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写真 -1 測定の様子 コンクリートの

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Academic year: 2021

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Ⅴ− 3 第38回土木学会関東支部技術研究発表会

写真 -1 測定の様子 コンクリートの

コンクリートの コンクリートの

コンクリートの凝結に伴う電気伝導率の特性と影響因子の検討 凝結に伴う電気伝導率の特性と影響因子の検討 凝結に伴う電気伝導率の特性と影響因子の検討 凝結に伴う電気伝導率の特性と影響因子の検討

芝浦工業大学 学生会員 ○白川 順菜 芝浦工業大学大学院 学生会員 村上 拡 飛島建設株式会社 正会員 阿保 寿郎 芝浦工業大学 正会員 伊代田 岳史

1. 目的

コンクリート構造物のコールドジョイントを抑制 するには,連続的かつ迅速にコンクリートを打重ね る必要があるが,その許容時間は現場によって異な るため,一律に定めるのは困難である.よって,各 コンクリートの凝結進行度を直接捉え,打重ね許容 時間を把握することが望ましい.そこで,阿保ら

1)

は電気伝導率に着目し,打設後数時間のコンクリー トから電気伝導率のピーク時間と凝結の進行程度を 捉える貫入抵抗値との相関を確認した.本研究では,

コンクリートの各種配合条件が電気伝導率に及ぼす 影響を把握するため,混和剤,単位水量,セメント 種類を変化させた配合を作成し,電気伝導率の測定 を行った.また,配合によりブリーディング量が異 なると考えられるのでブリーディング水の採取も同 時に行い,比較検討した.

2. 実験概要

2.1 試験方法

(1) 電気伝導率の測定

練混ぜ直後に,型枠(φ10×20cm) に詰めた供試体へ電気伝導率計の 電極を一定高さに直接差し込み,電 気 伝 導 率 を 5 分 間 隔 で恒 温 室 (20℃ RH60%)にて測定した.さら

に,電気伝導率は温度の影響を受けるため,同時に 温度も計測し補正式 (1) を用いて温度補正を行った.

測定の様子を写真 -1 に示す.

K

25

=

ሼଵା଴.଴ଶ×ሺ୲ିଶହሻሽ

(mS/cm) (1) K

25

:25℃の電気伝導率 K

t

:t℃の電気伝導率 t:液温(℃)

(2) ブリーディング水の採取

JIS A 1123 「コンクリートのブリーディング試験

方法」を参考に電気伝導率を計測した際と同形状の 型枠にコンクリートを打込み,ブリーディング水の 採取を行った.

2.2 混和剤の影響

混和剤が電気伝導率に及ぼす影響を把握するため,

減水剤の添加量をパラメータとしたモルタルの電気 伝導率を測定した.減水剤(ポゾリス No.70)の添加率 は 0(プレーン), 0.25,0.50,1.0%とした.さらに JIS

R 5201 に従いフロー試験を実施し,フレッシュ性状

一定の配合を作成した.使用した配合を表 -1 に示す.

2.3 単位水量の影響

W/C が等しい配合において単位水量が異なる場合 と,W/C の違いが電気伝導率への影響を把握するた め, W/C=40 , 50 , 60% でそれぞれ単位水量を変化さ せた.使用した配合を表 -2 に示す.

2.4 セメント種類の影響

セメント種類の違いが電気伝導率に及ぼす影響を 把握するため W/C=50%の普通ポルトランドセメン ト (OPC) ,早強セメント (HPC) ,低熱セメント (LPC)

表 -1 混和剤添加率変化時の配合

表 -2 単位水量変化時の配合

表 -3 セメント種類変化時の配合

W/C c/s フロー値

(%) (%) W C S (mm)

プレーン 33 905 203

0.25 30 982 202

0.50 29 1027 202

1.0 28 1070 197

減水剤

50

単位量(Kg/m

3

)

