• 検索結果がありません。

新技術説明会 様式例

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "新技術説明会 様式例"

Copied!
26
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

がんに対する同種反応性活性化 CD4 陽性 T 細胞製剤

福島県立医科大学 医学部 小児科学講座

講師 望月 一弘

令和2年11月26日

(2)

2

背景

難治性がんに対する第四の治療法とし て細胞/免疫療法が注目されているが、既 存療法の有効性には限界があり、新規治 療法の開発ニーズは非常に高い。

(3)

免疫チェックポイント阻害療法:

・多癌腫での有効性は概ね

15

%程度であり、

大多数の患者には単剤での有効性は得ら れない。

・非生理的な免疫活性化による不可逆的な有 害反応が多数報告あり。

従来技術とその問題点

(4)

4

従来技術とその問題点

CAR-T

細胞療法:

・適切な標的抗原が限られており、

B

細胞性腫瘍 以外への適応拡大は進んでいない。

・サイトカイン放出症候群などの重篤な副作用の リスクが高い。

・標的抗原を喪失したクローンによる再発が問題。

・遺伝子改変システムを用いた超高額な個別化 医療であり、広く利用されるには至っていない。

(5)

がん治療の最終目的である、がんを制圧し つつ永続的な再発を防ぐためには、宿主自身 の強力な抗腫瘍免疫を誘導するのが理想的。

ペプチド

/

樹状細胞ワクチン療法(第一世代):

・様々な臨床試験での実効性は極めて乏しい。

・有効なアジュバントの開発も十分ではない。

従来技術とその問題点

(6)

6

同種活性化

CD

4陽性

T

細胞療法(第二世代):

・優れたアジュバント効果により宿主の免疫活 性化は得られるが、単回投与での効果は不十 分で、複数回投与が必要。

・宿主の免疫活性化は非特異的であり、腫瘍特 異性を付与するには、がんワクチン療法との 併用が必須。

・原理的には第一世代のがんワクチンと同等。

従来技術とその問題点

(7)

B6マウス(自己) BALB/cマウス

day0 B6マウス

B16F1 皮下接種

② CD4

+

T細胞

① 樹状細胞

③ 混合培養にて活性化

同種反応性活性化CD4

+

T細胞(AAA-CD4

+ T細胞)

Allo-Antigen Activated CD4 +

T-cell

④ 腫瘍内投与

発明概要

day9

(8)

8

0 10 20 30

0 200 400 600 800 1000

PBS (5)

0 10 20 30

0 200 400 600 800 1000

B6DC-BALBcT(5)

0 10 20 30

0 1000

Days after tumor inoculation

Tumor Volume(mm3)

B6DC-B6T(5)

0 20 40 60

0 50 100

PBS (5)

B6DC-BALB/cT (5) B6DC-B6T(5)

0 5 10 15

-5 0 5 10 15

Days after IT injection

% B W c ha ng e PBS (4)

GMDC allo-CD4 (5)

生存率(%) 体重変化率(%)

細胞療法後(日)

0 10 20 30 40 50 60

0 50 100

Days after tumor inoculation

P er ce nt s ur vi va l

PBS (4)

GMDC-allo-CD4 (5)

PBS

AAA-CD4

0 10 20 30 40 50 60

0 50 100

Days after tumor inoculation

P er ce nt s ur vi va l

PBS (4) EVA CD4 (5) EVA CD8 (4)

PBS

同系(自己)-CD4

+ AAA-CD4 +

PBS

腫瘍容積(mm

3

)

AAA-CD4 +

B16F1接種後(日)

A. 同種-CD8

+

0 10 20 30 腫瘍容積(mm

3

)

200 400 600 800 1000

B16F1接種後(日)

B.

C.

D.

同系(自己)CD4

+

発明概要

200 400 600 800 1000

0 10 20 30 0 10 20 30 0 10 20 30

0 0

B16F1接種後(日)

(9)

C.

