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目次 1 アクションプランの基本的な考え方 P1 (1) プラン策定の背景 (2) プランの趣旨 (3) プランの構成と方向性 2 北陸新幹線福井開業の効果 P5 (1) 首都圏との直結による時間短縮効果 (2) 北陸新幹線金沢 ~ 敦賀間開業による経済効果 3 まちづくりにおける福井市の課題 P9

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陸新幹線

井開業

アクションプラン

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1 アクションプランの基本的な考え方 P1

(1)プラン策定の背景

(2)プランの趣旨

(3)プランの構成と方向性

2 北陸新幹線福井開業の効果 P5

(1)首都圏との直結による時間短縮効果

(2)北陸新幹線金沢~敦賀間開業による経済効果

3 まちづくりにおける福井市の課題 P9

4 北陸新幹線金沢開業効果と課題 P13

(1)金沢開業による効果

(2)変化と課題

5 北陸新幹線福井開業における課題と対策 P21

(1)北陸新幹線金沢開業後の変化に伴う課題への対応

(2)福井市の観光、商工業、県都のまちづくりにおける整理と分析

(3)福井市が取り組むべき政策の方向性

6 アクションプランの推進体制と施策内容 P27

(1)施策体系と推進体制

(2)具体的な施策内容

基本戦略1 新たな人の流れを見据えた観光誘客

基本戦略2 県都にふさわしい魅力と風格あるまちづくり

基本戦略3 福井の強みを活かした企業支援

基本戦略4 福井の魅力を伝える戦略的な情報発信

(3)市民への相乗効果

目次

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(1)プラン策定の背景

平成 27 年 3 月の北陸新幹線の金沢開業により、東京~金沢間が最速 2 時間 28 分で結ば れ、所要時間が最大 1 時間 20 分短縮されました。これにより北陸が首都圏から日帰り圏内 となり、観光・ビジネス目的の人の往来が飛躍的に増大し、大きな経済効果を生んでいま す。特に石川県では、加賀百万石の城下町である金沢市をはじめ、予想をはるかに上回る 人出となっています。また、本社機能を地方に移した企業などを税制面で優遇する「地方 拠点強化税制」創設の後押しもあり、製造業を中心とした企業誘致にも繋がっており、大 きな雇用創出効果をもたらしています。 これらの効果は福井県へも波及し、平成 27 年の観光客は前年の約1割増となり、特に福 井県立恐竜博物館・かつやま恐竜の森では対前年比 29 万人増の 105 万人を記録し、過去最 高となりました。また、本市が誇る一乗谷朝倉氏遺跡においても観光入込客数が、100 万人 を達成するとともに、平成 27 年 4 月にリニューアルオープンした道の駅「一乗谷あさくら 水の駅」でも年間来場者が従前の 4 倍以上に増加しました。 平成 28 年 3 月には、福井駅西口広場の整備が完成し、福井鉄道の延伸や新しいバスター ミナルの利用が開始されました。これに併せて、えちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武 線の相互乗り入れもスタートし、中心市街地における交通結節機能の充実が図られました。 また、翌 4 月には県都の新たな顔となるJR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」がグラ ンドオープンし、交通利便性の向上による相乗効果で、多くの人々がまちなかを訪れてい ます。 今後、本市では平成 30 年の福井しあわせ元気国体・しあわせ元気大会(障がい者スポー ツ大会)や平成 32 年の東京オリンピック・パラリンピックなど、観光誘客拡大の好機を迎 えています。これらのチャンスを確実に活かしながら、平成 34 年度の北陸新幹線福井開業 に向け、より大きな開業効果を得られるよう、観光地の魅力向上をはじめ福井駅を起点と した観光ネットワークの確立や交通環境の充実など、開業準備を着実に進めていく必要が あります。 [今後の主な日程] 年号 H28 年度 H29 年度 H30 年度 H31 年度 H32 年度 H33 年度 H34 年度 H35 年度 西暦 2016 年 2017 年 2018 年 2019 年 2020 年 2021 年 2022 年 2023 年 大政奉還 150 年 明治維新 150 年 東京オリンピック ・パラリンピック ○4 月JR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」完成 ○夏~秋プレ国体 ○中部縦貫自動車道永平寺大野道路開通 ○9~10 月福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会 ●北陸新幹線福井開業

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(2)プランの趣旨

北陸新幹線福井開業という好機を活かすためには、本市において取り組んでいる観光・産 業・まちづくりなどの様々な取組の効果をさらに伸ばすとともに、新幹線開業に向けて解決す べき課題にスピード感をもって対処していくことが必要です。 また、福井開業に向けたこれらの取組を効率的かつ効果的に実施し、より実効性のあるもの にするため、官民が方向性を共有し、選択と集中のもと、より一体的に準備を進めていく必要 があります。 そこで、本プランは新幹線開業効果を最大限に引き出し、本市のさまざまな分野に波及させ るため、各種施策を横断的に連携して行えるよう、平成 34 年度福井開業に向けたより効率的・ 効果的な開業準備の行動計画とします。 また、平成 28 年 3 月に福井県が策定した福井県高速交通開通アクションプログラムとの連 携を図るとともに民間意見を踏まえた内容とします。

アクションプランのイメージ

県都デザイン 戦略 福井市観光振興 計画 足羽山・足羽川 周辺空間再形成 基本構想 中心市街地 活性化基本計画 福井市企業立地 戦略 福井市 都市交通戦略 福井市自転車 利用環境整備 計画 福井市景観基本 計画

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(3)プランの構成と方向性

北陸新幹線福井開業後には、より大きな効果を享受できるよう、準備を着実に進めていく ため、特に重点的に実行すべき視点から基本戦略を設定します。 また、効率的かつ効果的に準備を進められるよう、これらの基本戦略ごとに重点的に取り 組む分野と具体的な施策を設定します。 さらに、開業効果を最大限に引き出し、効果を本市だけでなく県全域へ波及させるため、 行政と民間が共通した意識を持ち、同じ方向を目指して取り組めるよう、民間活動への支援 を含めた内容とします。

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(1)首都圏との直結による時間短縮効果

北陸新幹線福井開業により、首都圏をはじめとする沿線地域との移動時間が大幅に短縮 され、上京、帰省等が容易になります。また、福井が日帰り圏内となることにより、首都 圏からの旅行者の増加が見込まれ、観光やビジネスの可能性が広がります。 特に福井駅は速達型新幹線「かがやき」が停車する見込みであるため、市民の生活・行 動圏やビジネスチャンスが大きく広がるとともに、奥越をはじめとする市外へ向かう人々 が乗り換える結節点としての役割を果たし、多くの観光客を呼び込むための環境が整いま す。 また、大阪までのフル規格整備が実現すれば、関西圏と北陸の交流がさらに拡大するこ とが期待されます。 ※現行の所要時間は、H28.3.26 改正ダイヤの最速値を使用 ※開業後の所要時間は、時刻表(H28.3)に基づく最速値及び福井県試算値 ※所要時間は想定値であり、開業後の運行ダイヤはJRが決定 (引用)福井県北陸新幹線建設促進同盟会パンフレット 名古屋 大阪 長野 大宮 東京

福井駅から各都市への所要時間(敦賀開業時)

開業後

開業前

2時間50分 3時間25分 2 時間 26 分 2 時間 59 分 1 時間 27 分 1 時間 56 分 1 時間 42 分 1 時間 47 分 1 時間 25 分 1 時間 37 分 35 分短縮 33 分短縮 29 分短縮 5 分短縮 12 分短縮

