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メモリ分野を掘り下げて分析すると NAND 型フラッシュメモリ市場は 2016 年に DRAM 市場を上回り その後も順調に伸びていくだろう DRAM は価格 収益性 需給量が適度にバランスし 2014 年 15 年が記録的な成長を遂げたとしても 設備投資と価格下落の競争による次のシリコンサイクルで

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世界最大級の半導体製造装置・材料関連のカンファレンス・展示会「SEMICON West2014」 が7 月 9 日~11 日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催された(国際太陽光発電産 業展「Inter Solar」も併催)。現在、SEMICON は各国・地域で展開されているが、半導体 発祥の地・米国西海岸での開催となる「ウェスト」は、1971 年に第 1 回が開催されて以来、 40 年以上の歴史と伝統を有する展示会である。現在、半導体市場は堅調な成長を示してお り、関連する装置・部材メーカーもリーマンショック時に比べ活況を呈している様子であ った。当該業界は日本が比較的競争力を有しており、他の米国展示会に比べ日系メーカー の出展が目立っていた。新規販路開拓や知名度向上に取り組む中堅・中小企業の出展も多 く見られ、加工技術や特殊部品など自社の強みを活かして米国市場で切磋琢磨していきた いという積極的な姿勢を示していた。今回は、展示会に先駆けて開催された半導体関連市 場に関するカンファレンスの内容について報告する。 ○半導体・設備投資の見通し:ボブ・ジョンソン ガートナー社副社長(半導体・調査担当)) 弊社が 7 月 7 日に発表した最新予測によれば、世界の半導体市場は 2014 年に対前年比 +6.7%の 3,360 億ドルまで成長すると見込まれている。2013-18 年の年平均成長率は+4.3% と安定的な伸びを示している。分野別では、ロジックが引き続き最大のセグメントを維持 するが、このロジック一極集中の継続が半導体の成長をつまずかせる要因になる可能性が ある。メモリの見通しを注意深く見ると、標準的なメモリ(シリコン)サイクルによって 規模が変動していることが読み取れる。 (出所:ガートナー) 図1 半導体市場見通し(デバイス別) 世界 が7 月 業展 発祥の 40 年 り、 った。 の出展 く見 いとい 場に関 ○半導 弊社 +6.7% と安定 するが ある。 規模が 界最大級の半 月9 日~11 「Inter Sola の地・米国西 年以上の歴史 関連する装置 。当該業界は 展が目立って られ、加工技 いう積極的な 関するカンフ 導体・設備投 社が 7 月 7 %の 3,360 億 定的な伸びを が、このロジ 。メモリの見 が変動してい 半導体製造装 日、カリフ ar」も併催) 西海岸での開 史と伝統を有 置・部材メー は日本が比較 ていた。新規 技術や特殊部 な姿勢を示 ファレンスの 投資の見通し 日に発表し 億ドルまで成 を示している ジック一極集 見通しを注意 いることが読 図 装置・材料関 ォルニア州 。現在、SE 開催となる「 有する展示会 ーカーもリー 較的競争力を 規販路開拓や 部品など自社 していた。今 の内容につい し:ボブ・ジョ した最新予測 成長すると見 る。分野別で 集中の継続が 意深く見ると 読み取れる。 図1 半導体 関連のカンフ サンフラン EMICON は ウェスト」は である。現在 ーマンショッ を有しており や知名度向上 社の強みを活 今回は、展示 いて報告する ョンソン ガ 測によれば、 見込まれてい では、ロジッ が半導体の成 と、標準的な 体市場見通し ァレンス・展 シスコで開催 各国・地域で は、1971 年に 在、半導体市 ック時に比べ り、他の米国 上に取り組む 活かして米国 示会に先駆け る。 ートナー社副 世界の半導体 いる。2013-1 ックが引き続 成長をつまず なメモリ(シ し(デバイス 展示会「SEM 催された(国 で展開されて に第1 回が開 市場は堅調な べ活況を呈し 国展示会に比 む中堅・中小 国市場で切磋 けて開催され 副社長(半導 体市場は 20 18 年の年平均 続き最大のセ ずかせる要因 シリコン)サ (出所 別) MICON West 国際太陽光発 ているが、半 開催されて以 な成長を示し している様子 比べ日系メー 小企業の出展 磋琢磨してい れた半導体関 導体・調査担 014 年に対前 均成長率は+ セグメントを 因になる可能 サイクルによ 所:ガートナ t2014」 発電産 半導体 以来、 してお 子であ ーカー 展も多 いきた 関連市 担当)) 前年比 +4.3% を維持 能性が よって ナー)

