藤裏葉
業
‑せきもりのうちもねぬべきけしきにおもひよはりたまふなる
を ( 九 九 七 3
‑ m )
人知れぬわが適ひ路の関もりはよひ/¥どとにうちもねな
なむ(古今集巻室︑恋
Z︑歪ニ︑ひんがしの五条わたりに人
を知りおきでまかり通ひけり︑忍びなる所なりければ門よ
りしもえいらで垣のくづれより遇ひけるを︑たび重なりけ
れば主人聞きつけてかの道に夜毎に人をふせて守らすれ
ば︑いきけれどえあはでのみ帰りてよみてやりける業平
朝 臣
・ 伊 勢 物 語 ︑ 三 ・ 業 平 築 ︑ 一 六 一
EZ
一 )
︹ 紫
︺ ︹ 異 ︺
︹ 河
︺ ︹ 紹 ︺
︑
︹ 孟
︺ ( 上 勾 ノ ミ ) ︑
︹ 屋
︺ ︹ 眠 ︺
︑ ︹ 湖 ︺ ( 第 ご 一 勾 ノ 之 ︑
︹ 引
︺ ︹ 新 ︺ ( 全
︺ ︹ 対 ︺
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 評 ) ︹ 集 ︺
2
あ や し く そ む き / ¥ に さ す が な る 御 も ろ 恋 な り ( 九 九 甘
6 ‑ m )
みごもりの神し誠の神ならばわが片恋を諸恋になせ(古今
六 枯 第 四
︑ 片 恋 ︑ 三 八 室 )
︹ 河
︺ ︹ 休 ︺
︹ 紹
︺ ︹ 峡 ︺ 神 し ま さ し き
す ぢ な ら ば ︑ ︹ 孟 ︺ 我 し ま さ し き す ぢ な ら ば
3 うち/¥のととあやまりもょにもりにたるべし(白老叩
‑ m )
朝ごとにみし都路の絶えぬれば乙とあやまりにとふ人もな
し(後撰集巻文︑雑園︑三量︑たよりにつきて人の国のか たはらに侍りて京に久しうまかりのぼらざりける時に友だ
ち に 遣 し け る 読 人 し ら ず ) ︹ 拾 ︺ あ さ な / ¥ ・ : へ だ
hれ ば
4
のとりすくなくなり行すゑの世におもひすて給へるも(九九八
裏
213藤
ロ・悶)
あるはなくなきは数そふ世の中に哀いづれの日まで歎かむ
( 小 町 築
︑ 一 九 円 男 ︑ 見 し 人 の な く な り し 頃
・ 新 古 今 集 巻 丸 ︑
離別︑八王口︑題しらず小野小町・栄花物語︑見はてぬ夢︑
= 実
︑ 小 大 君
︑ ﹁ 哀 い つ 迄 あ ら む と す ら ん ﹂ ) ︹ 休 ︺
5
中/¥に折やまどはむふぢのはなたそがれどきのたど/¥し
く は ( 九 九 九
u
・
mm
)
君にだにゆかでへぬれば藤の花たそがれ時も知らずぞあり
け る ( 貫 之 集
︑ 一 八 口 霊 ・ 後 援 集 巻
= 一
︑ 春 下 ︑ 一 回 一 向
︑ か へ し 貫 之
︑ ﹁ 訪 は れ て ふ れ ば ﹂ 第 二 句 )
︹ 河
︺ ︑
︹ 休
︺ と は れ ず ふ れ ば
︑ ︹ 孟 ︺
︹ 眠
︺ と は れ で ふ れ ば
︑ ︹ 引 ︺ と は れ で ふ れ ば ・ :
しられざりけり
6
夏に咲か
hるほどなんあやしう心にく﹄あはれにおぼえ侍る
( 一
00
‑ m
一 日
)
夏 に
ζ
そ咲きかかりけれ藤の花松にとのみも思ひけるかな
( 拾 遺 集 巻 ニ
︑ 夏
︑ 八
= 一
︑ 百 首 の 歌 の 中 に 宣 之
・ 源 重 之 築 ︑ 一 九 九 七 二 ︑ 百 首 の 歌
︑ 重 之 帯 刀 に て 侍 り し 時 春 宮 に 歌 召 し け れ ば
︑ 春 二 十 首 )
︹ 釈 前 ︺
︹ 奥
︺ ︹ 紫 ︺
︹ 異
︺ ( 河 ︺
︹ 一
︺ ︹ 休 ︺
︑ ︹ 紹 ︺ 松 に の み と も
︑ ︹ 孟 ︺
︹ 屋
︺ ︹ 眠 ︺
︹ 湖
︺ ︹ 引 ︺
︹ 対
︺ ︹ 事 ︺
︹ 大 ) ︹ 評 ︺
︹ 集 ︺
7
いろもはたなつかしきゆかりにしっべしとてうちほ
hゑ み 給
へ る
( 一
口 (
︺ 一
日
‑ m )
紫のひともと故にむさし野の草はみながら哀れとぞ見る
(古今集巻宅︑雑上︑八宅︑題しらず読人しらず・古今六
214
帖 第 五 ︑ む ら さ き
︑ = 一 四 百 一 呉 ︑
﹁ 草 は な べ で も な つ か し き か な
﹂ )
︹ 評
︺ ︹
集 ︺
8 ゑいなきにやおかしきほどにけしきばみ給(一
gニ5 ・
m )
島
mm nu bu
唱
' e
①賢しみと物いふよりは酒飲みて酔泣するしまさりたるらし
( 万 葉 集 巻 = 一 ︑
= 一 回 一
︑ 大 宰 帥 大 伴 卿 )
︹ 河
︺ か し と し と ( 初 句 ) : ・ ゑ ひ な き す る に ま さ り で あ る ら し ︑
︹ 孟
︺ か し と し と : ・
まさりて有らし ②黙貯をりて賢しらするは酒欽みて酔泣するになほ和かずけ
り(万葉集巻
Z︑
Z吾︑大宰帥大伴卿)︹河︺た
Yに ゐ て ( 初 句 ) さ か し く す る は ・ : 猶 し か ず な り ︑
︹ 孟
︺ ︹ 眠 ︺ た YK ゐ て . ・
・ 猶 し か ず な り
9
ふぢのうらばのとうちずし給へる御けしきを(一
OQ一 8
・ 捌 )
①春日さす藤の裏葉のうらとけて君し思は Y 我も頼まむ(後
撰 集 巻 = 一 ︑ 春 下
︑ 一
00
︑男のもとよりたのめお乙せて侍りけ
れ ば 読 人 し ら ず ) ( 釈 前 ︺
︹ 紹
︺ う ち と け て 第 三 句 )
︑ ︹ 釈 書
︺ 我 も 尋 ね ん ︑
︹ 奥
︺ ︹ 紫 ︺ 我 も 思 は ん ︑
︹ 異
︺ ︹ 河 ︺
︹ 一
︺ ︹ 休 ︺
︹ 孟
︺ ︑
︹ 屋
︺ 朝 日 さ す ︑
︹ 眠
︺ ︹ 湖 ︺
︹ 引
︺ ( 拾 ︺
︹ 新
︺ ︹ 余 ︺
︹ 会
︺
︹ 対 工 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 評
︺ ︹ 築 ︺
うらぽ ②春べ咲く藤の末葉のうら安にさぬる夜ぞなき子ろをし思へ ば(万葉集巻吉︑量
O回 )
︹ 拾