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(2)北陸新幹線金沢~敦賀間開業による経済効果

北陸新幹線金沢~敦賀間の開業で北陸への旅行者が増加することにより、北陸地域での観 光消費が増加し、宿泊や飲食等のサービス産業をはじめ、土産品等の生産も増加が見込まれ ます。そのための食材や製品・原材料の生産も誘発され、さらにはそれらを配送するための 需要が発生するなど、幅広い産業に新たな需要が次々と生み出されます。(1次波及効果) また、1 次波及効果の過程で雇用者の 所得も増加するため、それがさらに北陸 地域内での新たな個人消費につながり、 経済全体が活発化し(2 次波及効果)、 年間約 800 億円の経済波及効果が見込 まれます。 (引用)H24.11 北陸経済連合会調査「北陸新幹線金沢-敦賀間の早期開業による経済効果」

◎敦賀開業による経済波及効果

※福井県分の効果は、(財)北陸経済研究所が試算 ○経済波及効果総額 約800億円/年 うち福井県分 約210億円/年 ○雇用創出効果 約7,200人/年 うち福井県分 約1,900人/年

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10 福井市では、重要課題などについて市民の意見を把握し、今後の市政運営の基礎資料とする ため市民意識調査を実施しており、その中で「第六次福井市総合計画」(平成 24 年度~平成 28 年度)の政策(16 分野)に関する満足度及び重要度に関するアンケートを行っています。 調査の結果、この政策のうち、「1 県都としての魅力を高め交流しやすいまちをつくる」、「11 活力と魅力あふれる商工業のまちをつくる」、「12 福井の魅力を発信する観光のまちをつくる」 の 3 つの政策に対する満足度は毎年少しずつ上昇しているものの、評価点は低くなっています。 市民の意見としては、福井が誇る観光地への誘客や中心部の景観の統一、活気あるまちづく りや歩行空間の確保、雇用創出などを求める意見が多く寄せられています。 【H28 年度市民意識調査 満足度評価点と重要度評価点の相関図(24 年度から 5 ヵ年の比較)】

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11 これらの市民の意見を踏まえ、北陸新幹線福井開業に向け、県都の顔にふさわしい魅力と 風格のあるまちづくりを進めるとともに、福井に行ってみたい、また来たいと思っていただ けるよう、福井市の魅力を効果的に発信していく必要があります。 また、まちなかの賑わいの創出や一乗谷朝倉氏遺跡をはじめとする観光資源をさらに磨き 上げるとともに、周辺地域とも連携した広域観光やインバウンド観光についても取組を強化 していく必要があります。 さらに、市内の企業が新幹線開業による経済効果を享受できるよう、繊維業を中心とした 基幹産業の振興による産業基盤の強化や創業を支援し、地域経済の活性化を促進するととも に、意欲ある農林漁業者の所得が向上するよう農林水産物のブランド化と販路拡大のための 支援も必要となっています。 (参考)H27.28 年度福井市民意識調査 福井市各政策に対する市民の主な意見(満足度が低評価順に記載) 「12 福井の魅力を発信する観光のまちをつくる」に対する意見 ・福井市に県外からの観光客を誘致するところが無い。朝倉氏遺跡等をもっと観光地化し活用すべき 。 ・柴田神社、足羽山、足羽河原、福井城址や昔の城下町遺跡など、まだまだ知られていない 福井の名 所を観光につなげて、福井市がもっと人の集まるところに 。 ・北陸新幹線の福井開通に向けて観光客を呼び込もうといろいろ対策を練っていると思うが、福井の観 光地は密集しておらず、ローカルの公共交通機関を利用するにはあまりにも不便。観光バスの様なも のを充実すべき。 ・北陸新幹線の開通までに、もっと福井市のよい所をアピールし、福井市の知名度アップを 。 ・城下町を活かして、お堀周辺の整備ができるとよくなるのでは 、と思いました。福井駅周辺で観光客が 時間を費やせる場所がほしい。 ・福井を訪れる人たちを心から歓迎し、おもてなしの気持ちを感じていただくために、官民一体となった 取組が重要 。 「1 県都としての魅力を高め交流しやすいまちをつくる」に対する意見 ・福井中心部に多くの人が集まる活気あるまちづくり を進めて欲しい。 ・福井市は住みよいまちだが、全国的にまだまだ知名度が低く、何かが足りない。JR福井駅西口周辺に 期待したい 。 ・福井駅前に行きやすいように、車ではなく、自転車や、歩いても楽しめるよう 、周辺も考えつつ整備し てほしい。 ・ 福井の景観、特に中心部の建物に統一したものが無くとても残念。福井ならではのカラーを出し、市 民や観光客が落ち着ける場所づくり を希望。 ・福井はとても住みやすい、良いところだと思うが、駅前が閑散としているのが残念 。若者や観光客が 立ち寄りたくなるような、緑も多くおしゃれな場所になったらいい 。 ・「中心市街地の発展が重要」とうたうより、どうしたら人が街に集まるのかを考えてほしい 。人が集まると ころには、お金は落ちるし、街は発展する。福井市は、官と民との思いがばらばら だと思う。 「11 活力と魅力あふれる商工業のまちをつくる」に対する意見 ・高齢者が 働ける場所があり、福井が発展できたら よい。 ・高校、大学を出てから活躍できる場を県や市が考えて、若者が県外へ流出しないようにしてほしい。 魅力的な企業を育てるために援助し、発信してほしい。 ・企業誘致をもっと進めて、仕事の絶対量を増加させることが、最優先 。

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(1)金沢開業による効果

平成 27 年 3 月に北陸新幹線金沢~長野間が開通したことにより首都圏から金沢までが直結 し、東京~金沢間が最速 2 時間 28 分で結ばれることになりました。 首都圏からの利便性向上に加え、北陸ブームもあり、関東・関西の両方面から大勢の方が訪 れており、平成 27 年に石川県を訪れた観光客は前年比 16%増の約 2,502 万人(内首都圏は 452 万人)、金沢は 19%増の約 1,006 万人と過去最高を記録しています。金沢市内の各観光スポッ トの訪問者数も軒並み増加し、兼六園では開業後 1 年間の入園者数が前年同期比 1.56 倍の 308 万 5 千人となり、金沢 21 世紀美術館やひがし茶屋街、近江町市場など主な人気スポットは平 日も多くの観光客で賑わっています。(出所:石川県) 富山県でも、平成 27 年の観光客入込総数は、前年比 26%増の約 1,564 万人となり、立山黒 部アルペンルートや五箇山などが好調で、特に瑞龍寺では過去最高となる約 25 万人の観光客 入込数を記録しています。(出所:富山県) さらに、金沢開業効果は福井県へも波及し、平成 27 年の県外から福井を訪れた観光客の実 人数は、前年比 20.1%増の 563 万 8 千人で、関東地区からは前年比 39.2%増の 44 万 4 千人と なり、本市の一乗谷朝倉氏遺跡においても過去最高となる 108 万人の観光客入込数を記録して います。(出所:福井県) 【参考】福井県への発地別入込客(人数・構成比) 7.9 (+1.1) 6.8 40.6 (▲1.3) 41.9 25.7 (▲0.6) 26.3 17.7 (▲0.9) 18.6 8.1 (+1.7) 6.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平成27年 平成26年 関東地区 関西地区 中京地区 北陸地区 その他 4,695千人 5,638千人 +943千人 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 関東地区 関西地区 中京地区 北陸地区 その他 319 1,967 1,234 873 302 444 (+39.2) 2,287 (+16.3) 1,448 (+17.3) 1,001 (+14.7) 458 (+51.7) 平成26年 平成27年 (千人) 県外客数4,695千人⇒5,638千人(+20.1%) (出所)「福井県観光客入込数(推計)」から福井市作成

