資 料 編
資料①−1 東京都における一般廃棄物の排出量及び最終処分量の推移 資料①−2 東京都における産業廃棄物排出量の推移
資料② 東京都から排出された産業廃棄物の広域処理状況(平成11年度)
資料③ 環境への負担に配慮した商品 資料④ ISO14001認証取得の状況
資料⑤−1 循環型社会の形成の推進のための法体系 資料⑤―2 廃棄物・リサイクル関連法の問題点 資料⑥ 事業者自己回収品の流れ
資料⑦ 家庭ごみの有料化を実施している自治体(東京都内)
資料⑧ 不適正処理の事例
資料⑨−1 廃棄物の定義・区分の見直しに関する検討内容 資料⑨―2 廃棄物の区分と処理の実際
資料⑩ 建築解体廃棄物の発生量予測 資料⑪ 建設廃棄物のフロー(イメージ)
用語一覧
資料①−1 東京都における一般廃棄物の排出量及び最終処分量の推移
(1)排出量
注1) 排出量とは、清掃事業で処理した廃棄物量(資源収集量を含む。)及び集団回収量を合計したものをい う。
注2) 平成11年度の島しょ地域の排出量には一部速報値を含む。
(2)最終処分量
注)平成11年度の島しょ地域の最終処分量には一部速報値を含む。
0 100 200 300 400 500 600 700
平成2年度 平成3年度 平成4年度 平成5年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度
区部 多摩地域 島しょ地域 単位:万トン
0 5 0 1 0 0 1 5 0 2 0 0 2 5 0
平 成 2 年 度 平 成 3 年 度 平 成 4 年 度 平 成 5 年 度 平 成 6 年 度 平 成 7 年 度 平 成 8 年 度 平 成 9 年 度 平 成 1 0 年 度 平 成 1 1 年 度
区 部 多 摩 地 域 島 しょ地 域
単 位 :万 トン
資料A−2 東京都における産業廃棄物排出量の推移
注)昭和57年及び昭和62年は暦年による集計、他は年度による集計である。
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
昭和57年 昭和62年 平成4年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度
単位:万トン
最終処分量 減量化量 再生利用量
中 間 処 理 最 終 処 分
資料② 東京都から排出された産業廃棄物の広域処理状況(平成11年度)
(1)都内処理率
注)中間処理量は、破砕した後、別の業者が焼却を行う場合等には、それぞれの処理量を合計して算出している。
(2)最終処分先
単位:万トン
千葉県 138
茨城県 2 栃木県 15
群馬県 3
埼玉県 27
27
神奈川県 10 都内 77
その他
19 合計
2,628 都内 1,934 74%
都外 694 26%
合計 291 都外
214 74%
都内 77 26%
単位:万トン
資料C 環境への負担に配慮した商品
(1)エコマーク商品類型数と認定商品数の推移
データ提供:(財)日本環境協会 エコマーク事務局
(2)グリーンマーク表示銘柄数の推移
データ提供:(財)古紙再生促進センター グリーンマーク実行委員会事務局
エコマーク:(財)日本環境協会が認定する「環境を汚さない、環境を 改善できる」環境保全型商品に表示されるマーク。「ちきゅうにやさし い」が共通テーマであり、消費者の選択を助けるための指標である。
グリーンマーク:(財)
古紙再生促進センタ ーの承認のもと、古紙 を再生利用した紙製 品につけるマーク。
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500
平成元年 平成2年 平成3年 平成4年 平成5年 平成6年 平成7年 平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 平成12年
年(暦年)
認 定 商 品 数
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
商 品 類 型 数
認定商品数 エコマーク商品類型数
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000
平成4年3月 平成5年4月 平成6年3月 平成7年3月 平成8年3月 平成9年3月 平成10年3月 平成11年3月 平成12年3月 平成13年3月