︺ ︹ 余 ︺
m
幾かへり露けき春をすぐしきではなのひもとくをりにあふら
ん (
一 口
( )
ニ 日
‑ m )
幾かへり咲きちる花をながめつ﹄もの思ひ暮らす春にあふ
ら む ( 新 古 今 集 巻 ヱ ︑ 恋 一
︑ 一 口 一 七 ︑ 年 を 経 て 云 ひ 侍 り け る
女のさすがにけぢかくはあらざりけるに春の末つ方いひ遣
し け る 大 中 臣 能 宣 朝 臣 ) ︹ 異 ︺
︹ 河
︺ ︹ 細 工 休 ︺
︹ 孟
︺ ︹ 眠 ︺
︹ 湖
︺ す ぐ し っ と 第 一 一 石 )
︑ ︹ 引 ︺ ( 全
︺ ︹ 対 ︺
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
日例の弁少将乙ゑいとなつかしくてあしがきをうたふおと Y い
とけやけうもつかふまつるかなとうちみだれ給てとしへにけ るこのいゑのとうちくはへ給へる御乙ゑいとおもしろし
(一CC
5
一 品・ 別 ) 筆⁝川氏出其垣かきわけてふ越すと負ひ越すと誰 て ふ 越 す と 誰 か 誰 か と の 事 を 親 に ま う よ
ζ
し
申
お と よ め
し し と ど ろ け る こ の 家
ζ
の 家 の 弟 嫁 親 に ま う
そ う
ょ と し け ら し も 天 地 の 神 も 神 も 証 し た ベ 我 は ま う よ 乙 し 申 さ ず 菅 の 根 の す が な す が な き と と を 我
は聞く我は聞くかな(催馬楽︑葦垣︑=一口)︹釈前︺安之
可 支
H
宋可安ミ支
H万可支加安ミ介不己春字と於比ミ於
多 礼 仁 可
H
太礼可己於と乎於於世余宋安宇目与己之ツ与末
字ミ之ミーとと自介留字と己乃川戸口己乃伊戸乃於上与於 女仁と於世余万安字
U与 己
U
於可美毛
U安川知乃可見毛
H於 美 毛 曽 於 宇 へ 之 多 安 と 戸 仁 和 礼 波 万 安 と 字
H
与
己 ッ
︑ 万 字
左春川須可乃繍乃於春可名目須可奈文
H己と於と和礼波
文 ッ
︑ 久 日 和 礼 波 安 と 支 久 字 と 可 名
H
︑
︹ 奥
︺ 安 之 可 支 末 可 支
万可支加文和介天不己春止於比己須止多礼可太礼可己乃
天不己春止止乎於也余末字与己之末宇之ミ止ミ目介留己 乃以戸己乃伊戸乃於止与女於也余万字与己之介良之毛安
女川知乃可見毛可美毛曽字之多戸和礼波万字与己之万字
業
左春須加乃禰乃春可名須可奈支己止乎和礼波文久和礼波
支 久 字 之 可 名
︑ ︹ 紫 ︺
︹ 異
︺ ( 河 ︺ 八 花
﹀ 八 一 ﹀ ( 休
︺ ︹ 紹 ︺
︿ 孟
﹀ ︹ 眠 ︺
︹ 湖
︺ ︹ 引 ︺ 八 拾
﹀ ︹ 新 ︺
︹ 会
︺ ︹ 対 ︺
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 評
︺
︹ 築 ︺
ロまかでん空もほと/¥しうとそ侍ぬべけれ(一
D g
一
9
・ 削 )
①歎き
ζる人いる山の斧の柄のほと/¥しくも成にけるかな
( 拾 遺 集 巻 十 四 ︑ 恋 回
︑ 九 一 = 一 ︑ 題 し ら ず 読 人 し ら ず )
︹ 河
︺
︿ 花
﹀ ︹ 休 ︺
︹ 孟
︺ ︹ 恨 ︺
②宮造るひだの匠の手斧音ほと/¥しかるめをもみしかな
( 拾 遺 集 巻 克 ︑ 雑 恋 ︑ 三 一 六 ︑ 貞 盛 が す み 侍 り け る 女 に く に もちが忍びて遥ひ待りけるほどに貞盛まうできければまど
ひてぬりどめに隠して︑後ろのとよりにがし侍りけるつと
め て い ひ 遣 し け る く に も ち ) ︹ 花 ︺
︹ 休
︺ ︹ 紹 ︺
︹ 孟
︺ ︹ 眠 ︺
臼松にちぎれるはあだなる花かはゆ h
し ゃ と ( 一
o o‑ ‑ B ‑ m )
緑なる松にかかれる藤なれど己が頃とぞ花はさきける(貫
之 集
︑ 一 甘 一 一 室
︑ 池 の ほ と り に 藤 の 花 松 に か ︑ ふ れ る ・ 古 今 六 帖 第 六 ︑ ふ ぢ
︑ = 一
EC
令 ︑ 貫 之 ・ 新 古 今 集 巻 二 ︑ 春 下 ︑ 一 奈 ︑ 藤
の松に懸れるをよめる貫之)︹河︺︹引︺松にちぎれる︑
︹ 一
︺ ︹ 休 ︺
︹ 紹
︺ 常 盤 な る 松 に 契 れ る
︑ ︹ 孟 ︺
︹ 恨
︺ と き は な る
松にちぎれる藤なれば︑︹屋︺ときはなる松にちぎれる花
な れ ど ・ : 花 さ き に け る ︑
︹ 湖
︺ 常 盤 な る ︑
︹ 拾
︺ ︹ 新 ︺ 常 盤 な る 松 に 契 れ る 藤 な れ ど
︑ ︹ 全 ︺
︹ 対
︺ ︹ 大 ︺
u
世
の た め し に も な り ぬ ベ か り つ る
︐ み を ( 一 呂 4 田
‑ m )
①恋しきに死ぬるものとは聞かねども世のためしにもなりぬ
裏
215 藤
べ き か な ( 古 今 六 帖 第 四 ︑ 恋 ︑ 喜 一 八 完
︑ 伊 勢 ・ 後 援 集 巻 高 ︑ 恋 向
︑ 一 宮 一 甘 ︑ つ れ な く 侍 り け る 人 に 忠 等
︑ ﹁ 恋 わ び て 死 ぬ て ふ 事 は ま だ な き を ﹂ ) ︹ 前 ︺
︑ ︹ 休 ︺
︹ 紹
︺ 恋 す る は ︑
︹ 孟
︺
︹ 峡
︺ ︹ 湖 ︺ 恋 す る に
︑ ︹ 引 ︺
︑ ︹ 拾 ︺ と ひ す る に し ぬ る 物 と も ︑
︹ 新
︺ ︹ 全 ︺
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 集
︺
②いきゃまだ恋に死ぬてふ事もなし我をや後の例にはせむ
( 曽 丹 築
︑ 三 空 = 一 ︑ に し
・ 玉 葉 集 巻 主
︑ 恋 園 ︑ 一 七 呉 ︑ 恋 の 歌 の 中 に 順 ) ( 拾 ︺
︹ 余
︺ ( 大 ︺
日かはぐちのと
ζそさしいらへまほしかりつれとの給へば女い
と き
h くるしとおぼしてあさき名をいひながしける川ぐち
は い か