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15 また、北陸 3 県の延べ宿泊者数についても、新幹線が開業した平成 27 年はいずれも前年よ り増加しており、特に石川県では 118 万人もの大幅な増加となっています。 「じゃらん宿泊旅行調査 2016」においても、都道府県別延べ宿泊者増加率・増加数で、富山 県が 1 位、石川県が 9 位となっており、居住地ごとの旅行先をみると関東ブロックから甲信越・ 北陸への増加が大きく、北陸新幹線延伸の効果が顕著となっています。 【参考】ブロック別の延べ宿泊旅行者数増減(2015 年度-2014 年度推計値) (引用)㈱リクルートライフスタイルじゃらんリサーチセンター 「じゃらん宿泊旅行調査 2016(H28.7.26)」 0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 10,000,000 石川県 富山県 福井県 平成27年 8,729,520 3,990,920 4,163,910 平成26年 7,543,170 3,489,160 3,790,460 宿 泊 者 数( 人) 約118万人 増加 約50万人 増加 約37万人 増加 【参考】北陸新幹線開業前と開業後の年間延べ宿泊者数 (出所)観光庁「宿泊旅行統計調査」から福井市作成

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16 次に企業側の反応について、北陸財務局による北陸管内の企業や協会等への聞き取り調査 では、回答のあった 235 社のうち、「北陸新幹線開業による影響がプラスだった」と回答した 企業は 49.8%(計 117 社)で、約半数が開業効果を得られたとの結果となっています。 また、地方創生の一環として大都市圏の企業が本社機能を地方に移転する場合や地方にある 本社機能を拡充する場合に、課税の特例等の優遇措置が受けられる「地方拠点強化税制」が平 成 27 年度の税制改正により創設されたこともあり、多くの企業が北陸管内に本社機能を移 転・拡充し、雇用創出に大きく貢献しています。 【参考】北陸管内への本社機能の移転・拡充先(地方拠点強化税制認定先) 【参考】開業が企業に与えた影響と県別の状況 (引用)北陸財務局H28.4 北陸管内の経済情報 (H28 年度第1回全国財務局長会議資料) (引用)北陸財務局H28.4 北陸管内の経済情報(H28 年度第1回全国財務局長会議資料)

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17 また、日本政策投資銀行北陸支店レポート「北陸新幹線金沢開業による観光活性化が石川県 内に及ぼす経済波及効果」によれば、経済波及効果は 678 億円と推計されており、新幹線開通 前の推計値 124 億円の 5 倍以上の効果となっています。特に今回の推計における日本人宿泊客 増加数は当初の入込客数増加見込みを大きく上回り、波及効果の推計値は開業前予想を上回る 結果となっています。 【参考】北陸新幹線金沢開業による石川県内の経済波及効果 増加入込客数 直接効果 間接 1 次効果 間接 2 次効果 経済波及効果 当初試算※ 32 万人増 81 億円 28 億円 15 億円 124 億円 今回推計 (開業初年度) 258 万人増 454 億円 144 億円 81 億円 678 億円 ※インバウンド客及び日帰り客を含まない。 (引用)日本政策投資銀行 北陸支店レポート 「北陸新幹線金沢開業による観光活性化が石川県内に及ぼす経済波及効果」

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(2)変化と課題

北陸新幹線金沢開業により大きな効果がもたらされる一方で、多くの課題も生まれてきてい ます。 比較的に有業率が高い北陸管内では、交流人口が増加したことにより、宿泊や飲食サービス 業・小売業などを中心に求人が急増し、全産業において人手不足感が強まっています。 【参考】職業別の有効求人倍率 (引用)北陸財務局H28.4 北陸管内の経済情報(H28 年度第1回全国財務局長会議資料) また、急激な観光客の増加により、石川県内の平成 27 年の宿泊者数は前年比 15.7%増加し、 金沢市を中心に石川県内ではホテル不足となり、宿泊料の高騰が問題となっています。 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 11 12 富山県 39. 44. 48. 55. 62. 55. 59. 69. 62. 65. 56. 41. 石川県 45. 54. 61. 62. 67. 65. 68. 76. 73. 72. 73. 60. 福井県 36. 41. 44. 34. 41. 38. 44. 59. 44. 42. 46. 39. 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 稼 働 率 【参考】ホテルの開業状況 (引用)北陸財務局H28.4 北陸管内の経済情報 (H28 年度第1回全国財務局長会議資料) 【参考】平成27年北陸 3 県の宿泊施設稼働率(全体) (参考)観光庁宿泊旅行統計調査(H27 年・年間値) より福井市作成

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19 【参考】移動交通の改善要望 このように、北陸新幹線金沢開業の終着駅である金沢を中心に、観光客をはじめとする交流 人口が増加する一方で、北陸新幹線駅から観光地、観光地から観光地へ向かう移動手段が充実 しておらず、公共交通網をはじめとする 2 次交通網の整備や、観光地を周遊できる広域周遊観 光の需要が高まっています。 加えて富山駅周辺では、北陸新幹線開業後も並行在来線の高架化や駅前整備など連続立体交 差事業の工事が続いており、並行在来線の高架化工事の完了は 2018 年 3 月、路面電車の南北 接続は 2020 年 3 月の予定となっています。 また、金沢市と比べ、駅周辺に観光地が少ないこともあり、富山駅周辺のさらなる活性化 も課題となっています。 さらに、日本政策投資銀行北陸支店のレポートでは、金沢においてはオンシーズンの宿泊客 収容能力は上限に達していることから、インバウンド客の更なる誘客に努め、オフシーズンで ある「冬の金沢」の魅力のアピールをすべきとしています。 また、飲食に関して、単純に魚介類と日本酒の素材の良さだけを売りにしているケースが多 く、競争優位性がさほどないため、料理の素材よりも、風情あるまちなみや歴史的・レトロな 建物の中で食事を味わえるという雰囲気・文化の魅力を観光PR面で押し出し、他の地域との 差別化を図る方が得策であると報告しています。 【参考】日本政策投資銀行がおこなった石川県における観光戦略(SWOT 分析) 強み 弱み ・古い街並みおよび料亭/茶屋 ・地域本来の生活文化の魅力 ・夜の観光シーンが不在 ・冬の季節(オフシーズン)が弱い ・ホテル収容能力制約 機会 ・北陸新幹線開業/北陸 アーチパス発売効果に よる新規観光客の増加 ・路内裏等の生活文化体験観光開発 用(カフェ・雑貨店等) ・新たな観光エリア/周遊ルート開発・ PR(=大野エリア、加賀エリア等) ・冬季観光の海外 PR ・料亭・茶屋等での踊り、三味線等を 活用したノンバーバルエンターテイ メント企画の開発 脅威 ・他地域との競合(魚介・ 日本酒の鮮度等を PR している観光地) ・文化体験の魅力発信/体験の受入 ・客単価をあげる工夫(説明力・サービ ス力) ・料亭・茶屋における外部への一部 開放(セカンドブランドの展開含む) ・街や・古民家等を活用した小規模 宿泊施設の増設 (引用)日本政策投資銀行 北陸支店レポート 「北陸新幹線金沢開業による観光活性化が石川県内に及ぼす経済波及効果」 (引用)北陸財務局H28.4 北陸管内の経済情報(H28 年度第1回全国財務局長会議資料)

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○北陸新幹線金沢開業の主な効果と変化に伴う課題(まとめ)

