カキ「富有」の超低樹高一文字整枝が作業性,収量性,果実
品質に及ぼす影響
誌名
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福岡県農業総合試験場研究報告
ISSN
ISSN
13414593
著者
著者
藤島, 宏之
千々和, 浩幸
白石, 美樹夫
牛島, 孝策
松田, 和也
巻/号
巻/号
30号
掲載ページ
掲載ページ
p. 48-55
発行年月
発行年月
2011年3月
農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センターTsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat
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福岡県農業総合試験場研究報告30(2011)カキ「富有」の超低樹高一文字整枝が
作業性,収量性,果実品質に及ぼす影響
藤島宏之*・千々和浩幸・白石美樹夫・午島孝策
1).松田和也
2) カキ「富有jを用いて超低樹高一文字整校法を新たに開発した。この整校法では,地上から 1mの部分で、水平に 2本の主 校を誘引し,側校を主校から横方向に配置する。このことにより,樹高が約 2mと慣行の立ち木仕立て栽培(樹高約3.5m) と比べて著しく低くなり,摘菅, 11商果,収穫の各管理作業に脚立は不要で、あった。活果位置から推定される収穫作業姿勢 は,作業負担が小さい手下げの姿勢が多くなり,軽作業化が可能であった。結果母校当たりの着奮数は仕立て法による顕著 な違いはなかったが,結果母校当たりの着果数は立ち木仕立て栽培より多く,樹冠面積 1nf当たりの収量が増加した。結果 開始した 2001年から 2008年まで l樹当たりの収量は仕立て法による顕著な遠いはなかったが,超低樹高一文字整校で、は栽楠 本数を多くすることで, 10a当たり収量:は増加し,樹齢11年生で約2.3tと慣行の立ち木仕立て栽培の成園並みの収量が確保 できた。また,結果開始(樹齢 4年)から 2008年(同 11年)までの紫積収量は,超低樹高一文字整枝で顕著に多く,早期収 量確保が可能で、あった。一方,果実品質は仕立て法による顕著な違いはなかったが,超低樹高一ー文字整枝では主幹近くから 発生した強大な側校に環状はく皮処理を行うと,泉笑肥大が促進され果笑品質が向上した。f
キーワードカキ,超低樹高一文字整校,軽作業化,収量性,巣笑品質]Effect of Low Straight-line Training Syst巴m on Work Conditions, Yield and Fruit Quality in Japan巴sePersimmon‘Fuyu'
Cultivation. FUJISHIMA Hiroyuki, Hiroyuki CHIJIWA, Mikio SIIIRAISHI, Kosaku USHIJIM八andKazuya MATSUDA(Fukuoka AgriculturalR巴searchCent巴r,Chikushino, Fukuoka 818-8549, Japan) BlIl/.FlIkllokαAgric. Res. Cent. 30: 48-55(2011)
A low straight-line training syst巴m was d巴V巴lopcdfor cultivation0'1the Japanese persimmon‘Fuyu'. Two primary scaffold
branch巴swer巴tram巴dhorizontally at a h巴ightof 1 m and th巴lateralbranches were trained at right angles to the scaffold branches. The tree height with this syst巴m was about 2 m, remarkably low compared with th巴modifi巴dop巴n-centertrall1l11g
syst巴m (about 3.5 m), and a stepladder was unn巴cessaryfor disbudding, fruit thinning, and harv巴sting.For harvesting, th巴 workload in th巴lowtraining system was lighter compared with the modified open-center training system, resulting in labOl
saving benefits. There was no difference in th巴numberof flower buds per fruiting mother shoot b巴tweenboth training syst巴ms The number of fruits per fruiting mother shoot and the yi巴IdP巴r1 n1 wer巴higherthan with th巴modifiedopen-center training syst巴m.Although the yi巴IdP巴rtree did not diff<巴rbetw巴巴nboth training systems from 2001 to 2008, the yield per 10 a of 1 1-year-old tr巴巴swas about 2.3 t, which was almost the same level obtained from adult trees with conventional production, under th巴high-densityplanting system. The number of harvestcd fruits per tree aft巴r2001 was remarkably higher than that of
th巳modifi巴dop巴n-centertratl1lng syst巴m and th巴rewas no mark巴ddifference in fruit quality between both training systems Girdling of vigorous lat巴ralbranches increas巴dfruit w巴ightand improved fruit quality.