資料D ISO14001認証取得の状況
(1)審査登録件数の推移
(2)業種別審査登録状況(平成13年6月末現在)
データ提供:(財)日本規格協会(環境管理規格審議委員会事務局)
注1)業種の分類は「日本標準産業分類」による。
注2)全国のISO14001審査登録機関から提供されたデータに基づき、(財)日本規格協会が作成。I SO14001の認証取得は、審査登録機関による審査が必要。
そ の 他 4 8 5
7 % 公 務
2 2 5 3 % 建 設 業
5 2 0 8 % サ ー ビ ス 業
8 6 5
1 3 % 製 造 業
4 ,5 5 3 6 9 % 0
1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000
平成7年2月平成7年6月 平成7年12月 平成8年6月 平成8年12月 平成9年6月 平成9年12月 平成10年6月 平成10年12月 平成11年6月 平成11年12月 平成12年6月 平成12年12月 平成13年6月
総数:6,648件
H13.1 施行
○ 基本原則 ○ 国、地方公共団体、事業者、国民の責務 ○ 国の施策
: 国の他の計画の基本
H13.4 完全施行 H13.4 施行
①廃棄物の適正処理 ①再生資源のリサイクル
②廃棄物処理施設の設置規制 ②リサイクル容易な構造・材質等の工夫
③廃棄物処理業者に対する規制 ③分別回収のための表示
④廃棄物処理基準の設定 等 ④副産物の有効利用の促進 不適正処理対策
公共関与による施設整備等 1R→3R
H 9.4 一部施行
H12.4 完全施行 H13.4 完全施行 H14.5 完全施行予定 H13.5 完全施行
食品の製造・加工・販売 業者が食品廃棄物の再資 源化
工事の受注者が
・建築物の分別解体
・建設廃材等の再資源化
・容器包装の市町村によ る収集
・容器包装の製造・利用 業者による再資源化
・廃家電を小売店が消費 者より引取
・製造業者等による再商 品化
資料⑤−1
循環型社会形成推進基本計画
拡充強化 拡充整備
< リ サ イ ク ル の 推 進 >
< 廃 棄 物 の 適 正 処 理 >
〔 一般的な仕組みの確立 〕
循 環 型 社 会 の 形 成 の 推 進 の た め の 法 体 系
循環型社会形成推進基本法(基本的枠組み法)
改正・廃棄物処理法
容器包装リサイクル法
改正・資源有効利用促進法
社会の物質循環の確保 天然資源の消費の抑制 環境負荷の低減
家電リサイクル法 建設リサイクル法 食品リサイクル法
〔 個別物品の特性に応じた規制 〕
廃棄物の処理及び清掃に関する法律 再生資源の利用の促進に関する法律
容器包装に係る分別回収及び再商 品化の促進等に関する法律
特定家庭用機器再商品化法 建設工事に係る資材の再資源 化等に関する法律
食品循環資源の再生利用等の 促進に関する法律
① 基本法でいう循環資源であっても、有償で売却できない場合は 廃棄物としての規制を受けることから、処理業や施設の許可が必 要になるなど、リサイクルの阻害要因の一つとなっている。
② 事業系一般廃棄物についての排出事業者の責任は、処理業者に 委託しても適正処理の確認を義務づけておらず、産業廃棄物に比 べて軽いものとなっている。
① 指定再資源化製品は拡大生産者責任の考え方を具体化したも のであるが、対象品目がパソコンや蓄電池に限定されている。
② 特定省資源業種・特定再利用業種・指定再資源化製品の特定 ・指定にあたっては、「技術的及び経済的に可能な範囲で」とい う留保付きであり、対象が広がらない。
資料⑤−2
廃棄物処理法 資源有効利用促進法
循環型社会形成推進基本法(基本的枠組み法)
① 特定四品目以外は、再資 源化等の報告が工事発注 者まで届かないので、リサ イクル・適正処理への動機 づけが弱い。
① 食品廃棄物を再資源化し た肥料等の需要を考慮して いないので、再資源化の需 給バランスを欠くおそれがあ る。
② 基本的に国と排出事業者 とで対応する法律であり、一 般廃棄物の処理責任を負う 区市町村との連携が取れて いない。
① 区市町村が分別収集・保 管の義務を負うので、区市町 村の負担が製造・販売事業 者に比べ重くなっており、拡 大生産者責任の具体化が不 十分である。
② 対象品を、区市町村が収 集する一般廃棄物に限って おり、製造・販売事業者の責 任が不十分である。