175 350

W/C s/a

(%) (%) W C S G

L 135 338 873 1048 M 155 388 829 995 H 185 463 763 916 L 150 300 907 1004 M 170 340 865 958 H 200 400 802 889 L 162 270 941 962 M 182 303 900 921 H 212 353 839 858

単位量(Kg/m

3

) 凡例

48

50 セメント

種類 40

50

60 OPC

46

W/C s/a

(%) (%) W C S G

OPC 865 958

HPC 864 957

LPC 867 961

セメント

種類 単位量(Kg/m

3

)

50 48 170 340

供試体

電気伝導率計 電極

キーワード 電気伝導率 打重ね コールドジョイント ブリーディング

連絡先 〒135-8548 東京都江東区豊洲 3-7-5 芝浦工業大学 TEL 03-5859-8356 E-mail [email protected]

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Ⅴ− 3 第38回土木学会関東支部技術研究発表会

の配合を作成した.使用した配合を表 -3 に示す.

3. 実験結果 3.1 混和剤の影響

試験結果を図 -1 に示す.電気伝導率は添加率 1.0%

を除いて,その値が上昇し,プレーン,0.25,0.5%

の順でピークを迎え降下した.また電気伝導率の値 は減水剤が含まれている試験体は同様の値を示し,

プレーンにおいては数値が高くなった.本研究では この結果から,混和剤の影響が大きいと捉え以後減

水剤は 0.25%に統一し混和剤による影響を排除した.

3.2 単位水量の影響

W/C=40, 50,60%のブリーディング終了時間と電

気伝導率のピーク時間の結果を図 -2 に示す.ブリー ディングの収束と共に電気伝導率がピークを迎える 場合もあるが,一概には言えないことが把握できた.

一方, W/C と電気伝導率のピーク時間の結果を図 -3 に示す.単位水量が異なっても W/C が等しければ材 料分離が認められた 60H を除いて,ピークを迎える 時間はほぼ等しいという結果になった.

3.3 セメント種類の影響

セメント種類による試験結果を図 -4 に示す.電気 伝導率のピークとブリーディング(Br)の終了時間は,

早強セメント(HPC),普通ポルトランドセメント (OPC),低熱セメント(LPC)の順で現れた.また,水 セメント比が等しくても,セメント種類が異なれば ピーク時間が異なる事を確認した.

4. まとめ

本研究において得られた,電気伝導率に与える影 響因子に関して以下にまとめる.

(1) 混和剤は電気伝導率の数値とピーク時間へ影響を 与えることが分かった.

(2) 本研究の範囲では,電気伝導率とブリーディング の相関性は認められなかった.

(3) 同種のセメントであれば単位水量が異なっても W/C が等しければ,ピーク時間はほぼ等しいことが 分かった.

(4)W/C が等しくても,セメント種類が異なればピー

ク時間も異なることを確認した.

参考文献

1) 阿保寿郎ほか:電気的な特性値を用いたコンクリート の凝結の進行の把握に関する基礎実験, 土木学会第 65 回年次学術講演会講演概要集,pp.1015-1016,2009.

図 -1 混和剤の影響

図 -2 ブリーディングとピーク時間

図 -3 W/C とピーク時間

図 -4 セメント種類の影響 1.5

2 2.5 3 3.5

0 200 400 600

電 気 伝 導 率 (m S /c m )

経過時間(分)

プレーン 0.25

0.5 1

100 150 200 250 300

100 150 200 250 300

ピ ー ク 時 間 (分 )

ブリーディング終了時間(分)

40H 40M 40L 50H 50M 50L 60H 60M 60L

120 130 140 150 160 170 180 190 200 210 220 230

30 40 50 60 70

ピーク時 間 (分)

W/C(%)

40H 40M 40L 50H 50M 50L 60H 60M 60L

0 5 10 15 20

2 2.5 3 3.5 4 4.5 5 5.5 6

0 100 200 300 400 500 ブ リ ー デ ィ ン グ 水 量 (m ℓ)

電 気 伝 導 率 (m S /c m )

経過時間(分)

HPC OPC LPC

BrHPC BrOPC BrLPC

参照

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