金沢開業による主な効果 開業による変化等に対する課題  観光客やビジネス客をはじめとする入込客により、大きな経済波及効果を生 み出している。  関東客を中心に多くの観光客を呼び、金沢や富山など新幹線沿線のみならず、 能登や加賀、福井県内の観光地等にも波及している。  交流人口の増加により、小売業、飲食・宿泊業の需要や売り上げに貢献して いる。  接客等のサービス業や販売業等を中心として求人が増加している。  製造業では、観光や雇用面ほどの効果は見えにくいものの、新幹線開業によ るアクセス向上等から、企業誘致の機運も上昇している。  サービス・販売業を中心とした求人の増加による「人手不足対策」  沿線駅と観光地、観光地と観光地等を結ぶ「2次交通網の整備」  地域や業種を跨いだ連携による「広域・周遊観光の推進」  福井開業を見据えた県都の玄関口周辺の「着実な整備」と「にぎわいの創出」  宿泊客収容能力の向上や冬の季節(オフシーズン)への対応、他地域との差 別化を図った観光PR

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22 北陸新幹線福井開業に向け準備を進めていくうえで、市民の意見を反映するとともに、本市 の強みを活かし、弱みを克服するための政策等を抽出し、取り組んでいく必要があります。 また、新幹線金沢開業後の石川・富山の課題については、福井開業後にも起こりうる問題で あり、本市においてもそれらを想定して対応する必要があります。 特に、福井開業時の北陸新幹線の終着駅は敦賀駅であり、福井駅が単なる通過駅となる可能 性もあるため、より多くの方が福井市を訪れるよう、福井の優位性を押し出した積極的な誘客 が必要です。 これらの福井市の置かれている状況を整理・分析し、北陸新幹線福井開業に向けた政策の方 向性を検証します。

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(1)北陸新幹線金沢開業後の変化に伴う課題への対応

北陸新幹線金沢開業による環境の変化や課題に対応するとともに、本市の優位性を活かし積 極的に誘客を推進します。 ○金沢開業後における課題と対応 課 題 対 応 サービス・販売業を中心とした求 人の増加による「人手不足対策」 ◎所得増加につながる中小企業支援 沿線駅と観光地、観光地と観光地 等を結ぶ「2次交通網の整備」 ◎福井駅から観光地を結ぶ 2 次公共交通網の充実 地域や業種を跨いだ連携による 「広域・周遊観光の推進」 ◎東尋坊や永平寺、恐竜博物館などの大型観光施設 を有する各自治体や観光事業者や民間などが一 体となった観光推進 福井開業を見据えた県都の玄関口 周辺の「着実な整備」と「にぎわい の創出」 ◎福井駅東口広場の整備やえちぜん鉄道高架化事 業をはじめとする整備事業の着実な完了 ◎開業による人の流れを見据えた「ハピリン」を中 心とした賑わいの創出 宿泊客収容能力の向上や冬の季節 (オフシーズン)への対応、他地 域との差別化を図った観光PR ◎宿泊施設の新改築、建替えへの支援等 ◎宿泊客収容能力に余力がある福井への積極的な 宿泊を伴う誘客 ◎福井が全国に誇る冬の味覚越前ガニや水ようか んなどの「食」の魅力を活かした観光など、福井の 強みを活かした優位性の確立

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(2)福井市の観光、商工業、県都のまちづくりにおける整理と分析

福井市の置かれている状況を整理分析し、本市の強みや機会を活かした施策や、困難な状況 を克服するための施策に取り組んでいく必要があります。 そこで、市民意識調査において市民の満足度が低い観光や商工業、県都のまちづくり分野を 中心に、福井開業時の状況に、北陸新幹線金沢開業における課題を踏まえ、本市の強み・弱み と社会情勢等を整理し、対応策を考察します。 ○福井市の強みと弱みに対する対応策(SWOT 分析)※下線部は金沢開業における課題への対応 SWOT 分析とは、外的要因(機会・脅威) と、内的要因(強み・弱み)の4つの視 点から、⾃⾝の置かれている環境を整理 し、確認・評価する分析⼿法です。 ここでは、それぞれの要因をクロスさ せることで、強みや機会を活かし、積極 的展開ならびに困難な状況下での差別化 を図るための戦略を分析します。 外的要因 (社会情勢の変化・時代の潮流) 機 会(Opportunity) 脅 威(Threat) ○北陸新幹線福井開業 ○福井国体開催 ○東京オリンピック・パラリンピック開催 ○企業・政府機関移転等を促進する国の政策 ○国の『観光先進国』に向けた政策 ○円安がもらたす好機 ○海外生産拠点の国内回帰の高まり ○SNS 等による情報発信環境の普及 ○中部縦貫自動車道の全線開通 ○中核市への移行 ○生産年齢人口の減少(年少人口減 少、高齢化含む) ○北陸新幹線福井開業による人材・資 源等の流出(金沢や終着駅敦賀への 人や資源等の流出 ) ○一次産業やものづくりの担い手不足 (開業後の人手不足対応 を含む) ○円安の影響 ○資材・人件費等の高騰 ○東日本大震災後の大規模災害への不安 内部要因(福井市の特性 ・ 課題) 強 み(Strength) 機会×強み(積極化・成長戦略) 脅威×強み(差別化・克服戦略) ○東京から 2 時間 50 分(開業後) ○大阪・名古屋から 2 時間の好立地 ○歴史ある繊維・化学産業を核とし た企業集積 ○一乗谷朝倉氏遺跡・越前海岸・まちな か(養浩館庭園等)の観光資源 ○近隣に全国区の観光地 (東尋坊、 永平寺、恐竜博物館) ○全国に誇れる魅力ある食(冬の味覚) ○にぎわい交流施設ハピリンの開業 ○県庁所在地として、多様な都市機 能(商業施設等)の保有 ○多様な学科を有する複数の大学立地 ○社長輩出数が多い ○まちなかの緑あふれる足羽山や足羽川 ○県外からの企業誘致の促進 (産業用地の確保)(規制緩和) ○基幹産業の振興 ○イノベーション促進と先端技術への応用 ○創業・起業の促進 ○大学との連携推進 ○首都圏からの観光誘客(金沢からの誘客) ○観光資源の磨き上げ ○広域観光の充実(周辺市町との連携) ○インバウンド強化 ○福井の食の PR 強化 ○駅周辺の賑わい創出(イベントの充実) ○コンベンションの誘致 ○県都玄関口への都市機能の充実 ○歴史や緑を感じられる空間形成(足羽 山・足羽川の活用) ○日本海側へ災害時のリスク分散を行 う東京圏の企業誘致 ○関西圏・中京圏に近い優位性を活か した産業振興 ○福井を支えてきた繊維関連産業の再生 ○福井ならではの食(優位性の確保) ○商店街や商業施設への支援 ○事業承継の円滑化 ○人材育成 ○製品の高付加価値化(ブランド化) ○お土産品等の商品開発促進 ○農林水産物や加工品の販路拡大 弱 み(Weakness) 機会×弱み(弱点強化・改善戦略) 脅威×弱み(専守防衛) ○観光地への交通手段が少ない ○まちなかでの観光滞在時間が短い ○中小、零細企業が多い ○知名度の高い企業が少ない ○地域ブランドの不在 ○福井市の知名度の低さ ○市民のアピールの弱さ ○観光バスの駐車場不足 ○二次交通網の充実 ○まちなかの回遊性の向上 ○レンタカー等の自由な交通手段の確保 ○大型観光バスの駐停車場の確保 ○まちなかの魅力の創出(滞在時間の延伸) ○中小企業の競争力強化(事業拡大支援) ○地域の中核企業の支援 ○上場企業づくり ○観光地・食・産品等の福井ブランド化 ○6 次産業化の推進 ○シティプロモーションをはじめとする国 内外への情報発信の強化 ○市民のおもてなしの向上と観光ガイドの育成 ○産業基盤の強化 ○観光地・食・産品等のプロモーションの 強化