③ 再商品化義務量は区市町 村が分別収集した量よりも、
製造・販売事業者の商品化 施設の再商品化能力で決ま る。
家電リサイクル法 建設リサイクル法 食品リサイクル法
① リサイクル料金が排出時点 で支払う方法(後払い制)に なっており、不法投棄や不正 輸出を助長しやすい。
② 不法投棄された製品のリ サイクル料金が区市町村の 負担となっており、製造事業 者の責任が果たされていな い。
容器包装リサイクル法
事業者自己回収品の流れ 資料⑥
(1)家電4品目(家電リサイクル法)
(2)ニカド電池(資源有効利用促進法の指定再資源化製品)
実績報告
一部処理業者へ
リサイクル代金 等の支払い
リサイクル料 運搬料
排 出 者
︽メーカー︾指定引取場所
︽メーカー︾リサイクル施設
家電4品目 エ ア コ ン テ レ ビ 冷 蔵 庫 洗 濯 機
家電販売店等
・フロン回収 ・リサイクル《メーカー》
ユーザ
ー ︵消費者・事業者︶
回収ボックス(協力店)
保守点検・修理・工事等の事業者
下取り・レンタル返品を 受けた機器メーカー等
廃棄物処理業者・シュレッダー業者・電炉メーカー等
再資源化業者 電池メーカー等
自治体
(3)リターナブルびん(容器包装リサイクル法の自主回収ルート)
(4)自動車用廃ゴムタイヤ
(廃棄物処理法第6条の3、「指定一般廃棄物制度」)
消費者 自主回収ルート
回 収 率 9 0 % 以 上 と し て 主務大臣が認定したもの
①ビールびん
②清酒用びん
③牛乳・加工乳用びん
④清涼・炭酸飲料用びん
⑤醤油用びん
⑥汎用1.8㍑びん など
ボトラー ︵飲料メーカー・
調味料メーカー等︶
マテリアルリサイクル 例)再生ゴム・歩道舗装材・
ゴムシート・防舷材等
サーマルリサイクル 例)セメント・製鉄・ボイラ
ー・発電等
酒販店等小売店
びん商
問屋
再生・更生メーカー
中 間 処 理 業 者
中 古 タ イ ヤ 業 者 収集運搬業者
リユース
(中古タイヤ・
更生タイヤ台用等)
タイヤ販売店等 ユ ー ザ ー
(使用済み タイヤ)
リユース(更生タイヤ)
資料⑦
徴収方法
1 青梅市 指定収集袋
2 日野市 指定収集袋
3 清瀬市 指定収集袋
4 奥多摩町 納入通知書
家庭ごみの有料化を実施している自治体(東京都内)
注) その他、23区、17市、4町村においては、一定量以上の場合や臨時の場合に、
有料で収集している。
自治体名 手数料内容
可燃・不燃ごみ
48円/大袋(40㍑相当)
24円/中袋(20㍑相当)
12円/小袋(10㍑相当)
可燃・不燃ごみ
80円/大袋(40㍑相当)
40円/中袋(20㍑相当)
20円/小袋(10㍑相当)
可燃・不燃ごみ
40円/大袋(40㍑相当)
20円/中袋(20㍑相当)
10円/小袋(10㍑相当)
月額500円(月平均100kgまで月額)
資料⑧ 不適正処理の事例
(事例1)他県における不法投棄
東京都は平成13年1月、産廃スクラム21(産業廃棄物不適正処理防止広域連絡協 議会)の取組の一環として、隣接のA県と合同で、A県内B市の産業廃棄物不法投棄現 場のパトロールを実施した。この結果、現場で都内住所が書かれた廃プラスチック(ビ ニール袋)を確認した。
調査の結果、都内の家屋解体工事から排出された廃棄物であることが判明し、排出事 業者(解体業者)Cを特定した。
不法投棄が行われたことは、排出事業者Cが委託基準を遵守せず安易な委託を行った ことが原因であり、Cを指導し、不法投棄された廃棄物約20‰を撤去させ、原状回復 を行わせた。
(事例2)産業廃棄物の不適正処理(野焼き)
多摩地区D市の解体業「E」は、1998年ごろから産業廃棄物の野焼き(野外焼 却)を始めていたという。平成13年4月の廃棄物処理法の改正で野焼きは禁止され、
社長は都などから再三の警告を受けていた。
社長ら3人は4月4日から7日までの間、5回にわたってD市内のビル解体現場か ら出た木くずなど計約10トンを同市内の山林で焼却処分し、廃棄物処理法違反(焼 却禁止)の疑いで8日、警視庁に逮捕された。
(事例3)産業廃棄物の不適正処理(無許可処分業及び不法投棄)
多摩地区F市の産業廃棄物収集運搬業「G」は、同地区H市において排出事業者か ら受け入れた産業廃棄物(木くず)を、産業廃棄物処分業の許可がないにもかかわら ず素掘りの穴を掘って焼却したうえ、埋め立てて不法投棄していた。