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メモリ分野を掘り下げて分析すると、NAND 型フラッシュメモリ市場は 2016 年に DRAM 市場を上回り、その後も順調に伸びていくだろう。DRAM は価格、収益性、需給量 が適度にバランスし、2014 年、15 年が記録的な成長を遂げたとしても、設備投資と価格下 落の競争による次のシリコンサイクルで、市場のプレイヤーが少数であるのにも関わらず、 市場は急激に下降していく見込みだ。 (出所:ガートナー) 図2 半導体市場見通し(メモリ別) 半導体市場の成長要因をアプリケーション毎に調べるため、横軸に市場規模(金額)と 縦軸に 2013-18 年の年平均成長率をとると、高成長率で 280 億ドルと中規模市場の SSD (Solid State Drive)、成長率は中位で小~中規模のウルトラモバイル向けデバイス、市場 規模は 506 億ドルと大きいが成長率は低いハイエンド・スマートフォン向けデバイスの 3 種類が市場を牽引すると予想できる。また、従来のパソコン(PC)向けデバイスは、マイ ナス成長が予想される。これらを個別にブレークダウンして分析していく。 最初に SSD を見ると、SSD 市場が伸びは、NAND 市場の成長と直結している。興味深 いことに、メモリ容量に着目してNAND 市場を見ると、コンピューター向け(=SSD)の 絶対容量が飛躍的に増加することで市場全体を牽引する一方で、携帯電話を含むその他の アプリケーションは大きな伸びを示していない。金額ベースでも、2016 年に SSD がその 他のアプリケーションに並び、2018 年には 250 億ドルを超えるだろう。年平均成長率は、 SSD が+25.6%、その他が+1.3%と大きな差がついている。 メモ DRA が適度 落の競 市場は 半導 縦軸に (So 規模は 種類が ナス成 最初 いこ 絶対容 アプ 他のア SSD モリ分野を AM 市場を上 度にバランス 競争による次 は急激に下降 導体市場の成 に 2013-18 lid State Dr は 506 億ド が市場を牽引 成長が予想さ 初に SSD を とに、メモリ 容量が飛躍的 リケーション アプリケーシ が+25.6%、 掘り下げて 上回り、その後 スし、2014 次のシリコン 降していく見 成長要因をア 年の年平均 rive)、成長 ドルと大きい 引すると予想 される。これ を見ると、S リ容量に着目 的に増加する ンは大きな伸 ションに並び その他が+ て分析すると 後も順調に伸 年、15 年が ンサイクルで 見込みだ。 図2 半導体 アプリケーシ 均成長率をと 長率は中位で いが成長率は 想できる。ま れらを個別に SD 市場が伸 目してNAN ることで市場 伸びを示して び、2018 年 1.3%と大き と、NAND 型 伸びていくだ が記録的な成 で、市場のプ 体市場見通し ション毎に調 ると、高成長 小~中規模 低いハイエ また、従来の にブレークダ 伸びは、NA ND 市場を見 場全体を牽引 ていない。金 年には 250 億 な差がつい 型フラッシ だろう。DR 長を遂げた プレイヤーが し(メモリ別 調べるため、 長率で 280 のウルトラモ ンド・スマー のパソコン ダウンして分 ND 市場の成 ると、コンピ 引する一方で 金額ベースで 億ドルを超え ている。 ュメモリ市 AM は価格、 としても、設 が少数である (出所 別) 横軸に市場 億ドルと中 モバイル向け ートフォン向 (PC)向けデ 分析していく 成長と直結し ピューター向 で、携帯電話 でも、2016 年 えるだろう。 市場は 2016 、収益性、需 設備投資と価 のにも関わ 所:ガートナ 場規模(金額 中規模市場の けデバイス、 向けデバイス デバイスは、 。 している。興 向け(=SSD 話を含むその 年に SSD が 年平均成長 年に 需給量 価格下 らず、 ナー) 額)と SSD 市場 スの 3 マイ 興味深 D)の の他の がその 率は、

