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第42 回 三重泌尿器科医会抄/録

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第42 回 三重泌尿器科医会抄/録

雑誌名 三重医学

52

1‑4

ページ 31‑33

発行年 2009‑03‑25

その他のタイトル The 42nd Mie Urological Meeting, Abstracts URL http://hdl.handle.net/10076/10309

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回 三 重 泌 尿 器 科 医 会 抄 録

日 時:平成 年 月 日(土)

場 所:ホテルグリーンパーク津 安濃の間

.膿腎症を合併した成人巨大水腎症の

三重県立総合医療センター

松浦 浩,神田英輝,栃木宏水 三重大学医学部附属病院

荒瀬栄樹 日下病院

亀田晃司

症例は 歳,男性.主訴は発熱,左側腹部痛.

主訴を認め,近医にて加療を受けるも改善せず当 科入院. 上は左腎は認められず,左後腹膜腔 を主体に壁が薄い多房性の嚢胞性腫瘤を認め 横 隔膜下より骨盤腔に至るまで,右側は を越 え右腎に接するまで広がり,抗生剤投与のみでは 解熱せず,その他熱源もなく,経皮的ドレナージ を施行し, の混濁した排液を認め,炎症反 応は改善し,解熱した.精査に結果 腎盂尿管移 行部狭窄症による巨大水腎症で,膿腎症を合併し たと診断した.その後,開腹にて腎摘出術を施行 した 術中,不完全重複腎盂尿管・馬蹄腎を合併 していた.

.良性腫瘍として経過観察中に増大を 示し,左腎部分切除術を行った左腎癌 の 例

鈴鹿中央総合病院

鈴木竜一,金井優博,荒木富雄 日置クリニック

日置 琢一

レニン高値の高血圧にて内科にて精査を受ける も腎血管性高血圧は否定された.精査中の

左腎に嚢胞性腫瘤を疑われた.レニン高値である ことから,傍糸球体細胞腫が疑われたが嚢胞サイ ズは 以下であり 確定診断には至らなかっ た.その後, レノグラム,

を施行するも左腎小嚢胞( 分類カテ ゴリー )と判定された.経時的に にて経過 観察を施行し,嚢胞の径の増大を認めた.治療と しては を第一に考えていたが 生検が困難 であり,また,悪性腫瘍の否定が出来ないことか ら,腎部分切除が妥当と判断された.このため左 腎部分切除術が施行され,左腎細胞癌 :淡 明細胞癌, と診断された.

.精神科疾患に合併した尿路性器悪性 腫瘍 例の検討

三重県立志摩病院 塚本勝巳

症例 は統合失調症にて入院中,肉眼的血尿が あり精査で膀胱癌と診断した. を 回お こなった後,根治的膀胱全摘除術,尿管皮膚瘻造 設術を施行した.症例 は躁うつ病にて入院中,

陰茎右側環状溝の潰瘍性病変の生検で扁平上皮癌 を認め,陰茎部分切断術を施行した.手術 年 ヶ 月後に尿閉のため を施行したところ,低

分化腺癌 の病理診断であっ

た 症例 は統合失調症にて入院中,肉眼的血尿 があり,精査で左腎細胞癌,リンパ節,肺転移を 認めた.左腎摘除術後, にて治療 をおこなったが,術後 ヶ月で癌死した.症例 は統合失調症で治療中に肉眼的血尿があり,精査 で膀胱癌と診断,当科紹介があった. 術後 膀胱内注入療法を施行した.

三重医学 第52巻:31〜33,2009

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.臨床病期 以上の膀胱癌に対し,

を施行した 例

山田赤十字病院

岩本陽一,大西毅尚,保科 彰

症例 : 歳男性,左尿管口奥に広基性非乳頭 性膀胱腫瘍.精査にて .膀胱温存を強 く希望され 施行. 回目・ 回目

にて治癒切除と判断し現在は外来にて厳重 中.症例 : 歳男性.頂部 前壁に か け て 広 基 性 非 乳 頭 性 膀 胱 腫 瘍 精 査 に て 膀胱温存を強く希望され 施行.

回目 にて を疑った.症例 : 歳男 性.左尿管口奥より左側壁にかけて広基性非乳頭

性膀胱腫瘍 精査にて 組織

より と診断.膀胱 の正診率は の傾向にある.当科にては で筋層浸潤を認めた場合,膀胱全摘 を考慮していく必要があると考えている.膀胱温 存を目指すためにも,より深くより広い範囲で,

粘膜層・筋層を意識した が重要であると考 えられた.

