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論文内容要旨 論文題名

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名

Responses evoked by electrical stimulation of the brainstem reticular formation in the jaw-opening and hypoglossal motor nerves of an arterially perfused rat preparation

(除脳ラット動脈灌流標本における顎舌骨筋神経及び舌下神経の脳幹

網様体電気刺激による応答)

掲載雑誌名

NEUROSCIENCE LETTERS(投稿中)

歯周病学 大藤拓生 内容要旨

脳幹網様体におけるプレモーターニューロンを含む介在ニューロンシ ステムは、口腔顎顔面運動の緻密な筋協調に重要な役割を果たしている。

これまでに、多くの組織学的研究により、ラットの脳幹網様体における 三叉神経運動核や舌下神経核に直接投射するプレモーターニューロンの 分布が明らかになっている。また、高松らの研究により、三叉神経上核 もしくは顔面神経核背側網様体領域の単一パルス電気刺激により、咬筋に 短潜時の筋電図応答が誘発されることが分かっている。しかしながら、

開口筋や舌筋において単シナプス性短潜時応答が誘発される部位の局在 については未だ明らかにされていない。本研究は、除脳ラット動脈灌流標 本を用いて、脳幹内の三叉神経運動核吻側端から舌下神経運動核尾側端の 範囲で単一パルス電気刺激を行い、顎舌骨筋神経および舌下神経に単シナ プス性の短潜時神経活動が誘発される部位を検索した。顎舌骨筋神経およ び舌下神経に単シナプス性の短潜時神経活動が認められた部位は、直流通 電(150-300 μA, 3 s)により微小破壊し、組織学的に同定した。脳幹内に おいて電気刺激をした

203

部位のうち、195 部位(96.1%)で顎舌骨筋神 経に、151 部位(74.4%)で舌下神経に神経活動が認められた。電気刺激 で舌下神経に誘発された神経活動の平均潜時は、顎舌骨筋神経よりも有意 に長かった。さらに、顎舌骨筋神経と舌下神経の神経活動の始めに現れる 成分の潜時をヒストグラムにとると、顎舌骨筋神経は単峰性を示したのに 対し、舌下神経は

4.0 ms

で二つのピークに分かれる二峰性を示した。

この結果から、顎舌骨筋神経と舌下神経において誘発された神経活動のう

ち、潜時

4.0 ms

未満のものを短潜時応答、4.0 ms以上のものを長潜時応

(2)

答とし、二群に分けた。顎舌骨筋神経に神経活動を誘発した部位は、脳幹 網様体の三叉神経運動核吻側端から舌下神経運動核尾側端の範囲で吻尾 側に広く分布しており、短潜時応答を誘発する部位の割合は、脳幹網様体 の尾側領域よりも吻側

1/4

領域で高かった。一方、舌下神経における短潜 時応答を誘発する部位の割合は脳幹網様体の尾側領域で高かった。以上の 結果から、顎舌骨筋神経および舌下神経に短潜時応答を誘発する部位の分 布の違いは、顎舌骨筋神経および舌下神経運動ニューロンを標的とするプ レモーターニューロンの分布の違いを反映していると考えられる。

参照

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