(K巴ywords : Japanes巴persimmon,low straight-lin巴trainingsystem, labor-saving, yield, fruit quality]
緒
=
福岡県のカキ栽培では,従事者の高齢化が進行する とともに労働力不足や価格の低迷等により,栽培面積 が減少している。また,カキは高木性の果樹であるた め 樹 高 が 非 常 に 高 く な り や す く , 慣 行 の 関 心 自 然 形 に よ る 立 ち 木 仕 立 て 栽 培 で は 樹 高 は 3.5mを超え,摘 膏,摘果,収穫等の管理作業に脚立の使用を余儀なく されている(福井 1998) 。脚立作業は,脚立の持ち 運びゃ昇り│経り等,作業負担が大きくなるだけでなく, 脚立上では転落等の不安を感じながら無理な姿勢をと る 場 合 が 多 く , 作 業 安 全 上 大 き な 課 題 が あ る ( 山 岸 2005)。
果樹では管理作業の軽作業化・省力化を実現するた めに,クリ,カンキツ, リンゴ等で低樹高化の取り *連絡責任者 (果樹部 [email protected]目fukuoka目jp) 1)現 果 樹 苗 木 分 場 2)現 筑後農林事務所八女普及指導センター 組みが行われており(神尾ら 2005,松本ら 2006,菅 原ら 2009),脚立の使用割合が O~ 8%と慣行栽培 (30~46%) に比べて大幅に減少し,収穫やせん定等 の作業時間も1O ~40% 程度短縮されることが報告され ている。 カキでも整校法の違いにより低樹高化の程度がやや 異 な る が , い ず れ の 方 法 で も 脚 立 の 使 用 割合が減少 し,作業時間が1O ~40% 短縮するとされている(郷ら 1986,井上ら 1999,文室 1999,林 2000,林ら 2002, 鈴 木 ・ 菅 沼 2002) 。特に,福岡県農業総合試験場で は,全国に先駆けカキの平棚仕立てによる栽培法(以 下,平棚栽培とする)を開発し,管理作業時に脚立が 不要(急傾斜地では使用割合が80%程度減少)で,軽 作業・省力化が可能なだけでなく,I
松本早生富有J
や「富有 j などでは例年 3t/10a程 度 の 収 量 ( 立 ち 木 受付2010年 7月29日;受理20100三日月12日カキ「寓有jの超低樹高一文字務枝が作業性3収量性3果実品質に及ぼす影響
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仕立て栽培で、は約2.3t/lOa)が確保でき,果実肥大の 促進や着色の前進化,果実糖度の上昇等高品質果実 の安定生産が可能で、あることを明らかにしている(林 2000,林ら 2002,林ら 2004) 。しかし,平棚栽培で は,棚の高さをl.8m程度に設定していることから腕 を上げ、た状態での管理作業が連続し,高齢者や女性 を中心に肩や首等に疲労が蓄積するといった問題点 が指摘されている(福岡県果樹振興協議会・福岡県 農業協同組合連合会 1998,林 2000) 。さらに作業部 の高さが身長比(作業部の高さ/身長x 100で算出) 110%を超える(作業部の高さがl.8m,作業員の身長 は 165cm以下)場合,作業負担の増加や作業効率を 低1下させる(山岸 2005) 等作業性に改善の余地が残 されている。一方,井上ら(1999) は,フラワーネ ットを利用した栽培法で樹高が顕著に低く着果部位が 50~ 125cmの範囲にあるカキの底面ネット栽培を開 発しているが,収量性や果実品質2 作業性に及ぼす影 響やその仕立て方法等不明な点が多い。 そこで,さらなる軽作業化を目的に,I
富有jを用 いて樹高が 2m程度の超低樹高一文字整校法を新たに 開発し,その導入の可能性を検討するために,作業性, 収量および果実品質について,福岡県の主要な仕立て 法である立ち木仕立て栽培(以下,立ち木栽培とす る)との比較を行ったので報告する。 また,超低樹高一文字整枝では主幹の近くに発生し た側枝は強大化しやすく そのような側校上に結実し た果実は果実肥大が不良になる等果実品質が低下しゃ すい。キウイブノレーツやブドウでは,校幹部の環状は く皮処理により果実肥大の促進3 果実糖度の増加,果 皮色の向上等果実品質向上効果が確認されている(森 口ら 2002,藤島ら 2005) 。そこで,超低樹高一文字 整枝で発生する強大な側枝に対する環状はく皮処理の 効果を検討したので併せて報告する。材料および方法