Y もらしし関のあらがきあさましとの給さまいとと
めきたり少しうちはらひてもりにけるくきだのせきを川ぐ
ちのあさきにのみはおほせ宮らなん(一
8回
7 ‑ m )
① 河 口 の 関 の 荒 垣 や 関 の 荒 垣 や 守 れ ど も は れ 守 れ ども出でて我寝ぬや出でて我寝ぬや関の荒垣(催馬
楽︑河口︑美)︹釈害︺川口のせきのあしがきまもれども
恋てわれねぬ︑︹奥︺加波久知乃せ文乃安良可支やせ支の
あらかきや末もれどもはれまもれども伊で﹄われねぬゃ
い で
﹄ わ れ ね ぬ や せ き の あ ら が き ︑
︹ 紫
︺ ︹ 異 ︺
︹ 河
︺ ︿ 花 ﹀
︹ 一
︺ ︹ 休 ︺
︹ 紹
︺ ︹ 孟 ︺
︹ 眠
︺ ︹ 湖 ︺
︹ 引
︺ ︹ 新 ︺
︹ 玉
︺ ︹ 余 ︺
︹ 金
︺ ︹ 対 ︺
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 評
︺ ︹ 集 ︺
②河口の関の荒垣いかなれば夜の通ひを許さ
Yるらむ(古今
六 帖 第 二
︑ 関
︑ 三 九 只
・ 新 千 載 集 巻 十 五
︑ 恋
z
一
︑ 三 五 品
︑ 題 し ら
ず読人しらず)︹異︺よるの通ひ路︑︹拾︺
216
①河口の関のあら垣守れども出て我寝ぬしのび/¥に(古今
六 帖 第 二
︑ 関
︑ 三 一 色 亘 ) ( 河
︺ ︿ 花 ﹀
︹ 休
︺ ︹ 紹 ︺
︹ 孟
︺ ︹ 屋 ︺
︹ 眠
︺
山崎ゑひにかとちてくるしげにもてなしてあくるもしらずがほな
り ( 一 呂 田 辺
‑ m )
玉すだれ明くるも知らず寝しものを夢にも見じと思ひける
かな(伊勢集︑一八一夫︑長恨歌の御扉風亭子院にはらせ給
ひ て 其 の 所 々 を よ ま せ 給 ひ け り 御 手 に て ) ︹ 紫 ︺
︹ 休
︺ ︹ 紹 ︺
︹ 孟
︺ ︹ 眠 ︺
︹ 拾
︺ あ く る も し ら ず : ・ 思 ひ か け き や
︑ ︹ 河 ︺ 思 ひ か け き や
︑ ︹ 引 ︺
︹ 事
︺
η ねくたれの御あさがほみるかひありかし(一
C
O
回 日 比
‑ m )
寝くたれの朝顔のはな秋ぎりにおもかくしつ h 見えぬきみ
か な ( 古 今 六 帖 拾 遺 ︑ 呈 = 一 回 一 吉
︹ 河
︺ ︿
花 V
︹ 休
︺ ︹
孟 ︺
( 眠
︺
︹ 湖
︺ ︹
引 ︺
︹ 新
︺
" さ か し き 人 も 女 の す ぢ に は み だ る ︑ ふ た め し あ る を ( 一
SE
m‑
思ひいづるときはのやまの郭公から紅のふり出てぞ鳴く
( 古 今 集 巻 冒 一 ︑ 夏 ︑ 一 回 八 ︑ 題 し ら ず 読 人 し ら ず )
︹ 紫
︺ か ら
く れ な ゐ に
ωおもふやうなる御なからひなめればみづも h
ら む や は ( 一
0 2
2 ‑ m )
などてかくあふどかたみになりにけむ水もらさじと結びし
も の を ( 伊 勢 物 語
︑ 実 ) ︹ 河 ︺
︹ 孟
︺ な り ぬ ら ん
︑ ︹ 休 ︺
︑ ︹ 紹 ︺
にけイ
成 ぬ ら ん
・ : ち ぎ り し 物 を
︑ ︹ 屋 ︺
︑ ︹ 幌 ) い か で か く :
・ 成 ぬ ら ん
︑ ( 湖 ︺ い か で か く ︑
︹ 引
︺ ( 対 工 事 ︺
︹ 大 ) ︹ 評 ︺
m
おもひけちたりし人もなげきおふやうにでなくなりにきと
(一00
八 4
‑ m )
あしかれと思はぬ山の憾にだにおふなる物を人の歎きは
( 詞 花 集 巻 向 ︑ 雑 上 ︑ = 一 三 ︑ 男 を う ら み て よ め る 和 泉 式 部 )
︹ 休
︺ 人 の な げ き は お ふ な る も の を
︑ ︹ 紹 )
況なにとかやけふのかざしよかっみつ h おぼめくまでもなりに
け る か な ( 一
CC
出
3 ‑ m )
天雲のよそにも人の成り行くかさすがにめには見ゆるもの
から(古今集巻+宍恋宅七八回︑業平の朝臣紀の有常がむす
めにすみけるを恨むるととありてしばしのあひだひるはき てタされば帰りのみしければよみて遣はしける小野さだ
き ︑ 伊 勢 物 語
︑ 君 ) ︹ 拾 ︺
︹ 余
︺
n かざしてもかったどらる﹄くさのなはかつらをおりし人やし
る ら ん ( 一 口
完 6
・ 即 )
久方の月の桂もをるばかりいへの風をもふかせてしがな
(拾遺築巻八︑雑上︑回室︑菅原の大臣かうぷりし侍りける
夜は
hの よ み 侍 り け る )
︹ 紫
︺ ︹ 河 ︺
︹ 紹
︺ ︹ 孟 ︺
︹ 眠
︺ ︹ 湖 ︺
︹ 新
︺
︹ 全
︺ ︹ 対 ︺
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 集
︺ 幻 一 波 の み と
Y
まらぬはひとつものとぞみえたりける(一
O二9 ・
嬉しきも憂きも心はひとつにて別れぬものは涙なりけり
( 後 援 策 巻 十 六 ︑ 雑 ニ
︑ = 八 九
︑ 物 思 ひ 侍 り け る 頃 や ん ご と な き
高き所よりとはせ給へりければ読人しらず)︹紫︺︹異︺
︹ 河
︺ ︹ 細 ︺
︹ 休
︺ ︹ 紹 ︺
︹ 孟 ) ( 峡 ︺
︹ 湖
︺ ︹ 引 ︺
︹ 新
︺ ︹ 会 ︺
︹ 対
︺ ︹
事 ︺
業
︹ 大
︺ ︹
集 ︺
M あけむとしよそぢになり給御賀の乙とをおぼやけよりはじめ
奉 り て ( 一
O
一
‑ T ‑ m )
桜花ちりかひ曇れ老らくのとむといふなる道まがふがに
( 古 今 集 巻 七
︑ 賀
︑
Z
男︑堀河のおほいまうちぎみの四十賀
九条の家にてしける時によめる在原業平朝臣・伊勢物語︑
一 八 甘 )
︹ 河
︺ ︹ 孟 ︺
︹ 眠
︺
おあさみどりわかばの菊を露にでも
ζきむらさきの色とかけき
や (
一 口
一
Z日
‑ m )
①思ひきや君が衣をぬぎかへて乙き紫のいろをきむとは(後
撰集巻芸︑雑一︑ごコ寸庶明朝臣中納言になり侍りける時
