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現代日本の基幹産業:自動車と自動車関連

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Academic year: 2021

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(1)

現代マネジメント

I 7/7

担当 髙井徹雄

現代日本の基幹産業:自動車と自動車関連

業界動向 :https://gyokai-search.com/

業界 業界上位 業界規模 伸び率 利益率

自動車 トヨタ 69.6 兆円 1.60% 4.10%

HONDA

(3

位/136 業界)

(103

位/136 業界)

(53

位/136 業界)

自動車部品 デンソー 36.9 兆円 3.00% 3.00%

アイシン精機

(9

/136

業界

) (79

/136

業界

)

(88

/136

業界

)

ゴム・タイヤ ブリヂストン 6.7 兆円 0.40% 4.30%

住友ゴム

(38

/136

業界

) (118

/136

業界

) (48

/136

業界

)

工作機械 ファナック 5.3 兆円 5.70% 10.10%

森精機 マキタ

(49

位/136 業界)

(38

位/136 業界)

(8

位/136 業界)

電子部品 京セラ 村田製作所 12.8 兆円 5.90% 6.30%

9位 キーエンス

(26

位/136 業界)

(35

位/136 業界)

(24

位/136 業界)

マスキー法からの流れ

大気浄化法(

Clean Air Act of 1963

)は、アメリカ合衆国で

1963

12

月に制定された大気汚染防止のための 法律。酸性雨対策や、オゾン層の保護が目的であり、自動車の排出ガスの削減や、二酸化硫黄排出量の削減、フ ロン、四塩化炭素の全廃が主な内容となっている。

1970

1977

年及び

1990

年に大幅な改正がなされた。

1970

年大気浄化法改正法は、アメリカの上院議員、エドムンド・マスキーの提案によるためこの

通称が付けられた

1972

年には

1976

年型の基準が定まった。窒素酸化物に対しては

0.4g/マイルと規

定されている。自動車 の排気ガス規制法として当時世界一厳しいといわれ、クリアするのは不可能とま

で言われたものであった。実際にはレシプロエンジンでは

1972

年に日本車メーカーのホンダが

CVCC

開発してクリア、翌

1973

年にはマツダのロータリーエンジンもサーマルリアクターの改良によりクリア

しているが、

ビッグスリー

側(ゼネラルモーターズ、フォードモーター、クライスラー)からの反発も

激しく、

73

4

月にマスキー法は

1

年間の実施延期となり、翌

1974

6

月には

1970

年改正法修正法が

成立し、マスキー法の正規規制値は実質的な廃案とされた上に、修正規制値の適用も更に

2

年間の延期と

なった。

(2)

日本:30.2+15.9+11.5+3.8+3.5+3.1+2.5=70.5 兆円 3.3 兆円 ドイツ:30.7+21.8+12.7=65.2 兆円 1.94 兆円

アメリカ:30.7+21.8+12.7=48.2 兆円 2.29 兆円

(3)

http://www.jama.r.jp/index.html

JAMA(一般社団法人 日本自動車工業会)

(4)

日 本 の総 合商 社は 商社 を 超え た

Sogo shosha

総 合 商 社 は よ く 、日 本 特 有 の 業 態 だ と 言 わ れ る 。実 際 に は 、英 国( 先 述 し た ジ ャ ー デ ィ ン・マ セ ソ ン な ど )や 韓 国 な ど に も 総 合 商 社 は あ る の だ が 、日 本 の 総 合 商 社 の よ う な 経 営 規 模 、さ ま ざ ま な 機 能 を 誇 る 企 業 は 数 え る ほ ど だ 。時 価 総 額 を 基 準 に し た 商 社 の グ ロ ー バ ル ラ ン キ ン グ は 次 の と お り だ が 、 現 在

7

社 と 言 わ れ る 日 本 の 総 合 商 社 が す べ て ト ッ プ テ ン に 入 っ て お り 、 し か も 、 上 位

6

社 を 独 占 し て い る 。 日 本 の 独 壇 場 で あ る 。

※ 双日の源流鈴木商店:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%95%86%E5%BA%97

(5)

■連結業績グラフ(売上高/経常利益/純利益)

三菱商事 伊藤忠

三井物産 住友商事

丸紅 双日

豊田通商 総合商社 2018-19 売上上位

1 三菱商事 131,037 億円 2 伊藤忠商事 116,004

3 丸紅 74,012

4 三井物産 69,575

5 豊田通商 67,627

6 住友商事 53,392

7 双日 18,561

8 兼松 7,238

53.7 兆円

(6)