腫瘍容積(mm

3

)

遺伝子発現

Ifng

4h 24 h

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8

donor CD4-Tem

Time after activated CD4-T cell injection

X 10 E 6

B6(3) BALB(3)

2 4 6 8

0

auto CD4 allo CD4 0

100 200 300

donor CD4-24h Ifn

R el at iv e ex cp re ss io ns

300 100 200 0

4時間後-腫瘍内ドナーCD4

+ T EM

PBSコントロール

4h 24 h

0 2 4 6

Perf in host CD8-T cells

Times after activated CD4-T cell injection

R el at iv e ex cp re ss io ns PBS

auto CD4 allo CD4

2 4 6

0

Perf

4h 24 h

0 500 1000 1500 2000

Gzmb in host CD8-T cells

Times after activated CD4-T cell injection

R el at iv e ex cp re ss io ns PBS

auto CD4 allo CD4

Gzmb

1000 1500 2000

0 500

4h 24 h

0 2 4 6

Perf in host CD8-T cells

Times after activated CD4-T cell injection

R el at iv e ex cp re ss io ns PBS auto CD4

allo CD4

4h 24 h

0 500 1000 1500 2000

Gzmb in host CD8-T cells

Times after activated CD4-T cell injection

R el at iv e ex cp re ss io ns PBS

auto CD4 allo CD4

4h 24 h

0.0 0.5 1.0 1.5

host CD8-Teff

Time after activated CD4-T cell injection

X 10 E 6

PBS (3) B6(3) BALB(3)

4h 24 h

0.0 0.5 1.0 1.5

host CD8-Teff

Time after activated CD4-T cell injection

X 10 E 6

PBS (3) B6(3) BALB(3)

5 10 15

0

AAA-CD4 +

同系(自己)CD4

+

24時間後-腫瘍内宿主CD8

+ T EM

遺伝子発現

4h 24 h

0.0 0.5 1.0 1.5

host CD8-Teff

Time after activated CD4-T cell injection

X 10 E 6

PBS (3) B6(3) BALB(3)

AAA-CD4 +

同系(自己)CD4

+

4h 24 h

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8

donor CD4-Tem

Time after activated CD4-T cell injection

X 10 E 6

B6(3) BALB(3)

4h 24 h

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8

donor CD4-Tem

Time after activated CD4-T cell injection

X 10 E 6

B6(3) BALB(3)

A.

B.

細胞数 (X10

5

/TV)

細胞数 (X10

5

/TV

発明概要

0 10 20 30 40

0 200 400 600 800 1000

Days after tumor inoculation GMDC50-EVA CD4(5)

0 10 20 30 40

0 200 400 600 800 1000

Days after tumor inoculation GMDC50-anti CD8(4)

抗CD8抗体

AAA-CD4 + T

B16F1接種後(日)

AAA-CD4 + T

Ctrl-IgG

0 10203040 0 10203040 200

400 600 800 1000

0

(10)

10

B6マウス(自己) BALB/cマウス

day0 B6マウス

B16F1 皮下接種

② CD4

+

T細胞

① 樹状細胞

③ 混合培養にて活性化

同種反応性活性化CD4

+

T細胞(AAA-CD4

+ T細胞)

④ 腫瘍内投与

発明概要

腫瘍局所での Th1炎症反応

宿主CTL 誘導

腫瘍 退縮

(11)

0 10 20 30 Days after B16F1 re-challenge

CD4KO-E.G7

0 10 20

Days after B16F1 re-challenge

CD4KO-E.G7

0 10 20 30 0

500 1000 1500 2000

PBS-No49

R L

0 10 20 30 0

500 1000 1500 2000

PBS-No50

R L

0 10 20 30 0

500 1000 1500 2000

PBS-No51

R L

0 10 20 30 0

500 1000 1500 2000

PBS-No52

R L

0 10 20 30 0

500 1000 1500 2000

PBS-No53

R L

0 10 20 30 0

500 1000 1500 2000

EVA CD4-No47

R L

0 10 20 30 0

50 100 150 200

EVA CD4-No48

R L

0 10 20 30 0

50 100 150 200

Tumor Volume

EVA CD4-No54

R L

0 10 20 30 0

50 100 150 200

EVA CD4-No57

R L

0 10 20 30 0

50 100 150 200

EVA CD4-No58

R L

PBS

R L

Right side Left side

A. C.

600 400

0 200

0 10 20 30 1000

800

0 10 20 30

B16F1 (再接種)

B16F1

B.