1 超低樹高一文字整枝の仕立て方法 1998年 4月に 1年生「富有jを株間2.5m間隔で、栽植 し,樹勢の制御を目的に防根シート(東レアクスタ ー ポリエステノレの不織布厚さ0.5mm) で根域制限 (縦 2mX横 2mx深さ 0.5m) を行った。 2001年 3月 に地上部 70~80cm の部位で分岐・開張させ 2本の 主枝を養成し,地上部から約 1mの部分に水平に設置 した直管パイプに誘引した。樹齢の進行・樹冠の拡 大に伴い, 2004年までに株間が 5mとなるように間伐 した。 2006年に超低樹高一文字整校用の棚を改修し, 側校は必要に応じて主枝下の直管パイプから両側それ ぞれ約50cmの部分に新たに設置した鋼線に誘引した (第1図)。主枝先端は強く切り返し斜め上に誘引し てその高さを高く維持し,樹冠拡大促進および樹冠完 成後の主校基部の徒長校発生抑制,側校の強大化防止 を図った。主枝長は片主枝2目5m程度を目安とし 3 年程度使用した側校は基音防ミら切除し,新たに発生し た不定芽由来新梢等を利用して結果母校を確保した。 第1図 超低樹高一文字整枝の樹形の比較1) 1)左.超低樹高一文字整校,右上:ム1
:
ち木仕立て栽培,右F
平棚仕立て栽i音50 福岡県農業 総 合 試験 場 研究報告30(2011)
2
仕立て法の遣いが作業性,収量および果実品質 に及ぼす影響 根域制限 (縦 2mx横 2mx深さ 0.5m) を行った超 低樹高一文字整枝 (11年生 :2008年次, 以下一文字 区とする)が作業性,生育 ・収量および果実品質に及 ぼす影響について,同一樹齢の立ち木仕立て樹(関心 自然形,根域制限なし,以下立ち木区とする)と比較 調査した(各区 3~ 4樹供試)。 (1)作業性調 査 33才男 性作業員 (身長 182cm) を対象として 2008年 5月に摘著作業における所要時 間,脚立使用割合,作業時の心拍数を, 7月に摘果作 業における所要時間,脚立使用割合を,12月には女 性作業員 (身長 155~ 160cm) 3名による収穫作業 における所要時間を調査した。 摘奮作業時の心拍数は 心電計 (ALICEAM01-M01ナデックス社)を用い 各試験区の作業時および休憩時(10
分間)に測定した。 また, 2007年 11月には試験樹の全果実において地上 からの着果位置を測定し,作業員の身長を 155cm (女 性の平均身長並み)と想定した場合に予想される作業 姿勢を推定した。 (2) 生育 ・収 量 調 査 2006~ 2008年の 4月に 1 樹内の結果母枝数とその長さを, 4~ 5月にかけて着 奮 数 を 調 査した。さらに 2006年と 2007年の 7月 中旬に生理落果率(生理落果後の着果数/摘菅後の着 膏数 x100) を調査した。摘果は両 I~ とも生理落果 終了後の 7月中下旬に葉果比 20 (慣行)で実施した (摘果は福岡県農業技術課 (2007) に準じ,結果母校 の長さによって調整した)が, 2008年の一文字区で は樹勢の制御と収量の確保を目的に葉果比 15とした。 なお,仕立て法の違いと着果数の関係を明らかにする ために, 1樹当たりあるいは結果母校当たりの着巣(収 穫果)数を調査した。 仕立て法の違いと収量性の関係を明らかにするた めに l樹当たり収量を結実開始した 2001年よ り2008 年の問 (2005年 データ欠測),収穫期の11月 下 旬 12月上旬にかけて適宜収穫 ・調査した。また, 10a当 たり収量は 2001~2003 年まで一文字 125: では株間 2.5m (総主校長に相当) ,列間3.5m (うち樹冠幅 2m,通 路l.5111)の並木植えの栽植本数 105本j10a、で算出し, 間伐実施後の 2004年および2006~2008年は, 株間 5m (総主校長に相当)の並木植え(第2図) ,栽植本数 56本/lOaで算出した。 ー方,立ち木区は 2001~2003 年まで株間 4m x列問 4mの 計 画 密 櫛 (4倍植え) , 栽植木数64本j10a(福岡県果樹栽培技術指針 2007) で算出し, 一次間伐実施後の2004 年およ び2006~ 2008年は,株間 5.6mx列間 5.6mの 計 画 密 植 (2倍植 え) ,栽植本数32本jlOaでh算出した。 2006~2008年には収穫終了後の 12 月に樹冠面積を 調査(樹冠面φ積の算出方法はいずれの区も最大樹冠横 幅 (111) x最大樹冠縦幅 (m)で算出)し, 樹冠面積1
r
r
f
当たりの収量を算出した。 (3) 果 実 品 質 調 査 結 実 開 始 後 6年に当たる 2006 年から 2008年までの 3カ年間, 果実品質を調査した。 調査方法は, 1樹につき 10~ 20果採取し, 果径(横 桂,縦径), 果実重,果皮色 (果頂部, 赤道部,果底 部 カ キ 用 果 実 カ ラーチャート(旧農林水産省果樹試 験場作成)使用),汚損程度(0: 無~ 3:多の 4段階), へ た す き 程 度 (0 :無 ~3 ・ 大の 4 段階)を調査後, 果頂部から果底部にかけてくさび形に果実を切除し, その搾汁液を果笑糖度 (液体糖度計 PAL-1,アタゴ 社)の測定に供試した。 また, 果肉硬度はユニバーサ ノレ果実硬度討を用いて,果実赤道断面2カ所を測定し, その平均値で表した。 主幹 作業道 樹 買 主 枝 L___~ 5mH E
