九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
[8]九州大学応用力学研究所技術職員技術レポート表 紙奥付等
http://hdl.handle.net/2324/1961349
出版情報:九州大学応用力学研究所技術職員技術レポート. 8, 2007-03. 九州大学応用力学研究所 バージョン:
権利関係:
技術職員技術レポ
ート第8号の発行に寄せて
九州大学応用力学研究所の 「技術職員技術レポートJは, 2000 年 3 月に創刊された。 当 時の高橋清所長が記した 「応用力学研究所技術職員技術レポー ト Vol. 1 発行に寄せてJに よると, 「技術職員が時間をかけて取り組んだ結果得られた技術的な成果を, 詳しいレポー トにして内外の人々の参照に供することは有意義なことではなかろうかJとの考えの下に,
「研究所における技術職員の日頃の活動を目に見えるようにすることJを目的として創刊し たとある。 その背景として, 1997 年4月に行われた研究所の改組が挙げられる。 この改組 によって, 研究所は, 「力学に関する学理及びその応用の研究Jを設置目的とする, 九州大 学附置の全国共同利用研究所に生まれ変わった。 同時に, 研究所に技術室が設置され, それ まで各研究室に配属されていた技術職員(当時は技官)は, 全員が技術室に所属することに なった。 この新しい技術室の活動を具体的に示すーっの試みとして, 「技術職員技術レポー トJの発行が企画された。 創刊号は, 15 編のレポー トを納めた全 133ページの立派な技術 報告誌となった。
以来, 毎年3 月に, 十数編のレポー トを納めた全100ページ超の「技術レポートJを発 行し, 昨年(2006 年)3月には, 16 編のレポー トを納めた全 140ページの 「技術レポー ト 第7号」を発行した。 それらの内容は, 研究所のホームページの 「技術報告Jコーナー
(http://www.riam.kyushu-u.ac.jp/gikan/houkoku_frame.htm)にも掲載されている。
ところで, 研究所の技術職員も御多分に漏れず高齢化が進んでおり, 数年以内に 10 名程 の職員が定年を迎える。 これまでの長年にわたる経験によって培ってきた知識 ・ ノウハウを,
後継の技術職員にいかにして引き継ぐかが, 喫緊の課題となっている。 この問題を少しでも 解決するために, 現在, 各技術職員が持っているそれらの知識 ・ 技術を書き物として残す努 力をしている。 今回の第8号はその活動の一環としても位置付けられている。 その結果,
18 編のレポー トを納めた全 170ページに及ぶ大部の技術報告誌となった。 この 「技術レポ
ー トJが多くの人々に参照され, 様々な形で活用されることを願っている。
応用力学研究所が附置されている九州大学は, 2004 年に国立大学法人として文部科学省 から独立した。 今後, 研究所の役割や位置付けが変っていく可能性があるが, 研究所の基本 が立派な研究をすることであるのは変らない。 特に, 実験的な研究, 野外観測を伴う研究,
大きな数値モデルによる研究, 大型装置を用いた研究などでは, 経験豊かで高度な技術 ・能 力を持つ技術職員による研究支援が不可欠である。 さらに, 全国共同利用研究所としての役 割を果たすためにも, 彼らの様々な形での研究 ・ 技術支援が必要である。 技術室技術職員の これまで以上の活躍に期待して, 「技術職員技術レポー ト第8号Jの発行に寄せる言葉の結 びとしたい。
2007年3月
応用力学研究所長 今脇資郎