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(3)福井市が取り組むべき政策の方向性

これらの考察から関連する本市の個別計画※を踏まえ、特に重点的に取り組むべき分野と具 体的な施策を設定し、効率的・効果的な開業準備を進めていきます。 ※観光振興計画、県都デザイン戦略、足羽山・足羽川周辺空間再形成基本構想、中心市街地活性化基本計画、 都市交通戦略、企業立地戦略、自転車利用環境整備計画等 ○福井市が取り組むべき政策の方向性 ※下線部は金沢開業後の課題に対応 分野 重点的に取り組むべき分野 該当する対策 観 光 誘 客 ①まちなかの賑わいづくり ◎まちなかの魅力の創出(駅周辺の賑わい創出、イベントの充実、 夜間の賑わい創出)⇒滞在時間の延伸 ◎「ハピリン」を中心とした賑わいの創出 ◎まちなかの回遊性の向上(ソフト) ◎コンベンションの誘致 ②おもてなしの向上 ◎市民のおもてなしの向上と観光ガイドの育成 ③観光資源の磨き上げ ◎観光資源の磨き上げ ⇒観光地・食・産品の福井ブランド化 ◎「食」をはじめとする福井ならではの魅力を活かした観光優位性の 確立 ⇒ 旬の魚等の食材を活かしたご当地メニューのブランド化 ④交通利便性の向上 ◎二次交通網の充実(レンタカー等の自由な交通手段の確保) ◎大型観光バスの駐停車場の確保 ⑤広域観光の推進 ◎広域観光の充実(周辺市町との連携、各自治体や観光事業者や 民間などが一体となった観光推進) 県 都 の ま ち づ く り ①歴史を実感できるまちづくり ◎まちなかの回遊性の向上(ハード)←歴史資源をつなぐ動線強化 ②民間と一体となったまちづくり ◎県都玄関口への都市機能の充実 ③県都にふさわしい駅周辺の整備 ◎整備事業の着実な完了 (福井駅東口広場の整備、えちぜん鉄道 高架化事業等) ④足羽山や足羽川の自然や眺望を活 かした空間づくり ◎歴史や緑を感じられる空間形成(足羽山・足羽川の活用) 商 工 業 ①商業活性化 ◎商店街や商業施設への支援 ②中小企業の企業力強化 ◎地域の中核企業の支援(基幹産業の振興と基盤強化、福井を支 えてきた繊維関連産業の再生、事業承継の円滑化、人材育成、 雇用増加対応 ) ⇒ 宿泊施設の新改築、建替えへの支援等 ◎中小企業の競争力強化(事業拡大支援、製品の高付加価値化、 イノベーション促進と先端技術への応用、上場企業づくり) ◎創業・起業の促進 ③農商工の連携強化 ◎6次産業化の推進(お土産品等の商品開発促進、農林水産物や 加工品の販路拡大、製品の高付加価値化⇔ブランド化 ) ④企業立地の推進 ◎県外からの企業誘致の促進(関西圏・中京圏に近い優位性を活 かした産業振興、日本海側へ災害時のリスク分散を行う東京圏の 企業誘致) 情 報 発 信 ①観光ニーズを把握した情報発信 ↓ ②ターゲットに合わせた情報発信 ③効果的なシティプロモーション ◎首都圏からの観光誘客 ◎インバウンド強化 ◎シティプロモーションをはじめとする国内外への情報発信の強化 ◎観光地・食・産品等の福井ブランド化とプロモーションの強化 (旬の魚等の食材を活かしたご当地メニューのブランド化) 他 共通 ◎大学との連携推進

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開業に向けた方向性の共有による官民一体となった取組

(1)施策体系と推進体制

北陸新幹線福井開業における課題と対策や民間の意見を反映した下記政策・施策の方向性を 共有することにより、官民一体的となった準備を進めていきます。

北陸新幹線福井開業アクションプラン施策体系と推進体制

基本戦略、重点分野、具体的施策を柱とした福井開業に向けた 民間への支援を含む選択と集中した取組 基本戦略1 新たな人の流れを見据えた観光誘客 重点分野 ①まちなかの賑わいづくり ②おもてなしの向上 ③観光資源の磨き上げ ④交通利便性の向上 ⑤広域観光の推進 基本戦略2 県都にふさわしい魅力と風格あるまちづくり 重点分野 ①歴史を実感できるまちづくり ②民間と一体となったまちづくり ③県都にふさわしい駅周辺の整備 ④足羽山や足羽川の自然や眺望を 活かした空間づくり

基本戦略 3 福井の強みを活かした企業支援 重点分野 ①商業活性化 ②中小企業の企業力強化 ③農商工の連携強化 ④企業立地の推進 基本戦略 4 福井の魅力を伝える戦略的な情報発信 重点分野 ①観光ニーズを把握した情報発信 ②ターゲットに合わせた情報発信 ③効果的なシティプロモーション ◎福井市の取組 効率的・効果的な開業準備となるよ う、各施策を横断した取組みと他自治 体との連携 (主体)福井市、福井県、他自治体 ◎民間事業者の取組 開業後に経済効果を享受できるよう、開 業に向けた着実な準備 (主体)民間企業、観光事業者 交通事業者、農林漁業者、各種団体等 ◎市民・団体の取組 地域に活力と賑わいとを生み出すこと ができるよう、オール市民によるまちづ くりとおもてなしへの取組 (主体)市民、まちづくり団体、実行委員会等 ・本市まちづくりの課題への対応 ・金沢開業後における状況を分析した環境変化への対応 ・開業に向けた民間意見の反映

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(2)具体的な施策内容

県都の玄関口におけるにぎわいの交流拠点であるJR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」 を中心に、まちなかの活性化と魅力づくりを支援するとともに、「ふくい春まつり」などの 大規模イベントを活用した観光誘客など、賑わいと交流を促進していきます。 また、MICE*の誘致や開催を促進するとともに、福井市を訪れた観光客が本市の魅力 を堪能し、長時間楽しんでもらえるよう、福井駅を起点としたまちなかの回遊性を向上す る取組を積極的に推進していきます。 * Meeting(会議)、Incentive travel(奨励・研修旅行)、Convention(大会・学会・国際会議)、 Exhibition/Event(展示会/イベント)の頭文字をとった造語

全国的に人口減少が進展する中、本市人口は、県外、特に大都市圏に対して転出超過の状況 にあり、北陸新幹線福井開業は交流人口拡大の絶好の機会となります。なかでも交流人口拡大 の中核を担う観光には大きな役割が期待されており、開業を見据え、より多くの方が福井市に 訪れるよう、福井の食をはじめとする魅力を活かした観光誘客を積極的に推進します。 ●ハピリンを中心とした賑わいと交流の促進 福井の玄関口のにぎわい交流拠点であるハピリンのハピテラス(屋根付き 広場)やハピリンホール、セーレンプラネット等でイベントを継続的に開催 するとともに、観光物産館「福福館」において福井県内の魅力ある食や土産 品、また産業、文化、自然を紹介し、賑わいと交流を創出します。 さらに、これらの情報を福井の魅力として発信し、観光誘客につなげます。 主体 市 民間事業者 (指定管理者) ○主な取組 ・ハピテラス(屋根付き広場)やセーレンプラネットでの賑わい創出イベントの開催 観光物産館「福福館」での「食」をはじめとする福井の魅力PRによる賑わいの創出 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度

たな人の

れを見据えた

観光誘客

基本戦略

1

重点分野

具体的施策

重点分野① まちなかの賑わいづくり

観光物産館「福福館」での「食」をはじめとする福井の魅力PRによる賑わいの創出 ハピテラス(屋根付き広場)やセーレンプラネットでの賑わい創出イベントの開催 ・国体イベント開催 ・オリンピックイベント開催 ・福井開業イベント開催