5,
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I
1
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5目
5 5R
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-5 5 +3-5~
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:
I
1 2 1.5 2 1 5 2 1.5 2 1.5 2 1 5 2 1 5 21m25m
第2
図 超低樹高一文字整枝のモデル的栽植距離 3 超低樹高一文字整般における側枝への環状 はく皮処理;が果実品質に及ぼす影響 2007年に超低樹高一文字整校(恨域制限なし)を 4樹 (9年生)供試した。 同一樹内の使用年数が 3年 程度の強大な側枝(基部径が30mm以上)を選定し, l本を環状はく皮区 1本を無処理区として供試し た。1
環業状はく皮処理理.は仕 ヒげ、摘果終了後の6月2泊9日に 処理幅 1cmで 収穫期の1日l月1悶9日に試験区内の果実を一斉に収穫し3 果笑品質を調査し7たこ。なお,調査には試験区内のすべ て の 果 実 (1区 4~ 7果)を供試した。結 果
1
超低樹高一文字整枝の特徴 超低樹高一文字整枝は樹高が 2m程度で、あり,慣行 の立ち木栽培(同約3.5m) や 平 棚 栽 培 (同約 3m) と 比べて顕著に低く,低樹高化が可能な整校法である (第l図)0 1樹内において側校齢別の結果母校数を 調査し, 全結果母校数に対する構成割合を算出した ところ,立ち木区では 4年以上の側校に全結果母校の 45%程度が存在するのに対し,一文字区では枝齢の若 い側枝上の結果母校の割合が高い傾向にあった(第1
表)。また, 第2図に示すとおり, 一文字区では樹冠 が一直線に繋がっており, 多くの果実が主枝に並行し て存在し3 樹冠と並行して作業道を確保することも可 能であった。カキ r~; 有J の超低樹高一文字:整校が作業性 3 収量性,果実品質に及ぼす影響
5
1
第1表 仕立て法の違いと側枝齢別の結果母枝構成割合 (2006~2008年平均1))。
llJ1支出1ii月)1の 結 果w
校 構 成 羽l合 (目)1I lイf.1::n 2{1亡生 イF13: : 4'1生以i 試 験13: F文寸 2,.19 34.9 30.3 9.8 立ち本 16.2 22.i 15.i 必 4 1 )各年とも IJJに制作 2 )各側|主|ーにイJ' {I ナる *~I: )I,~ 1:)校/,(.)1戸l合 :3)前年のノドiL!;jo1ictの新作jに111当 (;;f,jJ, のth来月伎として利JlJnf)2
仕立て法の遣いが作業性,収量および果実品質 に及ぼす影響 (1)作業性調査 一文字区では樹高が顕著に低くな ることから,生育期の主な管理作業である摘奮,摘果, 収穫のいずれの作業においても脚立は不要で,摘果作 業では作業時間が有意に短くなった(第2表)。さら に,掠j膏作業時の平均心拍数は立ち木区で最も多くな り,また,最大心拍数も立ち木 I~: で多い傾向にあっ た(第3茨)。特に立ち木灰では, 6段 脚 立 の 最 上 段 での作業時に最大の心拍数を示した(データl略)。また, 収穫期における全果実の話二果位置は立ち木区では地上 67 ~ 31lcmで平均着果位置は約 170cmに対し,一 文字区では地上63~ 153cmで同約 100cmと顕著に 低くなった(第4表)。これらの着果位置から推定さ れる収穫時の作業姿勢(作業員の身長を 155cmとし た場合)は,立ち木区では脚立・踏み台作業から座り 込み作業まで多額の作業姿勢が出現し,特に作業負担 が大きいとされる脚立や踏み台作業, 肩上・手上げの 作業姿勢が多く出現することが推定された(第3図)。 一方, 一文字区では中腰姿勢が多くなるものの,作業 負担が比較的小さい手下げ姿勢が70%近く出現する ことが推定された。 (2) 生育・収量調査 l樹当たりの結果母校数は年 次を経るごとに立ち木区で有意に多くなったが,結果 母校長は仕立て法による違いはなく,結果母校当たり の着奮数は仕立て法による一定の傾向は認められなか った(第5表 , 一 部 デ ー タ 略 )0 2006年, 2007年と も生理落果率がユ'1:ち木区で有意に高かった(第6表) が,1f封当たりの着果数は仕立て法の違いにかかわら ず増加l傾 向 に あ り , 結 果 母 校当た り の 着 果 数 は 一 文 字灰で多くなった(第7表)0 1樹 当 た り 収 量 は 結 実 開始以降2007年まで仕立て法による有意な差はなか ったが, 2008年は立ち木区で有意に多かった。また, 10a当たり収量は一文字1