う へ の き ぬ っ か は す と て 右 大 臣 ) ︹ 異 ︺
︑ ︹ 河 ︺
︹ 紹
︺ ︹ 引 ︺ 色 を み ん と は
︑ 八 一 ﹀
︹ 休
︺ ︹ 孟 ︺
︹ 恨
︺
②ふりぬとて思ひも捨てじ唐衣よそへてあゃな恨みもぞする
( 後 撰 集 巻 + 玉 ︑ 雑 一
︑ ご 一
E
︑かへし雅正)︹孟︺
おふた葉よりなだ与るその﹄菊なればあさき色わく露もなかり
き ( 一 口 一 回
2‑ m)
①数しらず君が齢をのばへつ
hな だ
h
る宿の露とならなむ
(後援集巻七︑秋下︑完回︑隣に住み侍りける時九月八日伊
勢が家の菊に綿をきせに遺したりければ又のあしたに折て
かへすとて伊勢・伊勢集︑一八四八七︑隣なりける人の許よ
り九月八日菊に綿被けておとせたりけるつとめて取りてや
る に つ け て ・ 古 今 六 帖 第 一
︑ 九 目 ︑
Z
一
O君︑伊勢︑﹁限りな
く ﹂ 初 旬 ) ︹ 奥 )
︹ 異
︺ ︹ 河 ︺ ( 休
︺ ︹ 孟 ︺
︹ 眠
︺
裏
217
藤
②露だにもなだ﹄る宿の菊ならば花の主ゃいくよなるらむ
(後撰集巻七︑秋下︑霊山︑かへし藤原雅正)︹花︺︹休︺
︹ 紹
︺ ︑
︹ 孟
︺ ︹ 湖
U 菊
な れ ば ︑
︹ 眠
︺
③うへしよりなだ
bる そ の
h 菊なれば玉とみへてや露もをく
ら ん ( 未 詳 )
︹ 引
︺
幻せんざいどもなどちいさき木どもなりしもいとしげきかげと
な り 一 村 噂 も 心 に ま か せ て み だ れ た り け る ( 一 口 一 回
6 ‑ m )
君が椅ゑし一むら薄蛮の音の繁き野ベともなりにけるかな
( 古 今 集 巻 十 六 ︑ 表 傷
︑ 八 吾 一
︑ 藤 原 の 利 基 の 朝 臣 の 右 近 中 将 に
てすみ侍りけるぎうしの身まかりで後人もすまずなりにけ
るに秋の夜ふけでものよりまうできけるついでに見いれけ
ればもとありし前裁いと茂く荒れたりけ忍を見て早くそと
に侍りければ昔を思ひやりてよみけるみはるのありす
け ・ 古 今 六 帖 第 六
︑ す
﹄ き
︑ 言 言 八 ) ︹ 奥 ︺
︹ 異
︺ ︹ 河 ︺
︹ 休
︺ ︹ 紹 ︺
︹ 孟
︺ ︹ 眠 ︺
︹ 引
︺ ︑
︹ 新
︺ 主 匂 ノ ム ︑
︹ 会
︺ ︹ 対 ︺
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 評 )
︹ 集 ︺
おなれとそは岩もるあるじみし人のゆくゑはしるややどのまし
水 ( 一
DEn
‑
加 )
我が門のいさ
h小川の真清水のましてぞ思ふ君ひとりをば
( 古 今 六 帖 第 耳 ︑ わ き で 思 ふ ︑
= 一
= 一 回 八 七 )
︹ 河
︺ ︹ 引 ︺ 我 が 宿 の
︑ ( 孟
︺ ︹ 恨 ︺ 我 が 宿 の
・ : 君 ひ と り と は
︑ ( 拾 ︺ い さ ら 小 川 の
︑
︹ 新 ︺
ぬなき人のかげだにみえずつれなくてと﹄ろをやれるいきらゐ
の 水 ( 一 口 一 回
H
・ 加
)
218
なき人のかげだに見えぬ遣水のそ乙に一波を流してぞとし
( 後 撰 集 巻 手
︑ 哀 傷 ︑ 一 回
OZ
一︑なくなりにける人の家にまか りでかへりてのあしたにかしこなる人に遣はしける伊
勢・伊勢集︑一八回会︑なくなりにける人の家にまかりであ したにかしとの人に遣しける)︹河︺そとは涙にながして
ぞ み し ︑
︹ 孟
︺ 底 は 涙 に な が し て ぞ み る
︑ ︹ 眠 ) そ と は 涙 を な が し て ぞ み る ︑
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 集
︺
鈎そのかみのおい木はむベもくちぬらむうへし
ζ松も
ζけ お ひ に け り ( 一 口 一 毘
m
・ 捌 )
①君来ずは形見にせむとわが二人植ゑし松の木君を待ち出で
む ( 万 葉 集 巻 士 ︑
= 四 八 恩
︹ } 也 君 を ま ち け ん ︑
︹ 孟
︺ ︹ 眠 ︺ か た み に 見 ん と
・ ・
・ 君 を ま ち け ん
②いにしへのふるき翁のいはひっ﹄うへとし松は苔むしにけ
り ( 未 詳 ) ︹ 河 ︺
︑ ︹ 一 ︺ 苔 生 ひ に け る
︑ ︹ 紹 ︺
︹ 峡
︺ ︹ 湖 ︺
︹ 拾
︺ う へ し 小 松 は 苔 生 ひ に け り ︑
︹ 孟
︺
③妹が名は千代に流れむ姫島の子松が却にこけむすまでに
( 万 葉 集 巻 ニ
︑ さ 一 八
︑ 河 辺 宮 人 ・ 家 持 集 ︑ 一 き 一 六
︑ ﹁ 千 代 に 流 さ む
・ : 苔 生 ふ る ま で
﹂ )
︹ 拾
︺ ︹ 余 ︺
鈍いづれをもかげとぞたのむふたばよりねざしかはせる松のす
ゑ ム
ー ︑
( 一
口 一
z u
・ 加 )
うちはへて影とぞ頼む峰の松色どるあきの風にうつるな
( 後 撰 集 巻 七
︑ 秋 下 ︑
‑ 一 語 ︑ 題 し ら ず 説 人 し ら ず ・ 家 持 集 ︑ 一 穴 室 内
・ 友 則 集
︑ 一 室 一 六 ・ 古 今 六 帖 第 六
︑ 松
︑ = 一 回 室 一
︑ 友 則 )
︹ 異
︺ 風 に も み づ な ︑
︹ 河
︺ ︹ 休 ︺
︹ 紹
︺ ︹ 孟 ︺
︹ 眠
︺ ︹ 引 ︺ 陰 と し た
の む : ・ 風 に も み づ な
お山のもみぢいづかたもおとらねど西のおまへは心ととなるを
( 一 口 一 六 日
・ 加 )
同じえをわきて木の葉の移ろふは西
ζそ秋の始めなりけれ
(古今集巻耳︑秋下︑ニ霊︑貞観の御時綾締殿の前に梅の木
有りけり︑西の方にさせりける技のもみぢ始めたりけるを
うへにさぷらふをのとどものよみけるついでによめる藤
原 か ち お み 段 也 )
︹ 幌
︺ ︹ 湖 ︺
︹ 新
︺ ︹ 集 )
おむらさきの雲にまがへるきくのはなにどりなきよのほしかと
ぞ み る ( 一 口 一 七 日 ・ 加 )