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30 ●大規模イベントを活かした観光誘客 福井市のまちなかでの春夏の恒例行事である「ふくい春まつり」「福井フェ ニックスまつり」をはじめ、大規模なイベントの内容を充実させ、まちなか の魅力向上と賑わいを創出し、観光誘客につなげていきます。 主体 市 各種団体 民間事業者 ○主な取組 ・「ふくい春まつり」、「福井フェニックスまつり」の開催 「育都祭」などの中心市街地イベント開催への支援 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 東京オリンピックH32 年度 H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 ふくい春まつり 時代行列 福井フェニックスまつり ハピテラスでのイベント風景 「ふくい春まつり」「福井フェニックスまつり」の開催 ・福井フェニックスまつり国体開催記念イベント開催(H30) ・ふくい春まつり第 35 回記念イベント(H32) 中心市街地イベント開催への支援 ・「育都祭」「福井どまんなか祭」の開催支援

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31 ●食をはじめとしたまちなかの魅力づくりへの支援 福井駅周辺に旬の地場産品を活用した料理が楽しめる「ふくいの食」のエ リアの形成を促進するため、飲食店等の新築及び改築をはじめまちなかの食 の魅力向上につながる取組に対する支援を行います。 また、まちなかの新たな賑わいを創出するため、市民や各種団体が実施す る交流イベントや商店街が連携して実施するイベントを支援し、賑わいの創 出につなげます。 さらに、福井鉄道駅前線の軌道区間に歩行者と路面電車を分離する安全柵 の支柱差込口の埋設を行うことにより、路面電車を走らせながら、賑わいを 生むイベントを開催できるようにします。 主体 市 市民 各種団体 民間事業者 ○主な取組 ・まちなかの食の魅力向上に対する支援 ・民間主体イベントへの支援 ・福井鉄道駅前線の軌道区間への安全柵支柱差込口の埋設 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 まちなかの食の魅力向上に対する支援 民間主体イベントへの支援 ・「育都祭」「福井どまんなか祭」等の開催支援 駅前線鉄道軌道区間への 安全柵支柱差込口の設置

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32 ●ライトアップ等によるまちなか夜間景観の創出 ハピリンでのプロジェクションマッピングをはじめ、足羽山の坂道(愛宕 坂・横坂)の灯の回廊や、足羽川の桜、グリフィス記念館や養浩館庭園のラ イトアップ、福井駅周辺や中央公園の冬のイルミネーションなど、まちなか の観光資源を光や映像で演出し、四季を通じて観光客が楽しい時間を過ごせ るような夜景景観を創出し、夜間の賑わいと滞在時間の延長につなげていき ます。 主体 市 民間事業者 ○主な取組 ・ハピリンでのプロジェクションマッピング ・足羽山、足羽川の桜のライトアップ ・養浩館庭園のライトアップ ・グリフィス記念館や愛宕坂・横坂の灯の回廊 ・中央公園の冬のイルミネーション ・まちなか冬の灯りイベント(巨大クリスマスツリー) ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 グリフィス記念館秋のライトアップ 愛宕坂のライトアップ ハピリン(ハピテラス)でのプロジェクションマッピング 養浩館のライトアップ ライトアップ等による夜間景観創出 (ハピリンでのプロジェクションマッピング、足羽山、足羽川、養浩館庭園、グリフィス記念館、愛宕坂・横坂の灯の回廊、中央公園) まちなか冬の灯りイベントの開催への支援

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33 ●まちなかの回遊性の向上 福井のまちなかにおける市民や観光客の回遊性を高めるため、福井城址周 辺の道路をはじめ、歩行者空間の整備を行います。 また、県外から訪れる方がまちなかを自由に散策できるよう、まちなかレ ンタサイクル「ふくチャリ」を実施し、浜町界隈や足羽山への観光につなげてい きます。 これらに合わせ、案内機能等を取り入れたスマートフォン向けのアプリを 活用した歩く仕掛けづくりを構築するとともに、まちなかの観光資源であ る重要な歴史遺産の解説板を整備し、まち歩きの魅力向上につなげます。 主体 市 各種団体 (福井市まちなかレンタ サイクル運営協議会) ○主な取組 ・歩行者空間の整備 ・まちなかレンタサイクル「ふくチャリ」の実施 ・スマートフォン向けのアプリ等を活用した歩く仕掛けづくり ・歴史解説板の整備 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 ●歴史と文化が感じられる魅力ある「まち歩き」コースの充実 多くの方に福井城址や養浩館庭園、グリフィス記念館、橘曙覧記念文学館、 さらには足羽山へ足を運んでいただくため、福井の歴史と文化、自然が感じ られる魅力的なまち歩きコースの開発やイベントの企画を行い、ガイドブッ クやHP等で積極的に発信していきます。 グリフィス記念館、橘曙覧記念文学館、愛宕坂茶道美術館の連携事業によ り浜町や足羽山への回遊性の向上を図ります。 主体 市 ○主な取組 ・魅力あるまち歩きコースの開発とイベントの企画 ・グリフィス記念館、橘曙覧記念文学館、愛宕坂茶道美術館の3館連携事業の企画 ○主なスケジュール H29 年度 大政奉還 150 周年 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 歩行者空間の整備 レンタサイクル(ふくチャリ)の実施(電動アシスト自転車の入替) スマートフォン向けのアプリ等を活用した歩く仕掛けづくり 歴史解説板整備 魅力あるまち歩きコースの開発及びイベントの企画 ・大政奉還 150 周年関連まちあるきツアー開催 ・ガイドブック、電子ガイド作成 ・幕末明治福井 150 年関連まちあるきツアー開催 3館連携事業の企画 ・大政奉還 150 周年関連企画 ・幕末明治福井 150 年関連企画

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34 ●MICE誘致の推進 経済波及効果が大きいMICEについて主催者のニーズを踏まえ、福井な らではのプログラムを提案していくとともに、海外からのMICE誘致に特 化した誘致制度を設計するなど、福井観光コンベンションビューローと連携 し、誘致や開催の促進に取り組みます。 また、フェニックス・プラザと福井市体育館の一体的な利用によるコンベ ンションの開催に対応していきます。 主体 市 観光コンベンションビューロー 各種団体 ○主な取組 ・福井観光コンベンションビューローへの助成 ・全国城下町シンポジウム福井大会、宇宙技術及び科学の国際シンポジウム開催への支援 ・フェニックス・プラザと福井市体育館の一体的利用によるコンベンションへの対応 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 福井観光コンベンションビューローへの事業助成 ・全国城下町シンポジウム福井大会 ・宇宙技術及び科学の国際シンポジウム フェニックス・プラザと福井市体育館の一体的利用によるコンベンションへの対応

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35 本市を訪れる観光客の方々を「つるつるいっぱいのおもてなし」で温かくお迎えし、「ま た来たい」と思っていただけるよう、観光・交通事業者だけでなく、市民や各種団体とも 連携した、市民総ぐるみの「観光おもてなし市民運動」を推進していきます。 また、県都の玄関口である福井駅を訪れる観光客が、県内の観光情報を容易に入手でき るよう、親切できめ細かな観光案内サービスを提供するとともに、地域で活躍する歴史研 究・愛好グループなどと連携・協力し福井の魅力をしっかりと伝えられる観光ガイドを育 成していきます。 ●観光スポット・歴史・食に関する観光ガイド等の育成 福井を訪れる観光客の方々を温かく迎えるため、観光・交通事業者だけで なく、市民や各種団体とも連携した市民総ぐるみの「観光おもてなし市民運 動」に取り組みます。 また、福井の観光スポットや歴史・食に関する知識とガイド技術を備え、 福井の魅力をしっかりと伝えることができる観光ガイドやボランティアの 育成に取り組みます。 主体 市 市民 各種団体 ○主な取組 ・観光おもてなし市民運動の実施 ・ふくい観光ガイドの育成 ・福井市歴史ボランティアバンク「語り部」の育成と派遣 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度