3
で安定して多い傾向にあり, 特に 2006年以降は立ち木区より有意に多く, 2008年 は約2.3tjl0aと立ち木栽培の成園並みの収量が得られ た。さらに,結実開始からの 8年間(うち l年は欠測) の10a当 た り の 累 積 収 量 も 一 文 字 区 で 4.6tほど多か った(第4図)。また3 樹冠面積 11
1
1
当たりの収量は 2006年以降,年次を経るごとに一文字区で多くなっ た(データ│略)。 (3) 果 実 品 質 調 査 果 実 品 質 は 果 径 ( 横 径 ) ,果実 重,果皮色3果実糖度等で年次による変動が認められ たが3その他の品質も含め仕立て法による違いはほと んどなく,へたすきの発生程度がわずかに立ち木区で 多くなる程度であった(第8表)。3
超低樹高一文字整枝における側枝への環状 はく皮処理が果実品質に及ぼす影響 側枝への環状はく皮処理により3果実重と果実糖度が 顕著に増加し,果頂部等果皮色が促進される傾向にあ った(第9表)。また3環状はく皮処理によりへたすき 程度がやや大きくなる傾向にあったが3有意な差では なかった。なお3環状はく皮部はビニーノレテープ等で 保護せず露出させたままであったため3収穫期になっ てもゆ合することはなかった(データ│格)。 第3
表 摘蓄作業1)時の心拍数2)(2008年) ~-^~険区 平(商芯布薮拍/分) -:;:cj': 86. 6b'll 立ち本 90.1" {ノド~{ 8:3.9c !?j会定 料 1) 高実芯布薮u
自/分) 99.5 110.,1 1 )摘伯作業に使川した)出I¥'):はアノレミ製-CI¥::iさ1.8m( 6段) 2 )心j(l数は心','li:首│にて訓ft(被験者 3:L};JJ刊) 調査の手陣!i土,まず 文 乎 I:>S:の摘'I'r;:を行い, 10分 IIUの休憩を とった後:v.ち木│メの摘出を行い, IlfJJf1 0分間の休f:iHを行い】この I" f'i' を 31 口 I~;ï!りiIiした
:3) Tukcyの多iEj食定により, )'1¥:>('1川!土 1')(,;j(iff,でイ「意j主あり .+JF検定により,料は I%;)(;fl,で有立ノ長あり 第4表 仕立て法の遣いと果実の着果位置 (2007年) 試験│正 全 巣 支 の ~~(県{立 iul) (cm) -'jLJ勾 ifi !1H立 r~l (cm) X守 63~1 ,,3 10:3.9 ,'1.ち木 6ï~311 liO.2 L検定 一 件:!l 1) 200i年11)~に地上部からの I\~'l さを調うま 2 )工検定より,件は 1%水準ーで有意主主あり 第2表 仕 立 て 法 の 違 い と 生 育 期 に お け る 管 理 作 業 時 間1) (2008年)
盛正
J
摘 果 収 穫 試 験 区 l膏当た り 脚立割合:l) ( 秒 / 昔 見 ) l果当た り 附l立存]1合 (秒/果 切) l果当たり 脚 立 割 合 (秒/果 お) 一文 字 2.4 0 立ち木 3.1 61.9 t検 定 njl) 1 )各作業H寺聞にJ[封l立移動時間は含まない 5.4 8. 1*
O 49. 6 2 )摘昔、摘さj;!;は男性(身長 182cm) 名、収穫は久性(身長 155~ 160cm) 3) J[t[J立割合は各管:El!1作業における依[J立を使用して作業した時間の割合 4) t1
I1i
定 に よ り * は 5%ノk
準で有意差あり nsは 5%水準て市意差なし 4. 3 7. 3 ns O 57.1 3oI古で実施52 福岡県農業総合試験場研究報告30(2011) 第
5
表 仕 立 て 法 の 遣 い と 結 果 母 枝 数 , 着 着 数1)(2006-2008
年) l樹当たりの結巣母校 数 結果母枝当たり着 語数 試 験 区 ( 本 / 樹 膏 / 結 果 母 校 ) 2006 2007 2008 2006 2007 2008 平均 一文字 56.3 60.3 81.7 7.5 5.7 7.9 7.0立ち木
65.3 97.3 131.0 6.8 6.7 5.1 6.2 t検 定 ns2) 本 仲 間 ns 料 ns 1)各付とも結果同校数ぽ 4月調査,着苦数は 4 月下旬~ 5)~ J~. 句調奄 2) t検 定 に よ り , 料 は 1%水 準 で * は 5%水士宮ミで有意差あり nsは 5%水準て。布若:差なし 到1立 口立ち木r
:
;
多古 ロー:文字 肩上 司. ..