久かたの雲の上にて見る菊は天つ星とぞあやまたれける
( 古 今 集 巻 五
︑ 秋 下 ︑ 一 高 司 寛 平 の 御 時 菊 の 花 を よ ま せ 給
・ つ
ける敏行朝臣・古今六帖第六︑きく︑=一望菜︑敏行・敏行
集︑一歪固有菊の花を詠ませ給へるに・和漢朗詠集巻上︑
秋 ︑ 菊 ︑
= 宝
︑ 敏 行 )
︹ 花
︺ あ ま つ 星 か と ︑
︹ 紹
︺ ︹ 孟 ︺ ( 眠
︺
︹ 湖
︺ ︹ 新 ︺
︹ 金
︺ ︹ 事 ︺
︹ 大
︺ ︹ 評 ︺
︹ 集
︺
M
と
き こ そ あ り け れ と 問 え 給 ふ ( 一 口 一 七 日
・ 加 )
秋をおきて時乙そありけれ菊の花うつろふからに色のまさ れば(古今集巻耳︑秋下︑毛向︑仁和寺に菊の花めしける時
に歌そへて奉れとおほせられければよみて奉りける平さ
だ ふ ん ・ 古 今 六 帖 第 六
︑ き く ︑ 昌 五 九 八
︑ 千 里 )
︹ 耐 火 ︺
︹ 紫
︺ ︑
︹ 異
︺ 色 の ま さ れ る ︑
︹ 河
︺ ︹ 一 ︺
︹ 細
︺ ︹ 休 ︺
︹ 紹
︺ ︹ 孟 ︺
︑ ︹ 屋 ︺ 秋 を へ て :
・ 色 の ま れ る
︑ ︹ 眠 )
︹ 湖
︺ ︹ 引 ︺
︑ ︹ 新 ) { 下 匂 ノ ミ )
︑
︹ 会
︺ ︹ 対 ︺
︹ 事
︺ ︹ 大 ︺
︹ 評
︺ ︹
集 ︺
おあをきあかきしらっるばみすはうゑびぞめなどっねのとと ( 一 口
一 八 2
・ 加 )
' 抱 陪
①つるばみの衣は人皆事無しといひし時より着欲しく思ほゆ
( 万 葉 集 巻 七
︑ 一 三 了 古 今 六 帖 第
E
︑ と ろ も ︑ 昌 一 完 ︑ ﹁ 衣 き
る 人 は :
・ き ま 欲 み 思 ほ ゆ
﹂ )
︹ 最
︺ 衣 き る 人 は
・ : 間 て し 人 よ り ︑
︹ 河
︺ ︹ 休 ︺ き ぬ き し 人 は
︑ ︹ 紹 ︺
︹ 孟
︺ ( 眠 ︺ き ぬ き し 人 は . ・
・ き ま ほ し く お も ほ ゆ
②つるばみの一重衣のうらもなくあるらむ児ゆゑ恋ひ渡るか
・ も ( 万 葉 集 巻 士 寸 完 交 ) ︹ 河 ︺ あ ら ん と ゆ へ に ︑ ︹ 孟 ︺ あ ら
む と ゆ へ ど ︑
︹ 眠
︺ あ ら ん と い へ ど
と き あ ら ひ ぎ ぬ ほ ゆ ふ ベ
③つるぱみの解纏衣のあやしくも殊に着欲しき
ζの タ か も
( 万 葉 集 巻 七
︑ 一
= = 回 )
︹ 河
︺ ︹ 根 ︺ と き あ ら ひ 衣 : ・ と と に き ま
ほしきとのタかな
' M
④つるばみの袷の衣装にせば我強ひめやも君が来まさぬ(万
葉集巻主︑完室・古今六帖第
E︑ と ろ も
︑ 昌 一 = 一
Q
﹁ 我 恋 ひ め や は ﹂ ) ︹ 河 ︺ あ は せ の き ぬ の ・ : 我
ζ
ひ ん か も
若
業 上219
若葉上
ー た れ を た の む か げ に て 物 し 給 は ん と す ら む と ( 一 日 一 六
2 ・
m )
①わぴ人のわきて立ちよる木のもとは頼む蔭なく紅葉散りけ
り ( 古 今 集 巻 玉 ︑ 秋 下
︑ 二 九 ニ
︑ 雲 林 院 の 木 の か げ に た ︑ み ず み
てよみける僧正遍昭・適昭集︑一八八九回︑雲林院の木かげ
に た
h
ず
み あ り き て )
︹ 河
︺ ︹ 休 ︺
︹ 紹
︺ ︹ 孟 ︺
︑ ︹ 峡 ︺ ( 但 不 及 引 歌 )
②おきつなみあれのみ増る宮のうちは年へてすみし 伊勢の蛋もふね流したると
h
ちしてよらむ方なく
かなしきになみだの色のくれなゐはわれらが中の しぐれにて秋のもみぢとひと
ρ¥
は 己 が ち り ん
¥ わかれなば頼むかげなくなりはて
h とまる物とは
はなす﹄ききみなき庭にむれたちて空をまねかば はつがりのなき渡りつ﹄よそに乙そ見め(古今集巻
克︑雑体︑短歌︑一口実︑七条の后うせ絵ひにける後によみ
ける伊勢)︹集︺
2
女宮たちのあまたのとりと Y まる行さきをおもひやるなんさ
ら ぬ 別 に も ほ だ し な り ぬ ベ か り け る ( 一 巳 一 六
u‑ m )
①老いぬればさらぬ別れもありといへばいよいよ見まくほし
き君かな(古今集巻十七︑雑上︑九呂︑業平朝臣の母のみと
長岡に住み侍りける時に業平宮づかへすとて時々も得まか
りとぷらはず侍りければしはすばかりに母のみとのもとよ
220
りとみの事とて文をもてまうできたり︑あげて見れば言葉
は な く て あ り け る 歌 ・ 伊 勢 物 語
︑ 一 六 八
︑ ﹁ さ ら ぬ 別 れ の
﹂ )
︹ 釈 前 ︺
︹ 異
︺ さ ら ぬ 別 れ の ︑
︹ 紫
︺ ︹ 河 ︺
︑ ︹ 孟 ︺ ( 第 一 二 勾 ノ ミ )
︑
︹ 眠
︺ ( 私 此 歌 に 不 及 欺 )
︑ ︹ 湖 ︺
︹ 新
︺ ( 上 句 ノ ミ ) ︑
︹ 対
︺ ︹ 事 ︺
︹ 大
︺ ︹
評 ︺
︹ 集
︺
②世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もと歎く人の子のた
め(古今集巻毛︑雑上︑吉了伊勢物語︑一六千業平集︑一六
一 六 回 )
︹ 引
︺
③世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人
ζそほだしなり
けれ(古今集巻十八︑雑下︑九五耳︑おなじ文字なき歌物部
よ し な )
︹ 幌
︺ ︹ 大 ︺
︹ 評
︺ ︹ 集 ︺
3
乙のみちのやみにたちまじりかたくななるさまにやとて(己
Z
八 M
・ 出 )
人の親の心は閣にあらねども子を恩ふ道に惑ひぬるかな
( 後 援 集 巻 室
︑ 雑 一 ︑ 二 口 百 一
︑ 太 政 大 臣 の 友 大 将 に て す ま ひ の
かへりあるじし侍りける日中将にてまかりで事をはりてと
れかれ罷りあかれけるにやんごとなき人二三人ばかりと Y