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(出所:ガートナー) 図3 設備投資動向(企業別) 設備投資を掘り下げて見ると、ロジック市場は巨大で硬直的な動きを示し、年平均成長 率は1.8%と見込まれる。一方メモリは、ウルトラモバイルやスマートフォンといった需要 側からの低コスト化要求の影響を受け、2016 年に前年比で減少に転ずるも、基本的には堅 調に推移し、年平均成長率は+11.4%と予想される。メモリの内訳を見ると、DRAM は 2015 年をピークにゆるやかに減少し、年平均成長率は+4.8%と見込まれるが、NAND は 2016 年に一端後退するもその後伸長し、年平均成長率+14.8%、180 億ドル(2018 年)と設備投 資全体の中でも大きな比率を占めるようになる。 (出所:ガートナー) 図4 設備投資動向(デバイス別) 続いて、ウルトラモバイルを分析する前に、種類が豊富なウルトラモバイルの定義を改 めて見直すと、タブレット型PC でキーボードが取り外し可能な製品やタッチスクリーンを 有する製品を含み、具体的には、「iPad」や「Surface Pro」等を差す。年平均成長率で見 ると、ウルトラモバイルの販売台数は+22.3%で、金額ベースでも+19.9%と悪くない数字で ある。他方で、デスクトップPC やノートブック PC も含めた PC 市場全体で見れば、デバ イス売上の年平均成長率は+3.2%となり、ウルトラモバイルが他の PC のシェアを奪ってい ることが読み取れる。PC1 台あたりの半導体デバイスの金額を見ると、2014 年時点で、デ スクトップPC やノートブック PC は 150 ドル前後、ウルトラモバイルは 60-70 ドルとな っており、ウルトラモバイルの比率が高まることから、市場全体の年平均成長率は▲7.3% と減少することが見込まれる。また、タブレットPC の低価格化により、使用される半導体 デバイスの価格低下も引き起こすだろう。 次にスマートフォンの市場に目を向けると、フューチャーフォンやベーシックフォンを 含む携帯電話市場全体の生産台数の年間平均成長率は2.7%であるが、スマートフォンへの 代替が進むため、スマートフォンに着目すれば高い成長率が見込まれている。また、2018 年には年間生産台数が20 億台に到達し、その数年前には地球上の全人口よりも多い携帯電 話が市場に流通することになるだろう。一方で、携帯電話向けの半導体デバイス売上の年 間平均成長率は+4.3%となり、2016 年以降は年間 800 億ドル程度で市場が横ばい推移する だろう。これは、PC 市場と同様にスマートフォンの低価格化が進むことが原因である。 半導体産業における効果的な設備投資を実現するためには、ウルトラモバイルとスマー トフォンの動向を適切に把握する必要がある。それは、ユーザーは持ち歩くPC に高機能な 製品を選んでいないということだ。ネットサーフィンや電子書籍のために高価なマシンは 必要無い。他方で、非常に巨大な市場であるデスクトップPC やノートブック PC は、衰退 傾向にあるが、ロジック向けの設備投資に資金供給するための重要な収入源である。その ため、各社はウルトラモバイルに効果的にポートフォリオを振り分けていく必要がある。 また、SSD はデータセンター向けの比率を高め、スマートフォンやウルトラモバイル、PC への依存度を下げている。 2014 年の半導体産業の設備投資は対前年比+7.1%の約 600 億ドルと好調を示しており、 特にNAND フラッシュメモリの将来性に期待が集まっている。メモリメーカーやファンド リの設備投資動向を企業別ランキングに見ると、トップのサムスンは対前年比で+4.3%、4 位のSK ハイニクスは同+29.7%、6 位のマイクロンテクノロジーは同+68.9%、7 位の東芝 は同+35.2%、8 位のサンディスクは同+63.0%となっており、中国政府がファブ建設に支援 するSMIC グループも同+26.1%と伸びを示している。