.
.
中目要 座り込み 内 、 M 10 2fJ 30 40 50 60 70 1) 出現頻度(%) 第3
図 着 果 位 置 か ら 推 定 さ れ る 仕 立 て 法 の 遣 い と 収 穫 時 の 作 業 姿 勢 の 出 現 頻 度(2007
年)
1 )全果実の疋i
*
位(泣から作業姿勢を折tJご(作業員の身長を 155c1IIと想定) 2)t検定により,料は 1%水市で, バま 5%7Jdl!で午:i古:差あり, ns は 5% ノ'Kt\!'でイ有志~3.f なし 第6
表 仕立て法の違いと生理落果率1)(2006,2007
年) 止i
三理落果率(%) 2006 2007 17.7 7.7 32.4 14.2立一宇木定
験一文ち食
試 一 一 立 叶 ゾ ︼ ) ψ A γ 士 6 士 白山 平 1 ) 同l句二とも 7月r
l
-
'
旬i澗主F よl二理務占"
r
率 生脱落果後の希ー呆 t5':/+商~~~:後の'1奇;品:数 X100 2) l検定により, **!土l% kil!jで有:を;差あり 第7
表 仕 立 て 法 の 違 い と 着 果 数1)(2006-2008
年) 試 験 区 l樹当たりの着果数 (果/樹) 結 果 母 校当たり着果数 (果/結果母校) 2006 2007 2008 2006 2007 2008 平 均 一文 字 94.8 106.3 153.3 1.78 1.77 1.92 1.82立ち木
95.3 139.0 183.0 1.43 1.44 1.39 1.42 t検 定 ns2 ) ヰ ns ヰ ヰ ns ヰ 1 )生埋落果終寸後の着呆(収穫呆)数を示す 2) t検 定 に よ り * は 5%lKf¥gて占有意差あり nsは 5%水 準 で 有 意 差 な しカキ 「富有Jの超低樹高一文字整校が作業性,収量性,果実品質に及ぼす影ー轡 53 70rlloa当ιFドYoJおよび県民収lltti ) (2001-2008'1'-:2005'1は欠測) 、ドYoJ-文寸 .1日01kg島{Ui-'X寸 11.899kg 1I 立ちぷ I.IIG同 立ち本 i,.1lOkg 60ト' 第4図 仕立て法の違いと収量(2001-2008年) 1) 2005{jーはデータ欠測 2) 2001 年は統計結果欠損j :3)t 検定により,料は I%/K準で*,村立 5%ノI
,
lrl,
て、有意差あり, 'iS, nsは5私y伝子供で有志:差なし(大 文寸は l 樹当たり収 iA ,小文~-は 10"当たり I以 iii; を 汗、寸【) -l)2003 イ ló~xf藍終γ後に( 次)1m伐実施 5) 10"、'iたり収litの算t¥!-J~~ 礎 一文'ド 2001 ~2003 1,f 栽 M本数 105本/10" W!ミIltl2.5 rnX 3'IJII,f13.5 tn) 200'1イr,2006~2008作,放柄本数,, 6木/10"w
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5mXタIJIlfJ3.5m) :fJち本 2001~2003年,絞 W!計、1泣かl 木/10" (株1111'1m XタIHIl)'1m: 4(古川}え) 200'1年, 2006~2008{r; ~対立本数32本/10" (1米1111.S.6mXヂ)1[t:15.6111: 2(古仙一え) 6) 200 1 ~2008 イJ'- (2005"j'欠測)の10"当たりのとド均お よび泉、制I1又likは,し、ずれも 1%木市=で(1立て1去によ るイI立法あり 2,500 -・・~ÃT! 問、 'ílより収 M c:::::コ立ち、ィ1f.)1当たり取'Ikネ ー・ー 士~j': lOiI~íたり収 l立 --cーの,ちイ、JO‘.当た'1収It. 2,000 c 1.:100~主 -'""
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Z) 良 へたすき?I ( 日rix) (k日) 15.5ab・1)1.5'1 bc 14.1b 1.29c 15. 6ab 1.78ab 15.7ab l.91a 16.23 1.63b 1653 1.59b*
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表 2006 年 次 2007 ns*
強 大 な 側 枝 に 対 す る 環 状 は く 皮 処 理 と 果 実 品 質 (2007年) 第9表 へたすき21 ~~;;k;重 県:)Y: 色(カテ'f1ート f~;J) 果:;JミtiH度果│ムH泌!J!'') (g) ..JR頂部 赤道古¥1栄 底 部 (13rix) (kg) はく!
