弘前市における商業について
一業種の分布パタ}ン在中心として一
山 崎 牧
は じ め に
都子有の機能の中で高業機能は重要であり,周辺地域に対する影響の強さも年々変化している。
乙こでは,弘前市の市街地をいくつかに分け,商業の構成,分布を調べ脅業の発達状態、や特徴を 把躍し,各地区の賄業における役割について考えてみたい。また特に小売業について考黙した。
T a b. 1
業 種 分 類
O
胸磁器・ガラス器
Cそ の 他
F家具'2::略〉
O
肥 料 ・ 飼 料 書 籍 ・ 雑 誌
0新 聞 の 他
10紙 ・ 文 男 具
O骨 と う 品 むその地の中古品
Oスポーツ用品
o
玩其・娯楽用品
O楽 器
Oカメラ・写真材料
Oたばこ
L
ヱ喧ゴ理工光学機械
G花・植木
0その告
O
一 般 食 堂
O日本料理庖
0西'洋料理!吾
O中華・東洋料理応
Oそば・うどん詰 飲 食 業
10す し 屋
O料 亭
O喫 茶 宿
Oその他(ノく…・キャバレー・ナイトクラブ・酒場
1
・ピアホ」戸惑と除く〉
O
物 品 賃 貸
o族 館 ・ 宿 泊 所
O洗たく・理英容・浴場 。映画
O娯 楽
0投主義 心諮問組合
G自動車整備・駐車場 。情報サ…ピス・調査・広告
O単門トピス サ…ピス葉
1 0院 療
O保 鍵 ・ 蕗 棄 物 処 理
0宗 教
0教 脊
o社 会 保 険 ・ 社 会 福 祉
む学術研究機関
G政治・経済・文化団体
Oその他の個人サ…ピス・事業サ}ピス
・修理
Oその鈎 舘
O
その他の各種商品
。呉服・服地
0寝 具
o男 子 洋 銀
O婦 人 ・ 子 供 鰻
Oくつ
0履 物
Oかばん・袋物
O洋 品 雑 貨 ・ 小 間 物 ("衣料
FFと略)
0各 種 食 料 品
O酒 ・ 調 味 料
O食肉
0卵 ・ 鳥 肉
O鮮令、
G
乾 物
O野 菜
Q果 物
0菓子
Gパン
O米 穀 穎
O牛税
・かまぼ
ζ Oそ の 他
O
電 気
。金融・保険
Gそ の 他 ;
l O
カ ご ス
0水 道
( 1 9 8 1 年"弘前甫の事業高"より
‑商品取引
O不 動 産
O運 輸
O1 9 8 2 "弘前市の商業"より〉
p o
r﹁d
岩木
m(弘前一黒石〉
ロ: 中心地域
[ s . " ' g
S t a ti
0 n.s 1000 2000批
F 9 .
1 . 対 象 地 域H
謂 査 方 法 と 弘 前 市 の 概 観
対象地域は弘前市の市荷地域よし,ほほ
1:日市街地の中心地域
8区と主丹市弱地の周辺地域
5区に分 けた。
(Fi
g. 1 )業種は
Tab. 1のように分類した。これを,詩語数,従業員数,年間販売額,
各々の増減率(小売業のみ〉及び主な商岩衝の業機構成につ
弘前市は,人口 1 7 5 , 3 3 0 人 ( 1 9 8 0 で県内の 1
1.5 部を占め,増加率は 1 9 7 5‑ 8 0 年 6.3%
大きくなっている。産業お就業者数では,第
3次産業が全体の約印%を占めている。
E
弘前市の第
3次産業の講成・分布と分類
構成を見ると,荷庖, と サ}ピス業が大きいが,従業員の割合の方が小さく,
飲食業も同様である。鍔売業,その他は
ζの逆になっている。
分痛は,どの業離も 5 0 街以上が市街地域にあり,卸売業は交通が整備されている東側,飲食業は 中央部,サ}ピス業,その他は中心地域で、各々鵠合が高い。全体で見てみると 7 5‑ ‑805 与が市街地 域にあり,北 東部の割合が高く,とにが弘前甫の商業の中心地であると思われる。
業謹構成から各地区,主要商底街,黒沼間庖街 (F i
払 2に図ホ)を分類してみる。
1 . 脊
t也 監 の 分 類
CD Type. 1
一 一 必
4. 5. A. E.小売業,飲食業中心の典型的小売地区で,中でも必
4.5は中央部にあり, も高く弘前市,周 辺市町村の中心寓業地区と思むれる。
@ Type. 2
一 一 必
2. 3.小売業が最大であるが販売額で卸売業が高く,小売,涜盛岡面の発達した地区と思われる。
必 2 は飲食業も大きく,南部はず
yp
e.1 的である。
③
Ty p e. 3 …1 1 6 .