AAA-CD4 +

療法後 の生存マウス ナイーブマウス

発明概要

B16F1接種後(日)

B16F1接種後(日)

腫瘍容積(mm

3

) 腫瘍容積(mm

3

)

AAA-CD4 +

(12)

12

Proof of Concept( 非臨床 )

B6マウス(自己) BALB/cマウス

day0 B6マウス

B16F1 皮下接種

② CD4

+

T細胞

① 樹状細胞

③ 混合培養にて活性化

同種反応性活性化CD4

+

T細胞(AAA-CD4

+ T細胞)

④ 腫瘍内投与

腫瘍局所での Th1炎症反応

宿主CTL 誘導

腫瘍 退縮 再発抑制 遠隔腫瘍にも有効

(13)

樹状細胞

CD4

+

T細胞

❶ 患者とHLA-class IIを共有する臍帯血を樹状細胞源として利用

同種反応性活性化CD4

+

T細胞(AAA-CD4

+ T細胞)

臍帯血

製剤化に向けた取り組み

同種ボランティア

❸ 多がん種での有効性を確認

❷ 細胞源・製剤の凍結保存法を確立

(14)

14

B6マウス(自己) BALB/cマウス

day0 B6マウス

B16F1 皮下接種

② CD4

+

T細胞

① 樹状細胞

③ 混合培養にて活性化

同種反応性活性化CD4

+

T細胞(AAA-CD4

+ T細胞)

④ 腫瘍内投与

発明概要

凍結 凍結

凍結

(15)

PBS

0 10 20 30 40

0 200 400 600 800 1000

0 10 20 30 40

0 200 400 600 800 1000

AAA

0 10 20 30 40

0 200 400 600 800 1000

Crio-Crio

0 10 20 30 40

0 200 400 600 800 1000

Crio-AAA

0 20 40 60

0 50 100

Time

P er ce nt s ur vi va l

Survival proportions: Survival of Survival

PBS (2) Reg-AAA (2) Cri-Cri(3) Crio-AAA (4)

0 20 40 0

100 50

60

生存率(%)

B16F1接種後(日)

PBSコントロール(2)

細胞源凍結AAA-CD4

+

(3) AAA-CD4

+

(2)

細胞製剤凍結AAA-CD4

+

(4)

PBS 細胞源凍結

AAA-CD4

+

AAA-CD4

+

細胞製剤凍結

AAA-CD4

+

腫瘍容積(mm

3

)

B16F1接種後(日)

細胞源・製剤の凍結保存

A.

B.

(16)

16

患者とMHC class-IIを 共有する臍帯血

⇨ 樹状細胞を培養

第三者ドナーから採取し凍 臍帯血を凍結保存 結保存

患者とMHC class-II

を共有しないCD4

+

T細胞

混合培養にてAAA-CD4

+ T細胞

を得る(腫瘍内投与用注射製剤)

事前に 凍結保存

患者発生

樹状細胞 同種CD4

+

T細胞

HLA

タイピング

⬇︎

適応判断から 2〜4週間程度

投与

⬇ ⬇

臨床応用イメージ

(17)

❸ 多がん種での有効性を確認

❷ 細胞源・製剤の凍結保存法を確立

❶ 臍帯血由来樹状細胞によるヒト

AAA-CD4 + T細胞誘導法の確立

今後の展望

(18)

18

新技術の特徴・従来技術との比較

宿主の抗腫瘍免疫誘導効率を格段に改良:

