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新潟医療福祉大学 看護学科・

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Academic year: 2021

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A 保育園の保護者を対象とした生活習慣病予防の ための子どもの生活および保護者の認識調査

新潟医療福祉大学 看護学科・

松井由美子,坪川麻樹子,中村郷子 新潟医療福祉大学 健康スポーツ学科・山崎史恵

【背景】

子どもの肥満の増加は世界的な傾向であり,小児メタボリ ックシンドロームの研究は急速に進められ,食習慣や睡眠,

胎内環境との関係など成果も多く報告され関連因子も明らか にされてきている.子どもの肥満に関しては保護者の行動が 関与しており,両親のみでなく祖父母やその他の家族を含め て生活習慣の改善に向けた取り組みが重要である.しかし,

保護者の危機感が薄いことや,子どもの生活習慣が身に着く 早期に取り組みが行われないと,なかなか改善が難しいこと などが課題として挙げられている.そこで保育園児を対象と した早期生活習慣予防に取り組むため,本研究では保育園児 を持つ保護者を対象とした自記式質問紙による生活調査と健 康に対する認識調査を実施した.

【方法】

対象:小児看護学実習施設 A 保育園の保護者 期間:2011 年 12 月~2012 年 1 月

方法:自記式質問紙による 1 週間の留置き法

アンケートの項目は食事,睡眠,運動を中心とした 子どもの生活全般と保護者の関わりや気がかりなこ と,病気や健康に対する認識を問う項目とした.

健康認識は日本版健康統制感尺度 JHLC

1)

(Japan Health Locus of Control)25 項目を用い 6 段階尺度 (6:非常にそう思う-1:全くそう思わない)とした.

分析方法:記述統計と平均値による比較(SPSS18J) 倫理的配慮:保護者には研究の目的・方法を文書で説明し 同意書の提出を得て研究に使用した.研究は 大学の倫理委員会の承認を得た.

【結果】

アンケートの配布は 150 部で回収は 101 部で回収率 67.3%,

有効回答 100%であった.回答者は母親 99 名(98%)父親 2 名 (2%)であった.平均年齢は 34.3±5.5(SD)歳, 同居家族人数 は 4 人(24.2%),5 人(20.2%),6 人(17.2%)で 6 割を占め,

半数以上が祖父母のどちらかとの同居であった.

児の年齢は 1 歳から 12 歳までで平均 4.9±SD1.7 歳,平均 身長 108.2±SD11.5cm,平均体重 18.9±SD5.0kg であった.

BMI は平均 15.9±SD1.8 で最大値は 5 歳児の 22.5 であった.

児の就寝時間は中央値 9 時 30 分,起床時間 7:00 で睡眠時 間の平均は 562.2 分(9 時間 37 分)±SD50.2 分であった. 朝食 は「毎日食べる」96 名(95%)で「4~5 日/1 週間」が 4 名(4%)

「ほとんどたべない」1 名(1%)であった.間食はほとんどが 摂取し回数は 1~2 回/1 日が7割を占めた.夜食を毎日摂取 する児は 73 名(74.5%)であった.1 日の歩行時間が 15 分以 内の児は 22 名(23.4%),外遊び 15 分以内の児は 16 名 (16.2%)であった.手伝いは「ほとんどやらない」 「まったく やらない」 児が 36 名(36.3%)を占めた. テレビゲームは 「時々 する」が 26 名(25.7%)で一番多く,テレビ・ビデオの視聴時 間は「毎日 0~2 時間」が 64 名(64%)で多かった。

「親の子どもとの関わり方」と「子どもに関して気がかりな ことはそれぞれ図 1,図 2 に示した.

JHLC の健康感は,「自分自身」 「家族」 「医師」 「偶然」 「超 自然」の下位項目ごとに平均値と SD を求めた結果「自分自身」

4.4±SD0.9,「家族」4.3±SD0.6,「医師」3.4±SD1.0,「偶然」

2.6±SD0.5,「超自然」2.4±SD 1.4 の順に高かった.

【考察】

朝食はきちんと食べ、また睡眠もしっかりと取る子どもが 多かった.母親の 74.2%が働いているが同居率の高さも影響 していると考えられる.歩行時間や外遊びの時間は少なく最 近の傾向を示していた.親の子どものかかわりでは運動の大 切さなどを子どもに伝えるよう働きかけがありよい傾向が示 された.テレビの視聴時間は全国調査に比較して平均的であ ったが親の気がかりでは「テレビを見すぎる」という項目は 高く,その他は食事に関する項目が多く上がっていた.子ど もの食事に関心が高く,JHLC の結果からも親の健康認識度は

「自分自身」や「家族」の協力が重要であることが示されていた.

【結論】

1)朝食摂取や睡眠時間などは平均的であったが、外遊びや歩 行時間などは少ない傾向にあった.

2) 保護者から子どもの食事に対する関心が高く示された.

3) 保護者の健康認識度は高い傾向にあり、生活習慣病予防に 向けても自己統制力や家族の協力の大切さが示された.

【文献】

1) 堀毛祐子:日本版 Health Locus of Control 尺度の作成,

健康心理学研究,Vol4,No1,1-7,1991.

P-29

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