都は、Gに対し事業の全部停止命令7日間の行政処分(廃棄物処理法第14条第4 項違反=無許可処分業・同法第16条違反=不法投棄)を行ったので、処分事実を公 表した。
また、生活安全上の支障を除去するため、不法投棄した燃え殻等について、Gに撤 去させ原状回復させた。
資料⑨−1
廃 棄 物 の 定 義 ・ 区 分 の 見 直 し に 関 す る 検 討 内 容
項 目 見直し案(→解決できる課題
[メリット]) 問題点(デメリット)及び新たな課題
( 案 1 )
廃棄物
の定義 ○ 廃棄物の定義を置かず、物の流通を一体的にとらえ、その性質、形状に応じて発 ○ 廃棄物関係法令の全面改正となるため、早期の実現が困難である。
生抑制、再使用・再利用などを義務化する。 ○ 立法技術上 「物」の概念を置かざるを得ないため、あえて廃棄物の概念を置かない 、
○ 廃棄物処理法及び関係法令は、環境規制法(仮称)に一元化し、環境に適合する 意義に乏しい。
ような保管・運搬・処分の方法を法制化する。 ○ 零細事業者あるいは社会的弱者の負担が増加する可能性がある。
○ 違法行為が増大するおそれがある。
→ 発生抑制及び資源循環の促進 ○ 規制の手法など執行上の問題が少なくない。
( 案 2 )
○ 有価・無価又は占有者の意思にかかわらず、再利用等に係る一定の要件の下に、 ○ 占有者の意思にかかわらず廃棄物とされる物があるため、財産権の問題が生じる。
「再使用・再利用適合物」を定義し、それ以外は廃棄物とする。 ○ 再使用・再利用適合物の範囲等につき、頻繁な法令改正が必要となる。
○ 「再使用・再利用適合物」は、廃棄物処理法の適用除外とする。
→ 資源循環の促進
( 案 3 )
○ 廃棄物の定義は維持するが、許可手続を簡素化するとともに、許可基準を緩和し ○ 廃棄物の定義が維持されるため、問題の抜本的な解決につながらないおそれがある。
その対象を狭める。 ○ 規制の手法など執行上の問題が少なくない。
○ 環境汚染に対する結果責任を重視し、規制を強化する。
→ 資源循環への支障の緩和、適正処理の促進、事業者の負担軽減、行政の簡素化
( 案 4 )
○ 廃棄物の定義は維持するが、占有者の意思にかかわらず、一定の客観的な基準を ○ 占有者の意思にかかわらず廃棄物とされる物があるため、財産権の問題が生じる。
充たすものは廃棄物として取り扱う。 ○ 廃棄物の定義が維持されるため、問題の抜本的な解決につながらないおそれがある。
○ 資源循環への支障の解消にはつながらない。
→ 適正処理の促進
(新たな課題)
○ 客観的な基準の定め方の検討が必要である。
( 案 1 )
廃棄物
の区分 ○ 産業廃棄物の範囲を拡大し、その性質・形状に応じた適正処理を徹底する。 ○ 現行の法体系が前提となるため、問題の抜本的な解決につながらないおそれがある。
○ 排出者責任が徹底しない。
→ 適正処理の促進
( 案 2 )
○ 産業廃棄物=事業所から排出されたもの、 一般廃棄物=それ以外のもの(家庭廃 ○ 家庭廃棄物を含めた排出者責任が徹底しない。
棄物)とする。
、 、
→ 事業系廃棄物の資源循環への支障の緩和 事業系廃棄物の排出者責任の統一化 事業系廃棄物の業の許可手続の簡素化
( 案 3 )
○ 一般廃棄物と産業廃棄物の区分を撤廃するとともに、医療系廃棄物や有害廃棄物 ○ 排出者責任の概念が都民に受け入れられにくく、行政責任の放棄と受け取られかねな な ど 環 境 負 荷 の 大 き い も の ( 以 下 「 有 害 廃 棄 物 等 」 と い う ) と そ れ 以 外 の も の を 。 い。
区分する。 ○ 有害廃棄物等の範囲を、一律に定めにくい。
○ 有 害 廃 棄 物 等 は 、 法 令 で 限 定 列 挙 し た う え 、 よ り 厳 し い 規 制 を 課 す る ( 将 来 的 。
には、有害廃棄物等になり得るものは、自己回収を行わない限り製造禁止とする ) (新たな課題) 。
○ 行政上の役割分担の見直しが必要である。
、 、 、
→ 広域的な資源循環の促進 有害廃棄物等の適正処理の促進 排出者責任の徹底
業の許可手続の簡素化
廃棄物の区分と処理の実際
(法令上の区分) (実際の処理)
資料 ◯ 9 −2
一般廃棄物 産業廃棄物
家庭から排出
事業者が排出
(事業系一般廃棄物)
一般廃棄物と合わ せて処理する産業 廃棄物(合わせ産廃)
紙くず、木くず 廃プラ 等