めてまらうどあるじ酒あまた﹄ぴの後酔にのりて子供のう
へなど申しけるついでに兼輔朝臣・古今六帖第弓親︑
芸 一 一 一 宮 寸
﹁ 迷 ひ ぬ る か な ﹂
・ 大 和 物 語 ︑
E
一
了 兼 鞠 集
︑ 一 さ 一 八 五
︑ 子 の 悲 し き と と を 集 り て 云 ひ け れ ば
︑ 中 納 言 ) ︹ 紫 ︺
︑ ︹ 異 ︺
︹ 河
︺ ︹ 休 ︺
︹ 紹
︺ ま よ ひ ぬ る か な
︑ ︹ 孟 ︺
︹ 屋
︺ ( 第 一 ニ 句 ノ 之
︑
︹ 眠
︺ ま よ ひ ぬ る か な ( 私 云 引 歌 に 不 及 ) ︑
︹ 引
︺ ︹ 事 ︺
︹ 評
︺
︹ 集 ︺
4
いかでちりもすゑたてまつらじとかたらふ(一
Q一 回
8 ‑ m )
塵をだにすゑじとぞ思ふ咲きしよりいもとわがぬる床夏の 花(古今集巻
Z︑夏︑一否︑隣よりとと夏の花をとひにお乙
せたりければをしみて乙の歌をよみて遣はしける弱恒・ 古 今 六 帖 第 内 ︑ な で し
ζ︑ 昌 喜 一
︑ ﹁ 植 ゑ し よ り ﹂
・ 和 漢 朗 詠 集 巻 上 ︑ 秋 ︑ 前 裁
︑ ニ 九 九 ) ︹ 紫 ︺
︹ 異
︺ ︑ { 休
︺ ( 第 一 二 句 ノ ミ ) ︑
︹ 紹
︺ ︹ 屋 ︺
︹ 新
︺ ︹ 大 ︺
︹ 評
︺
5
いまの世のやうとではみなほがらかにあるべかしくて
C o‑ ‑
一 六
‑ ‑ m )
うち忍び歎き明かせばしののめのほがらかにだに夢をみぬ
か な ( 紫 式 部 集 ︑ 三 令 官 ︑ 人 の お と せ た る )
︹ 拾
︺ ︹ 余 ︺
6 なきおやのおもてをふせかげをはづかしむるたぐひ(一宮一七
ー・忽) かぎせども老も隠れぬとの春ぞ花のおもてはふせっぺらな る(後撰集巻目一︑春下︑突︑延喜の御時殿上のをのとども
のなかにめしあげられておの/¥かざしさしける序に凡
河 内 釘 恒 ) ︹ 河 ︺ 花 の お も て も 宋 本 は )
︑ ( 孟 ︺ 花 の お も て も
︑ ( 眠
︺ 花 の お も て も ( 不 及 此 歌 )
7
心
づ か ら の し の び わ ざ し い で た る な ん ( 一 包 一 甘 8
‑ m )
春風は花のあたりをよぎてふけ心づからや移ろふとみむ
( 古 今 集 巻 二
︑ 春 下 ︑ 八 車
︑ 春 宮 の た ち 花 の 障 に て 桜 の 花 の ち
るをよめる藤原好風・古今六帖第一︑春の風︑三ニ売︑藤
原 好 風 ) ( 紫
︺ ︹ 異 ︺
8
い ま さ ら に た ち か へ り に わ か に 物 を や 恩 は せ き と え ん ( 一 口 回
︒
上
m ‑ m )
①かねてよりつらさをわれにならはさでにはかにものを思は
す る か な ( 未 詳 )
︹ 異
︺ ︑
︹ 河
︺ つ ら さ を 人 の ( 不 本 真 本 我 に ) ︑ 八 弄
﹀ ︹ 二 ︑
︹ 休
︺ つ ら さ を 人 に ︑
︹ 紹
︺ つ ら さ を 人 の ︑
︹ 孟
︺ ︹ 幌 ︺
︹ 湖
︺ ︑
︹ 引
︺ つ ら さ を 君 が ︑
︹ 拾
︺ ︹ 新 ︺
︹ 対
︺ ︹ 事 ︺
︹ 大
︺ ︹
評 ︺
︹ 集
︺
②よしさらばつらさは我に習ひけり頼めて来ぬは誰か教へし
( 清 少 納 言 集 ︑ 三 室 一 ︑ 語 ら ふ 人 の あ さ て ば か り と む と い ひ
し日もみえず久しくなりて覚束なくなりにければ御心のつ らさに習ひにける何とかはといひたる返事に・詞花集巻九︑
雑 上
︑
Z
一
E︑たのめたる夜見えざりける男の後にまうでき
たりけるにいで逢はぎりければいひわづらひてつらき
ζと
を知らせつるなどいはせたりければよめる清少納言)
︹ 大 ︺
9 み づ か ら の た め に も あ さ か ら ぬ ほ だ し に な ん あ る べ き ( 一 昌 一
u・ 捌 )
世の憂きめ見えぬ山路へ入らむには恩ふ人乙そほだしなり
けれ(古今集巻文︑雑下︑室五︑おなじ文字なき歌物部
よ し な )
︹ 紫
︺ ︹ 事 ︺
︹ 評
︺
ω
さしながらむかしをいまにったふればたまのをぐしぞ神さび
に け る ( 一 呂 田
6‑ m )
①大空にむれたるたづのさしながら思ふ心のありげなる哉
( 拾 遺 集 巻 耳
︑ 賀
︑ 二 八 回
︑ 五 条 の 内 侍 の か み の 賀 民 部 卿 清 貫
し侍りける時扉風に伊勢)︹花︺︹峡︺
若 菜
221
②さしながら人の心をみ熊野の鴻の浜ゆふいくへなるらむ
( 拾 遺 集 巻 + 園 ︑ 恋 回
︑ 八 九 口
︑ 日 計 風 に み く ま 野 の か た か き た る
所兼盛)︹花︺
uさしつぎにみる物にもがよろづ世をつげのをぐしの神さふる
ま で ( 一 口 盟 問
‑ m )葦の屋の灘の塩焼いとまなみ黄楊の小櫛も掃さず来にけり
( 伊 勢 物 語 ︑ 一 吉 一 ・ 新 古 今 集 巻 十 七 ︑ 雑 中
︑ 一
E
八
八 ︑ 在 原 業 平 朝 臣 )
︹ 紫
︺ ︹ 異 ︺
︹ 河
︺ ︹ 孟 ︺
ロ子を恩ふ道はかぎりありけりかく思しづみ給へる別のたへが
た く も あ る か な ( 一 口 呈
1 ・
m )
人の親の心は聞にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな
( 後 撰 集 巻 豆
︑ 雑 一 ︑
= Q 一
= 一
︑ 太 政 大 臣 の 左 大 将 に て す ま ひ の
かへりあるじし侍りける日中将にでまかりで事をはりてと
れかれ罷りあかれけるにやんごとなき人二三人ばかりと
Yめてまらうどあるじ酒あまた
bびの後酔にのりて子供のう へなど申しけるついでに兼輔朝臣・古今六帖第=︑親︑
= 一 三 宮 寸 ﹁ 迷 ひ ぬ る か な
﹂ ・ 大 和 物 語
︑ 五 一 了 兼 輔 集 ︑ 一 さ 一 八 五 ︑