1. 6. C. D.サ}ビス業が最大であるが販売額で小売業が高く.
Ty pe. 1の発達途上か衰退した近隣務業地 底と思われ,西,甫部に多い。
@ Type. 4
一 必
7. 8.サ」ピス業が最大です
yp e.3 的だが,販売額で卸売業が高くす
yp e.2 的で,両者の中間タイ プと考えられる。
@ Ty p
e. 5 ‑ /伝B.
持売業が最大であるがどの誕積も平均してあり,総合的に発達している。涜通の発速が大きく 響している。
Z 主 要 務 庖 街 の 分 類 ※ ( )内は地区の番号
CD Type. 1
百石町
(2),駅前記,下土手lIl]¥中土手町,上土手町出,本町
(6)飲食業が非常に高く,地区に占める割合も卸売業以外比較的高い。これらは市街地の中
5 8
央に
3ちり中心商業街を思成していると られる。
和 夜 、 町 松 森 町 ( 5 )
2
Ty pe.地区に占める割合は向調Ji5誇とも卸売業が蒔く,
あるが,販売額で卸売業が高く,
!の局互に位置している。
T y p e. 3
小売業が高いがどの業種も平均的で,販売額で卸売業が高い。地区に占め
ζ
れらは T
yp
e.代 官 町 ( 3 ) 流通面で発達している。
@
}ピス業 t J i になる可能性がある。
G 5 0 0 1 0 0 0
仇Ty
p
e.駅前を結ぶ位置にあり,
。周辺調窓街〈
駒越町 鷹庇町 亀ノ申町 東長町
@@φ
浜ノ町 初渡
ま
完仙町 外誌較的高い。
中土手町 上土手時
茂 森 町 百石町 和徳町 代官町 駅
町
町 松森町
富田町 大
本
①
e
@
@
④
@
告
{ 命
①
e
⑬
① { 窃
O
中野1.
2.3丁目
小売商躍の分布
弘前地域商業近代化地域計酎報告書
11より
F i 9.
2
④ T
yp
e.4 大僚出
サ}ピス業が最大で,それ以外は投競関係とも T
y予e.3と同椴であるが,地区 I 二点める割合で卸 売業が高く,
Type.2 になる可能性がある。
3. 毘辺商庖街の分類
※ ( )内は地区の番号
Ty
p e. 1験越町 鷹田了(1),
渡
(A)亀ノ甲町 ( 2 ) ,英森町 覚柏町 ( 6 ) , 町 石
卸売,
に多い。
あるがそれ以外が未発達で,高業構としては不十分と思われる。北 西部
告 す y p
e.2一 元 寺 町 ( 2 ) ,銀産錆 富田大通り ( 7 ) ,富田町 ( 8 ),中野 1 . 2 . 3丁目 (D) どの業種も平均的にあり,
Typ
e. 1より高次な趨業街と思むれる。南部に多く各地誌,商 f 古簡 を結ぶ位置にある。
野 弘前市の小売詩業の構成,分布と分類
構成を見ると,商
rn.販売額とも欽食料品,その他,衣料が高いが,各種調品が従業員,
販売額でかなり高くなっている。
分布をみると,各種商品は中央部に
1叩%あるが減少が目立つ。衣料は
90あが市街超誠にあり,北 東 中央部で高いが,この周辺で増加が大きい。飲食料品は
75‑‑90 5ちが市街地域にあり,
で高いが比較的分散している。自動車は
20‑‑50%が市蕎地域にあり,大部分が必 B に集中してい る。家具も従業員,販売額が市街地域で低い。その他は
80おが市縄地域にあり中心地域で商く,ほ とんどの地区で増加している。全体で凡でみると
75‑‑80%が市縄地域にあり,中心地域の北 東 部で割合,増加とも大きい。西部で縮小傾向が見られるが,周辺地域は議合
ζそ低いが増加が非宮に 大きい。
誌上から各業種を次のように分類した。
{
① 中 心 地 型 業 種 ‑ 各 種 商 品 , 衣 料
② 中
@ 郊 外 翠 業 種 F i
認. 2のよう 府街壱分類する。
1 .