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(出所:ガートナー) 図3 設備投資動向(企業別) 設備投資を掘り下げて見ると、ロジック市場は巨大で硬直的な動きを示し、年平均成長 率は1.8%と見込まれる。一方メモリは、ウルトラモバイルやスマートフォンといった需要 側からの低コスト化要求の影響を受け、2016 年に前年比で減少に転ずるも、基本的には堅 調に推移し、年平均成長率は+11.4%と予想される。メモリの内訳を見ると、DRAM は 2015 年をピークにゆるやかに減少し、年平均成長率は+4.8%と見込まれるが、NAND は 2016 年に一端後退するもその後伸長し、年平均成長率+14.8%、180 億ドル(2018 年)と設備投 資全体の中でも大きな比率を占めるようになる。 (出所:ガートナー) 図4 設備投資動向(デバイス別) 設備 率は 側か 調に推 年を 年に一 資全体 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 備投資を掘 1.8%と見込 らの低コス 推移し、年平 ピークにゆる 一端後退する 体の中でも大 2014 20 1 1 2 2 3 3 4 5 5 4 6 6 7 7 8 11 9 8 10 10 り下げて見る 込まれる。一 ト化要求の影 平均成長率は るやかに減少 るもその後伸 大きな比率を 013 企業 サム イン TSM SKハ グロ マイ 東芝 サン ユナイ SMI 図3 設 ると、ロジッ 一方メモリは 影響を受け、 は+11.4%と予 少し、年平均 伸長し、年平 を占めるよう 図4 設備 業名 ムスン ンテル MC グループ ハイニクス ローバルファ イクロンテクノ 芝 ンディスク イテッドマイクロエ C グループ 設備投資動向 ック市場は巨 、ウルトラモ 2016 年に前 予想される。 均成長率は+ 平均成長率+ うになる。 備投資動向( プ ァンドリ ノロジ エレクトニクスグ (企業別) 巨大で硬直的 モバイルやス 前年比で減少 メモリの内 +4.8%と見込 14.8%、180 デバイス別) 対 4 ‐ 0 2 ‐ 6 3 6 ループ 9 2 (出所 的な動きを示 スマートフォ 少に転ずるも 内訳を見ると 込まれるが、 0 億ドル(20 (出所 ) 対前年比% 4.3 ‐6.6 0.6 29.7 ‐12.5 68.9 35.2 63.0 9.1 26.1 所:ガートナ 示し、年平均 ォンといった も、基本的に 、DRAM は NAND は 018 年)と設 所:ガートナ % シェア% 19.3 16.1 15.7 6.1 5.6 5.0 3.2 2.3 1.9 1.8 ナー) 均成長 た需要 には堅 2015 2016 設備投 ナー) 設備 率は 側か 調に推 年を 年に一 資全体 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 備投資を掘 1.8%と見込 らの低コス 推移し、年平 ピークにゆる 一端後退する 体の中でも大 2014 20 1 1 2 2 3 3 4 5 5 4 6 6 7 7 8 11 9 8 10 10 り下げて見る 込まれる。一 ト化要求の影 平均成長率は るやかに減少 るもその後伸 大きな比率を 013 企業 サム イン TSM SKハ グロ マイ 東芝 サン ユナイ SMI 図3 設 ると、ロジッ 一方メモリは 影響を受け、 は+11.4%と予 少し、年平均 伸長し、年平 を占めるよう 図4 設備 業名 ムスン ンテル MC グループ ハイニクス ローバルファ イクロンテクノ 芝 ンディスク イテッドマイクロエ C グループ 設備投資動向 ック市場は巨 、ウルトラモ 2016 年に前 予想される。 均成長率は+ 平均成長率+ うになる。 備投資動向( プ ァンドリ ノロジ エレクトニクスグ (企業別) 巨大で硬直的 モバイルやス 前年比で減少 メモリの内 +4.8%と見込 14.8%、180 デバイス別) 対 4 ‐ 0 2 ‐ 6 3 6 ループ 9 2 (出所 的な動きを示 スマートフォ 少に転ずるも 内訳を見ると 込まれるが、 0 億ドル(20 (出所 ) 対前年比% 4.3 ‐6.6 0.6 29.7 ‐12.5 68.9 35.2 63.0 9.1 26.1 所:ガートナ 示し、年平均 ォンといった も、基本的に 、DRAM は NAND は 018 年)と設 所:ガートナ % シェア% 19.3 16.1 15.7 6.1 5.6 5.0 3.2 2.3 1.9 1.8 ナー) 均成長 た需要 には堅 2015 2016 設備投 ナー)