※日本国内は、ほぼ飽和状態。ここ 10 年は、海外生産に軸足を移す。

「ものづくり技術立国を駆動する日本自動車産業 グローバルに展開するチーム・クルマ ジャパンの強み 」高井徹雄 より、一部抜粋

1-1 危機から脱した日本自動車産業の現状

'08 年秋に発生したリーマン・ショック、米国を震源とする金融危機は、その後、世界同時不況に超 円高が重なる大津波となってわが国経済を襲った。震源地の GM・クライスラーは1年も経たない'09 年 6 月に経営破綻、それまで日本経済を牽引してきたトヨタも、かつて経験したことのない逆境に陥 った。日本の自動車メーカーの多くは、既にグローバル企業であり、それが故に、「彼岸の火事」のは ずだった米国発の金融危機の影響をもろに受けた。その後 3 年は、東日本大震災、福島原発事故、タ イの大洪水と不運が度重なり、日本経済は大打撃を被った。本章では、自動車産業の現在の状況を把握 するため、リーマン・ショック前後を含む直近 10 年の経緯を踏まえておく。

I. トヨタの場合 ・・・ トヨタイズムで突き進む日本最大の製造業

まず、固有の不運もあったトヨタについて見ておこう。わが国製造業の多くは、'04 年 頃から続いた 110 円/$台の為替水準を背景に、'08 年秋のリーマン・ショック直前まで は概ね好調を維持していた。なかでも、日本最大の製造業トヨタは、 Fig1 に見るように、

'08 年 3 月発表の'07 年度通期決算では、営業利益:2.27 兆円、売上:26.3 兆円の過去最

免許 '19年:8216万件

交通事故死者

'19年:3215人

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000

'66 '68 '70 '72 '74 '76 '78 '80 '82 '84 '86 '88 '90 '92 '94 '96 '98 '00 '02 '04 '06 '08 '10 '12 '14 '16 '18

乗用車以外の自動車(万台)

乗用車

(

万台

)

免許保有数(万件) 事故死者数(人)/右軸

わが国モータリゼーションの進捗: 車保有・免許保有・交通事故死数の推移

乗用車保有

'19年:6177万台

乗用車以外保有

'19

年:

2002万台

(7)

高を記録。国内市場はやや伸び悩んでいたものの、グローバル企業としての利点を活か して積極的に海外の生産・販売を拡大、グループとしての生産台数を世界トップの 949 万台にまで伸ばして「史上初の 1000 万台突破」の夢が現実味を帯びてきた。この頃は 規模だけではなく、営業利益率も自動車工業として高水準の 9%前後を維持、世界のエ クセレント・カンパニーと呼ぶに相応しい雄姿を見せていた。

しかし、米国発の金融危機で事態は一変する。'08 年は、グループの生産台数こそ 922 万台と世界1を守ったが、自社の連結決算で売上 5.76 兆円減の 20.5 兆円、営業損失▲

4601 億円と 59 年ぶりの赤字を計上している。翌年には、海外を含む連結決算でわずか な黒字に転換しているものの、国内中心の単独決算では'11 年までの 4 期連続 2~5 千億 円規模の営業赤字を計上した。外から見ていると、この 3 年はトヨタも自社防衛の経営 に集中せざるを得なかったように見える。'10 年に黒字転換して回復の兆しを見せた矢 先、米国で

Fig.1

トヨタ自動車公表の IR 情報:各年度 3 月期連結決算データに基づく

※為替年次推移の元データは、”Principal Global Indicators”による

起きた大規模リコール(トヨタ・バッシング)で泣きっ面に蜂を刺された。’11 年には

(8)

東日本大震災が発生、その直後の原発事故や、宮城の工場が被災、タイの大洪水による サプライチェーンの寸断で減産を余儀なくされた。

友人の自信満々が、カラ元気でなかったことは後になって解った。トヨタは、単独決 算 4 期連続の赤字を出した'08~'11 年の間も、何事もなかったかのように、以前と変わ らず粛々と毎年 6 千億~7 千億円の研究開発費を計上し続けていたのだ。積み上げた内 部留保という基礎体力がなければ、とてもできる芸当ではない。この頃、トヨタ内部で 実際に何が起きていたか、部外者に知る由もないが。参考文献[1]の記述から垣間見えた ことを書いておく。

[1]の著者、中西孝樹氏によれば、'09 年から経営の舵取りを任された新社⾧、豊田章 男氏の手腕による成果が大きいという。就任後 2 年は、既述のように不運な出来事が重 なり評価は散々だったようだが、トヨタ・バッシングに際して米下院議会公聴会を成功 裏に収めたことが高評価への転換点になったという。この直後、社⾧は全米トヨタディ ーラーの人々に、また、帰国後、社員2千人に向けてスピーチを行っている。その最後 に、 「私はこの人たちを守ろうと一生懸命戦ってきたつもりだったが、実は、自分はこの 人たちに守られていた。」という言葉を添えて涙した。著者中西氏によれば、「創業家社

⾧の涙は、社員のわだかまりを解き、会社の団結は固まった感が強い」という。ドラッ カー言うところの「真摯さ」こそが、ものづくりマネジメントの資質、全社員にリーダ ーと認めてもらうための必要条件になる。その後は、海外での成⾧を急ぎすぎたことへ の反省、本来の「良品廉価」への回帰、「もっといいクルマづくり」の推進と、社⾧とし てのリーダーシップを遺憾なく発揮して、人材育成においてもトヨタイズムを徹底して いるのだという。

その後は・・・

(9)

参照

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