子の悲しき
ζと を 集 り て 云 ひ け れ ば ︑ 中 納 言 ) ︹ 紫 ︺ ︹ 事 ︺
︹ 評
︺ ︹
集 ︺
おおましよそひくはへていれたてまつり給へる(一口呉 1
・ 捌 )
※いれたてまつり給ふ
lいれたてまつり給かはりたまへる普
御横陽園肖三河別保
忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏み分けて君を見むとは
(古今集巻式︑雑下︑九七弓惟喬のみ乙の許にまかり通ひけ
222
るをかしらおろして小野といふ所に侍りけるに正月にとぷ
らはむとでまかりたりけるにひえの山の麓なりければ雪い
と深かりけり︑しひて彼のむろにまかりいたりてをがみけ
るに徒然としていと物悲しくて帰りまうできてよみて送り ける業平朝臣・伊勢物語︑一若・業平集︑一六一室・古今六
帖 第 一 ︑ 雪 ︑
z 一
塁 一 ) ︹ 新 ︺ ( 第
= 石 ノ ミ )
M
いとしのびがたきことおほかりぬベきわざにとそ侍けれとな
ぐ さ め た く お ぼ し た り ( 一 宮 内
8 ‑ m )
我が心なぐさめかねつ更科ゃをばすて山に照る月を見て
(古今集巻毛︑雑上︑八七八︑題しらず読人しらず・古今六
帖 第 一 ︑ 雑 の 月 ︑ 三 二 九 八
・ 大 和 物 語 ︑ 七 一 一 )
︹ 集
︺ 日 け ふ か あ す か と お ぼ え 侍 つ ﹄ ( 一 口 園
ω
内
・ 制 )
①我が世をば今日かあすかと待っかひの涙の卦どいづれまさ
れ り ( 侠 勢 物 語 ︑ 一 室
・ 新 古 今 集 巻 十 七
︑ 雑 中 ︑ 一 六 男 ︑ 布 引
の 滝 見 に ま か り で 中 納 言 行 平 ︑ ﹁ 一 課 の 滝 と 何 れ 高 け む ﹂ )
︹ 河 口 休
︺ ( 孟 ︺ ( 幌
︺ 涙 の 滝 と い づ れ た か け ん
︑ ︹ 大 ︺
②人の身の老を果てにしせましかば今日かあすかと急がざら
ま し ( 朝 忠 集
︑ 一 九 五 八 九
︑ 世 の 中 騒 が し き 頃 )
︹ 河
︺ な げ か ざ
らまし︑︹異︺人の世を・:けふかあすかもなげかざらま
し ︑
︹ 紹
︺ 世 の 人 の ・ : け ふ か あ す か も な げ か ざ ら ま し ︑
︹ 孟
︺ ︹ 幌 ︺
︹ 湖
︺ ︹ 引 ︺
︹ 拾
︺ 人 の 世 の :
・ な げ か ぎ ら ま し
︑ ︹ 大 ︺
︹ 集 ︺
③心にもかなはぎりける命もて頼みも置かず常ならぬ身は
( 朝 忠 集
︑ 一 書 一 色 ︑ 女 返 し ) ( 拾
︺ ︹ 新 )
日とりかへすべきにもあらぬ月日のすぎゆけば心あはた Y しく
な む ( 呂 田 八
7
・ 郡 )
①池にすむ我が名ををしのとり返す物にもがなや人を恨みじ
(金葉集巻七︑恋上︑国一円︑人をうらみてつかはしける藤
原 惟 規 )
︹ 拾
︺ ︹ 余 ︺
②大空を取りかへすともきかなくに星かとみゆる秋の菊かな
( 新 撰 万 葉 集 巻 下
︑ 秋
︑ 八 ) ︹ 拾 ︺
︹ 余
︺ あ め っ ち を : ・ 塁 と と み ゆ る
③取り返す物にもがもや箱鳥の明けて悔しき物をこそ恩へ
( 古 今 六 帖 第 六 ︑ は と ど り
︑ Z E = 一 ニ 甘 )
︹ 拾
︺ ︹ 新 ︺
︹ 余
︺
げ中/¥いと Y
ふ か さ と そ ま き ら め ( 一 口 回 九 日
‑ m )
我がためはいと
Y浅くゃなりぬらむ野中の清水深さまされ
ば ( 後 撰 集 巻 士 ︑ 恋 = 一 ︑ 七 八 五 ︑ も と の め に か へ り す む と き
﹄
て男のもとに遣はしける読人しらず)︹花︺わがために︑
︹ 休
︺ ︑
︹ 紹
︺ ( 引 歌 に 不 及 )
︑ ( 孟 ︺
︹ 眠
︺ ︹ 引 ︺
却すべて世の人のくちといふ物なんたがいひいづる事ともなく
をのづから人のなからひなどうちほをゆがみおもはずなる
事 い で く る 物 な る を ( 一 室 一 7 ‑ m )
な お さ わ が ' み な か
ζ と ①汝をと吾を人そ離くなるいで吾君人の中言聞きとすなゆめ
( 万 葉 集 巻 目
︑ 奈 弓 大 伴 坂 上 郎 女 ) ( 河
︺ ︹ 休 ︺ ( 孟
︺ ︹ 湖 ︺
︹ 引 ) 人 な か を
・ : ゆ め よ き み ・ : き
︑ ふ た つ な き み ︑
︹ 限
︺ 人 な か を 人 に さ く な る ゆ め よ き み :
・ き
h た
つ な き み
︑ ︹ 拾 ︺ ( 第 一 三 句 ノ ミ )
か し こ ②いふ言の恐き国そ紅の色にな出でそ思ひ死ぬとも(万葉集
. 1 :
巻 園
︑ 六 八 戸 一 ︑ 大 伴 坂 上 郎 女 ) ︹ 拾 ︺
ω
かくそらよりいできにたるやうなる事にてのがれ給がたきを
( 一 言 一
m
・ 抑 )
つれづれと空ぞみらる﹄思ふ人あまくだり乙ん物ならなく
に ( 和 泉 式 部 集 ︑ 文 庫 本 八 一 ︑ 恋 ・ 玉 葉 集 巻 + ︑ 恋 二
︑ 一 四 六 八 ︑
百首の歌の中に和泉式部)︹拾︺つく六¥と
mつ ね に う け は し げ な る 事 ど も を の 給 い で つ ﹄ ( 一 室 一
u・ 制 ) 罪 も な き 人 を う け へ ば 忘 れ 草 お の が 上 に ぞ 生 ふ と 雪 一 同 一 ふ な る ( 伊 勢 物 語 ︑ 完 )
︹ 紫
︺ ︹ 異 ︺ ( 河 口 孟
︺ ︹ 眠 ︺
幻正月廿三日ねのひなるに左大将殿の北方わかなまいり給(一口
m 芸 一
‑ m )
君がため春の野に出でよ右菜つむわが衣でに雪は降りつ﹄
(古今集巻一︑春上︑三︑仁和のみかどみとにおはしましけ
る時人に若菜たまひける御歌読人しらず・古今六帖第一︑
若 菜
︑ = 一 口 空 = 一 ) ( 紹
︺
m
御 か ざ し の だ い に は ぢ ん し た ん を つ く り ( 一 口 吾 一