重点分野② おもてなしの向上

具体的施策 観光おもてなし市民運動の実施 ・福井国体対応強化 ・インバウンド対応強化 ・新幹線福井開業対応強化 ふくい観光ガイドの育成と「語り部」の派遣

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36 ●観光案内所の機能充実 JR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」に隣接する観光案内所において、外 国語対応可能な職員の配置、手荷物配送や交通切符の販売など来街者へきめ 細かなサービスを引き続き提供していきます。 また、新幹線福井開業に合わせ、県や関係機関と協議を図りながら、観光 案内機能のさらなる充実を進めていきます。 主体 市 ○主な取組 ・観光案内所での総合的なサービスの提供 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 ●官民一体となった観光推進のための新たな組織づくり 福井観光コンベンションビューローをはじめとする観光関連団体、観光事 業者、農林水産関係団体など、民間と行政が一体となり、地域の資源を活か しながら、地域の「稼ぐ力」を引き出していくことができる新たな観光推進組 織(DMO*)の構築について研究し、設立を目指します。 *地域の「稼ぐ力」を引き出し、「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、 関係者と協同し観光地域づくりを実現するための戦略策定と戦略実施の調整機能を備えた法人 主体 市 観光コンベンションビューロー 民間事業者 各種団体 ○主な取組 ・福井版DMOの設立 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 ●福井の歴史や食、自然の魅力を体感共有できるイベントの充実 福井を訪れる方が福井の食・歴史・自然を堪能し、その魅力を体感できる 「体験・交流型観光メニュー」を提供するため、市内の事業者から提供できる メニューを掘り起こすとともに、観光ガイドの解説付きツアーや、現地での 体験・交流を含む観光プログラムの充実を図ります。 また、里地里山の魅力を活かした農家民宿や農業体験、カフェの実施など、 体験交流を促進する地域の取組に対する支援を行います。 主体 市 民間事業者 地域団体 ○主な取組 ・体験・交流型観光メニューの掘り起こし ・まち歩き博覧会の開催 ・里地里山地区での農家民宿や農業体験事業への支援 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 福井版DMOの構築 体験・交流メニューの掘り起こしとそのメニューを活用したまち歩き博覧会の開催 ・国体対応 ・まち歩き博覧会の開催 ・オリンピック対応 ・新幹線開業対応 里地里山地区での農家民宿や農業体験事業への支援 観光案内所での総合的なサービス提供

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37 本市ではこれまでまちなかや一乗谷朝倉氏遺跡、越前海岸など本市が誇る観光素材を磨 き上げ、県内外からの誘客促進に取り組んできました。 北陸新幹線福井開業後の新たなひとの流れを見据え、多くの観光客が福井市を訪れるよ う、既存の観光資源をさらに磨き上げるとともに、新たな観光資源の創出に取り組みます。 特に、まちなかで身近に自然に出会える足羽山を観光誘客の重要なゾーンとして魅力向 上を図っていきます。 ●足羽山の魅力を活かした観光誘客 足羽山の快適な道路空間やサインを整備し、回遊しやすい環境づくりを行 います。併せて、足羽山公園遊園地に動物とふれあえる機能を持った全天候 型のふれあい動物舎を整備し、誘客力を高めていきます。 また、自然史博物館に足羽山のビジターセンター機能を新たに整備し、市 民や観光客のニーズに対応した情報提供を行います。 さらに足羽山周辺の既存施設についても利活用の検討を行います。 主体 市 ○主な取組 ・公園施設の整備(ふれあい動物舎・園路・サイン) ・自然史博物館への足羽山ビジターセンター機能の整備 ・周辺既存施設の利活用(水道記念館、青松園) ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度

重点分野③ 観光資源の磨き上げ

具体的施策 足羽山魅力向上計画イメージ図 公園施設の整備(ふれあい動物舎・園路・サイン) ・ふれあい動物舎の建設(~H30) 足羽山ビジターセンターの整備 ・設計 ・工事 ・供用 周辺既存施設の利活用(水道記念館・青松園)

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38 ●歴史を体感できる拠点の魅力向上 養浩館庭園での茶席や「庭カフェ」等の実施、グリフィス記念館での企画展 やイベントなど、来園者が歴史や芸術性に触れる機会を創出するとともに、 中央公園や北の庄城址・柴田公園などの適切な維持管理と景観の改善によ り、歴史を体感できる拠点の魅力向上を図ります。 主体 市 ○主な取組 ・名勝養浩館庭園の魅力向上 ・グリフィス記念館の魅力向上 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 養浩館庭園の魅力向上(茶席、庭カフェ、ライトアップ等の実施) グリフィス記念館の魅力向上(企画展、イベント、ライトアップ等の実施)

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39 ●一乗谷朝倉氏遺跡の魅力向上 100 万人の集客力を有する特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡のブランドイメージ のさらなる向上を図るため、観光イメージアップ素材を活用した営業活動や 一流クリエイターなどで構成する「一乗谷 Discovery Project メンバー」によ るイベントを実施し、本市のイメージアップを図ります。 時代衣装パフォーマンスをはじめ、越前朝倉戦国まつりや万灯夜など、各 種イベントにより遺跡の魅力を高める取組や、着付け体験、バーチャルガイ ド等の歴史を体感できる取組、「一乗谷レストラント」での地元食材を活かし た料理の提供など、観光客の満足度の向上を図ります。 また、朝倉義景が後の将軍足利義昭をもてなした献立をもとに再現した一 乗谷の伝承料理「朝倉膳」の保存・伝承を図ります。 さらに、福井県が平成 33 年度中に開館を目指している一乗谷朝倉氏遺跡 博物館(仮称)整備に協力し、遺跡のさらなる魅力向上や観光客の増加を図 るとともに、みらくる亭を改修し、遺跡周辺での宿泊環境の整備も進めます。 主体 県 市 民間事業者 各種団体 (実行委員会) ○主な取組 一流クリエイターによる観光イメージアップ ・時代衣装パフォーマンスなどの各種イベントの開催 ・伝承料理「朝倉膳」の保存・伝承への支援 ・一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)への協力 ・みらくる亭の大規模改修 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 曲水の宴 戦国まつり 万灯夜 一流クリエイターによる観光イメージアップ ・TV 番組制作 ・旅行商品造成支援 ・福井開業に向けた TV 番組制作、PR イベント等 時代衣装パフォーマンスなど各種イベントの開催 ・国体対応 ・インバウンド対応 ・福井開業イベントの実施 伝承料理「朝倉膳」の保存・伝承への支援 みらくる亭大規模改修 ・基本計画 ・設計 ・改修工事 ・リニューアル

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40 ●越前海岸の魅力向上 一年を通して、越前海岸沿いにある観光施設「鷹巣荘」「越前水仙の里公園」 「ガラガラ山越前水仙の里キャンプ場」等を訪れた観光客が、越前海岸エリア の魅力をさらに体感できるように、観光によるまちづくりに主体的に取り組 む団体の活動を支援するとともに、まちづくりを研究する大学と連携し、体 験メニューや交流イベントを企画・実施し、越前海岸エリアの賑わい・交流 の創出につなげていきます。 また、茱崎漁港では漁業協同組合の対面販売による越前海岸の魅力ある鮮 魚や加工品の直売会イベントの開催を支援し、越前海岸の奇岩や夕陽、越前 水仙などの美しい景観と合わせ、漁村の伝統が息づく豊かな食をブランド化 し、観光誘客につなげていきます。 主体 市 漁業協同組合 各種団体 学生 ○主な取組 ・観光によるまちづくりに主体的に取り組む団体活動への支援 ・大学と連携した越前海岸体験交流事業の企画・実施 ・茱崎漁港での直売会イベントの開催支援 ・ガラガラ山越前水仙の里キャンプ場の魅力向上 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 越前海岸の水仙 越前海岸での体験交流事業 観光によるまちづくりに主体的に取り組む団体活動への支援 大学と連携した越前海岸体験交流事業の企画・実施 茱崎漁港での直売会イベントの開催支援