区市町村による処理
産業廃棄物処理業者による処理 一般廃棄物
処理業者に よる処理
事業者処理責任
事業活動に伴って発生
区市町村処理責任
法令に定める19品目 燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃プ ラスチック類、紙くず、木くず、繊維 くず、動植物性残さ、ゴムくず、
金属くず、ガラスくず及び陶磁器 くず、鉱さい、がれき類(コンク リートの破片等)、動物のふん尿、
動物の死体、ばいじん、これらを 処分するために処理されたもの。
(下線は業種限定)
例)飲食店の厨芥、
オフィスの紙くず 例)すべてのごみ (し尿を含む)
例)厨芥、
紙くず
例)厨芥、紙ごみ等の可燃ごみ、
不燃ごみ、粗大ごみ 等
メーカー等 が回収・処理
スプリングマッ トレス、タイヤ、
エアコン、テレ ビ、冷蔵庫、洗濯 機、ピアノ、金庫、
オートバイなど
資料 ◯ 10
建築解体廃棄物の発生量予測
出典:解体・リサイクル制度研究会報告(平成10年10月・建設省)
注1)東京都と周辺8県(神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木・山梨・長野)における発生予測 注2)平成7年度のみ実績値を使用
注3)土木工事や建築物の新築工事等に伴い発生する建設廃棄物は含まれない。
単位:百万トン
0 10 20 30 40 50 60
平成7年度 平成12年度 平成17年度 平成22年度 平成27年度 平成32年度 平成37年度
受
注
者
工 事 発 注 者
建設廃棄物のフロー(イメージ)
リサイクル
施設
特定4品目
再生利用
事業者等
埋立等
破砕等施設
廃棄物の流れ
廃棄物処理法上のマニフェストの流れ 特 定 4 品 目 以 外 に つ い て
は、発注者の確認がない
資料 ⑪
建設リサイ クル法に よる 特定4品目 の完了報告
特定4品目 以外
用 語 一 覧
東京都清掃審議会
「東京都清掃審議会条例」に基づき昭和37年3月に設置された、廃棄物の処理に関 する基本方針その他重要事項を調査審議する知事の附属機関。清掃事業の特別区への移 管に伴い廃止された。
事業系ごみの全面有料化
東京23区で、ごみの減量化を図るとともに、事業者処理責任の徹底とごみの排出量 に応じた公平な負担を確保するために、平成8年12月から実施した施策。
事業者が排出しているごみのうち、それまで無料で収集していた一日平均10kg 以 下の事業系ごみについても有料の対象として、排出量に応じた手数料を徴収している。
東京ルール
循環型社会を形成していくために、大都市東京で生活や活動をしている都民、事業者、
行政の各々が、役割と責任を分担する資源回収のルール。「ごみ減量のための『東京ル ール』を考える懇談会」から提案された。
ダイオキシン類
ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDDs)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCD Fs)及びコプラナーポリ塩化ビフェニル(co−PCBs)の総称で、廃棄物の燃焼 過程などで非意図的に生成される毒性の強い物質。
ダイオキシン類の濃度規制
ダイオキシン類による環境汚染の防止及びその除去等のため、「ダイオキシン類対策 特別措置法」が制定され、平成12年1月15日から施行された。同法は、規制の対象 となる施設について排出ガスの排出基準を適用しているが、既に設置されている施設に ついては、平成13年 1 月15日から排出基準を適用している。
ISO14001
国際標準化機構(ISO)の定める、環境マネジメントシステムに関する国際規格。
ISO14001 の認証は、第三者(審査登録機関)により、自らが構築した環境マネジメ ントシステムが規格に適合しているかどうかの審査を受けて取得することができる。
国際標準化機構( International Organization for Standardization )
1947 年に設立された国際機関。世界共通の製品等の規格として約 1 万種類のISO 規格を発行している。
LCA手法
ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment)手法の略。製品に起因する 環境負荷を、原料調達から製造、消費、廃棄までの製品のライフサイクル全体にわたっ て評価する手法のこと。
