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光学顕微鏡システムの紹介

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Academic year: 2021

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(1)

光学顕微鏡システムの紹介

静岡大学電子工学研究所    技術部 勝野廣宣

1.はじめに

 高度な機能をもった新しい混晶光デバイスを実現するためには、デバイス領域と格子整 合する化合物半導体混晶基板の作製技術の開発が必要である。そのためには、得られた結 晶の表面および断面の観察による結晶性の評価を行い、結晶成長技術にフィードバックす る必要がある。

 このような目的のためには、高い性能を持つ光学顕微鏡が不可欠である。

 今回、LANを用いた高性能光学顕微鏡による画像処理システムを導入したので紹介

する。

2.画像処理システム

 従来、結晶表面および断面の観察と画像データの保存は光学顕微鏡に35ミリカメラを 取り付け、観察と白黒フィルムにより画像データを保存していた。最近は、画像データの カラー化およびコンピューターによる画像データのデジタル保存技術が急速に発展してき ている。さらに、LANによる実験データの伝送も簡単に行える環境が整いつつある。

 このような状況にあることから、LANを利用した画像処理システムの導入を検討し、

下図に示すシステムを導入した。

画像処理藻澱i秀ム

1鐵駕

雛磁妻欝継灘霧纐

1灘董穣R姦E王

鵬欝SYNC

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灘懸難灘.

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輪興.蓑

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ビデオプリンター

コンピユー糞一蟻

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醗懸騒一難懸i、

M◎D爲王《UN霞

35mm;フィルムスヰ謙ナL−一・

一32一

(2)

 以下に、システムの概略を説明する。

 第1に、基本となる高性能光学顕微鏡の選定は、観察に用いる微分干渉検鏡法(ノマルスキ ー法)の操作性、光源の明るさ、測光スポット範囲、データバックアップ機能などからオ

リンパス光学工業株式会社製AX 70T−68MUT型を選定した。下に選定時の「性能比較 表」を示す。

性 能 比較表

機種名

AX70T−68MUT

X2−Tl−NR

透過照明 12V 100Wハロゲン 12V 100Wハロゲン

落射照明 12V 100Wハロゲン ◎ 12V 50Wハロゲン 対物レンズ UMPLFL5XP−100XP

㈱Oの蛍光観察に対応

○ CFICBDDIC5X−100x

接眼レンズ 10X(視野数265) 10X(視野20.0) ○

写真、TV倍率変換 1−2ズーム変倍 ◎ 撮影レンズ交換 △ ノマルスキー微分干

ツ検鏡

シングルプリズム方式に 謔髣e易な操作

○ レボルバープリズム方 ョによる複雑な操作

X

写真測光領域 フレキシブル測光方式 ◎ 固定測光方式

×

測光スポット範囲 35mmフィルム面の

O.1%、1%

◎ 35mmフィルム面の P%のみ

写真撮影の自動最適 件出しのためのオ [トブラケット機能

有 ◎ 無

×

データバツクアツプ

@能

撮影日時、露出時間、検 セ法、1SO等について R00コマ分について保存

◎ 露出条件、ISOについて フみ1コマ保存

データ及びスケール フ写し込み

データおよびスケール共 ノ可能

◎ データのみ可能 ○

 コンピューターには、画像処理技術の優れているApple社のPower Macintosh 7500/100を採用し、画像処理用ソフトとしてAdobe社のPhotoshoPをインストールし

た。

 コンピューターは、Ethernetにより学内LANと接続した。

その他の周辺機器は画像の入出力や接続方法を検討し次の機器を選定した。

 (1)ビデオプリンター

    SONY UP−5500 (インターフェースボード付き)

一33一

(3)

(2)光磁気デイスクユニット

  Logitec LMO−480S(オーバーライト方式)

(3)フィルムスキャナー

  MINOLTA Quick Scan 35

3.画像データの保存および伝送方法

 画像データは、光学顕微鏡に取り付けた3CCDカラービデオカメラからの信号(RGB/SYNC)を ビデオプリンターにおくり、ビデオプリンターからの信号をコンピューターの画像処理ソ フトを用いてコンピューターに取り込みます。

 システムの信号系統図を下記に示す。

コンピューターに取り込んだ画像データの一例を下に示す。

明視野像 微分干渉法

一34一

(4)

 過去の35ミリ白黒ネガフィルムの画像データは、フィルムスキャナーを用いてデジタ ルデータとしてコンピューターに取り込むことができる。

 コンピューターに取り込んだ画像データは、LANを用いて研究者間で簡単に伝送でき

る。

4.まとめ

 今回導入した画像処理システムにより

 (1)画像データをデジタルデータにすることにより、保存および整理が簡単になっ    た。

 (2)LANを用いることにより、研究者間で画像の伝送が非常に簡単になり、今後さ    まざまな活用が期待できる。

 なお、今後の課題としては、今回採用した3CCDカラービデオカメラの有効画素数は、

38万画素で解像度としては若干不足している。最近は、高解像度のデジタルカラービデ

オカメラやデジタルカメラが出回っており、それらに取り換えれば解像度的にも十分なシ

ステムとなる。

参照

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