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ロジックの投資動向を考察すれば、来年、再来年と高い水準を維持し続けるだろう。ロ ジックに対する高額な設備投資を正当化する市場の存在が必要であるが、ウルトラモバイ ルはPC 市場と共食いをしており、スマートフォンはグローバルベースで飽和しつつある。 また、複雑なSOC の製造難易度はさらに高まり、ファブを建設するためのユーティリティ コストは途方もない金額になっていく。そのため、近年、複雑で困難な競争に追従できる プレイヤーがほとんどいなくなっている。無論、これらを克服する画期的な技術革新が存 在するが、必ずしも必要な技術が必要な時に準備できているわけではない。我々は、製造 コストの高さを正当化された市場環境で競争していくべきである。さらに、将来のインテ リジェンスなアプリケーションはクラウド型に移行している。データセンターはより高 速・低消費電力なストレージを求めており、それがNAND フラッシュの持続的な成長に資 するであろう。 半導体の世界がどのように変化していくかを予想すると、最初に、ムーアの法則(集積 回路上のトランジスタの数は 2 年毎に倍になるという見通し)に基づく集積速度はスロー ダウンするだろう。次に、少数のアプリケーションであっても、大容量・ハイパフォーマ ンスのデバイスが、最先端の線幅 20nm 以降のデバイス開発のコストを正当化していくだ ろう。また、28nm の息の長いデバイス製品となっており、ミッドレンジの移動体向け製品 では、20nm ではなく、28nm で高いレベルのパフォーマンスを追及していくことになるだ ろう。最後に、クラウド市場は成長を続け、NAND フラッシュメモリの容量やテクノロジ ーに影響を与えるだろう。 我々の市場予測を超えた新しい可能性の一つに Internet of Things(IoT)がある。IoT の概念は、インターネットに接続可能な物理的なオブジェクト(モノ)が存在し、モノの 操作や状態把握を通じて、インターネット上のモノのコミュニケーションが可能となる。 ある試算に拠れば 1 兆ドル規模の新市場の創出につながると見込まれている。例示を挙げ ると、太陽光パネルを搭載した圧縮機能付きゴミ箱は、内部の状態を信号で伝送し回収会 社に伝えることで、ゴミの回収頻度を最大 8 割減少させ、人件費やゴミ収集車のコストを カットすることが可能となる。またフェデックスは重要な荷物の追跡を可能とするため、 GPS と通信技術を用いたセンサーウェアにより、着実で安全な配達の実現を目指している。 前述の例に代表されるように、新しい市場の機会は拡大している。階層別に市場を分け ると、ベイビーモニターやホームオートメーションシステム、ベンディングマシーンなど、 具体的なモノがレベル1、M2M や Wi-Fi などの通信やネットワーキングがレベル 2、デー タセンターやストレージサービスなどがレベル3、アプリケーションやサービスはレベル 4、 データ解析がレベル5 に大別され、これら全体として 2020 年には 3,000 億ドル規模の市場 に到達すると予想される。興味深いことに、下位の市場(レベル1-3)に比べ、サービスな