5
・ 制 )
①春くれば宿にまづさく梅の花君が千歳のかざしとぞ見る
(古今集巻竺賀︑呈ニ︑もとやすのみとの七十賀のうしろ
の扉風によみでかきける紀貫之・古今六帖第四︑かざし︑
z =
= 交
︑ 貫 之 )
︹ 新
︺
②露ながら折りてかざ﹄む菊の花おいせぬ秋の久しかるべく
(古今集巻豆︑秋下︑毛口︑是貞のみとの家の歌合の歌紀
友 則
・ 友 則 集
︑ 一 室 ニ 一 ︑ 惟 貞 の み と の 歌 合 に ・ 古 今 六 帖 第 四
︑ か ざ し ︑ 三 一 八
O
︑
紀 友 則 )
︹ 新
︺
学者
'*'若2
お
幻大将のか﹄るついでにだに御らむぜさせんとてふたりおなじ
や う に ふ り わ け が み の な か に ( 一 口 霊
u ‑ m )
くらべ乙し振分髪も肩過ぎぬ君ならずしだ誰かあぐべき
( 伊 勢 物 語 ︑ 歪 )
︹ 河
︺ ︑
︹ 孟
︺ ( 初 句 ノ ミ ) ︑
︹ 湖
︺ ( 上 句 ノ ミ )
u
人よりととにかぞへとり給けるけふのねのひ乙そ(一室四 5 ・
①かぞへしる人なかりせばおく山の谷の松とや年をつま
hし
(千載集巻芸︑雑上︑室六︑上東門院より六十賀おとなひ給
ひける時よみ侍りける法成寺入道前太政大臣)︹異︺︹河︺
︹ 休
︺ ︹ 紹 ︺
︹ 孟
︺ ︹ 屋 ︺
︹ 眠
︺ ︹ 拾 ︺
②あしたづのよはひしあらば君が代の千歳の数も数へとりて
む(紫式部集︑三八夫︑との・続拾遺集巻+︑賀︑草口︑題
しらず法成寺入道前摂政太政大臣︑﹁千年の数は﹂・栄花
物 語
︑ 初 花 ︑
= 一 口 昔
︑ 藤 原 道 長 )
︹ 拾
︺ す べ ら き の 八 千 代 の 数
も
お小松ばらすゑのよはひにひかれてやのべのわかなも年をつむ
ベ き ( 一 室 回 ロ ・ 加 )
春の野の若菜ならねど君がため年の数をもつまむとぞ恩ふ
( 拾 遺 集 巻
E
︑賀︑天王︑五条の内侍のかみの賀民部卿清貫
し侍りける時扉風に伊勢・伊勢集︑一八一室︑此の内侍の
かみの四十の賀を清貫の民部卿仕うまつり給ひける御扉風
の若菜摘みたる所に・古今六帖第四︑若菜︑呈一夫︑伊勢)
︹ 河
︺ ︹ 孟 ︺ ( 眠
︺ ︹ 湖 )
︹ 引
︺ 春 日 野 の
お夜ふけ行ま﹄に物のしらベどもなつかしくかはりであをやぎ
224
あそび給ほどげにねぐらのうぐひすおどろきぬべくいみじく
お も し ろ し ( 一 室 内 日
・ 加
﹀
① 青 柳 を 片 糸 に よ り て や お け や 驚 の お け や う ぐ
ひすの縫ふといふ笠はおけや梅の花笠や(催馬楽︑
青 柳
︑ 九 ) ︹ 紫 ︺
︹ 異
︺ ︿ 河 ﹀
︹ 一
︺ ︹ 細 ︺
︹ 休
︺ ︹ 紹 ︺
︹ 孟
︺ ︹ 眠 ︺
︹ 湖
︺
︹ 引
︺ ( 新 ︺
︹ 余
︺ ︹ 対 ︺
︹ 事
︺ ( 大 ︺ ( 評
︺ ︹ 集 ︺
②短か夜のふけゆくま h に高砂のみねの松風ふくかとぞきく
( 後 撰 集 巻 園 ︑ 夏 ︑ 一 否 ︑ 夏 の 夜 深 養 父 が 琴 ひ く を 聞 き て
藤 原 兼 輔 朝 臣 ) ︹ 拾 ︺
幻 と し 月 の ゆ く ゑ も し ら ず が ほ な る を ( 一 口 宕 3
・ 描 )
年月の行く方も知らぬ山がつはたきの音にや春をしるらむ
( 拾 遺 築 巻 束
︑ 雑 春 ︑ 一
g z一︑北宮の扉風に右近)︹河︺
春 を ま つ ら ん
︑ ( 孟 ︺
︹ 屋
︺ ︹ 湖 ︺
︹ 新
︺
お か う か ぞ へ し ら せ 給 へ る に つ け て は 心 ぽ そ く な ん ( 一 白 老 4 ・
数へしる人なかりせばおく山の谷の松とや年をつま
hし
( 千 載 築 巻 芸 ︑ 雑 上 ︑ 室 内 ︑ 上 東 門 院 よ り 六 十 賀 お と な ひ 給
ひける時よみ侍りける法成寺入道太政大臣)︹花︺︹細︺
︹ 休
︺ ︹ 紹 ︺
︹ 峡
︺ ︹ 湖 ︺
︹ 新
︺ い た づ ら に ( 第 三 勾 ) ︑
︹ 孟
︺ ︹ 引 ︺
勾 時 / ¥ は お ひ や ま さ る と み た ま ひ く ら べ よ か し ( 一 白 老 4 ・ 出 } 鏡山いざ立ち寄りて見てゆかむ年へぬる身は老やしぬると
( 古 今 集 巻 宅 ︑ 雑 上 ︑ 八 九 九 ︑ 題 し ら ず 読 人 し ら ず ) ( 紫 ︺
︹ 異 ︺
ω
た Y 人におはすればよろづの事かぎりありて内まいりにもに ずむ乙のおほ君といはんにもことたがひてめづらしき御なか の
あ は ひ ど も に な ん ( 一 室 八
3
・ 揃 )
わ い へ と ば り
我 家 は 椎 帳 も 垂 れ た る を 大 君 来 ま せ 貨 に せ む 御
さ だ を か か せ
肴 に 何 よ け む 飽 栄 螺 石 陰 子 よ け ん 飽 栄 螺 石 陰 子 よ け ん ( 催 馬 楽 ︑ 我 家
︑ き ) ︿ 花 ﹀
︿ 孟
﹀ ︿ 眠 ﹀
︹ 引
︺ ︹ 事 ︺
︹ 全
︺ ︹
評 ︺
︹ 集
︺
況かのむらさきのゆかりたづねとり給へりしおり(一
OZ八 日
・ 却 )
紫のひともと故にむさし野の草はみながら哀れとぞ見る
(古今集巻右︑雑上︑八六甘︑題しらず読人しらず・古今六
帖第
E︑ む ら さ き ︑ 昌 = 一 呉
︑ ﹁ 草 は な べ で も な つ か し き か な ﹂ )
︹ 評 ︺
ロつらづえをつき給てよりふし給へれば(一
O莞ロ・加)
歎きとる山とし高くなりぬればつら杖のみぞまづっかれけ る(古今集巻完︑雑体︑誹譜︑一口菜︑題しらず大輔)
︹ 紫
︺ ︹ 異 ︺
︑ ︹ 孟 ︺ ( 第 一 二 勾 ノ 之 ︑
︹ 余
︺
おめにちかくうつればかはる世の中を行すゑとをくたのみける
か な ( 一 口 莞
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