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員21 0.4 O. 0 ns 試験l三 で の 作 業 と 比 べ て 不 安 定 な 姿 勢 が 多 く3 さ ら に 脚 立 の 移 動 や 昇 り 降 り と い っ た一連 の 作 業 が 加 わ る た め , 作 業 者 の 負 担 は 大 き い と 考 え ら れ て い る 。 本 報 告 で は 摘 菅 作 業 時 の 心 拍 数 を 比 較 し 脚立が必要な立ち木栽培ー よ り も 超 低 樹 高 一 文 字 整 枝 で 心 拍 数 が 有 意 に 少 な く な り , 作 業 者 の 負 担 が 軽 減 さ れ る こ と が 示 唆 さ れ た 。 ま に 超 低 樹 高 一 文 字 整 枝 と 平 棚 栽 培 と の 直 接 比 較 は 行 っていないが, こ れ ま で の 研 究 で 平 棚 栽 培 は 各 管 理 作 業時間が立ち木栽培の 70~80% であるとの報告があり (林 2000) , 超 低 樹 高 一 文 字 整 枝 は 平 棚 栽 培 と ほ ぼ 同 程 度 の 作 業 時 間 短 縮 効 果 が あ る と 推 測 さ れ た 。 一 方 ,考 察
超 低 樹 高 一 文 字 整 枝 は , 樹 高 が 2m程度と!司樹齢 の 立 ち 木 仕 立 て 樹 ( 同 約3.5m) と 比 べ て 樹 高 が 低 く 3 地上からの高さ 90~ 125cmの 範 囲 に 多 く の 果 実 が 分 布 し た 。 立 ち 木 栽 培 で は 各 管 理 作 業 時 に 脚 立 の 使 用 が 50~60%程度必要となるが低樹高化により各管理作 業 に 脚 立 は 不 要 と な り3 摘 果 時 間 が 立 ち 木 栽 培 の70% 程 度 に 短 縮 し た 。 さ ら に , 作 業 員 の 身 長 を 155cmと 想 定 し た 場 合 , 収 穫 作 業 の 約70%が 手 下 げ 姿 勢 と な る こ と が 明 ら か と な っ た 。 通 常 , 脚 立 上 で の 作 業 は 地 上54
福岡県農業総合試験場研究報告 30(2011) 着果位置が約l.8m付近に多く分布し,各管理作業に 脚立がほとんど不要な平棚栽培でも,摘著作業時にお ける肩音1)の疲労度は立ち木栽培との聞に有意な差はな いとしており(林 2000) 肩上等の作業姿勢が少な い超低樹高一文字整枝で、作業負担が小さくなることが 推察された。 管理作業における作業動線は,作業員の移動距離に 関連するなど作業効率を左右する重要な項目である。 ブドウの短梢せん定では,長梢せん定よりせん定作業 が単純化されるだけでなく,作業員の移動が直線的に 行われるため効率的な作業管理が可能で,長梢せん 定と比べて20%程度作業時聞が短縮するとされている (山梨県果樹園芸協会 2007) 。立ち木栽培では果実 が垂直方向だけでなく水平方向にも着果しているため, 作業者の移動距離が長くなる傾向にある。平棚栽培で も脚立は不要であるものの,水平方向には果実が樹冠 全体にまんべんなく着果し,作業者の移動距離は長く なりやすい。これに対し 超低樹高一文字整枝で、は第 2図に示すとおり樹冠が一直線に繋がっており,果実 も主枝に並行して着果している。このことからp 作業 者は直線的に移動することができ,移動時間に無駄が なくなり,その結果,作業時間の短縮につながる可能 性が示唆された。 次に,低樹高化で問題となるのは収量性で、ある。郷 ら(1986) は低樹高化に伴い収量性の低下を指摘し, その対策として密植を推奨している。文室(1999) は, r 刀根早生J の低樹高栽培で 303~ 455本/10aの 超Wr'fïl自により,樹齢 5~ 8年生の樹で 4~ 5t/10aの収 量が得られ,早期収量確保が可能なことを明らかにし ている。また,井上ら(1999) も「富有J
の底面ネ ット栽培において株間 2m の密植栽培で、成固化後 4~ 6t/10aの収量が確保で、きることを示唆しているが,い ずれの栽培法も列間が短く,スピードスプレーヤ(以 下,s
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とする)や運搬車等の導入は不可能な状況に ある。本研究でも,超低樹高一文字整枝の収量性を高 めるために 105本/10a程度の密植栽塙を行い,半期収 量確保が可能で、あることを示した。その場合の収量は 1. 5~ 2t/lOaと, これまで、の低樹高趨密植栽培の報告 に比べて低いが,超低樹高一文字整枝は作業道をjふく f確保することによりs
