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物理学演習 第2回 物理量

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Academic year: 2021

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物理学演習 第2回 物理量

前回の問題と解答例は→http://www.ritsumei.ac.jp/˜kht23151/pd/

ウォーミングアップ

ヨウ素131 の半減期は8日(崩壊して,その量が1/2になる時間)である.この物質が10g生成された後,崩壊して1mg になるのは,約何日後か?(Hint: 8n日後の量は,10×(1

2 )n

である.nを求める計算にはlog102 = 0.3010を用いよ)

注意: 数値計算においては,計算機を利用してもかまわない.

注意

次回から,問題は教科書である「物理手ならひ帖 力学編」から出題するので,忘れずに準備してくること.

《問A》以下の文章中の□に入る数値を答えよ.

「ある紙に描かれた長方形の2辺a,bを測定した結果が,a=48.0mm,b=82.2mmであった.これらは共に有効数字 ア 桁で表示されているが,これは,『47.95≤a < イ ,82.15≤b < ウ の範囲にそれぞれの値が存在する』ことを意味して いる.ゆえに,この面積Sは(47.95×82.15)≤S <(×)の範囲に存在することになるので,測定値で計算した面積 48.0×82.2 = 3945.6のうち, エ 桁目までは信頼できるが,その次の桁はいくらかの誤差を含み,さらにその下の桁は意味 が無いことがわかる.よって有効数字を考慮した面積の値は オ とすれば十分である.」

《問B》質量が 3.5×102g,半径が 5.50cmと測定されたの球の体積および密度を,SI*1単位系(MKS単位系)で求めよ.(有 効数字に注意すること)

《問C》質量m,速さ v で運動する物体に対し,K= 1

2mv2 をこの物体の運動エネルギーという.これらの次元*2と,SI単 位系におけるこれらの単位を,基本単位(s, kg, m)を用いて書け.

《問D》物体の平均加速度とは,ある時間間隔で測った速度の,単位時間における変化を表す量である.特に直線上で運動する 物体に対しては,時刻t1,t2 のときの速度がv1,v2 のとき,t1からt2までの平均加速度はaavg= v2−v1

t2−t1 によって定義さ れる.加速度の次元,およびSI単位系における平均加速度の単位を書け.

《問E》ニュートンの運動の法則によれば,質量mの物体に働く力F と,その加速度aの間にはma=F の関係が成り立つ とされる.この関係式から,力の次元を求めよ.またSI単位系において力の単位は N (ニュートン)を用いるが,この単位 をSI基本単位(s, kg, m)を用いて表せ.

*《問F》物体の質量と,重さとは異なる概念である.この違いを,前問の観点(次元・単位の違い)および,測定の方法から議 論せよ.また,重力を用いずに質量を測定するには,どのようにすればよいかを考えよ.

*《問G》微積分で学習するテイラーの定理(平均値の定理の拡張)によれば,とても小さい xに対して成り立つ,様々な近似式 を作ることができる.これを用いて,例えば平方根に対して,

1 +x≒1 + 1 2x が得られる.これを用いて

1.1, 2,

3 の近似値を計算せよ.また実際の値(とは言っても,より精度の高い近似値という 意味だが),

1.1 = 1.04880· · ·,

2 = 1.41421· · ·,

3 = 1.73205· · · との差も確認せよ.(xが大きくなるにしたがって,

誤差はどうなっている?)

*1国際単位系(Syst`eme International).基本単位として,長さ:m,質量:kg,時間:s,電流:A,温度:K,等があり,さらにこれらの組み合わせで N, Jなどの誘導単位を作る.

*2物理量を基本的な量,M(質量),L(長さ),T(時間)の組み立てで表現する際の次数.例えば,「面積」はL2という次元を持つ.

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