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41 本市の公共交通状況は、地域鉄道の運行本数は多いものの、路線バスは運行頻度が高く ないルートが多いことや、主要な観光地間を結ぶ定期観光バスがない状況にあります。 交通結節点である福井駅から観光地までの交通利便性を向上させるとともに、団体旅行 客の滞在型観光を促進するため観光バス待機場整備や駐車場の整備に取り組みます。 ●市内観光拠点とのアクセスの強化 市内観光を楽しみたいという観光客のニーズに応えるため、福井駅と観光 地を結ぶ観光周遊バスルートを整備するとともに、路面電車を観光資源とし て捉え、利用促進を図ります。 また、まちなかの歴史を感じられる観光スポットや食、風光明媚な足羽山 などを周遊する「まちなか観光周遊バス」を運行するとともに、一乗谷朝倉特 急バスを通年運行へと増便し、一乗谷朝倉氏遺跡をはじめとする観光地まで のアクセスの向上を図ります。 また、電停改良等により私鉄やバスの利便性の向上を図るとともに、公共 交通機関のダイヤ調整と回遊性を高めるルート設定に取り組みます。 主体 市 民間事業者 (福井鉄道) (えちぜん鉄道) (京福バス) ○主な取組 ・まちなか観光周遊バスの運行 ・一乗谷朝倉特急バス運行(福井駅東~朝倉資料館前~永平寺)の通年運行 ・公共交通機関のダイヤ調整 ・市役所前電停改良 ・田原町駅周辺整備 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度

重点分野④ 交通利便性の向上

具体的施策 福井鉄道ドイツ製車両「レトラム」 田原町駅周辺整備 イメージ図 まちなか観光周遊バスの運行 一乗谷朝倉特急バスの通年運行 公共交通機関のダイヤ調整 市役所前電停改良等 田原町駅周辺整備

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42 ●自由度の高い移動手段の確保 福井駅を拠点として市内外の観光施設を自由に巡ることが出来るよう、観 光タクシーやレンタカーにかかる情報発信を積極的に行うなど、利活用推進 に向け取り組みます。 主体 市 民間事業者 (タクシー業者) (レンタカー業者) ○主な取組 ・観光タクシー・レンタカーにかかる情報発信 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 ●駐車場の確保 福井駅東口周辺の駐車場が飽和状態となっているため、新幹線福井開業時 の駐車場不足を見据え、高架下や周辺民有地を活用した駐車場の確保に努め ていきます。 また、大型観光バスの駐車場所の確保にも努めていきます。 さらに、来街者の利便性向上のため、福井駅周辺の駐車場の各種情報や空 車状況の提供を行うと共に、公共交通機関の利用促進を図ります。 主体 市 民間事業者 ○主な取組 ・福井駅周辺駐車場の情報提供の強化 ・観光バス駐車場所の確保 ・公共交通機関との連携 ・福井駅東口周辺の駐車場の確保 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 観光タクシー・レンタカーにかかる情報発信 観光バス駐車場所の確保 福井駅周辺駐車場の情報提供の強化

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43 福井県には東尋坊、永平寺、福井県立恐竜博物館など、大型観光地が点在しています。 福井市が、県都として県内観光地を繋ぐハブとしての役割を果たすとともに、県内自治 体と連携しながら、福井県全体の誘客増を図ります。 また、姉妹友好都市や集客プロモーションパートナー都市、歴史的に縁ある都市等との 関係を深め、共同でのイベント開催など、観光面での連携を含めた交流の推進と本市の知 名度アップを図ります。 ●周辺地域との連携強化 東尋坊、永平寺、福井県立恐竜博物館など、県内の大型観光地と本市観光 地との連携による相乗効果を引き出し、福井市及び福井県全体の誘客増につ なげるため、周辺自治体との誘客活動に取り組みます。 特に、永平寺町との連携した観光地の魅力向上と観光資源の結びつきを強 化し、広域での観光素材の開発や受入態勢の強化、広域観光ルートの開発や 情報発信に取り組み、誘客と消費拡大を図ります。 主体 市 他自治体 民間事業者 ○主な取組 ・福井・永平寺周遊滞在型観光の推進 ○主なスケジュール H29 年度 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度 ●都市間交流の推進 姉妹友好都市の熊本市、結城市、集客プロモーションパートナー協定を締 結している長野市での観光PRをはじめ、大政奉還 150 周年に向けて、関係 都市と連携した企画展やイベントの実施により、国内外からの誘客を図りま す。 主体 市 他自治体 ○主な取組 ・姉妹友好都市・集客プロモーションパートナー都市への出向宣伝 ・大政奉還記念事業の実施 ○主なスケジュール H29 年度 大政奉還 150 周年 H30 年度 福井国体 H31 年度 H32 年度 東京オリンピック H33 年度 H34 年度 福井開業 H35 年度

重点分野⑤ 広域観光の推進

具体的施策 福井・永平寺周遊滞在型観光の推進 ・観光地視察ツアー ・国体対応受入強化 ・オリンピック対応受入強化 ・新幹線対応受入強化 ・旅行商品開発、販売 姉妹都市・友好都市・集客プロモーションパートナー都市への出向宣伝 ・オリンピック対応強化 ・福井開業対応強化 大政奉還記念 事業の実施

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基本戦略

県都としての魅力を高めるために、福井城址を中心とした、歴史を象徴し、人が集まる空間 や、足羽山・足羽川周辺の自然や歴史・文化等の地域資源を活かし、市民や観光客にとって魅 力的な空間を形成します。 また、福井駅周辺の複合的な都市機能の充実のため、建物の更新時期を捉え、街区の再構築 や連鎖的な再開発、共同建替えの誘導により民間投資の促進を図ります。 さらに、訪れたい、また来たいと思える福井市を実現するため、県都にふさわしい風格を備 えた緑豊かな美しいまち並みを形成します。 中央公園内の石垣等の遺構を活用し、新しい文化を創造する人が集まる緑豊かな空間を 整備します。 また、福井城址と中央公園、養浩館庭園を結ぶ道路の整備により、歴史資源をつなぐ道 路の快適な歩行空間を確保し、来街者や観光客の回遊性を高めます。 ●歴史が感じられる緑豊かな空間づくりと回廊の形成 中央公園と周辺道路について、福井城址との一体性を高めて、歴史が感じ られる、水と緑の多い開放的な公園として再整備を行います。 また、観光客や来訪者が福井駅から福井城址周辺へと回遊できるよう、県 庁線と中央公園を結ぶ市道を整備します。 さらに、福井を訪れる方が、幕末・明治維新の本市の歴史を感じながら回遊 できるよう、養浩館庭園から足羽山愛宕坂までの「歴史資源をつなぐ回廊」* を整備します。 *幕末から明治維新に活躍した福井藩士にまつわる旧跡などの歴史資源と、養浩館庭 園、福井城址、北ノ庄城址、愛宕坂をつなぐ歩行者動線。平成 25 年 3 月に福井県と 福井市が策定した「県都デザイン戦略」に記載。 主体 市 ○主な取組 ・中央公園再整備 ・福井城址周辺整備 ・養浩館庭園から足羽山までの歴史資源をつなぐ歩行者動線の形成

重点分野① 歴史を実感できるまちづくり

県都

にふさわしい

魅力

風格

ある

まちづくり

具体的施策

重点分野

参照

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