.肺塞栓症を契機に発見された前立腺 癌の 例

済生会松阪総合病院 小川和彦,柳川 眞 三重大学医学部附属病院

舛井 覚 済生会明和病院

患者は平素,統合失調症で他施設に入所されて いる 歳男性.意識消失を主訴に当院 へ搬送 され,肺塞栓症を認められたため緊急入院.傍大 動脈リンパ節腫大や左鎖骨上リンパ節腫大を認 め,生検結果から前立腺癌を疑われたため当科紹 介となった.精査の結果,前立腺癌(中分化型腺 癌 低 分 化 型 腺 癌,

)と診断し,同年 月から合成 女性ホルモン大量投与や を行い,現在も治

療中である.肺塞栓症を契機に発見された前立腺 癌はこれまで報告がなく,泌尿器科疾患と肺塞栓 症との関係について若干の文献的考察を行ったの で報告する.

.生体腎移植の現状

東京女子医大での経験を踏まえて

三重大学医学部附属病院 西川晃平

今回本邦における生体腎移植の現状を報告す る.本邦における腎移植件数は増加傾向であり,

平成 年には生体腎移植は 件となった.増加 の原因としては, 不適合移植はリツキサ ンを使用することにより,従来では必須であった 脾臓摘出を回避できるようになり,より低侵襲で 安全におこなえるようになったこと. 抗ドナー 抗体陽性患者への移植もフローサイトクロスマッ チや などのスクリーニング法の進歩,

術前術後管理の進歩により成績が向上しているこ と. 腹腔鏡下ドナー腎摘の普及によりドナーへ の侵襲が軽減したこと.などによりレシピエント,

ドナーを含め腎移植の適応の拡大が可能となった ことが大きく関与していると考えられる.

.ガイドラインからみた,ホルモン治療の 位置付け 療法の有用性に ついて(観察期間 年間の最終報告)

三重大学医学部附属病院 曽我倫久人

【背景,対象と方法】限局性,局所浸潤性前立腺 癌に対してのホルモン治療の位置づけがガイドラ イン的にも確定していないのが現状である.上記 背 景 の 基, 年 月 月 ま で に,

療法開始した 前立腺 癌症例 例について に検討した.

【結果】 年間の経過観察にて,癌死症例は存在 せず, %の症例が 単独療法にて

到達後再上昇無くコントロール可能であっ

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た. が 再 上 昇 す る と し て,

が確認された. 再上昇が確認さ れても, 剤を追加することにより,

%の症例がコントロール可能であった. 上昇の として,

が確認された.

【結語】 のコント

ロールを予測する因子として有益であると考えら れ た. 療 法 の 生 存 へ の 関 与,

療法との比較検討が必要である.

密封小線源永久挿入療法の初期 経験

愛知県がんセンター中央病院 脇田利明,小倉友二,林 宣男 同放射線治療部

立花 弘之

密封小線源永久挿入療法を 年 月より治療 を開始し, 年 月までに 例の治療を行った.

適応は は小線源単独

は小線源 外照射併

は適応外とした.患者

背景は,小線源単独 例,外照射併用 例,年齢

)歳,診断時 ( ) 臨床病期 : 例, 例, : 例,

: 例, : 例,前立腺体 ) ,挿入線源数 ( ) 個,留置放射能 ,手術 時間 )分,術前内分泌治療 あり

: 例,なし: 例であった.刺入 ヵ月後の線 量評価は前立腺 ( )が ),

前立腺 )は 単独 ),

併用 )でありおおむね良好な 結果であった.この 例では迷入線源はなく,

以上の急性期有害事象は認められなかっ た.

≧ 

.ミニマム創前立腺全摘術: レーザー を用いた尖部処理の初期経験

三重大学医学部附属病院 杉村芳樹

当科は平成 年 月よりミニマム創手術施設に 認定され,腎腫瘍および前立腺癌にけるミニマム 創手術を積極的に施行している.前立腺全摘にお いては,約 の切開にて内視鏡補助下に,す べての手術操作を体外で行なっており,視野の確 保のためにはサージカルイルミネターおよびマル チフラップゲートなどを利用している.さらに,

前立腺尖部の処理において, レーザーの応 用を試みたのでその初期経験を報告する.

レーザーは,前立腺尖部の微細な手術処理が可能 な上,低い熱侵襲により尿道括約筋および勃起神 経の機能温存に有効と考えられ,さらに症例を重 ねて検討する予定である.

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