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我が国の工業生産と私たちのくらし ( 14 時間 ) 指導上のポイント 資料提示 おもな国の自動車生産台数の変化 を見せ 日本は世界一の自動車生産国であることを伝え 意欲をもたせる 日本の自動車生産を調べよう 環境 資源 日本の自動車工業を取り巻く問題点 どれくらい? どのように? 他の自動車は?

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Academic year: 2022

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1.生活に欠かすことのできない工業製品

本単元のねらいは、私たちが便利で快適な生活を送る上で、欠かすことのできない工業製品が、

それに従事している人々の様々な工夫や努力、また、貿易や運輸の働きなどに支えられながら生 産されていることを理解することである。その工夫や努力とは、工業製品によって多尐の違いは あっても、消費者の多様な需要に応え、環境に配慮して生産を高めているということである。こ こでは、工業製品を具体的に調べることから、私たちが工業製品によって便利で快適な生活を送 っていることを手がかりにして、生産者の工夫や努力に迫るように学習を構成する。

2.環境・今日的問題へ配慮する電気自動車

本単元では、工業製品として自動車を取り上げる。自動車工業において,自動車を生産する意 図が以前よりもずっと多様になってきている。使用目的や個人の趣味を捉え、売れる車を生産す るだけではなく,環境・資源問題,交通・都市の過密の状況などに対応していることも重要な背 景となっているのである。

子どもたちは,多くの種類の自動車があることは見えているが,自動車生産におけるこの背景 は見えていない。そこで,本単元では,電気自動車を取り上げ学習を構成する。電気自動車は,

これからの自動車生産を考える上で大変注目されている分野である。これまでは費用やインフラ 整備などの面からなかなか普及が難しかった。しかし,現在では性能の向上、インフラ整備の兆 し、そしてハイブリッドカーを筆頭に人々の環境に対する関心の高さが要因となり、注目を浴び ている。また、尐しずつではあるが実用化されてきている。

このような視点で電気自動車を見つめることを通して,日本の技術力が私たちの生活やより良 い地球環境を支えていることや,日本の工業の様子や特徴,今後について考えさせていきたい。

3.具体的な調査活動や実験から、実感的に学習を

座学では、電気自動車のよさや環境問題についての意識を、なかなか実感的に捉えることが難 しい。学習の中では、具体的資料や実際に調べる活動を取り入れ、実感的な理解を促したい。

①自動車オーナーへの聞き取り調査…選ぶ際の視点、自動車に望むことを捉える。

②普通自動車と電気自動車との比較

③排気ガスの実験…排気ガスの排出量の違いを、袋にためるなどして実際に比較してみる。

5年 社会科

「我が国の工業生産と

私たちのくらし」

自動車によって、私たちは便利で快適な生活をおくるこ とができています。自動車工業は、その性質上、環境問題や エネルギー問題と密接な関係があります。二酸化炭素や排気

ガス、資源の枯渇などが地球規模の問題になっている現在、どれだけ環境に配慮した自動車を生産 し、販売するのかという技術なくしては、自動車工業は成り立たないのです。

この学習では、「電気自動車」を取り上げ、自動車を製造する側の視点だけでなく、エネルギー 環境の視点も視野に入れたこれからの自動車生産を考えていくようにします。子どもたちが、日本 の工業技術が世界の環境・資源の問題に対応していることを捉えていくことをねらいます。

(2)

■「我が国の工業生産と私たちのくらし」(14時間)

主な学習活動 指導上のポイント

現地生産の増加 外国に日本の工場

生産台数の半分は輸出 輸出しやすい港・道路

○資料提示

「おもな国の自動車生産台数の変化」を見せ、

日本は世界一の自動車生産国であることを伝 え、意欲をもたせる。

○工業単元の重要なねらいである、自動車生産の 流れ・工夫・努力を、見学を行うなどして、し

っかりと理解させる。

※見学先候補

「トヨタ自動車苫小牧工場」

〒059-1393

北海道苫小牧市字勇払145-1

○外国との関係だけでなく、日本の自動車工場の 立地条件や、工業の集中する太平洋ベルトなど にも触れることができる。

どれくらい?

どのように?

他の自動車は?

自動車の生産の様子

・世界トップクラ スの生産量

・分業、機械化さ れ た 生 産 シ ス テム

・ハイブリッドカー 水素自動車 環境・資源…

日本の自動車工 業を取り巻く

問題点

・資源は輸入に 頼っている ・枯渇しそうな 資源量の実態 ・高い技術力に よ る 性 能 へ の 信頼

高い技術を基に様々な問題・

ニーズに対応!

それが日本の自動車工業なんだ

日本の自動車工業の現状を調べよう

現地生産

生産と輸出

日本の自動車生産は世界と共に 発展しているんだね。

日本の自動車生産を調べよう

(3)

主な学習活動 指導上のポイント

ハイブリッド車 燃料電池車 電気自動車

日本の発電 これからの発電

・火力中心 ・原子力

・需要が多い ・問題点

自分たちができることはないかな?