ゼロエミッション
生産工程や産業技術開発の過程において、排出物(廃棄物、排ガス、排水等)を出さ ないこと。
1994 年に国連大学がゼロエミッション研究構想を提唱したことに始まる。必ずしも 統一的な定義の下に使用されている用語ではなく、単に産業廃棄物のリサイクルを意味 している場合もある。
環境ラベル
製品やサービスの環境影響に関わる情報を表示し、消費者に伝えるためのラベルのこ と。環境ラベリングについては、ISO14020 番台(環境ラベル及び宣言)として規格 化されている。
環境会計
事業活動における環境保全のためのコストとその活動により得られた効果を可能な 限り定量的(貨幣単位又は物量単位で表示)に把握し、内部管理に役立てるとともに、
情報公開をするための仕組み。
具体的な手法は企業によりばらつきがあり、統一的な方法は見出されていない。
指定再資源化製品
製造・販売事業者による効率的な回収や再資源化が可能であり、資源の有効利用の観 点から再資源化が必要な製品で、資源有効利用促進法に基づき政令で指定されるもの をいう。現在、パソコン及び蓄電池が指定されている。
蓄電池
繰り返し充電して使える電池で、二次電池ともいう。ニカド電池、ニッケル水素電池、
リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池等がある。
七都県市
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市のこと。
溶融スラグ
ごみ焼却灰を高温で溶融した後に、冷却して固化したもの。重金属の溶出がおさえら れるとともに、高温で処理されるため、ダイオキシン類が分解されるという効果がある。
エコセメント
ごみ焼却灰等に、石灰石、粘土、石膏などを補充して成分を調整したのち、約 1,400℃
で焼成してつくられる。高温で処理されるため、ダイオキシン類が分解されるという効 果がある。
エコロジーとセメントを合わせた新しい合成語。
発生抑制(リデュース)
廃棄物等(廃棄物とその他の不用物や副産物)をできるだけ出さないこと。
(例)原材料を効率的に利用する。物を長期間使用する。
再使用(リユース)
廃棄物等のうち有用なものを製品としてそのまま使用したり、部品として使用するこ と。
(例)再使用(リターナブル)びんを使う。リサイクルショップを利用する。
再生利用(マテリアルリサイクル)
廃棄物等のうち有用なものを原材料として利用すること。
(例)古紙から再生紙をつくる。ペットボトルから繊維製品をつくる。
熱回収(サーマルリサイクル)
廃棄物等のうち有用なものを熱を得ることに利用すること。
(例)清掃工場で発生した熱を発電や温水供給に利用する。
適正処分
環境を汚染しないように処分すること。
(例)周囲の環境に影響がないようにごみの埋め立てを行う。
野外焼却
焼却施設を使用せず廃棄物を焼却すること。「廃棄物処理法」で原則的に禁止されて いる。
産廃スクラム21
平成12年11月に設置された「産業廃棄物不適正処理防止広域連絡協議会」のこと。
関東甲信越静岡地区の1都10県10政令市の21自治体が広域的に連携し、不適正処 理の未然防止や事後の効果的な行政指導・処分などを行うための協議組織。
一般廃棄物処理業
他人の排出した一般廃棄物の処理を請け負う事業活動のこと。
一般廃棄物処理業を行うためには、原則として、区市町村長の許可を受ける必要があ る。この許可は、収集運搬業と処分業の二つに区分されており、行おうとする事業活動 の内容に応じて、どちらか一方あるいは両方の許可が必要となる。
産業廃棄物処理業
他人の排出した産業廃棄物の処理を請け負う事業活動のこと。
産業廃棄物処理業を行うためには、原則として、都道府県知事の許可を受ける必要が ある。許可に収集運搬業と処分業の二つの区分があるのは、一般廃棄物処理業の場合と 同様である。
特別管理産業廃棄物
産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性、その他、人の健康や生活環境に被害を生 じるおそれがある性状を有するものとして政令で定めるものをいう。感染性廃棄物、廃 PCBなどがある。
特別管理産業廃棄物については、通常の産業廃棄物よりも厳しい保管基準や処理基準 が定められている。