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どの上位の市場は全体に占める比率が約8 割と非常に巨大である。また、2009 年-20 年の 市場成長率を比較すると、インフラ整備の準備が追いつかないなどのリスクはあるものの、 IoT 市場はスマートフォンやタブレット市場に比べて圧倒的な伸びを示している。 ○半導体マテリアル市場の見通し:ダン・トレーシー SEMI シニアディレクター(産業調査及び統計)) 半導体製造装置市場は2011 年から 13 年にかけて 2 年連続で減少傾向にあったが、2014 年は回復の兆しを見せている。例えば、IC ユニットやリードフレーム、シリコンなどサプ ライヤーの1~5 月期の出荷量を対前年同期比で比較すると、いずれも 10%以上伸びており、 また、ファンドリの取引額を見ても、2014 年第 1 四半期(以下「1Q」)から 2014 年 2Q ま で着実に増加している。これらの要因から、今後は半導体や装置・材料市場も回復すると 見込まれる。実際に、1~5 月の装置の出荷額では対前年比+34.7%の 158 億ドル、受注額ベ ースでも対前年比+17%と回復傾向を示している。 (出所:SEMI) 図5 世界半導体製造装置出荷額 2014 年の装置出荷額は対前年比で+20%の増加を見込んでいる。装置別に見れば、検査 装置は+12.5%、パッケージ装置は+9%の増加と予想される。地域別では、後工程装置の比 地域 2014年(1~5月) ($M) 2013年(1~5月)($M) 対前年比 (%)

欧州

889

581

+53.0

日本

1,427

1,101

+29.6

北米

3,129

2,198

+42.3

韓国

3,237

1,591

+103.5

台湾

4,008

4,527

‐11.5

中国

2,421

1,022

+136.9

その他

693

712

‐2.7

合計

15,804

11,732

+34.7

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率が高い東南アジア等のその他地域を除き、何れの地域も対前年比で増加となるだろう。 2015 年もこの傾向は継続し全ての地域で対前年比増加となり、出荷額は 426 億ドルに達す る見込み。 (出所:SEMI) 図6 世界半導体製造装置出荷見通し(地域別) シリコンウェハ市場を四半期・地域別に見ると、2014 年 1Q は 2013 年 4Q と比較し、7% 増加となっている。ただ、シリコンウェハサプライヤーの売上は減少傾向であり、2013 年 は2011 年に比べ▲24%となっており、ここ数年、材料価格を下げる圧力が市場で働いてい る。また、シリコンウェハをサイズ(面積)毎に比較すると、2014 年の出荷量の総面積は、 対前年比で+5~6%の成長が期待されている。最近は大口径化が進展しており、300mm ウェ ハは対前年比で+10%と他サイズのウェハ(200mm で同+2%)に比べ最大の伸びを示して いる。 率が高 2015 る見込 シ 増加 は20 る。ま 対前年 ハは対 いる。 高い東南アジ 5 年もこの傾 込み。 リコンウェハ となっている 011 年に比べ また、シリコ 年比で+5~6 対前年比で+ 。 ジア等のその 傾向は継続し 図6 世 ハ市場を四半 る。ただ、シ べ▲24%とな コンウェハを 6%の成長が期 +10%と他サ の他地域を除 し全ての地域 世界半導体製 半期・地域別 シリコンウェ なっており、 をサイズ(面積 期待されてい サイズのウェ 除き、何れの で対前年比増 製造装置出荷 別に見ると、2 ェハサプライ ここ数年、材 積)毎に比較 いる。最近は ハ(200mm の地域も対前 増加となり、 荷見通し(地 2014 年 1Q イヤーの売上 材料価格を下 較すると、20 は大口径化が m で同+2%) 前年比で増加 、出荷額は4 地域別) は2013 年 4 上は減少傾向 下げる圧力が 014 年の出荷 が進展してお )に比べ最大 加となるだろ 426 億ドルに (出所:SE 4Q と比較し 向であり、20 が市場で働い 荷量の総面積 おり、300mm 大の伸びを示 ろう。 に達す EMI) し、7% 013 年 いてい 積は、 m ウェ 示して

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図7 世世界シリコンンウェハ出荷荷見通し(面面積別)

図 7  世 世界シリコン ンウェハ出荷 荷見通し(面 面積別)

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