分析)

・現時点のFK1,FK2,PJのWIPと、間のQueueの数をカウント

⇒ソリューションを検討する上でのベースラインとなる

大和ハウス工業

ユーザ要望

FK1

FK2

メディアテック

PJ

受入・運用

CTC

大和ハウス工業

FK1

FK 2

PJ

FK1

Queue1

FK2

Queue2

PJ

CAP

18

18

WIP

20

18

10

Queue1

Queue2

Back Log

プロジェクト全体

BackLog

110

(25)

FK1

Queue1

FK2

Queue2

PJ

CAP

18

18

WIP

20

18

10

Small-PJ全体

BackLog

110

(分析ポイント)

①バックログは溜まっている(需要はある)

②FK2の後ろ(PJの前)のQueueが「0」

③PJの開発体制には余力がある

(解決の方向性・仮説)

・FK2がボトルネックになっており、

FK2を加速させる必要がある

FK2を加速させることで、各社の課題も解決に向かいそう

FK1

FK 2

PJ

Queue1

Queue2

Back Log

ボトルネック

分析から見えてきたこと

(26)

FK1

FK 2

PJ

D-SMARTのターゲットの設定

FK1

FK 2

PJ

Back Log

Queue1

Queue2

Queue管理台帳で管理 Queue管理台帳で管理

(Base line)

TP=4

WIP=4(平均)

CT=19d

(Target)

TP=

(50%UP)

WIP=4

CT=

13d

(Little‘s lawから算出)

FK2の工期を短縮する(平均13日とする)

D-SMARTのFK2

※リトルの法則:TP=WIP/CT

Queue1

Queue2

Back Log

(27)

PJ待ちのQueueはいくつが最適か?

FK2が加速し、PJの前のQueueが溜まり過ぎるのもよくない。

(ボトルネックがPJに移動するだけ)

では、Queueはいくつ溜まっているのがよい状態なのか?

FK1

FK 2

PJ

Back Log

Queue1

Queue2

FK1

FK 2

PJ

Back Log

Queue1

Queue2

(28)

6.具体的実行プランの策定と実行

①FK2を加速させる

(29)
(30)

FK2(D-SMART案件)のWIP制限

WIPの制限を設ける

WIP=4に固定する

今日現在12案件が動いているが、下記の対策の2)を選択する。

1)Freeze(今FK2進行中の案件を止める)

2)Bleed(投入をやめて、今進行中のものが終わるのを待つ)

(理由:今動いている案件のつは完了間近のため)

WIP

FK1

FK 2

PJ

Queue1

Queue2

Back Log

(31)

10月21日現在のCTC案件状況

(32)

FK2待ちのQueueの優先順位づけ

FK2待ちのQueueの優先順位づけ

決定機関:パイプラインコントロールミーティング

参加者;

・大和ハウス 情報システム部 部長・次長

・メディアテック プロジェクトマネジメント事業部長

OUTPUT:優先順位が付けられたQueue

FK1

FK 2

PJ

Queue1

Queue2

Back Log

優先順位付け

(33)

FK2待ちのQueueの優先順位づけ

・案件のQueuesを各グループ長

間で共有して優先順位付けを行い

ます。

(34)

ポートフォリオ状態による優先順位づけ(FK2フェーズ)

ポートフォリオ状態 のハードコピー

(優先順位

つけの説明)

・案件の納期、想定LT、優先度、PM

リソースを勘案してパイプライン計算

をした結果により、着手順序を決定。

(35)

FK2をバッファを持ったアグレッシブプランで実施

FK2にConcertoを導入することにより、バッファ管理を行う。

LT=13日を基本とする。

1日遅れると30%のバッファを失う。

今までPJのみConcertoを導入してアグレッシブプランで実施していた。

FK1

FK 2

PJ

Queue1

Queue2

Back Log

今回Concertoを導入

(36)
(37)

FK2の会議体

①タスクアップミーティング

②問題解決ミーティング

③バッファマネジメントミーティング

④オペレーションレビュー

FK1

FK 2

PJ

Queue1

Queue2

Back Log

4つの会議体

(38)

FK2の会議体(①タスクアップミーティング)

①タスクアップミーティング(電話

9:15-9:30 )

目的(ゴール)

・残り日数の更新

・要支援項目(問題発見)

メンバー

:タスクマネージャ(メティアテックPM)、作業者(CTC_FK2エキスパート)

アジェンダ

・質問

1.このタスク(またはチェック リスト項目)はあと何日で終わりますか?