○国内 CEV 普及台数のグラフを見せ、現在注目 されている自動車であることを実感させる。

○可能であれば、ハイブリッド車や電気自動車な どを実際に見せ、ガソリン車との比較をすると 効果的である。

○電気自動車と軽自動車の大まかな金額を比較 し、問題意識を生ませる。

※ 2009 年経済産業省による

「EV・PHV タウン」

東京:5 年間で累計 15000 台普及させる。

神奈川:2025 年までに 12 万台の普及を目指す。

そのほか青森、京都、新潟、福井、長崎、愛知も。

○電気の重要さに触れ、これからの電力供給につ いて考えさせる。

○現在の電力供給グラフを紹介する。

これからの自動車生産を調べよう

売れ行き好調 関心が高い

クリーンエネルギー車は、未来の ことを考えているね。

電気自動車と軽自動車は同じ車種でも 10 年使って、こんなに違う!

【環境のため】

買う人がふえていく 未来へつながる

メーカーも、買う人も、周りも一体となって これからの車社会を作ることが大事なんだね。

自動車生産は、他の様々な産業と 関連しているんだね。

日本の電気は大丈夫のかな?

・車の大きさはおなじくらいだ

・乗り心地も変わらない

・音が静かだ

・排気ガスを見てみよう

電気自動車と軽自動車では約 270 万円もの差が!!

・エコカー減税

・補助金

・その他企業も

こんなに高級な電気自動車を導入するのはどうして?

【エコのイメージ】

環 境 に 優 し い ま ち づ くりができる クリーンエネルギー車ってどんな種類があるのかな?

(4)

■授業例

◆授業のねらい

軽自動車に比べ値段の高い「電気自動車」を生活に導入する意味を考えることを通して,現在の自 動車社会を維持することの大切さ・現在の課題に気づかせる。

主な学習活動 指導上のポイント

CEV(クリーンエネルギー自動車)ってすごい!

・環境の意識が ・補助金

・インフラ整備に ・エコの推進

・買いやすくなる ・地球規模で ・利益につながる

・プロジェクターなど を 利用 し て、 CEV

ク リ ー ン エ ネ ル ギ ー 自 動 車 の 普 及 台 数 が こ こ 数 年 で 大 き く 増 え て い る こ と を 視 覚 的 に 捉 え させる。

・様々な減税や補助金 の存在を伝える。

・実際に取り入れよう と し て い る 都 道 府 県 や 企 業 の 取 組 を 紹介し、改めて考え 直させる。

・自動車から電気へと 視点を変えていく。

こんなに高級な電気自動車をどうして導入するの?

「地球全てに優しいこと」につながるんだ。でも、自動車メーカーだけ でなく、国全体で取り組む必要があるんだね!

ガソリン(石油)→電気へ!

ん?日本の電気は大丈夫なのかな?どこで、どのくらい作られているのかな?

CO2排出量が少ない!

石油を使わない!

騒音も少ないし!

10年乗ったと考えると…

・ ガソリンの代金が安く考えても

・ 車両代金で300万円程度の差が!

・ 差は埋められない!?

市 民 に と って

日 本 に と っ て

企 業 に と って

2009年経済産業省「EV・PHVタウン構想」 ローソン:電気自動車の試験導入

ニッポンレンタカー:電気自動車の導入

(5)

■発展的な学習のアイディア

主な学習活動 指導上のポイント

○各自動車メーカーで製造・研究されている、「未 来カー」にはどのようなものがあるか調べる。

・ハイブリッドカー ・水素燃料自動車

・ソーラーカー など

○現在研究中の車については、製品化が実現する には、どんな問題を解決することが必要なのか をさらに調べる。

・各自動車会社のサイトを有効に利用する。

トヨタ

http://www.toyota.co.jp/jp/tech/environment 日産

http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/CAR ホンダ

http://www.honda.co.jp/environment/

主な学習活動 指導上のポイント

○大型ガソリン車・小型ガソリン車・電気自動車 を用意し、その排気ガス量の違いがどれくらい なのかを調べる。

○地球上のおよその自動車数を調べ、排気ガス量 の違いがどのくらいの違いになるかを計算で 求めてみる。

・自動車のマフラーに一般的な家庭用ゴミ袋を固 定し、袋が膨らむ様子を見比べる。

※ハイブリッド車との比較でも良い。

・およそ自動車数は 6 億台であることを知らせ、

3 種類の自動車の排気ガス量の違いを計算して みる。

主な学習活動 指導上のポイント

○自動車に使われている部品の中に、どれだけ リサイクルできる素材のものがあるか調べて みる。

○ほとんどがリサイクルできる素材であること に気付かせ、調べた結果をまとめさせる。

・昔と違い、今は硬質プラスチックなど自動車の 部品はリサイクルできるようになっているこ とを知らせる。

・自動車のパンフレットを使わせて調べたり、担 任の自家用車を実際に調べさせたりして明ら かにしていく。

◆未来カーあれこれ(3時間)

◆実験 排気ガス量の違いを知る(2 時間)

◆発見!リサイクル部品(2 時間)

参照

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