従来技術では、宿主の免疫活性化効率が悪く、

複数回投与が必要だったが、本技術では、1 回の治療で効果が得られる(状況により複数 回、複数箇所への治療も可能)。

本技術では、腫瘍内での炎症を起点に宿主 免疫が活性化される為、腫瘍特異性を付与す るための、がんワクチン療法の併用は不要。

(19)

新技術の特徴・従来技術との比較

有害反応に関して:

本技術は遺伝子改変システムを用いていない ことから、予期せぬ有害反応のリスクが低い。

同種免疫反応による腫瘍内での局所炎症を 起点とした後は、宿主の生理的な免疫反応に より抗腫瘍免疫が誘導されるため、非生理的 な過剰免疫反応のリスクが低い。

(20)

20

新技術の特徴・従来技術との比較

医療経済問題・他:

本技術では遺伝子改変システムを用いてい ないことから、製造コストを例えば、

CAR-T

療法と比較して格段に抑制することが可能。

樹状細胞源として、臍帯血を用いることによ り、医療資源の有効活用が可能。

(21)

想定される用途

本技術はこれまでにない革新的ながんに対す る細胞免疫療法であり、既存治療に抵抗性の 難治性がん患者に投与することにより、予後 を改善させる可能性がある。

既存のがん免疫療法と同様に、初期治療で の有効性も期待できることから、難治性がん での一定の有効性が示されれば、初期治療 への応用も可能。

(22)

22

想定される用途

転移癌を有する患者に用いた場合、一箇所 の治療により、他の転移病変にも抗腫瘍効 果が期待される。

本技術は、化学療法や放射線療法、免疫 チェックポイント阻害療法などの既存のがん 免疫療法とは、作用機序が異なることから、

それら全ての抗がん治療法との併用による 相乗効果への展開も可能。

(23)

実用化に向けた課題

ヒト臍帯血から樹状細胞(

DC

)を培養すること、

DC

を用いてヒト

AAA-CD4 + T

細胞を作成 可能であることは確認済み。

今後、培養期間や工程の最適化に関して調 整していく予定。

創薬に向けたヒト臍帯血の入手方法。

実用化に向けて、

GMP

準拠下での製造工程 の確立。

(24)

24

企業への期待

本研究成果を、遅滞なく治験 製造販売に繋 げるため、

CMC

GMP

製造および薬事に関し て連携できる企業を希望。

望ましくは、細胞医療分野での創薬経験を有 する企業との共同研究を希望。

細胞医療分野での創薬を開発中の企業や、今 後、細胞医療分野への展開を考えている企業 には、本技術の導入が有効と思われる。

(25)

本技術に関する知的財産権

• 発明の名称 :腫瘍の治療及び/又は予防 のための組成物

• 出願番号 :特願2019-199195

• 出願人 :福島県立医科大学

• 発明者 :望月一弘

(26)

26

お問い合わせ先

福島県立医科大学

医療研究推進センター 増井 誠一郎

TEL 024-547-1791

e-mail semasui@fmu.ac.jp

参照

関連したドキュメント

詳細情報: 発がん物質, 「第 1 群」はヒトに対して発がん性があ ると判断できる物質である.この群に分類される物質は,疫学研 究からの十分な証拠がある.. TWA

 CTD-ILDの臨床経過,治療反応性や予後は極 めて多様である.無治療でも長期に亘って進行 しない慢性から,抗MDA5(melanoma differen- tiation-associated gene 5) 抗 体( か

直腸,結腸癌あるいは乳癌などに比し難治で手術治癒

 がんは日本人の死因の上位にあり、その対策が急がれ

 スルファミン剤や種々の抗生物質の治療界へ の出現は化学療法の分野に著しい発達を促して

第四。政治上の民本主義。自己が自己を統治することは、すべての人の権利である

免疫チェックポイント阻害薬に分類される抗PD-L1抗 体であるアテゾリズマブとVEGF阻害薬のベバシズマ

前項では脳梗塞の治療適応について学びましたが,本項では脳梗塞の初診時投薬治療に