2.必要に応じて:私に何か手伝えることはありませんか?

・タスクマネージャは、可能であれば担当部分におけるあらゆる問題を解決します。

できないのであれば、 エスカレーションします。

・タスクマネージャは予め決めたターゲット(今日なにをやるのか)を各作業者に伝

える。

(39)

エスカレーション経路

作業者

タスクマネージャー (メディアテックPM)

メディアテック 4部長

メディアテック PM事業部長

情報システム部・次長

FK2をバッファを持ったアグレッシブプランで実施

1日遅れると30%のバッファを失うので問題発生時には

迅速にエスカレーションを行う為に明確な経路を決めました。

(40)
(41)

【目的】

FK2 KICKOFFミーティングを行うことで、改めてシステム導入

による目的や最終成果物を関係者で確認し、全員が短期間

の間、集中してフロー(流れ)を良くすることで、生産性をあげる。

【参加者】

ユーザ部門、メディアテック、情報システム部、CTC

【メリット】

①PJの見える化(PJの状況が見える)

②参画すべき時期が明確になる

③齟齬の回避(思っていたのと違う、ほんとはこんなイメージなのに)

④ユーザ部門が早期にIT投資の効果を享受できる

FK2 キックオフミーティング

FK1

FK 2

PJ

Queue1

Queue2

Back Log

キックオフミーティング

(42)

①FK1シート読みあわせ、目的共有

(担当:情報S)

→開発起案書、FK1シート、システム概要

※事前準備としてシステム概要に関しては、

CTCに事前送付

②FK2スケジュール・成果物確認

(担当:PM)

→FK2コンチェルト投入※SOLに参照権限付与→済

・システム化案

・WBS(作業分解図)

・内部リソースアサイン

・開発環境の計画と手配

③FK2ミーティング日程設定(ex.週2回朝15分)

(担当:PM)

参加者:PM、SOL、ユーザ部門、CTCエキスパート

内容:進捗確認 → コンチェルト

問題解決 → QA表

ユーザレビュー日程確認

④FK2レビュー日程設定

(担当:PM)

→コンチェルト

FK2 キックオフミーティングの内容と役割

(43)

具体的実行プランのまとめ

1.FK2(D-SMART案件)のWIP制限

2.FK2をバッファを持ったアグレッシブプランで実施

( Concertoを導入)

3.FK2の4つの会議体の定義

4.エスカレーション経路を明確化

5.FK2キックオフミーティングの実施

(解決の方向性・仮説)

FK2がボトルネックになっており、FK2を加速させる必要がある

(44)

具体的解決策を持って、帰国の途に

(45)
(46)

案件番号

Kick Off

FK2_St

FK2_LT BF消費

7720400

(個別で開催)

10/23

12日

50%

7733900

11/25

15日

175%

7708100

11/2

33日

650%

10月から12月までのFK2の成果(サンプル)

(47)

2016年1月中旬までの成果(WIQ、WIPの推移)

サンノゼWS

FK1

FK 2

PJ

Back Log

Queue1

Queue2

Queue2に案件がたまりだした

(48)

新たな課題と今後の方策

今回のサンノゼ研修にもとづく試行と成果を踏まえて、

下記のような方向性で更なる改善を試みる。

■パイプラインWIP4の緩和

案件によっては、2名入れてもスピードが上がらないことがある。

1名で十分であったり、3名必要な場合があったりすることが分かった。

内容によって割り当てるエキスパートリソースの人数は可変にする。

WIP制限についても、4~8の範囲に緩和する。

■ボトルネックがFK2からPJへ移りつつある。

Queue2が想定以上にたまりつつある。全体フローの流れをよく

するためにPJを加速させる必要がある。

(49)
(50)
(51)

今後の取り組み

2010年から繰り返し行っている改善で、各フェーズ(PJ、FK2)

個別の生産性は飛躍的に向上しているが、一方でプロジェクト全体

の生産性は必ずしも上がっているとは言えない現状です。

今回の取り組みで、全体フローの流れを止めない為には、各フェーズ

毎のマネジメントだけではなく、各フェーズ間にあるQueueマネジメン

トの重要性が解りました。

具体的な取り組み

1.FK2の取り組みをD-SMART以外の開発案件にも展開

2.全体フローの流れを意識したQueueマネジメントの実施

(52)

参照

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