各地区の分類飲金料品,その抱 自 家具
小売商誌は分布するが,講成か
①
Ty
p e. 1 ‑ I転 4. 5.主要商府街,
各種商品が従業員,鼓売額で高く,中心地型業種主体の高次な小売地誌と設えるが,成長 i ま伸て f 悩み
i境内にある。
@ Type. 2…一点6. 3.
その他, f3動車以外がほぼ同率の総合的に発達 場加も大きい。賭辺市町村の入
60
口に位置い交通の整備によってさらに発達すると考えられる。
@ T y p e. 3一 一 必 B.
自動車が高く郊外的な揺が強い。増加も非常に大きく,交通の発達です
y p e. 2になる可能性が 考えられる
J@ Type. 4一一/伝
1 .
2. ι 7. 8. A. C. D. E.中間型業議が高く
Typ e. 3と共通するが,自動車が低く郊外的な面が器い地区と苦える。
2.
主 要 商 庖 衝 の 分 恕
来 ()内は地区の番号
①
Ty p e.1 一 代 官 町
(3),下土手町,上土手町
(5)中心地型業種が高く,下土手可は各種商品が大きく野響している。
ζれらは市鶴地の中央にあり,
中心商街を形成している。
@ Type.
2 一一百石町(お,駅前
(4),中土手町,松森町
(5),本町
(6)飲食料品が高いが,
T y p e.1 ~こ連続する百石町,駅前,中土手町法衣料が高く,地区に点める 割合も大きい。とれらは中心商 j 吉街に近い性質の商癌街と考えられる。
告
Typ e . 3 ‑和徳町 ( 3 )
中間型業種が高く,地区に占める割合は衣料以外の業種で高い。構成は近隣務底街的だが,どの 業種も平均的な中次鶴 j 苫街と言える。
④
Type鷹 4一大町
(4)その告が高く,地区に占める割合は衣料,飲食料品が低い。との商出荷は様々の業種があり,
Type.3
よち未発達の掲
J吉街と思われる。
3. 周辺高l
苫 衝 の 分 類
来 ()内は地区の番号
① すype.
1‑験結町 鷹室町(1),元寺町(お,茂静
J‑覚仙町 ( 6 ) ,銀鹿喬 窟回大通り ( 7 ) その他が最大で地区に占める割]合は元寺町以外は比較的高い。近隣商崩街的だが比較的高次と思 われる,酉半部に多い。
@ Type. 2
一一東長町 ( 2 ) ,富田町 ( 8 ) ,浜ノ町 石渡性),中野
1. 2. 3 T百 (D) 中関型業種が約
50第を占
tb, 高,北部に多い
o Ty p 仏 1より低次の商岩禽と考えられる。
ゆ
Type.3… 龍 ノ 甲 町 ( 2 ) 家具が多く, T
ype.2の変型と思われる。
V ま と め
弘前甫の開業は北東 中央部への集中が大きく,
ζの地区が商業の中心と考えられる。
縮かくみると,東部は卸売業,自動車などの交通が整備された地区に多い
α北東 中央部は小売
飲食業,各種商品,衣料など中心地的な業種が発達している。西部はどの業種も平均的にそろ
っている。これらの地区は,東部を験くと成長がにぶくなっているが,周辺地域,特に南部,北端
部では割合
ζそ小さいが 成長がどの業種も非常に大きくなっている。
また人口との関係をみると,人口小,減少大の北,四,中央部の地区で割合が高く,人口大,増 加大の南部,北端部の地~で低い。
成長は前者がにぶく,後者が著しい。周辺市町村との関連をみても,弘前市の商業が集中してい る東袈 i l の甫町村で人口増加が大きく,主うまり鴎業の集中していない西側の市町村で人口増加が小さ し
¥0以上から,弘前市の商業は,市内部,周辺市町村(簡顕)の人口が影響を与えていると考えられ る 。
{参考文献及び資料】
。杉村暢二,服部鉱二部(
1974)商庖街と商業地域 古今書院
398Oコ ト 山 東 千 (1968
)津軽地方における都市の賄倍街に関する地理学的研究
弘大地理
V 0 1. 4. 15 ...... 22頁
O
弘 前 市 (
1982 )弘前市の商業(昭和
57年
70頁
O
弘 前 市 (
1981 )弘前市の事業所〈昭和
56年事業所統計諜査自主集計結果)
88頁
O
弘前市商工会議所(
1981 )弘前地域密業近代化地域計画報告書一…
‑62