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や運搬車を利用することがで き,軽作業化を可能とする栽培法であるため,導入の 可能性も十分にあると考えられる。 結果母校当たりの若奮数は,仕立て法による一定の 傾向はみられなかったが,生理落果率は庖低樹高一文 字整校で立ち木栽培に比べて低く,結果母校当たりの 着果数が多くなった。林ら (2004)は,平棚栽培で は結果母校当たりの着膏数が増加し,生理落果率が低 下するなど収量確保に有効であり,それらの要因のー っとして結果母校の誘引による効果をあげている。本 研究では,結果母校を多めに配置し,上向きに立って いる結果母校を中心に誘引を図ったことで,生理落果 が軽減され,着果数や収量:の確保につながったと推察 される。 以上のことから,超低樹高一文字整枝は脚立作業の 解消,手下げ作業姿勢割合の増加,作業動線の直線化 等,軽作業化が可能なだけでなく,早期に慣行の立ち 木栽培の成園並の収量確保を可能とする整校法である と考えられる。しかし,本研究は根域制限条件下によ る結果であり,根域無制限条件下での着蓄性や収量性 等については,地上部と地下部のバランスや新梢の伸 長程度等を考慮しながら,樹冠面積の拡大,結果母校 数や着果負担の多少等が樹勢に及ぼす影響についてさ らなる検討が必要で、ある。 文室(1999) は,カキの葉果比の違いにより果実 重が変動することを指摘しており,葉果比が小さいほ ど着果負担は多く果実が小さくなりやすくなる一方 で,果皮色や巣実糖度には差がないとしている。さら に立ち木栽培の下層部では光環境の劣化により,着色 が悪くなったり小泉となることを指摘している。本研 究でも,立ち木栽培の下層部では品質の劣る果実が散 見された。一方,超低樹高一文字整枝では結果母校や 側枝の誘引による着果数の確保を図り,さらに 4年以 上の側枝を原則としてせん定時に切除することで樹内 の側枝年数は若くなり,その結果,葉材比は大きくな り,業でイ'!fられた同化産物の果実への転流が促進され, さらに樹勢をやや強め(4年程度経過した側校を切除 した部分から不定芽由来の新梢が 2~ 3本発生する程 度)に維持することで立ち木栽培と同程度の果実品質 が維持で、きると考えられる。また, 2008年の超低樹 高一文字整校では,r
富有j の着果基準である葉果上じ 20 (福岡県農業技術課 2007) より多い葉果比 15とし たが果実肥大に顕著な差はなかった。不定芽由来の新 梢の葉数が増加した分,果実肥大に及ぼす影響は小さ かったと推察され,葉果比15でも立ち木栽培並みの 果実品質が維持できると思われる。 一方2 主幹近くの基部径が大きい側枝では栄養生長 が盛んとなり,生理落果や果実肥大不良等が発生しや すかった。そこで, これら強大な側枝に対して環状は く皮処理を笑施したところ,果実肥大が顕著に促進さ れ,果頂音1)の着色が向上する傾向にあり,果実糖度 が増加した。カキに対する環状はく皮処理については, 藤本・前阪(1998) や千々不1Iら (2008) が 6月1:1二l句 の処理で 16~40% 程度の果実肥大促進効果や果皮色の 促進,果実糖度の増加l等を明らかにしており,本研究 の効果を支持するものであった。なお,藤本・前阪 (1998) ははく皮処理による樹勢の低下を懸念して いるが,超低樹高一文字整校で、は,はく皮処理をした 強大な側枝はせん定時に切除することを前提とするた め,ゆ合不良等による樹勢への影響は小さいと考えら れる。また,環状はく皮処理時間は 1側校当たり l分 程度(データ11洛)で 1樹に対して処理に該当する側 枝は 3~ 4本程度, 10a 当たり約 3~ 4時間程度の作 業時間の増加につながるが,管理作業 H寺間全体の短縮 効果と比較すると, これらの増加分は経営上大きな影 響はないと考えられる。 超低樹高一文字整校のせん定については,原則とし て 4年以上の側校を基部から切除し,残った 2~ 3年 生側枝の切り返しゃ不定芽由来の新梢の誘引によって 樹冠を埋めていく作業が必要となる。一方で,のこぎ り等を使用して切除する側枝が明確となることや,結 果母校や側校の配置を平面的に検討できること等によ りせん定作業の単純化が可能となり,経験年数の浅い 作業者でも十分対応できる整校法と考えられる。また3 薬剤防除に関してもs
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の導入が困難なほ場において,カキftEf有jの超低樹高一文字jfJ肢が作業性,11'Z:!il'性,泉笑品質に及ぼす影響